Tag Archives: 肋骨の出っ張り

肋骨を絞めるには寝方にこだわれ!【簡単寝るだけ矯正法】

寝るだけ肋骨矯正法

 

 

肋骨を絞めると、体に良い影響があります。

 

 

肋骨が締まる事によるメリット

 

  • ・腰痛予防
  • ・姿勢改善
  • ・ウエストが細くなる
  • ・呼吸が楽になる
  • ・胃や腸の動きが良くなる

 

 

なんといっても、ダイエット効果は肋骨を絞める上で、最大のメリットの1つになるでしょう。

 

 

 

肋骨を絞めると何故、ダイエットに効果があるのかというと、

 

 

肋骨が締まると痩せやすくなる理由

 

  • ・横隔膜が正しく動くようになり、胃腸を動かしてくれる。
  • ・肋骨の位置が治る事によって、お腹の出っ張りがなくなる。

 

 

などが挙げられます。

 

 

胃腸はそれ自体、蠕動(ぜんどう)運動をいう動きで胃や腸内に溜まった食べ物を便として運ぶ力はあります。

 

 

正常な胃の動きのイメージ

 

 

しかし、横隔膜や腹筋が内臓を外から動かす事によって、その働きを良くする事が出来るのです。

 

 

また、痩せているのに、お腹がぽっこり見える方がいらっしゃいます。

 

 

このような方は、肋骨が広がった為にお腹が出て見えている可能性が高いです。

 

 

肋骨が開くとお腹が出る

 

 

では、肋骨を絞めるには、どのような方法があるのでしょうか?

 

 

主には、次の2つの方法が有効になります。

 

 

  • ・整体、骨格矯正
  • ・肋骨を絞める体操

 

 

これらについては、『肋骨からのダイエットが効果的【痩せてもお腹が出てる理由】』で紹介していますが、実はこの方法以外にも肋骨を絞める方法があるのです。

 

 

それが、こちら。

 

 

『寝るだけ簡単矯正法』

 

 

肋骨の歪んでいる部分にタオルやボールを置き、その上に寝て深呼吸を行うというもの。

 

 

整体では、肋骨歪んでいる部分を指圧して治す事が多いのですが、指圧ではなく、体重を利用して治してしまおう。

 

 

といった矯正方法になります。

 

 

それでは、そのやり方を学んでいきましょう。

 

 

 

肋骨を絞める前に肋骨について知ろう。

 

肋骨の画像

 

 

まずは、肋骨について学んでいきましょう。

 

 

肋骨は左右で12対の半円状の骨で、軟骨を介して背骨と胸の前にある胸骨を結び、胴体部分を固定している骨になります。

 

 

内臓を外部の衝撃などから守る働きや、呼吸の際に横隔膜と一緒に大きく広がり、酸素の入れ替えの際にも役立っています。

 

 

姿勢面での肋骨の役割は大きく、猫背に代表される不良姿勢のほとんどは、この肋骨のゆがみが関係しています。

 

顎前首猫背のイメージ

 

 

 

姿勢面での肋骨の役割

正しい姿勢と肋骨の関係性

 

 

肋骨が長方形を保持する事によって、姿勢を真っ直ぐに保つ事が出来るようになります。

 

 

しかし、この長方形。

人によって若干の個体差があります。

 

 

例えば、肋骨は背骨から斜め下についている事が、一般的です。

 

 

しかし、人よっては角度が急な方がいます。

 

 

その一方で、角度が鈍角で水平方向に近いつき方をしている方もいます。

 

 

肋骨の角度が急な方は、胴体部分が華奢(きゃしゃ)な方が多く、肋骨の角度が鈍角な方は、がっしりした印象が強くなります。

 

 

そして、この肋骨部分、胴体の部分を『胸郭』と呼びます。

 

胸郭の図示

 

 

この胸郭の中に、様々な内臓があるのですが、それこそが肋骨歪みの原因となるのです。

 

 

 

浅い呼吸が体を歪める!?

肝臓と心臓と横隔膜の位置

 

 

骨格は左右に同じ形をしている事が多いのですが、それに比べて、内臓の位置は左右非対称です。

 

 

心臓は若干左に片寄っていますし、肝臓や膵臓などは片側にしか存在しません。

 

 

内臓の位置の左右差は、横隔膜の形を歪め機能低下の原因となります。

 

 

 

良い姿勢を保つ為に欠かせない事の1つに、横隔膜の機能の正常化というものがあります。

 

 

冒頭で伝えたように、肋骨は横隔膜と一緒に動く事により、肺を動かし酸素の入れ換えを達成させます。

 

 

横隔膜の収縮と呼吸

 

 

上の画像の赤い部分が、横隔膜です。

 

 

横隔膜は息を吐く時に、縮んで肺を押し上げます。

息を吐く時の肋骨と横隔膜の動き

 

 

そして、緩んだ際に肺が広がって空気が入ります。

息を吸う時の肋骨と横隔膜の動き

 

 

これが、横隔膜の正常な働きです。

 

 

しかし、体にストレスがかかると、この正常な働きが行えなくなってきます。

 

 

ストレスを感じる女性

 

 

自律神経が横隔膜を緊張させ、固くなり動かなくなってしまうのです。

 

 

この状態で、片側に重心をかけて座る事が癖になっていると、くびれ部分に負担がかかり、呼吸の際に片側の肋骨が動かなくなってしまいます。

 

 

そして、呼吸の筋肉であるはずの横隔膜が、姿勢を保つ筋肉へと変わってしまうのです。

 

 

片側の横隔膜のみ姿勢を保つ筋肉へと変わる事も影響して、体が片方に捻じられていきます。

 

 

肋骨が歪んでいる絵のイメージ

 

 

この状態を『姿勢の歪んでいるという状態』と表現します。

 

 

 

内臓と姿勢について

 

先程の簡単に説明しましたが、重要な部分になるのでここで改めて、どのように内臓が姿勢に関わってくるにかという事を、説明していきます。

 

 

横隔膜は通常、上に盛り上がったドーム状の形になっています。

 

 

骨格と横隔膜の図示

 

 

呼吸時に、横隔膜が緩み、胸郭が広がり肺が引っ張られる事によって、酸素を体に取り込む事が出来る事は、先程ご紹介した通りです。

 

 

ここで、問題になってくることが内臓の位置です。

 

 

 

内臓と横隔膜の関係性

横隔膜の左右差

 

横隔膜の下には肝臓があるのですが、肝臓は右側にしか存在しません。

 

 

なので、右側の横隔膜は肝臓により、常時持ち上げること出来るのです。

 

 

しかし左側の横隔膜は、適切に緩んで持ち上がらなければなりません。

 

 

加えて、左に位置している心臓が上から、横隔膜を押し下げます。

 

 

肺の大きなも左右で違いますし、横隔膜自体も左側が薄く作られています。

 

 

これらが、横隔膜を捻じらせる原因となります。

 

 

 

ストレスや悪い座り方が横隔膜や姿勢を歪める

猫背気味で座る女性

 

ここで、ストレスが横隔膜にかかってくると、横隔膜が固くなり、ドーム状に保つ事が難しくなります。

 

 

そして更に、座り方が片寄っていると更に横隔膜に負担をかけ、呼吸筋としての力がなくなってきてしまうのです。

 

 

それだけではなく、横隔膜が歪みを補正しようと、呼吸の為の筋肉だった横隔膜が、姿勢を保つ筋肉へと変貌を遂げてきてしまいます。

 

 

僕が矯正を行う時には、必ず肋骨の歪みや呼吸の仕方を診ます。

 

 

更に、座り仕事の方は、座った際に骨盤のどの部分に重心がかかりやすいのか。

 

 

後ろから見た座り方の悪い女性の姿勢

 

 

立ち仕事が多い方は、歩き方や立っている時の重心のかかりやすい部分を、確認します。

 

 

スマホと鞄とコーヒーと左足

 

 

これらのどこに歪みが生じているかによって、矯正の順番を変えます。

 

 

詳しい内容は『顔の曲がってる人の原因は顎と肋骨の歪み!?【小顔矯正便り】』で説明していますが、肋骨の歪みは顔の歪みを引き起こす原因の1つです。

 

 

肋骨を締めたい方。

皆さんの顔は歪んでいませんか?

 

顔の歪みがある女性のイメージ画像

 

 

 

寝るだけ肋骨矯正法の実際

 

では、実際に肋骨を絞める肋骨矯正を、行っていきましょう。

 

 

テニスボールや、丸めたタオルをご用意下さい。

 

 

今回のポイントは、どこの部分の肋骨を圧迫すれば良いのか。

 

そして、それに付随する背骨の矯正も、同時に行っていきましょう。

 

 

 

肋骨を押す場所

肋骨の歪みやすい部分は、左のくびれに近い肋骨。

 

そして、胸の骨である胸骨。

 

最後に腰骨。

 

 

この3つを矯正していきましょう。

 

 

 

下部肋骨矯正法

くびれに近い部分の肋骨の事を、下部肋骨といいます。

 

 

左側の下部肋骨が外旋し、姿勢を歪めている方が多いです。

 

 

まずはうつ伏せになり、以下の整体を行ってみて下さい。

 

【やり方】

1.息を大きく吸った状態でうつ伏せになり、テニスボールや大きめのタオルを左の下部肋骨当てる。

 

2.ボール部分体重をかけ、息を吐く。

 

3.息を吐き終わったら、ボール一旦抜き、再度息を吸う。

 

4.一連の動作を3回、3セット行う。

 

 

 

胸骨矯正法

胸骨は前傾(ぜんけい)、後傾(こうけい)。

そして、左右に歪みます。

 

 

左右に歪んだ胸骨は、肩の高さの左右差の原因にもなります。

 

 

胸骨は右の胸の筋肉の影響で、右に歪みやすいです。

 

今回は、右に歪んだ胸骨を矯正していきましょう。

 

 

【やり方】

1.うつ伏せに寝て、右肩を上げる。

 

2.右に鎖骨の下、胸の付け根にテニスボールを置く。

 

3.ボールに体重をかけながら、深呼吸を3回行う。

 

4.一連の動作を3セット繰り返す。

 

 

 

3-1-3.腰骨矯正法

最後に腰骨を矯正しましょう。

 

腰骨は過度に反る傾向が強いので、反り腰の改善を行います。

 

【やり方】

1.仰向けに寝て、膝と股関節を90度に曲げ、ふくらはぎが床と水平になるように、足を椅子などで休める。

 

2.腰と骨盤を床から持ち上げる。

 

3.胸とお腹に空気をいれるイメージで、大きく深呼吸を行う。

 

4.息を吐く際に手で肋骨を軽く圧迫し、肋骨の調整を行う。

 

5.一連を3回、3セット行う。

 

 

整体での肋骨矯正の実際

 

寝るだけ肋骨矯正法は、簡単に肋骨の歪みが整うセルフ矯正体操です。

 

 

ですが、症状が進んであまりにひどくなっていると、治るまでに時間がかかってしまう事もあります。

 

 

そんな時は、整体で肋骨矯正を受け肋骨の位置を元通りに治した後に、再度肋骨のセルフ矯正体操を行うと効果的に行えます。

 

 

整体で肋骨の矯正を行う場合は、次のポイントを矯正する事が多いです。

 

 

  • ・骨盤の歪み
  • ・股関節の歪み
  • ・肋骨の歪み
  • ・首の歪み
  • ・肩甲骨の歪み

 

 

骨盤の歪み

骨盤の歪みは主に、3種類あります。

 

 

  • ・前傾(ぜんけい)/後傾(こいけい)
  • ・前方移動(ぜんぽういどう)/後方移動(こうほういどう)
  • ・内転(ないてん)/外転(がいてん)

 

 

 

例えば、左の骨盤が前傾し前方移動の歪みを呈して、右の骨盤が後傾して後方移動したとします。

 

左寛骨前側回旋

 

すると、仙骨を中心に、骨盤全体が右に捻られるように歪みます。

 

骨盤右傾斜

 

この状態が続くと、股関節の歪みへと症状が進みます。

 

 

股関節の歪み

骨盤が右に向く事により、体全体の力のベクトルは右に向かう事になります。

 

 

すると、真っ直ぐ歩けなくなってしまいます。

 

歩行右曲がり

 

これでは問題なので、股関節を外側に捻って、体重を前側に移動し動くようになります。

左股関節を外旋させる

この状態が続くと、股関節の捻りを固定化させれ、太ももの外側の筋肉が発達してきます。

 

股関節と筋肉

 

タイトなパンツを穿く際に、太ももでつっかえてしまうといった原因が、骨盤と股関節の歪みからくる太ももの筋肉の肥大化が原因である事が多いです。

 

 

 

胸椎の歪み

胸椎の歪み

 

 

肋骨を締めたいので、もちろん肋骨の歪みは矯正していくのですが、胸椎の歪みの改善も行っていきます。

 

 

骨盤が捻れると股関節を捻ってバランスをとるのですが、同じくように胸椎を捻る事でバランスをとっていく事が多いです。

 

 

また、腰椎から胸椎を横から見た際、適度に曲がっていなければいけないのですが、胸椎や腰椎が歪んでいる方は、このカーブが正しく描かれていない事もあります。

 

 

背骨のカーブ

 

 

この状態から筋力が落ちてしまうと、腰が曲がった老人のようになってしまうので、注意が必要です。

腰を曲げた老人

 

 

 

 

肋骨の歪み

肋骨の歪みの主な原因は、肋骨が歪む事による横隔膜の機能不全にあります。

 

とご紹介しましたが、この状態で何がいけないのかというと、くびれ部分の筋肉が固くなってくることです。

 

 

肋骨が開いた側のくびれ部分に筋肉は、体重を支える為に過剰に固くなります。

左腹壁の矢印

呼吸を調節するはずの横隔膜が、姿勢を支える筋肉へと働きを変えるのです。

 

 

そして、筋肉が固まります。

 

肋骨内外旋と呼吸

 

肋骨が広がった側は、息を吸いやすくはなりますが、吐く事が出来なくなります。

 

 

肋骨が閉じたら側は反対に、胸腔(きょうくう)に空気を取り込みづらくさせます。

 

 

また、なるべく沢山空気を取り込む為に、腰を過度に反る方も多くいます。

 

 

肋骨を締める最も大事なポイントは、呼吸をスムースにする事です。

 

 

しっかりと息を吸い、息を吐ききる。

 

 

椅子で脚を組み、寝不足やストレスのため呼吸が浅くなっている方。

 

 

肋骨が歪んでしまいますよ!

 

 

 

首の歪み

首の歪みも同時に矯正します。

 

 

これは、胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)や斜角筋(しゃかくきん)とい筋肉の固さをとるために行います。

 

胸鎖乳突筋と斜角筋

 

これらの筋肉は、首を動かす際に使われる筋肉です。

 

 

ですが、肋骨を締める際に最も重要になることが、鎖骨を介して肩で息をさせる作用があるという事です。

 

 

上半身を上下に2分割した時、肋骨が開くと横隔膜が機能不全を起こして、呼吸が浅くなります。

 

 

すると息苦しくなってしまうので、なんとか息を吸おうと体は頑張っていきます。

 

 

その一つが、腰を過度に反るという動作。

 

 

腰を反る

 

 

もう一つが、肩をすくませて呼吸を深くしようとする動作です。

 

 

肩をすくめた副呼吸

 

 

肋骨を締め、呼吸をスムースにするリハビリを行うと、肩での行う呼吸はおさまっていきます。

 

 

ですが首の歪みがひどくなり、歪みが固定化していると、なかなか肩での呼吸が収まらなくなってしまいます。

 

 

当院では、首と鎖骨の矯正で肩で息をしないように調節していきます。

 

 

 

実は大事な肩甲骨・肩の矯正

肩甲骨や肩の矯正も、肋骨を締めるためには大事です。

 

 

その理由の1つが、体幹の回旋にあります。

 

 

体幹の回旋とは、体を捻る動きの事をいいます。

 

 

左足荷重骨盤回旋テスト

 

 

歩く速度が速くなればなるほど、体の捻じりは大きくなります。

 

 

相反性歩行のモデル

 

 

体が捻られると、肋骨は捻られた側で閉じ反対側で開きます。

 

 

この動きをスムースにする事で、肋骨は絞まりやすくなります。

 

 

その際に必要なことが、肩甲骨が正しい位置でいる事です。

 

 

前からと後ろからの肩甲骨

 

 

しかし、肩甲骨が歪むと肩甲骨を固定する筋肉が固くなり、肩甲骨の動きが悪くなります。

 

肩甲骨の歪み

 

この状態を続けて、肩甲骨が正しい位置で固定されていないと、体幹が捻られなくなってしまうのです。

 

 

体幹が捻れないと、骨盤や顎がバランスをとるように動き、横隔膜の機能が低下して、肋骨の開きや歪みが進行してしまいます。

 

 

このように、肩甲骨の位置も肋骨を締めるためには、とても大事になってくるのです。

 

 

 

肋骨矯正には、色々な矯正が必要なのです

 

リビジョン院長によるボディ矯正

 

 

肋骨矯正というと、肋骨だけを締めれば良いと思いがちですが、実は骨盤や股関節から顎に至るまで、実に様々な矯正が必要になってきます。

 

 

勿論、これらすべての矯正必要なわけではありませんが、歪みの程度がひどいとそれだけ矯正しないといけない箇所は増えていきます。

 

 

まず、肋骨を正しい位置に戻してから、深呼吸を心掛ける事。

 

 

これが大事です。

 

 

歪みのために働けていなかった横隔膜が、呼吸筋として使えるようになると、肋骨が締まりやすくなります。

 

 

呼吸が浅いと自覚がある方や、食いしばりの癖がある方は、深呼吸を意識して行ってみて下さい。

 

 

ストレス緩和で呼吸を楽に

 

 

また、もっと積極的に肋骨を締めていきたいという方は、こちらの動画を参考にしてみて下さい。

 

 

 

 

反り腰猫背を改善する体操ですが、ポイントは肋骨を締める部分になります。

 

 

 

4.肋骨を絞めるには寝方と深呼吸が大事

 

今回は寝るだけで肋骨の歪みを矯正して、肋骨を絞める矯正方法をご紹介いたしました。

 

 

肋骨を治す上で一番重要な事は、肋骨を矯正した後の深呼吸です。

 

 

肋骨は深呼吸で矯正されます。

 

 

整体や寝るだけ矯正法で肋骨を治しても、深呼吸が浅い場合、肋骨は絞まってきません。

 

 

その為には普段から意識して、肋骨を動かしながら深呼吸を行うようにしてみて下さい。

 

 

肋骨の歪みを感じている方なら尚更です。

 

 

呼吸は自律神経を整える作用もあるので、

 

 

「何となく疲れが取れないな」

疲れた女性のイメージ

 

など、病気ではないのだけれど、体に違和感を感じている方にも有効です。

 

 

肋骨を絞める為に、

 

 

  • ・寝るだけ矯正法
  • ・深呼吸

 

 

この2つで肋骨の出っ張りを整えてみて下さい。

 

 

【あわせて読みたいリビジョンおすすめ記事】

 

 

LINEで送る
Pocket

肋骨の出っ張りの整体法

肋骨の出っ張りをゴムバンド1本で治す整体の極意教えます

肋骨の出っ張りの整体法

 

肋骨の出っ張りは、姿勢がある一定方向に歪んだ事により生じます。

 

姿勢○×

 

姿勢の歪みが、横隔膜の本来の働き(呼吸)を弱め、横隔膜までもが姿勢を保とうとした結果、下部肋骨を外旋させ出っ張らせます。

 

 

肋骨が歪んでいる絵のイメージ

 

この歪みの状態が長くなってしまうと、肋骨の出っ張りがひどくなってくるのです。

 

 

肋骨があまりにも出っ張ってしまうと、骨盤の歪みが生じてきます。

 

 

すると、お腹が出て見られがちになるので、「素敵な姿勢ですね。」とは言いづらくなります。

 

 

骨盤前傾とお腹の突き出し

 

そんな肋骨の出っ張りが、ゴムバンド1本で整体できたら、素晴らしいと思いませんか?

 

 

今回はそんな整体方法を、ご紹介していきたいと思います。

 

 

肋骨の出っ張りと悪い姿勢

 

肋骨の出っ張りを整体していく前に、肋骨の出っ張りと不良姿勢について、ご説明していきます。

 

 

冒頭で説明したように、肋骨が出っ張るのには、姿勢の歪みと横隔膜の姿勢筋への変化が条件に挙がります。

 

 

骨格と横隔膜の図示

 

しかし、次の2つは特に、肋骨の出っ張りがひどく見える原因となります。

 

  • ・側弯症(そくわんしょう)
  • ・漏斗胸(ろうときょう)

 

 

側弯症(そくわんしょう)って何?

背骨の曲がりのイメージ画像

 

側弯症を簡単に説明すると、背骨が曲がる疾患の事を言います。

 

 

先天性のものと後天性のものに分けれ、デスクワークで姿勢が悪くなり、背骨が曲がったものは後天性の側弯症。

 

 

デスクワークでむくむ理由

 

 

小学生の定期健診で、背骨が曲がっていると診断され、病院に検査に行った経験がある方は、先天性の側弯症である可能性が高いです。

 

 

小学生で受ける身体検査

 

 

側弯症の方は、背骨が曲がる事により、肋骨が出っ張ってきます。

 

 

ですので、側弯体操と一緒に肋骨の整体を行うと、背骨の曲がりも肋骨の歪みも一緒に矯正する事が可能です。

 

 

漏斗胸って何?

胸骨の位置を図示

 

 

漏斗胸とは胸の中心の骨である、胸骨が凹み変形する疾患を言います。

 

 

胸がへっこんでいる分、肋骨が出っ張ってみえるのですが、凹みが強い場合は手術になります。

 

 

症状の軽い方ですと、自分で自分の胸が凹んでいるのかどうかの判断が、難しい場合があります。

 

 

手術でしか治せないものを、整体しても効果は期待できません。

 

 

そういった事を起こさないように、初診の際の見極めが、大事になってきます。

 

 

肋骨の出っ張りをゴムバンドを使って整体してみよう。

 

 

整体では肋骨の矯正を行う場合、骨盤や肩の歪みを一緒に治す場合が多いです。

 

 

何故なら、肋骨だけを整体しても、効果が薄い場合が多いからです。

 

 

実は、ゴムバンドはとても便利で、骨盤や肩の歪みを整える事にも使えるのです。

 

 

では、そのやり方をご紹介していきます。

 

 

骨盤矯正とゴムバンド。

ゴムバンドを使って骨盤矯正する方法を、ご紹介致します。

 

 

一昔前に、骨盤にゴムバンドを巻いて矯正するという方法が流行った事がありました。

 

 

とても楽で良いのですが、今回は違った方法で骨盤矯正を行ってみましょう。

 

【やり方】

座位での左殿筋と右もものトレーニング

1.膝が股関節よりも低くなるように調節をして、椅子に座る。

 

2.足首にゴムバンドを巻いて、膝の間に丸めたタオルを挟む。

 

3.左足を外側に回し、右膝を伸ばす。

 

4.左のおしりや右の太ももに力が入る事を確認する。

 

5.深呼吸を3回繰り返す。

 

 

ゴムバンドを使った肩の矯正方法

肩の矯正方法にも、簡単な方法があります。

 

 

ゴムバンドを何個か繋げて、肩にたすき掛けするというもの。

 

 

肩の位置が一時的に矯正されてますが、その効果もあくまで一時的でしょう。

 

 

しっかりと矯正するには、次の方法が良いです。

 

【やり方】

前鋸筋リリース体操

1.ゴムバンドの端を、ドアノブなど安定したところで固定する。

 

2.右手でゴムバンドの端を掴む。

 

3.左手を、右の鎖骨の下に添える。

 

4.右肘を伸ばしたまま、右腕に引っ張られる感覚があるまで、後ろに下がる。

 

5.腕が伸ばされたら、呼吸に合わせて、左手で鎖骨の下を押し下げるように圧迫する。

 

6.一連の動作を3回繰り返す。

 

 

肋骨の出っ張りを引っ込める方法3選

肋骨の出っ張りを整体する前に、骨盤や肩の歪みは、先ほどの方法で優先して矯正して下さい。

 

 

これらの歪みが矯正されていないと、歩いている時に肋骨にかかる負担が大きくなり、矯正位が保てなくなるからです。

 

 

では、早速肋骨の出っ張りを整体していきましょう。

 

 

巻くだけ整体法

最初にお伝えする方法は、骨盤や肩と同じく、巻くだけ肋骨整体法です。

 

肋骨の出っ張っている部分にタオルを小さくたたんで置き、上からラバーバンドを巻いて固定するだけ。

 

 

とても簡単な方法なのですが、問題点が1つ。

 

 

効果の維持に乏しい事。

 

 

正常な骨格の位置をキープするには、筋力が必要なのですが、この方法だと肋骨を引っ込める筋肉に刺激が入らない為、効果が長続きしないのです。

 

ですので、この方法の前に、次の方法を行って下さい。

 

 

ゴムチューブを引っ張って肋骨矯正

ゴムチューブを引っ張り、肋骨を引っ込める筋肉を鍛える方法です。

 

【やり方】

左脇腹トレーニング

1.ゴムチューブの端を、ドアやコートをかけてるポールなどに固定する。

 

2.左手でもう一方のゴムチューブの端を持つ。

 

3.右足に体重をかけて、右の股関節を斜め後ろに引き、お尻がストレッチされている感覚が出るように調節を行う。

 

4.深呼吸に合わせながら、左手でゴムチューブを下へ引っ張る。その際に左の肩が下がるように意識して、左側のくびれが強くでるように姿勢を調節する。

 

5.一連動作を3回3セット行う。

 

 

こちらのようにゴムチューブを使って矯正する方法もおすすめです。

 

ゴムチューブを使った肋骨矯正体操やり方

 

 

実はとても大事なみぞおちの矯正

みぞおち部分の矯正も、肋骨の整体には欠かせません。

 

 

みぞおち部分の骨は呼吸と共に動くのですが、肋骨が歪んでいる場合、この部分の正常な動きが阻害されます。

 

 

ここが動かなくなると、肋骨の矯正が上手くいかなくなってしまうのです。

 

 

この方法だけは、ゴムバンド以外の物も使ってしまうのですが、次の方法で、みぞおちの矯正を行って下さい。

 

【やり方】

ボールを使った胸骨の矯正方法

1.靴下にボールをいれたものを用意する。

 

2.みぞおち部分にボールを置く。

 

3.息を吸う際に、右斜め上にボールを動かす。

 

4.息を吐く際に、左斜め下にボールを動かす。

 

5.一連の体操を3回、3セット行う。

 

 

自分でも治せるなら、何故整体に行く必要があるの?

 

疑問を持つ女性

 

今回、ご紹介した体操に、「右足に体重をかけて下さい。」や、「右手でゴムチューブを引っ張って下さい。」という説明があったのですが、ここに整体に通う意味が隠れています。

 

 

体が歪むパターンには種類があり、今回は最も起こりやすく、最も治しやすい歪みのパターンに合わせた自己整体方法をご紹介しました。

 

 

ですが、継続して行っても改善が感じられなかった方は、この治しやすい歪みのパターンから外れ、治しづらい歪みへと症状が進んだ可能性が高いです。

 

 

このような方が自分で治せるようになるには、治しやすい歪みになるように、体を整体していく必要があります。

 

 

なので、多くの方は、今回ご紹介したの方法で良くなるのですが、それ以外の方に限っては、整体へ通う必要があるのです。

 

 

肋骨の出っ張りを治してスタイル美人。

 

肋骨の出っ張りをそのままにしておくと、姿勢が悪くみえる事もそうなのですが、お腹が出てみえるようにもなってしまいます。

 

 

痩せてるのにポッコリお腹が気になるという方は『肋骨からのダイエットが効果的【痩せてもお腹が出てる理由】』に治し方のヒントが隠されているので、ご覧になって下さい。

 

 

肋骨の出っ張りが気になる方の多くに、出っ張りの原因が肋骨以外にもあることが多いです。

 

しかし、そういった方でも矯正が行えるように、今回は骨盤や肩の歪みの矯正方法からご紹介させて頂きました。

 

 

肋骨やあばらの出っ張りが気になるという方は、これらの方法を参考にしながら、肋骨を引っ込めてみて下さい。

 

 

LINEで送る
Pocket