巻き肩の整体を受けに患者さんが来院された場合は必ず、本当にその方が巻き肩なのかをチェックしていきます。
本当に巻き肩ってどういう事?
と感じられる方も多いと思うのですが、巻き肩にも色々な種類があります。
例えば、二の腕の骨が捻じれた巻き肩もありますし、上半身が捻じれた巻きもあります。
このように姿勢が悪い自覚はあるが、自分ではどこが原因なのかわからないなんていう方のポイントが以下のようになります。
【巻き肩の整体を行う時に見るポイント】
- 1.肋骨の広がり、形や動きは正常かどうか。
- 2.肩甲骨の位置は、ずれていないか。
- 3.肩甲骨に対して上腕骨の位置は正しいか。
- 4.肋骨、肩甲骨、上腕骨の連動は良いか。
- 5.肩以外で問題になるところはないか。
巻き肩の整体ではこのように、いろいろな部分を確認しなければいけません。
今回はその中でも肋骨の肋骨の広がり、形や動きについて巻き肩の整体を行う際のポイントをお伝えしていきます。
巻き肩の方は是非参考にして下さい。
銀座の整体を受ける方のお悩みランキング上位!巻き肩の実体とは?
このような事で、お悩みではありませんか?
- ・姿勢が悪くて、肩がいつも内に入っちゃう!
- ・巻き肩だから肩が凝る!
- ・巻き肩や猫背を直してカッコよい姿勢になりたい!
- ・巻き肩って自分で良く出来るのかなぁ~!?
これらのお悩みの多くは、整体に通わなくても自分で治す事も出来るんです!
どうやって治していくかというと、体操です!
自分の体がどう歪んでいるかが分かると、その歪みに合わせた矯正体操を行うと歪みは治っていくんです!
では、詳しく説明していきます。
銀座の整体からの新事実!【巻き肩の原因は肋骨の動きの悪さにあった】
巻き肩でお悩みの方でよくある間違いが、肩だけ矯正して良くしようとしている。
または、肩周りの体操だけを頑張っているといったものです。
なぜ間違いなのかというと、肩が歪んだ原因が肩ではなく肋骨が歪んだ為巻き肩になっている。という事を見逃しているからです!
肋骨が肩とどう関係しているの?
と思われますよね!?
まず、肋骨が肩と関係しているのには、以下の点があげられます。
- 1.肋骨の上に肩甲骨が乗っているから
- 2.肋骨が動かないと胸が開かないから
- 3.肋骨の歪みがあると骨盤も歪んでしまうから
原因1:肋骨の上に肩甲骨が乗っているから
肩ってどういう骨で構成されているかご存知ですか?
肩は肩甲骨(けんこうこつ)と上腕骨(じょうわんこつ)という2つの骨から出来ています。
では巻き肩になる場合は、どちらの骨が歪んでしまっているのでしょうか?
それには主に『3つの原因』が考えられます。
- 1.上腕骨が肩甲骨に対して歪んでいる
- 2.成長期に骨自体を歪ましてしまった
- 3.肩甲骨が肋骨に対して歪んでいる
それぞれの対処法をご紹介していきます。
1.上腕骨が肩甲骨に対して歪んでいる場合
この場合は肩甲骨の体操で、ある程度矯正可能の事が多いです。
このような体操をお試しください。
2.成長期に骨自体を歪ませてしまった場合:
成長期に野球など、腕を捻じるようなスポーツしていた方に多いです。
骨を曲げる力が常に上腕骨にかかり、曲がって骨が成長していまい巻き肩になります。
成長期のメンテナンスが必要になるため、大人になってから治す事は難しいです。
3.肩甲骨が肋骨に対して歪んでいる
人間の体を真上から見ると、上半身はドーム状の胴体をしています。
このドーム状を作っているのが肋骨のカーブです。
では、肋骨の歪みってどういう事なのでしょうか?
肋骨の歪みとは息を吸ったりはいたりした際に、肋骨がしっかり動かない状態をいいます。
肋骨の歪みチェック法
1.両手を胸の下で交差して手のひらを肋骨に当てて下さい。
2.鼻からゆっくりと息を吸ってみてください。
3.左右の肋骨の広がり方に、左右差があるか感じてください。
どうでしたか?
微妙ですが、左右の肋骨の動きに差が感じられませんでしたか?
もし、左右差を感じた方は肋骨が歪んでいる可能性が高いです!!
肩甲骨は肋骨の上に載っていているので、肋骨が歪んでいると肩甲骨がずれます。
すると、その歪みのバランスをとろうと、その他の骨の位置がずれて歪みます。
結果、一部の歪みが全体に波及して、体が歪んでくるのです。
なので、肋骨の歪みから肩甲骨がずれて前側に引っ張られ、巻き肩になるのです!
このタイプの巻き肩は、いくら肩の矯正を行っても治ってきません!
いろいろな体操を試したけど、巻き肩が治らなかった方は次の体操を試してみてください。
肋骨の歪みからくる巻き肩矯正体操のやり方
【やり方】
1.椅子に座ってください
2.肋骨が開きずらかった側の骨盤を前に出すように、少し捻ってください
3.前に捻った骨盤を同じ側の腕を上に持ち上げて、肩先に指をつけて腕を固定してください。
4.その姿勢のから、肘を膝に近づけて鼻から息を吸って肋骨を広げながら、吸いきったら口から吐く深呼吸を3回行ってください。
5.この一連の動作を3セット行ってください。
原因2:肋骨が動かないと胸が開かないから
重複になりますが、肋骨が動かないと肩甲骨が動かなくなります。
すると、胸など比較的に肩を内側に引っ張る作用のある筋肉に肩が動かされ、前側にずれてきます。
その結果、巻き肩になってきます。
なので、ずれを正して胸の力に抵抗できる筋肉を鍛えて背中側の筋肉を活性化すると、胸を開きやすくなって巻き肩が予防出来るようになります。
こちらの体操をお試しください。
また、大胸筋という胸の筋肉が緊張すると、肩甲骨が歪んできてしまいます。
そんな時は、こちらの体操を行うと上手に緊張をリリースする事が出来ます。
原因3:肋骨の歪みがあると骨盤も歪んでしまうから
これは肋骨の下方と骨盤を結んでいる筋肉に捻じれが出る為に起こります。
骨盤がずれると、背骨もずれてきます。
そして、その代償として肩も歪んでくるんです。
そんな時は、こちらの体操をおすすめします。
ちなみに、肋骨を整えると体の至る所が矯正しやすくなってきます!
くびれも出やすくなりますので、お試しください。
この他にもこちらのような矯正体操もあります。併せて参考にしてみてください。
巻き肩の原因の肋骨を直して肩のエクササイズを行おう!
巻き肩の原因を大きく3つに分けると、次のようになります。
- 1.肋骨の歪み
- 2.肩甲骨と上腕骨の歪み
- 3.腕の骨自体の歪み
そして、今回は肋骨の歪みについてご説明させて頂きました。
肋骨が歪んで巻き肩になる理由が、こちらの3つになります。
- 1.肋骨の上に肩甲骨が乗っているから
- 2.肋骨が動かないと胸が開かないから
- 3.肋骨の歪みがあると骨盤も歪んでしまうから
そして、それぞれの症状に合わせた巻き肩矯正体操をご紹介させていただきました。
これらの体操は、当院でも実際に行っている肋骨矯正体操です!
そして、巻き肩の整体は二の腕のたるみにも効果があります。
興味のある方は『巻き肩の矯正で二の腕のたるみがなくなる3つの理由とセルフ矯正方法』を是非ご覧ください。
肋骨の矯正後に、今まで行っていた巻き肩のセルフ矯正方法をやっていただくと、更に巻き肩は良くなっていきます。
色々な体操を試したけど、なかなか巻き肩が改善されない方は、参考にしてみてください。