眉毛の高さが違う主な原因は、筋肉にあります。
例えば、筋肉を意図的に収縮させる機械で、片方のおでこの筋肉を一定時間動かした場合、片方の眉毛だけ上がって固定されます。
時間がたてば、また筋肉が元に戻るのでよいのですが、もし眉毛を上げる癖があった場合は、話が変わってきます。
眉毛が、元の位置に戻りづらくなってしまうのです。
骨格が原因で、眉毛を上げる筋肉に余分に力が入ってしまう場合もあるのですが、筋肉のバランスをとると、眉毛の高さが揃うことも多いです。
今回は、眉毛の高さについて、その原因と対処法をまとめてみました。
お化粧するときなどに鏡を見て、
「高さが揃えづらいな」
など、眉毛の高さの違いでお悩みの方は、参考にしてみて下さい。
目次
「眉毛を書くときに、いつも片方の眉毛だけ高いのが気になる」
そんな方は、お化粧でバランスをとっている事が多いと思うのですが、
「出来れば元から良くならないかな?」
というお悩みもよく耳にします。
実は、ご自身でも、おでこの筋肉のトレーニングやマッサージを行って、バランスをとる事は出来るのです。
そんな役立つ方法を、学んでいきましょう。
眉毛の高さに違いがある理由は、主に3つあります。
そして、これらの原因のほとんどに、筋肉が関わってきます。
これは、
眼の上の骨の出っ張りの高さが、左右で違う事。
が原因になります。
この場合、眉毛の高さが違うというよりも、眉毛の立体感が違うと表現した方が正しいかも知れません。
眉骨の骨は、前頭骨という骨の一部になります。
この骨は、成長にともない、前方に成長していきます。
実際には、眉骨の中には、前頭洞(ぜんとうどう)という空洞があるのですが、この空洞を広げるように成長していきます。
赤い矢印の部分の骨が無くなり、青い矢印の方向へ骨が出来てきます。
経験上の話になってしまうのですが、眉毛の高さに極端な違いが認められる方の頭蓋骨を触ってみると、左右で非対称な事が多いです。
片方の頭のハチ部分だけ張っていたり、こめかみ部分の膨らみ方が違っていたりします。
なぜこのようになってしまうのかには、諸説あります。
個人的には、DNA上の問題や、脳が成長していく間での発達の仕方の問題。
小さい頃の寝方、噛む力の左右差の問題などが、影響していると考えています。
眉毛を治す時にポイントとなる筋肉が、前頭筋です。
この前頭筋という筋肉は、以下のような働きをします。
【前頭筋の作用】
①眉とその下の柔らかく薄い組織(眼輪筋)を引っ張り上げて、前頭の皮膚にしわを作ります。
②鼻の方向に向かって前頭筋に続く鼻根筋を、引っ張り上げます。
③鼻根筋とそれを覆う皮膚を伸ばし、全体の形姿を鼻のつけ根のところで、平らにします。
④眼輪筋の縫線は張りつめた状態になっているので目の外側縁は緊張した形になり眉毛を上げます。
これらがおでこの筋肉が眉毛を動かす時の、メカニズムになります。
この時に、先ほどの眉骨、目の上の骨の高さに左右差がある場合。
前頭筋で眉を持ち上げる時に、骨の高さが原因で筋肉の距離に左右差が生じて使いやすさが変わります。
すると、片方の眉は上げやすく、もう片方の眉は下げやすい。
といった状態になります。
この行為を癖にしてしまうと、高さの違う眉になってしまうのです。
前頭筋の使いムラを防ぐために、まず行って頂きたいことが、『筋肉のマッサージ』になります。
まずは、前頭筋のリリースから行いましょう。
そして、眉毛と前頭筋の繋がっている部分をほぐして、固さをとっていきましょう。
【眉毛のマッサージのやり方】
1.小指の第二関節を軽く曲げ、その背中の部分を眉頭に合わせる。
2.指を滑らせながら、眉尻までマッサージを行う。
3.眉骨と眼球の間のへこみ部分も同様にマッサージを行う。この時に眼球を傷めないように注意する。
前章では、前頭筋が眉の高さを形作っているとお伝えしました。
更に、眉毛の高さの違いとなる筋肉が存在します。
それが以下の筋肉になります。
この皺眉筋は、眉間にしわを作る筋肉の1つです。
眉を鼻の方向へ引き下げる作用があります。
鼻根筋(びこんきん)は、眉間の皮膚を引き下げる働きがあります。
この筋肉と次に説明する眉毛下制筋(びもうかせいきん)が鼻の付け根の横しわの原因です。
鼻の横しわが気になる方は、使わないように気を付けて下さい。
眉毛下制筋(びもうかせいきん)は、先ほど紹介した鼻根筋と一緒に働いて、眉間を下げる働きがあります。
この3つの筋肉。
これらの筋肉が眉毛を上げる前頭筋を一緒に働いた場合。
片方の眉毛のみ上に上げるといった動作をしやすくなります。
なので、この動きを癖にしてしまうと、
眉の高さが違う。
といった事に、なってしまうのです。
対処法としては、次の2つをオススメします。
【眉間筋のストレッチのやり方】
1.片方の親指と人差し指で、鼻の付け根を固定する。
2.もう片方の親指と人差し指の腹で、眉頭の少し内側を固定する。
3.鼻の付け根は挟み下すように、ストレッチを加え、眉間側の指を広げるようにストレッチを加える。
二重まぶたの幅が違う場合も、眉毛の高さが違うといった状態をつくりだします。
片方が一重まぶたで、もう片方が二重まぶたといった場合や、両目とも二重まぶただけれども幅が顕著に違う場合。
多くの場合で眉毛の高さの左右差も、感じられるはずです。
実際には、眉毛の高さが違うというよりも、目の大きさが違うために違和感を覚える事のほうが、多いかも知れません。
これは、眼窩と呼ばれる骨の作りや、頭の形。
そして、顎の歪みが原因で生じる事が多い歪みの1つになります。
目の左右非対称でお困りの方は『顔の歪みと目の高さが違う時に直せるかどうかはここを診る!』を参考にしてみて下さい。
眉毛の高さの違いを引き起こす原因には、次の3つが考えられます。
対処法としては、以下の方法をお勧めします。
こちらの動画も参考にしてみて下さい。
これ以外の方法としましては、
おでこに手のひらを置いて、眼球を上に動かす時におでこの筋肉が動かないように練習する。
といった、表情筋のトレーニングも有効ですので、是非とも実践してみて下さい。
整体を受けた後も、これらの体操やマッサージを指導することも多いです。
高さのそろった眉を手に入れたい方は、ぜひ実践してみて下さい。
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