鍼灸は効果があります。
しかし今までに鍼灸を受けたけれども効果を
感じられなかったという方もいらっしゃいます。
症状が重いと鍼灸の効果がでるまでに期間がかかる
場合もありますが、その他の原因の1つに鍼灸師の腕の良し悪しがあります。
〇〇に効くツボは××ですというツボの紹介をよく
目にすると思うのですが、実はそのツボ1つ1つに
ただ鍼をさすだけでは効果が薄い場合が多いです。
なぜ効果が薄いのかというと、そのツボに補瀉という手技を行わないからです。
昔より鍼灸師の数が多くなってきて鍼灸の効果の期間を持続させる事ができる鍼灸師を見つける事が難しくなってきたとも聞きます。
今回は鍼灸をうける時にこういった鍼灸施術を
おこなっている先生は良い先生の可能性が高いですという見分け方をお伝えしていきます。
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補瀉とは東洋医学の概念の1つで、東洋的診断、検査から導き出し弁証(診断名)から病態に対して適切な施術を行う事を目的にしたものです。
補法:
不足した気・血・津液・精を補う施術目的で行われるもの。
瀉法:
身体に余分な邪気を取り除く施術目的で行われる
もの。
次に挙げる鍼の施術の方法をそのツボ1つ1つに行うのですが、同じツボでも補う事を目的で行うのか取り除く事を目的で行うのかで効果が変わってきます。
これを行わないと効果がないといっても言い過ぎではないとても大事な鍼のテクニックです。
ではどんな種類があるのかを確認していきましょう。
補法:
鍼を90度以内で1分間に120回、体の中心に
向かって回転させる。
瀉法:
鍼を180度以上360度以内に1分間に60回、
体の外側に向かって回転させる。
補法:
鍼を素早く力強く刺入、すっくり軽く抜く。
瀉法:
鍼をゆっくり軽く刺挿、素早く力強く抜く。
補法:
鍼を呼気時に刺挿して吸気時に抜鍼する。
瀉法:
吸気時に刺挿して呼気時に抜鍼する。
補法:
鍼を経絡(流注)に沿って斜めに刺鍼する。
瀉法:
鍼を経絡(流注)に逆らって斜めに刺鍼する。
補法:
鍼を素早く抜鍼後、ツボを指で押さえる。
瀉法:
鍼を抜鍼時に鍼を大きく回して指で押さえない。
効果の持続を望むなら腕の良い鍼灸師を出会う事が
一番です。今回のこの補瀉法をおこなう鍼灸師である事は最低条件です。
しかしそれでも腕の良い鍼灸師なのかどうかを
見分けるには、実際に鍼を受けてみないとわからない事も多いです。
東洋医学では鍼の他に漢方や養生法などの分野もあるので、鍼施術を受けた後は効果の期間を持続させる為にアドバイスをうけてみるのもお勧めです。
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