目の高さが違う方の原因を大きく分けると、次の2つになります。
また目の周りの骨も、舌や筋肉の使い方が悪いと、歪んでくる可能性もあります。
目の高さが違う事を直す時にはどこを診れば良いのでしょうか?
また、何から治していけば良いのでしょうか?
今回はご自身で歪みを直して、目の高さが違う顔の治し方をご紹介していきます。
目次
「目の高さが違って見えるんだけど、小顔矯正で良くできるかな~?」
「顔の歪みと目の高さの左右差って、同時に直せるのかな?」
このような顔の悩みをお持ちの方は、多くいらっしゃいます。
そして、目は顔の印象を変える上でも大事な部分になっています。
目の高さを治すという方法は何種類かに分かれますが、どの方法を選んでも簡単ではないです。
しかも、骨格矯正のような外科的な処置を行わないで治そうと思った場合。
どんな方でも治せるというわけではないので、整体へ通院する前にチェックしなければならない部分があります。
その1つが、頭の形です。
次のポイントをチェックしてみて下さい。
これらのチェック項目に当てはまる方は、高い確率で目の高さが違います。
これは、眼窩と呼ばれる骨の大きさに、左右差が生じることが原因です。
眼窩は、おでこの骨や頬骨、上顎など沢山の骨から構成されています。
これらの骨は、成長の過程で大きくなってくるのですが、赤ん坊のころの寝かされ方や、指しゃぶりなど、悪癖が原因で骨が歪んでくる場合があります。
その場合、頭を上からみると、次の画像のようになります。
【正常な赤ん坊の頭】
【まがった頭の赤ん坊】
斜頭という症状なのですが、おでこの出っ張りや、こめかみのへこみ方に差が生じて、眼窩に歪みが生じます。
すると、正面から鏡を見た時に、目の高さに差を感じてくるのです。
これを整体で治す事は、簡単ではないです。
また、年齢を重ねて目の高さが変わってくる方もいます。
この原因が3つあります。
これ以外にも原因はありますが、この3つのどれかに当てはまる方が多いです。
例えば、年齢を重ねると、まぶたの脂肪が下がり、目が小さくなる方がいます。
これは加齢による基礎代謝の低下による、体重の増加も原因の1つです。
体重が増加すればもちろんまぶたにも脂肪がつくので、垂れ下がってくるので目が小さくなります。
また、体重の増加以外の原因としては、筋肉が弱くなり張りがなくなる事が考えられます。
目を大きくする時には、眉毛が吊り上げりますが、これは前頭筋(ぜんとうきん)というおでこにある筋肉の働きによるものです。
しかしこの筋肉は、眉毛の外1/3にくっついていないです。
まぶたの外側が筋肉により吊り上げられないので、筋肉が自体の張りが無くなるとそれに伴って、目がたるんで小さくなってしまうのです。
また、骨が小さく痩せてしまう事で、目の印象が変わってくる方もいらっしゃいます。
骨は赤ちゃんから成人にかけ成長し、大きく伸びてきます。
そして、ある年齢をこえると骨は痩せてくるのです。
先ほどご紹介した、目をいれている部分を眼窩(がんか)が変化します。
【眼窩の変化】
この眼窩部分は写真のように赤い部分の内側が痩せ、結果として矢印の方向へ、眼窩が大きくなるように変化してきます。
そして、内側の骨が無くなる事によって、眉骨が出っ張ってくるような印象が受けやすくなります。
目は、骨や脂肪などの出ている部分とへっこんでいる部分の高低差によって高さが異なるように見える事も多いです。
「昔よりも顔が歪んできた」と感じるようになってしまうのです。
普段はあまり意識しないのですが、顔は毎日変化します。
筋肉も骨の毎日作り変えられるので、昨日の顔と今日の顔ではまったく一緒ではないです。
ただこれは、ものすごく小さい変化です。
1年前の写真と見返した場合はその変化には気が付かないかも知れません。
ですが、5年前の写真では、現在との見た目の違いがあるのは明らかでしょう。
そして、その過程で顔にかかる圧が偏ると顔は歪んできます。
頬杖などで骨に曲がった圧を加えらると、骨は歪んでしまうという性質があります。
片噛みなども大きな原因の1つです。
顎が曲がった状態を放置しておくと、歪んだ力が顔にかかり、やはり顔が歪んでしまう可能性は高いです。
この癖は意識すれば改善可能なので、目が歪んでいると自覚のある方は、注意して行わないようにしてみて下さい。
それでは、そのほかにも、どういったポイントを見ていけば良いのかを、探っていきましょう。
目の高さの違いの原因で多いのが、二重まぶたの幅の差。
この左右差は一時的なら、比較的自分でも修正可能な場合が多いです。
例えば、目の周りをマッサージする方法があります。
まぶたには脂肪や毛細血管が多くあるので、むくみが起こりやすいです。
積極的に動かす事で、まぶたのむくみを解消できますし、アイプチなどの魔法をかけてあげると、左右均等の可愛いお目々の出来上がり。
ではそうでない場合。
どのようにして、まぶたの幅の違いからくる目の高さを、治していけば良いのでしょうか?
程度の違いはありますが、まぶたの部分が垂れさがってくるものの1つに、上眼瞼下垂という症状があります。
これは目を開けた際に、上まぶたが通常よりも下がっている状態で、その原因は先天性(うまれつき)のものから、後天性(年齢・コンタクトレンズ・ケガ・腫瘍・動眼神経麻痺・ホルネル徴候・重症筋無力症)などからくるものがあります。
こういった場合は、整体院へ通うのではなく、形成外科のお医者さんに相談してみて下さい。
知識も経験も豊富なので、ベストなアドバイスをもらえるはずです。
では、整体院で施術可能なものをご紹介していきます。
こういう場合とはどういった場合なのでしょうか?
それを知るにはまず、手鏡を用意して下さい。
【顔のチェック方法】
①手鏡を顔の前に持ってくる。
②鼻の穴を覗くように少し上を向く。
③目尻から垂直に下がったフェイスラインまでの距離をみて下さい。
どうでしたか?
目の高さが違うと感じた方は、目尻とファイスラインの距離に左右差がありませんでしたか?
これは何を意味しているのでしょうか?
こういった場合に考えられるのは、次の2パターンです。
そして改善しやすいのは、2の顎が上がっている場合です。
こういった場合は噛みこみが深い、顎が回旋(捻じられている)している状態だと考えます。
続いて、次のチェック項目を確認してみて下さい。
【顎の歪みのチェック法】
1.鏡を再び見て口角をあげ笑顔を作る。
2.目尻からエラまでの距離が短かった方のお肉の出方をチェック。
目尻までの距離が短かった側のお肉のはみ出し方が大きい場合。
脂肪のボリュームが左右で等しいのであれが、その原因は顎の歪みだと考えられます。
更にこの場合は改善される可能性が高いです。
何故なら、顎が歪んでいる影響で目が下がっている側の顔が小さく短く感じ、そして、その影響で目が下がって見えている可能性が高いからです。
さらにもう1つのポイントが、こういった方は同時に、首が曲がっている可能性も高いです。
首の歪みもやはり顎の歪みに悪影響を及ぼすので、目の高さが気になる方は、首の曲がりにも注意しましょう。
それでは、顔を歪ませなくする予防法をお伝えしていきます。
顔の歪みがあって、目の高さに左右差がある場合。
顎が歪んでいて、その影響で目の高さの違いが出てくるといった事でした。
ますは、顎を歪ませない為に気を付けるポイントから。
ポイントは次の2つです。
この2つを気を付けていただくだけでも、顎は歪みづらくなります。
そして、もう1つの原因である首の歪み。
この歪みの対処法を学んでいきましょう。
首が歪むと、筋肉や皮膚を通して顎を歪ませます。
また、目の高さが違う原因にもなりますので対処しましょう。
【やり方】
1.片方の手でエラの部分をもう片方の手で鎖骨を掴んで下さい。
2.掴んだ側の首を伸ばすように、掴んだ方とは反対側へ後ろ斜め45度程度に傾けて下さい。
3.首の前側が伸ばされれば成功です。
首が矯正出来たら、続いて顎の矯正を行ってきましょう。
割りばしを使い顎の歪みを矯正していきます。
顎の歪みで目の高さの違う顔に見える方に、お勧めな方法になります。
【やり方】
1.笑顔の際に口角が上がらなかった側をチェック。
2.割りばしを横にして、前から4番目の歯で挟む。
3.口角の上がらない側へ顎をずらし深呼吸を3回行う。
4.歯で挟んでいた割りばしを舌先を使い支える。
5.下の歯を割りばしから離して、上の歯と舌先で割りばしを挟み固定する。
6.再度深呼吸を3回行う。
こちらの動画を参考にして下さい。
先程までは、顎が歪みと首との連動の兼ね合いで目の高さに左右差が出ている場合の矯正方法をご紹介させて頂きました。
しかしそれ以外にも、顔面骨が歪んで目の左右に違いが出る場合も勿論あります。
この部分は、非常に治し辛い部分ではあります。
ですが、それでもやっぱり気になるという方は、次の矯正方法を行ってみてください。
微細な骨の動きや筋膜の調節を行って顔面のバランスを治すセルフ矯正方法です。
ポイントは、圧迫する力と方向です。
骨は強く押しても動きません。
空き缶を押した時に、缶が凹まない程度の力で矯正してください。
【やり方】
1.左手でうなじの部分をおさえます。
2.上顎のスポット部分を親指で押し上げます。
3.深呼吸に合わせて、3セット行います。
【やり方】
1.下顎を左へ動かします。
2.手で下顎を右から左へ軽く押し、固定します。
3.手のひらの硬い部分で、頬骨を上から下へ押し固定します。
4.深呼吸に合わせて90秒キープします。
【やり方】
1.指の腹を使って、こめかみを上から下に押し下げます。
2.反対側の手の固い部分で、頬骨を下から上に持ち上げ固定します。
3.押す力をキープしながら、呼吸に合わせて90秒圧迫します。
顔が歪むと目の高さや大きさの違いが気になるのですが、顔が歪む原因の1つに蝶形骨の動きが悪くなるという事があります。
蝶形骨は目の後ろにある骨で、顔の矯正を行う時にはこの骨を中心に動きを治していきます。
この骨は、頭を強くぶつけたり食いしばったりなど外力で歪みやすいです。
この動きを良くする為には、目の力を使います。
目を動かしながらこめかみを軽く矯正する事で歪みが治ってくるので、試してみてください。
目の高さが違う顔になる原因は2つ。
顎の歪みから目の高さの違いが起こっている場合は、今回の体操を試してみて下さい。
そしてまた、頬杖の癖がある方は、目の高さに違いが生じやすいです。
思い当たる方は『右目が小さい事と頬杖の癖に隠された3つの因果関係。』をご覧になって下さい。
これらの方法を試しながら、顔の歪みと目の高さの違いを、日々チェックし調節してみてください。
顔の歪みや目の高さでお悩みの方の助けになっていれば、幸いです。
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