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エラは押すより首から

エラは直接押し込むよりも首から整えると小さくなる!

エラは押すより首から

 

 

骨格矯正は、エラを治す施術としておすすめの整体術です。

 

 

ただ、エラを直接押すから、小さくなるのではありません。

 

 

エラが小さくなる理由としては、骨格矯正によって顔の歪みがなくなる事で食いしばりが軽減し、筋肉が小さくなることによって、小顔になるといった効果の方が高いです。

 

 

「だったら、骨格矯正を受けてみたい」

 

 

そう思われる方に朗報です。

 

 

実は首を治すだけでも、エラ張りには効果があるのです。

 

 

しかもこの場合、ポイントを抑える事で自分でも矯正を行う事が出来ます。

 

 

そのポイントが、こちら。

 

 

 

首の筋肉を柔らかくする事

 

 

なぜ、エラを治したいのに首が関係あるの?

と思われる方もいらっしゃるかも知れません。

 

 

これは、首の筋肉の緊張が、顔の歪みの原因にもなり得るからなのです。

 

 

それでは、エラ張りを治す為の首の矯正方法を、順を追って説明していきます。

 

 

 

首の筋肉と顔の関係性

 

首の筋肉の主な働きは、頭を支える事にあります。

 

首は頭を支える

 

数ある頭を支える筋肉の中でも、特に顔に影響してくる筋肉がこちら。

 

 

胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)

 

胸鎖乳突筋と斜角筋

 

 

左右に一つづつある筋肉で、首が歪むと片方の筋肉だけが使われやすくなります。

 

 

この胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)。

片方だけ使われた場合の働きが、次のようになっています。

 

胸鎖乳突筋の作用

 

  • ・顔を反対側に向ける
  • ・首を同側に傾ける

 

 

しかし、実際には胸鎖乳突筋の働きには、次の作用が加えられます。

 

 

 

【咬筋(こうきん)と共に、咀嚼(そしゃく)を助ける補助筋としての作用】

胸鎖乳突筋の働き【咀嚼】

 

 

 

【横隔膜(おうかくまく)や外肋間筋(がいろっかんきん)と共に、呼吸を助ける補助筋としての作用】

胸鎖乳突筋の働き【呼吸】

 

 

 

【側頭筋(そくとうきん)と共に、頭蓋骨の調節する補助筋としての作用】

 

胸鎖乳突筋の働き【頭蓋骨】

 

 

顔に影響を及ぼす筋肉でもあるという事です。

 

 

なので骨格矯正する際には、胸鎖乳突筋の調節は欠かせないのです。

 

 

筋肉を調節する際のポイント

では、どのように調節していけば良いのかというと、そのポイントが次の通りになります。

 

 

筋肉をずっと使わせない

 

 

筋肉は縮んで使われている時間帯と、使われずにゆるんでいる時間帯が必要です。

 

筋肉収縮のイメージ

 

ですが、胸鎖乳突筋は非常に頑張り屋さんの筋肉なので、常に縮み使われている時間帯が長いのです。

 

胸鎖乳突筋は頑張り屋さん

 

すると、筋肉と繋がっている骨を歪ませて、歪みが固定されてきてしまいます。

 

 

胸鎖乳突筋は、顔面骨の一部とくっついている骨なので顔を歪めます。

 

 

どこの部分についている骨かというと、側頭骨(そくとうこつ)という耳にある骨の乳様突起(にゅうようとっき)と呼ばれる部分についています。

 

 

側頭骨の乳様突起図示

 

 

ではどのように歪めていくのでしょうか?

 

 

首が顔を歪める機序

 

胸鎖乳突筋のイラスト

 

 

胸鎖乳突筋は、乳様突起から鎖骨の内側にかけて、斜め前に繋がっている筋肉になります。

 

 

筋肉は縮む事しか出来ないので、片側のみ使われた時には、顔を反対側に向け首を曲げる動きをします。

 

 

骨格模型による胸鎖乳突筋の働き

 

ここで、顔の矯正の観点からもう少し細かく動きを調べてみましょう。

 

 

 

顔矯正の観点からみた首の役割

 

胸鎖乳突筋の側頭骨への作用機序

 

顔の整体学では、胸鎖乳突筋は側頭骨を回旋させ、前側へ動かす働きがあると考えます。

 

 

専門的にもう少し細かく説明すると、以下のような動きがあります。

 

 

頭頂骨削除イメージ

上から見た前頭骨がない頭蓋骨

 

 

sbjと側頭骨の動き

イメージです。

実際には、これほど大きくは歪みません。

 

 

【首の筋肉が顔面骨を歪める一例】

 

後頭鱗

 

 

・右の側頭骨が屈曲すると、後頭鱗(こうとうりん)の右側は前方、わずかに側方に動く。

 

・右の側頭骨が伸展すると、後頭鱗の右側は後方、側方に動く。

 

・側頭骨が屈曲すると、後頭骨は動いた側へ移動する。

 

・後頭骨を前側、外側に引いて、そちらの後頭鱗を下方に捻じる。

 

・底部は内旋とともに上方に動いて、右の側頭骨が屈曲すると、右の蝶形骨大翼も屈曲に動いて、蝶形後頭底関節は上側に動く。

 

 

簡単にいうと、首の筋肉の使われ方が悪いと、顔の骨の歪みの原因になるという事になります。

 

 

そして、比較的異常が出やすい骨が側頭骨(そくとうこつ)になるという事です。

 

 

側頭骨だけ図示

 

 

また、この骨が歪むと、に影響が出てきます。

 

 

顔面骨の歪みとエラの張りについて

 

首の過緊張は側頭骨を歪めます。

 

 

そして、側頭骨の歪みは、次の筋肉や骨へ影響を及ぼします。

 

 

  • ・蝶形骨(ちょうけいこつ)
  • ・後頭骨(こうとうこつ)
  • ・側頭筋(そくとうきん)
  • ・内側翼突筋(ないそくとつきん)

 

 

これら全て、顎の動きに関係ある部分になります。

 

 

首に引っ張らて側頭骨1つ歪むだけでも、顎を歪めて、その動きを悪くしてしまうのです。

 

側頭骨が顎を歪ませるイメージ

 

 

そしてまた顎が歪んでくると、美容面にも影響が出てきます。

 

 

 

顎とエラと食いしばりについて

エラが張ってくる発生機序が次のとおりです。

 

 

1.歪んだ顎で

 

顎のずれのモデル

 

 

 

2.食いしばりや歯ぎしりを行うと

 

食いしばりと骨格模型

 

3.エラが張る。

 

くやしい食いしばり

 

 

 

その顎が歪む原因の1つが、側頭骨の歪み。

 

 

そして、側頭骨を歪ませる原因が、胸鎖乳突筋をはじめとした首の筋肉の緊張です。

 

 

なので顔の矯正を行う前に、首を治す事が重要になってくるのです。

 

首のセルフ整体のイメージ

 

では、首をどのように治せば良いのでしょうか?

 

 

 

首の治し方

 

首の歪みの原因は顔か体か

 

 

首を悪くしている原因には、次の2つがあります。

 

 

  1. 1.顔の歪み
  2. 2.体の歪み

 

 

 

歪みを治す時に整体師は、顔の歪みの影響が強く首が曲がっているのか?

 

 

もしくは、体が歪んでいるから首が曲がっているのか。

 

 

どちらの影響が強く歪みが生じているのかを調べます。

 

 

首が顔を歪ませると説明してきましたが、顔が首を歪ませる事もあるのです。

 

 

なので実際には、どちらの歪みも治す事にはなる事も多いのですが、どちらの影響が強いのかを調べてみましょう。

 

 

 

判断方法

エラと口角と顎先の位置を調べる

 

次のポイントをチェックして下さい。

 

 

  • ・エラの高さ
  • ・口角の高さ
  • ・顎先の位置

 

 

そして、どのようの歪んでいるのかを調べてみましょう。

 

 

下あご右変位の例

 

例:

・エラの高さ → 右が高い

・口角の高さ → 右が高い

・顎先の位置 → 右に向いている

 

 

上記の歪みがあり、首を右に動かしやすい場合は、顔の歪みの影響を強く受けている可能性が強いです。

 

首を右にひねる

 

 

 

反対に、首を左に捻りやすい場合は、体の歪むの影響が強く影響して、首が曲がっています。

 

首を左にひねる

 

 

それでは早速、首の歪みを矯正していきましょう。

 

 

 

体の影響が強い場合

この場合、鎖骨の内側の矯正がおすすめです。

 

 

例:左に向き辛い場合

【やり方】

 

1.仰向けに寝る

 

2.右腕を上げる

 

3.左手の人差し指と中指を重ねて、鎖骨の内側、ツボでいうと兪府(ゆふ)をいう部分を圧迫する。

 

兪府

 

4.圧迫した手を下げながら深呼吸を3回行う。

 

 

 

顔の歪みの影響が強い場合

顔の歪みの影響が強い場合、後頭骨と蝶形骨。

そして下顎のバランスをとると良いです。

 

 

それでは、やっていきましょう。

【やり方】

 

1.顎を左に動かす

 

2.こめかみを右の親指と中指で挟み、手前に引く

 

3.後頭部を左手のひらで固定し反対側へ捻る

 

4.深呼吸を3回行う

 

 

実は、食いしばり軽減にの役立つ首の矯正

 

夜間の歯ぎしり・食いしばり

 

先程、『エラ張りの原因は歪んだ顎で食いしばる事です』と説明しました。

 

 

なので、歪んだ顎を治す為に、首の矯正を行ったわけです。

 

 

では、もう1つの原因である食いしばりは、どのように治せば良いのでしょうか?

 

 

実は、これにも首の矯正が良いのです。

 

 

首の筋肉と食いしばり

側面から見た首

 

胸鎖乳突筋の働きの1つが、咀嚼筋(そしゃくきん:食べ物を小さくする際に使う筋肉)の補助になります。

 

 

首の筋肉も食事の時に使われています。

 

 

この時に、首の筋肉が固すぎるとエラの筋肉の補助が出来なくなってしまい、エラの筋肉ばかりが発達していきます。

 

 

なので、筋肉の質を良くしてあげる必要が出てきます。

 

 

 

良い筋肉の状態とは?

筋肉の距離関係

 

 

質の良い筋肉の条件が以下のとおりです。

 

 

使う時には縮んで、使われない時には休んでいる。

 

 

この幅がある事で血流が良くなり筋肉がほぐれるのです。

 

筋肉がほぐれてすっきり

 

この状態が理想になります。

 

 

ですが、無意識に首の筋肉を使ってしまった場合はどうでしょう?

 

 

 

食いしばりや過呼吸は首の筋肉を疲れさせる

 

無意識的に首の筋肉を使う悪癖には、次の2つがあります。

 

 

  1. 1.食いしばり
  2. 2.過呼吸

 

 

筋肉を常時使ってしまうと、筋肉を使う時の幅がなくなるので、血流が悪くなり筋肉が固くなります。

 

 

首には体を興奮させる神経が豊富にあるので、首の筋肉が固くなると常に興奮状態になります。

 

首には神経が豊富

 

 

運動会での徒競走の前のような状態です。

 

 

かけっこ前の緊張

 

なので、首の筋肉に幅をつけてあげる骨格矯正はとても重要になってくるのです。

 

 

ただ、骨格を治しただけでは不十分です。

 

 

骨格を治して何を行えばよいのかというと、深呼吸です。

 

 

 

深呼吸はとても大事

深く息を吸い込む

 

ケガも、慢性の肩こりも、少し重い病気でも、体を治すには、血液と酸素が必要不可欠です。

 

 

呼吸が浅いと、酸素の供給量が少なくなってしまいますし、筋肉が固くなくと血流が悪くなってしまいます。

 

 

つまり、体が回復するための材料が足りなくなってしまうのです。

 

 

首の筋肉が固くなると、呼吸が浅くなります。

 

 

リラックスすることも難しくなってしまうので、意識的に深呼吸を行うようにしてみて下さい。

 

 

 

 

エラを押し込む?首を治す?

 

整体で首を治す

 

エラが段々と大きくなってきた場合。

 

 

顔が歪んでエラが大きくなってくる場合と、体が歪んでエラが肥大している場合があります。

 

 

そんな時はエラを押し込むよりも、首の矯正を行うと良い結果に繋がりやすいです。

 

 

どちらの場合も、胸鎖乳突筋などの首の緊張を調節する事が必要です。

 

 

また、首の緊張は呼吸を浅くしてエラ張りの原因である食いしばりにも繋がるので、治しておいて損はありません。

 

 

エラ張りでお悩みの方は、参考にしてみて下さい。

 

 

【エラでお悩みの方へリビジョンおすすめの記事】

 

 

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咬筋をほぐす時は硬さよりも神経が大事

咬筋をほぐす時は硬さよりも神経を意識すると上手くいく理由

咬筋をほぐす時は硬さよりも神経が大事

 

 

エラ張りの方が最初にご自身で出来るエラ張り対策法は、咬筋をほぐす事です。

 

 

顔を気にしてマッサージ

 

 

咬筋をほぐす為にオイルを買ったり、マッサージ器具を買ったりする事も多いと思います。

勿論、その方法も咬筋をほぐす時には効果的になります。

 

 

しかし、筋肉を硬さをとろうと筋肉だけにアプローチを行うよりも、筋肉の神経にアプローチを行った方が咬筋がほぐれる場合があります。

 

 

咬筋の神経のイメージ画像

 

今回は何故、神経にアプローチを行うと良いのか?

そして、そのアプローチのやり方を、ご紹介したいと思います。

 

 

エラ張りに限らず、顎のだるさなどでお困りの方も、是非参考になさって下さい。

 

 

 

1.筋肉は硬いの?緊張しているの?

 

咬筋は硬いのか緊張しているのか

 

肩こりや腰痛でマッサージをしてもらった時に、「硬いですね、凝ってますね」と言われる事があると思います。

 

 

マッサージ中に「凝ってますね~」

 

 

果たして、筋肉が硬いとはどういった状態を示しているのでしょうか?

 

 

 

1-1.筋肉が硬いのメカニズム。

筋肉が硬いと表現される時に、考えられる筋肉の状態は2つあります。

 

 

筋肉が硬い2つの原因

 

  1. 1.筋肉自体が硬い。
  2. 2.筋肉に力が入っている為に硬い。

 

 

筋肉の状態がどちらなのかを見極める事が、咬筋を効果的にほぐす為には必要となってきます。

 

 

それでは、それぞれの特徴についてです。

 

 

1-1-1.筋肉自体が硬い。

筋肉自体の硬さは、筋肉の弾性繊維やコラーゲン繊維の量が決めています。

 

 

生まれつき体が硬い。

 

前屈が硬い女性

 

 

と表現する方の中には、こういった方が多い可能性が高いです。

 

 

この場合は筋肉が容易に硬くなりやすく、筋繊維をほぐすマッサージが効果を発揮します。

 

 

咬筋をほぐす場合は、次のようにおこなってみて下さい。

 

 

咬筋の筋繊維をほぐすマッサージ方法

【やり方】

1.奥歯を軽く食いしばった時の、エラ部分の盛り上がった筋肉の位置を確認する。

奥歯で噛んだ時の咬筋の盛り上がり

 

2.咬筋の筋繊維は、そのほとんどが縦に走っている為、筋繊維を横方向にマッサージを行う。

 

3.指の腹で少しコリコリとした抵抗を感じるように、マッサージを行っていく。

 

 

1-1-2.筋肉に力が入っている為に硬い。

二の腕マッチョな男性の画像

 

 

肘を伸ばしたまま、二の腕の筋肉にグッと力を入れてみて下さい。

 

腕自体は動かなくとも、筋肉が硬くなったのが確認できたと思います。

 

 

これがもう一つの筋肉の硬さで、運動神経伝達による筋緊張と表現する事も出来ます。

 

 

咬筋が硬い方で、このタイプの方の割合は非常に多い印象があります。

 

 

まずは、どういったメカニズムなのかを、ご説明させて頂きます。

 

 

 

1-1-3.筋肉のバランスと筋肉の硬さのメカニズムの解説。

脳から二の腕に指令を出すイメージ画像

 

 

体のどこかを動かそうとすると、筋肉を縮ませます。

この時、筋肉を動かせという指令は脳から出ています。

 

 

その一方で無意識のうちに、筋肉が縮む場合もあります。

 

 

例えば、猫背などの不良姿勢。

顎前首猫背のイメージ

 

 

猫背で頭の位置が悪いと、無意識的に伸ばされる筋肉があります。

 

 

筋肉には、伸びた筋肉は縮ませようとする習性があります。

なので、猫背で伸ばされた筋肉は縮もうとするのですが、実際は頭の位置元に戻す程の力はなく筋肉の距離は変わりません。

 

 

筋肉の長さは変わっていないのに、筋肉は縮ませようと力いれている。

 

 

猫背の方の首の筋肉を触ってみると、やはり硬いです。

 

 

首のマッサージの画像

 

 

これが一般的に、筋肉が硬いといわれている状態です。

 

 

1-1-4.無駄な力が入っている時のマッサージ方法

筋肉の長さが長く、筋肉に力が入っている状態。

この状態の筋肉を柔らかくするのには、歪みを整えなければいけません。

 

 

顎引きは顎の位置が改善する

 

 

歪みがあると、いくらマッサージを行っても再度硬くなってしまいます。

 

 

咬筋をほぐそうとすれば、尚更です。

 

 

顎の歪みを咬筋は、敏感に察知します。

 

 

噛み合わせが少し変わるだけで、筋肉が硬くなってり、柔らかくなったりするにはここに問題があると考えられます。

 

 

なので歪みと整えてから、筋肉へのアプローチ順番が効果的と言えるでしょう。

 

 

顎の歪みの治し方

咬筋が硬い感じる場合、顎の位置が正常よりも奥に位置され動き制限されている事が多いです。

 

ここの部分の調整から行っていきましょう。

 

【やり方】

1.割り箸前から4番目歯の位置に置き、舌先で割り箸を下から押して、割り箸を固定する。

 

2.下の前歯と舌が触れないように、口を開く。

 

3.割り箸を舌先で固定し動かないように意識しながら、下顎を左右前後に動かしていく。

 

4.一連の動作を5回繰り返す。

 

その後に行うマッサージ。

神経伝達の異常により、筋肉が硬くなっている場合のマッサージとしては、ストレッチをメインに行った方法がおすすめです。

 

【やり方】

1.指の腹を使い、頬骨を下から圧迫する。

 

2.ゆっくりを口を開けていく。

 

3.もう片方の指で顎先を固定し、反対側へストレッチをかけていく。

 

4.左右同様に行う。

 

 

2.効率的に咬筋をほぐしたいのであれば、首の筋肉や舌も意識しよう。

 

舌も鍛えよう

 

咬筋を効率的にほぐすには、首の筋肉や舌へのアプローチを行うと良いです。

 

 

何故なら、これらは筋肉を通して繋がっており更に、咬筋のメインの働きである「物をかみ砕き、すりつぶす」動きの際に補助筋として働くからです。

 

 

2-1.胸鎖乳突筋を柔らかくしよう。

首の前側に位置する筋肉で、後ろを振り替える時に盛り上がってくる筋肉です。

 

この筋肉も咬筋同様、筋肉自体が硬いのか、筋肉に力が入っているかでアプローチの仕方が変わります。

 

 

2-1-1.胸鎖乳突筋自体をマッサージしよう。

筋自体が高い場合は以下のようにマッサージを行って下さい。

やり方

1.左右どちらかを向いたら際に盛り上がってくる胸鎖乳突筋を、親指と人差し指で挟む。

 

2.挟んだ圧を維持しながら、上下にマッサージを行う。

 

3.左右同様に行う。

 

2-1-2.首に力が入っている場合の対処法。

咬筋の時と同様に、歪みの矯正から行います。

一番目にする歪みは首猫背です。

 

こちらから治していきましょう。

 

首猫背の治し方

首の可動域を上げ、胸郭といった肋骨周りの骨を動かして、首の位置を整える方法です。

やり方

1.ストレッチポールもしくは大きなタオルを丸めた物を用意する。

 

2.ストレッチポールが背骨に沿うように、仰向けに寝る。

 

3.そのまま腕を内側や外側に捻り、同様に脚も捻る。

 

4.続いて椅子に座り、片方の指先ーを顎先に置く。

 

5.指で顎を押して首が後ろにいくようにアプローチしながら、顎を引く。

 

6.首を前に出す事で指を押すようなイメージで、首を前に動かす。

 

7.5と6を10回繰り返し行う。

 

2-2.舌の鍛え方。

舌の筋肉が衰えると、仰向けになった際に気管を圧迫していびきの原因になってしまう他、下顎の正しい位置が固定出来なくなってしまう為、トレーニングを行うのに越した事はありません。

 

早速、舌を鍛えていきましょう。

 

 

2-2-1.舌出し体操

舌を伸ばしながら筋肉へアプローチする方法になります。

やり方

1.上を向く。

 

2.舌先を尖がらせながら、舌を上に伸ばす。

 

3.その状態から更に、舌先で鼻先を触るように舌を伸ばす。

 

4.この運動を10回繰り返す。

 

3.一言に咬筋をほぐすと言っても、やり方は様々。

 

咬筋をぼぐすやり方は様々

 

今回は、咬筋をほぐす為のマッサージのやり方をご紹介させて頂きました。

 

一言に咬筋をほぐすといってもやり方は様々です。

筋肉自体が硬いのか、それとも歪みの為に筋肉に無駄な力が入っているのか。

 

そして咬筋をほぐす為には、首の筋肉や舌にもアプローチすると、より効果的に咬筋がほぐせるようになります。

 

エラ張りや顎が疲れた、顎がだるいなどの症状でお困りの方は、是非今回の方法を参考に、咬筋をほぐしてあげて下さい。

 

 

【最近、咬筋の張りが気になってきた方へリビジョンおすすめ記事】

 

 

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エラの抑え方の秘密教えます

エラが張ってきたと感じる方へ、エラの抑え方の秘密教えます。

エラの抑え方の秘密教えます

 

 

最近エラが張ってきたと感じる方限定!

簡単に、そして効果的に、エラ張りを抑える方法の秘密をお伝えします。

 

 

昔はエラなんて張っていなかったのに、最近になってエラが張ってきたなんて事はあるのでしょうか?

 

 

実は、その可能性はあります。

また、そのようなお悩みでご相談にこられる方も多いです。

 

 

なぜエラが張ってきたと感じるのでしょうか?

 

 

その原因は、筋肉の過剰緊張。

そして、エラの骨の変形にあります。

 

 

この2つの原因に対して処置を施していくと、エラが張ってきたと感じなくなります。

 

 

では早速、エラが張ってきた秘密を解いていきましょう。

 

 

 

エラが張ってくる事はあるの?

エラは張ってくるのか疑問

 

冒頭にも出てきましたが、エラが大人になってから出っ張ってくる事はあります。

 

 

その原因は、エラの筋肉の過緊張と、それによるエラの骨の変形です。

 

 

これらの原因解明から初めていきましょう。

 

 

 

原因1.エラの筋肉の過緊張

咬筋の付着部位

 

過緊張とは、必要以上に筋肉が固い事をいいます。

 

 

例えば、エラの筋肉の場合。

普段からある程度は固くなっていないといけません。

 

 

なぜならエラの筋肉に少しも力が入っていない状態ですと、常に口が開いた姿勢になってしまうからです。

 

口を開けてポカーン

 

口を閉める為にはある程度エラの筋肉は固くなっていなければならないのですが、ある条件が揃うと、筋肉に過剰に力が入るようになり筋肉がガチガチに固まってしまいます。

 

 

 

エラの筋肉に過剰に力がはいる条件

エラの筋肉が使われすぎてしまう原因には、以下のものがあります。

 

 

 

  1. 1.アゴのずれ
  2. 2.かみ合わせ
  3. 3.呼吸
  4. 4.睡眠

 

 

 

①アゴのずれ

顎のずれのモデル

 

骨格にずれがあると、そのずれを治そうと無理に力がはいります。

 

 

 

②かみ合わせが悪い

顎を曲げて噛み合わせるイメージ

 

普段リラックスをしている時には、上下の歯は触れ合っていない状態が理想とされています。

 

 

しかし、リラックス出来ずに奥歯をかみ合わせて生活している方がいらっしゃいます。

 

 

この時にかみ合わせが悪いと、力が入りやすくなります。

 

 

③呼吸が浅い

 

呼吸は自律神経を司っています。

 

 

呼吸が浅くなると交感神経が優位になり、気が付くと力が入っている事が多いです。

 

 

④睡眠が浅い

不眠のイメージ

 

睡眠が浅いと夢を見やすくなります。

 

その時にエラの筋肉活動を計測してみると、やはり興奮状態にある事が多いみたいです。

 

 

 

原因2.エラの骨の変形

食いしばりと骨格模型

 

エラの筋肉が必要以上に固くなると、食いしばりやすくなります。

 

 

筋肉は起始と停止(筋肉のくっついているところ)の距離が短いと、力がはいりやすくなります。

 

 

筋肉と骨の関係性

 

 

食いしばると筋肉の距離が短くなるので筋肉に力が入りやすくなり、その時エラの骨にかかる圧力が増大します。

 

 

するとエラが段々変形してきてエラ先の部分が、とんがってきます。

 

 

 

  1. 1.筋肉に過剰に力がはいる事にとる筋肥大
  2. 2.咬む圧力があがる事による骨の変形

 

 

 

これらが昔と比べてエラが張ってきたと感じる原因になります。

 

 

 

エラの張りの抑え方

 

エラが抑えられてうれしい

 

 

次の方法でエラの張りの成長を抑えていきましょう。

 

 

1.あごのずれを矯正

顎のゆがみ

 

【やり方】

①指にガーゼを巻き、両方の人差し指を下の歯の4番目に当てる。

 

②親指を顎先の下に沿わせる。

 

③人差し指を軽く咬み親指で顎先をひっかけて軽く
 上に上げる。

 

④5秒保持。

 

⑤両手の平を顔を挟む。

 

⑥手で顔を支えあごが左右にずれないようにして、舌を前に突き出す。

 

⑦15回行う。

 

 

 

2.咬みあわせを治す

レントゲンと歯医者さん

 

歯医者さんで歯を診てもらいましょう。

こちらを参考にしてください。

 

参照:『噛み合わせが悪いと顔が歪むの?歯科医師が教える本当のところ

 

 

 

3.呼吸を深くする

スマホと深呼吸

 

深呼吸を意識しておこなうと良いのですが、猫背など姿勢が悪くなると、肋骨の動きが悪くなります。

 

 

肋骨の動きに制限があると呼吸が浅くなり、口呼吸に繋がります。

 

 

口呼吸

 

 

口呼吸は食いしばりの原因の1つです。

 

 

そんなときは、背骨の体操を行ってみて下さい。

 

 

肋骨が動いて、呼吸がしやすくなります。

 

 

【やり方】

①仰向けに寝て両ひざを立てて下さい。

 

②骨盤から順番に腰、背中、肩甲骨を床から離していって下さい。

その際に呼吸をしっかり吐く事を忘れないで下さい。

 

③次は反対に肩甲骨から順番に背中、腰、骨盤と床に着けていって下さい。

この時も息を吐いて下さい。

 

④この1連の動きを3セット行って下さい。

 

 

 

4.睡眠を深くする

睡眠と肌の関係性

 

睡眠を深くするには、規則正しい生活を心がけると共に、百会(ひゃくえ)というツボを指圧してみてください。

 

 

また、失眠(しつみん)や湧泉(ゆうせん)というツボへのお灸もおすすめです。

 

 

ツボ不眠

 

 

その他には章門(しょうもん)や気海(きかい)というツボもあります。

 

 

章門穴:

指先を下唇に当て肘を側胸部に着けた時に肘先が
当たるところ。

 

 

気海穴:

お臍から人差し指から薬指までの横幅分下のところ。

 

 

 

エラが張ってきたと感じたら行う事まとめ

 

エラは無くせる

 

 

最初にチェックする事:

  1. 1、あごのずれ、特にエラの高さに左右差はないか。
  2. 2、日中に奥歯を噛み締めていないか。
  3. 3、猫背になって呼吸が浅くなっていないか。
  4. 4、夜寝られなくなり昼間にうとうとしていないか。

 

 

 

行うべき事:

  1. 1、あごのずれの矯正
  2. 2、歯医者さんへ通院
  3. 3、背骨の体操
  4. 4、規則正しい生活とお灸

 

 

エラが気になってきたのにも関わらず、なにも対処をしなかった場合。

頬がこけて、写真を撮った時に影が出来ることがあります。

 

頬下の影

 

 

よほど、小顔の方であれば気にならないかもしれませんが、老けてみられてしまう事もあるので注意が必要です。

 

 

だんだんと顔が四角くなってきたと感じた方は、今回の体操を是非試してみてください。

 

シャープな輪郭が戻ってくるはずです。

 

 

エラ張りでお困りの方は、参考にしてみて下さい。

 

 

【エラ張りをどうしても治したい方へリビジョンおすすめ記事】

 

 

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エラを治す時に結果が変わる自分で行うマッサージ3つのコツ

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    • ・顔が大きい。
    • ・顔が角ばってる。
    • ・朝起きたときにアゴがだるい。
    • ・口が開けづらい。
    • ・エラが凝る。

 

 

こんなお悩みをお持ちの方へ、自分でエラを治すマッサージをご紹介いたします。

 

 

なぜ、エラ張りにマッサージが効果的なのでしょうか?

 

 

それは、『エラをほぐして血行をよくする事で、エラの筋肉の緊張がなくなり、張りがなくなってくるから』です。

 

 

しかし、マッサージをするにも、やり方を間違えてしまうと効果的に筋肉をほぐすことが出来ません。

 

 

なので、やり方をご紹介する前に、最低限抑えておきたいポイントが3つあります。

1.エラの張りを無くすには、筋肉をマッサージする方向が大事!

エラの筋肉を横にマッサージするか、縦にマッサージするかで効果が変わるんです!

張りをとるには、横にマッサージすることが大事です!

 

2.筋肉だけでなく、顔の皮膚や筋膜をほぐさなければエラがとれない。

エラを柔らかくしようとマッサージすると、どうしてもゴリゴリ筋肉をほぐしがちです。

しかし、それでは不十分。

筋肉の上にある皮膚や筋膜のねじれと一緒にとると、エラ表面の張りがとれてきます。

 

3.エラ張りの根本原因である『アゴの歪み』から治すと更に効果が高い!

エラが大きくなってしまう原因は、アゴの歪みにあります。

骨格の歪みを治すことで、エラ張りを根本から治すことが出来ます。

 

後程、詳しいマッサージのやり方をご紹介いたしますが、その前に、早くやり方を知りたい方に向けて、簡単なマッサージのやり方をご紹介いたします。

 

 

エラを治すマッサージのやり方

【やり方】

1.握りこぶしを作る。

 

2.指の第2関節の背中を、筋肉に当てる。

 

3.筋肉の芯がほぐれるように、前後方向にマッサージする。

 

これだけでも、エラ張りに対しては効果はあるのですが、小顔矯正のプロの視点から見ると、やはり物足りないです。

 

 

出来ればちゃんとしたマッサージのやり方を、覚えて頂きたいです。

 

 

しかし、その前に、大事なポイントがあります。

 

 

それは、『筋肉や骨格について勉強する事!!

 

 

マッサージは、筋肉のどこ部分を押すので効果が変わってきます。

 

 

正しい筋肉や骨格の位置を覚える事で、プロのように、自分でも正しく筋肉にアプローチする事が出来ます。

 

 

 

少し大変ですが、頑張ってついてきて下さい。

 

 

それでは、早速はじめていきましょう!!

 

 

 

エラを治すのって自分で出来るのかな?

 

「エラを治したかったら、小顔矯正に通わないと行けないのかな?」

 

 

この記事を見るまで、そんな風に思っていませんでしたか?

 

 

小顔矯正に通わなければエラが治らない。

そんな事は、ありませんよ。

 

 

確かに、骨格の歪みがひどい場合は小顔矯正の先生に頼んでしまったほうが、早く治ります。

 

 

ですが、へたくそな先生に担当される位だったら、コツさえつかめば自分で治してしまったほうが良いです。

 

 

「じゃあ、YOUTUBEや雑誌で勉強しよう!」

「どうやら、やり方を見るとエラを治す時には、筋肉を押している事が多いみたいだぞ!」

 

 

押すのか揉むのか?

 

 

それも大切なポイントの1つです。

 

 

正解は、筋肉は押す。

皮膚や筋膜は、伸ばすです。

 

 

ここから、若干ややこしくなってきますよ。

 

 

用意はいいですか?

 

 

 

エラを治す時に結果が変わるマッサージのやり方。

 

最初に、エラを治すマッサージのポイントを、まとめておきます。

 

 

 

  1. ①筋繊維に対して横方向にマッサージを行うと、筋肉がほぐれる。
  2. ②筋繊維に対して平行へストレッチは血流改善効果が高い。
  3. ③骨格を治すマッサージは、エラ張りを元から治す!

 

 

 

この3つになります。

 

 

 

①筋繊維に対して横方向にマッサージを行う効果

最初に筋肉の特徴を学んでいきましょう。

 

 

まず、筋肉は骨と骨を繋いでいます。

 

 

筋肉と骨の関係性

 

 

そして、筋肉に力をいれた時には距離が縮み、骨を近づけます。

 

 

筋肉の距離関係

 

 

どの方向へ骨を近づけるか。

 

 

それは、筋肉にはに走行(そうこう)によって変わります。

 

 

例えば、今回マッサージする筋肉を、咬筋(こうきん)というのですが、この筋肉は次のような筋肉の走行をしています。

 

 

咬筋の走行

 

 

咬筋は食事の際に、たべものを奥歯で噛み砕き小さし、食べやすくする時に使われる筋肉です。

 

 

頬骨からエラの咬筋粗面(こうきんそめん)と呼ばれる部分にかけて、繋がっている筋肉です。

 

 

咬筋粗面

 

 

なので、食事中に食べ物を奥歯で噛もうとした際には、エラに力がはいり縮まり、口が締まるようになります。

 

 

豆腐を必要以上の力で噛む頭蓋骨

 

 

エラ張りの原因の多くは、このエラの筋肉。

咬筋(こうきん)が発達し過ぎる事にあります。

 

 

正面顔のエラ張りの原因

 

 

咬筋は縦に走っている筋肉なので、マッサージするときは横方向に刺激を入れると効果が高いです。

 

 

一般的に、筋肉の走行に対して横方向にマッサージを行うと、以下のような効果が期待できます。

 

 

 

  1. 1.筋線維の癒着を防ぐ。
  2. 2.線維が正しい位置に戻るのを助ける。
  3. 3.正常な感覚が戻る。
  4. 4.痛みを和らげる。
  5. 5.筋肉を柔らかくする。

 

 

 

なので、エラの筋肉を横方向にマッサージした際は、次の効果があります。

 

 

筋肉を前後にマッサージした際の期待できる効果

 

  • ・筋肉が柔らかくなって、顎の力を抜きやすくなり、筋肉が大きくなる事を防ぎます。
  • ・無駄な力が抜けた分、サイズダウンにも繋がります。
  • ・食いしばりで筋肉に力が入りすぎて、痛みがでた場合にも、痛みの軽減に効果的です。

 

 

これに対して、筋肉の走行に対して平行にマッサージを行う場合もあります。

 

 

 

②筋繊維に対して、平行にマッサージやストレッチを行う効果

筋肉の線維に対して平行にマッサージやストレッチは、筋肉を使いづらくさせます。

 

 

『よく分からないけれど、筋肉が使いづらい状態って悪いんじゃないの?』

疑問

 

 

そう思う方もいらっしゃると思うので、『肩こり』を例に、簡単に説明いたします。

 

 

 

肩こりと筋肉のこりについて

肩こりの原因にも色々ありますが、大きな原因の1つに【筋肉のこり】があります。

 

 

筋肉のこりの原因は、血流やリンパの流れが悪くなった結果、肩の一部分がむくむ事にあります。

 

 

では、なぜむくむのでしょうか?

 

 

それは、筋肉が伸び縮みしなくなったからです。

 

 

筋肉の動きを、復習してみましょう。

 

 

筋肉の距離関係

 

 

特別な場合を除いて、筋肉に力をいれると、筋肉は縮みます。

 

 

そして、力を抜くと筋肉が元の長さに戻ります。

 

 

この筋肉の伸び縮みの性質を利用して、血流やリンパは流れが良くなります。

 

 

しかし、肩こりの方は、肩の筋肉から力を抜く事が出来ないため、血液の流れや、リンパの流れが悪くなります。

 

 

筋肉が緊張する事による血流障害

 

 

縮み固まった筋肉は、血流を悪くします。

 

 

なので、血流を良くさせる必要があります。

 

 

この縮んでいる筋肉を伸ばすと、筋肉が伸ばられて緊張がとれます。

 

 

すると、血流が良くなってきます。

 

 

加えて、ストレッチを行った後は筋肉が伸ばされた状態を記憶するので、縮みにくくなります。

 

 

つまり、ストレッチのあとは、体が柔らかくなるのです。

 

 

これが、筋肉を真っ直ぐ伸ばすマッサージや、ストレッチの目的になります。

 

 

首のストレッチ

 

 

顔の場合。

どこに行うかというと、皮膚や筋膜といった筋肉の上にある、薄い部分になります。

 

 

このマッサージの方法で特徴的な事が、即効性があるというところです。

 

 

筋肉の走行に対して水平にマッサージを行うと、次の効果が期待できます。

 

 

 

  1. 1.関節の動く範囲が広がる。
  2. 2.リンパの流れが良くなる。
  3. 3.血行を良くする。

 

 

 

この方法をエラに筋肉に対して行うと、以下のような効果があります。

 

 

 

  • ・口角の左右差が少なくなる。
  • ・しわやほうれい線が薄くなる。
  • ・顔の歪みがとれる。

 

 

 

なので横方向にマッサージを行う時と比べると、『コリ』よりも『血行やリンパの流れ』が悪くなったことでむくんだ場合や、たるみが原因でエラが大きくなった際に行うと効果が高い方法になります。

 

 

50代の肌のたるみ

 

 

 

③歪みを整えるマッサージの効果。

エラの筋肉が必要以上に張ってしまうと、顔が四角くなってきます。

 

 

筋肉が大きくなる原因は、アゴの筋トレになります。

 

 

「アゴなんて鍛えてないわよ!」

 

 

確かに、ジムで行うトレーニングのように意識的には鍛えてはいません。

 

 

ですが、エラ張りの方の多くは、無意識の内にエラのトレーニングを行っています。

 

 

それが、食いしばりです。

食いしばりのイメージ画像

 

 

食いしばりの原因のほとんどは、ストレスです。

そして、ストレスに加えてアゴの歪みはあった場合、エラは簡単に張ってきます。

 

 

なので、ストレスとアゴの歪みを治すと、エラが小さくなってくるのです。

 

 

ストレスを自分で軽くするには、深呼吸をオススメします。

 

 

特に、鼻呼吸を行ってみて下さい。

 

 

【食いしばり予防!鼻呼吸のやり方】

食いしばり予防鼻呼吸のやり方

 

【やり方】

1.片方の鼻を親指で抑えて、息を吸う。

 

2.息を吸いきったら3秒ほど息を止める。

 

3.抑える鼻を反対側に変えて、息を吐く。

 

4.一連の動作を抑える鼻を変えて、左右3セットずつ行う。

 

 

 

そしてもう1つの原因である、アゴの歪みも治していきましょう。

 

 

 

アゴの歪みの治し方(口が左に曲がって開く場合)

アゴのゆがみの矯正方法(あご押し版)

 

【やり方】

1.口を開けた時に、左右どちらに口が開くか確認する。

 

2.左の耳の下、アゴの付け根を親指で軽く前に押す。

 

3.口が真っ直ぐに開くように意識しながら、口の開け閉めを10回繰り返す。

 

 

 

エラの筋肉の特性を知れば効果が変わる!

 

エラの筋肉を自分で治すなら、まずはマッサージのやり方から覚えましょう!

 

 

大切な事は、エラの筋肉をどの方向へマッサージすれば良いかです。

 

 

一番簡単にエラの張りを治すなら、筋肉に対して横方向にマッサージを行いましょう。

 

 

もっと元からエラ張りを治すなら、筋肉に平行へマッサージやストレッチを行いましょう。

筋膜や皮膚のねじれもとれて、シワやほうれい線の予防にも繋がります。

 

 

更に骨格へアプローチしてあげると、再びエラが張ってこなくなります。

 

 

今回学んだ筋肉の特長を思い出しながら、エラ張りを改善してあげて下さい。

 

 

エラでお困りの方の助けになっていれば、幸いです。

 

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輪郭の左右非対称を防ぐ3分体操

輪郭の左右非対称を防ぐには毎日3分間原因に合わせた顎の体操を行うといい

輪郭の左右非対称を防ぐ3分体操

 

 

輪郭が左右非対称になる原因は、次の通りです。

 

 

  • ・エラの高さが違う
  • ・エラ骨の大きさが違う
  • ・顎が曲がっている
  • ・頬骨の出っ張りに左右差がある
  • ・頭の形が歪んでいる

 

 

ここに挙げた原因はあくまでも一部です。

 

 

実に様々な理由から、顔のフェイスラインや輪郭が左右非対称になります。

 

 

では、エラや頬骨。

そして、顎の歪みなどはなぜ生じてしまうのでしょうか?

 

 

その主な理由が、以下のようになります。

 

 

  • ・生まれつき
  • ・成長の過程で曲がった

 

 

例えば、赤ん坊の頭蓋骨は小さく柔らかいです。

 

ハイハイする赤ん坊

 

 

そして、頭蓋骨の骨と骨の間には隙間があり、これを埋めるような形で大人の頭蓋骨が作られていきます。

 

 

ですが、その過程で頭を片側から曲げるような圧力がかかると、頭が曲がってきます。

 

 

斜頭

 

 

片側を向いた姿勢ばかりで寝かせてしまうと、このような頭の形になるので注意が必要です。

 

片側を向いてねる赤ん坊と頭の形

 

 

小さいころにこのような頭の形になってしまうと、大人になっても問題が生じてきます。

 

 

正面写真線付き

 

 

上の写真のように、耳の位置が左右で異なってきます。

更に、目の高さに左右差が生じやすくなります。

 

 

歪んだ眼窩のイメージ

 

 

頭の形の変化は、生まれたときに生じるものではありません。

 

 

ですが、曲がりやすい因子などは親から子へ、なんらかしらの遺伝情報が伝わっているのではないかと考えています。

 

 

親から子へ遺伝

 

 

また、成人してからも悪い癖を持っていると顔が歪み、輪郭の左右差が生じてきます。

 

 

例えば、頬杖です。

 

 

頬杖は顔を歪ませる

 

 

一回での力は、顔の骨を歪ませるほどではありません。

 

 

ですが頬杖をする方の多くは、毎日頬杖をしています。

 

 

結果、強い力が顔にかかるようになり、歪ませてきてしまうのです。

 

頬杖で骸骨が歪む

 

 

 

それ以外に気を付けたい生活習慣の癖が、次のとおりです。

 

 

  • ・片方の奥歯ばかり使い、食事をする
  • ・うつ伏せに寝る
  • ・カバンをいつも同じ肩で持つ
  • ・脚を組む癖がある
  • ・食いしばり・歯ぎしり

 

 

 

なぜ、これらの癖を治すべきなのかといいますと、顎を歪ませてしまうからです。

 

 

顎のずれのモデル

 

 

顎が歪むと輪郭の左右非対称が大きくなるのです。

 

 

今回は顎の矯正を中心に、輪郭を治す方法をご紹介させて頂きます。

 

 

顔の左右差でお悩みの方へ、参考にしてください。

 

 

 

輪郭の左右非対称は何故おこるの?

 

エラは張ってくるのか疑問

 

美容室で髪の毛を切って貰っていたら美容室の人に、

 

 

「○○さんはこっちの頬が出てるから、髪の毛の分け目はこっちからのほうがすっきりして見えますよ~」

 

 

と言われた!

 

 

 

『えっ、私の顔の輪郭って左右非対称だったの?』

 

 

 

言われるまで気が付かなかったけど、しっかり鏡を見てみると確かに輪郭が左右非対称に見える。

 

 

昔からそうだったのかな?

 

 

輪郭が左右非対称だなんて感じた事なかったけど、こういう人って他にもいるの?

 

 

なんで輪郭が左右非対称になってしまうんだろう?

 

 

 

輪郭の左右非対称の原因と体操

 

喉を気にする女性

 

顔の輪郭よくよく見てみると、左右非対称になっている方多いと思います。

 

 

それもそのはず。

 

 

顔自体、輪郭も含めて左右非対称じゃない方って少ないんです。

 

 

でもなかには、このように思われる方もいらっしゃると思います。

 

 

「昔はこんなに左右非対称じゃなかった」

 

 

 

では何故、輪郭が左右非対称になってしまうのでしょうか?

 

 

 

輪郭が左右非対称になる理由

顔が歪む理由

 

冒頭でもご紹介させて頂きましたが、輪郭が左右非対称になってしまう理由には、次の2つがあります。

 

 

 

  1. 1.生まれつき。もしくは、赤ん坊のころに顔を歪ませた。
  2. 2.大きくなってからの癖で歪んだ。

 

 

 

そして、成長してから輪郭を歪ませる癖には、次のようなものがあります。

 

態癖

 

 

  1. 1.猫背
  2. 2.頬杖
  3. 3.片噛み
  4. 4.寝相
  5. 5.舌突出癖
  6. 6.口呼吸

 

 

 

これらは、下顎の位置を左右、前後に歪ませたり捻じらせたりする癖になります。

 

 

顎が後ろにずれているイメージ

 

 

そして、下顎が歪んで輪郭左右非対称になってきます。

 

 

線付き顎の曲がりのイメージ

 

 

これに老化という原因が加わると、以下の症状を併発してきます。

 

 

 

肌の張りによって隠れていた頬のくぼみなどが露出させられ、見た目の年齢が老けて見られやすくなる。

 

やつれ顔の女の子

 

 

なので、こういった癖に心あたりがある方は注意して下さい。

 

 

 

輪郭の左右非対称を直す体操

セルフ小顔矯正のテロップを持つ女性

 

 

輪郭を歪ませる原因が分かったところで、輪郭を左右対称に戻す体操を行ってみましょう。

 

 

先程の説明のように、下顎のずれが輪郭を左右非対称にしてしまうという事でした。

 

 

なので下顎のずれを良くする体操を行いましょう!

 

 

  1. 1.顎開口体操
  2. 2.顎左右側方体操
  3. 3.顎前後体操
  4. 4.歯噛みしめない体操

 

 

 

1.顎開口体操

鏡を見ながら口を上下に開けていく体操になります。

 

 

顎が左右にずれないように口が真っ直ぐに開くように調節しながら、開け閉めを10回行って下さい。

 

 

 

2.顎左右側方体操

鏡で動きを確認しながら、下顎を左右均等に5回ずつ動かす体操です。

 

どちらか一方に動かしづらい方向があったら、少し意識して動かし辛い側へ動かして下さい。

 

 

 

3.顎前後可動体操

鏡で動きをみて、下顎の動きがずれないように前に5回突き出して、後ろに5回引く体操です。

 

 

この体操は顎筋に力が入り易い体操なので、疲れがでたら中止してください。

 

 

 

4.歯噛みしめない体操

最後に歯を噛みしめないように、口の開け閉めをする体操を行います。

 

鏡で下顎が左右にずれないように確認をとりながら、口を閉めるときに上の歯と下の歯がギリギリくっ付かないに閉じて下さい。

 

10回体操してください。

 

 

 

シンメトリーな輪郭を目指しましょう!!

セルフ小顔矯正をする女の子のイメージ

 

いつのまにか顔の輪郭が左右非対称になって、いつも同じ側でしか髪の毛が分けられない。

 

 

顔の左右差でお悩みをお持ちの方は次の癖を行わないように、注意してください。

 

 

  1. 1.猫背
  2. 2.頬杖
  3. 3.片噛み
  4. 4.寝相
  5. 5.舌突出癖
  6. 6.口呼吸

 

 

 

そして、次の4つの体操を積極的に行ってください。

 

 

  1. 1.顎開口体操
  2. 2.顎左右側方体操
  3. 3.顎前後体操
  4. 4.歯噛みしめない体操

 

 

 

輪郭を治す事は大変ですが、コツコツ続ける事が大事になってきます。

 

シンメトリーな輪郭を目指して頑張ってください。

 

 

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エラの原因は筋肉か骨か

エラ張りは骨格と筋肉どっちが原因?【簡単に出来るエラ張りの原因分析方法】

エラの原因は筋肉か骨か

 

小顔矯正を行う際に最も治しやすく効果も出やすい部分は、エラです。

 

 

その理由は、エラの筋肉にあります。

 

 

横から見た咬筋

 

 

エラには咬筋という筋肉があり、この筋肉が大きくなってエラ張りになっている場合が多いのです。

 

 

そして筋肉を痩せて小さくみせる事は、骨が原因でエラが張っている場合よりも簡単に矯正する事が出来ます。

 

 

つまり、こういう事が言えます。

 

 

頬骨や鼻などと比べるとエラには筋肉が豊富あり、その筋肉を痩せさせる事は骨を小さくする事よりも容易である。

 

 

これが、エラ張りを治しやすい理由です。

 

 

しかし後述していきますが、骨が張っていてエラが大きくなっている事も勿論あります。

 

 

この場合、自分のエラ張りが筋肉が原因なのか、骨格が原因なのかを見極めたいところなのですが、体表からその原因を見極める事は難しいんです。

 

 

ですが、ある程度の予測をたてる事は可能です!

 

 

そして、骨格が原因でもエラ張りになっている場合でも、共通してエラ張りを治すポイントがあります。

 

 

それは、食いしばりを治す事!!

 

 

なので今回は、エラ張りの原因が骨格なのか、筋肉なのかと調べ、そして自分で出来るエラ張り矯正のやり方をご紹介いたします。

 

 

最近、エラが張ってきたなとお悩みの方は参考にしてみて下さい。

 

 

エラ張りは骨格と筋肉のどちらが原因になるんだろう?

 

エラ張りに長年悩まされている。

 

 

なんで、エラが張っているんだろう?

 

 

エラ張りは骨格が原因?

それとも筋肉が原因?

 

 

色々調べてみると、ある記事ではエラ張りの原因は骨格といっているし、他の記事では筋肉が原因ですと書いてある。

 

 

私のエラ張りは骨格なの筋肉なの?

 

 

なんかの目安でもいいから、分かる方法を教えて!!

 

 

エラ張りの骨格とエラ張りの筋肉の特徴

 

エラ張りの原因は、骨格なのか、筋肉なのか?

 

 

結果から申しますと、その両方が原因になっている事が多いです。

 

 

ただ、どっちの比率が大きいのかはある程度あります。

 

 

エラ張りが骨格からくる場合も筋肉からくる場合も、顎にかかる力が強いという特徴があります。

 

 

例えば、小さい頃からエラが張っていて、しかもそのエラ張りが骨格からきている場合。

 

 

エラの骨が大きく筋肉が付着する咬筋粗面(こうきんそめん)というがしっかりしていている事が多いです。

 

 

そしてその場合、噛む力が相対的に強くなります。

 

 

咬筋粗面

 

 

すると顎の筋肉に余計な力がはいり、顎の筋肉が発達してエラ張りになります。

 

 

奥歯で噛んだ時の咬筋の盛り上がり

 

 

なので、エラ張りが骨格からくる場合は付随して、筋肉のエラ張りにもなりやすいんです。

 

 

これは困りましたね。

 

 

では、まずご自身のエラ張りが骨格からなのか、筋肉からなのかを簡単に調べる方法から、お伝えいたします。

 

 

 

エラ張り分析法【簡易版】

エラの大きさには男女差や身長差があります。

 

 

一般的には、男性の方が女性よりもエラ張りになりやすいですし、身長の高い方が身長の低い方よりもエラ張りになり易いです。

 

 

ご用意して頂くものはメジャー!

 

 

そのメジャーで、右のエラの骨の内側から左にエラの骨の内側の距離を測って下さい。

 

 

エラ張り 骨格

 

 

この時に、男性の場合は、喉ぼとけが邪魔になるのでアッカンベーをして頂いて、舌先で鼻の頭を触るような感じで舌先を上に持ち上げて下さい。

 

 

喉が上にあがって、図り易くなります。

 

 

いかがですか?

何cmでしたか?

 

 

次がエラ張り骨格の目安になります。

 

 

【男性】

身長:

170cm以下 平均 11cm

170cm以上 平均 11.5cm

 

 

【女性】 

身長:

165cm以上 平均 10.5cm

165cm以下 平均 10cm

 

 

 

平均よりも大きかったですか?

小さかったですか?

 

 

顔をメジャーで測った時には、0.5cmの違いで印象が違って見えるので、誰かに測ってもらうと正確に測る事が出来ます。

 

 

この平均値よりも距離が長いと、エラ張りが骨格からくるものの可能性が高いです。

 

 

その他には下顎角(かがくかく)の角度を調べる事で、エラ張りがどうかを判断する方法もあります。

 

 

下顎角と下顎水平角

 

 

一方で、平均値よりも小さいのにエラが張っている場合は、筋肉が原因の事が多いです。

 

 

肥大化した咬筋

 

 

ただ来院された患者さまのエラを調べる時は、先ほどの計測値に加えて、以下のポイントもチェックし複合的に調べていきます。

 

 

  • ●頬骨からエラまでの入斜角
  • ●顎先の骨の大きさ
  • ●顎先からエラまでの距離
  • ●顎先からエラにかけての入斜角
  • ●顎以外の骨とのバランス
  • ●骨自体の太さ

 

 

絶対的な計測ではないので、一概にはいえませんが、簡単な判断資料にはなりますので試してみて下さい。

 

 

これは経験則ですが、正面から顔を見た時にエラが張っているなという感じがいう方は、筋肉の張りをとる事でエラ張りが良くなる事が多いです。

 

 

正面顔のエラ張りの原因

 

 

顔のバランスを整えてエラ張りを解消しよう!

 

では、両エラ間の距離が平均と比べて広いのか、狭いのか調べ終わったらこちらの体操を行ってみてください。

 

 

骨か筋肉。

どちらが原因でも筋肉の発達がある可能性が高いので、こちらの体操をお試しください。

 

 

 

 

比較的、症状のひどくない方でしたらある程度の効果はあるはずです。

 

 

しかし、これは一時的にエラ張りをとる方法にすぎません!

 

 

エラが張っている原因は骨格や筋肉にありますが、手術などではなくエラ張りを治すには、一番治したい事があります。

 

 

それは、食いしばりです。

 

 

これを治さないと、本当に治した事にはならないんです。

 

 

更に、困った事があります。

それは、顎のずれや首のずれがあると食いしばりがひどくなり、顔に余計な圧がかかり負担になる事です。

 

 

これは、顔を歪ましエラ張りが悪化する原因にもなります。

 

 

実際に整体を行う時も、顔の歪みを整えながらエラ張りを治していく事が多いです。

 

 

 

エラ張りは筋肉か骨格か

 

 

そして、強い食いしばりはエラの骨を変形させてしまう恐れもあります。

 

 

そんな事にならない為には、以下の事を行います。

 

 

食いしばりを治して、骨にかかる力を弱くする

 

 

夜間の歯ぎしり・食いしばり

 

 

では、食いしばりはどのように治していけば良いのでしょうか?

 

 

食いしばりを治すポイントは3つあります。

 

 

  1. 1.顔の歪みを治す事
  2. 2.体の歪みを治す事
  3. 3.お腹のはりをとる事

 

 

そして、もっとも大事なポイントが、呼吸を調える事です。

 

 

ストレス緩和で呼吸を楽に

 

 

では、まず食いしばりとは一体どのようなものなのか?

という事から学んでいきましょう。

 

 

食いしばりとは?

 

食いしばりと骨格模型

 

食いしばりとは、日中夜間を問わずに奥歯で噛みしめる癖の事をいいます。

 

 

意識して噛みしめている事もあるでしょうが、エラが張っている方の殆どが無意識でも噛みしめています。

 

 

なぜ噛みしめてしまうのかという原因は分かられていませんが、噛みしめるという動作は一種のストレス発散の効果があります。

 

 

ストレス発散のイメージ画像

 

 

噛みしめる事が気持ちよいので、知らず知らずの内に噛みしめてしまうのです。

 

 

では、噛みしめると何がいけないのでしょうか?

 

 

噛みしめる事による弊害(へいがい)は以下のようになります。

 

 

  • ・エラが過剰に発達する
  • ・歯が削れてしまう
  • ・頭痛
  • ・なんだかスッキリしない
  • ・顎関節症の原因になる
  • ・顔が歪む

 

 

力仕事などで奥歯を食いしばらなければならない事もありますが、出来れば避けたい癖の1つになります。

 

 

そして、食いしばりの原因は分からないと説明しましたが、食いしばりがある患者さんには次のような方が多いです。

 

 

肋骨が歪み呼吸が浅くなっている

 

 

エラ張りの方は、殆どといっていいほど体が捻れて肋骨が歪んでいます。

 

 

肋骨が歪んでいる絵のイメージ

 

では、食いしばりを治すポイントの1つでもある、体の歪みと呼吸について説明していきます。

 

 

 

体が歪むと呼吸が浅くなるという真実

 

学生時代に発表会などで大勢の人の前に立った経験がある方。

 

発表する女の人

 

 

緊張から息があがって、呼吸が浅くなった記憶がありませんか?

 

 

 

 

これには自律神経が関わっていますが、姿勢が悪くなるとこの状態と同じ呼吸をとりやすいです。

 

 

 

肩で行う呼吸とは?

肩をすくめた副呼吸

 

 

緊張すると、呼吸を沢山吸いたいために、肩が上がった状態から更に肩をあげて息をしようとします。

 

 

ですが、この状態では満足に息を吸えません。

 

 

これでは酸素不足になってしまうので、鼻での呼吸に加えて、口でも呼吸を行います。

 

 

鼻が詰まっての口呼吸

 

 

ただ、姿勢が悪くなった場合の呼吸では緊張からこのような呼吸を行うわけではなく、横隔膜が使えなくなる事で口呼吸を行います。

 

 

 

横隔膜の2つの働き

横隔膜のイラスト

 

横隔膜の主な働きは、筋肉の伸縮を利用して肺に空気をいれる事になります。

 

 

ですが、意外に知られていない働きとして、腰を捻り姿勢を支えるというものがあります。

 

 

横隔膜は腰骨にくっついていて、次のように腰骨を動かす作用を持っています。

 

 

 

  • ・左右の横隔膜が同時に動くと、腰を前側に引っ張る。
  • ・片側の横隔膜のみ動いた場合は、腰を捻る

 

 

ここで肋骨の歪みが関係してきます。

 

 

 

肋骨の動きが姿勢の良し悪しを決定する!?

 

あばらに手を置いて、深呼吸をしてみて下さい。

 

 

息を大きく吸った時に、肋骨が大きく動いた事が確認出来たと思います。

 

 

肋骨動き

 

この時に、横隔膜は縮んで下がり、胸郭(きょうかく)内を陰圧にすることで肺に空気を取り込みます。

 

 

そして、息を吐く時に肋骨が下がることで横隔膜がゆるみ元の位置に戻ります。

 

 

体が歪むと、この一連の動作が上手くいかなくなります。

 

 

息を吐く時に、肋骨は内肋間筋(ないろっかんきん)といわれる筋肉にとって内側に引かれますが、肋骨が開いている方はこの筋肉を使って肋骨を内側に引くことが出来なくなります。

 

内肋間筋の図示

 

 

肋骨が内側に引かれないと、横隔膜の力が抜けなくなる為に、息を吐いてるにも関わらず縮んだ状態をキープしてしまい、下がったままになります。

 

 

この縮んで力が入り下がった状態から息を更に吸おうとした場合、下がる事が難しくなってしまうのです。

 

 

これでは、胸郭内に十分な酸素を取り込めません。

 

 

肺に息が入らない

 

 

 

なので、より空気を体は頑張ります。

 

 

どこが頑張るかというと、首の筋肉が頑張ります。

 

胸鎖乳突筋と斜角筋

 

 

首の筋肉を使って肩をすくめる事によって、胸を開き呼吸を深くするのです。

 

 

アニメで副呼吸

 

この肩で行う呼吸を『副呼吸(ふくこきゅう)』と言います。

 

 

 

副呼吸の弊害

副呼吸は、首の筋肉を使って肩をすくめる事で呼吸を深くするといった動作になります。

 

 

この呼吸をしていると、首の筋肉が疲労し肩こり・首こりがおこります。

 

 

加えて、首を前側に引く事によって息を吸いやすい状態にしようとします。

 

 

顎前首猫背のイメージ

 

 

首が前側にずれると息はしやすくなります。

 

 

ですが、鼻で息をするからではなく、口で呼吸をする事によって空気を体に取り込むのです。

 

 

 

口呼吸は食いしばりの原因の1つです。

 

 

なので、体が歪むと、食いしばりが強くなりエラが張ってきてしまうのです。

 

 

エラが張ってオーマイゴッド

 

 

 

食いしばりを予防するセルフ整体法のすすめ

 

食いしばりと自分で治すなら、まず息を止めないように呼吸を意識してみて下さい。

 

 

それだけでも、食いしばりが軽くなるはずです。

 

 

ですが、前述したように体が歪んでいると肋骨や横隔膜の動きが悪くなり、意識していない時の呼吸が浅いままになってしまいます。

 

 

そんな時は、体の歪みの矯正をおすすめしまう。

 

 

簡単に出来るセルフ矯正法をご紹介いたします。

 

 

 

歪み度検査

まず、自分の体がどのように歪んでいるのか簡単にチェックしてみましょう。

 

 

1.イスに座る

 

2.右足を上に足を組む

右足で組む

 

 

3.左足を上に足を組む

左足で組む

 

 

組みやすい足を確認して下さい。

 

 

 

左足が組みやすかった場合のセルフ矯正法

【やり方】

 

1.椅子に座る

 

2.腰を丸める

 

3.右足首を左膝の前まで上げる。

 

4.お尻を椅子につけたまま、左の骨盤を上げる

 

5.左手で右膝を軽く押す

 

6.膝を手を押し合いながら深呼吸を3回繰り返す。

 

 

 

右脚が組みやすかった場合のセルフ矯正法

【やり方】

1.イスに座る。

 

2.腰を丸める

 

3.左足裏を床から離し、外側に回す。

 

4.お尻をつけたまま、左骨盤を上げる

 

5.膝を外側へ開いて、左足を天井方向へ持ち上げる

 

6.深呼吸を3回繰り返す

 

 

 

セルフ矯正を行った後のこだわり深呼吸のやり方

 

土台の骨盤を起こした後に、肋骨を矯正を行っていきます。

 

肋間を開いて背中を伸ばすストレッチのやり方

 

【やり方】

1.肘を伸ばして顔の前で手を組むか、ボールを持ち腕を伸ばす。

 

2.腰から背中を丸める

 

3.組んだ手を体から離しながら、深呼吸を3回行う。

 

4.一連の動作を3セット行う

 

 

 

顔の歪みはどう治す?

 

顔の歪みを整えるイメージ

 

肋骨の歪みを整えることで食いしばりが軽減される方が多いのですが、顔の歪みを同時に治していくと、更に楽になります。

 

 

顔の歪むを治す時には、次のポイントをチェックして下さい。

 

 

  • ・目の高さ
  • ・口角の高さ
  • ・エラの高さ
  • ・首の捻りやすさ

 

 

 

目が下がっている側の口角とエラが上がっていて、首が同じ側へ捻りやすい場合の矯正法

右目と右口角の歪み

 

例:

  • ・右の目が下がっている
  • ・右口角の上がっている
  • ・右エラが高い
  • ・首が右に捻りやすい

 

 

口曲がり矯正(一段階)やり方

【やり方】

1.顎を左に動かす

 

2.指先で顎先を右側へ押す

 

3.上下の歯を当てないように注意しながら、顎先を指先を押し合う。

 

4.口の開け閉めを5回×3回行う。

 

 

 

顔の歪みを矯正する蝶形骨矯正

【やり方】

1.右手の親指を右のこめかみに置き、右手の中指を左のこめかみに置く

 

2.左手で後頭部を支える

 

3.右手の親指を上、前に軽く引っ張る

 

4.15秒力をキープして、15秒休みを3セット行う。

 

 

 

お腹の張りと食いしばりの関係性

 

お腹の張り。

 

特に、みぞおち部分を押されて痛い方は、ストレスがたまっている場合が多いです。

 

 

みぞおちの図示

 

ストレスがたまると、やはりストレス発散のために食いしばりを行う方が多いです。

 

 

そんなみぞおちを柔らかくするツボの1つに、上印堂(かみいんどう)があります。

 

 

上印堂

 

 

このツボの回りをほぐす事で、みぞおちのつかえがとれて楽になる方も多いです。

 

 

なので、上印堂に刺激をいれながら、眉間のマッサージするを眉毛筋リリースを行いましょう。

 

 

眉毛の高さを治す眉毛筋リリース

【やり方】

1.小指の第一関節の背中を眉頭に置く

2.小さく円を描くように、眉頭をマッサージする

3.眉毛の中央と眉尻にかけて小さい円を描きながらマッサージを行う。

 

 

次は、まぶたのむくみを治すようなマッサージを行います。

 

まぶたのむくみ簡単マッサージ

【やり方】

1.親指の腹で、眉頭と目の間を押し上げる

2.眉尻にかけて眉毛を目の間を押し上げていく

 

 

最後は、目でか効果もある側頭筋のマッサージを行います。

 

でか目マッサージその3やり方

【やり方】

1.目が吊り上がるとうに、中指の腹でこめかみを上げる。

2.こめかみを外側にマッサージする。

 

 

 

骨格が原因でも大丈夫

 

エラ張りの原因が、筋肉の場合も骨格の場合でも、食いしばりを軽くする事は必要です。

 

 

そのためには、次の3つの調節を行ってみて下さい。

 

 

 

  1. 1.体を治す
  2. 2.顔を治す
  3. 3.お腹を治す

 

 

 

そして、これら3つの歪みを矯正した後には、深呼吸を忘れないで下さい。

 

 

深呼吸を忘れてしまうと、折角の努力が水の泡になってしまいます。

 

 

食いしばりを治すには、時間が必要です。

 

 

ですが、エラを治す為には避けて通れない部分です。

 

 

是非、今回の体操を参考にだんだんと大きくなってくるエラを治してみて下さい。

 

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