Tag Archives: 肋骨整体

肋骨の出っ張りの整体法

肋骨の出っ張りをゴムバンド1本で治す整体の極意教えます

肋骨の出っ張りの整体法

 

肋骨の出っ張りは、姿勢がある一定方向に歪んだ事により生じます。

 

姿勢○×

 

姿勢の歪みが、横隔膜の本来の働き(呼吸)を弱め、横隔膜までもが姿勢を保とうとした結果、下部肋骨を外旋させ出っ張らせます。

 

 

肋骨が歪んでいる絵のイメージ

 

この歪みの状態が長くなってしまうと、肋骨の出っ張りがひどくなってくるのです。

 

 

肋骨があまりにも出っ張ってしまうと、骨盤の歪みが生じてきます。

 

 

すると、お腹が出て見られがちになるので、「素敵な姿勢ですね。」とは言いづらくなります。

 

 

骨盤前傾とお腹の突き出し

 

そんな肋骨の出っ張りが、ゴムバンド1本で整体できたら、素晴らしいと思いませんか?

 

 

今回はそんな整体方法を、ご紹介していきたいと思います。

 

 

肋骨の出っ張りと悪い姿勢

 

肋骨の出っ張りを整体していく前に、肋骨の出っ張りと不良姿勢について、ご説明していきます。

 

 

冒頭で説明したように、肋骨が出っ張るのには、姿勢の歪みと横隔膜の姿勢筋への変化が条件に挙がります。

 

 

骨格と横隔膜の図示

 

しかし、次の2つは特に、肋骨の出っ張りがひどく見える原因となります。

 

  • ・側弯症(そくわんしょう)
  • ・漏斗胸(ろうときょう)

 

 

側弯症(そくわんしょう)って何?

背骨の曲がりのイメージ画像

 

側弯症を簡単に説明すると、背骨が曲がる疾患の事を言います。

 

 

先天性のものと後天性のものに分けれ、デスクワークで姿勢が悪くなり、背骨が曲がったものは後天性の側弯症。

 

 

デスクワークでむくむ理由

 

 

小学生の定期健診で、背骨が曲がっていると診断され、病院に検査に行った経験がある方は、先天性の側弯症である可能性が高いです。

 

 

小学生で受ける身体検査

 

 

側弯症の方は、背骨が曲がる事により、肋骨が出っ張ってきます。

 

 

ですので、側弯体操と一緒に肋骨の整体を行うと、背骨の曲がりも肋骨の歪みも一緒に矯正する事が可能です。

 

 

漏斗胸って何?

胸骨の位置を図示

 

 

漏斗胸とは胸の中心の骨である、胸骨が凹み変形する疾患を言います。

 

 

胸がへっこんでいる分、肋骨が出っ張ってみえるのですが、凹みが強い場合は手術になります。

 

 

症状の軽い方ですと、自分で自分の胸が凹んでいるのかどうかの判断が、難しい場合があります。

 

 

手術でしか治せないものを、整体しても効果は期待できません。

 

 

そういった事を起こさないように、初診の際の見極めが、大事になってきます。

 

 

肋骨の出っ張りをゴムバンドを使って整体してみよう。

 

 

整体では肋骨の矯正を行う場合、骨盤や肩の歪みを一緒に治す場合が多いです。

 

 

何故なら、肋骨だけを整体しても、効果が薄い場合が多いからです。

 

 

実は、ゴムバンドはとても便利で、骨盤や肩の歪みを整える事にも使えるのです。

 

 

では、そのやり方をご紹介していきます。

 

 

骨盤矯正とゴムバンド。

ゴムバンドを使って骨盤矯正する方法を、ご紹介致します。

 

 

一昔前に、骨盤にゴムバンドを巻いて矯正するという方法が流行った事がありました。

 

 

とても楽で良いのですが、今回は違った方法で骨盤矯正を行ってみましょう。

 

【やり方】

座位での左殿筋と右もものトレーニング

1.膝が股関節よりも低くなるように調節をして、椅子に座る。

 

2.足首にゴムバンドを巻いて、膝の間に丸めたタオルを挟む。

 

3.左足を外側に回し、右膝を伸ばす。

 

4.左のおしりや右の太ももに力が入る事を確認する。

 

5.深呼吸を3回繰り返す。

 

 

ゴムバンドを使った肩の矯正方法

肩の矯正方法にも、簡単な方法があります。

 

 

ゴムバンドを何個か繋げて、肩にたすき掛けするというもの。

 

 

肩の位置が一時的に矯正されてますが、その効果もあくまで一時的でしょう。

 

 

しっかりと矯正するには、次の方法が良いです。

 

【やり方】

前鋸筋リリース体操

1.ゴムバンドの端を、ドアノブなど安定したところで固定する。

 

2.右手でゴムバンドの端を掴む。

 

3.左手を、右の鎖骨の下に添える。

 

4.右肘を伸ばしたまま、右腕に引っ張られる感覚があるまで、後ろに下がる。

 

5.腕が伸ばされたら、呼吸に合わせて、左手で鎖骨の下を押し下げるように圧迫する。

 

6.一連の動作を3回繰り返す。

 

 

肋骨の出っ張りを引っ込める方法3選

肋骨の出っ張りを整体する前に、骨盤や肩の歪みは、先ほどの方法で優先して矯正して下さい。

 

 

これらの歪みが矯正されていないと、歩いている時に肋骨にかかる負担が大きくなり、矯正位が保てなくなるからです。

 

 

では、早速肋骨の出っ張りを整体していきましょう。

 

 

巻くだけ整体法

最初にお伝えする方法は、骨盤や肩と同じく、巻くだけ肋骨整体法です。

 

肋骨の出っ張っている部分にタオルを小さくたたんで置き、上からラバーバンドを巻いて固定するだけ。

 

 

とても簡単な方法なのですが、問題点が1つ。

 

 

効果の維持に乏しい事。

 

 

正常な骨格の位置をキープするには、筋力が必要なのですが、この方法だと肋骨を引っ込める筋肉に刺激が入らない為、効果が長続きしないのです。

 

ですので、この方法の前に、次の方法を行って下さい。

 

 

ゴムチューブを引っ張って肋骨矯正

ゴムチューブを引っ張り、肋骨を引っ込める筋肉を鍛える方法です。

 

【やり方】

左脇腹トレーニング

1.ゴムチューブの端を、ドアやコートをかけてるポールなどに固定する。

 

2.左手でもう一方のゴムチューブの端を持つ。

 

3.右足に体重をかけて、右の股関節を斜め後ろに引き、お尻がストレッチされている感覚が出るように調節を行う。

 

4.深呼吸に合わせながら、左手でゴムチューブを下へ引っ張る。その際に左の肩が下がるように意識して、左側のくびれが強くでるように姿勢を調節する。

 

5.一連動作を3回3セット行う。

 

 

こちらのようにゴムチューブを使って矯正する方法もおすすめです。

 

ゴムチューブを使った肋骨矯正体操やり方

 

 

実はとても大事なみぞおちの矯正

みぞおち部分の矯正も、肋骨の整体には欠かせません。

 

 

みぞおち部分の骨は呼吸と共に動くのですが、肋骨が歪んでいる場合、この部分の正常な動きが阻害されます。

 

 

ここが動かなくなると、肋骨の矯正が上手くいかなくなってしまうのです。

 

 

この方法だけは、ゴムバンド以外の物も使ってしまうのですが、次の方法で、みぞおちの矯正を行って下さい。

 

【やり方】

ボールを使った胸骨の矯正方法

1.靴下にボールをいれたものを用意する。

 

2.みぞおち部分にボールを置く。

 

3.息を吸う際に、右斜め上にボールを動かす。

 

4.息を吐く際に、左斜め下にボールを動かす。

 

5.一連の体操を3回、3セット行う。

 

 

自分でも治せるなら、何故整体に行く必要があるの?

 

疑問を持つ女性

 

今回、ご紹介した体操に、「右足に体重をかけて下さい。」や、「右手でゴムチューブを引っ張って下さい。」という説明があったのですが、ここに整体に通う意味が隠れています。

 

 

体が歪むパターンには種類があり、今回は最も起こりやすく、最も治しやすい歪みのパターンに合わせた自己整体方法をご紹介しました。

 

 

ですが、継続して行っても改善が感じられなかった方は、この治しやすい歪みのパターンから外れ、治しづらい歪みへと症状が進んだ可能性が高いです。

 

 

このような方が自分で治せるようになるには、治しやすい歪みになるように、体を整体していく必要があります。

 

 

なので、多くの方は、今回ご紹介したの方法で良くなるのですが、それ以外の方に限っては、整体へ通う必要があるのです。

 

 

肋骨の出っ張りを治してスタイル美人。

 

肋骨の出っ張りをそのままにしておくと、姿勢が悪くみえる事もそうなのですが、お腹が出てみえるようにもなってしまいます。

 

 

痩せてるのにポッコリお腹が気になるという方は『肋骨からのダイエットが効果的【痩せてもお腹が出てる理由】』に治し方のヒントが隠されているので、ご覧になって下さい。

 

 

肋骨の出っ張りが気になる方の多くに、出っ張りの原因が肋骨以外にもあることが多いです。

 

しかし、そういった方でも矯正が行えるように、今回は骨盤や肩の歪みの矯正方法からご紹介させて頂きました。

 

 

肋骨やあばらの出っ張りが気になるという方は、これらの方法を参考にしながら、肋骨を引っ込めてみて下さい。

 

 

LINEで送る
Pocket

片方だけ肋骨が出てる時の対処法

肋骨が片方だけ出てる?それって自分でも矯正できますよ!

片方だけ肋骨が出てる時の対処法

 

 

サーフィンをやる方に多い症状ですが、片方の肋骨の部分だけ赤くなる場合があります。

パドルだこのイメージ

パドリングといって、サーフボードの上にうつ伏せに寝た状態になり、腕を回して進む動作の時に肋骨が板に当たる事が原因になります。

 

パドリング

 

この時に痕になる方とならない方がいます。

 

 

そして、片方の肋骨にだけ赤く痕が残る方の原因の多くが体の歪み。

特に肋骨に歪みがある場合が多いです。

 

 

これほど著明ではなくても肋骨を触った時に、片方の肋骨だけ出てると感じる方も多いと思います。

 

 

実は、その症状を自分で改善する事も出来るんです。

 

 

なので、今回はなぜ片方の肋骨だけ出てるのかという原因と、自分で行う矯正体操をご紹介していきます。

 

 

 

肋骨が良い姿勢の是非を決める。

 

良い姿勢の条件の1つに、肋骨をしっかり使う事が出来るという事があります。

 

肋骨をしっかり使うとはどういう事なのかといいますと、次の事が挙げられます。

 

 

  1. 1.呼吸を行った時に、肋骨がしっかり動かす
  2. 2.姿勢を筋肉と共に支える事が出来る

 

 

 

呼吸を行った時に肋骨がしっかり動かす

深呼吸を行った時に一番動く関節が、肋骨になります。

 

横隔膜の収縮と呼吸

 

息を吸う時の筋肉:

胸鎖乳突筋・斜角筋群・外腹斜筋・横隔膜

 

 

息を吐く時の筋肉:

内腹斜筋・腹筋群・腰方形筋

 

 

これらほとんどの筋肉が肋骨を繋がっているので、肋骨が歪むと呼吸が浅くなり、疲れやすくなる原因にもなります。

 

 

 

姿勢を筋肉と共に支える事ができる。

体を真っ直ぐに保つ為には、腹筋は欠かせません。

 

 

そして呼吸の時に使う横隔膜という筋肉も、姿勢を支える際に重要な筋肉となります。

 

 

息をするときには肋骨は広がります。

 

息を吸う時の肋骨と横隔膜の動き

 

 

そして息を吐く時に肋骨は締まります。

 

 

息を吐く時の肋骨と横隔膜の動き

 

 

ですが、骨盤や肋骨が歪み、肋骨が開いて出っ張った状態でいると、息を吐く時に肋骨を締まるために必要な内腹斜筋などの横腹の筋肉が弱ります。

 

 

肋骨が閉じないため、横隔膜も緩んで元の位置戻る事が出来なくなります。

 

息が浅くなり、肋骨の広がりが元の位置に戻りません。

 

 

これも肋骨が出てくる原因の1つになります。

 

 

息を吐くときには、横隔膜は緩み休ませてあげる事が必要です。

 

 

その為には、いかに肋骨の出っ張りを元に戻せるかが、重要になってきます。

 

 

この様に肋骨は、良い姿勢を保つ為に必要な骨の1つになります。

 

 

 

片方の肋骨だけ出てる原因。

 

1つが左右非対称に行うスポーツが原因。

そしてもう1つの原因が内臓にあります。

 

 

肋骨の役割の1つに肺や心臓など内臓を外部から守るという役割があり、この時に厄介になるのが内臓が左右対称にない点。

 

肝臓と心臓と横隔膜の位置

 

心臓は若干左にありますし、肝臓は右にあります。

 

そのため、横隔膜は左が元々下がっている状態です。

 

 

加えて、横隔膜自体の大きさにも左右差があります。

 

 

横隔膜は息をする際に縮んで下がる筋肉なので、左の横隔膜が機能的に使いづらくなっているのです。

 

 

そして、これらは膜や筋肉を通して肋骨と繋がっています。

 

 

この左右差がある為に、肋骨は歪みやすくなると言われています。

 

 

 

自分で肋骨を矯正してみよう。

 

肋骨が片方だけ出てる姿勢を自分で矯正してみましょう。

 

 

今回の矯正のポイントは2つあります。

 

 

 

ポイント1:呼吸を利用する。

 

ストレス緩和で呼吸を楽に

 

なんといっても肋骨は呼吸の時に力を発揮する部分です。

 

ですので、呼吸を利用しながら矯正を行います。

 

 

 

ポイント2:左右非対称な体操を行う。

 

左右非対称な体操

 

片方の肋骨だけ出てるという事は、体が左右どちらかに捻じられている可能性があるという事。

 

 

なのでその捻じりを矯正する為に、左右非対称を体操が必要になってきます。

 

 

 

横隔膜を動かす体操

最初に横隔膜を動かす体操から行っていきましょう。

やり方

①みぞおちに両方の指を置いて下さい。

 

②鼻から息を吸います。その際にお腹が凹む様にかつ、肋骨が広がるように、そして肩が上がらないように注意して下さい。

 

③息を口から吐いて下さい。その際に肋骨を締めながら行って下さい。

 

④一連の動作を3回続けて下さい。

 

 

背中側を広げる体操

肋骨の背中側を広げる体操になります。

やり方

①背中を軽く丸め壁につけて下さい。

 

②膝でボールもしくはクッションを挟む。

 

③両手を目の前で組み、組んだ手を離さないように前に腕を伸ばして下さい。その時に背中を丸め顔を腕の間に動かして下さい。

 

④状態を保ちつつ深呼吸を3回繰り返す。

 

 

肋骨の非対称を正す体操

肋骨の左右非対称を整える体操になります。

 

 

 

出てる肋骨を戻す体操

出ている肋骨矯正体操やり方

 

 

肋骨が片方だけ出てる状態を戻す体操になります。

 

 

やり方

①壁際でボールを膝で挟軽いスクワットの状態になって下さい。

 

②お尻を壁につけて下さい。肋骨が出てる側の腰を上に上げて、反対側のお尻を壁から離し肋骨が出てる側の足に体重をかけて下さい。

 

③肋骨が出てる側の手を反対側の膝に添える。

 

④その姿勢で深呼吸を3回行って下さい。

 

 

閉じている肋骨を開く体操

反対側の肋骨を開いてバランスをとる体操です。

やり方

①壁に背中をつけて軽いスクワットの姿勢をとって下さい。

 

②肋骨がでていない側の手の平を耳の横の壁につけて下さい。

 

③肋骨が開くように深呼吸を3回行って下さい。また、一呼吸ずつ手を上に伸ばして下さい。

 

 

こちらの体操もオススメです。

 

 

肋骨と骨盤の間を広げる肋骨体操やり方

 

 

肩甲骨と肋骨のバランスをとって猫背を良くする体操

肋骨の歪みを矯正した後に、肩甲骨とのバランスをとる体操を行うと猫背が良くなって肩こりが楽になります。

 

 

その体操をご紹介いたします。

 

 

猫背と肋骨の位置の矯正体操

 

 

こちらの動画を参考に行ってみて下さい。

 

 

あばら骨が出てる人の整体って何を行うの?

 

肋骨が左右非対称で尚且つ、あばら骨が出てるとシャツが浮いて見えたり背中のファスナーがきつくなったりと、洋服選びにも影響が出てきます。

 

 

このような場合は、前述した体操を行うと姿勢が良くなるので、是非行って頂きたいと思います。

 

 

実際に、肋骨の整体の際にも整体後にも行って頂く体操なので、効果は期待できます。

 

 

しかし、この体操を続けたが肋骨が曲がる感じがなかなか改善しないという方。

 

考えられる理由は2つ。

 

 

  1. 1.やり方が間違えている。
  2. 2.肋骨以外にも歪みがある。

 

 

理由として大きいのは、肋骨以外の歪みがある場合です。

 

 

整体で肋骨が出てる原因を調べる時には、以下の部分をチェックします。

 

 

  1. 1.骨盤と股関節の歪み。
  2. 2.肋骨と骨盤の歪み。
  3. 3.肋骨と肩甲骨の歪み。
  4. 4.肩甲骨と二の腕の歪み。
  5. 5.首と顔、顎の歪み。

 

 

これらの骨格に位置関係、骨のかみ合わせが悪いと肋骨だけ施術しても上手くいかない場合が多いです。

 

 

ここの部分の矯正・整体と行った後に肋骨の体操を行うと改善しやすくなります。

 

 

肋骨が左右非対称であばら骨が出てる姿勢が改善しない場合は、プロにチェックしてもらうと良いかも知れません。

 

 

 

今回のまとめ

 

肋骨が片方だけ出てる姿勢で困った時は、まず自分で矯正してみて下さい。

 

 

やり方を間違えていなければ、肋骨の出方が変わってくるはずです。

 

 

また先程説明したように、肋骨は骨盤と連動して矯正を行うと更に整えやすくなります。

 

 

こちらを参考に骨盤の歪みも矯正してみて下さい。

参照:『骨盤矯正を自分で行う時はこの3つの矯正体操が効く!!【アメリカスポーツトレーナー直伝のやり方】

 

 

肋骨の歪みをとるとくびれの位置がそろいやすくもなるので、くびれダイエットにもおススメです。

 

 

是非参考にしてみて下さい。

 

 

【あわせて読みたいリビジョンおすすめ記事】

 

 

 

LINEで送る
Pocket