着床とは、
卵子が卵巣から飛び出て、卵管に取り込まれる。
→ 卵子と精子が出会って受精卵になる。
→ 細胞分裂をくりかえし長い旅に(5日~10日)でて、子宮に到達する。
→ 受精卵が胚盤胞に変化して、子宮内膜について成長する。
この受精卵が胎盤胞に変化し、子宮内膜についた状態。
この事を、着床と言います。
上記の過程を踏まなければ、命の誕生がないのです。
出生率が低下している我が国です。
少子高齢化に歯止めがかかりません。
若い働き手がいなくなっている現状。
日本の将来は、どのようになっていくのでしょうか?
不安がよぎります。
鍼灸師を長年やっていて感じる事は、不妊で悩んでいる方が多くなってきた事です。
では、何故不妊症になるのでしょうか?
今回は着床させる為に必要な事や、不妊の問題点について、注目してみました。
現在、なかなか着床せずに悩んでいる方や、ある一定の年齢を越えてから妊娠を望んでいる方。
一緒に自分で出来る解決策を、模索してみましょう。
2018.3.8 修正加筆
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着床を妨げるポイントとして、私たち鍼灸師は、次の事が原因だと考えます。
これらの問題点について、1つ1つ考えていきましょう。
『冷え性を治すには鍼灸と食事の改善のどちらが重要ですか?』でもお伝えしましたが、現代の食生活は砂糖、食品添加物、野菜は農薬まみれです。
冷たいものを飲み、ジャンクフードを食べ、カロリーはあっても栄養素が摂れていません。
この様な食生活では、着鍼灸治療を受けたとしても、着床させる事は困難でしょう。
なぜならば、女性の生殖器は温かい環境の中にいないと、活性化しないからです。
そればかりではなく、色々な病気にもなるのです。
陽性食品を普段から摂るように心掛けて下さい。
体を温める作用がある食材の事を、陽性食品と呼びます。
主な陽性食品には、以下のものがあります。
【陽性食品のリスト】
1.北で収穫されたもの。
そば、鮭。リンゴ、サクランボ、ブドウなど。
2.固い物。
せんべい、黒砂糖、ドライフルーツ、たくわん。
3.色が濃いもの。
黒、赤、橙、黄・紅茶、小豆、鮭、黒豆。
4.塩分が多いもの。
塩、味噌、醤油、漬物。
5.熱を加えたり、塩を加えたり、発酵させたもの。
6.アルコールならば、原材料が北方産のワイン。
ファッションも大切ですが、特に夏はクーラーのきいた部屋の中で靴下を履いていなかったり、短いスカートを履いていたり。
痩せて見せたいが為に、矯正下着をつけて体を締め付けて血行不良になっています。
特に、下半身は冷やしてはいけません。
腹巻をする事をお勧めします。
出来れば色の効果も大切です。
その色は赤。
おばあちゃんの原宿と言われている巣鴨の商店街にも売っています。
パンツも下着も靴下も、赤色効果お試しあれ。
ストレスについては、人それぞれ感受性が違います。
それでもストレスと感じて、怒り、妬み、悲しみを訴えます。
気持ちが落ち込み、それと共に体の血行が最悪の状態になります。
その一方で、同じ状況でも物事をプラス思考に捕らえ、感謝の気持ちをもって前に進んでいける方もいます。
こういった方の血行は、決して悪くはなりません。
物事のとらえ方次第で、血行が良くも悪くもなるのです。
女性の社会進出は良い事なのですが、残念ながら卵子は35歳になると着床率が落ちるのです。
出産も育児も、生涯設計の重要な部分をしめているものです。
私も一番下の子は34才で生みましたが、子供を産み育てる事は、年齢を重ねるとやはり、大変な事も多いです。
出来れば、若い時に元気なパワーがあるうちにやっておきたいものです。
しかし、35才を過ぎて不妊症で悩んでいる方も諦めないで下さい。
その為の解決策を、挙げていきます。
4つの問題点を踏まえて、着床の為の解決法を、鍼灸師の観点からまとめました。
体を冷やす食べ物や添加物まみれの食材は避けてください。
食べる質、量に気をつけて、妊娠出来る体作りを目指しましょう。
物事の考えかたをプラス思考に変えてみましょう。
いつも感謝の気持ちを保ち、ストレスを感じさせない癖をつけてみて下さい。
おすすめする事は、いつも笑顔の友人と多く関わるようにしてみて下さい。
笑顔が多い方は、ストレス対処法が上手です。
自分で思い悩んでいたことも、その方とっては「大したことではないよ」と笑ってくれます。
最初はイラッとすることもあるかも知れません。
しかし、その方の『良い気』が自分に移り、意外に気持ちが大きくなったと感じる事が多くなります。
特に下半身は冷やさないこと。
お薦め下着は赤いパンツや、赤い腹巻です。
不妊症には、鍼灸治療が効果あるのですが、治療にあたって必ず確認する事が、3つあります。
それが、以下の事になります。
この3つの状態を確認して、改善するように鍼灸を行っていきます。
東洋医学で、調経という言葉があります。
これは現代の言葉に訳すと、月経の事をさします。
1か月に1回は、必ずこなくてはいけないものなのです。
しかし、今に若い子の中には、
この様な方が多いのです。
この、生理を整える事の最適な方法が、鍼灸治療なのです。
鍼灸では、気という言葉をよく使います。
生理に関係してくる気の種類には、
の2種類があります。
先天の気とは、産まれた時にお母さんから貰った気の事を表し、腎の気といいます。
後天の気とは、生まれてから母乳や離乳食、普通食に段々なっていき、それを栄養として消化吸収し作り上げる気の事をいいます。
東洋医学では、脾の力と考えてます。
先天の力と後天の力があって初めて、生理が始まるのです。
例えば、オリンピックのマラソン女子選手は過酷な運動で生理がない方が多いのです。
彼女たちはハードな練習で腎と脾が傷つき、腎と脾の力が無くなってしまったのです。
一方で、後天の気の問題で、生理がない方がいます。
その大きな原因が、極度なダイエットです。
中高年は痩せた方が良いですが、若い時は少し太めで大丈夫なのです。
腹8分目に医者要らずです。
鍼灸治療は腎、脾の気を高めて、体の冷えの改善を目指します。
その結果、生理が順調にきて着床し、不妊症が解決できるのです。
不妊治療のクリニックを受診したらホルモン療法やったり、辛い検査治療に疲労困憊している方もいます。
鍼灸治療は痛みも副作用も無い、安心な治療法です。
ただ、不妊治療にはお金がかかります。
不妊治療に加えて、鍼灸院に通う余裕なんてとてもない。
そんな方は、ツボ押しから始めてみて下さい。
不妊症に効果が高いツボには、次の2つのツボ押しがおすすめです。
以上、2つのツボをお知らせしましたが、ツボ押しするだけでなく
温めるとなお一層効果的です。
お灸が出来る方は、お灸を行なってみると良いでしょう。
ここまで、現代社会の悪害が着床を妨げ、不妊を招く。
と、お伝えしてきましたが、不妊で悩む方は、今のように社会が発達していない時代にもいらっしゃいました。
もちろん、現代と比べるとその数は少ないです。
しかし、昔は子供を生むことが正しいという、文化背景が少なからずあった事も影響し、子供が出来ない方へのストレスは、今以上だったかも知れません。
西洋医学が発達していない頃は、その助けの1つの方法として、鍼灸が選ばれていたのです。
エコーなどの精密機械がない時代。
どのように着床、妊娠したのかを判断していたのかというと、手首の脈の打ち方で判断していたのです。
鍼治療の診断方法の1つに、脈診という方法があります。
脈診とは、患者さんの両手首の脈の打ち方の特徴を調べ、その方の体質を探る検査法になります。
普段、脈など調べたことがない方ですと、脈に特徴があるといわれても、ピンとこないと思います。
しかし、風邪を引いた時などの脈の打ち方の違いは、鍼灸師でなくとも、その変化を感じる事が容易なはずです。
風邪を引いた方の脈はを調べてみると、手首に指を置いた瞬間、簡単に脈が打っている事が確認出来ます。
この時の脈の打ち方を、東洋医学では『浮脈(ふみゃく)』と呼びます。
「風邪を引いている時は熱があるのだから、脈の打ち方が早くなったりして、変わるのは当然じゃん」
と思われた方。
そう当然なのです。
しかし、聴診器さえもなかった時代は、その当然な事を判断材料の1つにしていたのです。
風邪を引いて、脈が変わった方。
このような方を治す事は、それほど難しい事ではありません。
なぜなら、その状態が正常だからです。
しかし、風邪の症状があるにも関わらず、脈が変わらない方の場合は、話が変わります。
経験上、こういった方は風邪が長引きます。
その理由は、体が風邪を治そうとしていないからです。
鍼灸師は患者さんが風邪を引いた時に、脈の打ち方が変わるのは、体が風邪を治している証拠だと考えます。
なので、むしろ脈が変わった方であれば、「後何日かで症状は落ち着くな」と予測が出来ます。
しかし、風邪の症状はあるのだけれども、手首に指を置いた時、容易に脈が感じられない方。
こういった方は、体が風邪を治そうとしていないのです。
この時、鍼灸師は「風邪が長引きそうだな」と予測を立てると共に、脈が変わるようにツボを選んで施術を行います。
すると、脈が浮いてきてきます。
この状態であれば、風邪が治っていきます。
風邪を治す時も、不妊症の治療もそうなのですが、鍼灸は患者さんの自己治癒力を高める治療法です。
ただ、自己治癒力を上げるツボを選ぶといっても、みんなにみんな同じツボを使えば良いわけではないのです。
脈を調べて、ツボを選び、体が症状を良くする方向へ誘導してあげる。
その為に、鍼灸師は脈診を行うのです。
本当です!
体が風邪を治そうとしている時の脈の打ち方に特徴があったように、妊娠しようとしている方の脈の打ち方にも、特徴があります。
その脈になっていなければ、着床し辛いのです。
主には、生理周期を治す治療から行うのですが、生理周期が正常になってくると、脾の働きに変化が表れてきます。
東洋医学では、脾の動きの変化が表れると着床しやすくなり、妊娠が可能になると考えています。
なので、鍼治療でその状態を保ちつつ、妊活してもらうのです。
リビジョンでは、妊娠しやすい体質づくりのために次のポイントを重視して治療を行っていきます。
前述したように、東洋医学では妊娠するには、妊娠しやすい脈に変える必要があると考えられています。
女性の生理前は普段と脈の打ち方が変わるのですが、鍼灸では着床するために、いくつかの工程を踏みながら体質を改善させていきます。
妊娠しやすい脈から最も遠い体質の脈をしている人は、弱く遅いです。
これは冷えやストレス、食生活の乱れが原因。
これらを判別して、手足のつぼを鍼をさし、改質を改善していきます。
冷えは、ホッカイロや厚着をすればなんとか対処できるかもしれませんが、食事の改善を行う事は難しいです。
しかも、体に良いといわれている食材が、実は体に合っていないという事もあるのです。
体に合っていない食事を続けると、体に毒が貯まるため、やはり着床しづらくなります。
そんな時、当院では『メタトロン』という機器を使って体質のチェックをします。
メタトロンの優れている部分は、自分の体にあった食事は何なのか。
そして、合っていない食材を取りすぎていないかのチェックが出来るところです。
体にあった食事は、赤く表示されます。
体に合っていない食事は、黒く表示されます。
医療機器ではないのですが、これに合った食事を心掛けていると、体調が良くなったと感想を頂く事も多いです。
妊娠には、食事改善は必要不可欠です。
改善し辛い食生活を変えさせる力強い味方です。
脈診やメタトロンの検査を元に、体質を良くさせるつぼに鍼灸を行います。
鍼灸をいうと、『痛い!!』と思われがちですが、当院の不妊鍼灸は、皮膚に鍼先をちょっと触れさせる程度の刺激量です。
なので、ほとんど痛みはありません。
また、お灸もやけどする程、行わないません。
痛い、熱いのが苦手な方。
鍼灸が初めての方でも、安心して受けて頂けるものになっています。
鍼灸施術や食事改善を行うと体質が変化し、妊娠しやすくなります。
ですが、ある大事な点を見逃してしますと、効果が激減してしまいます。
それは、白砂糖を摂取する事です。
砂糖とは、サトウキビから作られることも多いのですが、市販の砂糖からは、ビタミンなど体に良い栄養素は除外されています。
ブドウ糖と果糖の2つで作られている白い粉の正体が砂糖なのです。
つまり、化学物質です。
砂糖を摂取し続けると、体から毒が抜けきれません。
本気で妊娠を望む方には、控えて頂きたい食材の1つになります。
また、体から砂糖の除去に併せてもう1つ行って頂きたいものがあります。
それは、自然の塩を摂取する事です。
塩は血圧を上げる作用があると思われることが多いので、控えている方も多いと思います。
ですが、実は普段口にしている塩もマグネシウムやカリウムなどの栄養素が少ないものが多いです。
精製された塩は血圧をあげてしまいますが、本物の塩、自然塩は海水中の微量ミネラルが、豊富に含まれているので、血圧すら調節する働きがあるといわれています。
つまり、正しく作られている塩は、体に良いのです。
体に合う食事を調べても、作り方までは示してくれません。
その辺りも踏まえて、体を改善させるお手伝いをしています。
妊娠を望むが着床しづらく、鍼灸で妊娠をしようとしている方の殆どは、不妊治療経験者です。
患者さんを通して、不妊治療の辛い部分の相談を受ける事もあります。
それでも、「自分の赤ちゃんを抱きたい」という強い思いが、彼女達を動かすのでしょう。
不妊治療でもいいです。
鍼灸を受けて頂いてもいいです。
しかし、治療はあくまでも、キッカケ作りに過ぎません。
着床し妊娠したとしても、いつものようにバリバリに働いてしまった場合、気が仕事に取られてしまい、妊娠を継続する事が難しくなってしまいます。
大事なことは、体をいたわる事です。
食事に気を付けて、体を冷やさず、仕事の量をセーブして、ストレスを貯めない。
妊活をキッカケにして、一生の内に少し位、ゆっくりと自分の体と会話する時間を作ってみて下さい。
今回は着床を目指して、鍼灸師が考える必要なポイントについて、ご紹介させて頂きました。
妊娠の為の参考にしてみて下さい。
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