いびきで悩んでいる人、周りでいびきがうるさくて眠れない人など、困っている人は少なくないと思います。
お酒を飲んだ後などは、顎を支える筋肉が弱まるため、いびきをかきやすくなりますし、下あごの構造が小さいと同じくいびきをかきやすくなります。
原因として一番多いのは、肥満。
体重が増えることによって、喉の脂肪が増え、仰向けになった際に気道が塞がれてしまう為にいびきが出てきます。
なので、体重が増えた事によるいびきの予防法の一番は、ダイエットになります。
『下膨れを治す為に大切な事は減量よりも食事の質と小顔体操。』でご紹介しているような方法を使って、自分の体質にあった食材を選ぶダイエット方法もおすすめです。
ですが、全員が全員。
ダイエットをしたからといって、いびきが治るわけでもありません。
そんな時に使えるツボがあります。
今回は、鍼灸師として東洋医学の観点から、いびきのメカニズムといびきに効くツボ押しを紹介したいと思います。
目次 [非表示]
いびきは、寝ている間の寝息が大きく、雑音になってしまっている状態です。
これらがいびきの原因になります。
また、いびきの種類は主に2つに分かれています。
無呼吸性症候群は、睡眠中に呼吸が停止、または止まりかけてしまう疾患のこと。
呼吸が1時間に5間以上止まると無呼吸症と診断されます。
その他の症状には、次のものがあります。
それでは、東洋医学の観点から、いびきのメカニズムを紐解いてみましょう。
東洋医学で考えるいびきとは痰湿(たんしつ)が溜まっている状態なんです。
痰湿とは、代謝されなかった代謝物やいらない水分のことで、これらが体に溜まり過ぎてしまうといびきという症状が現れていることがあります。
痰湿はどこから来るのでしょうか?
それは胃腸で作られます。
痰湿は作られるところは一緒なんですが、蓄積するところがわかってきます。
痰は胃腸で作られ、肺に蓄積します。
痰が溜まりすぎると、咳が出てきたり、喉がゴロゴロしたりします。
湿も胃腸で作られるんですが、蓄積される場所は大腸になります。
湿が多い人は、便秘または下痢になってしまいます。
痰湿は、中焦(胃腸)で作られるということは、胃腸が弱ってしまうと余計、痰湿が溜まってしまいます。
特に、胃腸の経絡は首回りを通ります。
これらの、代謝物が胃経絡の通りを詰まらせてしまいます。
例えば、ストレスや、アルコール。
アルコール自体は湿熱です。
ストレスが溜まって、胃腸が傷つき、アルコールを飲むことによって痰湿が溜ってしまいます。
水分が停滞している。代謝が落ちて老廃物が溜まっている状態なんです。
それでは、この痰湿が原因のいびきを解消させるツボ押しを紹介しましょう。
いびきは、痰湿が原因なのでまずは、この痰湿を除去しなければいけません。
【豊隆(ほうりゅう)】
効能:痰湿の除去
場所:膝のお皿の外側と外くるぶしを16等分にした真ん中。
【人迎(じんげい)】
効能:通経
場所:のど仏から指2本分外側で、左右にそれぞれ脈拍を感じるところ。
これらのツボを毎日30秒寝る前に押してみましょう。
いびきの原因は、痰湿が喉周りに溜まってしまうことによって起こることが多いです。
東洋医学的にいびきを治すには、まず痰湿のつまりを流してあげなければいけません。
そのためにはまず、生活習慣に気をつけて生活してください。
特に、お酒の飲み過ぎは痰湿を溜める要因になってしまいます。
お酒はほどほどにしましょう。
そして、今回ご紹介したツボ押しを試しみてください。
もし「いびき」で困っている人たちの助けになってくれれば、幸いです。
〒104-0061
東京都中央区銀座 6-13-5
銀座NHビル4階
営業時間 10:00-23:00
(最終受付 22:00)
不定休
TEL 03-6278-8862
REVIEWお客様の声
© revision. ALL RIGHTS RESERVED