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頭痛 絵

頭痛の原因は食事から?【即効性のある簡単ツボ押し教えます♪】

頭痛 絵

 

最近、頭痛がひどい

 

 

気候の変化で、体調が悪くなる。

 

 

頭が重い感じがして、仕事に集中できない。

 

 

目が疲れると頭痛がする

 

など、

 

 

辛い頭痛を経験されたことのある方も多いと思います。

 

 

今回は、多くの方が経験されたことのある【頭痛】、その中でも、【内臓】からくる頭痛について、説明させて頂きます。

 

 

頭痛とは

頭痛

 

まず、頭痛というのは、頭部に起こった痛みの総称です。

 

 

 

頭痛が起こる原因として、様々なものがありますが、東洋医学と西洋医学で、考え方が大きく変わります。

 

 

 

まず、西洋医学の考え方の方から説明させていただきます。

 

 

頭痛の原因【西洋医学の考え方】

 

くすり

西洋医学では、何かしらの疾患が原因で、頭痛を引き起こしていると考えています。

 

頭痛と関わる疾患として、以下のものが挙げられます。

 

  • ・片頭痛
  • ・筋緊張性頭痛
  • ・脳出血
  • ・緑内障
  • ・眼精疲労
  • ・神経症状や眼疾患
  • ・頭部外傷による頭痛

 

など、様々あります。

 

 

デスクワークの方などは、目が疲れてきて、頭痛が起きたり、首・肩こりがひどくなり、頭痛が起こってしまいます。

 

他にも、気候の変化など、身近なものでも、様々な要因が考えられます。

 

 

緊張性頭痛や片頭痛は、東洋医学の鍼灸治療でも、治す事ができます!

 

 

次に東洋医学から考える【頭痛】の原因を紹介させていただきます。

 

 

頭痛の原因【東洋医学の考え方】

水分

 

東洋医学では、体の中を流れている気・血の状態や、五臓六腑の機能の低下などが、【頭痛】に関わっていると考えています。

 

 

では、東洋医学の観点からみる【頭痛の原因】について説明させていただきます。

 

 

東洋医学ではこう治す!【頭痛の治し方】

 

鍼灸

 

東洋医学で、頭痛は、【脾(ひ)・肝(かん)・腎(じん)】の3つの臓腑と、密接に関わっています。

 

 

この3つの臓腑の機能が、正常に行われていて、バランスが取れていることで、頭痛が、改善されると考えています。

 

 

 

中でも、原因として、多く考えられるのは、【脾(ひ)】の病態です。

 

 

 

今回は、【脾(ひ)】という臓腑が、関係している【頭痛】について、説明させて頂きます。

 

 

 

内臓からくる頭痛の原因【脾(ひ)の病態】

内臓 ブログ

 

それでは、【脾(ひ)】という臓腑について、詳しく説明させて頂きます。

 

 

 

【脾(ひ)】という臓器は、【運化機能(うんかきのう)】というものを行っています。

 

 

【運化機能(うんかいきのう)】は、食べ物の消化・吸収を行っている場所です。

 

 

また、体の働きに必要な気・血を吸収し、全身へ送り出しているのです。

 

 

なので、運化機能の働きで、全身が栄養され、バランスが保たれているのです。

 

 

ですが、何らかの影響で、【脾(ひ)】の機能が低下してしまうと、頭部にも上手く栄養が行かなくなり、その結果、頭痛が起こってしまいます。

 

 

【脾(ひ)】の機能が、低下する原因も様々あります。

 

 

日常生活で多く考えられるのは、バランスの悪い食事と不摂生です!

 

 

例えば、甘いものや、あぶらっこいものの食べ過ぎは体の中に【湿(しつ)】を溜めてしまいます。

揚げ物

 

【湿(しつ)】というものは、重くベタベタしている性質があります。

 

 

 

なので、体の中に湿が溜まってしまうと、気・血の循環にまで、悪影響がでてしまいます。

 

 

また、考えすぎや思い悩むことも【脾(ひ)】を傷つける原因となります。

 

 

食事の不摂生や疲れ・悩みすぎなどが原因で、脾の機能が弱まっている状態の事を、【脾気虚(ひききょ)】といいます。

 

 

 

また、お酒の飲み過ぎや、油っこいもの・甘いものの食べ過ぎなどはで、体の中に湿が溜まっている状態の事を、【脾胃湿熱(ひいしつねつ)】といいます。

 

 

 

【脾気虚(ひききょ)】と【脾胃湿熱(ひいしつねつ)】は、同じ【脾】の病態ですが、治療でつかうツボが、変わってきますので、そちらも説明させて頂きます。

 

 

内臓からくる【頭痛】には、このツボを!【簡単ツボ押し教えます♪】

 

 

まずは、【脾気虚(ひききょ)】と【脾胃湿熱(ひいしつねつ)】の両方の症状に有効な共通穴を紹介させていただきます。

 

 

(1)脾兪(ひゆ)

 

脾兪

 

脾兪(ひゆ)は、ツボの名前の通り、【脾】に直接作用します。脾の運化機能(うんかきのう)が、高まることで、全身への血液循環が改善されます。頭部や頸部にも、血がしっかり巡ることで、頭痛が改善されます。

 

(2)足三里(あしさんり)

 

足三里 ツボ

 

足三里(あしさんり)というツボは、脾胃の機能を高めるツボになります!足にあるツボなので、押しやすく、おすすめです!

 

次に、【脾気虚(ひききょ)】の治療で使用するツボを紹介させていただきます!

 

(3)気海(きかい)

生理痛 気海

 

気海(きかい)は、気の海というくらい気が、集まっている場所です!脾気虚の状態では、全身を巡る、気の量が不足しているので、気海を使用して、気・血の循環を促します。

 

 

(4)壇中(だんちゅう)

壇中

 

壇中も、気を増やすためにとても有効なツボなので、使用します。

 

 

次は、【脾胃湿熱(ひいしつねつ)】の治療で使用するツボを紹介させていただきます。

 

 

(5)豊隆(ほうりゅう)

 

生理痛 豊隆

豊隆は、体の中に溜まってしまっている湿を取り除く作用があります。余分な湿を取り除いて、循環を改善させる為に使用します。

 

 

(6)曲池(きょくち)

曲池 便秘

 

湿が体の中に停滞していると、同時に熱を生んでしまっている場合があるので、体の中の熱を取り除くために使用します。

 

 

 

以上の6つのツボ押しを、是非行ってみて下さい。

 

 

 

まとめ

サラダ

 

今回は、たくさんのかたが、一度は経験されたことのある【頭痛】について説明させて頂きました。

 

 

そのなかでも、【内臓】からくる頭痛です!

 

 

 

なかなか、内臓の不調が原因で頭痛が起こることを、知っている方は少ないと思いますが、食生活を見直すことで、頭痛の改善が出来るのです!

 

 

 

油っこいものや甘い物の食べ過ぎに気を付けたり、お酒の飲み過ぎ・暴飲暴食を控えることなどが、とても大事になります!

 

 

 

また、紹介させて頂いた、ツボ押しを行って頂くことで、【脾】の機能が改善され、全身へ栄養が巡る様になりますので、是非行ってみて下さい!

 

 

内臓の不調を治して、辛いお悩みである【頭痛】を改善させましょう!

 

 

参考にして頂ければ幸いです。

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二日酔のツボの表紙

二日酔いに効くツボ!!【暑い夏、ビールを飲み過ぎる人は必見】

二日酔いに効くツボと酔っ払い

 

 

梅雨が明けると、本格的に暑い夏がやってきます。

 

 

そうなると美味しくなってくるのが、ビールです。

 

 

仕事帰りに枝豆をつまみに1杯・・・最高ですよね。

 

 

しかし、飲み過ぎてしまうと次のアノ辛い症状がやってきます。

 

 

そう二日酔いです。

 

 

ぐったり

 

 

夏に限らず、楽しい飲み会では、ついついお酒も進みがちです。

 

 

そんな時、次の日の二日酔いを少しでも軽くできるようなお話をしていきたいと思います。

 

 

酔いとは

 

 

まずお酒を飲むとなぜ酔うのか?

 

 

お酒を飲むと体がどうなっているのかについて、お話ししていきます。

 

 

アルコールとアセトアルデヒド

実はアルコール自体は、毒ではありません。

 

ですが、脳の中枢を麻痺(まひ)させて『酔い』を引き起こします。

 

 

更に、アルコールが分解される途中で発生する『アルデヒド』という物質が肝臓を傷つけ体にダメージを与えるのです。

 

詳しく説明していきます。

 

 

アルコールを分解させるメカニズム

お酒を飲んだ時のアルコールは、体の外に出さなければなりません。

 

 

まず、お酒に含まれるアルコールは、胃と小腸で吸収されます。

 

 

吸収されたアルコールは、胃と小腸の血管を通り、肝臓に運ばれ分解されます。

 

 

肝臓での分解には2つの工程があります。

 

 

  • ①アルコールをアセトアルデヒドに分解する。
  • ②アセトアルデヒドを酢酸に分解する。

 

 

この過程を経て、汗や尿で体の外へ排出(はいしゅつ)されます。

 

 

体に入ったアルコールは、脳に影響を与え、『酔い』を引き起こします。

 

 

アルコールを分解する際にでる『アセトアルデヒド』は毒性が強く、頭痛や吐き気、倦怠感などを引き起こします。

 

 

このように、肝臓に悪く働きます。

 

 

二日酔い 症状

 

 

まとめると、酔いとはアルコールの脳への影響と、アセトアルデヒドの肝臓への影響が原因です。

 

 

なので、いかにアルコールとアセトアルデヒドを速やかに分解することが、二日酔いの予防やケアになります。

 

 

お酒の強い人と弱い人 ―酵素とアルコール-

 

 

アルコールとアセトアルデヒドは、酵素によって分解されます。

 

 

アルコールを分解する酵素はADHとMEOS 、アセトアルデヒドを分解する酵素はALDH1、ALDH2があります。

 

 

肝臓の酵素

 

 

アルコールを分解するMEOSは鍛えることができます。

 

 

「飲むと強くなる」と言われるのは、MEOSが鍛えられたためと言えます。

 

 

またALDH1はアセトアルデヒドが沢山ある時に、ALDH2は少ない時に働きます。

 

 

お酒が弱い人はALDH2が少ないか存在しないため、アセトアルデヒドが体に溜まりやすく、酔いやすい体質となります。

 

 

酔いつぶれ

 

 

東洋医学での二日酔い

 

 

ここからは東洋医学での考え方を説明していきます。

 

 

西洋医学では、お酒を分解させる臓器は『肝臓』と説明しました。

 

 

その一方で東洋医学において、お酒を分解するには、『脾』や『胃』が関係しています。

 

 

なぜ、このような違いが出てくるのかというと、西洋医学と東洋医学では病気に対する考え方が違うからです。

 

 

東洋医学では、脾は消化や代謝の役割を担っています。

 

 

飲んだ水分を身体の潤いである『津液(しんえき)』に作り変えてくれます。

 

 

しかしたくさん飲むと、脾の働きが悪くなって余分な水分が溜まっていきます。

 

 

余分な水分を湿とよび、むくみや重ダルさが出てきます。

 

 

消化や代謝に疲れた脾の不調は、胃にも影響を与えます。

 

 

胃

 

 

胃は食べた物を受け取り消化して、小腸に降ろす役割があります。

 

 

しかし不調になると、食べたものを小腸に降ろせません。

 

 

それにより、消化不良を起こし吐いてしまいます。

 

 

また東洋医学では、お酒は湿熱(しつねつ)になるといいます。

 

 

湿熱とは、湿気と熱気を含んだ水分の事を表します。

 

 

つまりお酒を飲むと、体の中で湿気と熱気に分かれるということです。

 

 

湿気は、余分な水分として溜まっていきます。

 

 

熱気は、温かい空気なので上に昇る性質があります。

 

 

熱

 

 

身体の中の熱が上に昇っていくと、頭や顔に溜まります。

 

 

 

それにより頭痛や赤ら顔になります。

 

 

 

二日酔いの対処法

 

 

こころからは二日酔いの対処法についてお話ししていきます。

 

 

二日酔いに効く飲み物

 

 

飲み会

 

 

飲み会の前には、二日酔いや悪酔いを予防するため色々飲まれる方もいるでしょう。

 

 

ウコンや肝臓水解物(ヘパリーゼ)などがありますが、そういったものでなくても、飲んでいる間にお水を飲んで頂くだけでも十分効果的です。

 

 

先程、アルコールやアセトアルデヒドが原因というお話をさせて頂きました。

 

 

アルコールは分解するのに水分を使い、さらにアルコール自身に利尿作用があります。

 

 

またアセトアルデヒドは吐き気を起こさせます。

 

 

つまり酔っている間は、常に水が必要で、脱水になりやすい状態なっています。

 

 

脱水状態になると、二日酔いに拍車をかけます。

 

 

脱水予防のために、飲んでいる合間に水分摂取も重要です。

 

 

また吐いてしまったイオンバランスを補うために、スポーツドリンクを飲むのも効果的です。

 

 

ドリンク

 

 

ちなみに昔から言われてきた「迎い酒」はあまりよいものではなく、逆効果なのでおススメできません。

 

 

漢方薬とツボの二日酔い治療

 

 

東洋医学ではどう対応するのでしょうか。

 

 

東洋医学では「医食同源(いしょくどうげん)」という言葉があります。

 

 

薬も食事も口に入るものとして、元々同じものだという「薬膳料理」の考え方です。

 

 

今でいう「食育」に似ていますね。

 

 

お酒のおつまみに出るキュウリなどの瓜類や枝豆は湿熱を取る働きがあり、実は二日酔いには効果がある理にかなった食材です。

 

 

枝豆

 

 

おつまみで予防してもついつい飲みすぎてしまうことはあります。

 

 

そんなときには、漢方薬やツボで対応できます。

 

 

基本的には体質に合わせて処方しますが、二日酔いに有効な漢方薬として3つ挙げます。

 

 

  • ・五苓散(ごれいさん)
  • ・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
  • ・半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

 

 

漢方薬

 

 

東洋医学で二日酔いに関係するのがお酒による「湿気」と「熱気」、消化と代謝に関係する「脾臓と胃」でした。

 

 

これらの漢方薬はそれらに効いてくれます。

 

 

五苓散は、水分を代謝させて余分な湿気を取り除く漢方薬です。

 

 

二日酔いで喉が渇き、むくみや下痢するタイプの人に有効です。

 

 

飲んでいてほてったり、すぐ顔が赤くなるタイプの人には黄連解毒湯を用います。

 

 

熱を取る漢方薬でのぼせやすい人に使われます。

 

 

また二日酔いの時、お腹が張ったり、みぞおちがつかえ、食欲がないときなどお腹に来る人は半夏瀉心湯が効きます。

 

 

そして、ツボによる予防・対処法もあります。

 

 

有効なツボとして内関、豊隆、陰陵泉、中脘 足三里、などがあります。

 

 

二日酔い ツボ

 

 

内関は胃の気の流れを下に降ろすツボです。

 

 

吐き気止めとして有名です。

 

 

豊隆、陰陵泉は脾や胃の経絡にあるツボです。

 

 

水分代謝を促すとされています。

 

 

お腹の症状がある時は、中脘、足三里が有効です。

 

 

 

まとめ

 

 

二日酔いは、アルコールとアセトアルデヒドによって起こります。

 

 

アルコールに強い弱いは体質によるもので、飲んで強くなることもありますが、無理をせずに対策を立てる方が有効です。

 

 

漢方薬やツボなどの対策はもちろん、飲んでいる時もおつまみや水分摂取、飲むペースなど気を付けることが大切です。

 

 

どうしても飲まなきゃいけない時は、是非参考にしてください。

 

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頭痛といっても1つじゃない!タイプ別の慢性頭痛と東洋医学の慢性頭痛

頭痛といっても1つじゃない!タイプ別の東洋医学の慢性頭痛

頭痛といっても1つじゃない!タイプ別の慢性頭痛と東洋医学の慢性頭痛

 

みなさんは、片頭痛はお持ちですか。

 

日本人では、1000万人以上の人が頭痛持ちで、女性に多いという統計結果がでています。

 

「頭痛なんて」っていう方もいますが、頭痛持ちの方からかなり深刻な問題です。

 

 

今回は頭痛の種類と薬、また東洋医学的な考え方についてお話していきます。

 

 

頭痛の種類

 

 頭痛には、大きく分けて3つ種類あります。

 

  • ・緊張性頭痛
  • ・片頭痛
  • ・群発性頭痛

 

 また今回は、なんらかの病気の症状として起こる頭痛(脳出血、脳腫瘍など)は除いて考えています。

 

緊張性頭痛

日本人に最も多いとされ、頭全体や後頭部がぎゅーっと締め付けられるように痛みます。

 

首や肩周囲の筋肉の緊張によって、乳酸などの老廃物が貯まり、これらが発痛物質となり頭痛が引き起こされます。

 

 

筋肉の緊張が原因であるので、ストレッチなどで筋肉を動かしたり、入浴で肩や首を温めると楽になるなどが有効です。

 

 

片頭痛

女性に多く、片側のこめかみから目のあたりにかけてズキズキと脈を打つように痛みます。

 

 

また片頭痛の代表的な前兆として、目の前にチカチカ・キラキラするといった症状 (これを閃輝暗点という)があり、15~30分ほど起こってそのあと頭痛が始まります。

 

 

原因は解明されていませんが、頭の中の血管が広がって神経を圧迫して起こると言われ、その血管が広がる原因として、セロトニン説と三叉神経血管説があります。

 

  • ・セロトニン説

ストレスなど何らかの刺激により、血小板から大量のセロトニンが分泌されます。

 

大量のセロトニンにより一時的に血管が収縮して、この時に前兆症状が起きます。

 

その後、セロトニンが分解されると、血管が拡張していき神経を刺激し痛みを引き起こすというものです。

 

 

  • ・三叉神経血管説

顔の神経である三叉神経がストレスなどの刺激を受けると神経ペプチドという発痛物質を放出し、血管を広げて炎症を起こします。

 

この炎症による痛みと、広がった血管が周囲の神経を刺激して痛みを引き起こすというものです。

 

どちらの説でも血管が広がって頭痛を引き起こすため、対処法は患部を冷やすとよいと言われています。

 

 

群発性頭痛

他の頭痛に比べすくないですが、男性に多く、1~2ヵ月に集中して現れ、片側の眼の奥や周りから側頭部にかけて「眼がえぐられる様な」と表現される程の激しい頭痛です。

 

 

原因ははっきりしていませんが、目の後ろにある動脈の炎症を起こし、周囲の神経を刺激するとことが原因と言われています。

 

 

タバコやアルコールで誘発されることが多いので、群発期間中は控えるようにしましょう。

 

 

頭痛の治療法

 

ここからは、先ほど挙げた頭痛について、薬での治療法と鍼灸の治療法をお話していきます。

 

 

頭痛の薬

緊張性頭痛の場合は、痛みを抑えるNSAIDS(非ステロイド系消炎鎮痛剤)が主体となっています。よく聞かれるロキソニンやバファリンがこれに当たります。

 

 

また頭痛で処方される筋弛緩薬は、筋緊張を改善するという意味では根本治療としての薬ともいえます。

 

 

片頭痛では、頭痛発作を抑える薬と痛みの再発を抑える予防薬の二種類があります。

 

 

またNSAIDSも血管から出た炎症性物質を抑える点で有効です。

 

 

群発性頭痛では、糖尿病の患者さんのような自己注射の薬が即効性があるとされています。

 

 

また保険適応外になりますが、点鼻薬もあります。

 

 

 

頭痛の鍼灸治療

さて、次に鍼灸治療では、どうなっているのでしょうか?

 

 

筋緊張性頭痛では、首肩周りの筋肉の緊張を取るために施術していきます。

 

 

ツボでいうと、天柱(てんちゅう)・風池(ふうち)・完骨(かんこつ)・肩井(けんせい)などが挙げられます。

背中のツボ

 

三叉神経痛における鍼灸治療では、三叉神経の領域に鍼灸をしていきます。

 

 

ツボでいうと、頷厭(がんえん)・懸顱(けんろ)・頭維(ずい)・太陽 などです。

側頭部のツボ

 

群発頭痛でも、筋緊張性頭痛のような頸部周りのツボを用いることが多いようです。

 

 

 

東洋医学的な頭痛の考え方

 

まず大きく2つ分けられ、外邪を受けて起きる外因性というものと、気・血・津液の不足、もしくは滞りにより起こるもの内因性というものがあります。

 

 

外因性のものは感冒によるものが多いため、今回は省略いたします。

 

 

 

内因性頭痛

東洋医学では体内には気血津液が全身を巡って健康を保っています。

 

内因性の頭痛では、この気血津液の不足や流れの滞りが病を引き起こすと考えられ、以下の4つがあります。

 

 

  1. 1.肝気鬱結
  2. 2.痰湿
  3. 3.血虚
  4. 4.血瘀

 

 

 

肝気鬱結

肝気鬱結では、怒りによるイライラで気が滞り、頭痛を起こすものです。

 

 

片側のコメカミや頭頂部が痛み、眩暈伴うこともあります。

 

 

東洋医学では肝は気の流れを司っていますが、この作用は怒りの感情で不調を起こします。

 

 

肝気鬱結では、気を巡らせる太衝などのツボを使います。

 

 

 

痰湿

痰湿では、甘い物や脂濃い物の過食で痰湿という物質ができます。

 

 

これが頭の経絡を滞らせて頭痛を起こります。

 

 

頭の重怠さやぼんやり感が主とする頭痛で、天候が悪い時に悪化するものです。

 

 

痰湿では、津液の流れを良くする豊隆などを用います。

 

 

 

血虚

血虚では、血の不足により脳髄が栄養できなくなり頭痛を起こします。

 

 

頭がクラクラして痛みが、痛みが長く続く。

 

 

血虚では血を補うツボである血海などを用います。

 

 

血瘀

瘀血では、長い病気や外傷などにより、瘀血ができ頭部の経絡に阻滞して起こる頭痛です。

 

 

いつも決まった所が刺すように痛くなる頭痛です。

 

 

血瘀では、血の流れを良くする三陰交などを用います。

 

足のツボ

 

 また部位によって、前頭部は陽明頭痛、頭頂部は厥陰頭痛、側頭部は少陽頭痛、後頭部は太陽頭痛に分けられ、痛む場所付近のツボを加えることもあります。

 

 

前頭痛は陽白・上星、頭頂痛は百会・前頂、側頭痛は率谷や太陽、後頭痛は天柱・後頂を使います。

 

頭の部位部位別 ツボ

 

筋緊張性頭痛では、温罨法やストレッチ、マッサージをおススメします!

 

筋緊張性頭痛では、筋肉の緊張によるものなので、自宅でのケアでも十分に対処できます。

 

 

周囲の筋肉を緩めるように、首肩を温めたり、先ほどのツボ押しなどが有効です。

 

 

頭痛でお困りの方は、参考にしてみて下さい。

 

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