頬骨を矯正する時には、頬骨を押す事が多いです。
ですが、小顔矯正のセラピストは、頬骨を押す事で頬骨の形を変えようという目的で行っていません。
頬骨を押す目的は、顔面骨の咬み合わせを治して、体や顔の歪みの癖を治す事です。
一番分かり易い例でいうと、顎の咬み合わせになります。
顎は、顔の外側にある側頭骨(そくとうこつ)にある関節窩(かんせつか)と呼ばれる凹みと、下顎骨(かがくこつ)にある下顎頭(かがくとう)から構成されます。
この部分は非常にゆるい関節になっていて、軸を中心に比較的大きく動きます。
では、その中心となる軸がなにかというと、姿勢になります。
猫背や反り腰は、頭の位置をずらすため、顎を歪める原因になります。
そして、顎のずれた状態が長くなると、顎を治さなければ姿勢が治らなくなります。
なので、実際にプロが小顔矯正で頬骨を治す時は、姿勢の歪みも考慮しながら行うというポイントが、セルフ矯正との違いの1つになります。
ですが、プロのようには無理でも、自分で手軽に頬骨を矯正してみたいと思う事も多いとおもいます。
なので今回は、顔の中でも特に気になる方が多い頬骨の悩みを解決すべく、頬骨のセルフ矯正のやり方をご紹介いたします。
手軽に小顔になりたい方は、参考にしてみて下さい。
2018.3.22 修正加筆
目次
頬骨の出っ張りが気になるから、自分で一生懸命押しています。
でも、そもそも頬骨を押すと頬骨の張りが無くなって小顔になるの?
骨って固いから少し押すくらいじゃ、まったく変わらないとも思うんだけど、、
でも小顔矯正の施術風景をテレビで見た時に、先生はかなり強い力で、頬骨を押していたようにも見えるし、、
頬骨を押す事で小顔になるとするなら、プロが押すのと素人が押すのに、なんの違いがあるのかな?
頬骨を押す事で小顔になるのか!?
気になりますよね~!!
でも、自分で小顔にするなら、押す位しか思いつかないですよね?
なぜ小顔矯正の先生たちが頬骨を押しているのか?
がわかると効果が変わってくるかもしれません!!
なのでどうせ頬骨を押すならしっかりした方向で、頬骨を押すようにしてみましょう!
頬骨をただ押すだけでも顔のむくみがとれるので小顔にはみえます。
ですが、小顔矯正を行っている先生たちは、もう少し違った事も考えてるみたいです。
それは顔にかかる力の分散です。
顔の骨には物を噛んだ時の咬合力を筆頭に、様々な力がかかっています。
この時に骨は緩衝能力を発揮して、その力を減圧しています。
この緩衝能力がなにかしらの理由で阻害されると、力がダイレクトに顔や体にかかってきます。
すると、さまざまな問題が出てくると考えています。
なので頬骨を押す時は、骨にかかる圧を減圧できるようにアプローチしているんです。
ではどのように、頬骨を押していけばいいのでしょうか?
小顔矯正とは、顔の歪みをとって骨格を小さくしたり、むくみやたるみの改善を行う整体法です。
整体では、どのように行うのかと言いますと、骨を押していきます。
ですが、先ほど説明したように骨を押すからといって、骨が小さくなるわけではありません。
確かに、うつ伏せ寝のように長期間にわたってある程度の圧が顔の骨に加わると、骨は歪みます。
ですが、一時的に骨を指圧するからといって、骨はなかなか変わりません。
では、なぜ小顔矯正では骨押すのでしょうか?
それは、顔にかかる圧を減らす事。
そのためには、顔面骨の噛み合わせを治す事が必要なのです。
顔は全部で22個あり、それぞれが縫合(ほうごう)と呼ばれる関節で繋がっています。
整体では、この縫合を中心に、顔の骨は動いていると考えています。
この顔面骨の動きが悪くなると、外側翼突筋や側頭筋(そくとうきん)などの筋肉が過剰に使われます。
【側頭筋】
【外側翼突筋】
この2つの筋肉は、一緒に働いて顎を左右に動かす作用があります。
顔面骨の噛み合わせが悪くなると、この筋肉が顎を左右どちらかに歪ませ、その位置から動かないように固定してしまいます。
すると、咬筋(こうきん)など、比較的力の強い筋肉が、骨を圧迫し軋ませます。
これが原因となり、顔の歪みやむくみを引き起こし、顔が大きくなってしまうのです。
なので、顔面骨の噛み合わせを治して、顔にかかる圧を減らすために、小顔矯正を行うわけです。
自分で小顔矯正を行う場合と、整体師のようなプロが行う場合で、効果に差が生じる理由は、次の3つになります。
ですが、近くに顔専門の整体院がなかったり、通う時間がない方も多いと思います。
なので、今回は小顔矯正を自分で行った時に、効果をあげるコツをご紹介させて頂きます。
頬骨が気になる場合のお悩みで多いものが、次のようになります。
頬骨は横に出っ張るように成長してくるので、その成長の仕方が顕著な方は、頬骨を無くしたいと思うものです。
なので、頬骨を矯正して、頬骨にかかる圧を減圧してみましょう。
頬骨を矯正する時もそうなのですが、顔の骨を矯正する際に大事なポイントは、どこ骨と、どこの骨がくっついているのかを知るところです。
例えば、顔の中心には蝶形骨(ちょうけいこつ)という骨があります。
この骨は、顔の整体の際に、とても重要性なポイントになります。
なぜかというと、顔の骨の殆どが、この蝶形骨とくっつき繋がっているからです。
この骨が動かなくなると、それに付随する骨も動かなくなるのですが、矯正する部分が増えてしまいます。
では、比較的多く寄せられる悩みである頬骨。
この骨を矯正する時の大事なポイントとしては、側頭骨(そくとうこつ)と一緒に動いて、バランスをとっているという点になります。
そして、側頭骨は蝶形骨と一緒に動きます。
なので、頬骨1つを治す場合も、側頭骨と蝶形骨を一緒に調整しなければならないのです。
今回は、頬骨の矯正を行う時の、『頬骨~側頭骨』と、『蝶形骨~側頭骨』。
この部分の動きが悪くなっている場合の、セルフ小顔矯正から行っていきましょう。
まずは、蝶形骨と側頭骨の位置関係を知りましょう。
画像のように、眼窩と呼ばれる眼球をいれる骨の中にある骨です。
外側から触る場合は、側頭筋(そくとうきん)という顔の外側の筋肉を介して、触ることになります。
そして、蝶形骨と側頭骨は、呼吸に合わせて、広がるように動きます。
【外側からの動きのイメージ】
【内側からの動きのイメージ】
では、矯正してみましょう。
【やり方】
1.こめかみに手のひらを沿えて、軽く圧迫する。
2.鼻から息を吸い、呼吸に合わせて手の圧をゆるめる。
3.口から息を吐き、呼吸に合わせて手に圧を強める。
4.頭が軽くなるように、3~5回繰り返す。
側頭骨のゆるみが出たら、続いて頬骨の矯正を行います。
頬骨の位置を確認しましょう。
頬骨と側頭骨は、呼吸の際に上下に捻られるように動きます。
これをふまえて、矯正を行っていきましょう。
【やり方】
1.画像の黄色い×の部分と○の部分を指で挟む。
2.顎から眉間にかけての軸を支点に、頬骨を親指と他の4本の指で頬骨弓を引き離すように力を加える。
3.深呼吸をしながら、側頭骨の×の部分を上側に、頬骨の○を下側に捻るような圧を加える。
4.同じく深呼吸をしながら、引き離しながら反対側に捻る力を加える。
5.片方の人差し指で頬骨と鼻のつけ根の間を固定する。
6.もう片方の人差し指を、上顎骨から頬骨にかけて沿わせるように置く。
7.そのまま沿わせた人差し指を内側に回す。
8.深呼吸を維持しながら、一連の動作を3~5回繰り返す。
小顔矯正の先生が頬骨を押す時にポイントとして考えているのが、以下の点になります。
顔にかかる圧の減圧を考えて、力の緩衝作用を高める為に、頬骨へアプローチ。
なので一番最初に行う事は、顔にかかる圧を弱める事。
その為には顎の矯正と一緒に行うと良いでしょう。
今回お伝えした2つの頬骨の押し方を試してみて、自分で頬骨を調整してみて下さい。
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