喉に違和感はないですか?
喉の辺に何かあるんだけど、取れない。
エアコンなどで喉を傷めてしまった。
声がかすれると、話すとすぐわかってしまい困りますよね。
今回は、そんな喉のつまりや違和感、声のかすれについてお話していきます。
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喉の違和感・声のかれの原因で多いのが、喉の炎症です。
呼吸や声を出すときに開く声帯が、何らかの原因で炎症を起こすことによります。
炎症の原因としては、風邪はもちろんのこと、ひどい咳き込みや大声で叫んだりしても起こります。
しかし、声帯のポリープや声帯の神経の麻痺などの病気の危険性もあります。
そのため、風邪などの心当たりなどない突然の声のかれや声のかれが数日経っても元に戻らない時は、病院で診てもらってください。
東洋医学でも、喉は潤いが大事で喉を潤す水分を津液といいます。
喉は肺と関連があり、また肺は全身に水分を分布させる機能があります。
喉の症状にはいくつか種類があります。
声のかれのことを「声嘶(せいせき)」と言います。
声嘶には、実証(じっしょう)と虚証(きょしょう)と大きく2つに分かれます。
実証とは、何か余分なものが過剰にある状態を指します。
実証は急に発症したり、症状が強いですが、回復が早いものが多いです。
余分なものとは、「外邪(がいじゃ)」や「痰(たん)」です。
外邪とは、身体を脅かすもの気候の変化のことで、喉を悪くする外邪は「熱邪」か「燥邪」です。
熱邪と燥邪は、喉に大事な潤いを乾かしてしまいます。
痰とは、津液という水分の滞りです。
東洋医学では体内に必要な物質として気・血・津液というものが全身を巡っています。
津液は身体を潤すもので、これがどこかで滞ると痰になります。
この痰は、ストレスにより喉の部分で滞ることがあります。
こうなると、喉の奥に何か詰まるような感じがします。
病院で検査をしても、特に問題なく、気のせいと言われてしまいます。
しかし、東洋医学の古い文献に喉に何かが詰まったような違和感という症状が記載されています。
それが梅の種のようなもので「梅核気(ばいかくき)」とか、炙った肉が喉に詰まったような感じで「咽中炙臠(いんちゅうしゃれい)」と言われています。
現代では、ヒステリー球とも呼ばれています。
これらはストレスによる気の滞りと津液の滞りによるものと考えられています。
そのため、漢方やツボを刺激して、水分の代謝を良くして気の流れをスムーズにしてあげる東洋医学的な治療をしてあげることでよくなります。
虚証とは、身体の必要な物質の不足した状態のことを指します。
実証とは逆に、徐々に悪くなることが多く、症状は強くないですが、長引くことが多いです。
喉の違和感や声のかれでは、津液という体を潤す水分が不足している状態です。
ここからは、喉の症状についてのケアの仕方についてお話していきます。
喉のケアで1番最初に思いつくのは安静と加湿だと思います。
基本的に炎症があるとき、まず使わないというのが大事です。
つまり極力、話すことを控え必要最低限のコミュニケーションは筆談などにすることです。
生活をしていると、話さないわけにいきませんが、早く治すためにはできる限りの安静にする必要があります。
また粘膜は乾燥に弱いので、口の中などは常に湿気がある状態に保ってください。
マスクをすると、吐いた息の水蒸気をもう一度吸い込むことで。口の中を加湿することができます。
水分摂取を行い、十分に部屋を加湿して、可能であれば寝る時もマスクをすると効果的です。
保湿の手段に1つとして、はちみつやオリーブオイルをスプーン1杯飲むという方法もあります。
東洋医学では、喉のつまりや違和感、声のかれは実証と虚証に分けられます。
実証は、外邪犯肺(がいじゃはんはい)と痰気鬱結(たんきうっけつ)があります。
虚証では、肺腎陰虚(はいじんいんきょ)といいます。
実証・虚証に関わらず、喉に効くツボとして、効果的なのが天突(てんとつ)です。
ここはデリケートなので、強く押すのではなく指で軽く揉むだけにしてください。
外邪犯肺は、いわゆる喉が痛くなる感冒のことで、風の邪である風邪(ふうじゃ)と一緒に熱邪や燥邪が入ってきます。
外邪犯肺では、風邪を取るツボは共通ですが、熱邪か燥邪かによってツボを変えていきます。
風邪を取るツボとして風池(ふうち)が有効です。
熱邪を取るツボは、大椎(だいつい)や少商(しょうしょう)、燥邪を取るツボは、肺兪(はいゆ)や尺沢(しゃくたく)を使います。
痰気鬱結では、気の流すツボと水分代謝を促すツボを使います。
気を流すツボは合谷(ごうこく)、水分代謝を促すツボは豊隆(ほうりゅう)です。
虚証の肺腎陰虚では、肺を中心に潤い分である陰分を補うツボを取っていきます。
潤い分を補うツボは、尺沢や太谿(たいけい)のツボを使います。
最後に喉に効く漢方薬を紹介します。
外邪犯肺(がいじゃはんはい)と痰濁壅肺(たんだくようはい)、痰気鬱結(たんきうっけつ)があります。
外邪犯肺は、いわゆる喉が痛くなる感冒です。
このとき、風の邪である風邪(ふうじゃ)と一緒に熱邪や燥邪が入ってきます。
熱邪の場合は、感冒でも、寒気より発熱が強く、喉の痛みや声のかすれ、黄色の痰が出るなどの症状がます。
銀翹散(ぎんぎょうさん)や桑菊飲(そうぎくいん)という漢方薬を使います。
燥邪の場合は、感冒症状に乾咳や痰が切れにいなどの症状が伴います。
清燥救肺湯(せいそうきゅうはいとう)を用います。
痰気鬱結では、喉の詰まり感があり、水を飲んだりしても取れない感じを指します。
ストレスが多い人に多く、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)を使います。
虚証では、肺腎陰虚(はいじんいんきょ)があります。
これは水分の不足の状態を指し、麦門冬湯(ばくもんどうとう)という薬を使います。
また声のかれに効く漢方で「響声破笛丸(きょうせいはてきがん)」というものがあります。
これは歌手や声優の方などプロが愛用しているほどです。
喉の違和感や声かれは、喉の炎症が原因のことが多いです。
心当たりがなく、数日で治らないものは特別な病気の可能性もあるので検査をする必要もあります。
しかし、ヒステリー球という検査をしても原因がわからないものもあります。
喉に効くツボとして、効果的なのが天突です。
また東洋医学では、外邪や痰による実証と、津液や血の不足による虚証があり、それぞれの状態に合わせてツボを取ります。
風邪を取るツボとして風池を使い、熱邪は大椎や少商、燥邪では肺兪や尺沢、痰気鬱結では合谷や豊隆を使い、肺腎陰虚では、尺沢や太谿のツボを使います。
喉に違和感や声のかれで困ったときは、参考にしていただけると幸いです。
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