股関節に違和感・・・痛いわけじゃないんでけど、ガクガクと抜けるような感じがする。
そう感じる人は、いませんか?
その他にも
このように『股関節がガクガク抜けるような感じがする』という症状は、患者さんからしばしばお聞きします。
病院へ行っても「レントゲン取りましたが、股関節が外れて(脱臼して)いる感じはなさそうです。」と一言で終わってしまうことが多いみたいです。
整骨院へ相談してみようかな・・・でも、通うのは大変だし、とりあえず自分なんとかしたいなぁ。
そんな方には、これから説明するエクササイズがおススメです。
まず「股関節がガクガク抜ける感じがする」症状に、なぜエクササイズが良いのか、お話します。
股関節がガクガク抜ける感じがする原因は、股関節の周りの筋肉が弱く、体重を支えきれないためです。
エクササイズを行い、股関節の周りの筋肉を鍛えれば、体重を支えられるようになり、股関節のガクガク抜ける感じはなくなります。
一般的なエクササイズでも、効果はあるのですが、これからご紹介するエクササイズを行うと、股関節が安定するため、より効果を実感していただけます。
では、早速そのエクササイズの一部をご紹介します。
【骨盤の傾きを整えるエクササイズ】
【やり方】
1.まず仰向けになり、膝を曲げて足を挙げ、足の裏を壁に付けて下さい。
(このとき膝と股関節が90°になるまで曲げてください。)
2.お尻を少し上げて下さい。
3.足の裏を壁に付けたまま、右膝が左膝より高くなるように、腰を右に捻って下さい。
3.右足を伸ばし、足を上下に10回動かして下さい。
(このとき左の太ももの後ろに力が入っていることがポイントです。)
4.10回行ったら、リラックスして休み、そのあと4回繰り返して下さい。
他にもたくさんのエクササイズがありますが、このエクササイズをおススメする理由は、以下の3つになります。
1.骨盤のゆがみが整い、股関節がしっかりとかみ合います。
股関節に体重をかけると、太ももの骨に骨盤が乗っかり、しっかりとかみ合うようになっています。
しかし、骨盤がゆがみ、前に傾いていると、太ももの骨と骨盤が上手くかみ合わず、股関節が不安定になり、ガクガクと抜ける感じがしてしまいます。
このエクササイズを行うと、骨盤の傾きを治してくれるため、股関節が正しくかみ合うようになります。
2.姿勢がよくなります。
普段の生活での悪い姿勢は、骨盤のゆがみを起こし、また骨盤のゆがみは悪い姿勢の原因になります。
このエクササイズを行うことで、骨盤のゆがみを治り、上体が安定して、姿勢が良くなります。
3.特殊な道具が必要ないので、家で簡単に行うことができる。
スポーツジムなどに行かなくてよく、 自宅で簡単に行える。
またこの記事の最後には、他に2種類のエクササイズをご紹介しています。
股関節をより、安定させてくれるエクササイズになりますので、是非、お試しください。
では、より詳しく股関節がガクガク抜ける感じについてお話していきます。
目次 [非表示]
股関節がガクガク抜ける原因は、股関節が体重を支えられないためと説明しました。
では、股関節はどのようにして、上半身をささえているのでしょうか?
まずは股関節のつくりについてお話します。
股関節とは、骨盤と太ももの骨である大腿骨(だいたいこつ)をつなぐ関節で、太ももを上げたり、足を引いたりする関節です。
股関節は、骨盤にある腸骨臼(ちょうこつきゅう)という受け皿が、大腿骨の骨頭(こっとう)という球状のところにかぶさってできています。
股関節は、上半身の体重を支え、さらに歩いたり、走ったりするのに重要な関節です。
先ほど、球体に受け皿がかぶさっているとお話ししました。
構造上は、それほど安定しているようには見えないと思います。
そのような構造の関節が、上半身の重さや動きを支える事ができるのでしょうか?
それには、股関節の周りに筋肉が影響しています。
股関節を作っている骨盤と大腿骨には、多くの筋肉が付いており、これらが股関節を補強しているので、安定しています。
さらにその筋肉が、連動して動くことによって、股関節がかみ合って体重を支えた上で、足を動かして歩行する事が出来ます。
それでは股関節が、抜けるような症状がでるのは、なぜでしょうか?
それは、骨盤が前に傾き、そのゆがみによって股関節の筋肉が弱くなってしまうからです。
筋肉は、ゴムみたいに伸び縮みする組織です。
この伸び縮みすることで、関節を固定したり動かすと同時に、筋肉を健康で保つ上で大事なことなのです。
しかし、同じ姿勢が続いたり、動かさないでいると、筋肉は弱くなってしまいます。
また筋肉は、引き伸ばされた状態が続いても弱くなってしまいます。
骨盤が前に傾くと、筋肉がついている部分がズレてしまい、お尻周りの筋肉が引き伸ばされてしまいます。
その結果、筋肉が弱くなって、支えられなくなり、抜ける感じにつながってきます。
股関節が抜ける感じがするとき、弱っている筋肉には、以下のものがあります。
これら弱くなると、なぜ抜ける感じがしてしまうのでしょうか?
1つずる説明していきます。
太ももの後ろにあり、本来は、膝を曲げたり、太ももを後ろに引く筋肉になります。
またもう1つ役割があり、骨盤が前に傾くのを防止する役割もあります。
この筋肉は、骨盤の下の方に付いていて、骨盤が前に傾いていると、この筋肉は引っぱられて弱くなってしまいます。
これは太ももの内側にある筋肉で、太ももを閉じる筋肉です。
またもう1つ役割があり、寛骨臼と大腿骨頭のかみ合わせる役割があります。
この筋肉がしっかり機能していると、股関節はしっかりとかみ合い、安定させてくれます。
しかし、骨盤が前に傾くと、引き伸ばされてしまい、弱まってしまいます。
その結果、大内転筋は弱まってしまい、股関節のかみ合わせが不安定になってしまいます。
お尻の後ろにある筋肉です。
足を後ろに引く働きですが、それと同時に大腿骨と寛骨臼を引き寄せ合う役割もあります。
これにより、寛骨臼を大腿骨頭にしっかりと乗っけることができ、体重をかけても安定を保つ事が出来ます。
骨盤が前に傾くと、大殿筋も引き伸ばされ弱くなり、体重を支えるのが不安定になります。
ここまでは、股関節が抜ける感じがする原因についてお話ししてきました。
いよいよガクガクと抜ける感じに対するエクササイズをお話ししていきます。
今回、ご紹介するトレーニングは、3つです。
先ほど挙げた3つの筋肉を鍛えるエクササイズです。
【やり方】
1.まず仰向けになり、膝を曲げて足を挙げ、足の裏を壁に付けて下さい。
(このとき膝と股関節が90°になるまで曲げてください。)
2.お尻を少し上げて下さい。
3.足の裏を壁に付けたまま、右膝が左膝より高くなるように、腰を右に捻って下さい。
4.右足を伸ばし、足を上下に10回動かして下さい。
(このとき左の太ももの後ろに力が入っていることがポイントです。)
5.10回行ったら、リラックスして休み、そのあと4回繰り返して下さい。
クッションを大きい物と小さい物を1つずつ用意して下さい。
【やり方】
1.左を上にして横向きになって下さい。
2.膝と股関節を90°に曲げて、足の裏を壁に付けて下さい。
3.足首の間に大きめのクッション、膝の間に小さめのクッションを挟んで下さい。
4.腰を捻る様に左の膝を後ろに引いて下さい。
5.後ろに引いたまま、深呼吸をしてください。
6.深呼吸の際、吸っている時は4のように足を後ろへ引き、吐くときは左の膝をクッションに向けて押し付けて下さい。
(この時、左の内ももに力が入っていることがポイントです。)
7.深呼吸を3回行ったら、1度リラックスをして、これを4回行って下さい。
クッション1つとゴムバンドを1つ用意して下さい。
【やり方】
1.右を上にして横向きになって下さい。
2.両太ももにゴムバンドを巻き、足首の下にクッションを入れて下さい。
3.膝と股関節を90°に曲げて、足の裏を壁に付けて下さい。
4.腰を右にひねり、右膝が左膝より前になる様にしてください。
5.右の膝が天井を向くように、ゆっくり膝を開いて下さい。
6.お尻に力が入っているのを感じたら、そこで止めて深呼吸を3回行って下さい。
7.一度リラックスして、これを4回行って下さい。
説明だけだと、わかりにくいと思うのでこちらの動画をご覧ください。
こちらの動画のSTEP①が大腿二頭筋、STEP②が大内転筋、STEP③が大殿筋になります。
このトレーニングにより、骨盤が正しい位置になり、股関節を安定させる筋肉が鍛えられれば、股関節の抜ける感じは無くなるので、頑張ってみて下さい。
筋肉を使って骨盤と股関節を動かした後は、股関節を機能的に動かします。
こちらの体操を行ってください。
また、股関節のはずれる感じがある方の中には方は、股関節がつまる感じがある方もいます。
そのような方は、こちらの体操をお試しください。
股関節が抜けるような感じがするのは、骨盤のゆがみと股関節の筋肉が弱くなっているからです。
弱っている筋肉は、大腿二頭筋・大内転筋・大殿筋です。
そのため、骨盤を正しい位置にし、これらの筋肉を鍛えて上げる必要があります。
エクササイズで、弱った筋肉を鍛えることで、抜けることのない股関節にすることができます。
股関節が抜ける感じがして、気になっている方は参考にしてみて下さい。
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