輪郭が左右非対称になる原因は、次の通りです。
- ・エラの高さが違う
- ・エラ骨の大きさが違う
- ・顎が曲がっている
- ・頬骨の出っ張りに左右差がある
- ・頭の形が歪んでいる
ここに挙げた原因はあくまでも一部です。
実に様々な理由から、顔のフェイスラインや輪郭が左右非対称になります。
では、エラや頬骨。
そして、顎の歪みなどはなぜ生じてしまうのでしょうか?
その主な理由が、以下のようになります。
- ・生まれつき
- ・成長の過程で曲がった
例えば、赤ん坊の頭蓋骨は小さく柔らかいです。
そして、頭蓋骨の骨と骨の間には隙間があり、これを埋めるような形で大人の頭蓋骨が作られていきます。
ですが、その過程で頭を片側から曲げるような圧力がかかると、頭が曲がってきます。
片側を向いた姿勢ばかりで寝かせてしまうと、このような頭の形になるので注意が必要です。
小さいころにこのような頭の形になってしまうと、大人になっても問題が生じてきます。
上の写真のように、耳の位置が左右で異なってきます。
更に、目の高さに左右差が生じやすくなります。
頭の形の変化は、生まれたときに生じるものではありません。
ですが、曲がりやすい因子などは親から子へ、なんらかしらの遺伝情報が伝わっているのではないかと考えています。
また、成人してからも悪い癖を持っていると顔が歪み、輪郭の左右差が生じてきます。
例えば、頬杖です。
一回での力は、顔の骨を歪ませるほどではありません。
ですが頬杖をする方の多くは、毎日頬杖をしています。
結果、強い力が顔にかかるようになり、歪ませてきてしまうのです。
それ以外に気を付けたい生活習慣の癖が、次のとおりです。
- ・片方の奥歯ばかり使い、食事をする
- ・うつ伏せに寝る
- ・カバンをいつも同じ肩で持つ
- ・脚を組む癖がある
- ・食いしばり・歯ぎしり
なぜ、これらの癖を治すべきなのかといいますと、顎を歪ませてしまうからです。
顎が歪むと輪郭の左右非対称が大きくなるのです。
今回は顎の矯正を中心に、輪郭を治す方法をご紹介させて頂きます。
顔の左右差でお悩みの方へ、参考にしてください。
輪郭の左右非対称は何故おこるの?
美容室で髪の毛を切って貰っていたら美容室の人に、
「○○さんはこっちの頬が出てるから、髪の毛の分け目はこっちからのほうがすっきりして見えますよ~」
と言われた!
『えっ、私の顔の輪郭って左右非対称だったの?』
言われるまで気が付かなかったけど、しっかり鏡を見てみると確かに輪郭が左右非対称に見える。
昔からそうだったのかな?
輪郭が左右非対称だなんて感じた事なかったけど、こういう人って他にもいるの?
なんで輪郭が左右非対称になってしまうんだろう?
輪郭の左右非対称の原因と体操
顔の輪郭よくよく見てみると、左右非対称になっている方多いと思います。
それもそのはず。
顔自体、輪郭も含めて左右非対称じゃない方って少ないんです。
でもなかには、このように思われる方もいらっしゃると思います。
「昔はこんなに左右非対称じゃなかった」
では何故、輪郭が左右非対称になってしまうのでしょうか?
輪郭が左右非対称になる理由
冒頭でもご紹介させて頂きましたが、輪郭が左右非対称になってしまう理由には、次の2つがあります。
- 1.生まれつき。もしくは、赤ん坊のころに顔を歪ませた。
- 2.大きくなってからの癖で歪んだ。
そして、成長してから輪郭を歪ませる癖には、次のようなものがあります。
- 1.猫背
- 2.頬杖
- 3.片噛み
- 4.寝相
- 5.舌突出癖
- 6.口呼吸
これらは、下顎の位置を左右、前後に歪ませたり捻じらせたりする癖になります。
そして、下顎が歪んで輪郭左右非対称になってきます。
これに老化という原因が加わると、以下の症状を併発してきます。
肌の張りによって隠れていた頬のくぼみなどが露出させられ、見た目の年齢が老けて見られやすくなる。
なので、こういった癖に心あたりがある方は注意して下さい。
輪郭の左右非対称を直す体操
輪郭を歪ませる原因が分かったところで、輪郭を左右対称に戻す体操を行ってみましょう。
先程の説明のように、下顎のずれが輪郭を左右非対称にしてしまうという事でした。
なので下顎のずれを良くする体操を行いましょう!
- 1.顎開口体操
- 2.顎左右側方体操
- 3.顎前後体操
- 4.歯噛みしめない体操
1.顎開口体操
鏡を見ながら口を上下に開けていく体操になります。
顎が左右にずれないように口が真っ直ぐに開くように調節しながら、開け閉めを10回行って下さい。
2.顎左右側方体操
鏡で動きを確認しながら、下顎を左右均等に5回ずつ動かす体操です。
どちらか一方に動かしづらい方向があったら、少し意識して動かし辛い側へ動かして下さい。
3.顎前後可動体操
鏡で動きをみて、下顎の動きがずれないように前に5回突き出して、後ろに5回引く体操です。
この体操は顎筋に力が入り易い体操なので、疲れがでたら中止してください。
4.歯噛みしめない体操
最後に歯を噛みしめないように、口の開け閉めをする体操を行います。
鏡で下顎が左右にずれないように確認をとりながら、口を閉めるときに上の歯と下の歯がギリギリくっ付かないに閉じて下さい。
10回体操してください。
シンメトリーな輪郭を目指しましょう!!
いつのまにか顔の輪郭が左右非対称になって、いつも同じ側でしか髪の毛が分けられない。
顔の左右差でお悩みをお持ちの方は次の癖を行わないように、注意してください。
- 1.猫背
- 2.頬杖
- 3.片噛み
- 4.寝相
- 5.舌突出癖
- 6.口呼吸
そして、次の4つの体操を積極的に行ってください。
- 1.顎開口体操
- 2.顎左右側方体操
- 3.顎前後体操
- 4.歯噛みしめない体操
輪郭を治す事は大変ですが、コツコツ続ける事が大事になってきます。
シンメトリーな輪郭を目指して頑張ってください。