エラが大きい人の原因を大きく2つに分けると、以下のようになります。
但し、これのどちらかのみが原因で、エラが大きくなるわけではありません。
エラの骨が大きい方は筋肉もつきやすく、エラが大きくなる傾向が強いです。
そして、ここにある癖が加わると、更にエラが大きくなります。
その癖が、食いしばりとなります。
エラが大きくない方でも、食いしばっている方はいらっしゃいます。
しかし、エラが大きくない方は多少食いしばったとしても、エラは大きくなりません。
その違いは、エラの骨の太さや大きさにあります。
エラ骨が大きく、厚い方は少し食いしばったしまうだけで、エラが大きくなってしまうのです。
そんなエラ張り。
健康上、多少エラが張っていて大きかったとしても、大した問題ではありません。
むしろ食事をしっかり噛む事出来るので、胃腸に負担をかけなくなり、健康には良いくらいです。
ただ、アジア圏の方。
日本や中国や韓国の方の美の基準は、エラが張っていないシャープなフェイスラインです。
四角い顔を好まない方が多いです。
では、なぜエラが厚く張ってきてしまうのでしょうか?
それは、骨の成長過程に問題があります。
成長の途中で、エラが大きくなってきてしまうのです。
そして、ここに食いしばりの癖が加わると、エラ張り顔になってきます。
今回は、エラの成長の仕方や、食いしばりについてを考えていきたいと思います。
エラが大きくて悩んでいる方は、参考になさって下さい。
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エラが大きい原因の1つ。
エラの骨が張っていて厚い。
エラの成長の過程に問題があるので、ここで簡単にエラ骨の成長について復習していきましょう。
エラ骨の事を専門用語で、下顎骨といいます。
小さい頃は、小さい下顎骨ですが、成長と共に大きさを変えていきます。
青い矢印の方向へ骨が大きくなっていき、黒い矢印の方向へ、骨が無くなっていきます。
結果的には、骨全体が大きくなってくるのですが、出るところは出て、へこむところはへこむ。
このようにして、大人の下顎骨の形になってきます。
そして、
下顎のエラの部分の青い矢印の方向への成長が強かったり、黒い矢印の影響が少なかった場合、エラが張ります。
下顎角が張ってきて、エラ張りになってくるのです。
エラ骨は成長の過程で、下顎骨が成長する事によって出てくるという事でした。
そして更に、筋肉が張っている方も問題も骨にあります。
骨には粗面という、ザラザラとした部分があります。
このザラザラした部分に、咬筋が付着します。
エラ骨が大きい人は当然、咬筋粗面も大きくなるので、筋肉の量も多くなります。
筋量のある方と、筋量がない方。
どちらがより強い力を出せるかというと、筋量がある方です。
食事など、ある一定の固さのものを噛み砕くには、筋量の差は問題になりません。
しかし、食いしばりなど、かなり強い力が必要になった場合。
筋量の多い方がより、強い力が発揮されます。
筋トレなどもそうですが、強い力を出せば出すほど筋肉は肥大します。
なので、骨が大きい人は、筋肉も大きくなるのです。
食いしばりを止める、確実な方法はまだ見つかっていません。
ただ、自律神経の働きを整え、行動認知療法(噛まないように意識する事など)を行うと、完全に止まらないまでも、食いしばりが楽になる患者はいらっしゃいます。
更に言うと、もしエラが大きい方が小顔矯正や、外科的に筋肉のボリューム落とすよにアプローチしエラを小さくしても、その後、顎周りの筋肉に力を過剰にいれないようにしなければ、再度エラが大きくなってしまうでしょう。
もし、エラ張りに悩んでいたらTCHに気を付けて下さい。
TCHとは、Tooth Contacting Habit の略で、上下歯をくっつけてしまう癖の事をいいます。
気がついたら歯を離すようにすると良いのですが、なかなか治すのが難しい癖でもあります。
『エラ痩せにも効果的!最近話題のTCHって知っている?』でまとめていますので、参考になさって下さい。
食いしばりを完全に止める方法はないのですが、深呼吸と意識の持ち方を変えると楽になります。
1つは先程紹介した、歯をくっつけないように意識をする事。
もう1つが深呼吸です。
デスクワーク方などに多いのですが、姿勢の悪い状態を長時間続けると、肋骨と顎が歪みます。
顎が歪むと舌が下がり、気道を狭くします。
↓
呼吸量を上げようと、口呼吸を行うと自律神経のバランスが崩れやすくなります。
また、日中に舌を上げておく筋肉を使わない為に、筋肉が弱り、就寝時のイビキにも繋がってしまいます。
これを予防する為には、姿勢良く仕事を行う事と、舌を正しい位置に置いておく事をおすすめします。
舌先が上顎のスポットという部分にくっついている状態が、正しい舌の位置です。
この位置が固定出来るように、舌を上げる癖つけると良いです。
ただ、顎が曲がった状態でトレーニングを行うと効果が良くありません。
顎の曲がりを整えてから、舌のトレーニングを行ってみて下さい。
【やり方】
1.顎先を右に動かし、指で反対方向から押す。
2.顎の力と指の押す力を拮抗させる。
3.その状態で深呼吸を3回繰り返す。
4.反対側も同様に行う。
5.割り箸を上の歯と舌先で挟む。
6.歯で割り箸を噛まないように注意しながら、1分以上その状態を保つ。
骨が厚く張っている方が、舌が弱り呼吸が浅くなった状態でいると食いしばってしまい、エラが大きくなります。
こう説明すると、食事などでもあまり噛まないようにする方がいらっしゃいます。
しかし、これは間違いです。
良く噛まないと、顔の筋肉が使われなくなるので、顔が垂れます。
また、食べ物の消化も悪くなるため、顔痩せも出来ません。
噛む事自体は必要なのです。
問題なのは、無意識で噛んでいる食いしばりや歯ぎしりです。
そして歪んだ顎や噛み合わせです。
歯の噛み合わせは、歯医者さんで治してもらって下さい。
当院のような顔の施術に特化した接骨院であれば、顔と体の歪みとのバランスをとり、顎の歪みを矯正する事も可能です。
正しく食事を噛むと、必要のない筋肉が柔らかく少なくなり、表情筋も持ち上がり、顔が痩せてきます。
エラ痩せも夢ではありません。
ご自身で治す時は、こちらの方法がおすすめです。
エラが大きい人に原因は、次の3つになります。
1.成長の過程でエラ骨にくびれがつかなかった事。
2.筋量が多い為に、食いしばりや歯ぎしりを行った際に、筋肉が肥大してしまう事。
3.姿勢が悪くなり顎が歪み、気道が狭く呼吸が浅くなった為に自律神経に働きが悪くなり、食いしばりやすくなる事。
そんな方の今日から行うべき行動が、次の6つです。
今日から、この6つの癖を意識してみて下さい。
エラ張りを治したい方の助けになれば、幸いです。
【エラのサイズでお困りの方へ、オススメの記事】
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