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東洋医学的疲れの説明

【鍼灸師直伝】病院では治せない!?なんだかいつも疲れてる。を治す2つのツボ

東洋医学的疲れの説明

 

 

どんな方でも毎日疲れ知らずで過ごしていきたいですよね!?

 

 

ですが実際は、毎日6~7時間寝てるのにいつも眠い。なんてお悩みをお持ちの方も多いです。

 

 

疲れの原因は、生活習慣の乱れや体を動かしすぎての疲れがありますし、精神的な問題が原因で疲れが生じてくる事もあります。

 

 

こんな時、鍼灸師は疲れを東洋医学の観点から考えていきます。

主に疲れやすい方は次の2タイプに分けられます。

 

 

  • ・脾気虚タイプ
  • ・脾湿タイプ

 

 

これから詳しく説明をしていきますが、はじめにどこのツボが効くのか早く知りたい方の為に、そのツボをご紹介いたします。

 

 

疲れている上に食欲がない方には、足三里(あしさんり)

 

 

足三里の場所

 

 

疲れててやる気が出ない方には、委中(いちゅう)

 

 

委中の場所

 

 

この2つのツボを毎日3~5分指圧してあげると、疲れがとれてくるはずです。

 

 

さて、ではここから疲れについて詳しく説明していきます。

 

 

先程、疲れの原因を脾気虚と脾湿と2タイプに分けましたが、ここで”脾”という漢字が出た事に注目してください。

 

 

これは、西洋医学の脾臓と一緒なのですが、東洋医学では脾臓の働きが異なります。

 

 

東洋医学的脾臓の働き

 

 

少し説明が難しくなるので、簡単に説明していきます。

 

 

普通、食事をしたら胃や腸で消化吸収をすると考えますよね?

 

 

ですが、東洋医学では食事の本格的な消化は脾臓で行うと考えているのです。

 

 

また、食事を消化吸収する過程で作られる物質の事を精微(せいび)いいます。

 

 

脾臓では、この精微を元に血液を作るのですが、この力の事を生血(せいけつ)といいます。

 

 

次に、精微を心臓と肺へと昇らせるのですが、この力を昇清(しょうせい)といいます。

 

 

食後に頭がぼんやりするなんて時は、脾の昇清の力が衰えて上手に精微が昇っていかない事が原因になります。

 

 

女性で内出血や不生性器出血をする方がいますが、この原因は脾の統血作用といって、無駄に出血しないように血液を血管内に収める力が衰える事が原因になったりします。

 

 

このように、体を上手に働かせるには脾臓の力が大切なのですが、疲れをためやすい方は、脾の働きが衰えている可能性が高いのです。

 

 

そして、脾がどのように衰えているのかと診断する事が治療の最初の手順になります。

 

 

では、自分の疲れのタイプがどちらを診断して、その疲れを治していきましょう。

 

 

【東洋医学的】自分の疲れタイプ診断

 

自分の疲れのタイプチェック表

 

 

それでは、タイプによって出てくる症状を列記していきます。

自分に当てはまる症状が多いものを探してみましょう。

 

 

脾気虚タイプの症状

  • ・いつも眠い
  • ・食事をした後に眠くなる
  • ・元気がない
  • ・食欲がない
  • ・消化不良
  • ・お腹だけポッコリしてる
  • ・顔の血色が悪い
  • ・痩せてる、瘦せ型

 

 

脾湿タイプの症状

  • ・寝ても寝ても眠い
  • ・一日中疲れている
  • ・頭がボーとする
  • ・足がすぐにむくむ
  • ・頭がボヤッとする
  • ・足がむくみやすい
  • ・げっぷが良く出る
  • ・便秘と下痢を繰り返す

 

 

タイプによって原因が異なります

 

 

脾気虚タイプと脾湿タイプでそれぞれ原因が異なります。

ご自身のタイプに合わせた予防法をこころげましょう。

 

 

脾気虚タイプの疲れの原因

  • ・不健康な食習慣
  • ・働きすぎ、考えすぎ
  • ・手術後
  • ・出産後
  • ・運動不足
  • ・間違えたダイエット

 

 

特に不健康な食習慣は良くないです。

次の事を気を付けましょう。

 

  • ・食べ過ぎや飲みすぎ
  • ・早食い
  • ・よく噛まないで飲み込む
  • ・刺激が強い、脂っこい、冷えた、生、揚げ物、加工食品
  • ・アルコールを飲む
  • ・寝る前の1時間以内に食事をする

 

 

脾湿症タイプの疲れの原因

  • ・湿気の強い地域に住んでいる、
  • ・乳製品、揚げ物、脂もの、甘いもの、冷たいものを多く食べる
  • ・水分の摂り過ぎ

 

 

一般的に水分を多く摂りましょうといわれますが、このタイプの方は体の水分が排出できないタイプなので、必要以上に水分を摂取しないように気を付けてください。

 

 

タイプに合わせた東洋医学的疲れへの対処法

 

自分の疲れの原因が分かったら、タイプに合わせた疲れへの対処法を行いましょう。

 

 

脾気虚の対処法

脾気虚の疲れの表

 

 

  • ・生野菜や揚げ物を避ける
  • ・冷たい飲み物を避けて、温かい飲み物に変える
  • ・飲み過ぎ、食べ過ぎに気を付ける
  • ・食事に20分かける
  • ・じゃがいも、山芋、マッシュルーム、卵、豚、鶏を摂取する
  • ・ストレッチやヨガ、または30分のウォーキングや15分のジョギングをする
  • ・1日3分間、3回、足三里というツボを指圧する
  • ・お灸をする

 

 

脾湿タイプの対処法

脾湿タイプの疲れ

 

 

脾湿タイプの方は、脾気虚タイプの対処法に加えて次の事を試してみてください。

 

  • ・トウモロコシのひげ茶やあずき茶を飲む
  • ・足三里(あしさんり)に加えて、委中(いちゅう)という膝の裏側の中央にあるツボを寝る前に3~5分指圧する

 

 

病院では分からない原因不明の疲れには東洋医学を

 

なんとなく疲れてるんだけど、病院では原因が分からない。

 

 

そんな症状をお持ちの方は、鍼灸や漢方をはじめとする東洋医学がオススメです。

 

 

東洋医学は、病院で診断名がつかないような症状を治療する事に長けています。

 

 

今回の疲れはまさに病名がつかない症状です。

 

 

疲れを治すには、食生活に気を付けて足三里や委中などのツボを指圧して脾臓の衰えを治しましょう。

 

 

それでも、疲れがとれない方は症状が進んでしまっている可能性が高いです。

そんな方は、是非ともお近くの漢方医や鍼灸師に相談してみてください。

 

 

今回の記事が疲れで悩んでいる方の助けになっていれば幸いです。

 

出典: ac-punc

著者:小澤 悟 – 東洋医学博士、鍼灸師、漢方医

訳:小澤 勇人 – 柔道整復師、鍼灸師

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うつ表紙

【うつに鍼は効果がある?】心に効くツボを教えます!

うつ表紙

 

 

お仕事を頑張ってる、毎日、がむしゃらに取り組んでることありますか。

 

 

充実しているはずなのに、突然、憂鬱になって気分が落ち込み、「何もしたくなくない」なんてことないですか?

 

 

そういった人は、もしかしたらうつ病の予兆かもしれません。

 

 

自分はなんて思っている人も気を付けてください。

 

 

落ち込み

 

 

東洋医学には、心身一如(しんしんいちにょ)といって、心と体は1つにつながっているという考え方があります。

 

 

気分や心にも効かせることができるのが、東洋医学の強みです。

 

 

今回は、気分の落ち込みであるうつ病について、お話していきます。

 

 

うつ病とは

 

 

うつ病というのは、脳のエネルギーが少なくなっている状態です。

 

 

それにより、気持ちが落ち込みや物事に興味や意欲がなくなってしまいます。

 

 

またその精神的な不調が、体にも影響することも多いです。

 

 

だるさや頭痛、食欲がわかない、もしくは食べ過ぎる、不眠などの症状を引き起こすこともあります。

 

 

原因は、様々ですが、生活環境の変化が多いと言われています。

 

 

家族や親しい人の死や離別、家族や人間関係のトラブルなどの出来事がきっかけになりやすいです。

 

 

またなりやすい性格というものもあります。

 

 

義務感が強い人、仕事に熱心な人、完璧主義者の人などです。

 

 

熱心な人

 

 

こういった方は、結果が出ているうちは、よいのですが、結果がうまくいかなくなると、脳のエネルギーが不足して、うつ病になる危険性があります。

 

 

うつ病かもって思う予兆ってあるの

 

 

うつ病は、自覚症状が少なく、わかりずらい病気です。

 

 

その中でも、いくつかの予兆というものがあります。

 

 

  • ・喜びや楽しみを感じない
  • ・気分が晴れない
  • ・疲れれいるのに眠れない

 

 

こういった症状は、うつ病になりそうなサインになりますので、注意が必要です。

 

 

不眠

 

 

うつ病の治療って?

 

 

うつ病の治療は、大きく分けて3つあります。

 

 

  • ・休養
  • ・薬物治療
  • ・カウンセリング

 

 

休養

 

 

脳のエネルギー不足が原因とお話しました。

 

 

そのため、脳を休めてあげて、エネルギーを充電してあげることが、治療の基本とされています。

 

 

薬物療法

 

 

休養が重要ですが、つらい症状でその休養が取れない場合、頼るのも1つの方法です。

 

 

薬

 

 

薬には抵抗がある人が多く、特にうつ病などのお薬は、自分の人格が変わるのではないかって恐怖を感じている方もいると思います。

 

 

しかし、そんなことはなく、脳内のエネルギーをサポートするのが役割で、医師の処方を守って管理をすれば、安全に使用することができます。

 

 

また抗うつ薬は、効果が出るまでに2週間くらい時間がかかってしまう欠点もあります。

 

 

カウンセリング

 

 

うつ病を克服した時、再発しないように、精神科の医師や心理カウンセラーが行います。

 

 

考え方や行動パターンを見直して、再発しないようなアドバイスをしてくれます。

 

 

東洋医学での気持ち症状

 

 

東洋医学では、うつ病のような症状のことを鬱証(うつしょう)といいます。

 

 

ストレスにより、全身に流れているエネルギーがうっ滞していまい、イライラや精神的な落ち込みという症状がおこることを指します。

 

 

悩む

 

 

この全身を流れているエネルギーを東洋医学では「気」といいます。

 

 

また東洋医学では、臓器が感情や意思を司っていると考えられています。

 

 

この鬱証に影響する臓器は、肝・脾・心の3つです。

 

 

そして、この鬱証は、大きく2つに分けられます。

 

 

  • ・肝気鬱結(かんきうっけつ)
  • ・憂鬱傷神(ゆううつしょうしん)

 

 

1つずつお話していきます。

 

 

肝気鬱結

 

 

肝という臓器は、気の流れをスムーズにするという役割があります。

 

 

しかし、肝はストレスを受けると、気の流れのコントロールを乱してしまいます。

 

 

その結果、情緒の不安定や気分の落ち込みを起こします。

 

 

頭をかかえる

 

 

その影響は、消化吸収に関わる脾も及ぶことがあります。

 

 

そうなると、食欲不振や過食、吐き気などの症状につながります。

 

 

憂鬱傷神

 

 

肝の影響が脾に及ぶと、心の気や栄養分である血が不足していきます。

 

 

心の血が不足すると、心が司っている「神」という意思に影響が出ます。

 

 

神とは、感情や意思を統括している『心(こころ)』のことです。

 

 

この神が、心の血が不足することで、不安定になってしまい、悲しみや不安、憂鬱などの精神不安定な状態となります。

 

 

この2つのどちらかの状態が長く続いてしまうと、さらに体への症状を引き起こしてしまいます。

 

 

うつに効くツボとは

 

 

それでは、ツボの話をしていきます。

 

 

先ほど挙げた肝気鬱結や憂鬱傷神など精神安定に効果のあるツボをご紹介します。

 

 

  • ・百会(ひゃくえ)
  • ・四神聡(ししんそう)
  • ・膻中(だんちゅう)
  • ・太衝(たいしょう)
  • ・神門(しんもん)

 

 

百会

百会

 

ここは、頭をすっきりさせてくれるツボです。

 

 

また心にある神を落ち着かせていくれる効果もあります。

 

 

四神聡

四神総

 

百会から上下左右に指1本ズレたところにあります。

 

 

百会と同じように頭をすっきりとさせ、精神を安定させる効果があります。

 

 

膻中

だん中

 

 

気の流れをスムーズにするツボです。

 

 

特に、心を含んだ胸周りの気の流れを正しい方向へ流してくれるツボです。

 

 

太衝

太衝

 

ここも気の流れをスムーズするツボです。

 

 

ここは、肝に効くツボなので、イライラや気分の落ち込みなどに有効です。

 

 

心兪

心兪

 

ここは、心に栄養を与え、神を安定させてくれるツボです。

 

 

心の気の流れを整える効果もあります。

 

 

神門

しんもん

 

 

ここは、心の気を増やしてくれるツボです。

 

 

不眠やヒステリーにも効き目があるとされています。

 

 

まとめ

 

 

うつ病は、脳のエネルギーが少ない状態で、気持ちが落ち込みや意欲の低下などの症状があります。

 

 

またその精神的な不調が、体にも影響することも多いです。

 

 

原因は、生活環境の変化が多いです。

 

 

自覚症状は少ないですが、予兆があるので、そういったサインに注意が必要です。

 

 

うつ病の治療は、3つあり、休養・薬物治療・カウンセリングを必要に応じて、使い分けていくことが重要です。

 

 

東洋医学では、鬱証といい、肝気鬱結と憂鬱傷神があります。

 

 

これらには、 百会・四神聡・膻中・太衝・神門などのツボが有効です。

 

 

うつ病のような気分の落ち込みや不安がある人の参考になれば、幸いです。

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抜け毛タイトル

抜け毛に悩んでいる方必見【髪の毛が生えるケアとツボ5選!】

抜け毛タイトル

 

最近、抜け毛が気になる。

 

 

髪の毛が少なくなってきた気がする。

 

 

 

髪を洗う時に、抜ける量が多くて気になる。

 

 

髪型は、周りに人にも見られる場所なので、気になってしまいますよね。

 

 

【抜け毛が気になる‥】

 

 

そんな方へ向けて、抜け毛の原因と治療法・抜け毛予防のための簡単なケアをお教えします!

 

 

 

抜け毛について

 

抜け毛

抜け毛とは、その名のとうり、頭皮から抜けてしまった髪の毛の事です。

 

 

 

通常、髪の毛の抜ける量は、1日で約50本と言われています。

 

 

1日で、50本と言われると、とても多く感じますが、全く問題ありません。

 

 

ですが、髪の毛全体の量が、明らかに減っているのは問題です!

 

 

 

それでは、なぜ、髪の毛が抜けるのか、原因を説明させていただきます!

 

 

抜け毛の原因【現代医学の考え方】

 

便秘 薬

抜け毛になる原因は、本当にさまざまあります。

 

 

 

多くの場合、ストレスなどの精神的な問題が、関係していると言われています。

 

 

 

他にも、食事のバランスの悪さや、不摂生などが、抜け毛を増やす原因にもなっています。

 

 

また、円形脱毛症などの疾患から、抜け毛が増えている場合もあります。こちらも、精神的ストレスや、自律神経失調症などが、原因となっています。

 

 

 

ストレスを感じると、髪の毛を抜いてしまう癖がある方や、頭部・頚部の緊張などで、循環が悪くなる事も、円形脱毛症につながります。

 

 

現代医学の円形脱毛症などは、東洋医学の鍼灸治療でも治せるのです!

 

 

また、東洋医学では、現代医学とは異なる角度から、原因を考えているので、そちらも説明させていただきます。

 

 

抜け毛の原因【東洋医学の考え方】

 

東洋

 

東洋医学では、【髪】に深く関係しているものとして【血(けつ)】があげられます。

 

 

 

体の中には、【気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)】という生理物質があり、それらの働きのおかげで、体・心が健康な状態で保たれています。

 

 

その中でも、血(けつ)は、体の中の臓腑や四肢を潤して、その働きを支える作用や、活動時などに、必要に合わせて全身を巡り、手足の動作や運動などをスムーズに行わせる作用があります。

 

 

また、血(けつ)は、寝る時に【肝(かん)】という臓腑にしまわれていますが、肝の機能が何かしらの影響により、低下してしまうことで、血の働きが悪くなります。

 

 

血の働きが悪くなると、気の流れも滞ってしまい、髪や頭部に十分に栄養が行かなくなり、抜け毛が増えてしまいます。

 

 

東洋医学から考える【抜け毛】の治し方

 

 

東洋医学では、肝の機能が悪くなり、さらに、気・血が不足している状態の事を【肝腎陰虚(かんじんいんきょ)】といいます。

 

【肝腎陰虚(かんじんいんきょ)】を治すことで、抜け毛の改善が見られると考えています。

 

それでは、肝腎陰虚(かんじんいんきょ)について詳しく説明させていただきます。

 

【肝腎陰虚(かんじんいんきょ)】について

 

不眠イラスト

 

 

肝腎陰虚は、年齢は関係なく発症します。特に、仕事や日常生活の疲れ・持病をお持ちの方や産後の女性などに、多く見られます。

 

 

また、肝(かん)と腎(じん)は、風(ふう)と寒(かん)という【外邪(気候など、外から体の中に入り、悪影響を及ぼすもの)】に影響されやすいため、冬の時期の寒さや風が原因で、肝腎陰虚が起こる場合もあります。

 

 

 

肝腎陰虚の症状として、以下のものが挙げられます。

 

  • ・頭頂部の脱毛
  • ・両側のこめかみ部分からの脱毛
  • ・頭皮に油分が多い
  • ・毛髪は細く柔らかい
  • ・髪の毛にツヤがない
  • ・耳鳴り・めまいを伴う
  • ・不眠
  • ・腰のだるさ
  • ・無力感

 

 

など、特徴的なものがさまざまあります。

 

 

肝腎陰虚では、肝と腎に陰液(気・血・津液)が、不足している状態です。なので、気・血・津液などを、増やす治療をします。更に、肝・腎に直接働きかけるツボを使用し、機能を高めます。

 

 

 

では、治療で使用するツボを紹介させていただきます。

 

抜け毛の悩みに!【髪の毛が生える簡単セルフケアとツボ5選!】

鍼灸

(1)三陰交(さんいんこう)

生理痛 三陰交

 

三陰交は、泉のように陰液が多いツボなので、気・血を増やし、循環が改善されます。また、婦人科疾患にも、とても有効と言われています。

 

(2)膈兪(かくゆ)

 

膈兪 不眠

 

血に関わる問題全てに有効なツボです。背中にあるツボなので、テニスボールなどの道具を使って、ツボ押しするのもおすすめです!

 

 

(3)腎兪(じんゆ)

 

腰痛 腎兪

 

名前のとうり、直接腎に働きかけ、機能を改善させます。

 

 

(4)血海(けっかい)

 

腰痛 血海

 

血が、集まっているツボです。体の中に、血を増やすために使用します。

 

 

 

(5)太谿(たいけい)

 

太谿

 

腎に直接働きかけ、機能をたかめます。足にあるツボなので、簡単にツボ押しができます。

 

 

 

また、円形脱毛症の場合、患部の周りを、囲うように鍼をうちます。そうすることで、頭部の血液循環が良くなり、髪の毛が生えやすくなります!

 

 

また、簡単なセルフケアとしておすすめなのが、つまようじでツボ押しです!

つまようじ

 

まずは、つまようじを複数本、準備します!つぎに、複数本ある爪楊枝を、輪ゴムでまとめて完成です!

 

 

先がとがっている方を使用し、頭皮など、気になる所全体を刺激します!

 

 

 

刺激されることで、頭皮の血液循環が改善され、毛髪に栄養がいき、髪の毛が抜けにくくなります!お家にあるものでも、簡単に出来るので、是非試してみて下さい。

 

 

 

まとめ

代謝 ブログ

 

今回は、【抜け毛】について説明させて頂きました。

 

 

外見上の事なので、男女ともに気にされている方も多いと思います。

 

 

抜け毛は、現代医学でも、東洋医学でも、様々な原因があります。

 

 

ストレス・食生活・体質など、身近なものが、原因となっている場合が多いので、運動など、自分が好きなストレス発散法を見つけることが大事です!

 

 

また、食事では、油っぽいものや甘い物・ジャンクフードなどの刺激物が、内臓を不健康にして、血行が悪くなっている場合もあるので、バランスの良い食事が、とても大事です!

 

 

他にも、シャンプーの時などに、自分でも頭皮のマッサージを行う事も血行が改善されるので、おすすめです!

 

 

すぐに、始められる簡単なセルフケアが様々あるので、是非ツボ押しと一緒に試してみて下さい!

 

 

参考にしていただければ幸いです。

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疲労表紙

【体の疲労に鍼灸はいかが?】鍼灸師が教える疲れのツボ8選

疲労表紙

 

 

皆さん、お疲れ様です。

 

 

朝、起きて疲れは残っていませんか。

 

 

なかなか疲れが取れないって方も多いと思います。

 

 

それはいろんな疲労がたまっているのかもしれませんね。

 

 

今回は、そんな疲れについてお話して、それに効くツボをご紹介します。

 

 

「疲れる」とは

 

 

疲れ

 

 

「疲れる」とはどういうことなのでしょうか?

 

 

疲労には、3つの種類があります。

 

 

  • ・肉体的疲労
  • ・神経的疲労
  • ・精神的疲労

 

 

肉体的疲労とは、肉体労働や運動など体を動かすことで起こる体の疲れのことです。

 

 

また逆にデスクワークなど動かさず、同じ姿勢でいることでも肉体的疲労は起きます。

 

 

デスクワーク

 

 

同じ姿勢いることはでは、常に同じ筋肉を使い、筋肉が張ってきます。

 

 

使っていない筋肉は、使わないことで弱まり、疲れやすい筋肉となってしまいます。

 

 

神経的疲労、パソコンなどの画面を見ることで、目からの刺激により脳が緊張して起こる疲労です。

 

 

また自律神経は、気候の変化や環境の変化などストレスに対応することで、疲労を起こします。

 

 

精神的疲労は、人間関係や生活環境などによる心理的なストレスにより起こる心の疲労です。

 

 

ストレス

 

 

疲れを感じるところはどこなのか

 

 

疲労には3種類あるというお話をしました。

 

 

3種類の疲労は、疲労の原因であり、「疲れている」と感じるところではありません。

 

 

疲労を感じるところは脳です。

 

 

脳

 

 

それぞれのストレスを受けると、細胞が傷つき疲労因子というタンパク質が出てきます。

 

 

脳が、この疲労因子を受け取ると、「疲れている」と感じるということなのです。

 

 

そして疲労因子が増えてくると、今度は「疲労回復因子」が現れてれきます。

 

 

この疲労回復因子は、傷ついた細胞を治して疲労を取り除いてくれます。

 

 

疲労を早く回復させるには

 

 

疲労回復に最も良いのは睡眠です。

 

 

睡眠

 

 

睡眠でも、眠り初めの90分が最も深くなり、成長ホルモンが一番多く分泌されます。

 

 

この成長ホルモンが、疲労などで傷ついた細胞を回復させ、結果として疲労は取り除かれます。

 

 

この最初の90分が最も成長ホルモンが最も多く分泌されるため、「睡眠のゴールデンタイム」と言われています。

 

 

またその後も90分間隔で脳と身体が交互に休んでいきます。

 

 

脳の睡眠と体の睡眠の長さには個人差はありますが、2つの睡眠が3~4セット程取れると、疲労は回復しやすいです。

 

 

東洋医学での疲労

 

 

それでは、東洋医学での疲労とはどういう風に考えられているのでしょうか。

 

 

東洋医学では,体の活動のエネルギーのことを「気」といいます。

 

 

気

 

 

そして体の疲労感では、この「気」に異常が起きた場合に疲労が起きます。

 

 

「気」に異常が起きることで、疲労感を感じます。

 

 

そして気の5つの作用があると言われています。

 

 

  • ・推動作用
  • ・防御作用
  • ・気化作用
  • ・固摂作用
  • ・温煦作用

 

 

1つずつ簡単に説明していきます。

 

 

推動作用とは、体に栄養分や水分を全身に運ぶ作用を指します。

 

 

防衛作用とは、気候の変化などに対応する力を指します。

 

 

気化作用とは、体に必要な物質を作り出す代謝する力を指します。

 

 

固摂作用とは、体の必要な物質が体の外に漏れ出ないようにする力を指します。

 

 

温煦作用とは体を温める作用を指し、体の熱源の役割をしています。

 

 

熱

 

 

この5つの作用がしっかりと働くことで、元気でいられるとされています。

 

 

気に起こる変調

 

 

この気が不足するか、流れが渋滞することで、疲労感が現れます。

 

 

気が不足することを「気虚」といいます。

 

 

気虚になると、元気がない、無気力、動くと症状が悪化するなどがあります。

 

 

無気力

 

 

さらに気の5つの作用のうち、どれが弱くなるかで、様々な症状が現れます。

 

 

また気の流れが滞ることでも疲労感は現れます。

 

 

デスクワークのような同じ姿勢で動かない時に感じる疲労感です。

 

 

デスクワーク

 

 

この状態は気の不足ではなく、同じ姿勢が続くことで気の流れが滞りによる起こるものです。

 

 

この気の滞りを気滞といいます。

 

 

体の疲労を取る鍼灸とツボ

 

 

ここからは、疲れを取るツボについてお話していきます。

 

 

気虚には気を増やすツボを使います。

 

 

代表的なのが、関元(かんげん)と気海(きかい)です。

 

 

疲労のツボ

 

 

2つとも気が集まるところとされており、下腹部には重要なツボが集まっています。

 

 

身柱はお灸がおススメで、疲労回復や精神の安定に効果があります。

 

 

また足の三里というツボは、消化機能の高め、気を作ってくるツボです。

 

 

体を健康にするツボとも言われる万能なツボの1つです。

 

 

気滞には気を巡らせるツボを使います。

 

 

これは合谷(ごうこく)と太衝(たいしょう)です。

 

 

合谷は手にあり、太衝は足にあるツボで、手足1つずつ使うことで全身の気を巡らすことができます。

 

 

腎兪は、東洋医学出て言う腎に効くツボです。

 

 

腎は生命力の元である「精」を蓄えおり、健康を維持する上で大変重要となってきます。

 

 

場所としても、デスクワークでの腰のだるさにも最適です。

 

 

四神聡は、頭の頂点にある4つのツボで、精神的な疲れに効果があります。

 

 

まとめ

 

 

疲労は、肉体的疲労、神経的疲労、精神的疲労の3種類があります。

 

 

どの疲労を感じるところは「脳」です。

 

 

ストレスを受けると疲労因子が出て、それを脳が受け取ると、「疲れている」と感じます。

 

 

その後に疲労回復因子が出て、疲労を取り除いてくれます。

 

 

疲労回復に最も良いのは睡眠です。

 

 

特に眠り初めの90分は、「睡眠のゴールデンタイム」とも呼ばれ、成長ホルモンが一番多く分泌され、疲労回復に働きます。

 

 

東洋医学では、疲労は気の変調だと考えられています。

 

 

気が不足することを「気虚」といい、気の流れが滞ることを「気滞」といいます。

 

 

気虚には関元と気海、気滞には合谷と太衝を使います。

 

 

また身柱や足三里は、お灸などで温めてあげるのがおススメです。

 

 

腎兪は疲労や腰の疲れにもよく効きます。

 

 

さらに四神聡は、精神的な疲れに効果があります。

 

 

スッキリ

 

 

疲れが溜まってつらい人は、しっかりと睡眠を取り、それでもスッキリしないという方は、今回紹介したツボを試してみてください。

 

 

疲れが取れないという人は、参考になれば幸いです。

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下痢 タイトル

東洋医学で下痢は治る!【自分で出来る簡単ツボ押し教えます♪】

下痢 タイトル

 

 

最近、お腹の調子が悪い。

 

 

 

ここ、何日か下痢が続く。

 

 

 

普段と、食生活が何も変わっていないのに下痢している。

 

 

 

そんなお悩みをお持ちの方へ。

 

 

 

今回は、下痢について説明させていただきます。

 

 

 

下痢が起こっている時の、体の状態や、原因とセルフケアについて説明させていただきます。

 

 

 

下痢について

トイレ 便秘

まず、下痢とはどういう状態なのかを説明させていただきます。

 

 

 

 

下痢とは、普通の便と比べ、水分の含まれている量がはるかに多く、液状に近い便の事を言います。

 

 

 

通常、食べたものの消化・吸収は、小腸で行われ、水分は大腸により吸収されています。

 

 

その過程の中で、何らかの異常が起きると、下痢になってしまうのです。

 

 

 

 

西洋医学の考えでは、何らかの病気が下痢を引き起こしていると考えています。

 

 

下痢の原因【西洋医学の考え方】

便秘 薬

 

 

影響を及ぼす病気として、以下のものがあげられます。

 

  • ・過敏性腸症候群(ibs)
  • ・食中毒などの感染症
  • ・薬剤による下痢
  • ・潰瘍性大腸炎

 

 

 

など、様々な物があります。

 

 

 

過敏性腸症候群は、現代の悩みでとても多いと言われています。

 

 

 

若い方も、悩んでいる方が多く、試験前や通勤電車などで、腹痛が起きたり、便秘や下痢を何か月も繰り返すなどの症状があります。

 

 

 

 

ストレスが原因で、腸の動きが過敏になってしまい、症状が出ると言われています。

 

 

 

 

過敏性腸症候群は、東洋医学の鍼灸治療も有効とされています。

 

 

 

 

東洋医学では、西洋医学とは、異なる考え方をしています。

 

 

 

 

西洋医学では、病気が原因と考えていましたが、東洋医学では、体の中の気や血の状態や、五臓六腑の働きなどをみて考えます。

 

 

 

 

 

次に東洋医学の考え方を説明させていただきます。

 

 

 

東洋医学から考える下痢の原因【簡単ツボ押し教えます♪】

 

 

東洋

 

 

東洋医学では、下痢の事を【せっしゃ】といいます。

 

 

 

 

東洋医学でも、下痢になる原因は様々あります。

 

 

 

 

その中でも、今回は、今の季節に多い【外邪】と【脾】について説明させていただきます。

 

 

 

【1】外邪(がいじゃ)の影響による下痢

 

傘ブログ

 

 

東洋医学では、【風(ふう)・熱(ねつ)・湿(しつ)・燥(そう)・寒(かん)】という、体の中に入り、悪影響を及ぼす外の邪気の事を外邪(がいじゃ)といいます。

 

 

 

 

日本の夏は、高温多湿と言われ、今の時期では、【湿邪】が体に入りやすいと言われています。

 

 

 

 

さらに、冷たいものの飲食が増える事や、冷房などにより【寒邪】も入りやすいと言われています。

 

 

 

 

湿邪は、重く粘りがあり、寒邪は、血などを固まらせる必要があると言われています。

 

 

 

 

なので、体の中の気・血が滞り、胃や腸などの消化器官の循環が悪くなります。

 

 

 

 

そして、腸の機能の低下が起こり、下痢になります。

 

 

 

【寒・湿】の邪による下痢の特徴として、以下のものが挙げられます。

 

 

 

  • ・悪臭のしない水様便
  • ・腹痛
  • ・悪寒・発熱などの風邪に似た症状を伴う。
  • ・頭痛

 

 

など、様々あります。

 

 

 

このようなタイプの下痢の場合、体の中にある湿・寒の邪を取り去り、体の中の気・血の循環を改善させる必要があります。

 

 

 

鍼灸の治療では、ツボを使い症状を改善させます。では、寒・湿の邪に有効なツボを紹介させていただきます。

 

 

 

おすすめのツボ【外邪タイプ】

 

 

【1】天枢(てんすう)

 

 

便秘 天枢

 

 

どのタイプの下痢にもこのツボは、有効とされています。腸の機能を高めることで、症状が改善されます。

 

 

【2】上巨虚(じょうこきょ)

 

上巨虚

 

 

このツボも同様で、下痢の特効穴です。腸に、直接作用させる効果があります。

 

 

【3】陰陵泉(いんりょうせん)

 

陰陵泉

 

水分が多いツボとなるので、同様で、滞っている気・血の循環を改善させ、腸に栄養がいくようにします。

 

 

 

 

では、次に【脾】という臓器と下痢の関係について、説明させていただきます。

 

 

 

脾(ひ)の影響による下痢

 

 

ロールケーキ

 

 

脾という臓器は、食べ物の消化・吸収を行っていたり、血の材料を作っているとても大事な働きを行っています。

 

 

 

 

脾の機能が低下すると、下痢になりやすいと言われています。

 

 

 

 

甘いものの食べ過ぎなどの偏食や飲み過ぎ、悩み事や考えすぎ、他にも外から入ってくる【湿】などが、脾の機能を弱めてしまいます。

 

 

 

脾・胃の機能が弱まっている状態の事を【脾胃虚弱(ひいきょじゃく)】といいます。

 

 

 

脾胃虚弱の特徴としては、以下のものがあげられます。

 

  • ・軟便
  • ・水様便
  • ・脂肪分の多い食べ物の摂取により、排便の回数が増加
  • ・食欲がなくなる
  • ・精神疲労
  • ・顔色が黄色っぽくなる

 

 

脾胃虚弱を改善させるためのは、脾・胃の機能を高め、消化吸収がしっかりと行えるようにする必要があります。

 

 

 

脾胃虚弱に効くツボを紹介させていただきます。

 

 

おすすめのツボ【脾胃虚弱タイプ】

 

 

【1】胃の六ッ灸(いのむつきゅう)

 

胃の六ッ灸

 

消化器官の問題、全般に有効です。背中のツボなので、押しにくい場合は、テニスボールなど、お家にあるもので、ツボ押しするのもおすすめです!

 

 

【2】足三里(あしさんり)

 

足三里 ツボ

 

脾・胃の機能を高め、体の中の気・血の循環を改善させます。

 

 

【3】中脘(ちゅうかん)

 

生理痛 ちゅうかん

 

このツボも、天枢と同様で、どのタイプの下痢にも有効です。胃の機能が高まります。

 

 

 

 

まとめ

まとめ 画像

 

今回は、多い悩みである【下痢】について説明させて頂きました。

 

 

 

東洋医学,西洋医学どちらの観点からみても、下痢になる原因が、様々あることが、分かっています。

 

 

外から入ってくる【寒邪・湿邪】による下痢は、なかなか自分では、治し辛いですが、普段の食生活などが原因となっている場合は、少しずつ自分で、改善ができます!

 

 

 

甘いものの量を減らし、食生活に気を付ける事や、悩みすぎないようストレス発散する事がとても大事です!

 

 

 

女性の場合は、【冷え】が下痢だけではなく、たくさんの病気に繋がります。

 

 

 

なので、露出の多い夏でも、手足・お腹などを冷やしすぎないよう、ツボの部分にお灸をしたり、カイロなどで温める事もおすすめです!

 

 

 

ツボ押しなどは道具もいらずに、すぐに出来るので、下痢が気になる時に、ぜひ試してみてください。

 

 

 

下痢でお困りの方に、少しでも参考にしていただければ幸いです。

 

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たるみ たいとる

瞼【まぶた】のたるみにツボ押しを!【すぐ効くツボ10選!】

 

たるみ たいとる

 

 

まぶたのたるみが気になる。

 

 

 

 

最近、目があけにくくなった。

 

 

 

 

周りの人に、【眠そう】と言われる。

 

 

 

 

今回は、【瞼(まぶた)のたるみ】について説明させていただきます。

 

 

 

 

瞼(まぶた)のたるみについて

 

 

 

今回は、まぶたのたるみが気になる方へ、原因と簡単に出来るセルフケアを紹介させていただきます。

 

 

 

 

では、なぜ、まぶたがたるむのか、原因を説明させていただきます。

 

 

 

 

まぶたがたるむのはなぜ??

 

 

めいく

 

 

まず、大きな原因として、関係しているのは、【筋肉】です。

 

 

 

 

目の周りには、【眼輪筋(がんりんきん)】という筋肉があります。

 

 

表情筋の図式

 

 

眼輪筋は、目をドーナツ型に囲んでいて、まぶたを閉じる作用があります。

 

 

 

 

眼輪筋は、衰えやすい筋肉と言われています。

 

 

 

 

デスクワークなどで、集中して作業している方や、スマホなどを、長時間見ている方は、自然とまばたきの回数が減り、筋肉を使っていない事が多く、たるみやすくなってしまいます。

 

 

 

 

また、女性で多いのは、メイクでつけまつげや、二重瞼を作るために使用する接着剤などが、皮膚を引っ張ると、たるみやすくなってしまいます。

 

 

 

 

他にも、遺伝であったり、体の中の循環が悪いことなどが、たるみに影響している場合があります。

 

 

 

 

東洋医学では、一般的な考え方とは別に、気・血や臓腑の状態が影響していると考えます。

 

 

 

では、東洋医学の観点から、【瞼のたるみ】について説明させていただきます。

 

 

 

 

東洋医学からみる【瞼(まぶた)のたるみ】

 

 

 

まぶたのたるみ

 

 

東洋医学では、瞼のたるむ原因として、体の中の気・血の流れが関係していると考えています。

 

 

 

 

1つ目に考えられるのは、【中気下陥(ちゅうきげかん)】という状態です。

 

 

 

【中気下陥(ちゅうきげかん)】とは

 

 

不眠イラスト

 

中気下陥とは、体のあらゆる部分が、下垂傾向にある状態の事です。

 

 

 

 

体の中に必要な【気】が不足し過ぎているせいで、力が入らなくなります。

 

 

 

 

【脾(ひ)】という臓腑は、昇清作用というものがあり、食事などの栄養分を体に行き渡らせることや、内臓の位置を留める(下垂を防ぐ)働きがあります。

 

 

 

 

中気下陥の状態だと、気が不足している状態のため、内臓に気が届かず、脾などの機能低下が見られます。

 

 

 

 

中気下陥の症状として、以下のものがあげられます。

 

 

 

  • ・顔のたるみ
  • ・瞼(まぶた)のたるみ
  • ・寝起きが疲れている
  • ・めまい
  • ・無気力
  • ・低血圧
  • ・胃下垂
  • ・子宮下垂

 

 

など、いろいろな症状がでてきます。

 

 

 

 

中気下陥の状態では、まず、体の中に気を増やす治療をします。

 

 

 

 

そこから、脾の昇清作用を高めることで、内臓の位置や、たるみが改善されます!

 

 

 

 

では、治療で使用するツボを紹介させていただきます!

 

 

 

 

【瞼(まぶた)のたるみを解消するツボ教えます♪】

 

 

(1)気海(きかい)

 

 

腰痛 気海

 

 

全身に不足している気を増やし、内臓の働きをたかめます!

 

 

 

(2)足三里(あしさんり)

 

足三里 ツボ

 

 

脾の機能を高め、血液循環を改善させます!

 

 

(3)合谷(ごうこく)

 

合谷

 

 

顔面部の問題に、合谷は、とても有効と言われています!顔のたるみやニキビ・更には、肩こり・腰痛などの様々な症状に効く万能ツボです!

 

 

 

(4)晴明(せいめい)

 

せいめい ツボ

 

 

 

目のたるみの局所穴として使用します!眼精疲労にも効くので、目がすっきりします!長時間の目の酷使で、悪くなっている循環を改善させます。

 

 

(5)陽白(ようはく)

 

陽白

 

 

眉毛の上にあるツボです!むくみにとても有効と言われています!目の周りの筋肉の血流を改善させます!

 

 

 

ぜひ、中気下陥のタイプの方は、5つのツボ押しを行って欲しいです!

 

 

 

 

ほかにも、関係している臓器として【肝(かん)と腎(じん)】があげられます!

 

 

 

【瞼のたるみ(肝・腎)による影響】

 

 

ストレス

 

 

 

まず、肝は【目】と関係が深く、肝が疲れると、眼精疲労が起こったり、影響しやすい場所になります!

 

 

 

腎(じん)も同じで、気の不足でたるみやすくなってしまうのです!

 

 

 

肝は、怒りなどの感情や、ストレスなどに影響されやすく、腎は、驚きなどの感情や疲れ、女性では、出産などでも、機能が弱まってしまいます!

 

 

 

 

たるみの改善には、やはり内臓を元気にする治療が大事です!

 

 

 

 

それでは、【肝(かん)・腎(じん)】を元気にするために、治療で使用するツボを紹介させていただきます!

 

 

 

【肝・腎の働きを高めるツボ5選!】

 

 

 

(1)復溜(ふくりゅう)

 

復溜

 

 

復溜は、腎に直接働きかけるツボです!腎の機能が高まり、水分循環が良くなることで、たるみの解消につながります!

 

 

 

 

(2)太衝(たいしょう)

 

腰痛 太衝

 

 

太衝は、肝の原穴と言われていて、元気が集まるツボになります!

 

 

 

(3)曲泉(きょくせん)

 

 

曲泉

 

 

肝の募穴です。肝の気が多く、機能が高まります!体の中の循環が改善されることで、むくみの解消につながります。

 

 

 

(4)眼晴

 

がんせい

 

 

足にあるツボになります。目の疲れからくるむくみなどの改善にとても有効です!

 

 

 

 

(5)攅竹(さんちく)

 

 

さんちく

 

 

眉毛の部分にあるツボとなります!目の問題にはとても有効となり、押すだけで目がすっきりします!

 

 

下まぶたのたるみ予防!眼輪筋(がんりんきん)リリース!

下まぶたのたるみ説明

 

 

年齢を重ねると上まぶたと同様に、下まぶたもたるんでプニプニしてきます。

 

 

これは、皮膚が萎縮する事に加えて、眼輪筋という目のまわりの筋肉が弱くなる事が原因です。

 

 

20歳代だと皮膚の厚さが2mm以上あるのですが、40代になると1.5mm前後まで薄くなります。

 

 

0.5mm以上組織が薄くなると、下まぶたにある眼窩脂肪が抑えられなくなって、脂肪が前に出てきます。

 

 

なので、下まぶたのたるみをおさえる為に筋肉のトーンを出しておく事をおすすめします。

 

 

そんな時に行いたい、眼輪筋のリリースのやり方をご紹介いたします。

 

 

 

下まぶたのたるみ予防眼輪筋リリース1

【やり方】

1.指の腹を使って、下まぶたの下にある骨を圧迫する。

2.骨に沿って、5秒づつ骨を押してリリースしていく。

3.3~5往復程度繰り返す。

 

 

 

下まぶたのたるみ予防眼輪筋リリース2

【やり方】

1.目頭を広げるように、皮膚を15秒伸ばす。

2.目の中央部で目を広げるように、皮膚を15秒伸ばす。

3.目尻を広げるように、皮膚を15秒伸ばす。

4.一連を3セット行う。

 

 

その他には、歯ブラシを使って行う目の下の皮膚誘導のやり方をおすすめします。

 

歯ブラシを使ったリリース矯正やり方

 

 

まとめ

 

ブログ

今回は、【瞼(まぶた)のたるみ】について説明させていただきました。

 

 

 

朝おきて、瞼がたるんでいると、一日のモチベーションが下がってしまいますよね。

 

 

 

そんな方へ向けて、簡単に出来るセルフケアを紹介させて頂きました!

 

 

 

また、自分の体の状態を少しでも、知っていただき、生活習慣も少しづつ改善していく事が大事になります!

 

 

女性の敵である【たるみ】を解消させましょう!

 

 

参考にしてみて下さい!

 

 

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汗表紙

顔だけ汗が止まらない!鍼灸ではこう治す

汗表紙

 

 

そろそろ夏も本番になってきました。

 

 

今年の夏は、大変暑く異常気象と言われているくらいです。

 

 

しかし海外では日本より暑い国もありますが、日本よりも過ごしやすいとそうです。

 

 

夏の空

 

 

これは日本が島国なので周りが海に囲まれており、夏は特に湿気が多いためです。

 

 

暑い上に湿気が多いと特に困るのが汗です。

 

 

特に女性では顔に汗をかくと、化粧崩れを起こして大変です。

 

 

清潔感を保つためにも、顔汗は避けていきたいですよね。

 

 

今回は汗っかきでお困りの方に、どうすれば顔汗を抑えられるのか、効果的な方法についてお話していきます。

 

 

汗の仕組み

 

汗

 

 

まずなぜ汗をかくのかについてお話していきます。

 

 

汗には、温熱性発汗と精神性発汗、味覚性発汗の3種類あり、それぞれ汗が出る理由が違います。

 

 

温熱性発汗

 

 

気温や運動、風邪による発熱により体温が上がったため、体温を下げるために汗が出ます。

 

 

汗は蒸発する時に、熱を吸収して蒸発するため、体温が下がります。

 

 

この蒸発する際に吸収する熱を気化熱といいます。

 

 

汗2

 

 

全身に分布する汗腺から出て、成分は99%水なので、臭いはあまりしません。

 

 

この全身に分布する体温調整のための汗腺をエクリン腺といいます。

 

 

精神性発汗

 

 

緊張や興奮した時に手のひらや足の裏、ワキなどから出る汗です。

 

 

動物が生命の危険を感じ、逃げやすくるため、手足を湿らせていた名残と考えられています。

 

 

たんぱく質や脂質を含むため、臭いがします。

 

 

汗の臭い

 

 

この精神性発汗による汗は、手のひらや足の裏に特定の汗腺が分布しています。

 

 

この汗腺をアポクリン汗腺といいます。

 

 

味覚性発汗

 

 

辛い物を食べた時に出る汗で、味覚の刺激による反射によって起こります。

 

 

唐辛子

 

 

顔汗について

 

 

ここからは今回のテーマである「顔汗(かおあせ)」についてお話していきます。

 

 

汗にまつわる症状では「多汗症(たかんしょう)」というものがあります。

 

 

多汗症

 

 

読んで字の如く、汗が多い症状ですが、これには「全身性」と「局所性」があり、顔汗は「局所性多汗症」になります。

 

 

先ほど挙げた精神性発汗によるもので、交感神経が過敏になったためと考えられています。

 

 

そのため更年期障害やホルモンの乱れなど、自律神経のバランスが崩れることで引き起こされます。

 

 

東洋医学での汗とは

 

 

東洋医学では、人が生きていく上で身体に必要な物質として、気・血・津液(しんえき)があります。

 

 

気は、身体が生きていく上でのエネルギー源を指し、代謝や免疫など様々な役割があります。

 

 

 

 

 

血は、身体の五臓六腑や器官に栄養を与える赤い液体を指します。

 

 

津液は、血を除いた全身にある液体を指し、あらゆるところに潤いを与えています。

 

 

津液

 

 

汗はこの津液の1つです。

 

 

汗の出入りの調整はいくつかある気の作用のうち、固摂作用(こせつさよう)によるものです。

 

 

これは汗などの体から出てくる体液が、漏れないように留める作用のことです。

 

 

しかし、暑気(しょき)という暑さの気は、昇散(しょうさん)という作用があり汗腺の開け、汗を出させます。

 

 

暑さ

 

 

そして汗とかかわりのある臓器として、心や肺が挙げられます。

 

 

汗は「心の液」と言われ、汗は心の状態を反映していると言われています。

 

 

なので、心の気が不足する事で、汗が漏れ出てやすくなります。

 

 

また肺は汗腺を含む皮膚と関りがあり、汗腺の開け閉めも担当しています。

 

 

 

東洋医学での顔汗

 

 

東洋医学での汗について説明しました。

 

 

今度は顔に出る汗について説明していきます。

 

 

これには陽気と暑邪(しょじゃ)が関係してきます。

 

 

陽気とは、気の中でも身体の中の熱分を指し、上に昇っていくという性質があります。

 

 

暑邪は、暑気が強くなり体に悪影響を与える外気のことを指します。

 

 

暑い空

 

 

そのため、顔は熱分である陽気が溜まりやすく、のぼせやすくなっています。

 

 

なんらかの原因で、気が顔で渋滞した状態で、暑邪にの影響を受けると、顔の汗腺を開きます。

 

 

そして、顔から汗が出てきます。

 

 

顔汗のための鍼灸治療

 

いよいよ顔汗を鍼灸治療でどう治していくかについてお話していきます。

 

 

鍼灸治療

 

 

 

今回は、鍼灸治療を西洋医学のアプローチと東洋医学的なアプローチで考えていきます。

 

 

西洋医学的鍼灸治療

 

 

顔汗は交感神経が過敏になったためと考えられてるとお話しました。

 

 

そのため、交感神経を含む自律神経のバランスを調えることで、顔汗の軽減を図っていきます。

 

 

自律神経を調えるツボ

 

 

  • ・百会(ひゃくえ)
  • ・風池(ふうち)
  • ・合谷(ごうこく)
  • ・関元(かんげん)

 

 

自律神経ツボ

 

 

 

 

 

これらのツボで、自律神経の調整する治療を行っていきます。

 

 

東洋医学的鍼灸治療

 

 

先程、なんらかの原因で気が顔で渋滞するとした状態として、以下のことが挙げられます。

 

 

・肝鬱化火(かんうつかか)

・湿熱鬱蒸(しつねつうつじょう)

・陰虚火旺(いんきょかおう)

 

 

まずタイプ別の治療を行う前に、熱を取るのに重要なツボとして、大椎(だいつい)を用います。

 

 

ここは、身体の熱が集まる場所なので、熱を取る治療には最適です。

 

 

そして汗と関連が強い心の安定を図るために、百会と四神聡(ししんそう)を用います。

 

 

そして、ここからタイプ別の治療を行っていきます。

 

 

肝鬱化火は、ストレスやイライラで滞った気が熱気に変わってしまった状態です。

 

 

気の停滞が原因であるので、合谷や太衝などの気を巡らせるツボを使います。

 

 

また気の流れを司る肝に関りがあり、火に関係あるツボの行間(こうかん)も使います。

 

 

下肢のツボ

 

 

 

湿熱鬱蒸は気ではなく、湿気によって気の流れが滞った状態です。

 

 

この場合は、湿気と熱気をとってくれる豊隆(ほうりゅう)と内庭(ないてい)を使います。

 

 

陰虚火旺は、身体を冷やす成分が少なくなり、火が発生して顔で滞った状態です。

 

 

身体を冷やす成分を補う照海(しょうかい)や太渓(たいけい)を使います。

 

 

足首 ツボ

 

 

まとめ

 

 

顔汗は、西洋医学でも東洋医学でも、ストレスなどの精神的な刺激がベースにあります。

 

 

夏の暑さやホルモンバランスの崩れなどいろんな要因が加わって起こるので、暑くなる前の対処を行い、そこからタイプ別の治療をすると効果的です。

 

 

顔汗でお困りの方の事前のケアの参考になれば、幸いです。

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タイトル

夏に足がむくみやすくなる原因【効果的なツボ教えます♪】

 

タイトル

 

 

 

 

夏に足が浮腫む。

 

 

 

汗をかいているはずなのになんでだろう。

 

 

 

 

夏なのに、むくみが気になり、肌を出すのが恥ずかしい。

 

 

 

 

そんな、夏のむくみに悩んでいる方も多いと思います。

 

 

 

 

では、なぜ夏に浮腫みやすくなるのか。

 

 

 

 

原因が分からず、悩んでいる方へ。

 

 

 

 

夏のむくみの原因とセルフケアをお教えいたします!

 

 

 

 

今年の夏こそは、むくみを解消させましょう!!

 

 

 

 

それでは、むくみについて説明させて頂きます!

 

 

 

むくみとは

 

 

 

ブログ

 

むくみとは、体の中に余分な水分が溜まっている状態です。

 

 

 

ではなぜ、汗をたくさんかいている『夏』にむくみが起こるのか、原因を説明させていただきます。

 

 

 

 

原因は、『代謝』と『冷え』にあります。

 

 

 

 

まず大事になるのは、代謝です。

 

 

 

代謝によってむくみが起こる原因

 

代謝 ブログ

 

 

夏はたくさん汗をかいているので、代謝が良くなっていると思う方がいるかも知れませんが、実は基礎代謝は冬より夏の方が低いのです!

 

 

 

 

冬では、気温が低いため、体を温めようとするので、基礎代謝が上がりますが、夏では気温が高いため、体温を維持するエネルギーをあまり使わないのです!

 

 

 

 

また、夏は暑すぎて外に出るのが嫌になる方も多いと思います。

 

 

 

 

熱中症などの危険もあるため、運動を控えたり、できるだけお家の中で過ごしている方もいると思います。

 

 

 

 

そのため、普段より筋肉を使わない事で、代謝が落ちてしまいます。

 

 

 

 

 

そのため、体の水分調節がうまくいかなくなり、余分な水分が体にたまってしまいむくみに繋がります。

 

 

 

 

 

2つめは、『冷え』によるむくみです。

 

 

 

冷えによってむくみが起こる原因

 

 

水 ブログ

 

 

今年の夏は本当に暑いと言われているので、熱中症予防でたくさん水分を取るようにしていると思います。

 

 

 

 

そのため、冷たいものを飲み過ぎたり、食べ過ぎてしまったりしている場合もあると思います。

 

 

 

 

それが原因となり、体が冷える事で、水分調節が悪くなってしまいます。

 

 

 

 

また、夏になると、外があついため、お店・様々な交通機関などで、冷房が効いています。

 

 

 

 

冷房が効きすぎていて、少し涼んでいるだけで、体がどんどん冷えている事があります。

 

 

 

 

冷えによって、内臓の機能の低下や、血流が悪くなることで、むくみに繋がります。

 

 

 

 

また、東洋医学の観点から、夏にむくみが起こる原因について説明させていただきます。

 

 

 

 

東洋医学からみる『むくみ』の原因

 

 

 

東洋医学では、気候・内臓など全ての影響から、体の中の気・血の流れ・状態などをみます。

 

 

 

 

東洋医学でむくみと関係するものは、大きく分けて2つあります。

 

 

 

  • ・1つは、『湿(しつ)』
  • ・2つめは、『脾(ひ)』が関係しています。

 

 

まずは、湿(しつ)から説明させて頂きます。

 

 

【1】湿(しつ)によるむくみ

 

傘ブログ

 

 

東洋医学では、湿邪(しつじゃ)という外から入ってくる邪があります。

 

 

 

 

湿邪(しつじゃ)には、重だるく、体の下部に影響が出やすいという性質があります。

 

 

 

 

日本の夏は、湿が多いと言われているので、湿が外から入ってくることで、足がむくみ、重だるくなります。

 

 

 

 

また、少し前の梅雨の時期に体の中に湿が溜まり、長引いてしまっている場合があり、むくみの原因となります。

 

 

 

 

【2】脾(ひ)によるむくみ

 

内臓 ブログ

 

脾は、食べ物の消化・吸収を行っている場所です。

 

 

 

 

夏になり、冷たいものの飲食などが、脾を傷つけます。

 

 

 

 

そして、機能が低下し、消化・吸収がうまく出来なくなり、体の中に余分な湿が溜まる事で、むくみや胃の不快感などの症状が出ます。

 

 

 

 

東洋医学で、むくみを改善!

 

 

 

湿・脾の影響で起きているむくみには、まず脾の機能を高める必要があります!

 

 

 

機能を高めることで、外から入ってきた湿を取り去り、内臓の働きを良くして、水分循環を良くしましょう!

 

 

 

自分で出来るメンテナンスとして、【ツボ押し】がおすすめです。

 

 

 

 

むくみにとっても有効なツボを紹介させていただきます。

 

 

 

むくみに効くツボ!!

 

 

(1)豊隆(ほうりゅう)

 

生理痛 豊隆

 

 

水分の排出を促し、循環が良くなるので、むくみ解消に有効でよく使用するツボです。

 

 

 

(2)足三里(あしさんり)

 

足三里 ツボ

 

弱っている脾の機能を高める作用があります。足のだるさにもよく効きます!

 

 

 

(3)中脘(ちゅうかん)

 

生理痛 中冠

 

代謝を上げる作用があります。また胃腸の働きを高めてくれます!

 

 

 

(4)三陰交(さんいんこう)

 

生理痛 三陰交

 

冷えを改善させる作用があります!三陰交は、婦人科疾患にも有効なので、女性にとってもおすすめのツボです!

 

 

 

(5)水分(すいぶん)

 

水分ブログ

 

 

名前の通り、リンパ・水分調節が改善され、むくみ解消になります。

 

 

 

(6)太白(たいはく)

太白ブログ

 

 

こちらも弱っている脾の機能を高め、湿を取り去ります!

 

 

 

 

まとめ

 

なつ ブログ

 

 

夏のむくみと言っても様々な原因があります。

 

 

 

 

もともとの体質や、生活習慣も関係しています。

 

 

 

 

なので、つめたいものの飲み過ぎには気を付けたり、電車などで体を冷やし過ぎないように羽織るものを、持ち歩いたりすることも大事です!

 

 

 

 

温かい物を飲むようにしたり、夏でもお風呂にゆっくり浸かるなどで、体のために気を遣うことも大事です!

 

 

 

 

また、ストレスにより、内臓を傷つけ、むくみが起きている場合があるので、ストレスを溜めこまず、内臓から綺麗になりましょう!

 

 

 

 

夏のむくみに悩んでいる方に少しでも、予防法などを知っていただければ幸いです。

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便秘 タイトル

辛い便秘にツボ押しを!【おすすめのツボ教えます♪】

 

便秘 タイトル

 

 

 

普段からお腹がすっきりしない。

 

 

 

 

何日も便秘が続いている。

 

 

 

いつもより便が少なく、スッキリしない。

 

 

 

体の悩みを人に相談しづらい。

 

 

 

そんな辛い便秘で悩んでいる方へ。

 

 

 

西洋医学・東洋医学からみた便秘のタイプの違いや、セルフケア・あなたに合ったツボ押しなどをお教えします。

 

 

 

まずは、便秘の概念から説明させていただきます。

 

 

便秘について

 

便秘 薬

 

 

便秘とは、何らかの原因で排便の機能が低下し、腸の中に便が溜まってしまっている状態です。 

 

 

 

排便回数・排便の量の減少や硬い便など、これらの状態の組み合わせを便秘といいいます。

 

 

 

病気が原因で、便秘が起きている場合があるので、そちらも説明させていただきます。

 

 

便秘の原因【西洋医学からみた便秘】

 

女の子

 

西洋医学では、様々な疾患が原因となり、便秘が起きていると考えます。

 

 

 

様々な原因として、以下のものがあげられます。

 

 

  • ・腸閉塞(イレウス)
  • ・大腸ポリープ
  • ・大腸がん
  • ・環境の変化(旅行先など)
  • ・ストレス
  • ・肝臓がん
  • ・過敏性腸症候群(IBS)

 

 

などが、考えられる場合があります。

 

 

 

腸閉塞やがんなどの危険な疾患が原因となっている可能性もあるので、早めに医療機関に相談する必要があります。

 

 

 

また、過敏性腸症候群(IBS)や、ストレス・生活習慣が、原因となっている便秘には、東洋医学のツボ・経絡などを使用する治療も、有効となっています。

 

 

それでは、東洋医学からみた便秘の原因も説明させていただきます。

 

 

 

便秘の原因【東洋医学からみた便秘の原因】

 

 

トイレ 便秘

 

先ほど、上記で説明させて頂いた、西洋医学とは、考え方が異なります。

 

 

西洋医学では、大腸がんや腸閉塞などのはっきりとした疾患が、原因となり便秘が起きていると考えますが、東洋医学では、その人の気や血の流れ・状態などが原因で便秘が起きていると考えます。

 

 

 

 

東洋医学のでは、便秘のタイプを以下の4つに分けられます。

 

・【1】熱秘(ねっぴ)‥胃や腸に熱が生まれる事が原因の便秘

 

・【2】気秘(きひ)‥怒りなどの感情が肝臓に熱を作り出し、循環が悪いため起こった便秘

 

・【3】虚秘(きょひ)‥気・血が不足し、腸の便を押し出す機能が低下したため、起こった便秘

 

・【4】冷秘(れいひ)‥冷たいものの過食や老化などにより、便を押し出す機能が低下したため起こった便秘

 

 

 

まず最初に、熱秘(ねっぴ)から紹介させていただきます。

 

 

 

【1】熱秘(ねっぴ)について

 

 

 

熱秘というのは、辛い物の食べ過ぎや疲れや風邪で、熱を出した時などに、体の中で上手く処理出来ず、熱が溜まってしまった状態です。

 

 

 

熱が体に溜まると、便が硬くなり、それが便秘につながります。

 

 

熱秘の症状として、以下のものが挙げられます。

 

  • ・便の状態が乾燥していて固い
  • ・お腹が張る
  • ・赤ら顔になる
  • ・口が乾く

 

熱秘には、体の中の熱を取り去り、循環を良くし、排便を促す治療をします。

 

 

【有効なツボ】

 

便秘 天枢

 

 

曲池 便秘

・曲池(きょくち)‥体の中の熱を取り去ります。

 

 

・内庭(ないてい)‥こちらも同様で使用します。

 

 

・上巨虚(じょうこきょ)‥大腸の機能を高めます。

 

 

・天枢(てんすう)‥大腸の気が集まっているツボなので使用します。

 

 

【2】気秘(きひ)について

 

 

 

気秘というのは、怒りなどの感情が肝臓を傷付け、肝臓により行われている全身への血液循環が悪くなり、起こる便秘です。

 

 

 

ストレスを溜めやすい方が、気秘のタイプの便秘になりやすいと言われています。

 

 

 

ストレスも同じく、内臓を傷付け、気の流れを滞らせてしまいます。

 

 

気秘の症状として、以下のものが挙げられます。

 

  • ・便意を催すが、排便できない
  • ・胸が張る
  • ・げっぷが多い
  • ・下が赤くなる

 

 

気秘を改善させるためには、肝臓の機能を高め、全身の気・血液の流れを改善させる治療をします。

 

 

【有効なツボ】

 

大巨 便秘

 

行間 便秘

 

・大巨(だいこ)‥便秘の特効穴としてとても有効です。

 

 

・天枢(てんすう)‥局所穴として使用します。

 

 

・太衝(たいしょう)‥肝臓の機能を高めるため使用します。

 

 

・行間(こうかん)‥同様で使用します。

 

 

【3】虚秘(きょひ)について

 

 

 

虚秘というのは、体の中の気・血が不足している事で起こった便秘です。

 

 

 

加齢・出産・慢性的な病気が原因で、体の中に、気・血が回復出来ずに起こる場合が多いです。

 

 

 

虚秘の症状として、以下のものが挙げられます。

 

  • ・便意を催すが、排便できない
  • ・便がコロコロしていて硬い
  • ・排便後に息切れする
  • ・疲れやすい
  • ・顔色が白い
  • ・爪や唇の色が淡泊

 

 

虚秘のタイプの便秘を改善させるには、ツボ・経絡を使って、体の中の気・血を増やします。

 

 

 

気・血が不足しているので、腸に潤いが無くなり、便が出にくいので、治療をして、体の循環を良くし、腸に気・血を行き渡らせる必要があります。

 

 

【有効なツボ】

血海ツボ

 

足三里 ツボ

 

・気海(きかい)‥体の中に気を増やします

 

 

・血海(けっかい)‥体の中に血を増やします

 

 

・足三里(あしさんり)‥胃腸の機能を高めます

 

 

・上巨虚(じょうこきょ)‥大腸の機能を高めます。

 

 

【4】冷秘(れいひ)について

 

 

冷秘とは、加齢・過労が原因で、体を温める機能が低下し、気・血が冷える事が原因となり起こった便秘です。

 

 

 

もともと、虚弱体質の方も冷秘の便秘になりやすいと言われています。

 

 

 

冷秘の症状として以下のものが挙げられます。

 

 

  • ・排便ができない
  • ・腹部の冷え
  • ・腰・膝の冷え
  • ・腹痛
  • ・透明な量の多い尿が増えるなどの症状も伴います。

 

 

冷秘を改善させる為には、体を温めることが、何よりも大事になります。

 

 

また、加齢・過労などで、低下してしまった腎臓の機能高める必要があります。

 

 

【有効なツボ】

 

腎兪 ツボ

 

関元 ツボ

 

 

・気海(きかい)‥体が冷えて悪くなってしまった気の流れを改善させます。

 

 

・腎兪(じんゆ)‥腎臓の機能をたかめます。

 

 

・天枢(てんすう)‥お灸などで温めることで、効果が高まります。

 

 

・関元(かんげん)‥同様で、こちらも温める事で症状が改善されます。

 

 

 

まとめ

 

便秘 野菜

 

便秘は、西洋医学でも、東洋医学でも様々な原因があり、とても身近な症状です。

 

 

放っておくことで、大きな病気につながることもあります。

 

 

 

便秘の度に薬を使用する方も多いと思いますが、便秘薬の力を借りなければ、排便ができない事は、大きな問題です。

 

 

 

自分で、溜めこんでいるストレスを上手く、解消したり、食物繊維やヨーグルトなど、便秘に効くと言われている食事を取り入れる事も、セルフケアとして有効です。

 

 

また、上記で説明させて頂いたツボを使用して、ツボ押しや温めることもとても有効なので、ぜひ、気になり始めたらやってみて下さい。

 

 

自分に合った治療法を見つけ、便秘を解消させ、内臓美人になりましょう!!

 

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不眠タイトル

不眠の原因は内臓から?【不眠に効くツボ教えます!】

 

 

 

不眠タイトル

 

 

 

最近、眠れない日が続く。

 

 

 

寝つきが悪く、寝てもすぐに目が覚めてしまう。

 

 

 

重症なものでは、一晩中まったく眠れない事があります。

 

 

 

そんな、不眠症で悩んでいる方へ。

 

 

 

 

本当の原因と、自分で出来るケアを紹介させていただきます。

 

 

 

不眠症について

 

 

最初に不眠の概念から説明させていただきます。

 

 

不眠とは

 

 

不眠イラスト

 

 

まず、不眠というのは、十分に睡眠がとれていない状態の事を言います。

 

 

 

 

不眠と言っても、症状は人それぞれです。

 

  • ・疲れているのに眠れない。
  • ・夜中に何度も目が覚める。
  • ・眠りが浅く、熟睡が出来ない。

 

重症のものでは、

  • ・一晩中、一睡もできない。
  • ・不眠の状態が、数年・数十年続いている。

 

 

 

 

など、とても辛い状態です。

 

 

多くの場合、動悸・頭痛・めまいなどの症状を伴います。

 

 

 

また、様々な病気の症状に、【不眠】が関わっている場合があります。

 

 

 

不眠と他の病気との関わりについて、紹介させて頂きます。

 

 

 

不眠を引き起こす病気

 

 

不眠を引き起こす病気として、以下のものが挙げられます。

 

 

・高血圧

・糖尿病

・認知症・脳卒中などの脳の病気

・ホルモンバランスの乱れ

・頭痛・腰痛・肩こりなど

・うつ病などの精神疾患

・アトピー

・呼吸器疾患

 

 

 

これらが、睡眠に悪影響を及ぼします。

 

 

 

東洋医学では、別の原因が考えられます。

 

 

 

不眠の原因【東洋医学の考え】

 

 

 

東洋医学では、不眠と関わる臓器として【心・脾・肝】があげられます。

 

 

 

それぞれの臓器のバランスがくずれる事で、不眠が起きてしまいます。

 

 

 

東洋医学からみた原因として、多くは以下のものがあげられます。

 

  • ・心脾両虚症
  • ・肝鬱化火症

 

 

まずは、心脾両虚症から説明させていただきます。

 

 

【心脾両虚(しんぴりょうきょ)症について】

 

 

心脾両虚症とは、心・脾の機能が両方低下している状態です。

 

 

 

怒りっぽい方や、疲れている方になりやすく、物事の考えすぎなどが、心・脾を傷付け不眠につながります。

 

 

 

心脾両虚症の症状として、以下のものがあげられます。

 

  • ・なかなか眠りに付けない
  • ・すぐに目が覚めてしまう
  • ・動悸
  • ・精神的な疲れ
  • ・物忘れが多い
  • ・怖がったり、驚いたりしやすい

 

 

この様な症状が多い場合は、【心・脾】が疲れているという事になります。

 

 

 

心脾両虚症を治すためには、心の血不足や脾の気不足を改善させる必要があります。

 

 

気血の不足で、心・脾・脳が栄養されず、不眠と共にめまい・頭痛などの様々な症状が出るので、気血を増やす治療をします。

 

 

 

また、眠ろうとしてる時などに、脳が考え事をしてしまい、不眠につながる場合があるので、脳を休ませることが大事です。

 

 

 

【有効なツボ】

 

不眠 神門

 

 

不眠症 風池

 

・神門(しんもん)‥心を落ち着かせ、心の機能を高める為に使用します。

 

 

・風池(ふうち)‥考え事の多い脳を休ませます。

 

 

・三陰交(さんいんこう)‥血液不足を補います。

 

 

・血海(けっかい)‥同様で使用します。

 

 

・太白(たいはく)‥低下している脾の機能を高めます。

 

 

 

次に、肝鬱化火症を説明させていただきます。

 

 

【肝鬱化火(かんうつかか)症について】

 

 

肝鬱化火症は、何らかの影響で肝臓に熱が生まれ、熱が脳まで上ってしまっている状態です。

 

 

 

原因として、多く考えられるのは、考えすぎ・怒り・揉め事などが、肝臓を傷付けている事です。

 

 

 

 

我慢することや、気付かないうちに溜まっているストレス・精神的な疲れなどが、肝臓に影響を及ぼす事があります。

 

 

肝鬱化火症の症状として、以下のものがあげられます。

 

  • ・手足が熱い
  • ・怒りっぽい
  • ・手の平に汗をかく
  • ・眠っていても驚いて目が覚める事がある。
  • ・なかなか眠りにつけず、熟睡できない。
  • ・口や鼻の息が熱い

 

 

これらは、肝臓に熱が生まれる事で出る症状です。

 

 

 

 

肝鬱化火症を改善させるためには、以下の2つの治療法があります。

 

  • ・疏肝清熱【そかんせいねつ】
  • ・精心安神【せいしんあんじん】

 

 

では、疏肝清熱から説明させていただきます。

 

 

【1】疏肝清熱

 

これは、肝臓・体の中の熱を取り、肝臓の疏泄機能をたかめ、循環を改善させる治療法です。

 

 

【有効なツボ】

 

不眠 太衝

 

・太衝(たいしょう)‥肝臓の機能をたかめます。

 

 

・神門(しんもん)‥心の機能を高め、心を落ち着かせます。

 

 

 

・期門(きもん)‥肝臓の気が集まる所で、機能を高めます。

 

 

 

・三陰交(さんいんこう)‥体の中の循環を良くします。

 

 

 

【2】精心安神

 

 

 

不眠の多くは、心の疲れからきています。

 

 

 

心が疲れていると眠れない。

 

 

 

眠れないと、脳が疲れ、さらに心が疲れるという悪循環を引き起こしてしまいます。

 

 

 

そんな、心の疲れを改善させ、リラックスさせる治療法です。

 

 

 

【有効なツボ】

 

 

不眠 失眠

 

 

膈兪 不眠

 

・三陰交(さんいんこう)‥手足の血行を良くして、リラックス感を高めます。

 

 

・膈兪(かくゆ)‥全身の血液循環を良くします。

 

 

・心兪(しんゆ)‥背中の緊張をほぐし心地良い眠りが期待できます。 

        また、心の機能を高めます。

 

 

・失眠(しつみん)‥不眠症の特効穴です。全てのタイプの不眠症に有効です。

 

 

 

まとめ

 

 

不眠症は、西洋医学・東洋医学どちらから見ても、様々な原因があります。

 

 

 

多くは、心の疲れからきている事が分かっています。

 

 

 

心が疲れていると感じたら、無理をせず休息をとり、心身ともに休ませることが大事です。

 

 

 

また、自分で出来るメンテナンスもあります。

 

 

 

深呼吸をするだけなので、とても簡単です。

 

 

 

息を吸う時間は変えず、息を吐く時間を長くします。

 

 

 

吐く時間に20秒くらいかけるようにすると、副交感神経が優位になり、リラックス感が高まります。

 

 

 

そうすることで、眠りにつきやすくなります。

 

 

 

また、寝る前のツボ押しも効果的です。

 

 

 

不眠は、体にとても負担をかけ、疲れが溜まってしまいます。

 

 

 

なので、なるべく負担を減らし、疲れたら休む,無理をしないという事が大事です。

 

 

 

これを意識することで、徐々に不眠が改善すると思います。

 

 

体の中から治していき、良い睡眠を取れるようにしましょう!!

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