ボディ矯正2017/6/29

胸椎の歪みが引き起こす見た目と歩行への悪影響

 

胸椎の歪みと見た目

 

 

近年、メディアや雑誌などで体の歪みに対して注目されることが多くなっている。

 

 

それに伴って、自分の体の歪みはどうか?

と気にする人も増えてきた。

 

 

鏡で全身を見た時に、肩の高さが違う、まっすぐ立っているつもりでも体が左右どちらかに傾いている。

 

 

体以外にも顔に関して目の高さや眉の高さに違いがあるなど。

 

 

改めてよく見てみると、細かな違いに気づき、そこからその部分がコンプレックスのように気になってしまう人も少なくないだろう。

 

 

そのように今は、男女を問わず歪みに敏感な人が多い時代になってきている。

 

 

今回は、体の歪みに注目してみる。

 

 

動作時の骨の動きや体の歪みやすい人の特徴や歪み。

 

 

わかりやすい歩行などを例に挙げながら、ご紹介していきたい。

 

 

 

1.歪みと骨の動きの関係性

 

体の歪みと聞いてイメージしやすいのは、骨盤や猫背のような丸まった背骨などがイメージしやすいのではないだろうか?

 

 

メディアはもちろんのこと、最近は街中を歩いていてもそのような看板を出している整骨院、治療院を見かけるため、より潜在的にイメージしやすいのだと思う。

 

 

歪みのメカニズムに関してイメージがしやすいように、丸まった背骨を例としてご紹介しよう。

 

 

仕事でパソコンを使うことが多くなるにつれて、猫背のように背中が丸くなっている人も増えている。

 

猫背は呼吸を悪くする

 

そういう人にとって楽な姿勢というのは見た目通り背中が丸まり、背骨自体が前傾(胸椎屈曲)している状態である。

 

 

その前傾している状態が当たり前になり癖づいているので、逆に胸を張るような姿勢(胸椎伸展)はやりにくくなる。

 

伸展

 

筋肉自体の問題もあるが、前傾姿勢(胸椎屈曲)が長期間続いていると胸を張ろうとする際、胸椎に普段とは逆の動き(胸椎伸展)が加わる。

 

 

逆の動きに対しては動きが固く、思うように胸を張ることができなかったりする。

 

 

では、その固くなった動きを良くするにはどうすれば良いのか?

 

 

それに関しては後述するが、先ほど登場したあまり聞きなれない「胸椎」という骨が重要になってくる。

 

胸椎

 

骨としては12個あり背骨でいう首の下から腰の上に位置しており、肋骨の根元がつく骨である。

 

 

そして、ここの胸椎という骨は胸郭や肋骨に関与しているため、何らかの原因によって歪みが発生しやすい骨とも言える。

 

 

その胸椎はどんな動作でどう動き、歪みが発生する原因となるのか?

 

 

 

1-1.体の動きに対する胸椎の動き

ここで先ほど少し紹介した丸まった背骨の例の続きを説明しよう。

 

 

先述したものを少しまとめてみる。

 

 

普段から猫背で背中が丸い人は、胸椎が前傾(屈曲)していて、胸を張るような動作で胸椎は前傾とは逆に後傾(伸展)する。

 

 

しかし、普段の姿勢が前傾(胸椎屈曲)なので、後傾(伸展)の動きはでにくい。

 

 

そして、もっと細かく胸椎の動きに注目する。

 

 

胸椎が屈曲から伸展する際には、連結している胸椎の上の胸椎が下の胸椎に対して、お尻の方に向かって(尾側)滑っているのだ。

 

 

なので胸を張ろうとしても胸椎が固くて動かず後傾(伸展)がしにくい人の場合。

 

胸を張る

 

胸椎が屈曲位から伸展位になる際に、うまく尾側へ滑ることができていないため後傾(伸展)しにくくなる。

 

 

また、胸椎は屈曲、伸展だけでなく回旋という体幹を捻るような動作でも動き、上下の胸椎の関節面で細かな動きをしている。

 

 

つまり、この回旋という動作においても、仕事などで一方向ばかりの回旋を行う事で歪みが生じる原因となることが考えられるのだ。

 

 

それが考えられるケースを1つご紹介する。

 

 

 

1-2.回旋時の胸椎の動きと歪み

 

胸椎は回旋時に上下の胸椎の関節面が動くと述べた。

 

 

では、どのように動くのか?

 

 

例えば、右に体幹を捻った(右回旋)とすると、上下の胸椎の関節面の右側はお尻の方向へ(尾側)滑り、左側は頭側へ滑る。

 

 

それに伴い、胸郭の容積の大きさも左右で差が出る。

 

 

これはイメージがしやすいかと思うが体幹の右回旋をすることで、右側の胸郭は狭くなり、左側の胸郭は拡大する。

 

 

肋骨の動きを見ても体幹の右回旋をすることで、右側の肋骨は狭くなる。

 

 

実際に体幹を右に捻ってみると、右側の胸郭、肋骨あたりが詰まるような感覚がないだろうか?

 

 

回旋時において胸椎を含む胸郭、肋骨ではそのような動きが起こっている。

 

 

では、この回旋における胸椎、肋骨などの骨の動きがどのように歪みにつながってくるのか?

 

 

2.一方向の動きがもたらす歪みとは

 

体幹の回旋時に動きの起こる胸椎や胸郭、肋骨。

 

 

どのような動作で歪みが起こり、上記の骨たちに影響を及ぼすのか?

 

 

例えば、物流関係のお仕事をしている方などで、前かがみになり床に置いてある荷物を持ち上げその荷物を右側に置くといった動作を繰り返し行っている場合。

 

配達

 

その動作を胸椎、胸郭、肋骨の動きに注目して見てみる。

 

 

まず、荷物を持とうとして前かがみになる。

この時点で胸椎の屈曲が起こる。

 

 

そして、荷物の持ち上げで胸椎の伸展が起こり、持ち上げた荷物を右側に置くという動作で、体幹の右回旋が起こる。

 

 

右回旋が起こるということは、先述したように上下の胸椎の関節面の右側では尾側へ滑る、左側では頭側に滑る動きが起こると同時に、右胸郭は狭くなり、左胸郭は拡大するという骨の動きが起こっている。

 

 

これを繰り返し行うとどうなるか?

 

 

胸椎、胸郭、肋骨の右回旋に対する動きは出るが、反対に体幹を左に捻る左回旋の動きが出にくくなるということである。

 

 

体幹の回旋可動域の左右差は歪みとなり、上記の通り胸郭も影響を受けるため、呼吸に対しての影響も考えられるようになる。

 

 

2-1.呼吸への影響

少しまとめると、体幹の右回旋を繰り返し行う事で、右回旋から中間位(まっすぐ正面を向いた位置)までの動きは出るようになる。

 

 

しかし、中間位の位置から左に捻った左回旋の動きが出にくくなり、それに伴って胸郭の広がりも左側は拡大しやすいが右側は狭くなりやすくなる。

 

 

胸郭とは呼吸をする際に拡がったり狭くなったりする部分である。

 

 

その胸郭を拡げさせているのは、横隔膜、肋骨、肋骨と肋骨の間にある外肋間筋という筋肉である。

 

 

この胸郭が、体幹の回旋可動域の差によって左右の拡がりに差が出てしまうと、呼吸をする際の胸郭の拡がり方に影響が出るという事が考えられる。

 

 

回旋をよく行う際に拡がる胸郭は、呼吸の際に肋骨、肋間筋共に胸郭を持ち上げ拡がりやすくなる。

 

 

だが、反対側の胸郭は狭くなりっぱなしになっていることが多く、肋骨、肋間筋の動き共に固くなり胸郭が拡がりにくくなる。

 

 

そうすると、呼吸をし胸郭が拡がる際にアンバランスとなり、肺に取り込む酸素量にも影響を与える。

 

 

このように、偏った身体の使い方をしている人などで見られる骨の歪みは、やがて呼吸にも影響を与える存在となる。

 

 

 

3.歪みの少ない身体を手に入れるには?

 

ここまで不良姿勢の人の背骨の動きや、偏った身体の使い方からくる歪みをご紹介してきた。

 

 

不良姿勢も偏った身体の使い方も、長期に渡りその動作や肢位をし続けなければ本来は正常な骨の細かな動きである。

 

 

その骨の細かな動きも長期にわたり一方向に繰り返されることで、歪みの原因となり得る。

 

 

そして、歪みは人の見た目や呼吸にも影響を及ぼしかねないほどとなるが

 

 

その人の歪み方が、人によっては著明に見る事ができることができる。

 

 

それは歩行である。

 

 

人によって歩き方は様々で、熟練した人が歩行を見るとどこに歪みや原因があるかがわかり、すぐに治療プランを決めることができる。

 

 

ここで1つ歩行の例を挙げて歩行が歪んで見えるのはどこが原因なのか考えていこう。

 

 

 

3-1.歩行が変なのは何が原因?

まず、人間の正常な歩き方とはどのような歩き方か?

 

 

正しい歩き方とは、例えば右足を前に出した際に体幹は少し右を向く(体幹の右回旋)

 

 

そして左足を出した際には、体幹は少し左を向く(体幹の左回旋)

 

 

これを自然に繰り返すのが正常歩行時の身体の動きである。

 

 

他にも正常歩行の場合、足を前に出し地面に着いた際というのは股関節の動きで考えると真ん中よりも内側に入っていて(股関節内転)

 

内転

 

その際、お尻は外を向く。

 

 

しかし、その股関節が何かしらの原因により上手く内転運動ができない場合。

 

 

股関節内転運動ができないため、お尻も外を向かない。

 

 

しかし、それは本来の歩き方ではないので身体は体幹を使って代償運動をする。

 

 

すると、体幹は外側へ傾き(側屈)、傾いているので肩の位置も下がって見える。

 

 

一見、正常に歩いているように見えても動作を細かく分析して見てみるとこのようなことがわかる。

 

 

 

3-1-1.股関節が動かないと体幹も動かない?

先述したように歩行時、股関節の内転(股関節が真ん中よりも内に入る動き)がうまくできないと代わりに体幹を傾けて歩くようになる。

 

 

骨盤を見ると、股関節の内転ができない側の骨盤は前に傾いていて、腰椎(腰の骨)は通常よりも右を向いている(右回旋位)ことが多い。

 

腰椎

 

上記のことが起こると体幹は右を向く際に制限がかかるようになり(体幹右回旋制限)歩行時にも影響を与える。

 

 

体幹右回旋に制限がかかると先述した正しい歩行が行えなくなるからだ。

 

 

そのような歩行をしている人は、まず股関節内転が出るように骨盤、そして右回旋位となっている腰椎の調節し、再び歩行を見なくてはならない。

 

 

そして、まだ歪みのある歩行の改善が見られない場合は、問題は股関節だけでなくもっと他の部位にあるのかもしれない。

 

 

と考え歪んだ歩行を生んでいる根本の部分を探っていかなくてはならない。

 

 

歪みというものは必ずコレが原因といったものはなく、歪みが起こる場所や、歪みが起こる過程も様々である。

 

 

今回は歪みについてご紹介させて頂いた。

 

 

普段目にする人の体の動きも、外側からでは見えない細かな動きが骨同士で行われている。

 

 

繰り返しの動作が歪みを生むということや、歩行など。

実際に見られるケースなどを紹介しながら述べさせて頂いた。

 

 

ただ単に歪みという漠然としたイメージよりも少し深く知っているだけでも、歪みに対する捉え方、考え方が変わる。

 

 

そんなきっかけになれたら幸いである。

 

 

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