小顔矯正を行う際に最も治しやすく効果も出やすい部分は、エラです。
その理由は、エラの筋肉にあります。
エラには咬筋という筋肉があり、この筋肉が大きくなってエラ張りになっている場合が多いのです。
そして筋肉を痩せて小さくみせる事は、骨が原因でエラが張っている場合よりも簡単に矯正する事が出来ます。
つまり、こういう事が言えます。
頬骨や鼻などと比べるとエラには筋肉が豊富あり、その筋肉を痩せさせる事は骨を小さくする事よりも容易である。
これが、エラ張りを治しやすい理由です。
しかし後述していきますが、骨が張っていてエラが大きくなっている事も勿論あります。
この場合、自分のエラ張りが筋肉が原因なのか、骨格が原因なのかを見極めたいところなのですが、体表からその原因を見極める事は難しいんです。
ですが、ある程度の予測をたてる事は可能です!
そして、骨格が原因でもエラ張りになっている場合でも、共通してエラ張りを治すポイントがあります。
それは、食いしばりを治す事!!
なので今回は、エラ張りの原因が骨格なのか、筋肉なのかと調べ、そして自分で出来るエラ張り矯正のやり方をご紹介いたします。
最近、エラが張ってきたなとお悩みの方は参考にしてみて下さい。
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エラ張りに長年悩まされている。
なんで、エラが張っているんだろう?
エラ張りは骨格が原因?
それとも筋肉が原因?
色々調べてみると、ある記事ではエラ張りの原因は骨格といっているし、他の記事では筋肉が原因ですと書いてある。
私のエラ張りは骨格なの筋肉なの?
なんかの目安でもいいから、分かる方法を教えて!!
エラ張りの原因は、骨格なのか、筋肉なのか?
結果から申しますと、その両方が原因になっている事が多いです。
ただ、どっちの比率が大きいのかはある程度あります。
エラ張りが骨格からくる場合も筋肉からくる場合も、顎にかかる力が強いという特徴があります。
例えば、小さい頃からエラが張っていて、しかもそのエラ張りが骨格からきている場合。
エラの骨が大きく筋肉が付着する咬筋粗面(こうきんそめん)というがしっかりしていている事が多いです。
そしてその場合、噛む力が相対的に強くなります。
すると顎の筋肉に余計な力がはいり、顎の筋肉が発達してエラ張りになります。
なので、エラ張りが骨格からくる場合は付随して、筋肉のエラ張りにもなりやすいんです。
これは困りましたね。
では、まずご自身のエラ張りが骨格からなのか、筋肉からなのかを簡単に調べる方法から、お伝えいたします。
エラの大きさには男女差や身長差があります。
一般的には、男性の方が女性よりもエラ張りになりやすいですし、身長の高い方が身長の低い方よりもエラ張りになり易いです。
ご用意して頂くものはメジャー!
そのメジャーで、右のエラの骨の内側から左にエラの骨の内側の距離を測って下さい。
この時に、男性の場合は、喉ぼとけが邪魔になるのでアッカンベーをして頂いて、舌先で鼻の頭を触るような感じで舌先を上に持ち上げて下さい。
喉が上にあがって、図り易くなります。
いかがですか?
何cmでしたか?
次がエラ張り骨格の目安になります。
【男性】
身長:
170cm以下 平均 11cm
170cm以上 平均 11.5cm
【女性】
身長:
165cm以上 平均 10.5cm
165cm以下 平均 10cm
平均よりも大きかったですか?
小さかったですか?
顔をメジャーで測った時には、0.5cmの違いで印象が違って見えるので、誰かに測ってもらうと正確に測る事が出来ます。
この平均値よりも距離が長いと、エラ張りが骨格からくるものの可能性が高いです。
その他には下顎角(かがくかく)の角度を調べる事で、エラ張りがどうかを判断する方法もあります。
一方で、平均値よりも小さいのにエラが張っている場合は、筋肉が原因の事が多いです。
ただ来院された患者さまのエラを調べる時は、先ほどの計測値に加えて、以下のポイントもチェックし複合的に調べていきます。
絶対的な計測ではないので、一概にはいえませんが、簡単な判断資料にはなりますので試してみて下さい。
これは経験則ですが、正面から顔を見た時にエラが張っているなという感じがいう方は、筋肉の張りをとる事でエラ張りが良くなる事が多いです。
では、両エラ間の距離が平均と比べて広いのか、狭いのか調べ終わったらこちらの体操を行ってみてください。
骨か筋肉。
どちらが原因でも筋肉の発達がある可能性が高いので、こちらの体操をお試しください。
比較的、症状のひどくない方でしたらある程度の効果はあるはずです。
しかし、これは一時的にエラ張りをとる方法にすぎません!
エラが張っている原因は骨格や筋肉にありますが、手術などではなくエラ張りを治すには、一番治したい事があります。
それは、食いしばりです。
これを治さないと、本当に治した事にはならないんです。
更に、困った事があります。
それは、顎のずれや首のずれがあると食いしばりがひどくなり、顔に余計な圧がかかり負担になる事です。
これは、顔を歪ましエラ張りが悪化する原因にもなります。
実際に整体を行う時も、顔の歪みを整えながらエラ張りを治していく事が多いです。
そして、強い食いしばりはエラの骨を変形させてしまう恐れもあります。
そんな事にならない為には、以下の事を行います。
食いしばりを治して、骨にかかる力を弱くする
では、食いしばりはどのように治していけば良いのでしょうか?
食いしばりを治すポイントは3つあります。
そして、もっとも大事なポイントが、呼吸を調える事です。
では、まず食いしばりとは一体どのようなものなのか?
という事から学んでいきましょう。
食いしばりとは、日中夜間を問わずに奥歯で噛みしめる癖の事をいいます。
意識して噛みしめている事もあるでしょうが、エラが張っている方の殆どが無意識でも噛みしめています。
なぜ噛みしめてしまうのかという原因は分かられていませんが、噛みしめるという動作は一種のストレス発散の効果があります。
噛みしめる事が気持ちよいので、知らず知らずの内に噛みしめてしまうのです。
では、噛みしめると何がいけないのでしょうか?
噛みしめる事による弊害(へいがい)は以下のようになります。
力仕事などで奥歯を食いしばらなければならない事もありますが、出来れば避けたい癖の1つになります。
そして、食いしばりの原因は分からないと説明しましたが、食いしばりがある患者さんには次のような方が多いです。
肋骨が歪み呼吸が浅くなっている
エラ張りの方は、殆どといっていいほど体が捻れて肋骨が歪んでいます。
では、食いしばりを治すポイントの1つでもある、体の歪みと呼吸について説明していきます。
学生時代に発表会などで大勢の人の前に立った経験がある方。
緊張から息があがって、呼吸が浅くなった記憶がありませんか?
これには自律神経が関わっていますが、姿勢が悪くなるとこの状態と同じ呼吸をとりやすいです。
緊張すると、呼吸を沢山吸いたいために、肩が上がった状態から更に肩をあげて息をしようとします。
ですが、この状態では満足に息を吸えません。
これでは酸素不足になってしまうので、鼻での呼吸に加えて、口でも呼吸を行います。
ただ、姿勢が悪くなった場合の呼吸では緊張からこのような呼吸を行うわけではなく、横隔膜が使えなくなる事で口呼吸を行います。
横隔膜の主な働きは、筋肉の伸縮を利用して肺に空気をいれる事になります。
ですが、意外に知られていない働きとして、腰を捻り姿勢を支えるというものがあります。
横隔膜は腰骨にくっついていて、次のように腰骨を動かす作用を持っています。
ここで肋骨の歪みが関係してきます。
あばらに手を置いて、深呼吸をしてみて下さい。
息を大きく吸った時に、肋骨が大きく動いた事が確認出来たと思います。
この時に、横隔膜は縮んで下がり、胸郭(きょうかく)内を陰圧にすることで肺に空気を取り込みます。
そして、息を吐く時に肋骨が下がることで横隔膜がゆるみ元の位置に戻ります。
体が歪むと、この一連の動作が上手くいかなくなります。
息を吐く時に、肋骨は内肋間筋(ないろっかんきん)といわれる筋肉にとって内側に引かれますが、肋骨が開いている方はこの筋肉を使って肋骨を内側に引くことが出来なくなります。
肋骨が内側に引かれないと、横隔膜の力が抜けなくなる為に、息を吐いてるにも関わらず縮んだ状態をキープしてしまい、下がったままになります。
この縮んで力が入り下がった状態から息を更に吸おうとした場合、下がる事が難しくなってしまうのです。
これでは、胸郭内に十分な酸素を取り込めません。
なので、より空気を体は頑張ります。
どこが頑張るかというと、首の筋肉が頑張ります。
首の筋肉を使って肩をすくめる事によって、胸を開き呼吸を深くするのです。
この肩で行う呼吸を『副呼吸(ふくこきゅう)』と言います。
副呼吸は、首の筋肉を使って肩をすくめる事で呼吸を深くするといった動作になります。
この呼吸をしていると、首の筋肉が疲労し肩こり・首こりがおこります。
加えて、首を前側に引く事によって息を吸いやすい状態にしようとします。
首が前側にずれると息はしやすくなります。
ですが、鼻で息をするからではなく、口で呼吸をする事によって空気を体に取り込むのです。
口呼吸は食いしばりの原因の1つです。
なので、体が歪むと、食いしばりが強くなりエラが張ってきてしまうのです。
食いしばりと自分で治すなら、まず息を止めないように呼吸を意識してみて下さい。
それだけでも、食いしばりが軽くなるはずです。
ですが、前述したように体が歪んでいると肋骨や横隔膜の動きが悪くなり、意識していない時の呼吸が浅いままになってしまいます。
そんな時は、体の歪みの矯正をおすすめしまう。
簡単に出来るセルフ矯正法をご紹介いたします。
まず、自分の体がどのように歪んでいるのか簡単にチェックしてみましょう。
1.イスに座る
2.右足を上に足を組む
3.左足を上に足を組む
組みやすい足を確認して下さい。
【やり方】
1.椅子に座る
2.腰を丸める
3.右足首を左膝の前まで上げる。
4.お尻を椅子につけたまま、左の骨盤を上げる
5.左手で右膝を軽く押す
6.膝を手を押し合いながら深呼吸を3回繰り返す。
【やり方】
1.イスに座る。
2.腰を丸める
3.左足裏を床から離し、外側に回す。
4.お尻をつけたまま、左骨盤を上げる
5.膝を外側へ開いて、左足を天井方向へ持ち上げる
6.深呼吸を3回繰り返す
土台の骨盤を起こした後に、肋骨を矯正を行っていきます。
【やり方】
1.肘を伸ばして顔の前で手を組むか、ボールを持ち腕を伸ばす。
2.腰から背中を丸める
3.組んだ手を体から離しながら、深呼吸を3回行う。
4.一連の動作を3セット行う
肋骨の歪みを整えることで食いしばりが軽減される方が多いのですが、顔の歪みを同時に治していくと、更に楽になります。
顔の歪むを治す時には、次のポイントをチェックして下さい。
例:
【やり方】
1.顎を左に動かす
2.指先で顎先を右側へ押す
3.上下の歯を当てないように注意しながら、顎先を指先を押し合う。
4.口の開け閉めを5回×3回行う。
【やり方】
1.右手の親指を右のこめかみに置き、右手の中指を左のこめかみに置く
2.左手で後頭部を支える
3.右手の親指を上、前に軽く引っ張る
4.15秒力をキープして、15秒休みを3セット行う。
お腹の張り。
特に、みぞおち部分を押されて痛い方は、ストレスがたまっている場合が多いです。
ストレスがたまると、やはりストレス発散のために食いしばりを行う方が多いです。
そんなみぞおちを柔らかくするツボの1つに、上印堂(かみいんどう)があります。
このツボの回りをほぐす事で、みぞおちのつかえがとれて楽になる方も多いです。
なので、上印堂に刺激をいれながら、眉間のマッサージするを眉毛筋リリースを行いましょう。
【やり方】
1.小指の第一関節の背中を眉頭に置く
2.小さく円を描くように、眉頭をマッサージする
3.眉毛の中央と眉尻にかけて小さい円を描きながらマッサージを行う。
次は、まぶたのむくみを治すようなマッサージを行います。
【やり方】
1.親指の腹で、眉頭と目の間を押し上げる
2.眉尻にかけて眉毛を目の間を押し上げていく
最後は、目でか効果もある側頭筋のマッサージを行います。
【やり方】
1.目が吊り上がるとうに、中指の腹でこめかみを上げる。
2.こめかみを外側にマッサージする。
エラ張りの原因が、筋肉の場合も骨格の場合でも、食いしばりを軽くする事は必要です。
そのためには、次の3つの調節を行ってみて下さい。
そして、これら3つの歪みを矯正した後には、深呼吸を忘れないで下さい。
深呼吸を忘れてしまうと、折角の努力が水の泡になってしまいます。
食いしばりを治すには、時間が必要です。
ですが、エラを治す為には避けて通れない部分です。
是非、今回の体操を参考にだんだんと大きくなってくるエラを治してみて下さい。
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