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【接骨院の院長が教える】エラの筋肉をなくす矯正のやり方!

当院の記事は、柔道整復師・鍼灸師・看護師・歯科医師・ATC(アメリカのスポーツトレーナー)・L.Ac(アメリカの鍼灸師・漢方医)など、国内外の医療系国家資格をもったスタッフが監修のもと制作しています。

 

エラの筋肉を無くす矯正のやり方を説明したブログのイメージ画像

 

 

柔道整復師・鍼灸師の小澤です。

 

 

今回は、こんなお悩みをお持ちの方へ。

エラの筋肉をなくす矯正方法を、ご紹介いたします。

 

 

エラやアゴまわりの悩み

 

  • ・朝起きるとアゴまわりがスッキリしない。
  • ・アゴが痛いのか、首がだるいのかわからない。
  • ・エラが張って顔が大きくみえて困っている
  • ・エラが痛い・だるい

 

 

まず、エラの張りの原因は骨が張っているか、筋肉が張っているかです。

 

 

エラの骨の角度が鈍角だと、エラは張ってみえます。

 

 

エラ張りのイメージ画像

 

 

 

どの程度張っていると、エラが張ってみえるのかというと、参考角度が以下のようになります。

 

 

下顎角と下顎水平角

 

 

勿論、個人差があるのですが、男性だと113.3°

女性で122.2°

 

 

上記の角度よりも角度が90°に近ければ近いほど、エラが張ってみえる事が多いです。

 

 

また、エラには咬筋(こうきん)という名前の筋肉があります。

 

 

横から見た咬筋

 

 

この筋肉が大きく発達すると、やはりエラ張り顔になりやすいです。

 

 

通常顔とエラ張り顔の対比

 

 

詳しくは、『エラ張りは骨格と筋肉どっちが原因?【簡単に出来るエラ張りの原因分析方法】』でも説明しているので、是非ご覧ください!

 

 

そして、今回はエラの筋肉を無くす方法を紹介していくわけですが、これには2通りの手順が必要です。

 

 

手順1:エラの筋肉へのアプローチ

手順2:エラ張りの根本原因『食いしばり』へのアプローチ

 

 

食いしばりの話は少し長くなってしまうので、後程説明していきます。

 

 

まずは最初に、エラの筋肉へのアプローチしていきましょう。

 

 

こちらの動画を参考に、エラの筋肉の矯正を行ってみてください。

 

 

 

 

この矯正や体操である程度のエラ張りを解消する事は出来るのですが、これだけでは一時的に良くなったとしても、再びエラが張ってきてしまうのです。

 

 

これは、食いしばりを治していないからです!

 

 

くやしい食いしばり

 

 

食いしばりとは食事もしていないのに、奥歯に力をいれてしまう癖の事をいいます。

 

 

食いしばると、エラの筋肉が張ってきてだるさやこりを、感じるようになります。

 

 

肩こりや疲れを感じ肩に手を置く女性

 

 

また、エラが大きくなってきてしまうので、顔のサイズを気になされる方が多いです。

 

 

エラが張っている女性のイメージ画像

 

 

では、なぜ食いしばってしまうのでしょうか?

 

 

その理由の1つが、ストレスにあります。

 

 

ストレスを感じる女性

 

 

ストレスを感じると、ストレスを体から取り除く為に、食いしばりを行うのです。

 

 

少しややこしいですが、説明します。

 

 

【ストレスと食いしばりの関係】

 

まず、体が何らかしらのストレスを感じます。

 

 

ストレスを感じてうなだれる女性

 

 

すると、このストレスを和らげたいと、体が反応するようになります。

 

 

その対処法の1つが食いしばりです。

ストレス食いしばり回路のイメージ画像

 

 

奥歯で力いっぱいに噛むことで、β(ベータ)エンドルフィンという、リラックス物質が脳内で発生し、リラックス出来るようになります。

 

 

ベータエンドルフィンとリラックス

 

 

なので、ストレスを感じる度に食いしばる事で、体をストレスから守っているのです。

 

 

「いやいや、わたしは食いしばっていないですよ!」

 

 

という方も多いのですが、食いしばりを行っているのかチェックする時に、つぎの部分を診ていきます。

 

 

食いしばっているかチェックするポイント

 

  • ・舌の周りに歯型がついている。
  • ・口の中の粘膜に白く線がはいる。
  • ・舌が歯を裏側から前に押している。
  • ・出っ歯がひどくなってきた。
  • ・エラが張っている。
  • ・口蓋部分や歯茎の内側に、固く盛りあがっているものがある。

 

 

 

これらの症状があると、食いしばっている可能性が高くなります。

 

 

なので、エラの筋肉を無くすためには、食いしばりを治さなければなりませんが、一体どのようにすれば、治るのでしょうか?

 

 

残念ながら、食いしばりを完治させる方法は、まだ分かられていません。

 

 

ですが日々の施術の中で、次の方法を指導すると、食いしばりの症状が軽くなる患者さんが多いです。

 

 

食いしばりに有効な対処法一覧

 

  • ・マウスピースを使う。
  • ・鼻呼吸や深呼吸を心がける
  • ・姿勢を良くする
  • ・アゴや舌の体操を行う。

 

 

 

これから、食いしばりを軽くしてエラの筋肉をなくす矯正方法をご紹介いたします。

 

 

ただ、エラをグリグリと押して矯正するようなやり方ではなく、エラ張りを根本から解決するやり方になりますので、参考にしてみて下さい。

 

 

 

エラの筋肉をなくすには食いしばりを治す必要があるけど、ストレス以外にも食いしばりの原因はあるの?

 

食いしばりの主な原因は、ストレスですが、それ以外にも食いしばりの原因となるものはあります。

 

 

例えば、口呼吸です。

 

 

口呼吸

 

呼吸は主に、鼻で行わなければならないものなのですが、口呼吸を行わなければならない場合もあります。

 

 

例えば、マラソンなど長距離を走る時。

 

 

マラソンする女性

 

 

長い間走ると、鼻呼吸だけでは酸素を出し入れが十分に行えないので、口でも呼吸して酸素の出し入れを行うようになります。

 

 

息を切らして走るランナー

 

 

これは、正常な人間の生理反応ですね。

 

 

しかし、食いしばりの問題となる口呼吸もあります。

 

 

それが、緊張した際の口呼吸です。

 

 

大勢の前でプレゼンをしようとなると、緊張しますよね?

 

 

プレゼンをする女性

 

 

この緊張は、神経を通して心臓に働きかけ、脈拍を早くします。

 

 

交感神経が心臓の鼓動を早くさせる

 

 

脈拍が早くなるという事は、酸素も必要になってくるという事。

 

 

やはり、通常の呼吸だけでは足りなくなるので、口からも酸素を取り込もうとしまう。

 

 

沢山の呼吸が必要になる

 

 

鼻炎なので鼻が詰まっている場合もありますが、このような状態は、体が興奮した状態になります。

 

 

いわゆる戦闘モードです。

 

 

戦闘モードの女性

 

 

この状態は、体にとってはストレスになります。

 

 

このストレスから楽になりたいと願うようになり、先程のリラックス物質であるβ(ベータ)エンドルフィンを出そうと、体が自然に食いしばってくるのです。

 

 

原因不明な症状は『ストレスが原因ですね』と言われることも多いように、日常的に体はストレスと戦っているのです。

 

ストレスの診断を行う医師

 

 

しかし、どのようなストレスが自分の体にかかると緊張するのかなどは、分かりません。

 

 

上司から少し怒られてストレスを感じる方もいれば、あっけらかんとしている方もいますしね。

 

 

何が自分にとってのストレスなのかを見極める事が大変なので、食いしばりの根本解決が難しいと言われている原因になります。

 

 

 

結局、食いしばりがある方は、何らかしらのストレスを体が感じているという事になるのです。

 

 

 

食いしばりを軽くさせる3つの方法

 

ストレスを無くすことは難しいですが、それでも食いしばりを楽にさせる方法はあります。

 

 

リビジョン鍼灸接骨院では、次の3つを行う事をオススメします。

 

 

食いしばりを治す3つの方法

 

  1. 1.マウスピースをつける
  2. 2.深呼吸を行う。
  3. 3.姿勢を治す。

 

 

では、それぞれ紹介させて頂きます。

 

 

マウスピースをつけると食いしばりが軽くなる!?

マウスピースの画像

 

マウスピースをつけると、食いしばりが軽くなる方は多いです。

 

 

歯をガードするタイプや、寝ている時に舌が落ちないようにするタイプのものなど、一言でマウスピースといっても様々な種類があります。

 

 

歯医者さんに相談すると良いでしょう。

 

 

ただ、基本はマウスピースは食いしばりを治すものではなく、食いしばる事で歯が削れてしまう事を予防するために作る事が多いようなので、事前に調べてから相談してみて下さい。

 

 

鼻からの深呼吸がストレス対処に重要な理由

鼻呼吸

 

深呼吸は最も簡単に行える、食いしばり予防の方法になります。

 

 

口呼吸の方が食いしばりを行いやすいという事は、冒頭で説明しましたが、反対に意識的に鼻呼吸を行う事で、食いしばらないようにかつ、体の中に酸素を取り込む事が出来るようになります。

 

 

仕事中でも、通勤中でも気が付いた時に深呼吸をおこなって頂ければ良いのですが、やり方を一つ工夫する事で効果が上がります。

 

 

次の方法を試して下さい。

 

 

意識一つで体が楽になる!?片側鼻呼吸のやり方

片方の鼻を使い、もう片方の鼻を呼吸を行う事で、酸素を取り込む鼻の筋力がアップします。

 

 

食いしばり予防鼻呼吸のやり方

 

【やり方】

1.親指で片側の鼻をふさぐ。

 

2.首の筋肉を使わないように意識しながら、鼻から息を吸い、息を3秒間止める。

 

3.3秒息を止めた後に、息を吸った側の鼻を閉じ、反対側の鼻から息を吐く。

 

4.左右交互に、3回3セット行う。

 

 

 

実は大切!姿勢と食いしばりの関係性

「姿勢が悪い事に自覚はあるんだけど、なかなか自分で治せないしな~」

 

 

お手上げの外国人女性

 

 

と姿勢を治すことを諦めていませんか?

 

 

姿勢を治さないと、食いしばりが治り辛くなります。

 

 

何故なら食いしばりには、体のバランスをとる働きがあるのですが、体が歪んでいた場合、その働きが食いしばりをひどくさせる原因となるからです。

 

 

 

食いしばる事で歪みが治るって本当!?

食いしばりにはストレスを体から無くさせる働きの他に、姿勢を治す働きもあります。

 

 

例えば、首が曲がっていた場合。

 

首が右に曲がってる男性

 

首を曲げたままですと、やはり体は違和感を覚えるようになります。

 

 

なので、左右の噛み方を工夫し首や頭を筋肉を使い、頭が真っ直ぐになるように調節します。

 

 

食いしばりで歪みが治る

 

ですが、それだけでは治せないほど、姿勢が悪い状態になってしまうと、問題が生じます。

 

 

頭が真っ直ぐなっても尚、食いしばりを続けてしまうのです。

 

 

食いしばりが続くと歪みがひどくなる

 

 

加えて食いしばりが続くと、歯が削れてきます。

 

 

食いしばりのイメージ画像

 

 

歯が削れると、その削れた状態で噛もうとするので、さらに症状が強くなります。

 

 

なので、姿勢をあらかじめ正しておくという事は、食いしばり予防に必要な事になるのです。

 

 

では、どのように姿勢を治していけば良いのでしょうか?

 

 

それには、次の方法がオススメです。

 

 

 

首の筋肉を調節しよう!

姿勢を治すには、実に様々な部分を矯正しなければなりません。

 

 

ですが、これらを自分で治せるようになるには、トレーナーなどの専門家の指導が必要になります。

 

 

体操指導を行うトレーナー

 

 

なぜなら、自分がどのように歪んでいるかが、分からないからです。

 

 

しかし、食いしばりを持っている方には、歪みやすい部分というものがあります。

 

 

その一つが首です。

 

 

首を治すだけのも、食いしばりが軽くなりエラの筋肉がなくなる可能性が、高くなってきます。

 

 

例えば首猫背という言葉を、聞いた事はありますか?

 

 

顎前首猫背のイメージ

 

 

最近では、ストレートネックやスマホ首とも言われますが、首が前に飛び出た悪い姿勢の事をいいます。

 

 

ストレートネック

 

 

なのでこの姿勢を治していけば良いのです。

 

 

ですが、この首猫背。

なかなか治し辛い事で有名です。

 

 

なぜ治し辛いのかというと、ある部分の矯正を行っていない事が多いからです。

 

 

そのある部分とは、『舌の筋肉』になります。

 

 

舌の動きが悪くなり舌が正しい位置にいられなくなる状態を『舌低位(ぜつていい)』といいます。

 

 

舌低位になると姿勢が悪くなり、食いしばりやすくなるのです。

 

 

舌のアニメ画像

 

 

この厄介者は、一体何者なのでしょうか?

 

 

首の調節をご紹介する前、とても大事な『舌』についてお話させて頂きます。

 

 

 

首のバランスに関係する『舌』の話

舌の筋肉がしっかり使えていないと、首のバランスは整いません。

 

 

例えば、

「私、首コリや肩こりがひどくてね、マッサージは欠かせないのよ」

 

 

マッサージに喜ぶおばちゃん

 

 

とマッサージに通う方。

 

 

やはり、首だけマッサージされても、首の凝りは良くなりませんよ。

 

 

何故ならマッサージだけでは、正しい首のカーブが作れないからです。

 

 

頸部の軽度前弯

 

 

首を横から見ると、前に弯曲(わんきょく)した状態を保っています。

 

 

このカーブを作るために必要な筋肉が、舌になるのです、

 

 

更に詳しく説明すると、良い首を作るには次の条件が必要になります。

 

 

正しい首のカーブを作る3つの条件

 

  • ・首から肩にかけての筋肉が柔らかい事。
  • ・首の筋肉を使わずに、呼吸が出来る事。
  • ・舌がスポットについて、舌骨(ぜっこつ)まわりの筋肉がしっかりと使える事。

 

 

 

ではここから、実際どのように調節していくのかをご紹介いたします。

 

 

 

条件1:首後ろの筋肉の柔らかさ

僧帽筋の図示

 

まず、首回りの筋肉が柔らかくなければなりません。

 

 

血流が悪くなりやすいですし、なにより凝り固まりますからね。

 

 

こちらの方法で、首の後ろの筋肉をほぐしてみて下さい。

 

 

 
 
 
 
 
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条件2:首を使わない呼吸が大事

「鼻から息を吸って下さい」

と言うと、首に力が入る方がいます。

 

 

胸鎖乳突筋を使った呼吸

 

 

これは、正しくない呼吸の仕方になります。

 

 

なぜなら、首が曲がってくるからです。

 

 

呼吸の際に、不必要に使ってしまう筋肉に、『胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)』があります。

 

 

骨格と体表での胸鎖乳突筋

 

 

この筋肉は、首を前に動かす筋肉になります。

 

 

胸鎖乳突筋とストレートネック

 

 

ただ実際にはその状態を保つには苦しいので、アゴを上げた姿勢をとるようになります。

 

 

これが、首猫背の大きな原因の1つです。

 

 

呼吸を止める事は出来ないですし、呼吸の度に余分な筋肉に力が入ってしまうと、筋肉は固まります。

 

 

少し大げさに表現すると、呼吸する度に首猫背になってしまうのです。

 

 

なので次の方法で、筋肉をストレッチしてみて下さい。

 

 

 

『胸鎖乳突筋のストレッチ方法』

枕を使った胸鎖乳突筋のストレッチ方法

 

【やり方】

1.枕を2つ重ねて、背中から首にかけるようして、仰向けに寝ます。

 

2.両手で胸骨をおさえます。

 

3.アゴを上げます。

 

4.深呼吸に合わせて、胸骨を骨盤の方向へ下がます。

 

5.一連の動作を、3回3セット行います。

 

 

 

条件3:舌骨筋群

舌骨上筋群と舌骨下筋群の画像

 

首の前後の筋肉を柔らかくした後に、舌骨の筋肉を鍛えましょう。

 

 

舌骨とは、首の前にある筋肉で、首を前側から支える作用があります。

 

 

もう少し専門的な話をすると、呼吸にも関係してきます。

 

 

息を吸う時に前側、吐く時に後ろ側に動いて、呼吸をしやすくしています。

 

 

そして、首を前側に引っ張って、首の正しいカーブを作る役割も担っています。

 

 

つまり、マッサージやストレッチで首の後ろ側の筋肉をいくら柔らかくしていようが、舌骨筋群(ぜっこつきんぐん)が使えなければ、首は正しい位置に戻り辛いのです。

 

 

では、この部分を調節していきましょう。

 

 

『舌骨筋を動かす舌骨体操』

 

舌骨筋群の体操

 

【やり方】

1.舌をスポットにつけて、アゴを上げます。

 

横から見たスポットの位置

 

2.両手で首を引き下げます。

 

3.その状態を保ちながら、深呼吸を3回行います。

 

4.アゴ先に両手の親指を置きます。

 

5.前側に伸ばします。

 

6.深呼吸を3回行います。

 

7.一連の体操を3回、3セット行います。

 

 

 

ちょっと意外な東洋医学の話

東洋医学の話

 

 

さて、食いしばりを良くする鼻呼吸をやり方を、姿勢の治し方をご紹介してきましたが、ここで東洋医学の話をしていきましょう。

 

 

「なぜ、東洋医学?」

 

子供と不思議

 

となりますよね!

 

 

ここで、東洋医学の話をするには、ある意味があります。

 

 

その意味とは、『ストレスからくる食いしばりを治すヒント』が隠されているからです。

 

 

 

東洋医学的!ストレスの対処法

東洋医学では、ストレスの種類を次のように分けて考えています。

 

 

五志

 

  • ・怒りのストレス
  • ・嬉しいストレス
  • ・思いすぎるストレス
  • ・憂い・悲しみのストレス
  • ・恐怖や驚きのストレス

 

 

そして、そのストレスに対応する臓器が決まっています。

 

 

五行を説明した画像

 

  • ・怒りの感情は肝(かん)
  • ・喜びは心(しん)
  • ・思いは脾(ひ)
  • ・憂い・悲しい気持ちは肺(はい)
  • ・恐怖は、腎(じん)

 

 

それぞれの臓器が、その感情をコントロールしているのです。

 

 

ですが、その感情が体にたまりすぎると、臓器でコントロールできなくなり、体が壊れます。

 

 

その補助として、食いしばるを行っているわけです。

 

 

 

『怒りのストレス』を例に、説明していきます。

 

 

 

怒りのコントロールをするには、肝の力が必要です

例えば、小さい頃。

必要以上に親から怒られてばかりだとします。

 

 

これは、大人になっても深層心理に残るトラウマとなります。

 

 

確かに悲しみ泣く子供もいますが、

 

怒られて泣く子供

 

反逆して怒る子供もいます。

 

怒られて反逆する子供

 

 

肝の働きは、怒りのコントロールを行う事にあります。

 

 

ですが、肝にも許容範囲があるので、うまくストレスを体から逃がしてやらなければなりません。

 

 

そんな時に食いしばり、肝の働きを助け、その怒りをコントロールするのです。

 

 

怒って食いしばるイメージ画像

 

 

小さい頃のトラウマが残った場合。

大人になっても、食いしばりの癖が残ってしまいます。

 

 

しかも厄介な事に、人間はいやな事を忘れやすい生き物です。

 

 

なので怒りの感情。

そのトラウマを忘れてしまい、なぜ自分が食いしばるのかが分からない。

という場合が多いのです。

 

 

このように、深層心理まで波及したストレスからくる食いしばりを良くすることは難しいですが、東洋医学の観点からいうと手段はあります。

 

 

それは、食事を変える事です。

 

 

食事を変えると食いしばりが軽くなる?食事の不思議について

食事の摂取方法

 

東洋医学では、臓器の働きを助ける補食(ほしょく)という考え方があります。

 

 

その食事を食べる事で、臓器の働きが良くなるのです。

 

 

例えば、怒りの感情が肝を傷つけ食いしばっていた場合は、次の食事を積極的に摂る事をオススメします。

 

 

  • ・干しシイタケ
  • ・りんごのおろし汁+レモン
  • ・大根

 

 

栄養学的には、一見なんの関係も無さそうですが、患者さんにすすめてみると、効果を実感される方も大勢いらっしゃいます。

 

 

以下に、内臓の働きを良くする食材を紹介しますので、最近感じたストレスに合わせて食べてみて下さい。

 

 

気持ちの整理をつかせる、良い食事のすすめ

以前よりも怒りやすくなった。

または、怒られてばっかりいる方は、肝を助ける食事がオススメ。

 

  • ・干しシイタケ
  • ・りんごのおろし汁+レモン
  • ・大根

 

 

 

嬉しい事ばかり続いているばかりなのに、なぜか体調が優れない。

もしくは、誰かに意地悪されて憎しみの感情を抑えつけている方は、心(しん)を助ける食事がオススメです。

 

 

  • ・玉ねぎの皮
  • ・小豆
  • ・人参

 

 

 

思い込みや、心配事を抱えている方は、脾(ひ)を助けましょう。

 

  • ・甘い野菜スープ
  • ・かぼちゃ
  • ・はとむぎ

 

 

 

失敗してしまって後悔している方や、最近溜息ばかりしている方は肺(はい)を補う食事を心がけてください。

 

 

  • ・れんこん
  • ・はす茶
  • ・茎茶

 

 

 

未来への不安や焦り。

なんともいえない恐怖を感じている方は、腎(じん)を強くします。

 

  • ・こんぶ
  • ・大根おろし
  • ・かぼちゃ

 

 

 

小顔になりたいなら、呼吸を姿勢と食事を変えてみよう!

 

小顔になるには呼吸と姿勢と食事を変える事が重要です

 

 

小顔になるには、エラ張りを無くす事が必要になります。

 

 

ですが、食いしばりがあるとエラの筋肉が発達してしまい、エラ張り顔が良くなりません。

 

 

肥大化した咬筋

 

 

エラの筋肉をなおすためには、マウスピースを作る事も良い方法の1つです。

 

 

そして、自分で出来る方法としては、次の事を試してみてください。

 

 

  • ・呼吸を深くする
  • ・姿勢を良くする
  • ・食事を変える

 

 

まずは、鼻呼吸を行って、積極的に体への酸素の入れ替えを行う事から始めてください。

 

 

姿勢を正して、舌や首の筋肉を良くすると更に、効果的に酸素の入れ替えが行えて、食いしばりが軽くなります。

 

 

そして、忘れてはいけない事がもう1つあります。

 

 

それは、食事を変える事です。

 

 

どのようなストレスが体にかかっているのかは、自分では分かりません。

 

 

ですが、自分でなんとなくでも良いので、なにが自分のストレスになっているのか、予想を立ててみて下さい。

 

 

そして、そのストレスに対応している臓器の働きを良くする食事を、意識的に食べてみて下さい。

体調が変わってきますよ。

 

 

食いしばりは顔を大きくするばかりか、首こりや肩こりの原因にもなります。

 

 

今回の記事が、皆様の助けになっていれば幸いです。

 

 

参考にしてみて下さい。

 

 

【更に詳しくエラの筋肉をなくす方法を知りたい方には、こちらがオススメ】

 

 

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エラは押すより首から

エラは直接押し込むよりも首から整えると小さくなる!

エラは押すより首から

 

 

骨格矯正は、エラを治す施術としておすすめの整体術です。

 

 

ただ、エラを直接押すから、小さくなるのではありません。

 

 

エラが小さくなる理由としては、骨格矯正によって顔の歪みがなくなる事で食いしばりが軽減し、筋肉が小さくなることによって、小顔になるといった効果の方が高いです。

 

 

「だったら、骨格矯正を受けてみたい」

 

 

そう思われる方に朗報です。

 

 

実は首を治すだけでも、エラ張りには効果があるのです。

 

 

しかもこの場合、ポイントを抑える事で自分でも矯正を行う事が出来ます。

 

 

そのポイントが、こちら。

 

 

 

首の筋肉を柔らかくする事

 

 

なぜ、エラを治したいのに首が関係あるの?

と思われる方もいらっしゃるかも知れません。

 

 

これは、首の筋肉の緊張が、顔の歪みの原因にもなり得るからなのです。

 

 

それでは、エラ張りを治す為の首の矯正方法を、順を追って説明していきます。

 

 

 

首の筋肉と顔の関係性

 

首の筋肉の主な働きは、頭を支える事にあります。

 

首は頭を支える

 

数ある頭を支える筋肉の中でも、特に顔に影響してくる筋肉がこちら。

 

 

胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)

 

胸鎖乳突筋と斜角筋

 

 

左右に一つづつある筋肉で、首が歪むと片方の筋肉だけが使われやすくなります。

 

 

この胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)。

片方だけ使われた場合の働きが、次のようになっています。

 

胸鎖乳突筋の作用

 

  • ・顔を反対側に向ける
  • ・首を同側に傾ける

 

 

しかし、実際には胸鎖乳突筋の働きには、次の作用が加えられます。

 

 

 

【咬筋(こうきん)と共に、咀嚼(そしゃく)を助ける補助筋としての作用】

胸鎖乳突筋の働き【咀嚼】

 

 

 

【横隔膜(おうかくまく)や外肋間筋(がいろっかんきん)と共に、呼吸を助ける補助筋としての作用】

胸鎖乳突筋の働き【呼吸】

 

 

 

【側頭筋(そくとうきん)と共に、頭蓋骨の調節する補助筋としての作用】

 

胸鎖乳突筋の働き【頭蓋骨】

 

 

顔に影響を及ぼす筋肉でもあるという事です。

 

 

なので骨格矯正する際には、胸鎖乳突筋の調節は欠かせないのです。

 

 

筋肉を調節する際のポイント

では、どのように調節していけば良いのかというと、そのポイントが次の通りになります。

 

 

筋肉をずっと使わせない

 

 

筋肉は縮んで使われている時間帯と、使われずにゆるんでいる時間帯が必要です。

 

筋肉収縮のイメージ

 

ですが、胸鎖乳突筋は非常に頑張り屋さんの筋肉なので、常に縮み使われている時間帯が長いのです。

 

胸鎖乳突筋は頑張り屋さん

 

すると、筋肉と繋がっている骨を歪ませて、歪みが固定されてきてしまいます。

 

 

胸鎖乳突筋は、顔面骨の一部とくっついている骨なので顔を歪めます。

 

 

どこの部分についている骨かというと、側頭骨(そくとうこつ)という耳にある骨の乳様突起(にゅうようとっき)と呼ばれる部分についています。

 

 

側頭骨の乳様突起図示

 

 

ではどのように歪めていくのでしょうか?

 

 

首が顔を歪める機序

 

胸鎖乳突筋のイラスト

 

 

胸鎖乳突筋は、乳様突起から鎖骨の内側にかけて、斜め前に繋がっている筋肉になります。

 

 

筋肉は縮む事しか出来ないので、片側のみ使われた時には、顔を反対側に向け首を曲げる動きをします。

 

 

骨格模型による胸鎖乳突筋の働き

 

ここで、顔の矯正の観点からもう少し細かく動きを調べてみましょう。

 

 

 

顔矯正の観点からみた首の役割

 

胸鎖乳突筋の側頭骨への作用機序

 

顔の整体学では、胸鎖乳突筋は側頭骨を回旋させ、前側へ動かす働きがあると考えます。

 

 

専門的にもう少し細かく説明すると、以下のような動きがあります。

 

 

頭頂骨削除イメージ

上から見た前頭骨がない頭蓋骨

 

 

sbjと側頭骨の動き

イメージです。

実際には、これほど大きくは歪みません。

 

 

【首の筋肉が顔面骨を歪める一例】

 

後頭鱗

 

 

・右の側頭骨が屈曲すると、後頭鱗(こうとうりん)の右側は前方、わずかに側方に動く。

 

・右の側頭骨が伸展すると、後頭鱗の右側は後方、側方に動く。

 

・側頭骨が屈曲すると、後頭骨は動いた側へ移動する。

 

・後頭骨を前側、外側に引いて、そちらの後頭鱗を下方に捻じる。

 

・底部は内旋とともに上方に動いて、右の側頭骨が屈曲すると、右の蝶形骨大翼も屈曲に動いて、蝶形後頭底関節は上側に動く。

 

 

簡単にいうと、首の筋肉の使われ方が悪いと、顔の骨の歪みの原因になるという事になります。

 

 

そして、比較的異常が出やすい骨が側頭骨(そくとうこつ)になるという事です。

 

 

側頭骨だけ図示

 

 

また、この骨が歪むと、に影響が出てきます。

 

 

顔面骨の歪みとエラの張りについて

 

首の過緊張は側頭骨を歪めます。

 

 

そして、側頭骨の歪みは、次の筋肉や骨へ影響を及ぼします。

 

 

  • ・蝶形骨(ちょうけいこつ)
  • ・後頭骨(こうとうこつ)
  • ・側頭筋(そくとうきん)
  • ・内側翼突筋(ないそくとつきん)

 

 

これら全て、顎の動きに関係ある部分になります。

 

 

首に引っ張らて側頭骨1つ歪むだけでも、顎を歪めて、その動きを悪くしてしまうのです。

 

側頭骨が顎を歪ませるイメージ

 

 

そしてまた顎が歪んでくると、美容面にも影響が出てきます。

 

 

 

顎とエラと食いしばりについて

エラが張ってくる発生機序が次のとおりです。

 

 

1.歪んだ顎で

 

顎のずれのモデル

 

 

 

2.食いしばりや歯ぎしりを行うと

 

食いしばりと骨格模型

 

3.エラが張る。

 

くやしい食いしばり

 

 

 

その顎が歪む原因の1つが、側頭骨の歪み。

 

 

そして、側頭骨を歪ませる原因が、胸鎖乳突筋をはじめとした首の筋肉の緊張です。

 

 

なので顔の矯正を行う前に、首を治す事が重要になってくるのです。

 

首のセルフ整体のイメージ

 

では、首をどのように治せば良いのでしょうか?

 

 

 

首の治し方

 

首の歪みの原因は顔か体か

 

 

首を悪くしている原因には、次の2つがあります。

 

 

  1. 1.顔の歪み
  2. 2.体の歪み

 

 

 

歪みを治す時に整体師は、顔の歪みの影響が強く首が曲がっているのか?

 

 

もしくは、体が歪んでいるから首が曲がっているのか。

 

 

どちらの影響が強く歪みが生じているのかを調べます。

 

 

首が顔を歪ませると説明してきましたが、顔が首を歪ませる事もあるのです。

 

 

なので実際には、どちらの歪みも治す事にはなる事も多いのですが、どちらの影響が強いのかを調べてみましょう。

 

 

 

判断方法

エラと口角と顎先の位置を調べる

 

次のポイントをチェックして下さい。

 

 

  • ・エラの高さ
  • ・口角の高さ
  • ・顎先の位置

 

 

そして、どのようの歪んでいるのかを調べてみましょう。

 

 

下あご右変位の例

 

例:

・エラの高さ → 右が高い

・口角の高さ → 右が高い

・顎先の位置 → 右に向いている

 

 

上記の歪みがあり、首を右に動かしやすい場合は、顔の歪みの影響を強く受けている可能性が強いです。

 

首を右にひねる

 

 

 

反対に、首を左に捻りやすい場合は、体の歪むの影響が強く影響して、首が曲がっています。

 

首を左にひねる

 

 

それでは早速、首の歪みを矯正していきましょう。

 

 

 

体の影響が強い場合

この場合、鎖骨の内側の矯正がおすすめです。

 

 

例:左に向き辛い場合

【やり方】

 

1.仰向けに寝る

 

2.右腕を上げる

 

3.左手の人差し指と中指を重ねて、鎖骨の内側、ツボでいうと兪府(ゆふ)をいう部分を圧迫する。

 

兪府

 

4.圧迫した手を下げながら深呼吸を3回行う。

 

 

 

顔の歪みの影響が強い場合

顔の歪みの影響が強い場合、後頭骨と蝶形骨。

そして下顎のバランスをとると良いです。

 

 

それでは、やっていきましょう。

【やり方】

 

1.顎を左に動かす

 

2.こめかみを右の親指と中指で挟み、手前に引く

 

3.後頭部を左手のひらで固定し反対側へ捻る

 

4.深呼吸を3回行う

 

 

実は、食いしばり軽減にの役立つ首の矯正

 

夜間の歯ぎしり・食いしばり

 

先程、『エラ張りの原因は歪んだ顎で食いしばる事です』と説明しました。

 

 

なので、歪んだ顎を治す為に、首の矯正を行ったわけです。

 

 

では、もう1つの原因である食いしばりは、どのように治せば良いのでしょうか?

 

 

実は、これにも首の矯正が良いのです。

 

 

首の筋肉と食いしばり

側面から見た首

 

胸鎖乳突筋の働きの1つが、咀嚼筋(そしゃくきん:食べ物を小さくする際に使う筋肉)の補助になります。

 

 

首の筋肉も食事の時に使われています。

 

 

この時に、首の筋肉が固すぎるとエラの筋肉の補助が出来なくなってしまい、エラの筋肉ばかりが発達していきます。

 

 

なので、筋肉の質を良くしてあげる必要が出てきます。

 

 

 

良い筋肉の状態とは?

筋肉の距離関係

 

 

質の良い筋肉の条件が以下のとおりです。

 

 

使う時には縮んで、使われない時には休んでいる。

 

 

この幅がある事で血流が良くなり筋肉がほぐれるのです。

 

筋肉がほぐれてすっきり

 

この状態が理想になります。

 

 

ですが、無意識に首の筋肉を使ってしまった場合はどうでしょう?

 

 

 

食いしばりや過呼吸は首の筋肉を疲れさせる

 

無意識的に首の筋肉を使う悪癖には、次の2つがあります。

 

 

  1. 1.食いしばり
  2. 2.過呼吸

 

 

筋肉を常時使ってしまうと、筋肉を使う時の幅がなくなるので、血流が悪くなり筋肉が固くなります。

 

 

首には体を興奮させる神経が豊富にあるので、首の筋肉が固くなると常に興奮状態になります。

 

首には神経が豊富

 

 

運動会での徒競走の前のような状態です。

 

 

かけっこ前の緊張

 

なので、首の筋肉に幅をつけてあげる骨格矯正はとても重要になってくるのです。

 

 

ただ、骨格を治しただけでは不十分です。

 

 

骨格を治して何を行えばよいのかというと、深呼吸です。

 

 

 

深呼吸はとても大事

深く息を吸い込む

 

ケガも、慢性の肩こりも、少し重い病気でも、体を治すには、血液と酸素が必要不可欠です。

 

 

呼吸が浅いと、酸素の供給量が少なくなってしまいますし、筋肉が固くなくと血流が悪くなってしまいます。

 

 

つまり、体が回復するための材料が足りなくなってしまうのです。

 

 

首の筋肉が固くなると、呼吸が浅くなります。

 

 

リラックスすることも難しくなってしまうので、意識的に深呼吸を行うようにしてみて下さい。

 

 

 

 

エラを押し込む?首を治す?

 

整体で首を治す

 

エラが段々と大きくなってきた場合。

 

 

顔が歪んでエラが大きくなってくる場合と、体が歪んでエラが肥大している場合があります。

 

 

そんな時はエラを押し込むよりも、首の矯正を行うと良い結果に繋がりやすいです。

 

 

どちらの場合も、胸鎖乳突筋などの首の緊張を調節する事が必要です。

 

 

また、首の緊張は呼吸を浅くしてエラ張りの原因である食いしばりにも繋がるので、治しておいて損はありません。

 

 

エラ張りでお悩みの方は、参考にしてみて下さい。

 

 

【エラでお悩みの方へリビジョンおすすめの記事】

 

 

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エラが大きい人は噛みすぎている!?【咀嚼と顔痩せ】

エラが大きい人の骨と筋肉

 

 

エラが大きい人の原因を大きく2つに分けると、以下のようになります。

 

 

エラの骨とエラの筋肉

 

  1. 1.骨
  2. 2.筋肉

 

 

 

但し、これのどちらかのみが原因で、エラが大きくなるわけではありません。

 

 

エラの骨が大きい方は筋肉もつきやすく、エラが大きくなる傾向が強いです。

 

 

そして、ここにある癖が加わると、更にエラが大きくなります。

 

 

 

その癖が、食いしばりとなります。

 

 

食いしばりと骨格模型

 

 

エラが大きくない方でも、食いしばっている方はいらっしゃいます。

 

 

しかし、エラが大きくない方は多少食いしばったとしても、エラは大きくなりません。

 

 

その違いは、エラの骨の太さや大きさにあります。

 

骨の厚さにエラは依存する

 

 

エラ骨が大きく、厚い方は少し食いしばったしまうだけで、エラが大きくなってしまうのです。

 

 

そんなエラ張り。

 

 

健康上、多少エラが張っていて大きかったとしても、大した問題ではありません。

 

 

むしろ食事をしっかり噛む事出来るので、胃腸に負担をかけなくなり、健康には良いくらいです。

 

 

 

ただ、アジア圏の方。

 

 

日本や中国や韓国の方の美の基準は、エラが張っていないシャープなフェイスラインです。

 

 

シャープな輪郭の外人女性

 

 

四角い顔を好まない方が多いです。

 

 

では、なぜエラが厚く張ってきてしまうのでしょうか?

 

 

それは、骨の成長過程に問題があります。

 

下顎骨の成長(骨添加と吸収)

 

成長の途中で、エラが大きくなってきてしまうのです。

 

 

そして、ここに食いしばりの癖が加わると、エラ張り顔になってきます。

 

顔が長くエラが張っているイメージ

 

今回は、エラの成長の仕方や、食いしばりについてを考えていきたいと思います。

 

 

エラが大きくて悩んでいる方は、参考になさって下さい。

 

 

 

エラが大きい原因は骨!?

 

エラが大きい原因の1つ。

 

 

エラの骨が張っていて厚い。

 

 

エラの成長の過程に問題があるので、ここで簡単にエラ骨の成長について復習していきましょう。

 

 

 

エラ骨の成長過程

下顎骨の成長方向

 

エラ骨の事を専門用語で、下顎骨といいます。

 

 

小さい頃は、小さい下顎骨ですが、成長と共に大きさを変えていきます。

 

 

青い矢印の方向へ骨が大きくなっていき、黒い矢印の方向へ、骨が無くなっていきます。

 

 

結果的には、骨全体が大きくなってくるのですが、出るところは出て、へこむところはへこむ。

 

 

このようにして、大人の下顎骨の形になってきます。

 

 

そして、

 

 

下顎のエラの部分の青い矢印の方向への成長が強かったり、黒い矢印の影響が少なかった場合、エラが張ります。

 

 

下顎角が張ってきて、エラ張りになってくるのです。

 

 

 

エラ骨とエラ筋

咬筋の付着部位

 

エラ骨は成長の過程で、下顎骨が成長する事によって出てくるという事でした。

 

 

そして更に、筋肉が張っている方も問題も骨にあります。

 

 

 

骨には粗面という、ザラザラとした部分があります。

 

 

このザラザラした部分に、咬筋が付着します。

 

 

エラ骨が大きい人は当然、咬筋粗面も大きくなるので、筋肉の量も多くなります。

 

エラ骨と咬筋の関係性

 

 

筋量のある方と、筋量がない方。

 

 

どちらがより強い力を出せるかというと、筋量がある方です。

 

 

食事など、ある一定の固さのものを噛み砕くには、筋量の差は問題になりません。

 

 

しかし、食いしばりなど、かなり強い力が必要になった場合。

 

 

筋量の多い方がより、強い力が発揮されます。

 

 

筋トレなどもそうですが、強い力を出せば出すほど筋肉は肥大します。

 

 

なので、骨が大きい人は、筋肉も大きくなるのです。

 

 

 

 

食いしばりを止める方法はあるの?

 

食いしばりを止める、確実な方法はまだ見つかっていません。

 

 

ただ、自律神経の働きを整え、行動認知療法(噛まないように意識する事など)を行うと、完全に止まらないまでも、食いしばりが楽になる患者はいらっしゃいます。

 

 

更に言うと、もしエラが大きい方が小顔矯正や、外科的に筋肉のボリューム落とすよにアプローチしエラを小さくしても、その後、顎周りの筋肉に力を過剰にいれないようにしなければ、再度エラが大きくなってしまうでしょう。

 

 

もし、エラ張りに悩んでいたらTCHに気を付けて下さい。

 

 

TCHとは、Tooth Contacting Habit の略で、上下歯をくっつけてしまう癖の事をいいます。

 

tchと理想の状態の比較

 

気がついたら歯を離すようにすると良いのですが、なかなか治すのが難しい癖でもあります。

 

 

エラ痩せにも効果的!最近話題のTCHって知っている?』でまとめていますので、参考になさって下さい。

 

 

 

深呼吸と意識で変わる食いしばり

食いしばりを完全に止める方法はないのですが、深呼吸と意識の持ち方を変えると楽になります。

 

 

 

1つは先程紹介した、歯をくっつけないように意識をする事。

 

 

もう1つが深呼吸です。

 

 

デスクワーク方などに多いのですが、姿勢の悪い状態を長時間続けると、肋骨と顎が歪みます。

 

デスクワークと姿勢の関係

 

 

顎が歪むと舌が下がり、気道を狭くします。

 

頬杖で顎が歪む事を頭蓋骨を用いて説明

気管が狭くなる

 

 

呼吸量を上げようと、口呼吸を行うと自律神経のバランスが崩れやすくなります。

 

 

溜息まじりの口呼吸

 

 

また、日中に舌を上げておく筋肉を使わない為に、筋肉が弱り、就寝時のイビキにも繋がってしまいます。

 

 

これを予防する為には、姿勢良く仕事を行う事と、舌を正しい位置に置いておく事をおすすめします。

 

 

 

正しい舌の位置とは?

横から見たスポットの位置

 

 

舌先が上顎のスポットという部分にくっついている状態が、正しい舌の位置です。

 

 

この位置が固定出来るように、舌を上げる癖つけると良いです。

 

 

ただ、顎が曲がった状態でトレーニングを行うと効果が良くありません。

 

 

顎の曲がりを整えてから、舌のトレーニングを行ってみて下さい。

 

 

【やり方】

1.顎先を右に動かし、指で反対方向から押す。

 

2.顎の力と指の押す力を拮抗させる。

 

3.その状態で深呼吸を3回繰り返す。

 

4.反対側も同様に行う。

 

5.割り箸を上の歯と舌先で挟む。

 

6.歯で割り箸を噛まないように注意しながら、1分以上その状態を保つ。

 

 

 

噛む事自体はとても重要

 

口を大きく開けて噛む

 

骨が厚く張っている方が、舌が弱り呼吸が浅くなった状態でいると食いしばってしまい、エラが大きくなります。

 

 

こう説明すると、食事などでもあまり噛まないようにする方がいらっしゃいます。

 

 

しかし、これは間違いです。

 

 

良く噛まないと、顔の筋肉が使われなくなるので、顔が垂れます。

 

 

顔のたるみを懸念する中年女性

 

また、食べ物の消化も悪くなるため、顔痩せも出来ません。

 

 

噛む事自体は必要なのです。

 

 

問題なのは、無意識で噛んでいる食いしばりや歯ぎしりです。

 

くやしい食いしばり

 

 

そして歪んだ顎や噛み合わせです。

 

下顎骨のズレ・歪み

 

 

歯の噛み合わせは、歯医者さんで治してもらって下さい。

 

レントゲンと歯医者さん

 

 

当院のような顔の施術に特化した接骨院であれば、顔と体の歪みとのバランスをとり、顎の歪みを矯正する事も可能です。

 

 

正しく食事を噛むと、必要のない筋肉が柔らかく少なくなり、表情筋も持ち上がり、顔が痩せてきます。

 

 

エラ痩せも夢ではありません。

 

 

ご自身で治す時は、こちらの方法がおすすめです。

 

 

エラの左右差矯正法やり方

 

 

4.エラが大きい人が今日から行うべき6つの行動

 

エラ張りを予防する為の6か条

 

エラが大きい人に原因は、次の3つになります。

 

 

 

1.成長の過程でエラ骨にくびれがつかなかった事。

 

2.筋量が多い為に、食いしばりや歯ぎしりを行った際に、筋肉が肥大してしまう事。

 

3.姿勢が悪くなり顎が歪み、気道が狭く呼吸が浅くなった為に自律神経に働きが悪くなり、食いしばりやすくなる事。

 

 

 

 

そんな方の今日から行うべき行動が、次の6つです。

 

 

 

  1. 1.姿勢を治す。
  2. 2.顎の歪みを治す。
  3. 3.深呼吸を意識する。
  4. 4.日中歯をくっつけないように注意する。
  5. 5.舌を正しい位置に置く。
  6. 6.食事は良く噛む。

 

 

 

今日から、この6つの癖を意識してみて下さい。

 

エラ張りを治したい方の助けになれば、幸いです。

 

 

【エラのサイズでお困りの方へ、オススメの記事】

 

 

 

 

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エラ張りは咬筋だけほぐしてもだめな理由

エラの張りは咬筋だけほぐしても再度張ってくる【原因の追及】

エラ張りは咬筋だけほぐしてもだめな理由

 

エラの張り、気になりますよね!?

 

 

そんなエラの張りを取るには、咬筋をマッサージするというのは、効果的な手段の一つになります。

 

顔を気にしてマッサージ

 

しかし咬筋だけをマッサージしても、エラ張りは戻ってきてしまいます。

 

ガッカリする女性

 

 

その原因の1つが、歯ぎしりくいしばりです。

 

 

夜間の歯ぎしり・食いしばり

 

 

食いしばりという言葉を聞いた人も多いと思いますが、寝てる間に歯ぎしりや奥歯を強く噛み締めてる行為のことを言います。

 

 

筋肉を過度に使うことによって、筋肉が肥大してしまい、えらが張ってきてしまうのです。

 

 

エラ骨と咬筋の関係性

 

 

では何故、食いしばりや歯ぎしりは起こってしまうのでしょうか?

 

 

今回はその原因を、当院なりに追及していきたいと思います。

 

 

エラ張りと咬筋と記憶の関係性。

 

エラ張りと咬筋と記憶

 

食いしばりが起こって原因の一つに、ストレスがあります。

 

 

ストレスを感じる女性

 

しかも厄介なことに、このストレスというのは記憶されます。

 

脳

 

この記憶を語る上で重要になってくるキーワードには、2種類あります。

 

 

体で覚える記憶脳みそで覚える記憶に分けられます。

 

 

体で覚える記憶と脳みそで覚える記憶。

海馬の図示

 

脳みそで覚える記憶は脳の海馬というところで行われます。

 

 

この脳の海馬というところがない人は、新しい記憶が一切獲得できません。

 

 

はてないっぱいの女性の画像

 

 

例えば、何を食べたかということを覚えられません。

今食事をしていても、20分30分経つともう何を食べたか覚えていない。

 

 

初めて会った人と喋っていて20分30分経つと、あなたは誰ですか?と言った状態になってしまいます。

 

 

このように脳の海馬と言われるところが、記憶の重要な部分となることが分かっています。

 

 

しかしこの海馬がない方も、自転車を漕いだりするなどの、新しいアクティビティを覚えたりする事は出来るのです。

 

 

この記憶の事を手続き記憶といい、いわゆる体で覚える記憶と言ったものになります。

 

 

その一方で新しいことを覚える記憶のことを、陳述記憶といます。

 

 

この陳述記憶と手続き記憶は、歯ぎしりや食いしばりと深く関係していると考えています。

 

 

ストレスと食いしばり、歯ぎしり。

食いしばりと骨格模型

 

色々なことが原因となってくいしばる方がいらっしゃいますが、一つの例を挙げさせていただきます。

 

 

何か精神的、肉体的にストレスが体にかかると、それを免除しようと食いしばる行為を行う方がいらっしゃいます。

 

 

何故かと言いますと、ストレス発散の行為として、筋肉に力を入れてリラックスしようとするからです。

 

 

ストレスと食いしばりとリラックスの相関関係

 

 

一回一回の食いしばりではそれほど体に害はないのですが、元となるストレスが解消されない場合、繰り返して食いしばりの動作をおこしてしまいます。

 

 

すると、ストレスを感じると食いしばり、ストレスを緩和させるという神経回路が構築されるのではないかと考えています。

 

 

そしてもっと厄介なことに、例えばストレスの原因が嫌な同僚や上司だったとします。

 

いやな上司のイメージ画像

 

 

この嫌な同僚が転勤して周りにいなくなれば、食いしばりもなくなるのではないかと思います。

 

 

リストラのイメージ画像

 

 

しかし実は、ストレス緩和のための食いしばりを体が覚えてしまうと、他のストレス、例えば好き食事を食べられないや、思った通りに物事が進まないなど他のストレスにも、食いしばりが反応してしまいます。

 

 

これはストレス-食いしばり回路が、脳内で構築しているからではないかと考えています。

 

 

ストレス食いしばり回路のイメージ画像

 

 

英単語を覚えようとしても覚えられないのに、こういった類のものは忘れられないなんて、割に合いませんよね。

 

 

記憶と神経回路

学習のシナプス電気信号のイメージ画像

 

 

人が何かを記憶するには、神経と神経を電気刺激で繋げるという事になります。

 

 

そして、その為には高頻度神経に刺激を繰り返すということが必要になります。

 

 

繰り返し練習をする空手少年

 

 

この何回も繰り返し刺激を与えるということが、非常に重要になってきます。

 

 

非常に短い間隔で神経に刺激を行うと、大きな反応として神経が覚えるのですが、何回も刺激をしないと大きな刺激となりません。

 

 

なぜなら、神経と神経の境目を変化させるのに不十分な刺激だからです。

 

 

何回も刺激を加えていくと脳細胞の境目のところが変化し、電気が流れやすくなります。

 

これを専門的には、スパインと呼びます。

 

刺激が起こるとスパインが起こり、その回路の分だけ電気が流れやすくなるのです。

 

一度スパインが出来てしまえば、軽い刺激でも電気が伝達されるようになるので、なかなか忘れられなくなります。

 

 

しかし前述したように食いしばりや歯ぎしりにおいては、この忘れられないといったものが、仇になったりもします。

 

 

エラ張りの原因対処法。

 

原因対処

 

筋肉が凝ってしまったら咬筋をほぐすのはもちろんなのですが、この食いしばり、歯ぎしり自体を何とかしなければ、えら張りは良くならないことがあります。

 

 

しかし残念ながら、今のところ科学的にこれが有効だという報告はなされていないようです。

 

 

なので経験的に効果が高いと思われるものを、ご紹介させて頂きます。

 

 

エラ張りと咬筋とマウスピース。

マウスピースの画像

 

 

その方法の一つとして、食いしばりを完了させないというものがあります。

 

 

歯医者さんに聞くと、食いしばり歯ぎしりのある患者さんの歯は削れていることが多く、しかも一つの歯だけではなく、周りの部分の歯も削れていることが多くあるようです。

 

 

これは歯を噛み合わせた時に、とんがってる部分を削る傾向はあるからなだと思われます。

 

 

そして特殊なマウスピースを使い、歯をしっかり噛みこませないようにして、食いしばりを完了させないようにする治療法があります。

 

 

食いしばりが完了しないことにより、くいしばるという行為を脳が忘れて来るのを待つ治療法です 。

 

 

そしてもう一つの治療法が、鍼灸施術を使ったストレス緩和方法です。

 

 

ストレス緩和と東洋医学。

リビジョン鍼灸院で行う美容鍼

 

鍼灸施術は刺激生理術を言い換える事も可能で、体の皮膚に刺激をいれて各内臓の働きを整える事が出来ます。

 

 

ストレスという形のないものも、東洋医学の施術範囲になり、ストレスによる体の変化に対処する事ができます。

 

 

なので鍼灸ではストレスからくる、肩こりや腰痛を緩和する事ができるのです。

 

 

このような治療法を初期のストレス段階において行うと、食いしばりが緩和されることはあります。

 

 

美容鍼を行う場合も、ただお顔に鍼をうつだけでなく、更に奥にある問題を解消する事を目的に行う場合の方が、多いくらいです。

 

 

エラ張りを治す矯正体操

エラ張りを治す矯正体操をご紹介いたします!

 

 

【左エラの大きさを取る矯正体操(その1)】

左エラの大きさを矯正する体操(その1)やり方

 

 

【左エラの大きさを取る矯正体操(その2)】

左エラの大きさを矯正する体操その2やり方

 

 

【左エラの大きさを取る矯正体操(その2)】

左エラの大きさを治す矯正体操その3やり方

 

 

こちらの動画も参考に行ってください! 

 

 

エラ張りには咬筋のマッサージ+α。

 

エラ張りには咬筋マッサージ

 

咬筋の発達が原因でエラ張りになるお悩みには 、マッサージは有効な手段の一つです。

 

 

しかしそれだけでは、良くならないことがあります。

 

 

その原因が、食いしばりや歯ぎしりを、脳や体が記憶するという事。

 

 

ストレスが記憶され、そのストレスを発散する行為である食いしばりを体が覚える。

この繰り返しにより、エラ張りが起こってきます。

 

 

現代医学でこれを完全に攻略できる治療法は、僕の知る限りでは現在のところ見つかっておりません。

 

 

しかし経験上、今回ご紹介した方法を行うと食いしばりが軽くなったと感じている患者さんはいらっしゃいます。

 

とりあえず咬筋の張りだけでもなんとかしたいなという方は、こちらの記事を参考にしてみてください 。

 

 

参考:『咬筋をほぐす時は硬さよりも神経を意識すると上手くいく理由

 

 

エラ張りがあっても健康上特別問題ないですが、やはり見た目が気になる方も多いです。

 

顔が長くエラが張っているイメージ

 

 

さらに強い食いしばりや歯ぎしりは、顎のだるさの原因の1つにもなります。

 

顎と下唇

 

エラ張りや顎のだるさを少しでも良くしたいなと思われる方は、是非今回の記事を参考にして下さい。

 

 

【エラの張りでお困りの方へ、リビジョンがオススメする記事】

 

 

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咬筋をほぐす時は硬さよりも神経が大事

咬筋をほぐす時は硬さよりも神経を意識すると上手くいく理由

咬筋をほぐす時は硬さよりも神経が大事

 

 

エラ張りの方が最初にご自身で出来るエラ張り対策法は、咬筋をほぐす事です。

 

 

顔を気にしてマッサージ

 

 

咬筋をほぐす為にオイルを買ったり、マッサージ器具を買ったりする事も多いと思います。

勿論、その方法も咬筋をほぐす時には効果的になります。

 

 

しかし、筋肉を硬さをとろうと筋肉だけにアプローチを行うよりも、筋肉の神経にアプローチを行った方が咬筋がほぐれる場合があります。

 

 

咬筋の神経のイメージ画像

 

今回は何故、神経にアプローチを行うと良いのか?

そして、そのアプローチのやり方を、ご紹介したいと思います。

 

 

エラ張りに限らず、顎のだるさなどでお困りの方も、是非参考になさって下さい。

 

 

 

1.筋肉は硬いの?緊張しているの?

 

咬筋は硬いのか緊張しているのか

 

肩こりや腰痛でマッサージをしてもらった時に、「硬いですね、凝ってますね」と言われる事があると思います。

 

 

マッサージ中に「凝ってますね~」

 

 

果たして、筋肉が硬いとはどういった状態を示しているのでしょうか?

 

 

 

1-1.筋肉が硬いのメカニズム。

筋肉が硬いと表現される時に、考えられる筋肉の状態は2つあります。

 

 

筋肉が硬い2つの原因

 

  1. 1.筋肉自体が硬い。
  2. 2.筋肉に力が入っている為に硬い。

 

 

筋肉の状態がどちらなのかを見極める事が、咬筋を効果的にほぐす為には必要となってきます。

 

 

それでは、それぞれの特徴についてです。

 

 

1-1-1.筋肉自体が硬い。

筋肉自体の硬さは、筋肉の弾性繊維やコラーゲン繊維の量が決めています。

 

 

生まれつき体が硬い。

 

前屈が硬い女性

 

 

と表現する方の中には、こういった方が多い可能性が高いです。

 

 

この場合は筋肉が容易に硬くなりやすく、筋繊維をほぐすマッサージが効果を発揮します。

 

 

咬筋をほぐす場合は、次のようにおこなってみて下さい。

 

 

咬筋の筋繊維をほぐすマッサージ方法

【やり方】

1.奥歯を軽く食いしばった時の、エラ部分の盛り上がった筋肉の位置を確認する。

奥歯で噛んだ時の咬筋の盛り上がり

 

2.咬筋の筋繊維は、そのほとんどが縦に走っている為、筋繊維を横方向にマッサージを行う。

 

3.指の腹で少しコリコリとした抵抗を感じるように、マッサージを行っていく。

 

 

1-1-2.筋肉に力が入っている為に硬い。

二の腕マッチョな男性の画像

 

 

肘を伸ばしたまま、二の腕の筋肉にグッと力を入れてみて下さい。

 

腕自体は動かなくとも、筋肉が硬くなったのが確認できたと思います。

 

 

これがもう一つの筋肉の硬さで、運動神経伝達による筋緊張と表現する事も出来ます。

 

 

咬筋が硬い方で、このタイプの方の割合は非常に多い印象があります。

 

 

まずは、どういったメカニズムなのかを、ご説明させて頂きます。

 

 

 

1-1-3.筋肉のバランスと筋肉の硬さのメカニズムの解説。

脳から二の腕に指令を出すイメージ画像

 

 

体のどこかを動かそうとすると、筋肉を縮ませます。

この時、筋肉を動かせという指令は脳から出ています。

 

 

その一方で無意識のうちに、筋肉が縮む場合もあります。

 

 

例えば、猫背などの不良姿勢。

顎前首猫背のイメージ

 

 

猫背で頭の位置が悪いと、無意識的に伸ばされる筋肉があります。

 

 

筋肉には、伸びた筋肉は縮ませようとする習性があります。

なので、猫背で伸ばされた筋肉は縮もうとするのですが、実際は頭の位置元に戻す程の力はなく筋肉の距離は変わりません。

 

 

筋肉の長さは変わっていないのに、筋肉は縮ませようと力いれている。

 

 

猫背の方の首の筋肉を触ってみると、やはり硬いです。

 

 

首のマッサージの画像

 

 

これが一般的に、筋肉が硬いといわれている状態です。

 

 

1-1-4.無駄な力が入っている時のマッサージ方法

筋肉の長さが長く、筋肉に力が入っている状態。

この状態の筋肉を柔らかくするのには、歪みを整えなければいけません。

 

 

顎引きは顎の位置が改善する

 

 

歪みがあると、いくらマッサージを行っても再度硬くなってしまいます。

 

 

咬筋をほぐそうとすれば、尚更です。

 

 

顎の歪みを咬筋は、敏感に察知します。

 

 

噛み合わせが少し変わるだけで、筋肉が硬くなってり、柔らかくなったりするにはここに問題があると考えられます。

 

 

なので歪みと整えてから、筋肉へのアプローチ順番が効果的と言えるでしょう。

 

 

顎の歪みの治し方

咬筋が硬い感じる場合、顎の位置が正常よりも奥に位置され動き制限されている事が多いです。

 

ここの部分の調整から行っていきましょう。

 

【やり方】

1.割り箸前から4番目歯の位置に置き、舌先で割り箸を下から押して、割り箸を固定する。

 

2.下の前歯と舌が触れないように、口を開く。

 

3.割り箸を舌先で固定し動かないように意識しながら、下顎を左右前後に動かしていく。

 

4.一連の動作を5回繰り返す。

 

その後に行うマッサージ。

神経伝達の異常により、筋肉が硬くなっている場合のマッサージとしては、ストレッチをメインに行った方法がおすすめです。

 

【やり方】

1.指の腹を使い、頬骨を下から圧迫する。

 

2.ゆっくりを口を開けていく。

 

3.もう片方の指で顎先を固定し、反対側へストレッチをかけていく。

 

4.左右同様に行う。

 

 

2.効率的に咬筋をほぐしたいのであれば、首の筋肉や舌も意識しよう。

 

舌も鍛えよう

 

咬筋を効率的にほぐすには、首の筋肉や舌へのアプローチを行うと良いです。

 

 

何故なら、これらは筋肉を通して繋がっており更に、咬筋のメインの働きである「物をかみ砕き、すりつぶす」動きの際に補助筋として働くからです。

 

 

2-1.胸鎖乳突筋を柔らかくしよう。

首の前側に位置する筋肉で、後ろを振り替える時に盛り上がってくる筋肉です。

 

この筋肉も咬筋同様、筋肉自体が硬いのか、筋肉に力が入っているかでアプローチの仕方が変わります。

 

 

2-1-1.胸鎖乳突筋自体をマッサージしよう。

筋自体が高い場合は以下のようにマッサージを行って下さい。

やり方

1.左右どちらかを向いたら際に盛り上がってくる胸鎖乳突筋を、親指と人差し指で挟む。

 

2.挟んだ圧を維持しながら、上下にマッサージを行う。

 

3.左右同様に行う。

 

2-1-2.首に力が入っている場合の対処法。

咬筋の時と同様に、歪みの矯正から行います。

一番目にする歪みは首猫背です。

 

こちらから治していきましょう。

 

首猫背の治し方

首の可動域を上げ、胸郭といった肋骨周りの骨を動かして、首の位置を整える方法です。

やり方

1.ストレッチポールもしくは大きなタオルを丸めた物を用意する。

 

2.ストレッチポールが背骨に沿うように、仰向けに寝る。

 

3.そのまま腕を内側や外側に捻り、同様に脚も捻る。

 

4.続いて椅子に座り、片方の指先ーを顎先に置く。

 

5.指で顎を押して首が後ろにいくようにアプローチしながら、顎を引く。

 

6.首を前に出す事で指を押すようなイメージで、首を前に動かす。

 

7.5と6を10回繰り返し行う。

 

2-2.舌の鍛え方。

舌の筋肉が衰えると、仰向けになった際に気管を圧迫していびきの原因になってしまう他、下顎の正しい位置が固定出来なくなってしまう為、トレーニングを行うのに越した事はありません。

 

早速、舌を鍛えていきましょう。

 

 

2-2-1.舌出し体操

舌を伸ばしながら筋肉へアプローチする方法になります。

やり方

1.上を向く。

 

2.舌先を尖がらせながら、舌を上に伸ばす。

 

3.その状態から更に、舌先で鼻先を触るように舌を伸ばす。

 

4.この運動を10回繰り返す。

 

3.一言に咬筋をほぐすと言っても、やり方は様々。

 

咬筋をぼぐすやり方は様々

 

今回は、咬筋をほぐす為のマッサージのやり方をご紹介させて頂きました。

 

一言に咬筋をほぐすといってもやり方は様々です。

筋肉自体が硬いのか、それとも歪みの為に筋肉に無駄な力が入っているのか。

 

そして咬筋をほぐす為には、首の筋肉や舌にもアプローチすると、より効果的に咬筋がほぐせるようになります。

 

エラ張りや顎が疲れた、顎がだるいなどの症状でお困りの方は、是非今回の方法を参考に、咬筋をほぐしてあげて下さい。

 

 

【最近、咬筋の張りが気になってきた方へリビジョンおすすめ記事】

 

 

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顎が四角い原因はストレス

顎が四角い顔の施術に美容鍼が選ばれる理由はストレスにあり。

『もう、顎が四角い顔を治すことを、諦めていました。』

 

そんな方に、美容鍼をおすすめするのには理由があります。

 

顎が四角い原因の多くは、エラの筋肉が必要以上に発達している事であり、鍼ならその筋肉を柔らかくすることが出来るからです。

 

また、顎が四角くなる根本の原因である『食いしばり』が、軽くなることが多いからです。

 

詳しく説明していきましょう。

 

 

まず顎が四角い顔の特徴が、次のようになります。

 

 

  1. 1.顎の筋肉の量が多い。
  2. 2.エラの骨の角度が鈍角。
  3. 3.エラの骨が厚い。
  4. 4.顔が垂れている。

 

 

これらの特徴を抑えるには、ある事を行わなければなりません。

 

 

それは顎の歪みを治す事。

下顎骨のズレ・歪み

 

 

そして、その後に必要な事が、筋肉の緊張緩める事。

 

 

顔を気にしてマッサージ

 

 

美容鍼は筋肉の硬さをとるには、うってつけの施術です。

 

 

リビジョン鍼灸院で行う美容鍼

 

 

今回は何故顎の四角い顔、顎の筋肉の緊張を緩める為に、美容鍼が何故良いのかをご紹介したいと思います。

 

 

もう顎の四角い顔を諦めていたという方は、参考になさって下さい。

 

 

 

顎が四角いのは骨が原因でしょ?

 

エラ張りのイメージ画像

 

そういった場合もあります。

 

 

顎が四角く見える原因の骨の部分を、下顎角(かがくかく)といいます。

 

 

下顎角の図示と参考角度

 

男性で、113.3°

女性では、122.2°よりも角度が無くなって90°に近くなるほど、四角い顔になります。

 

 

また、エラの骨が大きいと咬筋粗面(こうきんそめん)と呼ばれる、エラの筋肉がついている部分が大きくなる傾向もあります。

 

 

咬筋粗面

 

 

どういう事かというと、骨が大きいとエラの筋肉も大きくなりやすいという事、、、。

 

 

怒って文句をいう女性

 

 

なので、結果。

骨を治さないといけないと思われるのですが、大丈夫です。

 

 

鍼なら、エラ張りの根本的な原因である『食いしばり』を軽くさせる効果があるからです。

 

 

それでは、美容鍼の効果についてご紹介させて頂きます。

 

 

 

美容鍼で筋肉が緩まるの?

 

美容鍼に限らず、鍼施術は筋肉の緊張を緩める効果が高いです。

 

 

肩こりや腰痛で鍼を受けた事がある方もいらっしゃると思うのですが、症状が軽くなられた方は少なからず筋肉の緊張緩んだ結果だと考えられます。

 

 

 

マッサージじゃダメなの?

ダメではないです。

 

 

ですが、鍼は筋肉の緊張を緩めるだけではなく、他の効果も期待する事が出来るので、顎が四角い方には鍼をおすすめする事が多いです。

 

 

 

何故顔に鍼を刺すの?

 

顔の筋肉のバランスをとって、必要以上にエラの筋肉が硬くならないようにしたいからです。

 

 

 

 

ですよね!

 

 

詳しく説明します。

 

 

 

表情筋(ひょうじょうきん)で咀嚼筋(そしゃくきん)を助けてませんか?

食事を噛む時の筋肉を、咀嚼筋(そしゃくきん)といいます。

 

 

 

  • ・咬筋(こうきん)
  • ・側頭筋(そくとうきん)

 

 

 

【咬筋(こうきん)】

 

横から見た咬筋

 

 

【側頭筋(そくとうきん)】

側頭筋の図示

 

 

 

そのほかに、外側翼突筋(がいそくよくとつきん)という筋肉もあります。

 

 

外側翼突筋

 

 

これら3つの筋肉は、食事のときにあごを左右に動かす働きがあります。

 

 

アゴのシフトと噛み合わせ

 

 

そして、顔にはもう1つ大切な筋肉があります。

 

 

それが、表情筋(ひょうじょうきん)です。

 

 

表情筋の図式

 

表情筋は、笑ったり泣いたりした際に使われる筋肉です。

 

 

まとめると、次のようになります。

 

 

 

  • ・咀嚼筋:アゴを動かす時に使う筋肉
  • ・表情筋:唇や目を動かす時に使う筋肉

 

 

 

ですが、この2つの働きが一緒になってしまうと問題が生じます。

 

 

それが、ほうれい線やゴルゴ線です。

 

 

『食いしばり』に代表されるような、顎関節に負担をかけ続けていると、アゴの動きが悪くなります。

 

 

特に、アゴが片側に動かしづらくなります。

 

 

軽度顎関節の障害による下顎シフトの左右差

 

 

 

すると、本来では使わないはずの表情筋を使って、アゴを動かそうとします。

 

 

ほうれい線やゴルゴ線の真実を説明した画像

 

 

その結果、表情筋に引っ張られて片側のほうれい線が強くなるのです。

 

 

この時に、リビジョン鍼灸接骨院では次の方法で顔を治します。

 

 

 

  • ・骨格矯正をして、アゴが左右に動くようにする。
  • ・美容鍼で、使いすぎている表情筋を弱める。

 

 

 

そうすると、エラの筋肉もバランスがとれるので、過剰な発達がなくなり、四角いアゴが丸くなってきます。

 

 

そして、鍼の本来の目的が次に説明する『ストレス』の施術になります。

 

 

 

美容鍼におけるストレスへの施術とは?

 

一般的な鍼の効果としては、次のものが期待できます。

 

 

 

  1. 1.筋肉の緊張の緩和。
  2. 2.内蔵の不調からくる体調不調の改善。
  3. 3.ストレスの軽減。

 

 

 

まず、鍼は東洋医学をベースとして、体の仕組みを考えています。

 

 

 

  • ・気(き):やる気や元気など、目には見えない体のエネルギー。
  • ・血(けつ):血液。
  • ・津液(しんえき):血液以外の水分で、リンパ液のようなもの。

 

 

 

この3つの物質が体を巡らなくなった結果、体調が悪くなると考えています。

 

 

そして、ストレスはこの3つの流れを悪くする原因の1つです。

 

 

 

鍼灸師はストレスをどう考える?

ストレスをどのように感じるか。

それは個人差があります。

 

 

例えば、後ろから人を驚かすとします。

 

 

後ろから驚かす

 

 

『なんで、脅かすのよ!!』と怒る人もいれば、

怒る女性

 

 

 

いきなり泣き出す方も、いるでしょう。

泣く女性

 

 

東洋医学では、怒る方は『肝(かん)』の働きが悪いと考え、泣く方は『肺(はい)』の働きが悪いと考えます。

 

 

そうなんです。

 

 

一般的には、感情は脳がコントロールしていると考えていることが多いのですが、東洋医学では内臓がコントロールしていると考えているのです。

 

 

五行を説明した画像

 

 

ですが、内臓でストレスをコントロールするにも、限界があります。

 

 

なので、怒りすぎないよう、泣きすぎないように適度にストレスを発散させる事が重要になってきます。

 

 

そのストレス発散の行為の1つが、食いしばりです。

 

 

 

食いしばりはストレスに抵抗する体のSOSだった!

ストレスの多い現代社会では、常になにかのストレスにむしばまれています。

 

 

そのストレスで内臓が壊れないように、ストレスをやわらげなければなりません。

 

 

その時に食いしばると、脳からはβ(ベータ)エンドルフィンというリラックス物質がでます。

 

 

ベータエンドルフィンとリラックス

 

 

すると、ストレスが軽くなりスッキリします。

 

 

なので、食いしばる事は重要なのですが、これはあくまでも一時しのぎです。

 

 

ずっと食いしばっていても、ストレス自体が無くなっているわけではありません。

 

 

加えて、ある問題も出てきます。

 

 

食いしばる事でストレスのコントロールをしてしまう事が癖になると、体が快感を覚えてしまい、ストレスが生じる度に食いしばるようになってしまいます。

 

 

ストレスと食いしばりとリラックスの相関関係

 

 

食いしばり続けると、エラ筋肉を必要以上に動かします。

 

 

つまり、エラが張ってきてしまうのです。

 

 

正面顔のエラ張りの原因

 

 

鍼は、その内臓の力を強くしてストレス弱め、食いしばりを楽にする働きがあるのです。

 

 

これが、四角い顔に美容鍼をオススメする最大の理由なのです!!

 

 

 

【ちょっと番外編】リビジョン鍼灸接骨院の美容鍼。

美容鍼を知っている。

または受けた事がある方はお分かりでしょうが、美容鍼というと、顔に針を刺すイメージが強いと思います。

 

 

リビジョン鍼灸院で行う美容鍼

 

 

実は、顔に針を刺しても、顔やアゴの四角い輪郭が変わるわけではありません!!

 

 

先程も説明したように、顔が四角くなる原因は、『ストレスからくる食いしばりによって、エラの筋肉が過剰に大きくなる事』にあります。

 

 

確かに、エラの部分に針をさすとエラの筋肉は柔らかくなります。

 

 

なので、一時的にはほぐれて小さくなった感じもするのですが、効果が持続しません。

 

 

エラを小さくするには、『食いしばってしまう体質』自体を治す必要があります。

 

 

 

  • ・食いしばりやすい体質なのか。
  • ・肩がこりやすい体質なのか。
  • ・便秘しやすい体質なのか。

 

 

 

その人の体質を見分ける事を、東洋医学では『証(しょう)を立てる』といいます。

 

 

リビジョン鍼灸接骨院では、その証(しょう)に合ったツボに針を刺すことで、体質を改善させて、食いしばりを治すことを目的に美容鍼を行っています。

 

 

なので、顔が小さくなるする事を目的に、顔に針を刺すわけではないのです!

 

 

しかし、実際には当院でも顔に針は刺します。

 

 

「さっき、顔に針をさしても、顔は小さくならないって言ったじゃん!」

 

 

 

実は、顔に針を刺す目的は、表情筋の調節を行いたいからです。

 

 

 

表情筋の調節に美容鍼のすすめ

例えば、笑う時にこのような顔になる方がいたとします。

 

 

体表から分かる顔の歪み

 

 

この方は、顔の右側の筋肉を過剰に使っていて、左側の筋肉が弱いです。

 

 

ここで、表情筋の位置を確認してみましょう。

 

 

表情筋の図式

 

 

筋肉は使い続けると強くなり、使わないと弱くなる傾向があります。

 

 

なので口角の位置を中心として、唇が歪んできてしまいます。

 

 

針は筋肉の緊張をとる効果があります。

 

 

なので、過度に使いすぎている筋肉に刺すことで、口角の位置が整ってきます。

 

 

口角の位置が整うと、顔の歪みが整ってきます。

 

 

なので、顔に針をさすことが多いです。

 

 

 

まとめ

 

顎が四角い顔に、美容鍼がおすすめな理由。

過度なストレスから食いしばりをやわらげ、エラの筋肉の柔らかくする事で、根本からエラを小さくし、四角い顔の角がとれるから。

この過度なストレスの対処が出来るという事が、マッサージではなく鍼がおすすめな理由となります。

 

 

自分では原因が分からないけど、常に肩こりを感じていたり、朝起きた時に顎のだるさを感じる方は、知らず知らずのうちにストレスがたまっているのかも知れません。

 

 

それを和らげるには、日本スタイルの美容鍼がおすすめです。

 

 

顎や首回りの筋肉の張りが緩和すれば、四角い輪郭の 角がなくなる可能性は多いに期待できます。

 

 

顎が四角くて困っている方は、参考になさって下さい。

 

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ジャガイモと包丁

じゃがいも顔はセルフ小顔矯正で調理する【3分クッキング】

ジャガイモと包丁

 

 

じゃがいも顔が嫌だったら、自分で調理しちゃえばいい!!

 

 

じゃがいもみたいな顔を治す時に必要な道具は、次の3つになります。

 

 

 

  1. 1.指
  2. 2.根気
  3. 3.レシピ(今回の記事)

 

 

 

この3つの道具が揃ったならいよいよ調理の始まりです。

 

いでよ、じゃがいも顔治しの鉄人!

 

 

 

じゃがいも顔とは?

 

じゃがいも顔とは一体

 

 

一体なにを持って、じゃがいも顔と定義しているのでしょうか?

 

 

芸能人の方で、じゃがいもみたいな顔をしている方を思い出してみてください。

 

 

すると、以下のような特徴が思い浮かびます。

 

 

 

【じゃがいも顔の特徴】

 

じゃがいも顔6つの特徴

 

  1. 1.頬骨が出っ張っている。
  2. 2.エラが張っている。
  3. 3.おでこが出っ張ってる、広い。
  4. 4.にきび肌
  5. 5.輪郭が四角い
  6. 6.笑うと頬肉が盛り上がる

 

 

やはりじゃがいもとだけあって、ごつごつした特徴のある顔になると、じゃがいもみたいな顔に見られる事が多いみたいです。

 

 

 

じゃがいも顔の原因

 

じゃがいも顔のそれぞれの特徴についての、その原因を探っていきましょう。

 

 

頬骨やエラの骨が出っ張ってみられやすい原因

  1. 1.骨自体が厚い。
  2. 2.骨のカーブが緩い。
  3. 3.顔が歪み1部分だけ出っ張る。

 

 

 

例えばメジャーで、小鼻の横から耳の前までの距離を測ってみてください。

 

 

身長によりますが、その長さが次の数値以上だと骨が出っ張って見られやすくなります。

 

 

頬骨が出っ張って見られやすい距離の目安

 

 

  1. 1.身長160cm以下→10.0cm
  2. 2.身長165cm以下→10.5cm
  3. 3.身長170cm以下→11.0cm
  4. 4.身長175cm以下→11.5cm
  5. 5.身長180cm以下→12.0cm

 

 

 

おでこが出っ張っている、広い原因

男性のおでこ

 

 

これは生まれつきの場合が多いです。

 

 

頭の形は脳みその形に依存すると言われていますので、おでこのひろい人は頭が良いと思われるくらいです。

 

 

脳みその前側(前頭葉)が発達しているのかもしれません。

 

 

 

にきび肌の原因

ニキビ跡のクレーター

 

 

先天的ににきびの出来やすい方や、思春期を除けば、そのほとんどは食生活やストレス、生活習慣の乱れが原因で起こる人が多いです。

 

 

間違えた処置を行うと、肌がでこぼこになるので注意して下さい。

 

 

 

輪郭が四角く見られる原因

下顎枝が短い

 

 

エラと頬骨が張っていて、下顎枝を呼ばれる部分が短いと、輪郭が四角く見られる傾向にあります。

 

 

 

笑うと頬肉が盛り上がる

大頬筋によるメーラーファットの持ち上がり

 

 

どんな方でも笑うと頬のお肉が盛り上がります。

 

 

皮下脂肪が持ち上がるイメージ

 

 

これは、笑う時に使われる表情筋(ひょうじょうきん)の働きによっておこる結果です。

 

 

笑う際につかう筋肉

 

 

頬骨の高い方や、頬のお肉が多い方は盛り上がりが強くなる傾向があります。

 

 

これも、顔がごつごつして見られる原因の1つです。

 

 

また、ここの脂肪の難点が落ちづらい事です。

 

 

普通にダイエットをしても落ちる方と落ちない方に分かれるばかりか、間違えた方法を行ってしまうと次の問題が生じてきます。

 

 

頬骨部分は盛り上がり、頬はこける。

 

 

段差がつく為に、写真にうつった際に影が出る事もあります。

 

 

頬下の影

 

 

2~3月で体重を10kg以上落とすような激しいダイエットを行うと、このようなケースがおこります。

 

 

体重を落とす際には、気を付けて下さい。

 

 

 

セルフ小顔矯正のやり方

 

どうやらじゃがいも顔は、以下の部分にアプローチしていけば良いという事が分かってきました。

 

 

  • ・エラ
  • ・頬骨
  • ・おでこ
  • ・輪郭
  • ・肌質

 

 

ではさっそくセルフ小顔矯正を行って、じゃがいも顔を矯正していきましょう。

 

 

今回はマッサージをしながら頬骨とエラ張りに同時にアプローチしていく方法をお伝えします。

 

 

 

  1. 工程①:頬骨ほぐし法
  2. 工程②:口内ほぐし顎矯正法
  3. 工程③:エラほぐし頬骨圧迫法

 

 

 

それぞれ個々のエラ張りや頬骨に出っ張りの矯正方法を知りたい方は、こちらを参考に矯正してみて下さい。

 

 

参照:『エラが張ってきたと感じる方へ、エラの抑え方の秘密教えます。

 

参照:『顔幅が広いコンプレックスを自分で解決したい!【頬骨への3つのアプローチのやり方】

 

 

 

工程①:頬骨ほぐし法(1分)

頬骨の歪みをほぐして、柔らかくさせましょう。

 

【やり方】

 

①4本の指で小鼻の際を圧迫固定する。

 

②もう片方の指で頬骨を掴む。

 

③息を吐きながら頬骨を外側に引っ張る。

 

④5呼吸分、左右行って下さい。

 

 

 

工程②:口内ほぐし顎矯正法(1分)

口の中にある、下顎を支えている筋肉をほぐして顎を矯正させよう。

 

【やり方】

 

①お風呂などで行って下さい。

 

②小指を上の歯に沿わせながら、奥に移動させてください。

 

③小指がぶつかったら口を開け、更に奥にいれてください。

 

④奥にあるすこし柔らかい筋肉を、小指で優しくほぐしてください。

 

⑤左右行ってください。

 

⑥舌でボタンを押すように舌の体操を行ってください。

 

 

 

工程③:エラほぐし頬骨圧迫法(1分)

頬骨をほぐし顎を口の中から矯正したら、エラと頬骨を圧迫してきます。

 

【やり方】

 

①握りこぶしを作ってください。

 

②人差し指と中指の間を使い、フェイスラインを持ち上げてください。

 

③そのまま耳の前までいったら、頬骨にパンチをするようにこぶしを当ててください。

 

④こぶしで少し圧迫したまま、口の開け閉めを行ってください。

 

 

 

じゃがいも顔を矯正するポイントのまとめ

 

【じゃがいもみたいな顔に見られる原因】

 

  1. ①エラや頬骨が大きさ問題
  2. ②おでこの出っ張りの問題
  3. ③肌の問題
  4. ④輪郭の問題

 

 

 

【矯正をおこなうポイント】

 

  1. ①頬骨をほぐす
  2. ②下顎を矯正する
  3. ③頬骨をエラを圧迫する

 

 

 

最初からただ骨を圧迫しただけでは顔は小さくなりづらいです。

 

 

しっかり原因に対して処置して圧迫法をおこなえば、今日から皆さまも立派なシェフ(小顔矯正師)です。

 

 

顔は気にはなるけど、なにから始めたらよいかわからない方は、是非参考にしてみてください。

 

 

【顔の輪郭が気になる方へリビジョンおすすめ記事】

 

 

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エラの抑え方の秘密教えます

エラが張ってきたと感じる方へ、エラの抑え方の秘密教えます。

エラの抑え方の秘密教えます

 

 

最近エラが張ってきたと感じる方限定!

簡単に、そして効果的に、エラ張りを抑える方法の秘密をお伝えします。

 

 

昔はエラなんて張っていなかったのに、最近になってエラが張ってきたなんて事はあるのでしょうか?

 

 

実は、その可能性はあります。

また、そのようなお悩みでご相談にこられる方も多いです。

 

 

なぜエラが張ってきたと感じるのでしょうか?

 

 

その原因は、筋肉の過剰緊張。

そして、エラの骨の変形にあります。

 

 

この2つの原因に対して処置を施していくと、エラが張ってきたと感じなくなります。

 

 

では早速、エラが張ってきた秘密を解いていきましょう。

 

 

 

エラが張ってくる事はあるの?

エラは張ってくるのか疑問

 

冒頭にも出てきましたが、エラが大人になってから出っ張ってくる事はあります。

 

 

その原因は、エラの筋肉の過緊張と、それによるエラの骨の変形です。

 

 

これらの原因解明から初めていきましょう。

 

 

 

原因1.エラの筋肉の過緊張

咬筋の付着部位

 

過緊張とは、必要以上に筋肉が固い事をいいます。

 

 

例えば、エラの筋肉の場合。

普段からある程度は固くなっていないといけません。

 

 

なぜならエラの筋肉に少しも力が入っていない状態ですと、常に口が開いた姿勢になってしまうからです。

 

口を開けてポカーン

 

口を閉める為にはある程度エラの筋肉は固くなっていなければならないのですが、ある条件が揃うと、筋肉に過剰に力が入るようになり筋肉がガチガチに固まってしまいます。

 

 

 

エラの筋肉に過剰に力がはいる条件

エラの筋肉が使われすぎてしまう原因には、以下のものがあります。

 

 

 

  1. 1.アゴのずれ
  2. 2.かみ合わせ
  3. 3.呼吸
  4. 4.睡眠

 

 

 

①アゴのずれ

顎のずれのモデル

 

骨格にずれがあると、そのずれを治そうと無理に力がはいります。

 

 

 

②かみ合わせが悪い

顎を曲げて噛み合わせるイメージ

 

普段リラックスをしている時には、上下の歯は触れ合っていない状態が理想とされています。

 

 

しかし、リラックス出来ずに奥歯をかみ合わせて生活している方がいらっしゃいます。

 

 

この時にかみ合わせが悪いと、力が入りやすくなります。

 

 

③呼吸が浅い

 

呼吸は自律神経を司っています。

 

 

呼吸が浅くなると交感神経が優位になり、気が付くと力が入っている事が多いです。

 

 

④睡眠が浅い

不眠のイメージ

 

睡眠が浅いと夢を見やすくなります。

 

その時にエラの筋肉活動を計測してみると、やはり興奮状態にある事が多いみたいです。

 

 

 

原因2.エラの骨の変形

食いしばりと骨格模型

 

エラの筋肉が必要以上に固くなると、食いしばりやすくなります。

 

 

筋肉は起始と停止(筋肉のくっついているところ)の距離が短いと、力がはいりやすくなります。

 

 

筋肉と骨の関係性

 

 

食いしばると筋肉の距離が短くなるので筋肉に力が入りやすくなり、その時エラの骨にかかる圧力が増大します。

 

 

するとエラが段々変形してきてエラ先の部分が、とんがってきます。

 

 

 

  1. 1.筋肉に過剰に力がはいる事にとる筋肥大
  2. 2.咬む圧力があがる事による骨の変形

 

 

 

これらが昔と比べてエラが張ってきたと感じる原因になります。

 

 

 

エラの張りの抑え方

 

エラが抑えられてうれしい

 

 

次の方法でエラの張りの成長を抑えていきましょう。

 

 

1.あごのずれを矯正

顎のゆがみ

 

【やり方】

①指にガーゼを巻き、両方の人差し指を下の歯の4番目に当てる。

 

②親指を顎先の下に沿わせる。

 

③人差し指を軽く咬み親指で顎先をひっかけて軽く
 上に上げる。

 

④5秒保持。

 

⑤両手の平を顔を挟む。

 

⑥手で顔を支えあごが左右にずれないようにして、舌を前に突き出す。

 

⑦15回行う。

 

 

 

2.咬みあわせを治す

レントゲンと歯医者さん

 

歯医者さんで歯を診てもらいましょう。

こちらを参考にしてください。

 

参照:『噛み合わせが悪いと顔が歪むの?歯科医師が教える本当のところ

 

 

 

3.呼吸を深くする

スマホと深呼吸

 

深呼吸を意識しておこなうと良いのですが、猫背など姿勢が悪くなると、肋骨の動きが悪くなります。

 

 

肋骨の動きに制限があると呼吸が浅くなり、口呼吸に繋がります。

 

 

口呼吸

 

 

口呼吸は食いしばりの原因の1つです。

 

 

そんなときは、背骨の体操を行ってみて下さい。

 

 

肋骨が動いて、呼吸がしやすくなります。

 

 

【やり方】

①仰向けに寝て両ひざを立てて下さい。

 

②骨盤から順番に腰、背中、肩甲骨を床から離していって下さい。

その際に呼吸をしっかり吐く事を忘れないで下さい。

 

③次は反対に肩甲骨から順番に背中、腰、骨盤と床に着けていって下さい。

この時も息を吐いて下さい。

 

④この1連の動きを3セット行って下さい。

 

 

 

4.睡眠を深くする

睡眠と肌の関係性

 

睡眠を深くするには、規則正しい生活を心がけると共に、百会(ひゃくえ)というツボを指圧してみてください。

 

 

また、失眠(しつみん)や湧泉(ゆうせん)というツボへのお灸もおすすめです。

 

 

ツボ不眠

 

 

その他には章門(しょうもん)や気海(きかい)というツボもあります。

 

 

章門穴:

指先を下唇に当て肘を側胸部に着けた時に肘先が
当たるところ。

 

 

気海穴:

お臍から人差し指から薬指までの横幅分下のところ。

 

 

 

エラが張ってきたと感じたら行う事まとめ

 

エラは無くせる

 

 

最初にチェックする事:

  1. 1、あごのずれ、特にエラの高さに左右差はないか。
  2. 2、日中に奥歯を噛み締めていないか。
  3. 3、猫背になって呼吸が浅くなっていないか。
  4. 4、夜寝られなくなり昼間にうとうとしていないか。

 

 

 

行うべき事:

  1. 1、あごのずれの矯正
  2. 2、歯医者さんへ通院
  3. 3、背骨の体操
  4. 4、規則正しい生活とお灸

 

 

エラが気になってきたのにも関わらず、なにも対処をしなかった場合。

頬がこけて、写真を撮った時に影が出来ることがあります。

 

頬下の影

 

 

よほど、小顔の方であれば気にならないかもしれませんが、老けてみられてしまう事もあるので注意が必要です。

 

 

だんだんと顔が四角くなってきたと感じた方は、今回の体操を是非試してみてください。

 

シャープな輪郭が戻ってくるはずです。

 

 

エラ張りでお困りの方は、参考にしてみて下さい。

 

 

【エラ張りをどうしても治したい方へリビジョンおすすめ記事】

 

 

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エラを治す時に結果が変わる自分で行うマッサージ3つのコツ

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    • ・顔が大きい。
    • ・顔が角ばってる。
    • ・朝起きたときにアゴがだるい。
    • ・口が開けづらい。
    • ・エラが凝る。

 

 

こんなお悩みをお持ちの方へ、自分でエラを治すマッサージをご紹介いたします。

 

 

なぜ、エラ張りにマッサージが効果的なのでしょうか?

 

 

それは、『エラをほぐして血行をよくする事で、エラの筋肉の緊張がなくなり、張りがなくなってくるから』です。

 

 

しかし、マッサージをするにも、やり方を間違えてしまうと効果的に筋肉をほぐすことが出来ません。

 

 

なので、やり方をご紹介する前に、最低限抑えておきたいポイントが3つあります。

1.エラの張りを無くすには、筋肉をマッサージする方向が大事!

エラの筋肉を横にマッサージするか、縦にマッサージするかで効果が変わるんです!

張りをとるには、横にマッサージすることが大事です!

 

2.筋肉だけでなく、顔の皮膚や筋膜をほぐさなければエラがとれない。

エラを柔らかくしようとマッサージすると、どうしてもゴリゴリ筋肉をほぐしがちです。

しかし、それでは不十分。

筋肉の上にある皮膚や筋膜のねじれと一緒にとると、エラ表面の張りがとれてきます。

 

3.エラ張りの根本原因である『アゴの歪み』から治すと更に効果が高い!

エラが大きくなってしまう原因は、アゴの歪みにあります。

骨格の歪みを治すことで、エラ張りを根本から治すことが出来ます。

 

後程、詳しいマッサージのやり方をご紹介いたしますが、その前に、早くやり方を知りたい方に向けて、簡単なマッサージのやり方をご紹介いたします。

 

 

エラを治すマッサージのやり方

【やり方】

1.握りこぶしを作る。

 

2.指の第2関節の背中を、筋肉に当てる。

 

3.筋肉の芯がほぐれるように、前後方向にマッサージする。

 

これだけでも、エラ張りに対しては効果はあるのですが、小顔矯正のプロの視点から見ると、やはり物足りないです。

 

 

出来ればちゃんとしたマッサージのやり方を、覚えて頂きたいです。

 

 

しかし、その前に、大事なポイントがあります。

 

 

それは、『筋肉や骨格について勉強する事!!

 

 

マッサージは、筋肉のどこ部分を押すので効果が変わってきます。

 

 

正しい筋肉や骨格の位置を覚える事で、プロのように、自分でも正しく筋肉にアプローチする事が出来ます。

 

 

 

少し大変ですが、頑張ってついてきて下さい。

 

 

それでは、早速はじめていきましょう!!

 

 

 

エラを治すのって自分で出来るのかな?

 

「エラを治したかったら、小顔矯正に通わないと行けないのかな?」

 

 

この記事を見るまで、そんな風に思っていませんでしたか?

 

 

小顔矯正に通わなければエラが治らない。

そんな事は、ありませんよ。

 

 

確かに、骨格の歪みがひどい場合は小顔矯正の先生に頼んでしまったほうが、早く治ります。

 

 

ですが、へたくそな先生に担当される位だったら、コツさえつかめば自分で治してしまったほうが良いです。

 

 

「じゃあ、YOUTUBEや雑誌で勉強しよう!」

「どうやら、やり方を見るとエラを治す時には、筋肉を押している事が多いみたいだぞ!」

 

 

押すのか揉むのか?

 

 

それも大切なポイントの1つです。

 

 

正解は、筋肉は押す。

皮膚や筋膜は、伸ばすです。

 

 

ここから、若干ややこしくなってきますよ。

 

 

用意はいいですか?

 

 

 

エラを治す時に結果が変わるマッサージのやり方。

 

最初に、エラを治すマッサージのポイントを、まとめておきます。

 

 

 

  1. ①筋繊維に対して横方向にマッサージを行うと、筋肉がほぐれる。
  2. ②筋繊維に対して平行へストレッチは血流改善効果が高い。
  3. ③骨格を治すマッサージは、エラ張りを元から治す!

 

 

 

この3つになります。

 

 

 

①筋繊維に対して横方向にマッサージを行う効果

最初に筋肉の特徴を学んでいきましょう。

 

 

まず、筋肉は骨と骨を繋いでいます。

 

 

筋肉と骨の関係性

 

 

そして、筋肉に力をいれた時には距離が縮み、骨を近づけます。

 

 

筋肉の距離関係

 

 

どの方向へ骨を近づけるか。

 

 

それは、筋肉にはに走行(そうこう)によって変わります。

 

 

例えば、今回マッサージする筋肉を、咬筋(こうきん)というのですが、この筋肉は次のような筋肉の走行をしています。

 

 

咬筋の走行

 

 

咬筋は食事の際に、たべものを奥歯で噛み砕き小さし、食べやすくする時に使われる筋肉です。

 

 

頬骨からエラの咬筋粗面(こうきんそめん)と呼ばれる部分にかけて、繋がっている筋肉です。

 

 

咬筋粗面

 

 

なので、食事中に食べ物を奥歯で噛もうとした際には、エラに力がはいり縮まり、口が締まるようになります。

 

 

豆腐を必要以上の力で噛む頭蓋骨

 

 

エラ張りの原因の多くは、このエラの筋肉。

咬筋(こうきん)が発達し過ぎる事にあります。

 

 

正面顔のエラ張りの原因

 

 

咬筋は縦に走っている筋肉なので、マッサージするときは横方向に刺激を入れると効果が高いです。

 

 

一般的に、筋肉の走行に対して横方向にマッサージを行うと、以下のような効果が期待できます。

 

 

 

  1. 1.筋線維の癒着を防ぐ。
  2. 2.線維が正しい位置に戻るのを助ける。
  3. 3.正常な感覚が戻る。
  4. 4.痛みを和らげる。
  5. 5.筋肉を柔らかくする。

 

 

 

なので、エラの筋肉を横方向にマッサージした際は、次の効果があります。

 

 

筋肉を前後にマッサージした際の期待できる効果

 

  • ・筋肉が柔らかくなって、顎の力を抜きやすくなり、筋肉が大きくなる事を防ぎます。
  • ・無駄な力が抜けた分、サイズダウンにも繋がります。
  • ・食いしばりで筋肉に力が入りすぎて、痛みがでた場合にも、痛みの軽減に効果的です。

 

 

これに対して、筋肉の走行に対して平行にマッサージを行う場合もあります。

 

 

 

②筋繊維に対して、平行にマッサージやストレッチを行う効果

筋肉の線維に対して平行にマッサージやストレッチは、筋肉を使いづらくさせます。

 

 

『よく分からないけれど、筋肉が使いづらい状態って悪いんじゃないの?』

疑問

 

 

そう思う方もいらっしゃると思うので、『肩こり』を例に、簡単に説明いたします。

 

 

 

肩こりと筋肉のこりについて

肩こりの原因にも色々ありますが、大きな原因の1つに【筋肉のこり】があります。

 

 

筋肉のこりの原因は、血流やリンパの流れが悪くなった結果、肩の一部分がむくむ事にあります。

 

 

では、なぜむくむのでしょうか?

 

 

それは、筋肉が伸び縮みしなくなったからです。

 

 

筋肉の動きを、復習してみましょう。

 

 

筋肉の距離関係

 

 

特別な場合を除いて、筋肉に力をいれると、筋肉は縮みます。

 

 

そして、力を抜くと筋肉が元の長さに戻ります。

 

 

この筋肉の伸び縮みの性質を利用して、血流やリンパは流れが良くなります。

 

 

しかし、肩こりの方は、肩の筋肉から力を抜く事が出来ないため、血液の流れや、リンパの流れが悪くなります。

 

 

筋肉が緊張する事による血流障害

 

 

縮み固まった筋肉は、血流を悪くします。

 

 

なので、血流を良くさせる必要があります。

 

 

この縮んでいる筋肉を伸ばすと、筋肉が伸ばられて緊張がとれます。

 

 

すると、血流が良くなってきます。

 

 

加えて、ストレッチを行った後は筋肉が伸ばされた状態を記憶するので、縮みにくくなります。

 

 

つまり、ストレッチのあとは、体が柔らかくなるのです。

 

 

これが、筋肉を真っ直ぐ伸ばすマッサージや、ストレッチの目的になります。

 

 

首のストレッチ

 

 

顔の場合。

どこに行うかというと、皮膚や筋膜といった筋肉の上にある、薄い部分になります。

 

 

このマッサージの方法で特徴的な事が、即効性があるというところです。

 

 

筋肉の走行に対して水平にマッサージを行うと、次の効果が期待できます。

 

 

 

  1. 1.関節の動く範囲が広がる。
  2. 2.リンパの流れが良くなる。
  3. 3.血行を良くする。

 

 

 

この方法をエラに筋肉に対して行うと、以下のような効果があります。

 

 

 

  • ・口角の左右差が少なくなる。
  • ・しわやほうれい線が薄くなる。
  • ・顔の歪みがとれる。

 

 

 

なので横方向にマッサージを行う時と比べると、『コリ』よりも『血行やリンパの流れ』が悪くなったことでむくんだ場合や、たるみが原因でエラが大きくなった際に行うと効果が高い方法になります。

 

 

50代の肌のたるみ

 

 

 

③歪みを整えるマッサージの効果。

エラの筋肉が必要以上に張ってしまうと、顔が四角くなってきます。

 

 

筋肉が大きくなる原因は、アゴの筋トレになります。

 

 

「アゴなんて鍛えてないわよ!」

 

 

確かに、ジムで行うトレーニングのように意識的には鍛えてはいません。

 

 

ですが、エラ張りの方の多くは、無意識の内にエラのトレーニングを行っています。

 

 

それが、食いしばりです。

食いしばりのイメージ画像

 

 

食いしばりの原因のほとんどは、ストレスです。

そして、ストレスに加えてアゴの歪みはあった場合、エラは簡単に張ってきます。

 

 

なので、ストレスとアゴの歪みを治すと、エラが小さくなってくるのです。

 

 

ストレスを自分で軽くするには、深呼吸をオススメします。

 

 

特に、鼻呼吸を行ってみて下さい。

 

 

【食いしばり予防!鼻呼吸のやり方】

食いしばり予防鼻呼吸のやり方

 

【やり方】

1.片方の鼻を親指で抑えて、息を吸う。

 

2.息を吸いきったら3秒ほど息を止める。

 

3.抑える鼻を反対側に変えて、息を吐く。

 

4.一連の動作を抑える鼻を変えて、左右3セットずつ行う。

 

 

 

そしてもう1つの原因である、アゴの歪みも治していきましょう。

 

 

 

アゴの歪みの治し方(口が左に曲がって開く場合)

アゴのゆがみの矯正方法(あご押し版)

 

【やり方】

1.口を開けた時に、左右どちらに口が開くか確認する。

 

2.左の耳の下、アゴの付け根を親指で軽く前に押す。

 

3.口が真っ直ぐに開くように意識しながら、口の開け閉めを10回繰り返す。

 

 

 

エラの筋肉の特性を知れば効果が変わる!

 

エラの筋肉を自分で治すなら、まずはマッサージのやり方から覚えましょう!

 

 

大切な事は、エラの筋肉をどの方向へマッサージすれば良いかです。

 

 

一番簡単にエラの張りを治すなら、筋肉に対して横方向にマッサージを行いましょう。

 

 

もっと元からエラ張りを治すなら、筋肉に平行へマッサージやストレッチを行いましょう。

筋膜や皮膚のねじれもとれて、シワやほうれい線の予防にも繋がります。

 

 

更に骨格へアプローチしてあげると、再びエラが張ってこなくなります。

 

 

今回学んだ筋肉の特長を思い出しながら、エラ張りを改善してあげて下さい。

 

 

エラでお困りの方の助けになっていれば、幸いです。

 

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エラの原因は筋肉か骨か

エラ張りは骨格と筋肉どっちが原因?【簡単に出来るエラ張りの原因分析方法】

エラの原因は筋肉か骨か

 

小顔矯正を行う際に最も治しやすく効果も出やすい部分は、エラです。

 

 

その理由は、エラの筋肉にあります。

 

 

横から見た咬筋

 

 

エラには咬筋という筋肉があり、この筋肉が大きくなってエラ張りになっている場合が多いのです。

 

 

そして筋肉を痩せて小さくみせる事は、骨が原因でエラが張っている場合よりも簡単に矯正する事が出来ます。

 

 

つまり、こういう事が言えます。

 

 

頬骨や鼻などと比べるとエラには筋肉が豊富あり、その筋肉を痩せさせる事は骨を小さくする事よりも容易である。

 

 

これが、エラ張りを治しやすい理由です。

 

 

しかし後述していきますが、骨が張っていてエラが大きくなっている事も勿論あります。

 

 

この場合、自分のエラ張りが筋肉が原因なのか、骨格が原因なのかを見極めたいところなのですが、体表からその原因を見極める事は難しいんです。

 

 

ですが、ある程度の予測をたてる事は可能です!

 

 

そして、骨格が原因でもエラ張りになっている場合でも、共通してエラ張りを治すポイントがあります。

 

 

それは、食いしばりを治す事!!

 

 

なので今回は、エラ張りの原因が骨格なのか、筋肉なのかと調べ、そして自分で出来るエラ張り矯正のやり方をご紹介いたします。

 

 

最近、エラが張ってきたなとお悩みの方は参考にしてみて下さい。

 

 

エラ張りは骨格と筋肉のどちらが原因になるんだろう?

 

エラ張りに長年悩まされている。

 

 

なんで、エラが張っているんだろう?

 

 

エラ張りは骨格が原因?

それとも筋肉が原因?

 

 

色々調べてみると、ある記事ではエラ張りの原因は骨格といっているし、他の記事では筋肉が原因ですと書いてある。

 

 

私のエラ張りは骨格なの筋肉なの?

 

 

なんかの目安でもいいから、分かる方法を教えて!!

 

 

エラ張りの骨格とエラ張りの筋肉の特徴

 

エラ張りの原因は、骨格なのか、筋肉なのか?

 

 

結果から申しますと、その両方が原因になっている事が多いです。

 

 

ただ、どっちの比率が大きいのかはある程度あります。

 

 

エラ張りが骨格からくる場合も筋肉からくる場合も、顎にかかる力が強いという特徴があります。

 

 

例えば、小さい頃からエラが張っていて、しかもそのエラ張りが骨格からきている場合。

 

 

エラの骨が大きく筋肉が付着する咬筋粗面(こうきんそめん)というがしっかりしていている事が多いです。

 

 

そしてその場合、噛む力が相対的に強くなります。

 

 

咬筋粗面

 

 

すると顎の筋肉に余計な力がはいり、顎の筋肉が発達してエラ張りになります。

 

 

奥歯で噛んだ時の咬筋の盛り上がり

 

 

なので、エラ張りが骨格からくる場合は付随して、筋肉のエラ張りにもなりやすいんです。

 

 

これは困りましたね。

 

 

では、まずご自身のエラ張りが骨格からなのか、筋肉からなのかを簡単に調べる方法から、お伝えいたします。

 

 

 

エラ張り分析法【簡易版】

エラの大きさには男女差や身長差があります。

 

 

一般的には、男性の方が女性よりもエラ張りになりやすいですし、身長の高い方が身長の低い方よりもエラ張りになり易いです。

 

 

ご用意して頂くものはメジャー!

 

 

そのメジャーで、右のエラの骨の内側から左にエラの骨の内側の距離を測って下さい。

 

 

エラ張り 骨格

 

 

この時に、男性の場合は、喉ぼとけが邪魔になるのでアッカンベーをして頂いて、舌先で鼻の頭を触るような感じで舌先を上に持ち上げて下さい。

 

 

喉が上にあがって、図り易くなります。

 

 

いかがですか?

何cmでしたか?

 

 

次がエラ張り骨格の目安になります。

 

 

【男性】

身長:

170cm以下 平均 11cm

170cm以上 平均 11.5cm

 

 

【女性】 

身長:

165cm以上 平均 10.5cm

165cm以下 平均 10cm

 

 

 

平均よりも大きかったですか?

小さかったですか?

 

 

顔をメジャーで測った時には、0.5cmの違いで印象が違って見えるので、誰かに測ってもらうと正確に測る事が出来ます。

 

 

この平均値よりも距離が長いと、エラ張りが骨格からくるものの可能性が高いです。

 

 

その他には下顎角(かがくかく)の角度を調べる事で、エラ張りがどうかを判断する方法もあります。

 

 

下顎角と下顎水平角

 

 

一方で、平均値よりも小さいのにエラが張っている場合は、筋肉が原因の事が多いです。

 

 

肥大化した咬筋

 

 

ただ来院された患者さまのエラを調べる時は、先ほどの計測値に加えて、以下のポイントもチェックし複合的に調べていきます。

 

 

  • ●頬骨からエラまでの入斜角
  • ●顎先の骨の大きさ
  • ●顎先からエラまでの距離
  • ●顎先からエラにかけての入斜角
  • ●顎以外の骨とのバランス
  • ●骨自体の太さ

 

 

絶対的な計測ではないので、一概にはいえませんが、簡単な判断資料にはなりますので試してみて下さい。

 

 

これは経験則ですが、正面から顔を見た時にエラが張っているなという感じがいう方は、筋肉の張りをとる事でエラ張りが良くなる事が多いです。

 

 

正面顔のエラ張りの原因

 

 

顔のバランスを整えてエラ張りを解消しよう!

 

では、両エラ間の距離が平均と比べて広いのか、狭いのか調べ終わったらこちらの体操を行ってみてください。

 

 

骨か筋肉。

どちらが原因でも筋肉の発達がある可能性が高いので、こちらの体操をお試しください。

 

 

 

 

比較的、症状のひどくない方でしたらある程度の効果はあるはずです。

 

 

しかし、これは一時的にエラ張りをとる方法にすぎません!

 

 

エラが張っている原因は骨格や筋肉にありますが、手術などではなくエラ張りを治すには、一番治したい事があります。

 

 

それは、食いしばりです。

 

 

これを治さないと、本当に治した事にはならないんです。

 

 

更に、困った事があります。

それは、顎のずれや首のずれがあると食いしばりがひどくなり、顔に余計な圧がかかり負担になる事です。

 

 

これは、顔を歪ましエラ張りが悪化する原因にもなります。

 

 

実際に整体を行う時も、顔の歪みを整えながらエラ張りを治していく事が多いです。

 

 

 

エラ張りは筋肉か骨格か

 

 

そして、強い食いしばりはエラの骨を変形させてしまう恐れもあります。

 

 

そんな事にならない為には、以下の事を行います。

 

 

食いしばりを治して、骨にかかる力を弱くする

 

 

夜間の歯ぎしり・食いしばり

 

 

では、食いしばりはどのように治していけば良いのでしょうか?

 

 

食いしばりを治すポイントは3つあります。

 

 

  1. 1.顔の歪みを治す事
  2. 2.体の歪みを治す事
  3. 3.お腹のはりをとる事

 

 

そして、もっとも大事なポイントが、呼吸を調える事です。

 

 

ストレス緩和で呼吸を楽に

 

 

では、まず食いしばりとは一体どのようなものなのか?

という事から学んでいきましょう。

 

 

食いしばりとは?

 

食いしばりと骨格模型

 

食いしばりとは、日中夜間を問わずに奥歯で噛みしめる癖の事をいいます。

 

 

意識して噛みしめている事もあるでしょうが、エラが張っている方の殆どが無意識でも噛みしめています。

 

 

なぜ噛みしめてしまうのかという原因は分かられていませんが、噛みしめるという動作は一種のストレス発散の効果があります。

 

 

ストレス発散のイメージ画像

 

 

噛みしめる事が気持ちよいので、知らず知らずの内に噛みしめてしまうのです。

 

 

では、噛みしめると何がいけないのでしょうか?

 

 

噛みしめる事による弊害(へいがい)は以下のようになります。

 

 

  • ・エラが過剰に発達する
  • ・歯が削れてしまう
  • ・頭痛
  • ・なんだかスッキリしない
  • ・顎関節症の原因になる
  • ・顔が歪む

 

 

力仕事などで奥歯を食いしばらなければならない事もありますが、出来れば避けたい癖の1つになります。

 

 

そして、食いしばりの原因は分からないと説明しましたが、食いしばりがある患者さんには次のような方が多いです。

 

 

肋骨が歪み呼吸が浅くなっている

 

 

エラ張りの方は、殆どといっていいほど体が捻れて肋骨が歪んでいます。

 

 

肋骨が歪んでいる絵のイメージ

 

では、食いしばりを治すポイントの1つでもある、体の歪みと呼吸について説明していきます。

 

 

 

体が歪むと呼吸が浅くなるという真実

 

学生時代に発表会などで大勢の人の前に立った経験がある方。

 

発表する女の人

 

 

緊張から息があがって、呼吸が浅くなった記憶がありませんか?

 

 

 

 

これには自律神経が関わっていますが、姿勢が悪くなるとこの状態と同じ呼吸をとりやすいです。

 

 

 

肩で行う呼吸とは?

肩をすくめた副呼吸

 

 

緊張すると、呼吸を沢山吸いたいために、肩が上がった状態から更に肩をあげて息をしようとします。

 

 

ですが、この状態では満足に息を吸えません。

 

 

これでは酸素不足になってしまうので、鼻での呼吸に加えて、口でも呼吸を行います。

 

 

鼻が詰まっての口呼吸

 

 

ただ、姿勢が悪くなった場合の呼吸では緊張からこのような呼吸を行うわけではなく、横隔膜が使えなくなる事で口呼吸を行います。

 

 

 

横隔膜の2つの働き

横隔膜のイラスト

 

横隔膜の主な働きは、筋肉の伸縮を利用して肺に空気をいれる事になります。

 

 

ですが、意外に知られていない働きとして、腰を捻り姿勢を支えるというものがあります。

 

 

横隔膜は腰骨にくっついていて、次のように腰骨を動かす作用を持っています。

 

 

 

  • ・左右の横隔膜が同時に動くと、腰を前側に引っ張る。
  • ・片側の横隔膜のみ動いた場合は、腰を捻る

 

 

ここで肋骨の歪みが関係してきます。

 

 

 

肋骨の動きが姿勢の良し悪しを決定する!?

 

あばらに手を置いて、深呼吸をしてみて下さい。

 

 

息を大きく吸った時に、肋骨が大きく動いた事が確認出来たと思います。

 

 

肋骨動き

 

この時に、横隔膜は縮んで下がり、胸郭(きょうかく)内を陰圧にすることで肺に空気を取り込みます。

 

 

そして、息を吐く時に肋骨が下がることで横隔膜がゆるみ元の位置に戻ります。

 

 

体が歪むと、この一連の動作が上手くいかなくなります。

 

 

息を吐く時に、肋骨は内肋間筋(ないろっかんきん)といわれる筋肉にとって内側に引かれますが、肋骨が開いている方はこの筋肉を使って肋骨を内側に引くことが出来なくなります。

 

内肋間筋の図示

 

 

肋骨が内側に引かれないと、横隔膜の力が抜けなくなる為に、息を吐いてるにも関わらず縮んだ状態をキープしてしまい、下がったままになります。

 

 

この縮んで力が入り下がった状態から息を更に吸おうとした場合、下がる事が難しくなってしまうのです。

 

 

これでは、胸郭内に十分な酸素を取り込めません。

 

 

肺に息が入らない

 

 

 

なので、より空気を体は頑張ります。

 

 

どこが頑張るかというと、首の筋肉が頑張ります。

 

胸鎖乳突筋と斜角筋

 

 

首の筋肉を使って肩をすくめる事によって、胸を開き呼吸を深くするのです。

 

 

アニメで副呼吸

 

この肩で行う呼吸を『副呼吸(ふくこきゅう)』と言います。

 

 

 

副呼吸の弊害

副呼吸は、首の筋肉を使って肩をすくめる事で呼吸を深くするといった動作になります。

 

 

この呼吸をしていると、首の筋肉が疲労し肩こり・首こりがおこります。

 

 

加えて、首を前側に引く事によって息を吸いやすい状態にしようとします。

 

 

顎前首猫背のイメージ

 

 

首が前側にずれると息はしやすくなります。

 

 

ですが、鼻で息をするからではなく、口で呼吸をする事によって空気を体に取り込むのです。

 

 

 

口呼吸は食いしばりの原因の1つです。

 

 

なので、体が歪むと、食いしばりが強くなりエラが張ってきてしまうのです。

 

 

エラが張ってオーマイゴッド

 

 

 

食いしばりを予防するセルフ整体法のすすめ

 

食いしばりと自分で治すなら、まず息を止めないように呼吸を意識してみて下さい。

 

 

それだけでも、食いしばりが軽くなるはずです。

 

 

ですが、前述したように体が歪んでいると肋骨や横隔膜の動きが悪くなり、意識していない時の呼吸が浅いままになってしまいます。

 

 

そんな時は、体の歪みの矯正をおすすめしまう。

 

 

簡単に出来るセルフ矯正法をご紹介いたします。

 

 

 

歪み度検査

まず、自分の体がどのように歪んでいるのか簡単にチェックしてみましょう。

 

 

1.イスに座る

 

2.右足を上に足を組む

右足で組む

 

 

3.左足を上に足を組む

左足で組む

 

 

組みやすい足を確認して下さい。

 

 

 

左足が組みやすかった場合のセルフ矯正法

【やり方】

 

1.椅子に座る

 

2.腰を丸める

 

3.右足首を左膝の前まで上げる。

 

4.お尻を椅子につけたまま、左の骨盤を上げる

 

5.左手で右膝を軽く押す

 

6.膝を手を押し合いながら深呼吸を3回繰り返す。

 

 

 

右脚が組みやすかった場合のセルフ矯正法

【やり方】

1.イスに座る。

 

2.腰を丸める

 

3.左足裏を床から離し、外側に回す。

 

4.お尻をつけたまま、左骨盤を上げる

 

5.膝を外側へ開いて、左足を天井方向へ持ち上げる

 

6.深呼吸を3回繰り返す

 

 

 

セルフ矯正を行った後のこだわり深呼吸のやり方

 

土台の骨盤を起こした後に、肋骨を矯正を行っていきます。

 

肋間を開いて背中を伸ばすストレッチのやり方

 

【やり方】

1.肘を伸ばして顔の前で手を組むか、ボールを持ち腕を伸ばす。

 

2.腰から背中を丸める

 

3.組んだ手を体から離しながら、深呼吸を3回行う。

 

4.一連の動作を3セット行う

 

 

 

顔の歪みはどう治す?

 

顔の歪みを整えるイメージ

 

肋骨の歪みを整えることで食いしばりが軽減される方が多いのですが、顔の歪みを同時に治していくと、更に楽になります。

 

 

顔の歪むを治す時には、次のポイントをチェックして下さい。

 

 

  • ・目の高さ
  • ・口角の高さ
  • ・エラの高さ
  • ・首の捻りやすさ

 

 

 

目が下がっている側の口角とエラが上がっていて、首が同じ側へ捻りやすい場合の矯正法

右目と右口角の歪み

 

例:

  • ・右の目が下がっている
  • ・右口角の上がっている
  • ・右エラが高い
  • ・首が右に捻りやすい

 

 

口曲がり矯正(一段階)やり方

【やり方】

1.顎を左に動かす

 

2.指先で顎先を右側へ押す

 

3.上下の歯を当てないように注意しながら、顎先を指先を押し合う。

 

4.口の開け閉めを5回×3回行う。

 

 

 

顔の歪みを矯正する蝶形骨矯正

【やり方】

1.右手の親指を右のこめかみに置き、右手の中指を左のこめかみに置く

 

2.左手で後頭部を支える

 

3.右手の親指を上、前に軽く引っ張る

 

4.15秒力をキープして、15秒休みを3セット行う。

 

 

 

お腹の張りと食いしばりの関係性

 

お腹の張り。

 

特に、みぞおち部分を押されて痛い方は、ストレスがたまっている場合が多いです。

 

 

みぞおちの図示

 

ストレスがたまると、やはりストレス発散のために食いしばりを行う方が多いです。

 

 

そんなみぞおちを柔らかくするツボの1つに、上印堂(かみいんどう)があります。

 

 

上印堂

 

 

このツボの回りをほぐす事で、みぞおちのつかえがとれて楽になる方も多いです。

 

 

なので、上印堂に刺激をいれながら、眉間のマッサージするを眉毛筋リリースを行いましょう。

 

 

眉毛の高さを治す眉毛筋リリース

【やり方】

1.小指の第一関節の背中を眉頭に置く

2.小さく円を描くように、眉頭をマッサージする

3.眉毛の中央と眉尻にかけて小さい円を描きながらマッサージを行う。

 

 

次は、まぶたのむくみを治すようなマッサージを行います。

 

まぶたのむくみ簡単マッサージ

【やり方】

1.親指の腹で、眉頭と目の間を押し上げる

2.眉尻にかけて眉毛を目の間を押し上げていく

 

 

最後は、目でか効果もある側頭筋のマッサージを行います。

 

でか目マッサージその3やり方

【やり方】

1.目が吊り上がるとうに、中指の腹でこめかみを上げる。

2.こめかみを外側にマッサージする。

 

 

 

骨格が原因でも大丈夫

 

エラ張りの原因が、筋肉の場合も骨格の場合でも、食いしばりを軽くする事は必要です。

 

 

そのためには、次の3つの調節を行ってみて下さい。

 

 

 

  1. 1.体を治す
  2. 2.顔を治す
  3. 3.お腹を治す

 

 

 

そして、これら3つの歪みを矯正した後には、深呼吸を忘れないで下さい。

 

 

深呼吸を忘れてしまうと、折角の努力が水の泡になってしまいます。

 

 

食いしばりを治すには、時間が必要です。

 

 

ですが、エラを治す為には避けて通れない部分です。

 

 

是非、今回の体操を参考にだんだんと大きくなってくるエラを治してみて下さい。

 

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