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咬筋をほぐす時は硬さよりも神経が大事

咬筋をほぐす時は硬さよりも神経を意識すると上手くいく理由

咬筋をほぐす時は硬さよりも神経が大事

 

 

エラ張りの方が最初にご自身で出来るエラ張り対策法は、咬筋をほぐす事です。

 

 

顔を気にしてマッサージ

 

 

咬筋をほぐす為にオイルを買ったり、マッサージ器具を買ったりする事も多いと思います。

勿論、その方法も咬筋をほぐす時には効果的になります。

 

 

しかし、筋肉を硬さをとろうと筋肉だけにアプローチを行うよりも、筋肉の神経にアプローチを行った方が咬筋がほぐれる場合があります。

 

 

咬筋の神経のイメージ画像

 

今回は何故、神経にアプローチを行うと良いのか?

そして、そのアプローチのやり方を、ご紹介したいと思います。

 

 

エラ張りに限らず、顎のだるさなどでお困りの方も、是非参考になさって下さい。

 

 

 

1.筋肉は硬いの?緊張しているの?

 

咬筋は硬いのか緊張しているのか

 

肩こりや腰痛でマッサージをしてもらった時に、「硬いですね、凝ってますね」と言われる事があると思います。

 

 

マッサージ中に「凝ってますね~」

 

 

果たして、筋肉が硬いとはどういった状態を示しているのでしょうか?

 

 

 

1-1.筋肉が硬いのメカニズム。

筋肉が硬いと表現される時に、考えられる筋肉の状態は2つあります。

 

 

筋肉が硬い2つの原因

 

  1. 1.筋肉自体が硬い。
  2. 2.筋肉に力が入っている為に硬い。

 

 

筋肉の状態がどちらなのかを見極める事が、咬筋を効果的にほぐす為には必要となってきます。

 

 

それでは、それぞれの特徴についてです。

 

 

1-1-1.筋肉自体が硬い。

筋肉自体の硬さは、筋肉の弾性繊維やコラーゲン繊維の量が決めています。

 

 

生まれつき体が硬い。

 

前屈が硬い女性

 

 

と表現する方の中には、こういった方が多い可能性が高いです。

 

 

この場合は筋肉が容易に硬くなりやすく、筋繊維をほぐすマッサージが効果を発揮します。

 

 

咬筋をほぐす場合は、次のようにおこなってみて下さい。

 

 

咬筋の筋繊維をほぐすマッサージ方法

【やり方】

1.奥歯を軽く食いしばった時の、エラ部分の盛り上がった筋肉の位置を確認する。

奥歯で噛んだ時の咬筋の盛り上がり

 

2.咬筋の筋繊維は、そのほとんどが縦に走っている為、筋繊維を横方向にマッサージを行う。

 

3.指の腹で少しコリコリとした抵抗を感じるように、マッサージを行っていく。

 

 

1-1-2.筋肉に力が入っている為に硬い。

二の腕マッチョな男性の画像

 

 

肘を伸ばしたまま、二の腕の筋肉にグッと力を入れてみて下さい。

 

腕自体は動かなくとも、筋肉が硬くなったのが確認できたと思います。

 

 

これがもう一つの筋肉の硬さで、運動神経伝達による筋緊張と表現する事も出来ます。

 

 

咬筋が硬い方で、このタイプの方の割合は非常に多い印象があります。

 

 

まずは、どういったメカニズムなのかを、ご説明させて頂きます。

 

 

 

1-1-3.筋肉のバランスと筋肉の硬さのメカニズムの解説。

脳から二の腕に指令を出すイメージ画像

 

 

体のどこかを動かそうとすると、筋肉を縮ませます。

この時、筋肉を動かせという指令は脳から出ています。

 

 

その一方で無意識のうちに、筋肉が縮む場合もあります。

 

 

例えば、猫背などの不良姿勢。

顎前首猫背のイメージ

 

 

猫背で頭の位置が悪いと、無意識的に伸ばされる筋肉があります。

 

 

筋肉には、伸びた筋肉は縮ませようとする習性があります。

なので、猫背で伸ばされた筋肉は縮もうとするのですが、実際は頭の位置元に戻す程の力はなく筋肉の距離は変わりません。

 

 

筋肉の長さは変わっていないのに、筋肉は縮ませようと力いれている。

 

 

猫背の方の首の筋肉を触ってみると、やはり硬いです。

 

 

首のマッサージの画像

 

 

これが一般的に、筋肉が硬いといわれている状態です。

 

 

1-1-4.無駄な力が入っている時のマッサージ方法

筋肉の長さが長く、筋肉に力が入っている状態。

この状態の筋肉を柔らかくするのには、歪みを整えなければいけません。

 

 

顎引きは顎の位置が改善する

 

 

歪みがあると、いくらマッサージを行っても再度硬くなってしまいます。

 

 

咬筋をほぐそうとすれば、尚更です。

 

 

顎の歪みを咬筋は、敏感に察知します。

 

 

噛み合わせが少し変わるだけで、筋肉が硬くなってり、柔らかくなったりするにはここに問題があると考えられます。

 

 

なので歪みと整えてから、筋肉へのアプローチ順番が効果的と言えるでしょう。

 

 

顎の歪みの治し方

咬筋が硬い感じる場合、顎の位置が正常よりも奥に位置され動き制限されている事が多いです。

 

ここの部分の調整から行っていきましょう。

 

【やり方】

1.割り箸前から4番目歯の位置に置き、舌先で割り箸を下から押して、割り箸を固定する。

 

2.下の前歯と舌が触れないように、口を開く。

 

3.割り箸を舌先で固定し動かないように意識しながら、下顎を左右前後に動かしていく。

 

4.一連の動作を5回繰り返す。

 

その後に行うマッサージ。

神経伝達の異常により、筋肉が硬くなっている場合のマッサージとしては、ストレッチをメインに行った方法がおすすめです。

 

【やり方】

1.指の腹を使い、頬骨を下から圧迫する。

 

2.ゆっくりを口を開けていく。

 

3.もう片方の指で顎先を固定し、反対側へストレッチをかけていく。

 

4.左右同様に行う。

 

 

2.効率的に咬筋をほぐしたいのであれば、首の筋肉や舌も意識しよう。

 

舌も鍛えよう

 

咬筋を効率的にほぐすには、首の筋肉や舌へのアプローチを行うと良いです。

 

 

何故なら、これらは筋肉を通して繋がっており更に、咬筋のメインの働きである「物をかみ砕き、すりつぶす」動きの際に補助筋として働くからです。

 

 

2-1.胸鎖乳突筋を柔らかくしよう。

首の前側に位置する筋肉で、後ろを振り替える時に盛り上がってくる筋肉です。

 

この筋肉も咬筋同様、筋肉自体が硬いのか、筋肉に力が入っているかでアプローチの仕方が変わります。

 

 

2-1-1.胸鎖乳突筋自体をマッサージしよう。

筋自体が高い場合は以下のようにマッサージを行って下さい。

やり方

1.左右どちらかを向いたら際に盛り上がってくる胸鎖乳突筋を、親指と人差し指で挟む。

 

2.挟んだ圧を維持しながら、上下にマッサージを行う。

 

3.左右同様に行う。

 

2-1-2.首に力が入っている場合の対処法。

咬筋の時と同様に、歪みの矯正から行います。

一番目にする歪みは首猫背です。

 

こちらから治していきましょう。

 

首猫背の治し方

首の可動域を上げ、胸郭といった肋骨周りの骨を動かして、首の位置を整える方法です。

やり方

1.ストレッチポールもしくは大きなタオルを丸めた物を用意する。

 

2.ストレッチポールが背骨に沿うように、仰向けに寝る。

 

3.そのまま腕を内側や外側に捻り、同様に脚も捻る。

 

4.続いて椅子に座り、片方の指先ーを顎先に置く。

 

5.指で顎を押して首が後ろにいくようにアプローチしながら、顎を引く。

 

6.首を前に出す事で指を押すようなイメージで、首を前に動かす。

 

7.5と6を10回繰り返し行う。

 

2-2.舌の鍛え方。

舌の筋肉が衰えると、仰向けになった際に気管を圧迫していびきの原因になってしまう他、下顎の正しい位置が固定出来なくなってしまう為、トレーニングを行うのに越した事はありません。

 

早速、舌を鍛えていきましょう。

 

 

2-2-1.舌出し体操

舌を伸ばしながら筋肉へアプローチする方法になります。

やり方

1.上を向く。

 

2.舌先を尖がらせながら、舌を上に伸ばす。

 

3.その状態から更に、舌先で鼻先を触るように舌を伸ばす。

 

4.この運動を10回繰り返す。

 

3.一言に咬筋をほぐすと言っても、やり方は様々。

 

咬筋をぼぐすやり方は様々

 

今回は、咬筋をほぐす為のマッサージのやり方をご紹介させて頂きました。

 

一言に咬筋をほぐすといってもやり方は様々です。

筋肉自体が硬いのか、それとも歪みの為に筋肉に無駄な力が入っているのか。

 

そして咬筋をほぐす為には、首の筋肉や舌にもアプローチすると、より効果的に咬筋がほぐせるようになります。

 

エラ張りや顎が疲れた、顎がだるいなどの症状でお困りの方は、是非今回の方法を参考に、咬筋をほぐしてあげて下さい。

 

 

【最近、咬筋の張りが気になってきた方へリビジョンおすすめ記事】

 

 

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顔の歪みを矯正する4つのマッサージ方法

顔の歪みを矯正するために自分でできる4つのマッサージ法

顔の歪みを矯正する4つのマッサージ方法

 

 

マッサージを行う事で顔の歪み方は変わります。

 

 

その理由の1つに、『筋肉が使いやすくなる』というものがあります。

 

 

まず、顔の歪みの原因の一つに、表情筋や咀嚼筋(そしゃくきん)の癒着(ゆちゃく)があります。

 

筋肉と筋膜の癒着のイメージ

 

 

癒着があると筋肉と筋膜の間の滑りが出なくなり、顔が上手く動かせなくなります。

 

 

苦笑いする女性のイラスト

 

 

その状態を長く続けると、顔は動かしやすい方向へ歪みます。

 

 

体表から分かる顔の歪み

 

 

 

マッサージは、この筋肉の癒着(ゆちゃく)を剥(は)がす事が出来ます。

 

 

マッサージで筋肉の癒着をはがす

 

 

これによって顔の筋肉が動かしやすくなり、強い筋肉に引っ張られていた筋肉が弛みます。

 

 

結果、顔の歪みが治ってきます。

 

 

マッサージによって顔の歪みが戻る

 

 

また、歪みだけではなくエラの張りや頬骨の左右差。

 

 

そして更に、顔のたるみなどにも効果が期待出来ます。

 

 

今回は、整体師も実際に使う『歪みを矯正するマッサージ』のやり方をご紹介致します。

 

 

顔の歪みなどでお悩みの方は、参考にして下さい。

 

 

 

鏡を見たときに顔の歪みでテンションが下がる!?

 

顔を伏せる女性

 

自分の顔の歪みが気になった事はないですか?

 

 

そんな時、次のような事を思いませんでしたか?

 

 

『歪みを矯正したいけど、矯正ってなんか痛いっていうし。

行った事ないからなんだか怖いし、、、

 

自分で出来る顔の歪みを治すマッサージってないかしら?』

 

 

顔の歪みが気になったらまず、顔をマッサージしてほぐしてみる事をオススメします。

 

フェイスラインに手を置きこちらを見る女性

 

 

顔の歪み方には様々なパターンはありますが、次の部分をほぐす事で、左右差が少なくなってきます。

 

 

マッサージで歪みを治したい部分

 

  • ・エラ
  • ・頬
  • ・フェイスライン
  • ・眉

 

 

顔の歪みを矯正するために自分でできるマッサージ法があります。

 

自分で行うフェイシャルマッサージ

 

顔の歪みを直すのは、とても難しい施術技術が必要です!

 

 

やはり、骨格矯正の先生にお願いした方が良いは良いです。

 

リビジョンの顔面矯正

 

 

もしくは、こちらのようなセルフ骨格矯正がおすすめです。

 

 

 

 

そして、その後に軽い顔の歪みを矯正するために自分でできるマッサージを行いましょう。

 

 

今回は顔の歪みのお悩み別に分けて、顔の歪みを矯正するために自分でできるマッサージの方法をお伝えいたします。

 

 

それが、次のマッサージ方法になります。

 

 

 

  1. 1.エラの歪みを自分で矯正するマッサージ法
  2. 2.頬の歪みを自分で矯正するマッサージ法
  3. 3.フェイスラインの歪みを自分で矯正するマッサージ法
  4. 4.眉の歪みを自分で矯正するマッサージ法

 

 

 

エラの歪みを自分で矯正するマッサージ法

エラに手を置く女性

 

エラの歪みで気になるのは、サイズと左右差。

 

 

この原因の筋肉は、咬筋という筋肉です。

 

横顔の咬筋

 

 

エラから頬まで付いている筋肉で、ここが固くなるとエラが大きく見えます。

 

 

咬筋の肥大化の対比イメージ

 

 

エラのサイズが気になる方はまず、咬筋のマッサージして柔らかくすると良いです。

 

【やり方】

1.握り拳を作る。

 

2.第2関節の背中でアゴ先を圧迫する。

 

3.フェイスラインに沿って口角に向い、軽く圧迫しながら滑らせるようにマッサージを行う。

 

 

 

頬の歪みを自分で矯正するマッサージ法

頬を押す女の子

 

頬の歪みで気になるのは、頬骨が横に広がっている場合と左右差。

 

 

この原因は、先程の咬筋と側頭筋という筋肉。

 

 

側頭筋の場所

 

 

側頭筋という筋肉は、下顎の付け根から側頭骨という頭の外側までくっ付いている筋肉です。

 

 

側頭筋の図示

 

側頭筋の付着部位の説明

 

 

ここが固くなると筋肉が張って、頬骨を横に広げてきてしまいます。

 

 

頬骨の横張りの図示と文字

 

 

なので、この2つの筋肉をマッサージしましょう!

 

【やり方】

1.指の腹を使い、こめかみを圧迫する。

 

2.こめかみから頭のはちの張っているところまで、小さく円を描くようにマッサージを行う。

 

3.そのまま指の腹で、頭皮を持ち上げるようにマッサージを行う。

 

 

 

フェイスラインの歪みを自分で矯正するマッサージ法

フェイスラインのマッサージ風景

 

フェイスラインの歪みで気になるのは、たるみ

 

 

この原因は、次の2つです。

 

 

  1. 1.加齢
  2. 2.筋肉のたるみ

 

 

 

食いしばりなどで顔を短くする筋肉が働く一方で、口角まわりの筋肉は衰えます。

 

 

口角まわりの筋肉の衰え

 

 

その結果、余った皮膚や皮下脂肪が下がって見えるからです

 

 

ここをマッサージしていきましょう。

 

【やり方】

1.握り拳を作る。

 

2.人差し指と中指の第2関節でフェイスラインを挟んで軽く圧迫する。

 

3.圧迫しながら、耳の付け根まで皮膚を持ち上げるようにマッサージを行う。

 

手の付け根を使って応用も可能です

 

 

眉の歪みを自分で矯正するマッサージ法

眉毛の高さが違うのには筋肉に原因がある3つの理由と対処法

 

眉の歪みの原因は、次の筋肉のアンバランスにあります。

 

 

  • ・前頭筋(ぜんとうきん)
  • ・皺眉筋(しゅうびきん)
  • ・鼻根筋(びこんきん)
  • ・眉毛下制筋(びもうかせいきん)

 

 

 

これらの筋肉をマッサージして、歪みを矯正しましょう。

 

 

 

前頭筋(ぜんとうきん)のマッサージ

前頭筋は眉や鼻の筋肉から髪の生え際。

そして後頭部から首の付け根まで付いている筋肉です。

 

【やり方】

1.指の第2関節の背中を使って、髪の生え際を圧迫する。

 

2.眉毛の若干上を軽く圧迫しながら小さい円を描きマッサージを行う。

 

3.眉毛から髪の生え際にかけ、滑らせるようにマッサージを行う。

 

 

皺眉筋(しゅうびきん)のマッサージ

皺眉筋は、眉間から眉の真ん中くらいまで、眉毛に沿って付いている筋肉です。

 

【やり方】

1.小指の第2関節の背中で眉頭を圧迫する。

 

2.眉頭から眉毛の中央まで眉毛に沿って、軽く圧迫しながら滑らせてマッサージを行う。

 

 

鼻根筋(びこんきん)のマッサージ

鼻根筋は、眉間から鼻の付け根に付いていている筋肉です。

 

【やり方】

1.中指の第2関節の背中で鼻を挟む。

 

2.鼻すじを通すように、下から上に向かって眉間の上までマッサージをおこなう。

 

 

 

眉毛下制筋(びもうかせいきん)のマッサージ

眉毛下制筋は、鼻根筋の外側で鼻の外側から眉毛の内側の1/3程度に付着している筋肉です。

 

【やり方】

1.目頭を片側の中指で固定する。

 

2.もう片方の手の小指と薬指の第2関節の背中で、眉毛を上げるようにマッサージを行う。

 

 

こちらの矯正もおすすめです♪

 

 

 

 

顔の歪みを矯正する為にマッサージを行おう!

 

変顔でサムアップする女性

 

 

骨格が歪むと、顔の筋肉の使いやすさが変わります。

 

 

顔の使いやすさと使い辛さのイメージ

 

 

片側では使いやすくなり、反対側では使いづらくなります。

また、顔を下げる筋肉が強くなり、上げる筋肉が弱くなったりもします。

 

 

骨格矯正で骨格を治して筋肉の使いムラを治す方法も良いのですが、整体院へ通う必要が出てきます。

 

 

そのような場合はまず、ご自身で顔の筋肉のマッサージを行ってみて下さい。

 

 

筋肉がほぐれて、顔の筋肉が使いやすくなるはずです。

 

 

今回は、顔の歪みを自分で矯正するマッサージ法をご紹介しました。

 

 

紹介したマッサージ法は普段施術で使うマッサージのほんの一部ですが、是非試してみて下さい。

 

 

歪みでお困りの方の助けになっていれば、幸いです。

 

 

【顔の歪みでお困りの方へ、オススメの記事】

 

 

 

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