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男性に不妊の原因があった場合

男性に不妊の原因がある場合に東洋医学ではこう対処します

男性に不妊の原因があった場合

 

男性に不妊の原因があるといったら驚くでしょうか?

 

実は、男性にも不妊の原因はあるのです。

しかも、意外に高い確率で、男性側に不妊の原因が潜んでいます。

 

不妊の原因は、以下のようになっています。

 

  • ・排卵の問題
  • ・卵菅の問題
  • ・男性側の問題

 

そして、男性に不妊の原因がある場合は、次の事を疑います。

 

  • ・精子が造れない
  • ・精子が育たない
  • ・精路に問題がある
  • ・射精機能に問題がある

 

これらを検査して、男性側にどのような問題があるのかを調べていくわけです。

 

これらに原因があり薬や手術で対処できる場合もありますが、それらを行ったからといって確実に妊娠できるとは限りません。

 

それに加えて、女性側の治療も加えるとなると、費用もそれなりにかかってきます。

 

そんな時は、東洋医学の治療を試してみる事もおすすめします。

 

ご自身で行える事も多いですし、効果的な場合も多いです。

 

今回は男性に不妊の原因がある場合の対処法を、ご紹介いたします。

 

 

1.東洋医学で行える不妊対処法

 

東洋医学で解決できそうな男性側の不妊の原因は、次のようになります。

 

  • ・精子の数が少ない
  • ・精子の動きが悪い
  • ・勃起や射精の問題
  • ・疲労やストレス
  • ・肥満や加齢による精力減退

 

 

このような症状がある男性の状態を調べると東洋医学では、「気虚」や「肝鬱」そして「腎虚」と診断される場合が多いです。

 

それぞれの状態に合わせて選穴(効果的なツボを選ぶ事)し、施術を行っていきます。

 

ここで、鍼灸師の腕が試されます。

 

正しいツボを選んで施術を行ったとしても、鍼の角度や方向が違うだけで効果が出てこない場合があるのです。

 

なので、鍼灸院選びは慎重に行っていきたいわけです。

 

 

2.ご自身で行える不妊療法。

 

ご自身で不妊の治療を行う場合は、食生活や生活習慣の改善から行っていきます。

 

太っている方はまず、ダイエットから行って下さい。

 

 

2-1.ダイエット行う意味。

CMで流れているようなdマッチョになる必要はないのですが、肥満は性生活や機能を減退させる大きな原因の1つです。

 

肥満は、質良い睡眠が妨げられる原因になり、疲労にも繋がってしまいます。

 

疲労やストレスは精子の数や運動を悪くさせます。

 

肥満対策には、次の事を心がけて下さい。

 

  1. 1.夜遅くの食事を避ける。
  2. 2.油や甘味を避ける。
  3. 3.お水を飲む回数を増やす。
  4. 4.トレーニングよりも、普段の生活環境をきつくさせる。(階段を使ったり、電車で座らないようにするなど。)
  5. 5.飲み会の後3日は質素な食事にする。
  6. 6.食品添加物をできるだけ避ける。
  7. 7.無理をしない。

 

 

2-2.疲労やストレス発散の方法を見つけよう。

ストレスや疲労は東洋医学でいう「気虚」や「肝鬱」という状態を引き起こします。

 

これらの状態になるとやはり、精子の質や量が悪くなるといわれています。

 

気という概念が上手くイメージしづらいと思うのですが、気がないと人間は動けません。

 

ストレスがたまるとため息をつく方も多いと思うのですが、あれは気が体の中を上手く巡っていない状態と考えることが出来ます。

 

働きすぎや、思い悩みすぎも、この状態になりやすいです。

 

精子も生き物なので、同じように気が必要なのですが、肝心の本人に気が足りていない状態ですと、そちらまで気を分け与える事が出来ないのです。

 

なのでストレス発散の方法を見つけて頂きたいのですが、ストレスが貯まるとたばこを吸う方もいらっしゃいます。

 

これは注意して頂きたいと思います。

 

 

2-2-1.たばこは不妊を招く!?

たばこは体の水分や血液を汚す原因となります。

 

汚れた血液は、精子を十分に成長させなくなってしまいます。

 

極力避けるべきでしょう。

 

 

2-3.加齢による不妊の対処法。

男性は精子を作り続ける事が出来るので、女性ほど顕著ではありませんが、加齢も一つの不妊の原因にはなるでしょう。

 

なぜなら勃起不全を、招いてしまうからです。

 

年を取る事を止める事は出来ないのですが、若いのに生命エネルギーが足りない方もいらっしゃいます。

 

EDと呼ばれる症状なのですが、この場合は東洋医学では「腎虚」を疑う事が多いです。

 

腎虚をご自身で治そうとするには、漢方もおすすめです。

 

実際は漢方医の先生に診て頂きたいのですが、漢方医の先生に聞いたところ、六味丸(ろくみがん)や八味地黄丸(はちみじおうがん)といった漢方が処方される事が多いようです。

情報提供:『OZAWA Acupuncture Clinic

 

 

3.男性不妊も女性不妊も、健康的な生活を心がけて治そう。

 

不妊治療は長期を要し、肉体的もの精神的にも、金銭的にも大変になる事が多いです。

 

数パーセントでも妊娠の確率を上げたいと思ったら、普段の生活を健康的に戻す事から始めてみて下さい。

 

不妊治療も行っているし、健康的な生活も心がけている。

しかし、妊娠に至らないという方は、鍼灸や漢方などの東洋医学を受けてみる事をおすすめします。

 

鍼灸で妊活を考えてる方に知っておいて欲しい3つのリスク』に腕のよい鍼灸師の見分け方をご紹介していますので、併せて参考にしてみて下さい。

 

日々のストレスや、決まった生活習慣を変えるのは難しい事ですが、無理をしないように出来る事から始めてみて下さい。

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鍼灸で妊活したい人へ

鍼灸で妊活を考えてる方に知っておいて欲しい3つのリスク

鍼灸で妊活したい人へ

 

妊娠を望んでいるご夫婦が、不妊治療を受けるという事を聴く機会が、多くなってきた気がします。

 

その原因は、高齢出産や環境ホルモン、ストレスではないかとも言われています。

 

今の不妊治療は昔と比べてかなり進んでいるようで、ひと昔前なら妊娠する事が難しいと考えられていた年齢の方も、妊娠が可能になってきています。

 

しかし、不妊治療は値段が高い事もあり、何回も受ける事が難しく、何回か行ってもご懐妊出来なかった場合、妊娠を諦める方もいらっしゃいます。

 

しかし、そんな方でも鍼灸を受けた場合、妊娠出来たという事例もあります。

 

今回は鍼灸で妊活を助ける場合どんな方法を用いて治療するかを、ご紹介させて頂きたいと思います。

 

 

1.鍼灸は妊活に必要なのか?

 

これは一概には言えません。

 

しかし、僕はある一定の効果はあると思っていますし、実際に鍼灸で妊活に成功したという方にも会った事があります。

 

鍼灸が何故妊活に効果があるのかをまとめてみました。

 

 

1-1.鍼灸が妊活に効果があると思う4つの理由。

  1. 1.腎の機能を助ける事が出来る。
  2. 2.血の異常を改善が可能。
  3. 3.気の働きを高められる。
  4. 4.水分代謝を助ける。

 

これらは鍼灸を行う者にとってとても大事な物になります。

 

しかし、一般の方には理解難しい東洋医学独特の概念になります。

 

今回は妊活と腎、血や気。そして津液(水)がどのように妊娠と関係してくるに限定して、そ働きをご紹介したいと思います。

 

 

1-1-1.妊活と腎

東洋医学では腎には、両親から譲り受けたエネルギーが蓄えられているという考えがあります。

 

この腎に蓄えられたエネルギーを使い、人間は成長していきます。

そしてこのエネルギーが無くなった時に死ぬのです。

 

なので、子供を産む時には、母親にある一定以上のエネルギーが必要になってきます。

でないと、赤ちゃんが成長する為のエネルギーを与える事が出来ないからです。

 

残念な事に、腎のエネルギーは加齢と共に減少していきます。

 

しかし、妊娠可能な年齢にも関わらず、腎のエネルギーが妊娠するエネルギー量よりも減少している場合があります。

 

これを東洋医学では「腎虚」といいます。

 

なにかの原因により、一時的に腎のエネルギーが減り、そのせいで妊娠できなくなってしまっているのであれば、鍼灸により改善可能なのです。

 

 

1-1-2.妊活と血

妊娠にはある一定量の血が必要です。

 

赤ちゃんに栄養を運ぶのも血ですし、子宮に栄養を運ぶもの血になります。

 

妊娠でこの血が問題になる場合は「血虚」と「瘀血」といった状態があります。

 

血虚とは、血が作られていないか、回っていないため、必要な血の量がない状態。

瘀血とは血の滞りがある状態をいいます。

 

これらを治す為に鍼灸でツボに刺激をいれていくわけです。

 

 

1-1-3.妊活と気

東洋医学を理解する上で、気の概念はとても大事になってくるのですが、理解するのが難しいところです。

 

パソコンや携帯でいうところの電波のように、目には見えないが確実にあるものになります。

 

何故か元気が出ないという日を経験したことがあると思うのですが、これは気の異常からくる事が多いです。

 

気の異常には「気虚」や「気滞」などがあります。

 

この気が赤ちゃんにも必要になるので、腎のエネルギー同様に、ある一定以上の気のエネルギーが必要になります。

 

 

1-1-4.妊活と津液(水)

お酒を飲んだ翌日に顔や足は当然のようにむくみます。

 

体が浮腫んでいる状態を東洋医学では「水滞」といいます。

 

東洋医学では、水滞を単なるむくみとは考えておらず、様々な臓器に水分の溜まったために、頭痛や下痢の原因になるとも考えています。

 

 

2.鍼灸で妊活を考える前に知っておいて欲しい3つのリスク。

 

鍼灸院に妊活の為に通おうと考えている方は、鍼灸院で主にどんな事を指導されるかを予め知っておくという事もリスク回避の為に必要な大事だと思います。

 

実際に鍼灸院へ行ったけど、「えっ、これで妊娠するの?」と疑問に思わないようにする為です。

 

 

2-1.まずは、食生活や生活習慣の改善を指導されます。

実は、妊娠の為に最も重要な事は食生活や生活習慣の改善なのです。

 

先程、東洋医学の腎の役割ついてご説明しましたが、妊娠するには普段自分が持っている力以上の力が必要になってきます。

 

しかし、腎の働きを弱めるような食生活や生活習慣を続けていると妊娠する為の力はおろか、自分の生命力まで衰えてしまいます。

 

なので、食生活や生活習慣の乱れを改善するように指導されるのです。

 

これらは、産後に髪の毛抜けてしまう原因にもなるのです。

 

食生活や生活習慣に改善は、わざわざ鍼灸に通院しなくても出来るものです。

 

これを改善だけで妊娠するようになるとは言い切れませんが、他のどんな施術よりも妊娠する確率は上がります。

 

鍼灸院に通院する前に是非、実践してみて下さい。

 

 

2-1-1.どんな事に気を付けたら良いの?

食生活の改善と一言で言っても、何を気を付ければ良いのか分からない。

という方もいらっしゃると思います。

 

気を付けるポイントをまとめてみましたので、参考になさって下さい。

 

【妊活時期の気を付けるポイント】

  • ・過度なダイエットを避ける。
  • ・なるべく多くの食材から栄養を摂取するようにする。
  • ・毎日必要な栄養素は欠かさずにすべて摂取する。
  • ・水は量よりも回数。定期的な水分摂取を心がける。
  • ・コンビニのお弁当や加工食品、食品添加物を避ける。
  • ・塩分摂取に気を付けて、味噌などの発酵食品を食べる。

 

2-2.鍼灸よりも夫婦間でのマッサージが効果的。

この次にご説明しますが、鍼灸で妊活を行う際には腎や血、そして気の働きを改善させるように施術を行います。

 

その際に『経穴』と呼ばれるつぼに鍼を刺していくわけなのですが、実はマッサージでも十分に効果がある場合があります。

 

鍼灸に通うには、ある一定の費用や通院する為の時間が必要になってきます。

 

妊娠率○○%などと評判の鍼灸になれば、予約も取り辛くなりますし、費用もかかってくる事でしょう。

 

でしたら、パートナー同士でマッサージを行う事をおすすめします。

 

ポイントとなるつぼには個人差があります。

 

鍼灸の場合は、気虚や血虚など体質合わせてツボを選んでいかなければなりません。

 

ツボを選び事を専門用語で『選穴』(せんけつ)というのですが、この選穴を間違えると効果がなくなってしまいます。

 

選穴が合っていたとしても、しっかり効かせる事が出来なければ、これも効果がないのです。

 

このように鍼灸施術で妊活を行う鍼灸師には、ある一定以上の技術力が要求されます。

 

しかし、パートナー間でおこなうマッサージは別です。

 

多少間違えていたとしても、腕の悪い鍼灸師の施術よりも、よっぽど効果的です。

 

愛の力かも知れませんが、パートナーのスキンシップにはそれだけの効果があるのです。

 

鍼灸院の鍼灸師の腕が良いと限りません。

 

簡単なやり方ご紹介致しますので、参考してみて下さい。

 

 

2-2-1.パートナー経絡マッサージ

夫婦間で行うとても効果的なマッサージになります。

 

ポイントとなる経絡もあるのですが、あまり深く考えずにマッサージを行ったほうが上手くいくでしょう。

 

リンパを流すように意識して、マッサージを行って下さい。

 

【やり方】

1.脇から手のひらにかけてマッサージをおこなう。

 

2.手の背中側から脇にかけてマッサージを行う。

 

3.太ももの外側から足先にかけてマッサージを行う。

 

4.足先から太ももの内側にかけてマッサージを行う。

 

5.指先や足先の爪のまわりをマッサージする。

 

6.よく歩き、寝る時はちゃんと布団やベッドで寝る。

 

2-3.腕の良い鍼灸師の見分けかた。

鍼灸で妊活を行う場合、重要なポイントは腕の良い鍼灸師を見つけることにあります。

 

腕の良い鍼灸師はどのようにしてみつかるのでしょうか?

 

 

2-3-1.口コミが一つの判断基準。

一つが口コミになります。

出来ればホームページや口コミサイトではなく、実際のお知り合いの方で実鍼灸で妊娠したという経験を持つ方の口コミが良いでしょう。

 

しかし、そういった知り合いが回りにいるとは限りません。

その場合は次の方法を試してみて下さい。

 

 

2-3-2.産婦人科の先生に聞いてみる。

そういった場合は通っている産婦人科の先生に、不妊の鍼灸治療が出来る知り合いがいないか尋ねてみるのも良い方法です。

 

なかには病院内に鍼灸師の先生がいる場合もあります。

 

ただ、すべての産婦人科の先生が不妊の鍼灸治療に理解があるではないので、注意して下さい。

 

 

2-3-3.鍼灸師の先生に聞いてみる。

僕はこの業界が長いので腕のよい先生を知っていますが、そういった先生は紹介の患者さんのみ施術を行っている場合もあり、施術が受けられるのは、運に左右されるかも知れません。

 

このように腕のよい鍼灸師を探しだす事は困難ですし、お住まいの近くで施術が受けられるという事でもないです。

 

ですので、食生活や生活習慣の改善。

そしてパートナーマッサージが効果を発揮するわけです。

 

 

3.無理のない妊娠を目指して。

 

不妊は病気ではありません。

しかし、人によっては病気よりも悩まれてしまう場合もあります。

 

妊娠の確率をあげるには、食生活や生活習慣の改善。

パートナーマッサージや、鍼灸。

 

ご持病のない方は、漢方なども良いでしょう。

 

これまでに不妊治療を受けたけれども妊娠に至らなかった方や、これから妊娠を希望させる方などは、参考にしてみて下さい。

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