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エラ張りは咬筋だけほぐしてもだめな理由

エラの張りは咬筋だけほぐしても再度張ってくる【原因の追及】

エラ張りは咬筋だけほぐしてもだめな理由

 

エラの張り、気になりますよね!?

 

 

そんなエラの張りを取るには、咬筋をマッサージするというのは、効果的な手段の一つになります。

 

顔を気にしてマッサージ

 

しかし咬筋だけをマッサージしても、エラ張りは戻ってきてしまいます。

 

ガッカリする女性

 

 

その原因の1つが、歯ぎしりくいしばりです。

 

 

夜間の歯ぎしり・食いしばり

 

 

食いしばりという言葉を聞いた人も多いと思いますが、寝てる間に歯ぎしりや奥歯を強く噛み締めてる行為のことを言います。

 

 

筋肉を過度に使うことによって、筋肉が肥大してしまい、えらが張ってきてしまうのです。

 

 

エラ骨と咬筋の関係性

 

 

では何故、食いしばりや歯ぎしりは起こってしまうのでしょうか?

 

 

今回はその原因を、当院なりに追及していきたいと思います。

 

 

エラ張りと咬筋と記憶の関係性。

 

エラ張りと咬筋と記憶

 

食いしばりが起こって原因の一つに、ストレスがあります。

 

 

ストレスを感じる女性

 

しかも厄介なことに、このストレスというのは記憶されます。

 

脳

 

この記憶を語る上で重要になってくるキーワードには、2種類あります。

 

 

体で覚える記憶脳みそで覚える記憶に分けられます。

 

 

体で覚える記憶と脳みそで覚える記憶。

海馬の図示

 

脳みそで覚える記憶は脳の海馬というところで行われます。

 

 

この脳の海馬というところがない人は、新しい記憶が一切獲得できません。

 

 

はてないっぱいの女性の画像

 

 

例えば、何を食べたかということを覚えられません。

今食事をしていても、20分30分経つともう何を食べたか覚えていない。

 

 

初めて会った人と喋っていて20分30分経つと、あなたは誰ですか?と言った状態になってしまいます。

 

 

このように脳の海馬と言われるところが、記憶の重要な部分となることが分かっています。

 

 

しかしこの海馬がない方も、自転車を漕いだりするなどの、新しいアクティビティを覚えたりする事は出来るのです。

 

 

この記憶の事を手続き記憶といい、いわゆる体で覚える記憶と言ったものになります。

 

 

その一方で新しいことを覚える記憶のことを、陳述記憶といます。

 

 

この陳述記憶と手続き記憶は、歯ぎしりや食いしばりと深く関係していると考えています。

 

 

ストレスと食いしばり、歯ぎしり。

食いしばりと骨格模型

 

色々なことが原因となってくいしばる方がいらっしゃいますが、一つの例を挙げさせていただきます。

 

 

何か精神的、肉体的にストレスが体にかかると、それを免除しようと食いしばる行為を行う方がいらっしゃいます。

 

 

何故かと言いますと、ストレス発散の行為として、筋肉に力を入れてリラックスしようとするからです。

 

 

ストレスと食いしばりとリラックスの相関関係

 

 

一回一回の食いしばりではそれほど体に害はないのですが、元となるストレスが解消されない場合、繰り返して食いしばりの動作をおこしてしまいます。

 

 

すると、ストレスを感じると食いしばり、ストレスを緩和させるという神経回路が構築されるのではないかと考えています。

 

 

そしてもっと厄介なことに、例えばストレスの原因が嫌な同僚や上司だったとします。

 

いやな上司のイメージ画像

 

 

この嫌な同僚が転勤して周りにいなくなれば、食いしばりもなくなるのではないかと思います。

 

 

リストラのイメージ画像

 

 

しかし実は、ストレス緩和のための食いしばりを体が覚えてしまうと、他のストレス、例えば好き食事を食べられないや、思った通りに物事が進まないなど他のストレスにも、食いしばりが反応してしまいます。

 

 

これはストレス-食いしばり回路が、脳内で構築しているからではないかと考えています。

 

 

ストレス食いしばり回路のイメージ画像

 

 

英単語を覚えようとしても覚えられないのに、こういった類のものは忘れられないなんて、割に合いませんよね。

 

 

記憶と神経回路

学習のシナプス電気信号のイメージ画像

 

 

人が何かを記憶するには、神経と神経を電気刺激で繋げるという事になります。

 

 

そして、その為には高頻度神経に刺激を繰り返すということが必要になります。

 

 

繰り返し練習をする空手少年

 

 

この何回も繰り返し刺激を与えるということが、非常に重要になってきます。

 

 

非常に短い間隔で神経に刺激を行うと、大きな反応として神経が覚えるのですが、何回も刺激をしないと大きな刺激となりません。

 

 

なぜなら、神経と神経の境目を変化させるのに不十分な刺激だからです。

 

 

何回も刺激を加えていくと脳細胞の境目のところが変化し、電気が流れやすくなります。

 

これを専門的には、スパインと呼びます。

 

刺激が起こるとスパインが起こり、その回路の分だけ電気が流れやすくなるのです。

 

一度スパインが出来てしまえば、軽い刺激でも電気が伝達されるようになるので、なかなか忘れられなくなります。

 

 

しかし前述したように食いしばりや歯ぎしりにおいては、この忘れられないといったものが、仇になったりもします。

 

 

エラ張りの原因対処法。

 

原因対処

 

筋肉が凝ってしまったら咬筋をほぐすのはもちろんなのですが、この食いしばり、歯ぎしり自体を何とかしなければ、えら張りは良くならないことがあります。

 

 

しかし残念ながら、今のところ科学的にこれが有効だという報告はなされていないようです。

 

 

なので経験的に効果が高いと思われるものを、ご紹介させて頂きます。

 

 

エラ張りと咬筋とマウスピース。

マウスピースの画像

 

 

その方法の一つとして、食いしばりを完了させないというものがあります。

 

 

歯医者さんに聞くと、食いしばり歯ぎしりのある患者さんの歯は削れていることが多く、しかも一つの歯だけではなく、周りの部分の歯も削れていることが多くあるようです。

 

 

これは歯を噛み合わせた時に、とんがってる部分を削る傾向はあるからなだと思われます。

 

 

そして特殊なマウスピースを使い、歯をしっかり噛みこませないようにして、食いしばりを完了させないようにする治療法があります。

 

 

食いしばりが完了しないことにより、くいしばるという行為を脳が忘れて来るのを待つ治療法です 。

 

 

そしてもう一つの治療法が、鍼灸施術を使ったストレス緩和方法です。

 

 

ストレス緩和と東洋医学。

リビジョン鍼灸院で行う美容鍼

 

鍼灸施術は刺激生理術を言い換える事も可能で、体の皮膚に刺激をいれて各内臓の働きを整える事が出来ます。

 

 

ストレスという形のないものも、東洋医学の施術範囲になり、ストレスによる体の変化に対処する事ができます。

 

 

なので鍼灸ではストレスからくる、肩こりや腰痛を緩和する事ができるのです。

 

 

このような治療法を初期のストレス段階において行うと、食いしばりが緩和されることはあります。

 

 

美容鍼を行う場合も、ただお顔に鍼をうつだけでなく、更に奥にある問題を解消する事を目的に行う場合の方が、多いくらいです。

 

 

エラ張りを治す矯正体操

エラ張りを治す矯正体操をご紹介いたします!

 

 

【左エラの大きさを取る矯正体操(その1)】

左エラの大きさを矯正する体操(その1)やり方

 

 

【左エラの大きさを取る矯正体操(その2)】

左エラの大きさを矯正する体操その2やり方

 

 

【左エラの大きさを取る矯正体操(その2)】

左エラの大きさを治す矯正体操その3やり方

 

 

こちらの動画も参考に行ってください! 

 

 

エラ張りには咬筋のマッサージ+α。

 

エラ張りには咬筋マッサージ

 

咬筋の発達が原因でエラ張りになるお悩みには 、マッサージは有効な手段の一つです。

 

 

しかしそれだけでは、良くならないことがあります。

 

 

その原因が、食いしばりや歯ぎしりを、脳や体が記憶するという事。

 

 

ストレスが記憶され、そのストレスを発散する行為である食いしばりを体が覚える。

この繰り返しにより、エラ張りが起こってきます。

 

 

現代医学でこれを完全に攻略できる治療法は、僕の知る限りでは現在のところ見つかっておりません。

 

 

しかし経験上、今回ご紹介した方法を行うと食いしばりが軽くなったと感じている患者さんはいらっしゃいます。

 

とりあえず咬筋の張りだけでもなんとかしたいなという方は、こちらの記事を参考にしてみてください 。

 

 

参考:『咬筋をほぐす時は硬さよりも神経を意識すると上手くいく理由

 

 

エラ張りがあっても健康上特別問題ないですが、やはり見た目が気になる方も多いです。

 

顔が長くエラが張っているイメージ

 

 

さらに強い食いしばりや歯ぎしりは、顎のだるさの原因の1つにもなります。

 

顎と下唇

 

エラ張りや顎のだるさを少しでも良くしたいなと思われる方は、是非今回の記事を参考にして下さい。

 

 

【エラの張りでお困りの方へ、リビジョンがオススメする記事】

 

 

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咬筋をほぐす時は硬さよりも神経が大事

咬筋をほぐす時は硬さよりも神経を意識すると上手くいく理由

咬筋をほぐす時は硬さよりも神経が大事

 

 

エラ張りの方が最初にご自身で出来るエラ張り対策法は、咬筋をほぐす事です。

 

 

顔を気にしてマッサージ

 

 

咬筋をほぐす為にオイルを買ったり、マッサージ器具を買ったりする事も多いと思います。

勿論、その方法も咬筋をほぐす時には効果的になります。

 

 

しかし、筋肉を硬さをとろうと筋肉だけにアプローチを行うよりも、筋肉の神経にアプローチを行った方が咬筋がほぐれる場合があります。

 

 

咬筋の神経のイメージ画像

 

今回は何故、神経にアプローチを行うと良いのか?

そして、そのアプローチのやり方を、ご紹介したいと思います。

 

 

エラ張りに限らず、顎のだるさなどでお困りの方も、是非参考になさって下さい。

 

 

 

1.筋肉は硬いの?緊張しているの?

 

咬筋は硬いのか緊張しているのか

 

肩こりや腰痛でマッサージをしてもらった時に、「硬いですね、凝ってますね」と言われる事があると思います。

 

 

マッサージ中に「凝ってますね~」

 

 

果たして、筋肉が硬いとはどういった状態を示しているのでしょうか?

 

 

 

1-1.筋肉が硬いのメカニズム。

筋肉が硬いと表現される時に、考えられる筋肉の状態は2つあります。

 

 

筋肉が硬い2つの原因

 

  1. 1.筋肉自体が硬い。
  2. 2.筋肉に力が入っている為に硬い。

 

 

筋肉の状態がどちらなのかを見極める事が、咬筋を効果的にほぐす為には必要となってきます。

 

 

それでは、それぞれの特徴についてです。

 

 

1-1-1.筋肉自体が硬い。

筋肉自体の硬さは、筋肉の弾性繊維やコラーゲン繊維の量が決めています。

 

 

生まれつき体が硬い。

 

前屈が硬い女性

 

 

と表現する方の中には、こういった方が多い可能性が高いです。

 

 

この場合は筋肉が容易に硬くなりやすく、筋繊維をほぐすマッサージが効果を発揮します。

 

 

咬筋をほぐす場合は、次のようにおこなってみて下さい。

 

 

咬筋の筋繊維をほぐすマッサージ方法

【やり方】

1.奥歯を軽く食いしばった時の、エラ部分の盛り上がった筋肉の位置を確認する。

奥歯で噛んだ時の咬筋の盛り上がり

 

2.咬筋の筋繊維は、そのほとんどが縦に走っている為、筋繊維を横方向にマッサージを行う。

 

3.指の腹で少しコリコリとした抵抗を感じるように、マッサージを行っていく。

 

 

1-1-2.筋肉に力が入っている為に硬い。

二の腕マッチョな男性の画像

 

 

肘を伸ばしたまま、二の腕の筋肉にグッと力を入れてみて下さい。

 

腕自体は動かなくとも、筋肉が硬くなったのが確認できたと思います。

 

 

これがもう一つの筋肉の硬さで、運動神経伝達による筋緊張と表現する事も出来ます。

 

 

咬筋が硬い方で、このタイプの方の割合は非常に多い印象があります。

 

 

まずは、どういったメカニズムなのかを、ご説明させて頂きます。

 

 

 

1-1-3.筋肉のバランスと筋肉の硬さのメカニズムの解説。

脳から二の腕に指令を出すイメージ画像

 

 

体のどこかを動かそうとすると、筋肉を縮ませます。

この時、筋肉を動かせという指令は脳から出ています。

 

 

その一方で無意識のうちに、筋肉が縮む場合もあります。

 

 

例えば、猫背などの不良姿勢。

顎前首猫背のイメージ

 

 

猫背で頭の位置が悪いと、無意識的に伸ばされる筋肉があります。

 

 

筋肉には、伸びた筋肉は縮ませようとする習性があります。

なので、猫背で伸ばされた筋肉は縮もうとするのですが、実際は頭の位置元に戻す程の力はなく筋肉の距離は変わりません。

 

 

筋肉の長さは変わっていないのに、筋肉は縮ませようと力いれている。

 

 

猫背の方の首の筋肉を触ってみると、やはり硬いです。

 

 

首のマッサージの画像

 

 

これが一般的に、筋肉が硬いといわれている状態です。

 

 

1-1-4.無駄な力が入っている時のマッサージ方法

筋肉の長さが長く、筋肉に力が入っている状態。

この状態の筋肉を柔らかくするのには、歪みを整えなければいけません。

 

 

顎引きは顎の位置が改善する

 

 

歪みがあると、いくらマッサージを行っても再度硬くなってしまいます。

 

 

咬筋をほぐそうとすれば、尚更です。

 

 

顎の歪みを咬筋は、敏感に察知します。

 

 

噛み合わせが少し変わるだけで、筋肉が硬くなってり、柔らかくなったりするにはここに問題があると考えられます。

 

 

なので歪みと整えてから、筋肉へのアプローチ順番が効果的と言えるでしょう。

 

 

顎の歪みの治し方

咬筋が硬い感じる場合、顎の位置が正常よりも奥に位置され動き制限されている事が多いです。

 

ここの部分の調整から行っていきましょう。

 

【やり方】

1.割り箸前から4番目歯の位置に置き、舌先で割り箸を下から押して、割り箸を固定する。

 

2.下の前歯と舌が触れないように、口を開く。

 

3.割り箸を舌先で固定し動かないように意識しながら、下顎を左右前後に動かしていく。

 

4.一連の動作を5回繰り返す。

 

その後に行うマッサージ。

神経伝達の異常により、筋肉が硬くなっている場合のマッサージとしては、ストレッチをメインに行った方法がおすすめです。

 

【やり方】

1.指の腹を使い、頬骨を下から圧迫する。

 

2.ゆっくりを口を開けていく。

 

3.もう片方の指で顎先を固定し、反対側へストレッチをかけていく。

 

4.左右同様に行う。

 

 

2.効率的に咬筋をほぐしたいのであれば、首の筋肉や舌も意識しよう。

 

舌も鍛えよう

 

咬筋を効率的にほぐすには、首の筋肉や舌へのアプローチを行うと良いです。

 

 

何故なら、これらは筋肉を通して繋がっており更に、咬筋のメインの働きである「物をかみ砕き、すりつぶす」動きの際に補助筋として働くからです。

 

 

2-1.胸鎖乳突筋を柔らかくしよう。

首の前側に位置する筋肉で、後ろを振り替える時に盛り上がってくる筋肉です。

 

この筋肉も咬筋同様、筋肉自体が硬いのか、筋肉に力が入っているかでアプローチの仕方が変わります。

 

 

2-1-1.胸鎖乳突筋自体をマッサージしよう。

筋自体が高い場合は以下のようにマッサージを行って下さい。

やり方

1.左右どちらかを向いたら際に盛り上がってくる胸鎖乳突筋を、親指と人差し指で挟む。

 

2.挟んだ圧を維持しながら、上下にマッサージを行う。

 

3.左右同様に行う。

 

2-1-2.首に力が入っている場合の対処法。

咬筋の時と同様に、歪みの矯正から行います。

一番目にする歪みは首猫背です。

 

こちらから治していきましょう。

 

首猫背の治し方

首の可動域を上げ、胸郭といった肋骨周りの骨を動かして、首の位置を整える方法です。

やり方

1.ストレッチポールもしくは大きなタオルを丸めた物を用意する。

 

2.ストレッチポールが背骨に沿うように、仰向けに寝る。

 

3.そのまま腕を内側や外側に捻り、同様に脚も捻る。

 

4.続いて椅子に座り、片方の指先ーを顎先に置く。

 

5.指で顎を押して首が後ろにいくようにアプローチしながら、顎を引く。

 

6.首を前に出す事で指を押すようなイメージで、首を前に動かす。

 

7.5と6を10回繰り返し行う。

 

2-2.舌の鍛え方。

舌の筋肉が衰えると、仰向けになった際に気管を圧迫していびきの原因になってしまう他、下顎の正しい位置が固定出来なくなってしまう為、トレーニングを行うのに越した事はありません。

 

早速、舌を鍛えていきましょう。

 

 

2-2-1.舌出し体操

舌を伸ばしながら筋肉へアプローチする方法になります。

やり方

1.上を向く。

 

2.舌先を尖がらせながら、舌を上に伸ばす。

 

3.その状態から更に、舌先で鼻先を触るように舌を伸ばす。

 

4.この運動を10回繰り返す。

 

3.一言に咬筋をほぐすと言っても、やり方は様々。

 

咬筋をぼぐすやり方は様々

 

今回は、咬筋をほぐす為のマッサージのやり方をご紹介させて頂きました。

 

一言に咬筋をほぐすといってもやり方は様々です。

筋肉自体が硬いのか、それとも歪みの為に筋肉に無駄な力が入っているのか。

 

そして咬筋をほぐす為には、首の筋肉や舌にもアプローチすると、より効果的に咬筋がほぐせるようになります。

 

エラ張りや顎が疲れた、顎がだるいなどの症状でお困りの方は、是非今回の方法を参考に、咬筋をほぐしてあげて下さい。

 

 

【最近、咬筋の張りが気になってきた方へリビジョンおすすめ記事】

 

 

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小顔の特徴を説明したブログのイメージ画像

小顔の特徴はここの3つの骨が小さい事にある【原因と対策】

小顔の特徴を説明したブログのイメージ画像

 

 

小顔矯正に来られる方は顔が大きいから小さくする為に通われていると思われがちですが、実は十分に小顔の方の来院も多いです。

 

 

そして、そんな小顔の方にはある特徴があります。

 

 

それは、顔の骨が小さい事

 

 

そして、その骨とは 次の部分になります。

 

 

小顔の骨格の主な特徴

 

  1. 1.下顎骨
  2. 2.頬骨
  3. 3.鼻上顎複合体

 

 

 

上の画像にあるように、顔面骨や頭蓋骨のあらゆる部分が小さいのです。

 

 

そして、顔の大きさが気になる場合。

 

 

顔の骨が大きい事が多いわけですが、顔のどの部分が大きいかには、個人差があります。

 

 

エラの張りが気になる方もいれば、頬骨の出っ張りがあり、顔幅が広く感じている方もいます。

 

 

今回は、小顔の特徴を知って、小顔になる為の対策を考えてきます。

 

 

 

小顔の特徴3つ

 

下顎骨と頬骨と鼻上顎複合体の図示

 

  1. 1.下顎骨
  2. 2.頬骨
  3. 3.鼻上顎複合体

 

 

 

それぞれの骨のどの部分が小さいかを、考えていきましょう。

 

 

 

下顎骨のどこが小さいのか?

例えば、エラ張り。

 

 

エラが張っている女性のイメージ画像

 

 

エラが張っている方の骨格には、次の特徴があります。

 

 

  1. 1.下顎角(かがくかく)が張っている。
  2. 2.下顎体(かがくたい)の角度が水平に近い。

 

 

 

1.下顎角が張っている。

下顎角の図示と参考角度

 

 

2.エラの下顎体の角度が、水平に近い。

下顎水平角

 

 

 

小顔の方は、これらが小さい事が多いです。

 

 

なので小顔になりたい場合、これらを小さくすれは良いと思うのですが、実は少し違います。

 

 

確かに、顔が大きい人のエラの骨は張っています。

 

 

ですが、横顔から見た時にエラの骨が張っていても、正面から見た時にエラが張っていない事も多いです。

 

 

横顔のエラ張りと正面顔のエラ張りの不一致

 

 

なぜかというと、顔を正面から見た時にエラが張ってみえる原因が筋肉にあるからです。

 

 

そのエラ張りの原因筋が『咬筋(こうきん)』です。

 

 

正面と側面から見た咬筋

 

 

この咬筋が発達すると、正面から見た時に、エラが張ってみえるのです。

 

 

通常顔とエラ張り顔の対比

 

 

【大きくなった咬筋のイメージ】

正面顔のエラ張りの原因

 

 

なので、エラが張っている方でも、骨格的には小さい事もある可能性もあるのです。

 

 

 

また、オトガイ部分の幅が狭い事も、小顔の条件になります。

 

 

 

オトガイ部分の幅の狭さ

 

 

同じく、距離が短い事も重要です。

 

 

オトガイ部の距離が短い

 

 

 

頬骨が大きい原因とは?

頬骨の横張りの図示と文字

 

 

頬骨が大きい原因は、頬骨の形になります。

 

 

日本人の場合、頬骨弓と呼ばれる部分が横に張りやすいです。

 

頬骨弓の図示

 

 

頬骨が張っていると、顔の余白が気になってきます。

 

 

顔が中央によっている方のイメージ画像

 

 

骨ではないのですが、頬の脂肪が多いとやはり、顔が大きく見えてしまいます。

 

頬の上のメーラーファット

 

 

 

鼻上顎複合体

上顎複合体の成長の仕方

顔の中心部分に位置する、鼻や顎は成長に伴い長くなります。

 

 

顔の小さい方は、この距離が短いです。

 

 

また、顔全体の長さは同じでも顔が長い印象になってしまいます。

 

 

鼻から口が長い女性のイメージ画像

 

 

 

  1. 1.下顎
  2. 2.頬骨
  3. 3.鼻上顎複合体

 

 

この3つに加えて、頭蓋骨が小さい方が小顔の特徴になります。

 

 

 

骨が小さくなる原因

年々小さくなる頭蓋骨

 

 

所説ありますが、原因の1つに『固い食事を摂らなくなった』というものがあります。

 

 

パンのような柔らかい食事をとり続けてくる事により、骨に刺激がはいらなくなり、小さく細くなってきていると聞きます。

 

 

食パンの画像

 

これは1世代だけの問題ではなく、遺伝子の進化の過程で起こっているものと考えています。

 

 

 

小顔にちょっと待って!

 

待ってのハンドサイン

 

 

小顔矯正を行っているものとして小顔を待ってというものおかしいのですが、じつは、骨が小さくなる事は危険です。

 

 

その理由が以下のようになります。

 

 

 

危険要素1:顔が歪みやすい。

顔の歪みがある女性のイメージ画像

 

これら3つの骨が小さいと筋肉量も少なくなる傾向がある為、下顎をしっかり固定する事が出来ません。

 

 

すると、顔におかしな負荷をかける事になり、顔が歪みやすいです。

 

 

よく芸能人は顔が小さいと羨ましがられます。

 

 

ですが、意外と顔が歪んでいませんか?

 

 

 

危険要素2:体のあちこちに不調がでる。

肩こりや疲れを感じ肩に手を置く女性

 

 

下顎の位置が悪い状態が長くなると、上顎にも悪影響がでてきます。

 

 

上顎は2つの骨だった

 

 

最悪の場合、変形する可能性もあります。

 

 

上顎の歪みなどでよく起こる症状の1つが、頭痛です。

 

 

歯ぎしりからくる頭痛

 

 

現代はひと昔前より小顔な方が増えてきたといわれていますし、実際にそう感じる事も多いです。

 

 

ですが、それが小さい頃から肩こりや慢性頭痛に悩んでいる方が増えてきている原因の1つかもしれませんね。

 

 

 

危険要素3:歯並びにも影響がでる。

悪い歯並び

 

 

骨が小さくなるという事は、そこからでてくる歯にも問題がでます。

 

 

歯が真っすぐ生えなくなり、ぐちゃぐちゃな歯並びになる事もあります。

 

 

せっかくの小顔でも、歯並びが悪いとマイナスイメージですよね!?

 

 

 

小顔の特徴を知り正しく小顔になりましょう。

 

小顔の特徴は、下顎骨の3つの部分が小さいという特徴がありました。

 

 

  1. 1.下顎
  2. 2.頬骨
  3. 3.鼻上顎複合体

 

 

しかし、この3つが小さくなっていくような小顔のなり方には、次の問題が生じます。

 

 

  1. 1、顔が歪む
  2. 2、体に問題がでてくる
  3. 3、歯並びが悪くなる。

 

 

では、どのようにして正しく小顔になれば良いのでしょうか?

 

 

それは下顎の歪みをとり、顔面骨の噛み合わせを良くする必要があります。

 

 

 

下顎の歪みと顔面骨の噛み合わせ

顔面骨前面

 

頭蓋骨は、全部で、15種22個の骨から構成されています

 

 

【頭蓋骨を構成する骨】

  1. 1.後頭骨
  2. 2.前頭骨
  3. 3.篩骨
  4. 4.蝶形骨
  5. 5.側頭骨(2)
  6. 6.頭頂骨(2)
  7. 7.鋤骨
  8. 8.下鼻甲介(2)
  9. 9.涙骨(2)
  10. 10.鼻骨(2)
  11. 11.頬骨(2)
  12. 12.上顎骨(2)
  13. 13口蓋骨(2)
  14. 14.下顎骨
  15. 15.舌骨

 

 

そして、それぞれの骨の間には、縫合と呼ばれる関節があります。

 

 

側面からの縫合部

 

 

一般的には、この部分は動かない関節とされています。

 

 

ですが、顔の矯正を行う時。

 

これらの関節は、呼吸と共に、目では確認できない程度には、動いていると考えます。

 

 

【顔面骨の動きのイメージ】

 

 

噛みこんだ時の顔面骨の動き

 

 

【上から見た、顔面骨の動きのイメージ】

 

 

頭頂骨削除イメージ

 

 

上から見た前頭骨がない頭蓋骨

 

 

sbjと側頭骨の動き

 

 

この動きは呼吸や、体の動きと連動しています。

 

 

肋骨が歪み、横隔膜の働きが弱くなった場合や、首の筋肉が必要以上に緊張してくると、歪みが強くなります。

 

 

 

【肋骨が歪み、左側が使えなくなった横隔膜のイメージ】

胸郭の歪みにおける横隔膜の動きのイメージ

 

この状態で起こりやすい症状があります。

 

 

それが、食いしばりです。

 

 

夜間の歯ぎしり・食いしばり

 

 

 

顔面骨の噛み合わせが悪くなり、呼吸が浅くなると食いしばりが強くなります。

 

 

そして、顔が歪み、エラが張ります。

 

 

なので、下顎、顔、体を正しい位置に戻してあげる事が小顔への近道になります。

 

 

必要以上に使っていたエラの筋肉が落ち、骨にかかっていた無駄な力も抜けるので高い小顔効果が期待できるのです。

 

 

 

自分で顔を小さくしてみよう

セルフ小顔矯正を行うイメージ画像

 

自分で顔を小さくするには、顔と顎の歪みを治すことが重要になります。

 

 

ですが、動きが少ない上、矯正が難しい顔面骨の噛み合わせを自分で顔の歪みを取り除く事は難しいです。

 

 

そんな時は、比較的治しやすい顎の噛み合わせを治してみましょう。

 

 

 

顎の噛み合わせの治したか

 

顎関節は、靭帯や筋肉で固定されていますが、その動きは比較的大きいです。

 

あくびをする外国人女性

 

 

この部分を調節するには、外側翼突筋(がいそくよくとつきん)が重要になってきます。

 

 

外側翼突筋

 

 

この筋肉は、顔の骨の一部である蝶形骨と、下顎の関節突起と呼ばれる部分についていて、口を開ける際に働きます。

 

 

外側翼突筋の起始と停止

 

 

【口を開ける時の動きのイメージ】

開口を説明した画像

 

 

黄色い〇の部分が、赤い〇に近づくように口が開きます。

 

 

この部分を調節すると、蝶形骨が動きを治すことが出来ます。

 

 

【蝶形骨】

蝶形骨図示

 

 

【蝶形骨と後頭骨の動きのイメージ】

蝶形骨・後頭骨リズム

 

 

この部分が改善されると、顔の歪みやサイズが改善される事が多いので、外側翼突筋を介して、顔を矯正する簡単な方法をご紹介いたします。

 

【やり方】

外側翼突筋の調節

 

1.舌先を口蓋のスポットを呼ばれる部分に置く。

横から見たスポットの位置

 

2.舌先が離れないように、口を開ける

 

3.顎先を右に動かす。

 

4.指先で顎を左に押す。

 

5.顎を指を押し合いながら、深呼吸を3回行う。

 

6.反対側も同様に行う。

 

 

小顔の特徴のまとめ

 

頭蓋骨とまとめ

 

小顔の方は、顔のあらゆる骨のサイズが小さいです。

 

 

特に、下顎と頬骨。

そして、鼻上顎複合体のサイズが顕著に違います。

 

 

外科的な処置から小顔矯正のような方法など、生まれつき顔が大きい方でも、顔を小さくする事は可能です。

 

 

ですが、エラが張るから食事を噛まないなど、健康を損なうような行動はNGです。

 

 

健康的な小顔を目指す為に、参考にしてみて下さい。

 

 

【自分で小顔になりたい方へ、リビジョンオススメの記事】

 

 

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エラの原因は筋肉か骨か

エラ張りは骨格と筋肉どっちが原因?【簡単に出来るエラ張りの原因分析方法】

エラの原因は筋肉か骨か

 

小顔矯正を行う際に最も治しやすく効果も出やすい部分は、エラです。

 

 

その理由は、エラの筋肉にあります。

 

 

横から見た咬筋

 

 

エラには咬筋という筋肉があり、この筋肉が大きくなってエラ張りになっている場合が多いのです。

 

 

そして筋肉を痩せて小さくみせる事は、骨が原因でエラが張っている場合よりも簡単に矯正する事が出来ます。

 

 

つまり、こういう事が言えます。

 

 

頬骨や鼻などと比べるとエラには筋肉が豊富あり、その筋肉を痩せさせる事は骨を小さくする事よりも容易である。

 

 

これが、エラ張りを治しやすい理由です。

 

 

しかし後述していきますが、骨が張っていてエラが大きくなっている事も勿論あります。

 

 

この場合、自分のエラ張りが筋肉が原因なのか、骨格が原因なのかを見極めたいところなのですが、体表からその原因を見極める事は難しいんです。

 

 

ですが、ある程度の予測をたてる事は可能です!

 

 

そして、骨格が原因でもエラ張りになっている場合でも、共通してエラ張りを治すポイントがあります。

 

 

それは、食いしばりを治す事!!

 

 

なので今回は、エラ張りの原因が骨格なのか、筋肉なのかと調べ、そして自分で出来るエラ張り矯正のやり方をご紹介いたします。

 

 

最近、エラが張ってきたなとお悩みの方は参考にしてみて下さい。

 

 

エラ張りは骨格と筋肉のどちらが原因になるんだろう?

 

エラ張りに長年悩まされている。

 

 

なんで、エラが張っているんだろう?

 

 

エラ張りは骨格が原因?

それとも筋肉が原因?

 

 

色々調べてみると、ある記事ではエラ張りの原因は骨格といっているし、他の記事では筋肉が原因ですと書いてある。

 

 

私のエラ張りは骨格なの筋肉なの?

 

 

なんかの目安でもいいから、分かる方法を教えて!!

 

 

エラ張りの骨格とエラ張りの筋肉の特徴

 

エラ張りの原因は、骨格なのか、筋肉なのか?

 

 

結果から申しますと、その両方が原因になっている事が多いです。

 

 

ただ、どっちの比率が大きいのかはある程度あります。

 

 

エラ張りが骨格からくる場合も筋肉からくる場合も、顎にかかる力が強いという特徴があります。

 

 

例えば、小さい頃からエラが張っていて、しかもそのエラ張りが骨格からきている場合。

 

 

エラの骨が大きく筋肉が付着する咬筋粗面(こうきんそめん)というがしっかりしていている事が多いです。

 

 

そしてその場合、噛む力が相対的に強くなります。

 

 

咬筋粗面

 

 

すると顎の筋肉に余計な力がはいり、顎の筋肉が発達してエラ張りになります。

 

 

奥歯で噛んだ時の咬筋の盛り上がり

 

 

なので、エラ張りが骨格からくる場合は付随して、筋肉のエラ張りにもなりやすいんです。

 

 

これは困りましたね。

 

 

では、まずご自身のエラ張りが骨格からなのか、筋肉からなのかを簡単に調べる方法から、お伝えいたします。

 

 

 

エラ張り分析法【簡易版】

エラの大きさには男女差や身長差があります。

 

 

一般的には、男性の方が女性よりもエラ張りになりやすいですし、身長の高い方が身長の低い方よりもエラ張りになり易いです。

 

 

ご用意して頂くものはメジャー!

 

 

そのメジャーで、右のエラの骨の内側から左にエラの骨の内側の距離を測って下さい。

 

 

エラ張り 骨格

 

 

この時に、男性の場合は、喉ぼとけが邪魔になるのでアッカンベーをして頂いて、舌先で鼻の頭を触るような感じで舌先を上に持ち上げて下さい。

 

 

喉が上にあがって、図り易くなります。

 

 

いかがですか?

何cmでしたか?

 

 

次がエラ張り骨格の目安になります。

 

 

【男性】

身長:

170cm以下 平均 11cm

170cm以上 平均 11.5cm

 

 

【女性】 

身長:

165cm以上 平均 10.5cm

165cm以下 平均 10cm

 

 

 

平均よりも大きかったですか?

小さかったですか?

 

 

顔をメジャーで測った時には、0.5cmの違いで印象が違って見えるので、誰かに測ってもらうと正確に測る事が出来ます。

 

 

この平均値よりも距離が長いと、エラ張りが骨格からくるものの可能性が高いです。

 

 

その他には下顎角(かがくかく)の角度を調べる事で、エラ張りがどうかを判断する方法もあります。

 

 

下顎角と下顎水平角

 

 

一方で、平均値よりも小さいのにエラが張っている場合は、筋肉が原因の事が多いです。

 

 

肥大化した咬筋

 

 

ただ来院された患者さまのエラを調べる時は、先ほどの計測値に加えて、以下のポイントもチェックし複合的に調べていきます。

 

 

  • ●頬骨からエラまでの入斜角
  • ●顎先の骨の大きさ
  • ●顎先からエラまでの距離
  • ●顎先からエラにかけての入斜角
  • ●顎以外の骨とのバランス
  • ●骨自体の太さ

 

 

絶対的な計測ではないので、一概にはいえませんが、簡単な判断資料にはなりますので試してみて下さい。

 

 

これは経験則ですが、正面から顔を見た時にエラが張っているなという感じがいう方は、筋肉の張りをとる事でエラ張りが良くなる事が多いです。

 

 

正面顔のエラ張りの原因

 

 

顔のバランスを整えてエラ張りを解消しよう!

 

では、両エラ間の距離が平均と比べて広いのか、狭いのか調べ終わったらこちらの体操を行ってみてください。

 

 

骨か筋肉。

どちらが原因でも筋肉の発達がある可能性が高いので、こちらの体操をお試しください。

 

 

 

 

比較的、症状のひどくない方でしたらある程度の効果はあるはずです。

 

 

しかし、これは一時的にエラ張りをとる方法にすぎません!

 

 

エラが張っている原因は骨格や筋肉にありますが、手術などではなくエラ張りを治すには、一番治したい事があります。

 

 

それは、食いしばりです。

 

 

これを治さないと、本当に治した事にはならないんです。

 

 

更に、困った事があります。

それは、顎のずれや首のずれがあると食いしばりがひどくなり、顔に余計な圧がかかり負担になる事です。

 

 

これは、顔を歪ましエラ張りが悪化する原因にもなります。

 

 

実際に整体を行う時も、顔の歪みを整えながらエラ張りを治していく事が多いです。

 

 

 

エラ張りは筋肉か骨格か

 

 

そして、強い食いしばりはエラの骨を変形させてしまう恐れもあります。

 

 

そんな事にならない為には、以下の事を行います。

 

 

食いしばりを治して、骨にかかる力を弱くする

 

 

夜間の歯ぎしり・食いしばり

 

 

では、食いしばりはどのように治していけば良いのでしょうか?

 

 

食いしばりを治すポイントは3つあります。

 

 

  1. 1.顔の歪みを治す事
  2. 2.体の歪みを治す事
  3. 3.お腹のはりをとる事

 

 

そして、もっとも大事なポイントが、呼吸を調える事です。

 

 

ストレス緩和で呼吸を楽に

 

 

では、まず食いしばりとは一体どのようなものなのか?

という事から学んでいきましょう。

 

 

食いしばりとは?

 

食いしばりと骨格模型

 

食いしばりとは、日中夜間を問わずに奥歯で噛みしめる癖の事をいいます。

 

 

意識して噛みしめている事もあるでしょうが、エラが張っている方の殆どが無意識でも噛みしめています。

 

 

なぜ噛みしめてしまうのかという原因は分かられていませんが、噛みしめるという動作は一種のストレス発散の効果があります。

 

 

ストレス発散のイメージ画像

 

 

噛みしめる事が気持ちよいので、知らず知らずの内に噛みしめてしまうのです。

 

 

では、噛みしめると何がいけないのでしょうか?

 

 

噛みしめる事による弊害(へいがい)は以下のようになります。

 

 

  • ・エラが過剰に発達する
  • ・歯が削れてしまう
  • ・頭痛
  • ・なんだかスッキリしない
  • ・顎関節症の原因になる
  • ・顔が歪む

 

 

力仕事などで奥歯を食いしばらなければならない事もありますが、出来れば避けたい癖の1つになります。

 

 

そして、食いしばりの原因は分からないと説明しましたが、食いしばりがある患者さんには次のような方が多いです。

 

 

肋骨が歪み呼吸が浅くなっている

 

 

エラ張りの方は、殆どといっていいほど体が捻れて肋骨が歪んでいます。

 

 

肋骨が歪んでいる絵のイメージ

 

では、食いしばりを治すポイントの1つでもある、体の歪みと呼吸について説明していきます。

 

 

 

体が歪むと呼吸が浅くなるという真実

 

学生時代に発表会などで大勢の人の前に立った経験がある方。

 

発表する女の人

 

 

緊張から息があがって、呼吸が浅くなった記憶がありませんか?

 

 

 

 

これには自律神経が関わっていますが、姿勢が悪くなるとこの状態と同じ呼吸をとりやすいです。

 

 

 

肩で行う呼吸とは?

肩をすくめた副呼吸

 

 

緊張すると、呼吸を沢山吸いたいために、肩が上がった状態から更に肩をあげて息をしようとします。

 

 

ですが、この状態では満足に息を吸えません。

 

 

これでは酸素不足になってしまうので、鼻での呼吸に加えて、口でも呼吸を行います。

 

 

鼻が詰まっての口呼吸

 

 

ただ、姿勢が悪くなった場合の呼吸では緊張からこのような呼吸を行うわけではなく、横隔膜が使えなくなる事で口呼吸を行います。

 

 

 

横隔膜の2つの働き

横隔膜のイラスト

 

横隔膜の主な働きは、筋肉の伸縮を利用して肺に空気をいれる事になります。

 

 

ですが、意外に知られていない働きとして、腰を捻り姿勢を支えるというものがあります。

 

 

横隔膜は腰骨にくっついていて、次のように腰骨を動かす作用を持っています。

 

 

 

  • ・左右の横隔膜が同時に動くと、腰を前側に引っ張る。
  • ・片側の横隔膜のみ動いた場合は、腰を捻る

 

 

ここで肋骨の歪みが関係してきます。

 

 

 

肋骨の動きが姿勢の良し悪しを決定する!?

 

あばらに手を置いて、深呼吸をしてみて下さい。

 

 

息を大きく吸った時に、肋骨が大きく動いた事が確認出来たと思います。

 

 

肋骨動き

 

この時に、横隔膜は縮んで下がり、胸郭(きょうかく)内を陰圧にすることで肺に空気を取り込みます。

 

 

そして、息を吐く時に肋骨が下がることで横隔膜がゆるみ元の位置に戻ります。

 

 

体が歪むと、この一連の動作が上手くいかなくなります。

 

 

息を吐く時に、肋骨は内肋間筋(ないろっかんきん)といわれる筋肉にとって内側に引かれますが、肋骨が開いている方はこの筋肉を使って肋骨を内側に引くことが出来なくなります。

 

内肋間筋の図示

 

 

肋骨が内側に引かれないと、横隔膜の力が抜けなくなる為に、息を吐いてるにも関わらず縮んだ状態をキープしてしまい、下がったままになります。

 

 

この縮んで力が入り下がった状態から息を更に吸おうとした場合、下がる事が難しくなってしまうのです。

 

 

これでは、胸郭内に十分な酸素を取り込めません。

 

 

肺に息が入らない

 

 

 

なので、より空気を体は頑張ります。

 

 

どこが頑張るかというと、首の筋肉が頑張ります。

 

胸鎖乳突筋と斜角筋

 

 

首の筋肉を使って肩をすくめる事によって、胸を開き呼吸を深くするのです。

 

 

アニメで副呼吸

 

この肩で行う呼吸を『副呼吸(ふくこきゅう)』と言います。

 

 

 

副呼吸の弊害

副呼吸は、首の筋肉を使って肩をすくめる事で呼吸を深くするといった動作になります。

 

 

この呼吸をしていると、首の筋肉が疲労し肩こり・首こりがおこります。

 

 

加えて、首を前側に引く事によって息を吸いやすい状態にしようとします。

 

 

顎前首猫背のイメージ

 

 

首が前側にずれると息はしやすくなります。

 

 

ですが、鼻で息をするからではなく、口で呼吸をする事によって空気を体に取り込むのです。

 

 

 

口呼吸は食いしばりの原因の1つです。

 

 

なので、体が歪むと、食いしばりが強くなりエラが張ってきてしまうのです。

 

 

エラが張ってオーマイゴッド

 

 

 

食いしばりを予防するセルフ整体法のすすめ

 

食いしばりと自分で治すなら、まず息を止めないように呼吸を意識してみて下さい。

 

 

それだけでも、食いしばりが軽くなるはずです。

 

 

ですが、前述したように体が歪んでいると肋骨や横隔膜の動きが悪くなり、意識していない時の呼吸が浅いままになってしまいます。

 

 

そんな時は、体の歪みの矯正をおすすめしまう。

 

 

簡単に出来るセルフ矯正法をご紹介いたします。

 

 

 

歪み度検査

まず、自分の体がどのように歪んでいるのか簡単にチェックしてみましょう。

 

 

1.イスに座る

 

2.右足を上に足を組む

右足で組む

 

 

3.左足を上に足を組む

左足で組む

 

 

組みやすい足を確認して下さい。

 

 

 

左足が組みやすかった場合のセルフ矯正法

【やり方】

 

1.椅子に座る

 

2.腰を丸める

 

3.右足首を左膝の前まで上げる。

 

4.お尻を椅子につけたまま、左の骨盤を上げる

 

5.左手で右膝を軽く押す

 

6.膝を手を押し合いながら深呼吸を3回繰り返す。

 

 

 

右脚が組みやすかった場合のセルフ矯正法

【やり方】

1.イスに座る。

 

2.腰を丸める

 

3.左足裏を床から離し、外側に回す。

 

4.お尻をつけたまま、左骨盤を上げる

 

5.膝を外側へ開いて、左足を天井方向へ持ち上げる

 

6.深呼吸を3回繰り返す

 

 

 

セルフ矯正を行った後のこだわり深呼吸のやり方

 

土台の骨盤を起こした後に、肋骨を矯正を行っていきます。

 

肋間を開いて背中を伸ばすストレッチのやり方

 

【やり方】

1.肘を伸ばして顔の前で手を組むか、ボールを持ち腕を伸ばす。

 

2.腰から背中を丸める

 

3.組んだ手を体から離しながら、深呼吸を3回行う。

 

4.一連の動作を3セット行う

 

 

 

顔の歪みはどう治す?

 

顔の歪みを整えるイメージ

 

肋骨の歪みを整えることで食いしばりが軽減される方が多いのですが、顔の歪みを同時に治していくと、更に楽になります。

 

 

顔の歪むを治す時には、次のポイントをチェックして下さい。

 

 

  • ・目の高さ
  • ・口角の高さ
  • ・エラの高さ
  • ・首の捻りやすさ

 

 

 

目が下がっている側の口角とエラが上がっていて、首が同じ側へ捻りやすい場合の矯正法

右目と右口角の歪み

 

例:

  • ・右の目が下がっている
  • ・右口角の上がっている
  • ・右エラが高い
  • ・首が右に捻りやすい

 

 

口曲がり矯正(一段階)やり方

【やり方】

1.顎を左に動かす

 

2.指先で顎先を右側へ押す

 

3.上下の歯を当てないように注意しながら、顎先を指先を押し合う。

 

4.口の開け閉めを5回×3回行う。

 

 

 

顔の歪みを矯正する蝶形骨矯正

【やり方】

1.右手の親指を右のこめかみに置き、右手の中指を左のこめかみに置く

 

2.左手で後頭部を支える

 

3.右手の親指を上、前に軽く引っ張る

 

4.15秒力をキープして、15秒休みを3セット行う。

 

 

 

お腹の張りと食いしばりの関係性

 

お腹の張り。

 

特に、みぞおち部分を押されて痛い方は、ストレスがたまっている場合が多いです。

 

 

みぞおちの図示

 

ストレスがたまると、やはりストレス発散のために食いしばりを行う方が多いです。

 

 

そんなみぞおちを柔らかくするツボの1つに、上印堂(かみいんどう)があります。

 

 

上印堂

 

 

このツボの回りをほぐす事で、みぞおちのつかえがとれて楽になる方も多いです。

 

 

なので、上印堂に刺激をいれながら、眉間のマッサージするを眉毛筋リリースを行いましょう。

 

 

眉毛の高さを治す眉毛筋リリース

【やり方】

1.小指の第一関節の背中を眉頭に置く

2.小さく円を描くように、眉頭をマッサージする

3.眉毛の中央と眉尻にかけて小さい円を描きながらマッサージを行う。

 

 

次は、まぶたのむくみを治すようなマッサージを行います。

 

まぶたのむくみ簡単マッサージ

【やり方】

1.親指の腹で、眉頭と目の間を押し上げる

2.眉尻にかけて眉毛を目の間を押し上げていく

 

 

最後は、目でか効果もある側頭筋のマッサージを行います。

 

でか目マッサージその3やり方

【やり方】

1.目が吊り上がるとうに、中指の腹でこめかみを上げる。

2.こめかみを外側にマッサージする。

 

 

 

骨格が原因でも大丈夫

 

エラ張りの原因が、筋肉の場合も骨格の場合でも、食いしばりを軽くする事は必要です。

 

 

そのためには、次の3つの調節を行ってみて下さい。

 

 

 

  1. 1.体を治す
  2. 2.顔を治す
  3. 3.お腹を治す

 

 

 

そして、これら3つの歪みを矯正した後には、深呼吸を忘れないで下さい。

 

 

深呼吸を忘れてしまうと、折角の努力が水の泡になってしまいます。

 

 

食いしばりを治すには、時間が必要です。

 

 

ですが、エラを治す為には避けて通れない部分です。

 

 

是非、今回の体操を参考にだんだんと大きくなってくるエラを治してみて下さい。

 

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