歩くだけでも痛む外反母趾。
形も悪くなり、履ける靴まで限られてきます。
症状が進んだ方は、歩くだけでも変形が進む傾向があり、注意が必要です。
あまりにも変形が進んだ場合は、手術でしか治せなくなります。
しかし、症状がひどくない外反母趾であれば、自分で治す事も可能です。
皆さんのその外反母趾が、自分で治せるものなのか、チェックしてみましょう。
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ご自身の外反母趾が治せるものなのかチェックする前に、何故、外反母趾になってしまうのかという事からチェックしてみましょう。
自分の足に合わない靴と、歩き方。
この2つが大きな原因となってきます。
例えば、ハイヒールは外反母趾を助長する履き物の1つです。
ハイヒールで踵を上げて歩くと、必然的に重心が前にいきやすくなります。
この時に、ヒモのついた靴などは足の甲を支えてくれるので、爪先が靴の先にずれる事を防いでくれるのですが、ハイヒールの場合はそれが出来ません。
それに加えて、ハイヒールの爪先は幅が狭くなっているものが殆どです。
すると、爪先が靴に押されて指が変形してきてしまうのです。
女性の方が圧倒的に、外反母趾になりやすいです。
女性はハイヒールを履く方が多いという事もあるのですが、女性ホルモンが骨に影響を及ぼしてくるという事も考えられます。
しかし、男性の方でも外反母趾になります。
前述したように、靴と歩き方の癖が、外反母趾の大きな原因となるのですが、男性の場合は歩き方の癖で、外反母趾を引き起こす方が多いです。
歩き方に癖があり、体重により正常な足のアーチ(土踏まずなど)を変形させ、外反母趾になってくるのです。
ご自身の外反母趾が治るものなのか、以下の点をチェックしてみて下さい。
紙の上に立ち体重をかけた状態で、親指の出っ張りの角度を定規で線を引いて、調べてみて下さい。
その角度が15度以内であれば、自分で矯正出来る可能性が高いです。
親指の回りの骨がどのように動くのかを、チェックしましょう。
親指回りの骨には、いくつかの小さい骨があり、その骨が連なって足の形を作っています。
この骨と骨は靭帯や筋肉で繋がれいて、柔軟性があり、手で動かせば動きます
しかし、よく動く方向と、あまり動かない方向があります。
親指でいえば、上下には良く動くのですが、左右には余り動かないような造りになっています。
柔軟性がありすぎると、外反母趾になりやすいです。
しかし、柔らかいだけであれば治せます。
問題なのは、症状が進んでくると、手で曲がった親指を真っ直ぐ動かそうとしても、簡単には戻らなくなってしまった場合です。
柔軟性が著しく低下し関節法や靭帯が変形して、筋肉の作用まで変わってしまいます。
ここまでくると、自分で治すのは難しいでしょう。
外反母趾の方は、親指や土踏まずの骨が動くか、チェックして下さい。
親指以外の指を観察する事も、重要になってきます。
親指以外の指の周りに、タコは出来ていないですか?
外反母趾ではない方でも、小指の付け根にタコができていたり、人差し指や中指の間にタコが出来ている方。
その他には、皮膚が変色している方もいます。
こういった方は、足が曲がって、歩く時に擦ったり、ぶつけている可能性が高いです。
歩き方に特徴がある為、外反母趾を治しても、再度戻ってしまう場合があります。
自分で治す時は、体重を利用して治します。
しかしその前に、足の柔軟性を取り戻す事から初めて下さい。
外反母趾の痛みが強い時には、患部に炎症が出ている事が多いです。
そんな時は、痛む部分を冷やしましょう!
まず最初に、親指周りのマッサージを入念に行って下さい。
指が固くなっていない方は、指が真っすぐになるように意識しながら行って下さい。
指だけではなく、足の裏や小指側、すねやふくらはぎのマッサージまで行えると、尚良いです。
痛みがひどい場合は、テーピングで関節にかかる負荷をやわらげましょう!
こちらの動画も参考にしてみてください。
その次に、親指の筋トレをします。
次のような、足じゃんけんをする事も良い方法の1つです。
【足じゃんけんのやり方】
1.各指を思いっきり伸ばすように、パー。
2.親指を人差し指が上下に離れるようにして、チョッキ。
3.指を丸めて、グー。
4.この体操を10回、3セット行って下さい。
その他には、ホーマン体操をいう外反母趾の専用の体操もあります。
【ホーマン体操のやり方】
1.輪ゴムを何重かに重ねて、両方の親指にかけます。
2.踵を床につけ軸にして、ゴムを伸ばすように足を開きます。
3.ゴムを伸ばした状態を5秒キープして、元に戻す。
4.この一連の動作を10回、3セット行って下さい。
本来ですと、足底板という靴の中に入る中敷きを作成して貰うのが、一番良い方法です。
靴の裏の高さを微妙にかえ、下から骨を圧迫する事により、骨の位置を矯正するものなのですが、上手な先生に作って貰えれば効果は抜群です。
しかし、今回はその方法ではなく、ご自身でも行える簡易的な方法を、ご紹介いたします。
用意して頂くものは、ペンもしくは、割りばし。
爪先にペンの先端がくるように調節しながら、そのペンをつま先で立った時に曲がる足の部分にテープで固定して下さい。
土踏まずや、指の関節は固定しないように、注意してください。
後は、その状態で家の中を歩くだけ。
その際に、親指と人差し指が当たらないように意識しながら、歩くようにして下さい。
ペンや割りばしが当たって少し痛いですが、我慢できる範囲で歩き、その後、その足の着き方を体が覚えている内に、ペンを取って歩き直して下さい。
ご自身で治せる範囲の指の曲がりの方でしたら、少しずつ矯正されてくるはずです。
自分で治せる外反母趾なのかどうかのチェックポイントは次の3つ。
外反母趾の角度が15度以内で、親指が固くなく、タコや固くなった皮膚が少ない。
このような方ですと、自分で外反母趾を治せる可能性は高いです。
しかし、これ以外の方ですと症状が進み自分で治すには、困難な状態かも知れません。
一度、専門家に相談する事をお勧めします。
外反母趾の症状の進んだものは、手術の適応になる事も少なくありません。
手術を行うと痕はどうしても残りますし、なるべくなら手術を避けたいと思う方も、いらっしゃるでしょう。
大事な事は、自分にあった靴を選ぶ事です。
いくらおしゃれだからと言って外反母趾になってしまうような靴は避け、正しい靴選びを心がけてみて下さい。
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