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妊娠するには運が必要

妊娠するには運が必要【高齢でも妊娠出来る人がいる理由】

妊娠するには運が必要

 

結婚が晩婚化されるにしたがって、出産年齢も上がってきています。

 

基本的には、年齢が若い方が妊娠しやすいとされていますが、その一方でかなり高齢な方が出産したというニュースを耳にする事もあります。

 

この違いはなんなのでしょうか?

 

色々な違いがあるとは思うのですが、基本的には運が関わってきます。

 

そうなのです。

実は妊娠には運が必要なのです。

 

運って、、自分ではどうする事も出来ない。

と思われる方も多いと思うので、今回は何故妊娠に運が必要なのかを、ご説明していきたいと思います。

 

 

1.妊娠は運に左右される。

 

妊娠機能になんの問題のない夫婦でも、一回で妊娠できるとは限りません。

 

なぜなら、排卵される卵子全てが授精、成長が可能な卵子だとは限らないからです。

 

授精や成長可能な卵子の事を、赤ちゃんになれる卵子と呼ぶ事にします。

 

妊娠はこの赤ちゃんになれる卵子が、卵巣にどの程度残っているかによって、変わってくるのです。

 

 

1-1.妊娠と赤ちゃんになれる卵子

女性は胎児の時に、一生分の卵子が作られます。

 

そして、ある年齢を境に排卵されるようになるのですが、年齢が上がってくると加齢による体の変化が卵子にも影響するようになり、卵子の質が変わってきます。

 

年齢が若い方は赤ちゃんになれる卵子が排卵される可能性が高いので、妊娠しやすいのですが、年齢が上がってくると卵子の質が変化するため、この卵子が排卵される可能性が低くなってしまいます。

 

なので、年齢が上がるに従って、妊娠しにくくなってくるわけです。

 

しかし、年齢が上がったからといって、全ての卵子の質が変化して、赤ちゃんになれる卵子が全く排卵されないかというと、そうでもありません。

 

確率は下がりますが、何回かに一回、何十回に一回は、赤ちゃんになれる卵子が排卵される場合があります。

 

この卵子が排卵された時に、うまく授精出来れば、時折ニュースで耳にするような、高齢妊娠が可能になってくるわけです。

 

しかし、どの卵子がその卵子なのかを見分ける事は難しいのです。

 

なので妊娠には運が必要というわけなのです。

 

正に、神が決断される事とも言える事が出来るのですが、運任せだけにしたくない方へ、もう少し専門的に妊娠には何が必要かを考えていきましょう。

 

 

2.不妊治療は早ければ早い方が良い。

 

年齢と出産にはある一定の法則があります。

 

それは、年齢が若い方が妊娠しやすいという事。

 

例えば、20代の夫婦が不妊治療を行わないでも子供を授かる確率は、90パーセントを超えます。

 

これが30代前半になると、85パーセント。

30代後半になると、70パーセント。

 

40代になるとガクンと下がり、40パーセント程になります。

 

ただ、40代で初めての妊娠という事になると、この数字は更にガクンと下がってきます。

 

 

2-1.一回出産を経験すると、妊娠しやすくなる。

一回、出産を経験すると、年齢を重ねても妊娠しやすくなると言います。

 

なぜかというと、月経と血流にその答えがあります。

 

 

2-1-1.妊娠と月経とエストロゲン

女性は月経が終わり排卵期になると、卵胞からエストロゲンという女性ホルモンを分泌させます。

 

このエストロゲンは肌をツヤツヤにさせる効果があるなど、良い面も多いのですが、子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科系の疾患を引き起こす原因にもなってしまいます。

 

これら婦人科系の疾患は、不妊の原因になる可能性が高いです。

 

妊娠している時は、このエストロゲンの分泌が少なくなる為、婦人科系疾患にかかる確率の減ります。

 

なので、妊娠には有利に働きます。

 

これが、出産すると妊娠しやすくなる原因の1つです。

 

 

2-1-2.妊娠と血流

妊娠すると、子宮まわりの血管が太くなると言われています。

 

出産すると一度は小さくなるのですが、妊娠すると再度太くなります。

 

栄養は子宮まわりの血管が太くなるという事は、妊娠にとても有利です。

 

これが出産を経験した人が妊娠しやすくなる、もう一つの理由になります。

 

 

2-2.年齢が若いと、赤ちゃんになれる卵子が摂れる可能性が高い。

今の不妊治療は進んでいるので、なにか問題が見つかれば対応は可能です。

 

しかし、残念ながら発達した医療力を持ってしても、40代を超えるご夫婦を妊娠させられる確率は低いのが現状です。

 

どんなに人間があれこれ手をつくしても、実際に上手くいくかどうかは、卵子の質が決めているからです。

 

先程ご紹介したように、年齢が若いと赤ちゃんになれる卵子が多く卵巣に存在している可能性が高いので、不妊治療も上手くいく可能性がグンと上がります。

 

子供がなかなか出来ないと感じたら、迷わず不妊クリニックに通う事をおすすめします。

 

 

3.妊娠は運と余力にかかっている。

 

妊娠は運はそのほとんどが、運にかかっています。

 

不妊治療は妊娠する確率を高める事は出来ますが、最終的なところはその人の運と、どの程度妊娠に対して、余力があるかという事にかかっています。

 

ここでいう余力は、『財力』と『体力』です。

 

不妊治療のその殆どが保険外治療の為、治療費が高額になる事もあります。

 

やはりある程度の財力は必要になってくるでしょう。

 

そしてもう一つが、体力です。

 

共働きのご夫婦も多いと思うのですが、クタクタになるまで仕事して、休みは病院。

食事も妊娠に良い食事を心がけていますという方。

 

その努力は素晴らしいのですが、クタクタになるまで仕事をしていたら、妊娠に回せる生命エネルギーが仕事に取られてしまいます。

 

妊娠、出産には体力が要求されます。

余力があってからこそ初めて、妊娠する事が出来るのです。

 

仕事とプライベートのバランスは重要ですよ。

 

 

このように、妊娠出来るかどうかは運にかかっています。

しかし、全てを運任せにするわけにもいきません。

 

不妊クリニックの治療は妊娠する確率を上げる事が出来ます。

妊娠と望むなら、不妊治療は早ければ早い方が良いです。

 

そして、自分の体力エネルギーの配分にも気を配って下さい。

鍼灸で妊活を考えてる方に知っておいて欲しい3つのリスク』に、そのポイントを説明しているので参考にしてみて下さい。

 

運と科学と知識と体力。

全て妊娠には必要なものになります。

 

妊娠でお悩みの方は、参考にしてみて下さい。

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