エラ張りの方が最初にご自身で出来るエラ張り対策法は、咬筋をほぐす事です。
咬筋をほぐす為にオイルを買ったり、マッサージ器具を買ったりする事も多いと思います。
勿論、その方法も咬筋をほぐす時には効果的になります。
しかし、筋肉を硬さをとろうと筋肉だけにアプローチを行うよりも、筋肉の神経にアプローチを行った方が咬筋がほぐれる場合があります。
今回は何故、神経にアプローチを行うと良いのか?
そして、そのアプローチのやり方を、ご紹介したいと思います。
エラ張りに限らず、顎のだるさなどでお困りの方も、是非参考になさって下さい。
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肩こりや腰痛でマッサージをしてもらった時に、「硬いですね、凝ってますね」と言われる事があると思います。
果たして、筋肉が硬いとはどういった状態を示しているのでしょうか?
筋肉が硬いと表現される時に、考えられる筋肉の状態は2つあります。
筋肉の状態がどちらなのかを見極める事が、咬筋を効果的にほぐす為には必要となってきます。
それでは、それぞれの特徴についてです。
筋肉自体の硬さは、筋肉の弾性繊維やコラーゲン繊維の量が決めています。
生まれつき体が硬い。
と表現する方の中には、こういった方が多い可能性が高いです。
この場合は筋肉が容易に硬くなりやすく、筋繊維をほぐすマッサージが効果を発揮します。
咬筋をほぐす場合は、次のようにおこなってみて下さい。
咬筋の筋繊維をほぐすマッサージ方法
【やり方】
1.奥歯を軽く食いしばった時の、エラ部分の盛り上がった筋肉の位置を確認する。
2.咬筋の筋繊維は、そのほとんどが縦に走っている為、筋繊維を横方向にマッサージを行う。
3.指の腹で少しコリコリとした抵抗を感じるように、マッサージを行っていく。
肘を伸ばしたまま、二の腕の筋肉にグッと力を入れてみて下さい。
腕自体は動かなくとも、筋肉が硬くなったのが確認できたと思います。
これがもう一つの筋肉の硬さで、運動神経伝達による筋緊張と表現する事も出来ます。
咬筋が硬い方で、このタイプの方の割合は非常に多い印象があります。
まずは、どういったメカニズムなのかを、ご説明させて頂きます。
体のどこかを動かそうとすると、筋肉を縮ませます。
この時、筋肉を動かせという指令は脳から出ています。
その一方で無意識のうちに、筋肉が縮む場合もあります。
例えば、猫背などの不良姿勢。
猫背で頭の位置が悪いと、無意識的に伸ばされる筋肉があります。
筋肉には、伸びた筋肉は縮ませようとする習性があります。
なので、猫背で伸ばされた筋肉は縮もうとするのですが、実際は頭の位置元に戻す程の力はなく筋肉の距離は変わりません。
筋肉の長さは変わっていないのに、筋肉は縮ませようと力いれている。
猫背の方の首の筋肉を触ってみると、やはり硬いです。
これが一般的に、筋肉が硬いといわれている状態です。
筋肉の長さが長く、筋肉に力が入っている状態。
この状態の筋肉を柔らかくするのには、歪みを整えなければいけません。
歪みがあると、いくらマッサージを行っても再度硬くなってしまいます。
咬筋をほぐそうとすれば、尚更です。
顎の歪みを咬筋は、敏感に察知します。
噛み合わせが少し変わるだけで、筋肉が硬くなってり、柔らかくなったりするにはここに問題があると考えられます。
なので歪みと整えてから、筋肉へのアプローチ順番が効果的と言えるでしょう。
顎の歪みの治し方
咬筋が硬い感じる場合、顎の位置が正常よりも奥に位置され動き制限されている事が多いです。
ここの部分の調整から行っていきましょう。
【やり方】
1.割り箸前から4番目歯の位置に置き、舌先で割り箸を下から押して、割り箸を固定する。
2.下の前歯と舌が触れないように、口を開く。
3.割り箸を舌先で固定し動かないように意識しながら、下顎を左右前後に動かしていく。
4.一連の動作を5回繰り返す。
その後に行うマッサージ。
神経伝達の異常により、筋肉が硬くなっている場合のマッサージとしては、ストレッチをメインに行った方法がおすすめです。
【やり方】
1.指の腹を使い、頬骨を下から圧迫する。
2.ゆっくりを口を開けていく。
3.もう片方の指で顎先を固定し、反対側へストレッチをかけていく。
4.左右同様に行う。
咬筋を効率的にほぐすには、首の筋肉や舌へのアプローチを行うと良いです。
何故なら、これらは筋肉を通して繋がっており更に、咬筋のメインの働きである「物をかみ砕き、すりつぶす」動きの際に補助筋として働くからです。
首の前側に位置する筋肉で、後ろを振り替える時に盛り上がってくる筋肉です。
この筋肉も咬筋同様、筋肉自体が硬いのか、筋肉に力が入っているかでアプローチの仕方が変わります。
筋自体が高い場合は以下のようにマッサージを行って下さい。
やり方
1.左右どちらかを向いたら際に盛り上がってくる胸鎖乳突筋を、親指と人差し指で挟む。
2.挟んだ圧を維持しながら、上下にマッサージを行う。
3.左右同様に行う。
咬筋の時と同様に、歪みの矯正から行います。
一番目にする歪みは首猫背です。
こちらから治していきましょう。
首猫背の治し方
首の可動域を上げ、胸郭といった肋骨周りの骨を動かして、首の位置を整える方法です。
やり方
1.ストレッチポールもしくは大きなタオルを丸めた物を用意する。
2.ストレッチポールが背骨に沿うように、仰向けに寝る。
3.そのまま腕を内側や外側に捻り、同様に脚も捻る。
4.続いて椅子に座り、片方の指先ーを顎先に置く。
5.指で顎を押して首が後ろにいくようにアプローチしながら、顎を引く。
6.首を前に出す事で指を押すようなイメージで、首を前に動かす。
7.5と6を10回繰り返し行う。
舌の筋肉が衰えると、仰向けになった際に気管を圧迫していびきの原因になってしまう他、下顎の正しい位置が固定出来なくなってしまう為、トレーニングを行うのに越した事はありません。
早速、舌を鍛えていきましょう。
舌を伸ばしながら筋肉へアプローチする方法になります。
やり方
1.上を向く。
2.舌先を尖がらせながら、舌を上に伸ばす。
3.その状態から更に、舌先で鼻先を触るように舌を伸ばす。
4.この運動を10回繰り返す。
今回は、咬筋をほぐす為のマッサージのやり方をご紹介させて頂きました。
一言に咬筋をほぐすといってもやり方は様々です。
筋肉自体が硬いのか、それとも歪みの為に筋肉に無駄な力が入っているのか。
そして咬筋をほぐす為には、首の筋肉や舌にもアプローチすると、より効果的に咬筋がほぐせるようになります。
エラ張りや顎が疲れた、顎がだるいなどの症状でお困りの方は、是非今回の方法を参考に、咬筋をほぐしてあげて下さい。
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