鍼灸・東洋医学2017/12/9   更新日: 2018/12/07

子宮の力を上げる方法【薬なしで月経痛を治し妊娠し易い体に】

子宮の力をあげよう

 

子宮の力は偉大です。

 

 

受精卵を10ヶ月余りで何倍にも大きくし、赤ちゃんに育て上げます。

 

 

まさに人体の神秘です。

 

 

そんな素晴らしい力を持った子宮ですが、最近になってこんな問題をよく耳にするようになってきました。

 

 

子宮の力が弱い方が、多くなってきた。

 

 

子宮の力が弱くなる主な原因を挙げると、以下の事が考えられます。

 

 

  • ・食生活の乱れ
  • ・生活習慣の乱れ
  • ・ストレス

 

 

そして、子宮の力が弱くなると、妊娠しづらくなってしまいます。

 

 

月経痛を改善させる為に、ピルを服用する方も多いです。

 

 

月経痛は増殖した子宮内膜から分泌されるプロスタグランジンというものが、子宮を強く圧迫する事によっておこります。

 

 

そしてピルには、子宮内膜の増殖を抑える作用があるので、プロスタグランジンの分泌が減り、月経痛が軽くなるという仕組みです。

 

 

月経に痛みが伴う事は、ある程度どうしようもない事です。

 

 

男性にはない独特な痛みなので、

「あなたにはこの痛みの辛さがわからないでしょ!」

と言われてしまうと、返す言葉もございません。

 

 

薬の力を借りて痛みを抑える事も、良い選択肢の1つだとは思います。

 

 

ただ、先程挙げたような食生活や生活習慣の乱れを改善させずに、薬にだけ頼るという行動は考えものです。

 

 

何故なら東洋医学の考えでは、薬は体を冷やしてしまうからです。

そして、冷えは不妊を招くのです。

 

 

女性は男性に比べて、冷え性の方が多い傾向にあります。

 

 

実際に、当院の患者さんの多くは女性の方で、冷え性をもっているか聞いてみると、大半の方が冷え性の自覚があります。

 

 

生理痛が辛いからといって、妊娠を望むのであれば、普段の生活を見直さずに薬で痛みを抑えれば良いと考える事は危険です。

 

 

今回は、妊娠を望むけれども生理痛がひどくて薬を手放す事が出来ない方へ、薬なしで痛みを抑える方法をご紹介致します。

 

 

是非、参考にしてみて下さい。

 

 

 

1.子宮の力を上げる東洋医学の考え方

 

西洋医学と東洋医学では、体に対しての考え方が異なります。

 

 

西洋医学は、エビデンスがなければ処置をする事はありません。

 

 

薬一つをとってもその効果は強大です。

 

 

なので、間違えた処方をしてしまえば、体調が悪くなるばかりか、最悪死んでしまう事だってあります。

 

 

しかしある一定の病気にあいて、薬はなくてはならないものです。

 

 

細菌感染した時に使用する抗生物質などは、その代表格でしょう。

 

 

それに比べて、東洋医学はエビデンスに乏しいです。

 

 

東洋の薬というと漢方薬を思い浮かべますが、ミカンの皮だったりシナモンだったりと、魔女や魔法使いが使いそうな代物が多いです。

 

 

しかし実際に効果があるものも多く、どの物質が効いているか調べ、使えるものはその成分を抽出して薬として作り直す場合もあります。

 

 

そして、東洋医学では人間の体が悪くなる原因は、次のように考えていたのです。

 

 

 

1-1.人間の体と自然界の法則

昔の方は、人間の体と自然界を照らし合わせ、不調の原因を探っていました。

 

 

自然界では、火があると水が蒸発し、水蒸気が出ます。

 

 

これを人間の体にも置き換えてます。

 

 

風邪をひくと熱によって水分がとられ、気(水蒸気)が失われる為に元気がなくなるのだと考えます。

 

 

ここから、東洋医学では妊娠についてどのように考えているのかを、学んでみましょう。

 

 

 

2.鍼灸師は妊娠をこう考える

 

東洋医学の妊娠の考え方の前に、簡単に妊娠とはどういうメカニズムなのかを復習してみましょう。

 

 

 

2-1.西洋医学の妊娠の考え方

一般的に妊娠とは、精子と卵子が受精卵をつくり胚を作ります。

 

そして、胚が子宮内膜に着床する事で妊娠という形になります。

 

 

そこから細胞分裂を繰り返して細胞が大きくなっていき、赤ちゃんになるのです。

 

 

一般的にはこうなのですが、東洋医学では妊娠を次のように考えます。

 

 

2-2.東洋医学的妊娠の考え方

生まれる前から両親にもらった生命エネルギーの事を東洋医学では、先天の精といいます。

 

このエネルギーを人は、『腎』をいう場所で蓄えています。

 

 

そして後天の性というものもあります。

これは食事から摂取するエネルギーの事です。

 

この食事のエネルギーを消化して体中に配っていく。

これを行っているのが『脾』というところになります。

 

 

生まれ持ったエネルギー(先天の精)を腎で調節して、食事から得られるエネルギー(後天の精)を脾で調節する。

 

 

そしてこの2つに、任脈というの力と一緒になる事で、妊娠の為のエネルギーが体にたまり、妊娠できる考えています。

 

 

しかし、無理なダイエットをすると、腎のエネルギーが弱ります。

 

また、食べ過ぎて太り余分な栄養が体にたまると、脾が弱ります。

 

 

すると、妊娠するエネルギーはおろか、生理不順にもなりやすくなります。

 

なので、食生活や生活習慣を向上させる事が大事になってくるのです。

 

 

では、子宮の力を上げるために、鍼灸師はどのような事を行うのでしょうか?

 

 

 

3.鍼灸師が行う子宮の力の上げ方【月経を整える】

 

子宮の力を上げて行きたいのですが、その時に僕たち鍼灸師が行う事の1つとして、月経を整える施術をします。

 

 

月経が正しく来るという事はとても大事な事です。

 

 

例えば、体で血(けつ)が作られなかったり、血の流れが悪い場合は、月経が起こりません。

 

これを東洋医学では、血虚(けっきょ)瘀血(おけつ)と呼びます。

 

 

また、鍼灸師には気(き)という概念があります。

 

 

いつもと同じ事をやっているのにも関わらず、何故か疲れを感じやすくなる事ありませんか?

 

このような状態を気虚(ききょ)気滞(きたい)といいます。

 

体を動かす気が作られていなかったり、流れていない状態を表す言葉です。

 

 

そして、気が作られないと、血を流す事が出来ないと考えます。

 

その結果、月経困難や月経痛がひどくなると考えるのです。

 

 

では、これらを治す施術の1例をご紹介します。

 

 

3-1.月経の鍼灸治療【体質の判断】

鍼灸師は患者さんの症状を、『○○症』ではなく、『○○証』と言います。

 

 

体質を表す言葉で、例えば手足が冷える方の場合。

一般的には『冷え性』といわれる事が多いのに対して、鍼灸師は『寒湿凝瘀証』言います。

 

 

鍼灸院へ通院した際に、「あなたは『気血両虚』だね」と診断される場合があります。

 

 

これは、気と血が作られていない状態を表しています。

 

 

なぜ血と気が作られないのかというと、1つに体質というものがあります。

 

 

太りやすい方は、なかなか痩せられないですし、痩せ型の方はなかなか太れないです。

 

 

今は科学が発展してきたので、○○細胞があると太りやすい。

 

お母さんのお腹の中にいた時に、お母さんが甘いものを食べ過ぎていた場合、こどもにもインシュリン抵抗性が出来るので、太りやすい子供になってしまうなど。

 

その原因を探しだす事は可能になってきました。

 

ですが、ではなぜそうなってしまったの?

という原因まで調べる事は難しく、やはり簡単に『体質』で片付けられてしまいます。

 

 

このように、血や気が作られない原因も、体質が関係してくるのです。

 

 

では、この体質。

どうにもならないのかというと、そうでもありません。

 

 

食事と生活習慣の改善。

そして、それに鍼灸を併せると体質も改善できるようになります。

 

 

なので、鍼灸が不妊治療の1つに選ばられるのです。

 

 

体質以外にも、血虚や気虚は起こってきます。

 

 

例えば、大量出血から生じる血虚。

風邪や下痢などで、食事をしっかり食べれない。

栄養の吸収が悪くなった場合に気虚があります。

 

 

ここにはない事が原因で気虚や血虚も起こりますが、鍼灸師に『気血両虚』と言われた時には、最近なにか変わった事がなかったか、見直してみると良いでしょう。

 

 

では次に、鍼灸師がどのようなツボを使って治療していくのかを、お伝えしていきます。

 

 

 

3-2.気血両虚の時に使うツボ

実は、気と血が作られていないので、まずはこの2つを体に補充しなければなりません。

 

この時に使うツボが、合谷(ごうこく)三陰交(さんいんこう)です。

 

 

合谷は、手の親指と人差し指の交わったところにあるツボ。

 

合谷のつぼ

 

 

三陰交は、足の内くるぶしから、指を重ねて4本分上にあるツボです。

陰経のツボ

 

これらのツボは血や気を補充する作用があります。

 

この事を東洋医学では、『補益気血』といいます。

 

 

そして、その後に帰来(きらい)というツボを使って、補充した気と血を子宮まで届けて、子宮の力を上げていきます。

 

帰来のつぼ

 

帰来はおへそから、外2寸。

その下へ4寸下がった陽明胃径をいう経絡上(つぼを繋げた道路。東洋医学では、血や気はこの道路を通っていると考えられている)にあるつぼになります。

 

 

これらのツボに鍼をさして、気や血を作りやすい体に整えて、月経痛を治していくのです。

 

 

ご自身で治したい場合は、爪楊枝などで刺激するか、お灸、または指圧しても良いでしょう。

 

 

 

4.子宮の力を上げるには、まず、月経を整える事から始めてみて下さい

 

妊娠を望むなら、子宮の力を上げる事をおすすめします。

 

 

その為には、月経の乱れや月経痛が強い方はまず、これらを整える事から始めてみて下さい。

 

 

東洋医学では、原因が変わると、使うツボが変わってきます。

 

 

今回は、気や血が作られなくなってしまう、気血両虚が原因で生じる場合に使えるツボを、ご紹介いたしました。

 

 

三陰交などは、原因がなんであろうとも使う万能穴なので、自分がなにが原因で月経痛が起こっているのか分からない場合などでも使えます。

 

指圧やお灸で刺激を与えてみて下さい。

 

 

今回の記事が妊娠を望む女性の役にたっていれば、幸いです。

 

是非、参考にしてみて下さい。

 

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