鍼灸・東洋医学2017/2/28

着床させる為に鍼灸師が行う事は妊娠しやすい脈作り

着床させる鍼灸師

 

着床とは、

 

卵子が卵巣から飛び出て、卵管に取り込まれる。

 

→ 卵子と精子が出会って受精卵になる。

 

→ 細胞分裂をくりかえし長い旅に(5日~10日)でて、子宮に到達する。

 

→ 受精卵が胚盤胞に変化して、子宮内膜について成長する。

 

 

この受精卵が胎盤胞に変化し、子宮内膜についた状態。

この事を、着床と言います。

 

 

上記の過程を踏まなければ、命の誕生がないのです。

 

 

出生率が低下している我が国です。

少子高齢化に歯止めがかかりません。

 

 

若い働き手がいなくなっている現状。

日本の将来は、どのようになっていくのでしょうか?

 

不安がよぎります。

 

 

 

鍼灸師を長年やっていて感じる事は、不妊で悩んでいる方が多くなってきた事です。

 

では、何故不妊症になるのでしょうか?

 

 

今回は着床させる為に必要な事や、不妊の問題点について、注目してみました。

 

現在、なかなか着床せずに悩んでいる方や、ある一定の年齢を越えてから妊娠を望んでいる方。

 

一緒に自分で出来る解決策を、模索してみましょう。

 

 

 

1.着床を妨げるポイントを鍼灸師が4つ考えてみた。

 

着床を妨げるポイントとして、私たち鍼灸師は、次の事が原因だと考えます。

 

 

  1. 1、間違った食生活
  2. 2、間違った服装
  3. 3、晩婚化による卵子の力の低下
  4. 4、ストレス

 

 

これらの問題点について、1つ1つ考えていきましょう。

 

 

 

1-1.間違った食生活

冷え性を治すには鍼灸と食事の改善のどちらが重要ですか?』でもお伝えしましたが、現代の食生活は砂糖、食品添加物、野菜は農薬まみれです。

 

冷たいものを飲み、ジャンクフードを食べ、カロリーはあっても栄養素が摂れていません。

 

この様な食生活では、着鍼灸治療を受けたとしても、着床させる事は困難でしょう。

 

なぜならば、女性の生殖器は温かい環境の中にいないと、活性化しないからです。

 

そればかりではなく、色々な病気にもなるのです。

 

陽性食品を普段から摂るように心掛けて下さい。

 

 

1-1-1.陽性食品とは?

体を温める作用がある食材の事を、陽性食品と呼びます。

 

主な陽性食品には、以下のものがあります。

 

【陽性食品のリスト】

 

1.北で収穫されたもの。

そば、鮭。リンゴ、サクランボ、ブドウなど。

 

2.固い物。

せんべい、黒砂糖、ドライフルーツ、たくわん。

 

3.色が濃いもの。

黒、赤、橙、黄・紅茶、小豆、鮭、黒豆。

 

4.塩分が多いもの。

塩、味噌、醤油、漬物。

 

5.熱を加えたり、塩を加えたり、発酵させたもの。

 

6.アルコールならば、原材料が北方産のワイン。

 

 

 

1-2.女性の服装の軽装化。

ファッションも大切ですが、特に夏はクーラーのきいた部屋の中で靴下を履いていなかったり、短いスカートを履いていたり。

 

痩せて見せたいが為に、矯正下着をつけて体を締め付けて血行不良になっています。

 

特に、下半身は冷やしてはいけません。

 

腹巻をする事をお勧めします。

出来れば色の効果も大切です。

 

 

その色は赤。

 

 

おばあちゃんの原宿と言われている巣鴨の商店街にも売っています。

 

パンツも下着も靴下も、赤色効果お試しあれ。

 

 

 

1-3.着床とストレス

ストレスについては、人それぞれ感受性が違います。

 

 

  • ・同じ職場。
  • ・同じ仕事量。
  • ・同じ上司。
  • ・同じ給料。

 

 

それでもストレスと感じて、怒り、妬み、悲しみを訴えます。

 

気持ちが落ち込み、それと共に体の血行が最悪の状態になります。

 

 

その一方で、同じ状況でも物事をプラス思考に捕らえ、感謝の気持ちをもって前に進んでいける方もいます。

 

こういった方の血行は、決して悪くはなりません。

 

物事のとらえ方次第で、血行が良くも悪くもなるのです。

 

 

 

1-4.晩婚化による卵子の力の低下

女性の社会進出は良い事なのですが、残念ながら卵子は35歳になると着床率が落ちるのです。

 

出産も育児も、生涯設計の重要な部分をしめているものです。

 

私も一番下の子は34才で生みましたが、子供を産み育てる事は、年齢を重ねるとやはり、大変な事も多いです。

 

出来れば、若い時に元気なパワーがあるうちにやっておきたいものです。

 

 

しかし、35才を過ぎて不妊症で悩んでいる方も諦めないで下さい。

 

 

その為の解決策を、挙げていきます。

 

 

 

2.着床を目指す!鍼灸師が考える解決策とは?

 

4つの問題点を踏まえて、着床の為の解決法を、鍼灸師の観点からまとめました。

 

 

 

2-1.体を冷やす食材を避ける

体を冷やす食べ物や添加物まみれの食材は避けてください。

 

食べる質、量に気をつけて、妊娠出来る体作りを目指しましょう。

 

 

 

2-2.物事をプラスの観点から考える癖をつける。

物事の考えかたをプラス思考に変えてみましょう。

 

いつも感謝の気持ちを保ち、ストレスを感じさせない癖をつけてみて下さい。

 

おすすめする事は、いつも笑顔の友人と多く関わるようにしてみて下さい。

 

 

笑顔が多い方は、ストレス対処法が上手です。

 

自分で思い悩んでいたことも、その方とっては「大したことではないよ」と笑ってくれます。

 

最初はイラッとすることもあるかも知れません。

 

しかし、その方の『良い気』が自分に移り、意外に気持ちが大きくなったと感じる事が多くなります。

 

 

 

2-3.服装の見直し。

特に下半身は冷やさないこと。

 

お薦め下着は赤いパンツや、赤い腹巻です。

 

 

 

3.着床を望む患者さんに、鍼灸師が確認する3つの事

 

不妊症には、鍼灸治療が効果あるのですが、治療にあたって必ず確認する事が、3つあります。

 

それが、以下の事になります。

 

 

  1. 1、生理が1か月に1回きているか。
  2. 2、基礎体温を測って、グラフの波形がどうであるか。
  3. 3、男性側に問題がないか。

 

 

この3つの状態を確認して、改善するように鍼灸を行っていきます。

 

 

東洋医学で、調経という言葉があります。

 

これは現代の言葉に訳すと、月経の事をさします。

 

 

1か月に1回は、必ずこなくてはいけないものなのです。

 

 

しかし、今に若い子の中には、

 

 

  • ・月経困難症
  • ・生理がない
  • ・1年に1回しか生理がない。

 

 

この様な方が多いのです。

 

 

この、生理を整える事の最適な方法が、鍼灸治療なのです。

 

 

 

3-1.東洋医学で考える生理のメカニズム

鍼灸では、気という言葉をよく使います。

 

生理に関係してくる気の種類には、

 

 

  • ・先天の気
  • ・後天の気

 

 

の2種類があります。

 

 

先天の気とは、産まれた時にお母さんから貰った気の事を表し、腎の気といいます。

 

 

後天の気とは、生まれてから母乳や離乳食、普通食に段々なっていき、それを栄養として消化吸収し作り上げる気の事をいいます。

 

東洋医学では、脾の力と考えてます。

 

 

先天の力と後天の力があって初めて、生理が始まるのです。

 

 

例えば、オリンピックのマラソン女子選手は過酷な運動で生理がない方が多いのです。

 

彼女たちはハードな練習で腎と脾が傷つき、腎と脾の力が無くなってしまったのです。

 

 

一方で、後天の気の問題で、生理がない方がいます。

 

その大きな原因が、極度なダイエットです。

 

中高年は痩せた方が良いですが、若い時は少し太めで大丈夫なのです。

 

腹8分目に医者要らずです。

 

 

 

鍼灸治療は腎、脾の気を高めて、体の冷えの改善を目指します。

 

その結果、生理が順調にきて着床し、不妊症が解決できるのです。

 

 

 

不妊治療のクリニックを受診したらホルモン療法やったり、辛い検査治療に疲労困憊している方もいます。

 

鍼灸治療は痛みも副作用も無い、安心な治療法です。

 

ただ、不妊治療にはお金がかかります。

不妊治療に加えて、鍼灸院に通う余裕なんてとてもない。

 

そんな方は、ツボ押しから始めてみて下さい。

 

 

 

3-2.不妊症に効果的なツボ

不妊症に効果が高いツボには、次の2つのツボ押しがおすすめです。

 

 

三陰交

場所:

内くるぶしの中心から指4本分ひざの方向に上がったところのすねのほねの後ろのきわ

 

効果:

婦人科疾患、冷え性の特効穴です。

 

 

 関元

場所:

体の中心線上でおへその中心から指幅4本分下がったところ。

 

効果:

卵巣の機能を高めるツボです。

 

 

以上、2つのツボをお知らせしましたが、ツボ押しするだけでなく

温めるとなお一層効果的です。

 

お灸が出来る方は、お灸を行なってみると良いでしょう。

 

 

 

4.着床しなければ始まらない!鍼灸にはその為の歴史があります。

 

ここまで、現代社会の悪害が着床を妨げ、不妊を招く。

 

と、お伝えしてきましたが、不妊で悩む方は、今のように社会が発達していない時代にもいらっしゃいました。

 

もちろん、現代と比べるとその数は少ないです。

 

しかし、昔は子供を生むことが正しいという、文化背景が少なからずあった事も影響し、子供が出来ない方へのストレスは、今以上だったかも知れません。

 

 

西洋医学が発達していない頃は、その助けの1つの方法として、鍼灸が選ばれていたのです。

 

 

 

4-1.脈を診る鍼灸師

エコーなどの精密機械がない時代。

どのように着床、妊娠したのかを判断していたのかというと、手首の脈の打ち方で判断していたのです。

 

 

鍼治療の診断方法の1つに、脈診という方法があります。

 

脈診

 

 

脈診とは、患者さんの両手首の脈の打ち方の特徴を調べ、その方の体質を探る検査法になります。

 

 

普段、脈など調べたことがない方ですと、脈に特徴があるといわれても、ピンとこないと思います。

 

 

しかし、風邪を引いた時などの脈の打ち方の違いは、鍼灸師でなくとも、その変化を感じる事が容易なはずです。

 

 

風邪を引いた方の脈はを調べてみると、手首に指を置いた瞬間、簡単に脈が打っている事が確認出来ます。

 

 

この時の脈の打ち方を、東洋医学では『浮脈(ふみゃく)』と呼びます。

 

 

「風邪を引いている時は熱があるのだから、脈の打ち方が早くなったりして、変わるのは当然じゃん」

 

と思われた方。

 

 

そう当然なのです。

 

 

しかし、聴診器さえもなかった時代は、その当然な事を判断材料の1つにしていたのです。

 

 

 

4-2.脈が教えてくれる事

風邪を引いて、脈が変わった方。

 

このような方を治す事は、それほど難しい事ではありません。

 

なぜなら、その状態が正常だからです。

 

 

しかし、風邪の症状があるにも関わらず、脈が変わらない方の場合は、話が変わります。

 

 

経験上、こういった方は風邪が長引きます。

 

その理由は、体が風邪を治そうとしていないからです。

 

 

 

4-2-1.鍼灸師が治すんじゃない、自分で自分を治すのだ。

鍼灸師は患者さんが風邪を引いた時に、脈の打ち方が変わるのは、体が風邪を治している証拠だと考えます。

 

なので、むしろ脈が変わった方であれば、「後何日かで症状は落ち着くな」と予測が出来ます。

 

 

しかし、風邪の症状はあるのだけれども、手首に指を置いた時、容易に脈が感じられない方。

 

こういった方は、体が風邪を治そうとしていないのです。

 

 

この時、鍼灸師は「風邪が長引きそうだな」と予測を立てると共に、脈が変わるようにツボを選んで施術を行います。

 

すると、脈が浮いてきてきます。

 

この状態であれば、風邪が治っていきます。

 

 

風邪を治す時も、不妊症の治療もそうなのですが、鍼灸は患者さんの自己治癒力を高める治療法です。

 

ただ、自己治癒力を上げるツボを選ぶといっても、みんなにみんな同じツボを使えば良いわけではないのです。

 

脈を調べて、ツボを選び、体が症状を良くする方向へ誘導してあげる。

 

その為に、鍼灸師は脈診を行うのです。

 

 

 

4-3.妊娠しやすい脈があるって本当?

本当です!

 

 

体が風邪を治そうとしている時の脈の打ち方に特徴があったように、妊娠しようとしている方の脈の打ち方にも、特徴があります。

 

その脈になっていなければ、着床し辛いのです。

 

 

主には、生理周期を治す治療から行うのですが、生理周期が正常になってくると、脾の働きに変化が表れてきます。

 

 

東洋医学では、脾の動きの変化が表れると着床しやすくなり、妊娠が可能になると考えています。

 

 

なので、鍼治療でその状態を保ちつつ、妊活してもらうのです。

 

 

 

5.着床の為の鍼治療

 

妊娠を望むが着床しづらく、鍼灸で妊娠をしようとしている方の殆どは、不妊治療経験者です。

 

患者さんを通して、不妊治療の辛い部分の相談を受ける事もあります。

 

 

それでも、「自分の赤ちゃんを抱きたい」という強い思いが、彼女達を動かすのでしょう。

 

 

不妊治療でもいいです。

鍼灸を受けて頂いてもいいです。

 

しかし、治療はあくまでも、キッカケ作りに過ぎません。

 

 

着床し妊娠したとしても、いつものようにバリバリに働いてしまった場合、気が仕事に取られてしまい、妊娠を継続する事が難しくなってしまいます。

 

 

大事なことは、体をいたわる事です。

 

 

食事に気を付けて、体を冷やさず、仕事の量をセーブして、ストレスを貯めない。

 

 

妊活をキッカケにして、一生の内に少し位、ゆっくりと自分の体と会話する時間を作ってみて下さい。

 

 

今回は着床を目指して、鍼灸師が考える必要なポイントについて、ご紹介させて頂きました。

 

妊娠の為の参考にしてみて下さい。

 

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