Tag Archives: 東洋医学

東洋医学的疲れの説明

【鍼灸師直伝】病院では治せない!?なんだかいつも疲れてる。を治す2つのツボ

東洋医学的疲れの説明

 

 

どんな方でも毎日疲れ知らずで過ごしていきたいですよね!?

 

 

ですが実際は、毎日6~7時間寝てるのにいつも眠い。なんてお悩みをお持ちの方も多いです。

 

 

疲れの原因は、生活習慣の乱れや体を動かしすぎての疲れがありますし、精神的な問題が原因で疲れが生じてくる事もあります。

 

 

こんな時、鍼灸師は疲れを東洋医学の観点から考えていきます。

主に疲れやすい方は次の2タイプに分けられます。

 

 

  • ・脾気虚タイプ
  • ・脾湿タイプ

 

 

これから詳しく説明をしていきますが、はじめにどこのツボが効くのか早く知りたい方の為に、そのツボをご紹介いたします。

 

 

疲れている上に食欲がない方には、足三里(あしさんり)

 

 

足三里の場所

 

 

疲れててやる気が出ない方には、委中(いちゅう)

 

 

委中の場所

 

 

この2つのツボを毎日3~5分指圧してあげると、疲れがとれてくるはずです。

 

 

さて、ではここから疲れについて詳しく説明していきます。

 

 

先程、疲れの原因を脾気虚と脾湿と2タイプに分けましたが、ここで”脾”という漢字が出た事に注目してください。

 

 

これは、西洋医学の脾臓と一緒なのですが、東洋医学では脾臓の働きが異なります。

 

 

東洋医学的脾臓の働き

 

 

少し説明が難しくなるので、簡単に説明していきます。

 

 

普通、食事をしたら胃や腸で消化吸収をすると考えますよね?

 

 

ですが、東洋医学では食事の本格的な消化は脾臓で行うと考えているのです。

 

 

また、食事を消化吸収する過程で作られる物質の事を精微(せいび)いいます。

 

 

脾臓では、この精微を元に血液を作るのですが、この力の事を生血(せいけつ)といいます。

 

 

次に、精微を心臓と肺へと昇らせるのですが、この力を昇清(しょうせい)といいます。

 

 

食後に頭がぼんやりするなんて時は、脾の昇清の力が衰えて上手に精微が昇っていかない事が原因になります。

 

 

女性で内出血や不生性器出血をする方がいますが、この原因は脾の統血作用といって、無駄に出血しないように血液を血管内に収める力が衰える事が原因になったりします。

 

 

このように、体を上手に働かせるには脾臓の力が大切なのですが、疲れをためやすい方は、脾の働きが衰えている可能性が高いのです。

 

 

そして、脾がどのように衰えているのかと診断する事が治療の最初の手順になります。

 

 

では、自分の疲れのタイプがどちらを診断して、その疲れを治していきましょう。

 

 

【東洋医学的】自分の疲れタイプ診断

 

自分の疲れのタイプチェック表

 

 

それでは、タイプによって出てくる症状を列記していきます。

自分に当てはまる症状が多いものを探してみましょう。

 

 

脾気虚タイプの症状

  • ・いつも眠い
  • ・食事をした後に眠くなる
  • ・元気がない
  • ・食欲がない
  • ・消化不良
  • ・お腹だけポッコリしてる
  • ・顔の血色が悪い
  • ・痩せてる、瘦せ型

 

 

脾湿タイプの症状

  • ・寝ても寝ても眠い
  • ・一日中疲れている
  • ・頭がボーとする
  • ・足がすぐにむくむ
  • ・頭がボヤッとする
  • ・足がむくみやすい
  • ・げっぷが良く出る
  • ・便秘と下痢を繰り返す

 

 

タイプによって原因が異なります

 

 

脾気虚タイプと脾湿タイプでそれぞれ原因が異なります。

ご自身のタイプに合わせた予防法をこころげましょう。

 

 

脾気虚タイプの疲れの原因

  • ・不健康な食習慣
  • ・働きすぎ、考えすぎ
  • ・手術後
  • ・出産後
  • ・運動不足
  • ・間違えたダイエット

 

 

特に不健康な食習慣は良くないです。

次の事を気を付けましょう。

 

  • ・食べ過ぎや飲みすぎ
  • ・早食い
  • ・よく噛まないで飲み込む
  • ・刺激が強い、脂っこい、冷えた、生、揚げ物、加工食品
  • ・アルコールを飲む
  • ・寝る前の1時間以内に食事をする

 

 

脾湿症タイプの疲れの原因

  • ・湿気の強い地域に住んでいる、
  • ・乳製品、揚げ物、脂もの、甘いもの、冷たいものを多く食べる
  • ・水分の摂り過ぎ

 

 

一般的に水分を多く摂りましょうといわれますが、このタイプの方は体の水分が排出できないタイプなので、必要以上に水分を摂取しないように気を付けてください。

 

 

タイプに合わせた東洋医学的疲れへの対処法

 

自分の疲れの原因が分かったら、タイプに合わせた疲れへの対処法を行いましょう。

 

 

脾気虚の対処法

脾気虚の疲れの表

 

 

  • ・生野菜や揚げ物を避ける
  • ・冷たい飲み物を避けて、温かい飲み物に変える
  • ・飲み過ぎ、食べ過ぎに気を付ける
  • ・食事に20分かける
  • ・じゃがいも、山芋、マッシュルーム、卵、豚、鶏を摂取する
  • ・ストレッチやヨガ、または30分のウォーキングや15分のジョギングをする
  • ・1日3分間、3回、足三里というツボを指圧する
  • ・お灸をする

 

 

脾湿タイプの対処法

脾湿タイプの疲れ

 

 

脾湿タイプの方は、脾気虚タイプの対処法に加えて次の事を試してみてください。

 

  • ・トウモロコシのひげ茶やあずき茶を飲む
  • ・足三里(あしさんり)に加えて、委中(いちゅう)という膝の裏側の中央にあるツボを寝る前に3~5分指圧する

 

 

病院では分からない原因不明の疲れには東洋医学を

 

なんとなく疲れてるんだけど、病院では原因が分からない。

 

 

そんな症状をお持ちの方は、鍼灸や漢方をはじめとする東洋医学がオススメです。

 

 

東洋医学は、病院で診断名がつかないような症状を治療する事に長けています。

 

 

今回の疲れはまさに病名がつかない症状です。

 

 

疲れを治すには、食生活に気を付けて足三里や委中などのツボを指圧して脾臓の衰えを治しましょう。

 

 

それでも、疲れがとれない方は症状が進んでしまっている可能性が高いです。

そんな方は、是非ともお近くの漢方医や鍼灸師に相談してみてください。

 

 

今回の記事が疲れで悩んでいる方の助けになっていれば幸いです。

 

出典: ac-punc

著者:小澤 悟 – 東洋医学博士、鍼灸師、漢方医

訳:小澤 勇人 – 柔道整復師、鍼灸師

LINEで送る
Pocket

下痢 タイトル

東洋医学で下痢は治る!【自分で出来る簡単ツボ押し教えます♪】

下痢 タイトル

 

 

最近、お腹の調子が悪い。

 

 

 

ここ、何日か下痢が続く。

 

 

 

普段と、食生活が何も変わっていないのに下痢している。

 

 

 

そんなお悩みをお持ちの方へ。

 

 

 

今回は、下痢について説明させていただきます。

 

 

 

下痢が起こっている時の、体の状態や、原因とセルフケアについて説明させていただきます。

 

 

 

下痢について

トイレ 便秘

まず、下痢とはどういう状態なのかを説明させていただきます。

 

 

 

 

下痢とは、普通の便と比べ、水分の含まれている量がはるかに多く、液状に近い便の事を言います。

 

 

 

通常、食べたものの消化・吸収は、小腸で行われ、水分は大腸により吸収されています。

 

 

その過程の中で、何らかの異常が起きると、下痢になってしまうのです。

 

 

 

 

西洋医学の考えでは、何らかの病気が下痢を引き起こしていると考えています。

 

 

下痢の原因【西洋医学の考え方】

便秘 薬

 

 

影響を及ぼす病気として、以下のものがあげられます。

 

  • ・過敏性腸症候群(ibs)
  • ・食中毒などの感染症
  • ・薬剤による下痢
  • ・潰瘍性大腸炎

 

 

 

など、様々な物があります。

 

 

 

過敏性腸症候群は、現代の悩みでとても多いと言われています。

 

 

 

若い方も、悩んでいる方が多く、試験前や通勤電車などで、腹痛が起きたり、便秘や下痢を何か月も繰り返すなどの症状があります。

 

 

 

 

ストレスが原因で、腸の動きが過敏になってしまい、症状が出ると言われています。

 

 

 

 

過敏性腸症候群は、東洋医学の鍼灸治療も有効とされています。

 

 

 

 

東洋医学では、西洋医学とは、異なる考え方をしています。

 

 

 

 

西洋医学では、病気が原因と考えていましたが、東洋医学では、体の中の気や血の状態や、五臓六腑の働きなどをみて考えます。

 

 

 

 

 

次に東洋医学の考え方を説明させていただきます。

 

 

 

東洋医学から考える下痢の原因【簡単ツボ押し教えます♪】

 

 

東洋

 

 

東洋医学では、下痢の事を【せっしゃ】といいます。

 

 

 

 

東洋医学でも、下痢になる原因は様々あります。

 

 

 

 

その中でも、今回は、今の季節に多い【外邪】と【脾】について説明させていただきます。

 

 

 

【1】外邪(がいじゃ)の影響による下痢

 

傘ブログ

 

 

東洋医学では、【風(ふう)・熱(ねつ)・湿(しつ)・燥(そう)・寒(かん)】という、体の中に入り、悪影響を及ぼす外の邪気の事を外邪(がいじゃ)といいます。

 

 

 

 

日本の夏は、高温多湿と言われ、今の時期では、【湿邪】が体に入りやすいと言われています。

 

 

 

 

さらに、冷たいものの飲食が増える事や、冷房などにより【寒邪】も入りやすいと言われています。

 

 

 

 

湿邪は、重く粘りがあり、寒邪は、血などを固まらせる必要があると言われています。

 

 

 

 

なので、体の中の気・血が滞り、胃や腸などの消化器官の循環が悪くなります。

 

 

 

 

そして、腸の機能の低下が起こり、下痢になります。

 

 

 

【寒・湿】の邪による下痢の特徴として、以下のものが挙げられます。

 

 

 

  • ・悪臭のしない水様便
  • ・腹痛
  • ・悪寒・発熱などの風邪に似た症状を伴う。
  • ・頭痛

 

 

など、様々あります。

 

 

 

このようなタイプの下痢の場合、体の中にある湿・寒の邪を取り去り、体の中の気・血の循環を改善させる必要があります。

 

 

 

鍼灸の治療では、ツボを使い症状を改善させます。では、寒・湿の邪に有効なツボを紹介させていただきます。

 

 

 

おすすめのツボ【外邪タイプ】

 

 

【1】天枢(てんすう)

 

 

便秘 天枢

 

 

どのタイプの下痢にもこのツボは、有効とされています。腸の機能を高めることで、症状が改善されます。

 

 

【2】上巨虚(じょうこきょ)

 

上巨虚

 

 

このツボも同様で、下痢の特効穴です。腸に、直接作用させる効果があります。

 

 

【3】陰陵泉(いんりょうせん)

 

陰陵泉

 

水分が多いツボとなるので、同様で、滞っている気・血の循環を改善させ、腸に栄養がいくようにします。

 

 

 

 

では、次に【脾】という臓器と下痢の関係について、説明させていただきます。

 

 

 

脾(ひ)の影響による下痢

 

 

ロールケーキ

 

 

脾という臓器は、食べ物の消化・吸収を行っていたり、血の材料を作っているとても大事な働きを行っています。

 

 

 

 

脾の機能が低下すると、下痢になりやすいと言われています。

 

 

 

 

甘いものの食べ過ぎなどの偏食や飲み過ぎ、悩み事や考えすぎ、他にも外から入ってくる【湿】などが、脾の機能を弱めてしまいます。

 

 

 

脾・胃の機能が弱まっている状態の事を【脾胃虚弱(ひいきょじゃく)】といいます。

 

 

 

脾胃虚弱の特徴としては、以下のものがあげられます。

 

  • ・軟便
  • ・水様便
  • ・脂肪分の多い食べ物の摂取により、排便の回数が増加
  • ・食欲がなくなる
  • ・精神疲労
  • ・顔色が黄色っぽくなる

 

 

脾胃虚弱を改善させるためのは、脾・胃の機能を高め、消化吸収がしっかりと行えるようにする必要があります。

 

 

 

脾胃虚弱に効くツボを紹介させていただきます。

 

 

おすすめのツボ【脾胃虚弱タイプ】

 

 

【1】胃の六ッ灸(いのむつきゅう)

 

胃の六ッ灸

 

消化器官の問題、全般に有効です。背中のツボなので、押しにくい場合は、テニスボールなど、お家にあるもので、ツボ押しするのもおすすめです!

 

 

【2】足三里(あしさんり)

 

足三里 ツボ

 

脾・胃の機能を高め、体の中の気・血の循環を改善させます。

 

 

【3】中脘(ちゅうかん)

 

生理痛 ちゅうかん

 

このツボも、天枢と同様で、どのタイプの下痢にも有効です。胃の機能が高まります。

 

 

 

 

まとめ

まとめ 画像

 

今回は、多い悩みである【下痢】について説明させて頂きました。

 

 

 

東洋医学,西洋医学どちらの観点からみても、下痢になる原因が、様々あることが、分かっています。

 

 

外から入ってくる【寒邪・湿邪】による下痢は、なかなか自分では、治し辛いですが、普段の食生活などが原因となっている場合は、少しずつ自分で、改善ができます!

 

 

 

甘いものの量を減らし、食生活に気を付ける事や、悩みすぎないようストレス発散する事がとても大事です!

 

 

 

女性の場合は、【冷え】が下痢だけではなく、たくさんの病気に繋がります。

 

 

 

なので、露出の多い夏でも、手足・お腹などを冷やしすぎないよう、ツボの部分にお灸をしたり、カイロなどで温める事もおすすめです!

 

 

 

ツボ押しなどは道具もいらずに、すぐに出来るので、下痢が気になる時に、ぜひ試してみてください。

 

 

 

下痢でお困りの方に、少しでも参考にしていただければ幸いです。

 

LINEで送る
Pocket


たるみ たいとる

瞼【まぶた】のたるみにツボ押しを!【すぐ効くツボ10選!】

 

たるみ たいとる

 

 

まぶたのたるみが気になる。

 

 

 

 

最近、目があけにくくなった。

 

 

 

 

周りの人に、【眠そう】と言われる。

 

 

 

 

今回は、【瞼(まぶた)のたるみ】について説明させていただきます。

 

 

 

 

瞼(まぶた)のたるみについて

 

 

 

今回は、まぶたのたるみが気になる方へ、原因と簡単に出来るセルフケアを紹介させていただきます。

 

 

 

 

では、なぜ、まぶたがたるむのか、原因を説明させていただきます。

 

 

 

 

まぶたがたるむのはなぜ??

 

 

めいく

 

 

まず、大きな原因として、関係しているのは、【筋肉】です。

 

 

 

 

目の周りには、【眼輪筋(がんりんきん)】という筋肉があります。

 

 

表情筋の図式

 

 

眼輪筋は、目をドーナツ型に囲んでいて、まぶたを閉じる作用があります。

 

 

 

 

眼輪筋は、衰えやすい筋肉と言われています。

 

 

 

 

デスクワークなどで、集中して作業している方や、スマホなどを、長時間見ている方は、自然とまばたきの回数が減り、筋肉を使っていない事が多く、たるみやすくなってしまいます。

 

 

 

 

また、女性で多いのは、メイクでつけまつげや、二重瞼を作るために使用する接着剤などが、皮膚を引っ張ると、たるみやすくなってしまいます。

 

 

 

 

他にも、遺伝であったり、体の中の循環が悪いことなどが、たるみに影響している場合があります。

 

 

 

 

東洋医学では、一般的な考え方とは別に、気・血や臓腑の状態が影響していると考えます。

 

 

 

では、東洋医学の観点から、【瞼のたるみ】について説明させていただきます。

 

 

 

 

東洋医学からみる【瞼(まぶた)のたるみ】

 

 

 

まぶたのたるみ

 

 

東洋医学では、瞼のたるむ原因として、体の中の気・血の流れが関係していると考えています。

 

 

 

 

1つ目に考えられるのは、【中気下陥(ちゅうきげかん)】という状態です。

 

 

 

【中気下陥(ちゅうきげかん)】とは

 

 

不眠イラスト

 

中気下陥とは、体のあらゆる部分が、下垂傾向にある状態の事です。

 

 

 

 

体の中に必要な【気】が不足し過ぎているせいで、力が入らなくなります。

 

 

 

 

【脾(ひ)】という臓腑は、昇清作用というものがあり、食事などの栄養分を体に行き渡らせることや、内臓の位置を留める(下垂を防ぐ)働きがあります。

 

 

 

 

中気下陥の状態だと、気が不足している状態のため、内臓に気が届かず、脾などの機能低下が見られます。

 

 

 

 

中気下陥の症状として、以下のものがあげられます。

 

 

 

  • ・顔のたるみ
  • ・瞼(まぶた)のたるみ
  • ・寝起きが疲れている
  • ・めまい
  • ・無気力
  • ・低血圧
  • ・胃下垂
  • ・子宮下垂

 

 

など、いろいろな症状がでてきます。

 

 

 

 

中気下陥の状態では、まず、体の中に気を増やす治療をします。

 

 

 

 

そこから、脾の昇清作用を高めることで、内臓の位置や、たるみが改善されます!

 

 

 

 

では、治療で使用するツボを紹介させていただきます!

 

 

 

 

【瞼(まぶた)のたるみを解消するツボ教えます♪】

 

 

(1)気海(きかい)

 

 

腰痛 気海

 

 

全身に不足している気を増やし、内臓の働きをたかめます!

 

 

 

(2)足三里(あしさんり)

 

足三里 ツボ

 

 

脾の機能を高め、血液循環を改善させます!

 

 

(3)合谷(ごうこく)

 

合谷

 

 

顔面部の問題に、合谷は、とても有効と言われています!顔のたるみやニキビ・更には、肩こり・腰痛などの様々な症状に効く万能ツボです!

 

 

 

(4)晴明(せいめい)

 

せいめい ツボ

 

 

 

目のたるみの局所穴として使用します!眼精疲労にも効くので、目がすっきりします!長時間の目の酷使で、悪くなっている循環を改善させます。

 

 

(5)陽白(ようはく)

 

陽白

 

 

眉毛の上にあるツボです!むくみにとても有効と言われています!目の周りの筋肉の血流を改善させます!

 

 

 

ぜひ、中気下陥のタイプの方は、5つのツボ押しを行って欲しいです!

 

 

 

 

ほかにも、関係している臓器として【肝(かん)と腎(じん)】があげられます!

 

 

 

【瞼のたるみ(肝・腎)による影響】

 

 

ストレス

 

 

 

まず、肝は【目】と関係が深く、肝が疲れると、眼精疲労が起こったり、影響しやすい場所になります!

 

 

 

腎(じん)も同じで、気の不足でたるみやすくなってしまうのです!

 

 

 

肝は、怒りなどの感情や、ストレスなどに影響されやすく、腎は、驚きなどの感情や疲れ、女性では、出産などでも、機能が弱まってしまいます!

 

 

 

 

たるみの改善には、やはり内臓を元気にする治療が大事です!

 

 

 

 

それでは、【肝(かん)・腎(じん)】を元気にするために、治療で使用するツボを紹介させていただきます!

 

 

 

【肝・腎の働きを高めるツボ5選!】

 

 

 

(1)復溜(ふくりゅう)

 

復溜

 

 

復溜は、腎に直接働きかけるツボです!腎の機能が高まり、水分循環が良くなることで、たるみの解消につながります!

 

 

 

 

(2)太衝(たいしょう)

 

腰痛 太衝

 

 

太衝は、肝の原穴と言われていて、元気が集まるツボになります!

 

 

 

(3)曲泉(きょくせん)

 

 

曲泉

 

 

肝の募穴です。肝の気が多く、機能が高まります!体の中の循環が改善されることで、むくみの解消につながります。

 

 

 

(4)眼晴

 

がんせい

 

 

足にあるツボになります。目の疲れからくるむくみなどの改善にとても有効です!

 

 

 

 

(5)攅竹(さんちく)

 

 

さんちく

 

 

眉毛の部分にあるツボとなります!目の問題にはとても有効となり、押すだけで目がすっきりします!

 

 

下まぶたのたるみ予防!眼輪筋(がんりんきん)リリース!

下まぶたのたるみ説明

 

 

年齢を重ねると上まぶたと同様に、下まぶたもたるんでプニプニしてきます。

 

 

これは、皮膚が萎縮する事に加えて、眼輪筋という目のまわりの筋肉が弱くなる事が原因です。

 

 

20歳代だと皮膚の厚さが2mm以上あるのですが、40代になると1.5mm前後まで薄くなります。

 

 

0.5mm以上組織が薄くなると、下まぶたにある眼窩脂肪が抑えられなくなって、脂肪が前に出てきます。

 

 

なので、下まぶたのたるみをおさえる為に筋肉のトーンを出しておく事をおすすめします。

 

 

そんな時に行いたい、眼輪筋のリリースのやり方をご紹介いたします。

 

 

 

下まぶたのたるみ予防眼輪筋リリース1

【やり方】

1.指の腹を使って、下まぶたの下にある骨を圧迫する。

2.骨に沿って、5秒づつ骨を押してリリースしていく。

3.3~5往復程度繰り返す。

 

 

 

下まぶたのたるみ予防眼輪筋リリース2

【やり方】

1.目頭を広げるように、皮膚を15秒伸ばす。

2.目の中央部で目を広げるように、皮膚を15秒伸ばす。

3.目尻を広げるように、皮膚を15秒伸ばす。

4.一連を3セット行う。

 

 

その他には、歯ブラシを使って行う目の下の皮膚誘導のやり方をおすすめします。

 

歯ブラシを使ったリリース矯正やり方

 

 

まとめ

 

ブログ

今回は、【瞼(まぶた)のたるみ】について説明させていただきました。

 

 

 

朝おきて、瞼がたるんでいると、一日のモチベーションが下がってしまいますよね。

 

 

 

そんな方へ向けて、簡単に出来るセルフケアを紹介させて頂きました!

 

 

 

また、自分の体の状態を少しでも、知っていただき、生活習慣も少しづつ改善していく事が大事になります!

 

 

女性の敵である【たるみ】を解消させましょう!

 

 

参考にしてみて下さい!

 

 

LINEで送る
Pocket

食欲タイトル

食欲ないのは胃に熱が溜まっている?【食欲を出すツボ5選!】

 

食欲タイトル

 

最近食欲がない

 

 

 

 

夏バテなのか、全然お腹が空かない。

 

 

 

 

ご飯の量が減った。

 

 

 

 

食べると、気持ち悪くなってしまう。

 

 

 

 

そんな悩みをお持ちの方へ。

 

 

 

 

今回は、そのような状態である【食欲不振】について説明させていただきます!

 

 

 

食欲不振とは

 

 

食欲不振というのは、全ての食べ物を食べる意欲がわかない状態の事です。

 

 

 

 

『食べたくない』状態の事です。

 

 

 

 

食欲不振になる原因として様々あるので、紹介させていただきます!

 

 

 

食欲不振の原因【西洋医学の考え方】

 

便秘 薬

 

 

西洋医学では、何らかの病気が体に影響をして、食欲が無くなっていると考えます!

 

 

 

 

影響を及ぼす病気として、以下のものが挙げられます。

 

  • ・急性胃炎
  • ・慢性胃炎
  • ・胃神経症
  • ・胃がん
  • ・膵がん
  • ・神経性食思不振症
  • ・脳腫瘍
  • ・統合失調症
  • ・精神障害

 

 

など、さまざまあります。

 

 

 

 

現代人の悩みの多くである『ストレス』も原因の一つです。

 

 

 

 

人間は、ストレスを感じると、血糖値が上昇してしまいます。

 

 

 

 

血糖値が上がることで、脳が『満腹状態』と勘違いしてしまい、食欲がなくなってしまうのです。

 

 

 

 

急性・慢性胃炎や胃神経症は、東洋医学の鍼灸治療でも改善する事があります!

 

 

 

 

東洋医学の考えでは、病気以外の体の状態から、食欲不振が起こっていると考えるので、東洋医学の考え方も説明させていただきます。

 

 

 

食欲不振の原因【東洋医学の考え方】

 

東洋

 

東洋医学で、食欲と関係するのは【脾・胃】という臓器です。

 

 

 

 

脾・胃という臓器は、食べ物の消化機能を行っている場所です。

 

 

 

 

脾・胃に何らかの影響で、ストレスが加わり、機能の低下が起こることで、食欲不振が起きてしまいます。

 

 

 

 

大きな原因として、『虚』と『熱』が関係しています。

 

 

 

 

まず初めに、『虚』について説明させていただきます!

 

 

 

脾胃虚弱(ひいきょじゃく)について

 

不眠イラスト

 

 

脾胃虚弱というのは、何らかの刺激が、脾・胃の消化器官に加わり、食べた物がうまく消化されず、胃のもたれ感や、不快感・気持ち悪さなどが、食欲不振に繋がります。

 

 

 

 

原因として、多く挙げらるのは、暴飲暴食・不摂生などの食生活の乱れや、悩み事や考えすぎなどが、気付かないうちに脾・胃などを傷つけてしまっています。

 

 

 

脾胃虚弱症の症状として、以下のものが挙げられます。

 

  • ・食欲がない
  • ・食後にお腹が張る
  • ・多く食べると嘔吐する
  • ・息切れ
  • ・疲れやすい
  • ・話すのがだるい

 

 

など、様々な症状が起こります。

 

 

 

 

脾胃虚弱を改善させるためには、鍼灸治療で、ツボを使い、脾胃の機能を回復させる必要があります。

 

 

 

 

 

また、脾胃に気が不足していため、機能の低下が起こり、全身への循環が悪くなってしまっています。

 

 

 

 

 

そのため、全身に気・血を増やし、循環を改善させる治療をします。

 

 

 

 

 

次に、『熱』が原因となる食欲不振の状態について説明させていただきます。

 

 

 

脾胃湿熱症(ひいしつねつしょう)について

 

とうがらし

 

 

脾胃湿熱症とは、体の中に湿が入り、うまく処理できずに体に湿が、停滞する事で、熱を生みます。

 

 

 

 

 

原因として、多く考えられるのは、甘いものや、脂っこいものの食べ過ぎです。

 

 

 

 

 

甘い物、あぶらものを食べ過ぎると、体の中に、湿を溜めこみやすいと言われています。

 

 

 

 

また、夏の時期に食欲がなくなる原因として多いのも、【脾胃湿熱(ひいしつねつ)】です。

 

 

 

 

日本の夏は、高温多湿と言われています。

 

 

 

 

普通の生活を送ってるだけでも、湿が体の中に入りやすくなっているのです!

 

 

 

 

脾胃湿熱症の症状としては、以下のものが挙げられます。

 

  • ・吐き気がある
  • ・全然食べれない
  • ・実際に嘔吐してしまう
  • ・上腹部がつかえて苦しい
  • ・軟便でスッキリでない
  • ・疲れやすい

 

など、食欲が出ないだけではなく、様々な消化器症状がでてしまいます。

 

 

 

 

脾胃湿熱症を改善させる為には、体の中に余分に溜まってしまった【湿熱】を取り去り、脾胃の消化機能を高める必要があります。

 

 

 

 

また、脾には運化作用があり、体の中に吸収された栄養や気・血を全身へ巡らせる役割があります。

 

 

 

 

脾胃湿熱では、運化作用の低下により、吸収されたものが、全身へ運ばれず、脾胃の中に停滞しているので、運化機能を高めなくてはいけません。

 

 

 

鍼灸治療では、ツボを使って体の中の、湿熱を取り、脾胃の機能を高める治療をしていきます。

 

 

 

 

では、食欲不振に有効なツボを紹介させていただきます!

 

 

 

 

食欲不振によく効くツボ5選!

 

 

 

どのタイプの食欲不振にも効く5つのツボを紹介させていただきます!

 

 

 

(1)足三里(あしさんり)

 

足三里 ツボ

 

胃に作用するツボと言われており、脾胃の機能を高め循環を改善させます。

 

 

 

(2)中脘(ちゅうかん)

 

生理痛 中冠

 

同様で胃の作用である、消化吸収の機能を高め、食欲がでます!夏バテにとっても有効です!

 

 

(3)胃の六ッ灸(いのむつきゅう)

 

胃の六ッ灸

脾・胃の作用を高めます!消化器系の問題全てに有効です。

 

 

 

(4)三陰交(さんいんこう)

 

生理痛 三陰交

 

気血の不足や、内臓の循環が悪い時に使用します!体の中の循環が悪い時や、婦人科疾患にも有効で、女性におすすめのツボです!

 

 

 

(5)胃兪(いゆ)

 

いゆ

 

 

名前のとうり「胃」に作用します。胃のつかえや、消化不良の時などにとても有効です!背部にあるツボなので、寝ながらテニスボールなどで、グリグリ押すのもおすすめです。

 

 

 

まとめ

 

なつ ブログ

 

 

今回は、夏の時期に多い悩みである『食欲不振』について説明させていただきました。

 

 

 

疲れなどが溜まっていたり、生活習慣の乱れ・体質など、様々な原因があります。

 

 

 

 

少しづつ、体質改善していき、内臓を強く、キレイにしましょう!

 

LINEで送る
Pocket


タイトル

頭のツボを押しても下痢にはならない!便を出すツボ5選!

 

タイトル

 

お腹がすっきりしない。

 

 

 

便秘が気になる。

 

 

 

 

おなかが張って痛む。

 

 

 

 

女性に多い『便秘』

 

 

 

 

そんなお悩みをお持ちの方へ。

 

 

 

 

今回は、便秘の原因と自分で出来るセルフケアをお教えします!

 

 

 

 

便秘とは

 

 

生理痛

 

まず、便秘とはどういう状態なのか、説明させていただきます。

 

 

 

 

便秘というのは、便が出ない・便通が悪い状態の事です。

 

 

 

 

何日も便がまったく出ない状態はもちらんですが、食べている食事の量に対して、便の量が少ない状態も便秘といいます。

 

 

 

 

例えば、1日3回排便が出来ている方が、1日1回しか出来ないという状態も便秘といいます。

 

 

 

 

ではなぜ、便秘が起きているのか、原因を説明させていただきます。

 

 

 

 

便秘の原因【西洋医学の考え】

 

便秘 薬

 

西洋医学では、何らかの病気が便秘につながっていると考えます。

 

 

 

影響を及ぼす原因として、以下のものがあげられます。

 

 

  • ・腸閉塞(イレウス)
  • ・過敏性腸症候群(IBS)
  • ・大腸がん
  • ・大腸ポリープ
  • ・子宮筋腫
  • ・婦人科疾患

 

など、さまざまあります。

 

 

 

 

他にも、ストレスや、環境の変化などで便秘が起こる場合があります。

 

 

 

 

例えば、旅行先で便秘になったことはありませんか?

 

 

 

 

それも環境の変化によるもので、体がストレスを感じていたり、緊張している事で起こります。

 

 

 

 

東洋医学では、他の角度から便秘について考えているので、そちらも紹介させていただきます。

 

 

 

便秘の原因【東洋医学の考え方】

 

トイレ 便秘

 

 

西洋医学では、便秘の原因が、なんらかの病気が関係していると考えていますが、東洋医学では、体の中の気や血の状態が、影響を及ぼしていると考えます。

 

 

 

 

東洋医学における便秘の原因で多く考えられるのは、『熱』によるものと『虚』によるものです。

 

 

 

まずは、『熱』による便秘から説明させていただきます。

 

 

 

【熱秘(ねっぴ)について】

 

とうがらし

 

熱秘というのは、胃腸などのに熱が溜まることで起こっている便秘です。

 

 

 

 

原因として多く考えられるのは、辛い物の食べ過ぎや、怒りなどの感情によるもの、暑がりの体質の方です。

 

 

 

 

辛い物を食べたり、怒ったりしていると、体の中に熱が生まれます。

 

 

 

 

熱がうまく処理されずに、胃腸に残ってしまった結果、便秘になります。

 

 

 

熱秘の症状として以下のものがあげられます。

 

 

  • ・便が乾燥していて固い
  • ・排便できない
  • ・暑がり
  • ・お腹が張っている
  • ・顔が赤い
  • ・口が乾く

 

これらが熱秘による便秘です。

 

 

 

改善させるためには、胃腸に溜まった熱を取りさり、胃腸の機能を高める必要があります。

 

 

 

 

また、ストレスが多い方がなりやすいので、ストレスを溜めこまず、発散させる事が大事です。

 

 

 

 

次に『虚』による便秘について説明させていただきます。

 

 

【虚秘(きょひ)について】

 

ききょ

 

虚秘という状態は、体に気や血が不足していることを言います。

 

 

 

 

加齢により疲れやすい方や、出産を経験している方,持病をお持ちの方,虚弱体質の方になりやすいと言われています。

 

 

 

 

気や血が不足している事で、便を押し出す力が無くなったり、腸に潤いがなくなり、便が出なくなります。

 

 

 

虚秘の症状としては、以下のものがあげられます。

 

 

 

  • ・便意はあるが、排便できない
  • ・コロコロした便が出る
  • ・排便すると、息切れする
  • ・顔色が白い
  • ・めまいがおこりやすい
  • ・唇や爪の色が悪い

 

 

これらが虚秘による便秘の特徴です。

 

 

 

 

虚秘では、不足している気・血を増やし、循環を良くする必要があります。

 

 

 

そのために、ツボ押しがおすすめです!

 

 

 

 

なんと、自分でツボ押しをするだけで便秘の解消ができてしまいます!

 

 

 

では、便秘に効くツボを紹介させていただきます。

 

 

【おすすめ!便を出すツボ5選!】

 

 

(1)百会(ひゃくえ)

 

百会

 

頭のてっぺんにあるツボです。自律神経を整えて、胃腸の機能をたかめる作用があります!

 

 

 

『頭を押すと下痢になる』そう思っている方がいるかもしれませんが、そんなことはありません!

 

 

 

百会というツボが、便を出すツボなので、迷信が生まれたのかも知れません。

 

 

 

万能なツボなので、是非使ってください。

 

 

(2)気海(きかい)

 

生理痛 気海

 

 

このツボは、気が集まっているツボになるので、胃腸の気の巡りが、スムーズになり、便秘の解消につながります。

 

 

(3)天枢(てんすう)

 

便秘 天枢

 

 

便秘の特効穴と言われているので、とても有効です!

 

 

(4)足三里(あしさんり)

 

足三里 ツボ

 

胃腸の働きをたかめてる作用があるので、使用します。

 

 

 

(5)大巨(だいこ)

 

大巨 便秘

 

大腸の問題にとっても有効なツボになります!便秘の特効穴と言われ、とっても効きます!

 

 

 

まとめ

便秘 野菜

 

今回は、女性の悩みで多い『便秘』について説明させていただきました。

 

 

 

 

便秘になっていることで、余計ストレスが溜まったり、不安になってしまいますよね。

 

 

 

 

そんな方に、少しでも、参考にしていただければと思います。

 

 

 

 

また、セルフケアとして、ツボ押し以外にも、マッサージをしたり、食事に気をつけることも大事です。

 

 

 

食事では、キャベツやトマトなど、食物繊維が多く含まれているものを、食事で取るようにしたり、お風呂の際には、下腹部を温めたる事も大事です!

 

 

 

 

水分不足で、便が硬くなり、出しづらくなっている場合もあるので、こまめな水分補給もとても大事です!

 

 

 

 

便秘解消のために、自分で出来る事もとても多いので、少しずつケアを行ってみてください!

 

 

 

便秘の悩みを少しずつ、無くしましょう!!

LINEで送る
Pocket


腰痛

腰痛で悩んでいる方必見【あなたに合ったツボ教えます!】

腰痛

 

 

 

 

朝起きて感じる腰のだるさや重み

 

 

 

仕事中などに感じる腰痛

 

 

 

物を取る時の腰の痛み

 

 

 

など

 

 

 

さまざまな場面で腰の重ダルさ・痛みを感じる方が多いと思います。

 

 

 

そんな方へ

 

 

 

 

腰痛の原因【西洋医学からみた腰痛・東洋医学からみた腰痛】や治療法・自分に合ったツボ・正しいツボ押しについて紹介させていただきます。

 

 

 

腰痛とは

 

腰痛画像

 

腰痛とは、腰部に感じる痛みの総称です。

 

 

 

原因として、多く考えられるのは、腹筋と背筋のバランスの悪さによるものです。

 

 

 

どちらも、体を支えている大事な筋肉です。

 

 

 

どちらか一方の筋肉が弱まることで、腰に負担がかかり、痛みが出てしまいます。

 

 

 

また、病気が原因で痛みが出てている場合があるので、そちらも説明させていただきます。

 

 

 

腰痛の原因【西洋医学の考え方】

 

 

 

腰痛と関わる疾患として、以下のものがあげられます。

 

 

 

 

  • ・腰椎椎間板ヘルニア
  • ・椎間関節性腰痛
  • ・筋筋膜性腰痛
  • ・脊柱管狭窄症
  • ・変形性脊椎症
  • ・慢性関節リウマチ
  • ・脊椎外傷
  • ・腰椎分離・すべり症
  • ・がん(転移によるもの)
  • ・側弯症
  • ・長時間の同じ姿勢
  • ・尿路結石
  • ・腎盂腎炎

 

 

など、内臓の疾患からくる腰痛や、がんなどの緊急を要する腰痛があります。

 

 

 

腰痛を気になり始めたら一度、病院で他の病気から影響されているものか、検査する事も大事です。

 

 

 

西洋医学の疾患が原因となっている腰痛にも、東洋医学のツボを使い改善させる事が出来ます。

 

 

 

では次に東洋医学からみた腰痛について説明させていただきます。

 

 

 

腰痛の原因【東洋医学の考え方】

 

 

西洋医学と東洋医学の考え方は異なります。

 

 

 

西洋医学では、腰痛の原因を筋肉・神経・骨などの影響からかんがえますが、東洋医学では、原因を気・血の状態から考えます。

 

 

 

例えば、西洋医学では、先ほど上記にあげた疾患により、神経などが圧迫されて、腰に負担がかかり、痛みが出ると考えますが、東洋医学では、気の流れが悪いことで、腰回りの筋肉に栄養が行かず、痛みが出ていると考えます。

 

 

では、東洋医学について、説明させていただきます。

 

 

 

東洋医学からみた腰痛の原因として、多くは以下の3つに分けられます。

 

 

  • ・寒湿証
  • ・気滞血瘀証
  • ・腎虚証

 

 

まずは、寒湿証から説明させていただきます。

 

【1】寒湿証(かんしつしょう)について

 

 

 

寒湿症とは、疲れている時などに、強い寒さの刺激受けることで発症します。

 

 

 

雨の日や寒い日に痛みが強くなるタイプの腰痛です。

 

 

寒湿証の症状として、以下のものがあげられます。

 

  • ・寒い日に痛みが強くなる
  • ・温めると楽になる
  • ・腰を曲げたり、長く座っていると痛む
  • ・腰がだるく冷えている
  • ・息切れ
  • ・疲れ
  • ・めまい
  • ・頭痛などの腰痛以外の症状も伴う

 

 

この腰痛は、寒邪・湿邪の悪い邪が体の中に入り、気・血液の流れを滞らせている事が原因となっています。

 

 

 

寒湿証では、体を温め寒邪・湿邪を取り去り、滞っている気・血・経絡の流れを改善させ、腰回りの筋肉に栄養を巡らせる治療をします。

 

 

 

治療のため使用するツボを紹介させていただきます。

 

 

【有効なツボ】

 

腰痛 腎兪

 

 

腰痛 太衝

 

 

・太衝(たいしょう)‥体の中の湿を取り去り、循環を改善させます。

 

 

 

・豊隆(ほうりゅう)‥同様の理由で使用します。

 

 

 

・三陰交(さんいんこう)‥気・血・経絡の流れを改善させます。

 

 

 

 

・腎兪(じんゆ)‥腰痛の特効穴となり、どのタイプの腰痛にも有効です。

 

 

 

【2】気滞血瘀証(きたいけつおしょう)について

 

 

 

 

気滞血瘀証とは、外から悪い邪がはいってきたり、怒りなどの感情が内臓を傷付け、気の働き・気の流れが悪くなっている状態です。

 

 

 

気は、血を全身へ巡らせる作用があります。

 

 

 

 

なので、気滞により、気の流れが悪くなることで血液の流れも悪くなり、全身を巡っている血液が汚れてしまっている状態です。

 

 

 

気滞血瘀証の症状として、以下のものがあげられます。

 

 

 

  • ・腰を曲げたり、動かすことで痛みが強くなる。
  • ・脇胸部や胸が張り、痛みがある。
  • ・刺すような痛みを感じる
  • ・怒ったりすることで、痛みが強くなる
  • ・顔色が悪い(唇や爪も青紫色になる)

 

 

気滞血瘀症の治療も、同様にツボや経絡を使用し、滞っている気の流れをスムーズにします。

 

 

 

 

気の流れが改善されると、血液もスムーズに流れるようになり、汚れている血液がどんどん良い状態になります。

 

 

【有効なツボ】

 

腰腿点

 

腰痛 膈兪

 

 

・腰腿点(ようたいてん)‥すべての腰痛に効果的です。

 

 

・太衝(たいしょう)‥肝臓の機能を高めることで、気・血の循環を改善させます。

 

 

 

・期門(きもん)‥同様で、肝臓の機能を高めます。

 

 

 

・血海(けっかい)‥血が集まっているツボになるので、血液の滞りを改善させます。

 

 

 

・膈兪(かくゆ)‥血液の状態が悪い時の特効穴となるので使用します。

 

 

 

 

 

【3】腎虚証(じんきょしょう)について

 

 

 

腎虚症とは、腎臓の気が不足し、機能が低下している状態です。

 

 

 

働きすぎ・睡眠不足などで、疲れが溜まっている方になりやすいと言われています。

 

 

 

腎臓はもともと、腰と関係が深いと言われています。なので、腎臓の機能の低下が腰に負担をかけます。

 

 

 

腎虚症の症状として、以下のものがあげられます。

 

 

  • ・腰を動かすと痛みが強くなる
  • ・疲れている時や長く座っている時などに痛む
  • ・不眠
  • ・体のだるさ
  • ・物忘れ
  • ・耳鳴り
  • ・めまいなどの症状を伴う

 

 

 

腎虚症は、腎臓に気を集めて、低下している機能を正常に戻す(高める)治療をします。

 

 

 

また、気・血が不足している事で、筋肉に栄養が届かず、痛みを引き起こしているので、気・血を増やします!

 

 

 

【有効なツボ】

 

腰痛 気海

 

腰痛 血海

 

 

 

・気海(きかい)‥不足している気を増やします。

 

 

・血海(けっかい)‥血液を増やし循環を改善させます。

 

 

・腎兪(じんゆ)‥腎臓の機能を高めます。また腰痛の特効穴なので使用します。

 

 

・太谿(たいけい)‥腎臓の機能を高めるために使用します

 

 

ツボ押しだけで治らない方へ、簡単に出来る腰の体操

ツボ押しを行うと腰の痛みが軽くなるのですが、それに加えて腰の体操を加えると、更に痛みが和らぎます。

 

こちらの体操をお試しください。

 

 

腰痛予防のためのセルフ牽引矯正法やり方

 

 

また、お尻の筋肉が固くなると坐骨神経痛などの原因にもなります。

 

 

そんな時は、こちらのリリース法をお試しください。

 

 

固くなったお尻をリリース矯正法やり方

 

 

まとめ

 

 

 

腰痛は、西洋医学の観点からも、東洋医学の観点からも様々な原因が、考えられます。

 

 

 

西洋医学の治療では治らなかったものが、東洋医学の治療で治る場合もあります。

 

 

 

 

根本の問題を治さないと、痛みが繰り返し出てきてしまう事があります。

 

 

 

 

「いつも痛いから‥」、「気にしなければ大丈夫」と我慢せずに、医療機関に相談することが大事です。

 

 

 

また、鍼治療では、腰痛に電気を流して治す場合もあります。

 

 

 

自分の腰痛のタイプを見つけ、自分に合った治療していく事が必要です。

 

 

 

 

自分の体を見つめ直して、健康な体を作りましょう!!

LINEで送る
Pocket

不眠タイトル

不眠の原因は内臓から?【不眠に効くツボ教えます!】

 

 

 

不眠タイトル

 

 

 

最近、眠れない日が続く。

 

 

 

寝つきが悪く、寝てもすぐに目が覚めてしまう。

 

 

 

重症なものでは、一晩中まったく眠れない事があります。

 

 

 

そんな、不眠症で悩んでいる方へ。

 

 

 

 

本当の原因と、自分で出来るケアを紹介させていただきます。

 

 

 

不眠症について

 

 

最初に不眠の概念から説明させていただきます。

 

 

不眠とは

 

 

不眠イラスト

 

 

まず、不眠というのは、十分に睡眠がとれていない状態の事を言います。

 

 

 

 

不眠と言っても、症状は人それぞれです。

 

  • ・疲れているのに眠れない。
  • ・夜中に何度も目が覚める。
  • ・眠りが浅く、熟睡が出来ない。

 

重症のものでは、

  • ・一晩中、一睡もできない。
  • ・不眠の状態が、数年・数十年続いている。

 

 

 

 

など、とても辛い状態です。

 

 

多くの場合、動悸・頭痛・めまいなどの症状を伴います。

 

 

 

また、様々な病気の症状に、【不眠】が関わっている場合があります。

 

 

 

不眠と他の病気との関わりについて、紹介させて頂きます。

 

 

 

不眠を引き起こす病気

 

 

不眠を引き起こす病気として、以下のものが挙げられます。

 

 

・高血圧

・糖尿病

・認知症・脳卒中などの脳の病気

・ホルモンバランスの乱れ

・頭痛・腰痛・肩こりなど

・うつ病などの精神疾患

・アトピー

・呼吸器疾患

 

 

 

これらが、睡眠に悪影響を及ぼします。

 

 

 

東洋医学では、別の原因が考えられます。

 

 

 

不眠の原因【東洋医学の考え】

 

 

 

東洋医学では、不眠と関わる臓器として【心・脾・肝】があげられます。

 

 

 

それぞれの臓器のバランスがくずれる事で、不眠が起きてしまいます。

 

 

 

東洋医学からみた原因として、多くは以下のものがあげられます。

 

  • ・心脾両虚症
  • ・肝鬱化火症

 

 

まずは、心脾両虚症から説明させていただきます。

 

 

【心脾両虚(しんぴりょうきょ)症について】

 

 

心脾両虚症とは、心・脾の機能が両方低下している状態です。

 

 

 

怒りっぽい方や、疲れている方になりやすく、物事の考えすぎなどが、心・脾を傷付け不眠につながります。

 

 

 

心脾両虚症の症状として、以下のものがあげられます。

 

  • ・なかなか眠りに付けない
  • ・すぐに目が覚めてしまう
  • ・動悸
  • ・精神的な疲れ
  • ・物忘れが多い
  • ・怖がったり、驚いたりしやすい

 

 

この様な症状が多い場合は、【心・脾】が疲れているという事になります。

 

 

 

心脾両虚症を治すためには、心の血不足や脾の気不足を改善させる必要があります。

 

 

気血の不足で、心・脾・脳が栄養されず、不眠と共にめまい・頭痛などの様々な症状が出るので、気血を増やす治療をします。

 

 

 

また、眠ろうとしてる時などに、脳が考え事をしてしまい、不眠につながる場合があるので、脳を休ませることが大事です。

 

 

 

【有効なツボ】

 

不眠 神門

 

 

不眠症 風池

 

・神門(しんもん)‥心を落ち着かせ、心の機能を高める為に使用します。

 

 

・風池(ふうち)‥考え事の多い脳を休ませます。

 

 

・三陰交(さんいんこう)‥血液不足を補います。

 

 

・血海(けっかい)‥同様で使用します。

 

 

・太白(たいはく)‥低下している脾の機能を高めます。

 

 

 

次に、肝鬱化火症を説明させていただきます。

 

 

【肝鬱化火(かんうつかか)症について】

 

 

肝鬱化火症は、何らかの影響で肝臓に熱が生まれ、熱が脳まで上ってしまっている状態です。

 

 

 

原因として、多く考えられるのは、考えすぎ・怒り・揉め事などが、肝臓を傷付けている事です。

 

 

 

 

我慢することや、気付かないうちに溜まっているストレス・精神的な疲れなどが、肝臓に影響を及ぼす事があります。

 

 

肝鬱化火症の症状として、以下のものがあげられます。

 

  • ・手足が熱い
  • ・怒りっぽい
  • ・手の平に汗をかく
  • ・眠っていても驚いて目が覚める事がある。
  • ・なかなか眠りにつけず、熟睡できない。
  • ・口や鼻の息が熱い

 

 

これらは、肝臓に熱が生まれる事で出る症状です。

 

 

 

 

肝鬱化火症を改善させるためには、以下の2つの治療法があります。

 

  • ・疏肝清熱【そかんせいねつ】
  • ・精心安神【せいしんあんじん】

 

 

では、疏肝清熱から説明させていただきます。

 

 

【1】疏肝清熱

 

これは、肝臓・体の中の熱を取り、肝臓の疏泄機能をたかめ、循環を改善させる治療法です。

 

 

【有効なツボ】

 

不眠 太衝

 

・太衝(たいしょう)‥肝臓の機能をたかめます。

 

 

・神門(しんもん)‥心の機能を高め、心を落ち着かせます。

 

 

 

・期門(きもん)‥肝臓の気が集まる所で、機能を高めます。

 

 

 

・三陰交(さんいんこう)‥体の中の循環を良くします。

 

 

 

【2】精心安神

 

 

 

不眠の多くは、心の疲れからきています。

 

 

 

心が疲れていると眠れない。

 

 

 

眠れないと、脳が疲れ、さらに心が疲れるという悪循環を引き起こしてしまいます。

 

 

 

そんな、心の疲れを改善させ、リラックスさせる治療法です。

 

 

 

【有効なツボ】

 

 

不眠 失眠

 

 

膈兪 不眠

 

・三陰交(さんいんこう)‥手足の血行を良くして、リラックス感を高めます。

 

 

・膈兪(かくゆ)‥全身の血液循環を良くします。

 

 

・心兪(しんゆ)‥背中の緊張をほぐし心地良い眠りが期待できます。 

        また、心の機能を高めます。

 

 

・失眠(しつみん)‥不眠症の特効穴です。全てのタイプの不眠症に有効です。

 

 

 

まとめ

 

 

不眠症は、西洋医学・東洋医学どちらから見ても、様々な原因があります。

 

 

 

多くは、心の疲れからきている事が分かっています。

 

 

 

心が疲れていると感じたら、無理をせず休息をとり、心身ともに休ませることが大事です。

 

 

 

また、自分で出来るメンテナンスもあります。

 

 

 

深呼吸をするだけなので、とても簡単です。

 

 

 

息を吸う時間は変えず、息を吐く時間を長くします。

 

 

 

吐く時間に20秒くらいかけるようにすると、副交感神経が優位になり、リラックス感が高まります。

 

 

 

そうすることで、眠りにつきやすくなります。

 

 

 

また、寝る前のツボ押しも効果的です。

 

 

 

不眠は、体にとても負担をかけ、疲れが溜まってしまいます。

 

 

 

なので、なるべく負担を減らし、疲れたら休む,無理をしないという事が大事です。

 

 

 

これを意識することで、徐々に不眠が改善すると思います。

 

 

体の中から治していき、良い睡眠を取れるようにしましょう!!

LINEで送る
Pocket


生理痛 タイトル

辛い生理痛を緩和させるツボ教えます!【悩んでいる方必見】

生理痛 タイトル

 

 

 

生理痛がひどい。

 

 

 

生理が来る度、生理痛に悩まされる。

 

 

 

でも、病院に行き辛い。

 

 

 

女性ならではの悩みで相談できない。

 

 

 

そう悩んでいる方も多いと思います。

 

 

 

そんな方へ

 

 

 

生理痛が少しでも良くなるように

 

 

 

生理痛の原因・東洋医学ならではの考え方・治療法を紹介させていただきます。

 

 

月経について

 

生理痛 女の子

 

まずは、月経について説明させていただきます。

 

 

 

月経とは

 

 

月経とは、一定の年齢に達すると起こる子宮からの出血の事です。

 

 

 

その周期が月に一度であることが多いので、月経と言われています。

 

 

 

月経が起きると、体には、様々な変化が起こり、体温が高くなったり、ホルモンバランスが乱れる事があります。

 

 

 

 

月経のリズムは、エストロゲン,プロゲステロンという2つの女性ホルモンの分泌により起こります。

 

 

 

個人差はありますが、一般的に28~30日(約4週間)を1サイクルとしています。

 

 

 

 

月経とホルモンが深く関係しているので、ホルモンバランスの乱れが起こります。

 

 

 

 

つぎに、なぜ生理痛が起こるのかを説明させていただきます。

 

 

 

生理痛の原因【一般的な考え方】

 

 

生理痛 イラスト

 

 

生理痛の大きな原因となっているのは【プロスタグランジン】という物質です。

 

 

 

 

プロスタグランジンは、子宮を収縮させる作用と、痛みを感じさせやすくする作用があります。

 

 

 

プロスタグランジンの分泌が、月経の前半に増加することにより、お腹のキリキリする痛みなどが起こります。

 

 

 

プロスタグランジンは、陣痛の原因として知られる程、痛み刺激と関係が深く、生理痛を感じる方は、そうでない方に比べて、プロスタグランジンの量が多いと言われています。

 

 

 

 

以上が一般的な考え方として知られています。

 

 

 

他にも東洋医学からみる生理痛の原因があるので、紹介させて頂きます。

 

 

 

 

生理痛の原因【東洋医学の考え方】

 

 

 

 

東洋医学からみた生理痛の原因として、大きく分けて以下の3つに分けられます。

 

(1)気滞血瘀症

(2)寒凝血瘀症

(3)気血虚症

 

 

 

まずは、気滞血瘀症から説明させていただきます。

 

(1)気滞血瘀症

 

 

 

生理痛 気滞

 

 

もともと、怒りっぽい・イライラしやすいタイプの方や、精神的なストレスを感じている方になりやすいと言われています。

 

 

 

 

そういったストレス・怒りなどの感情が、肝臓を傷つけることで、気の流れが滞ってしまいます。

 

 

 

 

気の流れが滞っていて、悪い状態を気滞と言います。

 

 

 

 

気滞になると、月経に関係する経絡や子宮に気・血・栄養がしっかり巡っていない状態になります。

 

 

 

 

その状態が生理痛へと繋がります。

 

 

 

 

 

気滞血瘀症の症状として、下腹部の痛みの他に、脇胸部痛や胸が張って痛む事があります。

 

 

 

 

                   ⇊

 

 

 

 

気滞血瘀症を改善するためには、肝臓の機能である疏泄機能を高める必要があります。

 

 

 

 

疏泄機能を高めることにより、体内の気や血液循環が正常に保たれ、滞りのない状態になります。

 

 

 

 

 

また、イライラや精神的なストレスが、肝臓に悪影響を及ぼしているので、ストレスを感じたら、無理したり、溜めこんだりせずに、発散させることが大事です。

 

 

 

【有効なツボ】

 

生理痛 関元

 

 

生理痛 三陰交

 

・三陰交‥婦人科疾患の特効穴となるので使用します。

 

 

 

 

・関元‥下腹部にあるツボなので、どのタイプの生理痛にも有効です。    

    お灸などで、下腹部を温める事も痛みの緩和に繋がります。

 

 

 

・太衝(瀉法)‥気の滞りを改善させて、循環を良くします。

 

 

 

・気海‥気の流れを改善させて、滞りを無くします。

 

 

 

・期門‥募穴なので、肝臓の気が多く集まっている場所で、肝臓の機能を高めます。

 

 

(2)寒凝血瘀症

 

 

生理痛 寒凝血瘀症

 

 

寒凝血瘀症とは、生理前・生理中または産後などの期間に、寒さを強く感じることや、冷たいものの過食が原因で起こります。

 

 

 

 

これからの時期、電車内,お店などの様々な場所で、冷房による寒さを感じる事が多くなると思います。

 

 

 

 

そのような事で、体を冷やし過ぎると、寒邪・湿邪が体の中に入ってきて、子宮や月経に関わる経絡の気の流れを停滞させてしまいます。

 

 

 

 

また、寒邪という邪気は、気・血を凝滞させていまいます。

 

 

 

 

梅雨のベタベタしている湿気が多い時期や、冬の寒い時期に起こりやすいと言われています。

 

 

 

 

寒凝血瘀症の症状として、下腹部の刺すようなチクチクした痛み・手足の冷え・顔色が悪くなる事があり、温めると楽になると言われています。

 

 

            ⇊

 

 

まず、寒邪の影響により、体の中の血液の循環が悪い状態なので、入浴・お灸など体を温めたり、普段から、できるだけ体を冷やさないように心がける必要があります。

 

 

 

 

また、湿邪の影響で気・血が滞り、流れが悪くなっているので、鍼治療などで、湿を取り除く必要があります。

 

 

 

 

【有効なツボ】

 

生理痛 豊隆

 

生理痛 中冠

 

 

 

・胃の六ッ灸‥湿邪によって弱っている脾・胃の消化機能を高めます。

 

 

 

・豊隆‥体の中の湿を取り除きます。

 

 

 

・太白‥弱っている脾の消化機能を高めます。

 

 

 

・中脘‥胃の機能を高めます。お灸などで、温めることも効果的です。

 

 

(3)気血虚症

 

 

生理痛 気血虚症

 

 

気血虚症とは、体の中に必要な気や血が足りていない状態の事です。

 

 

 

原因としては、睡眠不足・疲れ・脾の機能の低下などが、あげられます。

 

 

 

 

気血虚症の特徴として、生理前・生理後のお腹の不快感や少し張る感じがあり、他にも、めまい・疲労感・動悸・息切れなどがあります。

 

 

 

              ⇊

 

 

 

月経の影響で、気・血が不足している状態にあるので、体の中の気・血を増やさないと症状が改善しません。

 

 

 

 

気や血を増やすためには、、睡眠をしっかり取ることや、不摂生がないよう、食事に気を付けるなどの生活習慣を見直す必要があります。

 

 

 

 

また、鍼灸治療では、脾の機能を高めることや、気や血を増やして、循環を改善させることが出来ます。

 

 

 

 

【有効なツボ】

 

生理痛 気海

 

 

生理痛血海

 

 

 

・気海‥気が集まっているツボなので、体の中に気を増やします。

 

 

 

 

・血海‥血海も同様で、体に血を増やして、循環を改善させます。

 

 

 

 

・脾兪‥脾の機能を高めます。

 

 

 

 

・胃の六ッ灸‥脾・胃の機能を高めます。

 

 

 

 

・失眠‥睡眠不足・不眠症に有効です。お灸などで、温める事で改善します。

 

 

まとめ

 

 

 

生理痛にも、一般的な考え方の他に、東洋医学の考え方があります。

 

 

 

 

普段からの不摂生・睡眠不足が辛い生理痛に繋がっている場合もあります。

 

 

 

 

生理痛がある度に、薬を飲んだり、痛みを我慢して、放っておいている方も多いと思います。

 

 

 

 

日常生活の全てが痛みと繋がっている場合があるので、生活習慣を見直すだけで、生理痛がだんだん、良くなっていくと思います。

 

 

 

 

また、女性に多い冷え性は、放っておくと、色々な病気につながる可能性があります。

 

 

 

 

気になっている症状・体の異変がある時は、我慢・無理をせず、病院・鍼灸院などの先生に相談することも良いと思います。

 

 

 

 

自分に合った治療法で、辛い生理痛を改善させ、体の中からキレイになりましょう!

 

 

LINEで送る
Pocket


肩こりに効くツボ

肩こりに効くツボ教えます!!【悩んでいる方必見】

肩こりに効くツボ

 

 

最近、肩こりがひどい。

 

 

 

肩こりがひどくて、体調がすぐれない。

 

 

 

など、肩こりで悩んでいる方が、最近ではとても多いと思います。

 

 

 

悩んでいるが、どう治していくのか分からない。

 

 

 

そんな方へ

 

 

 

 

肩こりの原因と治療法・有効なツボを紹介させていただきます。

 

 

 

肩こりとは

 

 

 

肩こりとは、肩周りの筋肉(主に僧帽筋)が詰まったような、こわばった感じや、凝り感の総称です。

 

 

 

 

肩こりの原因は様々ありますが、一般的に良く知られている原因とは別に、東洋医学からみる原因もあります。

 

 

 

どちらも知る事で、自分がどのタイプの肩こりに当てはまっているのか、どういう治療法があっているのかを、見つける事が出来るはずです。

 

 

 

まずは、一般的な原因から、紹介させていただきます。

 

 

 肩こりの原因【一般的な考え方】

 

 

肩こりの原因

 

  • ・運動不足
  • ・ストレス
  • ・冷え性
  • ・スマホ,パソコンを使用する時などの姿勢不良
  • ・緊張などの精神的な因子
  • ・目の酷使

 

 

など、様々あります。

 

 

 

これらの原因を改善しても、肩こりが良くならない場合があります。

 

 

 

そのような時に東洋医学の考え方も参考になると思います。

 

 

 

それでは、こちらも紹介させて頂きます。

 

 

 肩こりの原因【東洋医学の考え方】

 

 

 

東洋医学からみる肩こりの原因は、大きく分けて以下の3つに分けられます。

 

 

  • ・瘀血
  • ・肝血虚
  • ・気滞

 

 

まずは、瘀血から説明させていただきます。

 

 (1)瘀血

 

瘀血

 

 

瘀血というのは、簡単に言うと体の中の血液が、汚く、ドロドロしている状態の事です。

 

 

瘀血になると、肩・首回りの筋肉に、血液が巡っていないことになり、滞ってしまう事などで、辛い肩こりになってしまいます。

 

 

 

瘀血になる原因も様々あります。

 

 

 

東洋医学の考え方では、血と深く関わる臓器として、【脾・肝・心】が挙げられます。

 

 

 

血の生成・循環・体の中から血をもらさないようにする作用があります。

 

 

 

3つの臓器の働きによって、人間の体の中にキレイな血が循環しているのです!!

 

 

 

ですが

 

 

 

肝・心・脾の臓器が、なんらかの影響で働けなくなってしまうと瘀血という状態になります。

 

 

 

まず、肝という臓器は、イライラなどのストレス・風の影響で、機能が弱まってしまいます。

 

 

 

 

脾という臓器は、食べ物に関係していて、甘い物の食べ過ぎ、飲み過ぎなどの不摂生により、機能が悪くなってしまいます。

 

 

 

他にも、考え過ぎなどの精神的なストレスや、湿気に弱いと言われています。

 

 

 

最後に心という臓器です。心は、体の中の血液循環にとても重要な臓器になります。

 

 

心は、過度に喜ぶという感情が強まると、心疾患になりやすいと言われています。また、熱にも弱いです。

 

 

                ⇊

 

 

瘀血という状態を治すためには、【肝・心・脾】の臓器が、正常に働けるようにする必要があります。

 

 

 

イライラ・ストレスを溜めない事や、食事に気を遣うなど、日常生活で、自ら改善が出来る所です。

 

 

 

また、冷え性の方も体の中の循環がうまくいかない事で、瘀血になっている場合があります。

 

 

 

なので、これからの季節に冷房などで体を冷やし過ぎない、お風呂・お灸などで、体の中から温めるなどの努力が必要になります。

 

 

 

【有効なツボ】

 

肩井 肩陵

 

心兪 膈兪

 

 

・肩井は、僧帽筋上にあるツボでどのタイプの肩こりにも有効です。

 

 

 

・天髎も僧帽筋上にあり、局所穴として使用します。

 

 

 

・肩髎も同様です。

 

 

 

・膈兪(補法・血会)は、血液の問題にとても有効です。血会のツボの刺激で、キレイな血液を作ります。

 

 

 

・血海(補法)というツボは、名前の通り、血がたくさんある場所です。刺激をする事で、循環が良くなります。

 

 

 

・胃の六ッ灸(補法)の使用で、脾の働きを高めます。

 

 

 

・心兪(補法)の使用で、心の機能を高め、血液循環を改善させます。

 

 (2)肝血虚証

 

肩こり 肝血虚

 

 

肝血虚というのは、肝臓に血液が不足している状態です。

 

 

 

肝という臓器は、筋肉・目などに関係しているといわれています。なので、肝血虚になると、筋肉のひきつり・ふるえ・目の乾きなどが現れます。

 

 

 

これが、肩こりの原因となり、肩こりの影響で、目が痛い・乾く・疲れるなどの症状が出る事も肝血虚に当てはまります。

 

 

                 ⇊

 

まず、全身の血液が、少し少ない状態だと考えられるので、血液を作り出す必要があります。

 

 

 

また、肝臓の機能である疏泄機能を高めて、循環を良くして、筋肉に血液を巡らせる事で、肩こり解消に繋がります。

 

 

 

目にも痛みなどの影響を及ぼしているので、酷使し過ぎずに、温めたりすると改善が見られます。

 

 

【有効なツボ】

 

肩中兪 肩外兪

 

 

 

・肩中兪は僧帽筋上にあり、局所穴として使用する。

 

 

 

・肩外兪も同様です。

 

 

 

・巨骨も同様です。

 

 

 

・太衝(補法)を使用する事で、肝機能を高め、血液の循環を促します。

 

 

 

・其門(補法)は、肝の募穴で、肝臓に気を集めて元気にします。

 

 

 

・太陽(奇穴)の使用で、眼精疲労を改善させます。

 

 

 

・血海の使用で血液を増やします。

 

 

 (3)気滞

 

肩こり 気滞

 

 

 

気滞とは、気の流れ・滞りが悪くなってる状態です。それに伴い、血液の流れも悪くなります。

 

 

 

その結果、筋肉に十分に血液が流れなり、肩コリに繋がります。

 

             ⇊

 

気滞が起こると、肝臓に影響を及ぼすことが多く、機能が弱まっている状態です。

 

 

 

疏泄機能を高め全身に血液を行き渡らせる必要があります。

 

 

 

また気滞によって、体のどこかに気が滞り、腫れや痛みを引き起こしている事があるので、鍼灸治療・漢方などで気滞を除くことが大事になります。

 

 

 

【有効なツボ】

 

内関 神門

 

 

・太衝(瀉法)を使用することで、気の滞りを改善させます。

 

 

 

・百会を刺激して、血液循環を良くします。

 

 

 

・膻中 を刺激して、自律神経を整えます。

 

 

 

・内関も同様です。

 

 

 

・神門も同様です。

 

 

それでも治らなかった体操をお試しください

ツボを刺激すると、肩こりが楽になる事は多いです。

 

 

それに加えて、体操を加えてあげると更に症状が緩和されます。

 

 

こちらの体操をお試しください。

 

 

 

 

 まとめ

 

 

 

肩こりの原因の多くは、姿勢不良・運動不足などが、良く知られていると思います。

 

 

 

東洋医学では、違った角度から原因を探す事が出来ます。

 

 

 

肩こりの原因の一つに食事の不摂生がある事も、東洋医学ならではの考え方です。

 

 

 

様々な原因を知る事で、どこを改善するべきなのかを、見つけられるはずです。

 

 

 

自分に合った治療法で、辛い肩こりを治し、体の中から改善させましょう!!

 

LINEで送る
Pocket

むくみの本当の原因とその予防

むくみの本当の原因とその予防【本当に効くツボ教えます】

むくみの本当の原因とその予防

 

朝起きて、顔が浮腫んでいる。

 

足が浮腫んでいる。

 

そんな経験をしたことある方が多いと思います。

 

ですが、

 

なぜ浮腫むのか、知らない方もいると思います。

 

むくみに悩んでいるけれど、どう対処すれば良いのかわからない。

 

という方もいると思います。

 

そのような方にむけて、原因と予防法を紹介させていただきます。

 

 

むくみとは

 

一般的に知られているむくみの考え方の他に、東洋医学の考え方もあります。

 

 

両方の考え方を知る事で、自分に合っている治療法を見つける事が出来ると思います。

 

 

まずは、一般的に良く知られている原因から説明させていただきます。

 

 

一般的な原因

むくみとは、細胞と細胞の間に異常に水分が増えている状態です。

 

 

お顔のむくみとは、お顔の皮膚の皮下組織に水分が溜まっている事が原因で起こっています。

 

必要のないはずの水分が体に溜まっている状態です。

 

また、お酒をのんだ次の日に浮腫んでいることを経験された方もいると思います。

 

 

体の水分の処理を行っているリンパ組織が、血液中のアルコール濃度が高くなっている事で、血管が拡張してしまい、正常に働けなくなってしまいます。

 

 

なので、お酒の飲み過ぎは、体が浮腫みやすい状態を作っていることになります。

 

 

その他にも、塩分の摂りすぎや運動不足からも起こります。

 

これらの状態が良く知られているものになります。

 

その他に、東洋医学の考え方というものもあるので、紹介させていただきます。

 

 

東洋医学の考え方

東洋医学の考え方では、原因が様々あり、以下のタイプ分けが出来ます。

 

 

  • ・肺虚証
  • ・脾気虚症
  • ・寒湿症

 

 

まず、肺虚症について、説明させていただきます。

 

 

(1)肺虚症

 

肺虚

 

もともと、「肺は水の上源」と言われ、水をつかさどっている場所です。

 

肺には、宣発・粛降機能作用というものがあります。

 

宣発作用により、水分が全身に行き渡ります。

 

肺が何らかの影響により、機能がおちる事で、体の中の水分が溜まってしまう(=浮腫)という状態になります。

 

外から入ってくる風邪、乾燥状態、他にも悲しみなど心因的な問題も、肺の機能低下につながります。

                

 

有効なツボの使用・適切な治療により、宣発作用を高め、必要な水分を体のすみずみまで滞りなく行き渡らせる必要があります。

 

 

【有効なツボ】

 

ツボ

 

・豊隆(瀉法)というツボは、むくみの特効穴なので、全てのタイプのむくみに有効です。

 

・太淵(補法)により肺の機能を高める。

 

・尺沢(補法)も同様です。

 

・中府(募穴・補法)は臓腑の気が集まる場所なので、肺が元気になります。

 

・水分(補法)の使用により、血液の循環を良くする。

 

 

(2)脾気虚

 

脾虚

 

なんらかの影響により、脾臓に元気が無くなると、体の中に、痰や湿が溜まり、血液の循環が悪くなります。

 

 

その結果、むくみが起こります。

 

 

食べ物の不摂生・偏りや、物事の考えすぎなどの精神的ストレスが脾臓に影響を及ぼします。

               ⇊

 

食べ物の偏り・不摂生は、本人が気を付ければ改善できるところです。

 

ストレス・悪い生活習慣を見直し、脾の働きを正常に戻し、体の血液循環を良くする必要があります。

 

 

【有効なツボ】

 

三陰交

・太白(補法)は、脾の原穴なので、脾の働きを高める作用があります。

 

・三陰交(補法)を使用し、血液循環を良くする

 

・足三里(補法)を使用し、脾胃の機能を高める。

 

・中脘(募穴・補法)を使用し、胃の機能を高める。

 

・章門(募穴・補法)も同様です。

 

 

(3)寒湿症

 

寒湿

雨の日や梅雨の季節のむくみは、寒湿が原因です。

 

 

梅雨の時期のじめじめしている湿が体の中に溜まる事で、湿が苦手な脾の機能が弱まり、血液循環が悪くなります。

 

 

さらに、寒さの影響で腎の機能が弱まります。

 

東洋医学では、『腎は水の主源』という言葉があります。

 

肺と共に体の水分調節を行っているとても大事な臓器です。

 

腎臓の機能が低下することで、水分・血液循環が悪くなりむくみの原因となります。

 

               ⇊

 

まず、寒さの影響があるので、お灸や入浴・食事などで体を温め、血液循環を良くする必要があります。

 

 

また、体の中に溜まってしまった湿を除去し、弱っている脾胃の作用を高め、湿を処理できるように体を改善する必要があります。

 

 

【有効なツボ】

豊隆 足三里

 

胃の六ッ灸 腎兪

 

・太谿(原穴・補法)を使用する事で、腎の機能を高め循環をよくします。

 

・湧泉(補法)を使用し腎の機能を高める。

 

・胃の六ッ灸(補法)を使用し消化機能を高める。また、お灸などで温めることで、循環が良くなります。

 

・太白(補法)を使用し、脾の機能を高める。

 

・豊隆(補法)を使用し、湿を除去する。

 

・腎兪(補法)を使用し腎臓の機能を高める。

 

・足三里(補法)を使用し胃の機能を高める。

 

・中脘(補法)も同様です。

 

・章門(補法)も同様です。

 

 

 

まとめ

 

むくみのまとめ

 

むくみの原因は、悪い生活習慣(食べ物の偏りなど)からなるものや、その日の天候・風邪・ストレスからなるものなど様々あります。

 

 

食べ物の偏りだけを気を付けていても、本当の原因はストレスからきているのかも知れません。

 

 

自分では気付いていない、気にしていない部分に根本的な問題が隠れている可能性があります。

 

根本的な問題を見つけ、治していかないと、またすぐに繰り返してしまいます。

 

 

また、浮腫んでいる時にセルフマッサージなどで、リンパ・血液の流れを良くしたり、体が冷えている場合には、お風呂などで温めたりすることで、防ぐ事が出来ます。

 

 

それに加えて、東洋医学の考えも活用し、有効なツボ・治療法で、治していくことがも大事です。

 

自分の体調で少しで気になることがある場合には、放っておいたり、我慢したりせずに、治していく努力が必要です。

 

 

LINEで送る
Pocket