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便秘の表紙

【タイプ別ツボ3選】便秘のツボでお腹スッキリ

便秘の表紙

 

突然ですが、お通じの具合、いかがですか?

 

 

「お腹が張って苦しいけれど、お通じが来ない。」なんてことありますよね。

 

 

「何かお通じをよくする方法はないか?」なんて思っている人も多いと思います。

 

 

便秘は、体質もあるのですが、ちょっとした生活習慣を変えることで、改善することもあります。

 

 

また東洋医学では、便秘をタイプ別に分けており、同じ便秘でも治療法が違います。

 

 

東洋医学的にタイプ別で対処すると、普段とは違ったケアにより、便秘解消の効果は上がります。

 

 

今回は、一般的な便秘のケアに加え、便秘を東洋医学的にタイプ別に分け、それぞれに効くツボを3つずつご紹介していきます。

 

 

トレイ

 

 

どれぐらいお通じがないと便秘なのか

 

 

まずは、便秘についてお話していきます。

 

 

お通じは、個人差がありますが、1~2日に1回が通常とされています。

 

 

そのため、3日以上お通じがないと、便秘と考えます。

 

 

便秘の原因は、大腸の癌や炎症など腸自身の問題がない場合、大きく3つに分けられます。

 

 

  • ・弛緩性(しかんせい)
  • ・痙攣性(けいれんせい)
  • ・直腸性(ちょくちょうせい)

 

 

便秘の種類

 

 

便秘の種類

 

 

3種類の便秘を1つずつ説明していきます。

 

 

弛緩性

 

 

大腸がうまく動かなくなり、便が運べなくなったことで起こります。

 

 

便意を感じにくく、便が太くて硬くなる傾向がありますが、お通じ後は、残遺感は少ないです。

 

 

痙攣性

 

 

自律神経の乱れなどによって、腸が緊張して痙攣してしまい、うまく便が運べなくなります。

 

 

便意が強く、ウサギの糞のようなお通じになり、お通じ後には、残遺感があります。

 

 

精神的なストレスを感じやすい人や、過敏性腸症候群の方に多いです。

 

 

直腸性

 

 

肛門のすぐ前にある直腸は、お通じがある程度溜まると、直腸は、出そうとして収縮します。

 

 

しかし、直腸の感覚が鈍くなると、お通じが溜まっても、直腸は縮まりづらくなります。

 

 

その結果、便意を感じにくくなり、排便ができずに、便秘になってしまいます。

 

 

高齢者やお通じを我慢する人が、なりやすいです。

 

 

便秘が女性に多い理由

 

 

腹痛

 

 

便秘には、男性より女性のほうが多いです。

 

 

これには、4つ原因があります。

 

 

  • ・男性に比べ、お通じに必要な筋肉が弱い。
  • ・男性に比べ、骨盤が広いため、腸が下に垂れやすく、垂れた腸にお通じがたまりやすい。
  • ・ダイエットで食事を抜くことで、腸への刺激が少なくなる。
  • ・女性ホルモンの影響で、体に水分を貯めようとした結果、お通じが硬くなる。

 

 

さらに妊娠すると、ホルモンバランスが崩れたり、胎児が邪魔をすることもあり、便秘になりやすいです。

 

 

下剤にはどんな種類があるの

 

 

便秘を解消する下剤には、大きく分けて2種類に分かれます。

 

 

 

 

  • ・浸透圧性(しんとうあつせい)
  • ・刺激性

 

 

浸透圧性とは、水分の吸収を抑えて、お通じを緩くして出すお薬です。

 

 

マグミットなどがこれになります。

 

 

刺激性は、腸を刺激して動きをよくするお薬です。

 

 

プルゼニドなどがこれに当たります。

 

 

下剤には、繰り返し使っていると、効きにくくなってしまうので、日常生活のケアで、便秘を予防していく必要があります。

 

 

トイレ

 

 

お通じの一般的なケア

 

 

便通をよくする上で、重要となってくるのが、食事です。

 

 

食事では、まず朝食を摂ることが大事です。

 

 

朝の食事をすることで、腸は動き出し、消化器の生活リズムが整います。

 

 

さらに朝に冷たい水や牛乳を飲むと、大腸で反射が起き、大腸の大きな動きにつながります。

 

 

他に良いとされているのは、野菜です。

 

 

野菜の食物繊維は、水に溶けにくいので、大腸まで届いてくれます。

 

 

野菜

 

 

大腸に届いた食物繊維は、水分を吸収して大きくなります。

 

 

その結果、大腸を刺激してくれ、腸を動かしてくれます。

 

 

またお腹を「の」の字を書くようなお腹のマッサージや、運動することは、腸は元気に動くことができ、便秘の解消につながります。

 

 

東洋医学のタイプ別の便秘

 

 

東洋医学では、便秘は4つのタイプに分けられます。

 

 

  • ・熱秘(ねっぴ)
  • ・気秘(きひ)
  • ・虚秘(きょひ)
  • ・冷秘(れいひ)

 

 

1つずつ解説していきます。

 

 

熱秘

 

 

炎

 

 

このタイプの人は、赤ら顔で、お腹が張りやすく、お通じが固い、喉が渇きやすいという特徴があります。

 

 

胃腸に熱がこもり、水分が消耗されて、お通じが固まってしまい、便秘になるものです。

 

 

辛い物や脂っこいもの、お酒や味の濃いものなどの食べ過ぎで起こりやすいとされています。

 

 

これには、内庭(ないてい)・上巨虚(じょうこきょ)・天枢(てんすう)のツボが効きます。

 

 

内庭

上巨虚

天枢

 

 

 

気秘

 

 

このタイプは、お腹に張るような痛みがあり、時には脇まで張る、げっぷが出やすい、便秘になると食事量が減るという特徴があります。

 

 

悩みや心配事などのストレスで、胃腸の動きが悪くなったり、普段、座って過ごし、動くことが少ない人に多いです。

 

 

ツボは、天枢・太衝(たいしょう)・中脘(ちゅうかん)をつかいます。

 

 

太衝

 

 

虚秘

 

 

このタイプは、色白でいきむ力が弱く、疲れやすい、いきむと息切れがする、お通じ自体は硬くない特徴です。

 

 

病気の後や出産後、高齢者に多く、大腸の動きが悪い人に多いです。

 

 

 

ツボは、関元(かんげん)・三陰交(さんいんこう)、大腸兪(だいちょうゆ)が有効です。

 

関元

大腸兪

 

 

冷秘

 

 

このタイプは、色白で冷え性、むくみやすく、お通じは渋って出てこないという特徴があります。

 

 

冷えにより、胃腸の動きが悪くなり、お通じが出にくくなってしまします。

 

 

ツボは、関元(かんげん)、気海(きかい)、章門(しょうもん)を用います。

 

気海

章門

 

この便秘では、お灸のようにツボを温めてあげると効果が高いです。

 

 

便秘のお腹に効くツボ

 

 

先ほどの、タイプ別にツボに加え、全般的な便秘に効くツボもあります。

 

 

タイプ別のツボと合わせて、ここも使ってみてください。

 

 

・支溝(しこう)

支溝

・照海(しょうかい)

照海

 

・大横(だいおう)

大横

 

 

便通を良くする矯正体操

便通を良くする矯正体操をご紹介いたします!

 

 

【便通を良くする矯正体操(その1)】

便通を良くする矯正体操その1やり方

 

 

【便通を良くする矯正体操(その2)】

便通改善矯正体操その2やり方

 

 

【便通を良くする矯正体操(その3)】

便通改善矯正体操その3やり方

 

 

こちらの動画も参考にしてみてください。

 

 

 

 

まとめ

 

 

便秘とは3日以上お通じがない状態です。

 

 

便秘の原因は、腸に問題がなければ、弛緩性・痙攣性・直腸性の3に分けられます。

 

 

また便秘は、男性より女性のほうがなりやすいです。

 

 

お通じをよくするのに重要なのは、食事です。

 

 

具体的には、朝ご飯を食べ、水分と食物繊維を摂ることです。

 

 

東洋医学では、便秘は熱秘・気秘・虚秘・冷秘の4つのタイプに分けられます。

 

 

便秘に有効なツボは支溝・照海・大横があります。

 

 

さらにタイプ別として、熱秘では、内庭・上巨虚・天枢、気秘では、天枢・太衝・中脘、虚秘では、関元、三陰交、大腸兪、冷秘では、関元、気海、章門のツボを使います。

 

 

便秘でお困りの方は、是非参考にしてください。

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タイトル

頭のツボを押しても下痢にはならない!便を出すツボ5選!

 

タイトル

 

お腹がすっきりしない。

 

 

 

便秘が気になる。

 

 

 

 

おなかが張って痛む。

 

 

 

 

女性に多い『便秘』

 

 

 

 

そんなお悩みをお持ちの方へ。

 

 

 

 

今回は、便秘の原因と自分で出来るセルフケアをお教えします!

 

 

 

 

便秘とは

 

 

生理痛

 

まず、便秘とはどういう状態なのか、説明させていただきます。

 

 

 

 

便秘というのは、便が出ない・便通が悪い状態の事です。

 

 

 

 

何日も便がまったく出ない状態はもちらんですが、食べている食事の量に対して、便の量が少ない状態も便秘といいます。

 

 

 

 

例えば、1日3回排便が出来ている方が、1日1回しか出来ないという状態も便秘といいます。

 

 

 

 

ではなぜ、便秘が起きているのか、原因を説明させていただきます。

 

 

 

 

便秘の原因【西洋医学の考え】

 

便秘 薬

 

西洋医学では、何らかの病気が便秘につながっていると考えます。

 

 

 

影響を及ぼす原因として、以下のものがあげられます。

 

 

  • ・腸閉塞(イレウス)
  • ・過敏性腸症候群(IBS)
  • ・大腸がん
  • ・大腸ポリープ
  • ・子宮筋腫
  • ・婦人科疾患

 

など、さまざまあります。

 

 

 

 

他にも、ストレスや、環境の変化などで便秘が起こる場合があります。

 

 

 

 

例えば、旅行先で便秘になったことはありませんか?

 

 

 

 

それも環境の変化によるもので、体がストレスを感じていたり、緊張している事で起こります。

 

 

 

 

東洋医学では、他の角度から便秘について考えているので、そちらも紹介させていただきます。

 

 

 

便秘の原因【東洋医学の考え方】

 

トイレ 便秘

 

 

西洋医学では、便秘の原因が、なんらかの病気が関係していると考えていますが、東洋医学では、体の中の気や血の状態が、影響を及ぼしていると考えます。

 

 

 

 

東洋医学における便秘の原因で多く考えられるのは、『熱』によるものと『虚』によるものです。

 

 

 

まずは、『熱』による便秘から説明させていただきます。

 

 

 

【熱秘(ねっぴ)について】

 

とうがらし

 

熱秘というのは、胃腸などのに熱が溜まることで起こっている便秘です。

 

 

 

 

原因として多く考えられるのは、辛い物の食べ過ぎや、怒りなどの感情によるもの、暑がりの体質の方です。

 

 

 

 

辛い物を食べたり、怒ったりしていると、体の中に熱が生まれます。

 

 

 

 

熱がうまく処理されずに、胃腸に残ってしまった結果、便秘になります。

 

 

 

熱秘の症状として以下のものがあげられます。

 

 

  • ・便が乾燥していて固い
  • ・排便できない
  • ・暑がり
  • ・お腹が張っている
  • ・顔が赤い
  • ・口が乾く

 

これらが熱秘による便秘です。

 

 

 

改善させるためには、胃腸に溜まった熱を取りさり、胃腸の機能を高める必要があります。

 

 

 

 

また、ストレスが多い方がなりやすいので、ストレスを溜めこまず、発散させる事が大事です。

 

 

 

 

次に『虚』による便秘について説明させていただきます。

 

 

【虚秘(きょひ)について】

 

ききょ

 

虚秘という状態は、体に気や血が不足していることを言います。

 

 

 

 

加齢により疲れやすい方や、出産を経験している方,持病をお持ちの方,虚弱体質の方になりやすいと言われています。

 

 

 

 

気や血が不足している事で、便を押し出す力が無くなったり、腸に潤いがなくなり、便が出なくなります。

 

 

 

虚秘の症状としては、以下のものがあげられます。

 

 

 

  • ・便意はあるが、排便できない
  • ・コロコロした便が出る
  • ・排便すると、息切れする
  • ・顔色が白い
  • ・めまいがおこりやすい
  • ・唇や爪の色が悪い

 

 

これらが虚秘による便秘の特徴です。

 

 

 

 

虚秘では、不足している気・血を増やし、循環を良くする必要があります。

 

 

 

そのために、ツボ押しがおすすめです!

 

 

 

 

なんと、自分でツボ押しをするだけで便秘の解消ができてしまいます!

 

 

 

では、便秘に効くツボを紹介させていただきます。

 

 

【おすすめ!便を出すツボ5選!】

 

 

(1)百会(ひゃくえ)

 

百会

 

頭のてっぺんにあるツボです。自律神経を整えて、胃腸の機能をたかめる作用があります!

 

 

 

『頭を押すと下痢になる』そう思っている方がいるかもしれませんが、そんなことはありません!

 

 

 

百会というツボが、便を出すツボなので、迷信が生まれたのかも知れません。

 

 

 

万能なツボなので、是非使ってください。

 

 

(2)気海(きかい)

 

生理痛 気海

 

 

このツボは、気が集まっているツボになるので、胃腸の気の巡りが、スムーズになり、便秘の解消につながります。

 

 

(3)天枢(てんすう)

 

便秘 天枢

 

 

便秘の特効穴と言われているので、とても有効です!

 

 

(4)足三里(あしさんり)

 

足三里 ツボ

 

胃腸の働きをたかめてる作用があるので、使用します。

 

 

 

(5)大巨(だいこ)

 

大巨 便秘

 

大腸の問題にとっても有効なツボになります!便秘の特効穴と言われ、とっても効きます!

 

 

 

まとめ

便秘 野菜

 

今回は、女性の悩みで多い『便秘』について説明させていただきました。

 

 

 

 

便秘になっていることで、余計ストレスが溜まったり、不安になってしまいますよね。

 

 

 

 

そんな方に、少しでも、参考にしていただければと思います。

 

 

 

 

また、セルフケアとして、ツボ押し以外にも、マッサージをしたり、食事に気をつけることも大事です。

 

 

 

食事では、キャベツやトマトなど、食物繊維が多く含まれているものを、食事で取るようにしたり、お風呂の際には、下腹部を温めたる事も大事です!

 

 

 

 

水分不足で、便が硬くなり、出しづらくなっている場合もあるので、こまめな水分補給もとても大事です!

 

 

 

 

便秘解消のために、自分で出来る事もとても多いので、少しずつケアを行ってみてください!

 

 

 

便秘の悩みを少しずつ、無くしましょう!!

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便秘 タイトル

辛い便秘にツボ押しを!【おすすめのツボ教えます♪】

 

便秘 タイトル

 

 

 

普段からお腹がすっきりしない。

 

 

 

 

何日も便秘が続いている。

 

 

 

いつもより便が少なく、スッキリしない。

 

 

 

体の悩みを人に相談しづらい。

 

 

 

そんな辛い便秘で悩んでいる方へ。

 

 

 

西洋医学・東洋医学からみた便秘のタイプの違いや、セルフケア・あなたに合ったツボ押しなどをお教えします。

 

 

 

まずは、便秘の概念から説明させていただきます。

 

 

便秘について

 

便秘 薬

 

 

便秘とは、何らかの原因で排便の機能が低下し、腸の中に便が溜まってしまっている状態です。 

 

 

 

排便回数・排便の量の減少や硬い便など、これらの状態の組み合わせを便秘といいいます。

 

 

 

病気が原因で、便秘が起きている場合があるので、そちらも説明させていただきます。

 

 

便秘の原因【西洋医学からみた便秘】

 

女の子

 

西洋医学では、様々な疾患が原因となり、便秘が起きていると考えます。

 

 

 

様々な原因として、以下のものがあげられます。

 

 

  • ・腸閉塞(イレウス)
  • ・大腸ポリープ
  • ・大腸がん
  • ・環境の変化(旅行先など)
  • ・ストレス
  • ・肝臓がん
  • ・過敏性腸症候群(IBS)

 

 

などが、考えられる場合があります。

 

 

 

腸閉塞やがんなどの危険な疾患が原因となっている可能性もあるので、早めに医療機関に相談する必要があります。

 

 

 

また、過敏性腸症候群(IBS)や、ストレス・生活習慣が、原因となっている便秘には、東洋医学のツボ・経絡などを使用する治療も、有効となっています。

 

 

それでは、東洋医学からみた便秘の原因も説明させていただきます。

 

 

 

便秘の原因【東洋医学からみた便秘の原因】

 

 

トイレ 便秘

 

先ほど、上記で説明させて頂いた、西洋医学とは、考え方が異なります。

 

 

西洋医学では、大腸がんや腸閉塞などのはっきりとした疾患が、原因となり便秘が起きていると考えますが、東洋医学では、その人の気や血の流れ・状態などが原因で便秘が起きていると考えます。

 

 

 

 

東洋医学のでは、便秘のタイプを以下の4つに分けられます。

 

・【1】熱秘(ねっぴ)‥胃や腸に熱が生まれる事が原因の便秘

 

・【2】気秘(きひ)‥怒りなどの感情が肝臓に熱を作り出し、循環が悪いため起こった便秘

 

・【3】虚秘(きょひ)‥気・血が不足し、腸の便を押し出す機能が低下したため、起こった便秘

 

・【4】冷秘(れいひ)‥冷たいものの過食や老化などにより、便を押し出す機能が低下したため起こった便秘

 

 

 

まず最初に、熱秘(ねっぴ)から紹介させていただきます。

 

 

 

【1】熱秘(ねっぴ)について

 

 

 

熱秘というのは、辛い物の食べ過ぎや疲れや風邪で、熱を出した時などに、体の中で上手く処理出来ず、熱が溜まってしまった状態です。

 

 

 

熱が体に溜まると、便が硬くなり、それが便秘につながります。

 

 

熱秘の症状として、以下のものが挙げられます。

 

  • ・便の状態が乾燥していて固い
  • ・お腹が張る
  • ・赤ら顔になる
  • ・口が乾く

 

熱秘には、体の中の熱を取り去り、循環を良くし、排便を促す治療をします。

 

 

【有効なツボ】

 

便秘 天枢

 

 

曲池 便秘

・曲池(きょくち)‥体の中の熱を取り去ります。

 

 

・内庭(ないてい)‥こちらも同様で使用します。

 

 

・上巨虚(じょうこきょ)‥大腸の機能を高めます。

 

 

・天枢(てんすう)‥大腸の気が集まっているツボなので使用します。

 

 

【2】気秘(きひ)について

 

 

 

気秘というのは、怒りなどの感情が肝臓を傷付け、肝臓により行われている全身への血液循環が悪くなり、起こる便秘です。

 

 

 

ストレスを溜めやすい方が、気秘のタイプの便秘になりやすいと言われています。

 

 

 

ストレスも同じく、内臓を傷付け、気の流れを滞らせてしまいます。

 

 

気秘の症状として、以下のものが挙げられます。

 

  • ・便意を催すが、排便できない
  • ・胸が張る
  • ・げっぷが多い
  • ・下が赤くなる

 

 

気秘を改善させるためには、肝臓の機能を高め、全身の気・血液の流れを改善させる治療をします。

 

 

【有効なツボ】

 

大巨 便秘

 

行間 便秘

 

・大巨(だいこ)‥便秘の特効穴としてとても有効です。

 

 

・天枢(てんすう)‥局所穴として使用します。

 

 

・太衝(たいしょう)‥肝臓の機能を高めるため使用します。

 

 

・行間(こうかん)‥同様で使用します。

 

 

【3】虚秘(きょひ)について

 

 

 

虚秘というのは、体の中の気・血が不足している事で起こった便秘です。

 

 

 

加齢・出産・慢性的な病気が原因で、体の中に、気・血が回復出来ずに起こる場合が多いです。

 

 

 

虚秘の症状として、以下のものが挙げられます。

 

  • ・便意を催すが、排便できない
  • ・便がコロコロしていて硬い
  • ・排便後に息切れする
  • ・疲れやすい
  • ・顔色が白い
  • ・爪や唇の色が淡泊

 

 

虚秘のタイプの便秘を改善させるには、ツボ・経絡を使って、体の中の気・血を増やします。

 

 

 

気・血が不足しているので、腸に潤いが無くなり、便が出にくいので、治療をして、体の循環を良くし、腸に気・血を行き渡らせる必要があります。

 

 

【有効なツボ】

血海ツボ

 

足三里 ツボ

 

・気海(きかい)‥体の中に気を増やします

 

 

・血海(けっかい)‥体の中に血を増やします

 

 

・足三里(あしさんり)‥胃腸の機能を高めます

 

 

・上巨虚(じょうこきょ)‥大腸の機能を高めます。

 

 

【4】冷秘(れいひ)について

 

 

冷秘とは、加齢・過労が原因で、体を温める機能が低下し、気・血が冷える事が原因となり起こった便秘です。

 

 

 

もともと、虚弱体質の方も冷秘の便秘になりやすいと言われています。

 

 

 

冷秘の症状として以下のものが挙げられます。

 

 

  • ・排便ができない
  • ・腹部の冷え
  • ・腰・膝の冷え
  • ・腹痛
  • ・透明な量の多い尿が増えるなどの症状も伴います。

 

 

冷秘を改善させる為には、体を温めることが、何よりも大事になります。

 

 

また、加齢・過労などで、低下してしまった腎臓の機能高める必要があります。

 

 

【有効なツボ】

 

腎兪 ツボ

 

関元 ツボ

 

 

・気海(きかい)‥体が冷えて悪くなってしまった気の流れを改善させます。

 

 

・腎兪(じんゆ)‥腎臓の機能をたかめます。

 

 

・天枢(てんすう)‥お灸などで温めることで、効果が高まります。

 

 

・関元(かんげん)‥同様で、こちらも温める事で症状が改善されます。

 

 

 

まとめ

 

便秘 野菜

 

便秘は、西洋医学でも、東洋医学でも様々な原因があり、とても身近な症状です。

 

 

放っておくことで、大きな病気につながることもあります。

 

 

 

便秘の度に薬を使用する方も多いと思いますが、便秘薬の力を借りなければ、排便ができない事は、大きな問題です。

 

 

 

自分で、溜めこんでいるストレスを上手く、解消したり、食物繊維やヨーグルトなど、便秘に効くと言われている食事を取り入れる事も、セルフケアとして有効です。

 

 

また、上記で説明させて頂いたツボを使用して、ツボ押しや温めることもとても有効なので、ぜひ、気になり始めたらやってみて下さい。

 

 

自分に合った治療法を見つけ、便秘を解消させ、内臓美人になりましょう!!

 

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