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顎関節症にはツボ押し療法

顎関節症にはツボ押し療法!【本当に効くツボはここだ】

顎関節症にはツボ押し療法

 

当院に来院される患者さんのタイプを大きく分けると2つになります。

 

 

1つが、『顔の大きさや歪みなどの外見上の悩み』

 

もう1つが、『顎の痛みや音、そして開けづらいなどの症状に関する悩み』

 

 

どちらも辛いですが、どちらが自分で治しやすいかというと、顎の痛みや音などのいわゆる顎関節症のような症状になります。

 

 

というよりも、むしろ顎関節症になり始めの方や、症状の軽い方は特別な処置を施さなくとも良くなる事も多いです。

 

 

しかし、なにか自分で出来る事はないかと顎やエラの筋肉を押したり引いたり、色々試してみる方も多いと思います。

 

 

確かに、ご自身で治せる場合もあります。

 

 

しかし、ヘタにいじって症状を悪化させる場合もあるのです。

 

 

顎関節症をこじらせてしまうと、後々、治す事が難しくなってしまう事があります。

 

なので、症状の悪化を防ぐ為に正しい処置のやり方を覚えて頂きたいと思います。

 

 

その方法がツボ押し療法。

 

 

正しくツボを押して、顎関節症を治してみましょう。

 

 

1.顎関節症と一言でいっても

 

顎関節症には、症状の軽いものから重いものまであり、症状の訴え方は人それぞれです。

 

 

ツボ押し療法が主に効果を発揮するのは、症状の軽いもの。

 

 

特に、筋肉に原因がある場合に、その効果を発揮します

 

 

症状の軽い、重いの違いは筋肉や軟骨が傷ついているかなどによって変わります。

 

 

なので、症状の重い場合ヘタにいじってしまうと、組織をもっと傷つけてしまう可能性も高いのです。

 

 

もし、口や顎が指2本分よりも開きづらい場合は、専門家にみてもらって下さい。

 

 

2.顎関節に効くツボはここにある。

 

顎関節症に効くツボは、顎関節症のタイプにより使い分けます。

 

 

1つが、顎関節自体に問題がある場合のツボ。

 

 

もう1つが、顎には問題はないが、顎関節に異常を感じる場合。

 

「顎関節に問題がないのに顎関節症になるの?」と疑問に思う方もいるかと思うのですが、実際にあるのです。

 

 

その最たる例が、ストレスや疲労です。

 

ストレスや疲労は顎関節へ影響を及ぼす事が多いです。

 

 

その他には、首こりや肩こりもあります。

 

首こりや肩こりを感じる方は、こりがないか方と比べると、痛みやだるさを感じやすくなっています。

 

 

そういった方は、顎関節の不調も感じやすくなる傾向があります。

 

 

顎関節症の原因に合わせてツボを選んでいくと、症状が軽くなりますので、ご自分がどちらに当てはまるのかチェックしてみて下さい。

 

 

2-1.顎関節自体に問題がある場合のツボ

顎関節の筋肉に問題があり、顎関節症を引き起こしている場合は、顎まわりのツボを押してみて下さい。

 

おすすめのツボはこちらになります。

 

 

  • ・下関(げかん)
  • ・翳風(えいふう)
  • ・和髎(わりょう)
  • ・頬車(きょうしゃ)
  • ・大迎(だいげい)

 

 

 

下関(げかん):頬骨弓の下の凹みにあるツボ。

下関のつぼ

 

 

翳風(えいふう):耳たぶの後ろの凹みにあるツボ。

翳風のつぼ

 

 

和髎(わりょう):頬骨弓の上で耳の前の脈をうっている部分にあるツボ。

和髎のツボ

 

 

頬車(きょうしゃ):耳たぶとエラの角ばっている部分の間の凹みの部分にあるツボ。

頬車のつぼ

 

 

大迎(だいげい):エラの角ばっている部分から少し前の凹みの部分にあるツボ。

大迎のつぼ

 

 

これらのツボを、指の腹を使ってマッサージするように、ほぐしてみて下さい。

 

 

2-1-1.口の中にもあった顎関節症のツボ

口の中のツボにも、顎関節症に効くツボがあります。

 

口の中なので少し押しづらい場所にありますが、ある程度口が開く方なら試してみる価値はあります。

 

 

【やり方】

1.小指を上の歯茎に沿わせながら、口の奥へ入れていきます。

 

2.軽く口を開けると指の先に骨が当たる事が確認できます。

 

3.その少し内側を、口内の粘膜を傷つけないように気を付けながら指の腹でマッサージします。

 

4.両方行って下さい。

 

 

2-2.顎関節には問題がない場合のツボ

顎関節に直接的な問題はないのに、顎に痛みがある。

 

 

そんな時はストレスや疲労。

もしくは、首や肩のこりからくる顎関節症の場合があります。

 

 

こういった場合は、先程のツボに加えて次のツボを押してみて下さい。

 

 

2-2-1.ストレスや疲労に効くツボ

東洋医学ではストレスが溜まって、体の不調を訴える方の原因を「肝鬱」と考える事が多いです。

 

そして、疲労の場合は「気虚」が代表的な原因となります。

 

そんな時は次のツボを押してください。

 

 

  • ・太衝(たいしょう)
  • ・陽陵泉(ようりょうせん)
  • ・風池(ふうち)
  • ・足三里(あしさんり)
  • ・三陰交(さんいんこう)

 

 

 

太衝(たいしょう):足の親指と人差し指の交わる骨の凹み部分。

太衝のつぼ

 

 

陽陵泉(ようりょうせん):すねの外側の骨(腓骨)の出っ張った骨の前下部分。

陽陵泉のつぼ

 

 

風池(ふうち):頭の後ろの骨の出っ張った部分と首の中心の中間。

風池のつぼ

 

 

足三里(あしさんり):膝のお皿の下、すねの出っ張った部分の外側。

足三里のつぼ

 

 

三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしの少し上。

三陰交のつぼ

 

 

 

2-2-2.首こりや肩こりに効くツボ

首こりや肩こりがある方の多くは、自分のツボを自ずと知っている事が多いです。

 

 

つい手が伸びて、マッサージしたくなるポイント。

そのポイントの多くは首コリや肩こりに効くツボである事が多いです。

 

 

なので、それらのツボに加えて次のツボを使ってみて下さい。

 

・外関(がいかん)

 

 

外関(がいかん):手首の背中側の中心から少し上。押すと電気が走る部分のツボ。

外関のつぼ

 

 

 

3.顎関節症にはツボ押しが効く、それでもダメなら専門家と相談してね。

 

軽度な顎関節症にはツボ押し療法が効きます。

 

そしてもう一つおすすめなのが、顎関節のストレッチ。

 

 

顎関節のストレッチを行うと、開きずらかった口が開くようになってきたと感じる方が多いです。

 

 

ご興味のある方は『顎関節症に効くストレッチ【自分でも対処できる、その3つのやり方とは?】』をご覧になって下さい。

 

 

ツボ押しとストレッチを繰り返しても顎関節症が改善しなかった方。

もうご自身で治せる範囲を越しているかもしれません。

 

 

そんな時は、早めに専門家に相談する事をおすすめします。

 

 

なにはともあれ、顎関節の不調は早めに治す事を推奨します。

なぜなら、顎関節の不調は顔の歪みにも繋がってしまうからです。

 

まずは行いやすいツボ押し療法で、上手に対処してみて下さい。

 

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