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肩甲骨とドレスと矯正

肩甲骨を出す事は可能か?筋トレの前の鎖骨矯正がカギを握る。

肩甲骨とドレスと矯正

 

ドレスと綺麗な肩甲骨はセットです。

 

 

結婚式前に来院される患者さんの目的の1つが、肩甲骨を出す事。

 

 

もしそのために、肩甲骨の間に手をいれて肩甲骨を引き出そうとしているのなら、一旦その手を止めてあげて下さい。

 

 

肩甲骨と身体の間に手を入れても、肩甲骨は出てこない事が多いです。

 

 

肩甲骨を出すにはエクササイズが必要になります。

しかし、その前にもっと必要な事があります。

 

 

それが、『鎖骨矯正』。

 

 

これを行うかどうかで、結果が変わってきます。

 

 

では早速、綺麗な肩甲骨の出し方をご紹介していきます。

 

 

 

肩甲骨の働き。

 

肩と肩甲骨の動き

 

肩甲骨は、二の腕と共に動きスポーツや荷物を持つ際に肩甲骨は使われます。

 

 

また、重心をとる事際や歩く時の補助としても肩甲骨は働きます。

 

バランスをとる少年と肩甲骨

 

その他に、美容面でも肩甲骨の位置づけは重要です。

 

 

肩甲骨が外から見て形作っている事は、ドレスを綺麗に着こなす条件になります。

 

ドレスを着た肩甲骨がきれいな背中

 

 

肩甲骨はがしってなに?

 

肩甲骨の矯正のイメージ

 

肩甲骨はがしとは、どういうものなのでしょうか?

 

 

簡単にいうと、身体から肩甲骨を離して肩甲骨を浮きだそうとする施術もしくは、体操の事をいうようです。

 

 

専門的には、肩甲胸郭関節の可動域を拡大する

といった感じになるのでしょうか?

 

 

ここで注意があります。

 

 

肩甲骨を出すために、乱暴な施術。

もしくは、鍼をうけると神経が傷つく事もあります。

 

 

その1つに、翼状肩甲(よくじょうけんこう)というものがあります。

 

 

 

翼状肩甲って何?

病的に肩甲骨が浮いている状態を翼状肩甲(よくじょうけんこう)といいます。

 

 

神経が麻痺して、前鋸筋が使えなくなっている状態を表します。

 

前鋸筋と骨格

 

スポーツ中に過度に神経を伸ばしてしまったり、神経を圧迫する事により神経麻痺が起こり肩甲骨が浮き上がってきます。

 

 

また、確率は低いですが、乱暴な施術をうけると起こる可能性もあるので、施術を受ける際は注意してください。

 

 

 

注意しておきましょう!

実際に肩甲骨を矯正する際は翼状肩甲にならないように注意しながら、肩甲骨を出す施術を行っていきます。

 

 

ですが、肩甲骨はがしだけでは肩甲骨が出ない方がいます。

 

 

何故なのでしょうか?

 

 

 

鎖骨が肩甲骨を出すカギを握る。

 

上から見た肩甲骨と鎖骨の位置

 

肩甲骨と鎖骨は『肩鎖関節(けんさかんせつ)』という肩先にある関節で繋がっています。

 

 

肩甲骨はがしを行っても肩甲骨が出ない方の原因の多くが、『鎖骨』にあります。

 

 

 

鎖骨がどう関わってくるのか?

例えば、鎖骨を固定する筋肉に僧帽筋(そうぼうきん)や胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)があります。

 

僧帽筋上部繊維

 

 

胸鎖乳突筋のイラスト

 

 

これらに力が入ってしまうと、肩甲骨は鎖骨が動かなくなったために、正しい動きが出せなくなります。

 

 

また、肩の筋肉ばかりが大きくなる、鎖骨まわりの代謝は落ちます。

 

鎖骨と肩甲骨内旋

 

加えて、肩甲骨も動きが悪くなるために出てこなくなります。

 

 

なので最初に鎖骨を矯正を行いたいのですが、鎖骨を矯正する為には次の3つの矯正が必要になる事が多いです。

 

 

  1. 1.骨盤の矯正。
  2. 2.肋骨の矯正。
  3. 3.首の矯正。

 

 

鎖骨1つ矯正するにも、体の様々な部分を矯正しなければならないのです。

 

 

 

胸郭と肩甲骨の関係

胸郭の図示

 

 

肩甲骨は、肋骨で囲まれた『胸郭(きょうかく)』というドーム状の骨の上に乗っかっています。

 

 

この胸郭が歪むと、上にある肩甲骨の位置も歪みます。

 

 

なので、肩甲骨を出したい場合。

胸郭部分の歪みは先立って治す必要があります。

 

 

そんな時におすすめな方法が『深呼吸』です。

 

 

 

 

深呼吸で胸郭の傾きを治そう

胸郭の傾きのイメージ

胸郭が歪むと、多くの場合で骨盤から肋骨までに距離が離れます。

 

 

体が傾くのです。

 

 

すると、離れている側の『横隔膜(おうかくまく)』が姿勢を支えて固くなり、呼吸の際に動かなくなってきます。

 

 

【左の肋骨が歪んだ場合】

息を吸う際に、左の横隔膜が沈まなくなる。

胸郭の歪みにおける横隔膜の動きのイメージ

 

 

結果、呼吸が浅くなってしまうのです。

 

 

呼吸が浅い、息苦しい

 

 

そんな時は、深呼吸を試してみて下さい。

 

 

使えなかった横隔膜が使えるようになって、胸郭の歪みが整う事が多いです。

 

 

 

鎖骨・肩甲骨矯正と体操3選。

 

鎖骨の位置を正しくさせるには、矯正を受けて頂く事が一番の近道です。

 

しかし、自分でなんとかしたいという方は次の3つを行ってみて下さい。

 

鎖骨の矯正と肩甲骨の体操を自らやってしまおうという、おすすめな方法です。

 

解剖学や関節運動学などが分からなくても出来るように、シンプルな方法をお伝えします。

 

 

 

鎖骨矯正法

鎖骨の動きを引き出して、鎖骨を動きやすくする方法になります。

 

【やり方】

1.仰向けになり片方の肩を水平に挙げて、肘を直角に曲げる。

 

2.もう片方の指で鎖骨の下を圧迫して、斜め下に引く。

 

3.深呼吸をしながら肩と肘を伸ばしていく。

 

 

肩甲骨誘導法

 
 
 
 
 
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鎖骨が動きやすくなったら肩甲骨が正しい方向に動くように誘導します。

 

【やり方】

1.背中でボールを持つ。

 

2.ボールを両手で押し、肩が上がらないように気を付けながら引き上げる。

 

3.10回×3回行う。

 

 

 

肩甲骨引きだし法。

肩甲骨が出るように、肩甲骨に正しい動きを覚えさせる体操になります。

 

【やり方】

1.壁際に背中がつくように立ち、片方の手の平で壁を押す。

 

2.もう片方腕を真っ直ぐに伸ばす。

 

3.深呼吸を行うと同時に手で壁を強く押し、伸ばした腕を更に前に伸ばす。

 

 

やり方は変わりますが、こちらの体操もおすすめです。

 

 

 

 

肩甲骨を正しい位置に戻したら行う体操

 

肩甲骨と鎖骨を正しい位置に戻したら、肩甲骨と背骨の連動性を良くしていきます。

 

肩甲骨を出す為には背骨がしっかりとしなる事が大事になってきます。

 

またその時に、肩甲骨の位置が必要以上に動かないようにコントロールする事で、肩甲骨まわりの筋肉が活性化され肩甲骨が目立ってきます。

 

こちらの2つの体操を行ってみてください。

 

肩甲骨を目立たせる矯正体操やり方1

 

 

肩甲骨を目立たせる矯正体操やり方2

 

 

今回のまとめ。

 

肩甲骨を出そうと肩甲骨と体間に手をいれて、一生懸命はがそうしていませんか?

 

 

それだけではなかなか肩甲骨は出ません。

何故なら鎖骨の歪みが肩甲骨の位置をずらしているからです。

 

 

肩甲骨を出すなら次の順番で、矯正体操を行って下さい。

 

 

  1. 1.深呼吸
  2. 2.鎖骨
  3. 3.肩甲骨

 

 

この順番で骨格の矯正を行う事が、肩甲骨を出す近道になります。

 

 

肩甲骨をきれいに見せたい方はお試し下さい。

 

 

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