最近、肩こりがひどい。
肩こりがひどくて、体調がすぐれない。
など、肩こりで悩んでいる方が、最近ではとても多いと思います。
悩んでいるが、どう治していくのか分からない。
そんな方へ
肩こりの原因と治療法・有効なツボを紹介させていただきます。
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肩こりとは、肩周りの筋肉(主に僧帽筋)が詰まったような、こわばった感じや、凝り感の総称です。
肩こりの原因は様々ありますが、一般的に良く知られている原因とは別に、東洋医学からみる原因もあります。
どちらも知る事で、自分がどのタイプの肩こりに当てはまっているのか、どういう治療法があっているのかを、見つける事が出来るはずです。
まずは、一般的な原因から、紹介させていただきます。
など、様々あります。
これらの原因を改善しても、肩こりが良くならない場合があります。
そのような時に東洋医学の考え方も参考になると思います。
それでは、こちらも紹介させて頂きます。
東洋医学からみる肩こりの原因は、大きく分けて以下の3つに分けられます。
まずは、瘀血から説明させていただきます。
瘀血というのは、簡単に言うと体の中の血液が、汚く、ドロドロしている状態の事です。
瘀血になると、肩・首回りの筋肉に、血液が巡っていないことになり、滞ってしまう事などで、辛い肩こりになってしまいます。
瘀血になる原因も様々あります。
東洋医学の考え方では、血と深く関わる臓器として、【脾・肝・心】が挙げられます。
血の生成・循環・体の中から血をもらさないようにする作用があります。
3つの臓器の働きによって、人間の体の中にキレイな血が循環しているのです!!
ですが
肝・心・脾の臓器が、なんらかの影響で働けなくなってしまうと瘀血という状態になります。
まず、肝という臓器は、イライラなどのストレス・風の影響で、機能が弱まってしまいます。
脾という臓器は、食べ物に関係していて、甘い物の食べ過ぎ、飲み過ぎなどの不摂生により、機能が悪くなってしまいます。
他にも、考え過ぎなどの精神的なストレスや、湿気に弱いと言われています。
最後に心という臓器です。心は、体の中の血液循環にとても重要な臓器になります。
心は、過度に喜ぶという感情が強まると、心疾患になりやすいと言われています。また、熱にも弱いです。
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瘀血という状態を治すためには、【肝・心・脾】の臓器が、正常に働けるようにする必要があります。
イライラ・ストレスを溜めない事や、食事に気を遣うなど、日常生活で、自ら改善が出来る所です。
また、冷え性の方も体の中の循環がうまくいかない事で、瘀血になっている場合があります。
なので、これからの季節に冷房などで体を冷やし過ぎない、お風呂・お灸などで、体の中から温めるなどの努力が必要になります。
【有効なツボ】
・肩井は、僧帽筋上にあるツボでどのタイプの肩こりにも有効です。
・天髎も僧帽筋上にあり、局所穴として使用します。
・肩髎も同様です。
・膈兪(補法・血会)は、血液の問題にとても有効です。血会のツボの刺激で、キレイな血液を作ります。
・血海(補法)というツボは、名前の通り、血がたくさんある場所です。刺激をする事で、循環が良くなります。
・胃の六ッ灸(補法)の使用で、脾の働きを高めます。
・心兪(補法)の使用で、心の機能を高め、血液循環を改善させます。
肝血虚というのは、肝臓に血液が不足している状態です。
肝という臓器は、筋肉・目などに関係しているといわれています。なので、肝血虚になると、筋肉のひきつり・ふるえ・目の乾きなどが現れます。
これが、肩こりの原因となり、肩こりの影響で、目が痛い・乾く・疲れるなどの症状が出る事も肝血虚に当てはまります。
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まず、全身の血液が、少し少ない状態だと考えられるので、血液を作り出す必要があります。
また、肝臓の機能である疏泄機能を高めて、循環を良くして、筋肉に血液を巡らせる事で、肩こり解消に繋がります。
目にも痛みなどの影響を及ぼしているので、酷使し過ぎずに、温めたりすると改善が見られます。
【有効なツボ】
・肩中兪は僧帽筋上にあり、局所穴として使用する。
・肩外兪も同様です。
・巨骨も同様です。
・太衝(補法)を使用する事で、肝機能を高め、血液の循環を促します。
・其門(補法)は、肝の募穴で、肝臓に気を集めて元気にします。
・太陽(奇穴)の使用で、眼精疲労を改善させます。
・血海の使用で血液を増やします。
気滞とは、気の流れ・滞りが悪くなってる状態です。それに伴い、血液の流れも悪くなります。
その結果、筋肉に十分に血液が流れなり、肩コリに繋がります。
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気滞が起こると、肝臓に影響を及ぼすことが多く、機能が弱まっている状態です。
疏泄機能を高め全身に血液を行き渡らせる必要があります。
また気滞によって、体のどこかに気が滞り、腫れや痛みを引き起こしている事があるので、鍼灸治療・漢方などで気滞を除くことが大事になります。
【有効なツボ】
・太衝(瀉法)を使用することで、気の滞りを改善させます。
・百会を刺激して、血液循環を良くします。
・膻中 を刺激して、自律神経を整えます。
・内関も同様です。
・神門も同様です。
ツボを刺激すると、肩こりが楽になる事は多いです。
それに加えて、体操を加えてあげると更に症状が緩和されます。
こちらの体操をお試しください。
肩こりの原因の多くは、姿勢不良・運動不足などが、良く知られていると思います。
東洋医学では、違った角度から原因を探す事が出来ます。
肩こりの原因の一つに食事の不摂生がある事も、東洋医学ならではの考え方です。
様々な原因を知る事で、どこを改善するべきなのかを、見つけられるはずです。
自分に合った治療法で、辛い肩こりを治し、体の中から改善させましょう!!
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