太っていないのに、お腹が出て猫背にみえる、、、。
その時の原因として考えられるのは、腰が伸びない事による姿勢の悪さです。
では、この腰が伸びない原因には、なにがあるのでしょうか?
考えられる原因としては、以下のものがあります。
ここで挙げた以外にも、原因は多数あります。
なので、整体師は大変です。
患者さんのどこが悪くなって、腰が伸びないのか調べて、的確に矯正しなければ、腰の伸びがでてこないからです。
しかも、『良い姿勢が疲れる原因とは!?【猫背は無理やり正すな!】』でご説明しているように、腰を伸ばそうと無理に力を入れても、疲れてしまい長時間良い姿勢をとる事が難しくなってしまいます。
お腹を突き出した猫背の姿勢は、お世辞にもあまりかっこよいとは言えません。
なんかとしたいと思う方も、少なくはない事でしょう。
今回は、そんな方を対象に、腰を伸ばす改善体操をご紹介させて頂きます。
ついつい、腰が伸びない為に丸まってしまいがちになる方は、参考にしてみて下さい。
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正常な腰は前弯といって、前側に軽いカーブを描くような形状になっています。
これは、腰骨の椎体の前側が後ろ側よりも厚い事にとって、このような形になっています。
また、この腰の前弯は、重量を免荷するバネの役割を果たしていると、考えられています。
そして、お辞儀をする時などに腰骨は良く動きます。
この時、腰骨は一つ一つがぞれぞれ小さく動いて、結果大きな動きとなります。
この時、僕らのようなセラピストは、どこの腰骨の動きが悪きのかを調べて矯正し、腰の動きを改善させます。
もし、皆さまの腰が伸び辛い原因が腰骨にあるのだとしたら、その動きを良くする事が出来れば、腰が伸びて、めでたしめでたしで終わります。
ですが、それだけで終わらない事が殆どです。
なぜなら、腰骨が動かなくなった原因が腰以外にある事も多いからです。
例えば、その原因の1つに骨盤の歪みがあります。
骨盤が前に捻られる前傾となった場合。
腰骨の前弯が強くなります。
更に症状が進むと、背中の骨が丸まり猫背になります。
反対に骨盤が後ろに捻じられる、後弯という状態になった場合。
腰骨の前弯は少なくなります。
更に、進むと背中の骨が丸まり、猫背になります。
実は、骨盤は前傾しようが、後傾しようが。
腰骨が前弯しようが、後弯しようが。
猫背になる可能性があるのです!!
では、ご自身の腰骨がしっかりと動いているのかを、調べてみましょう。
腰骨が動いているのかを調べる、簡単なチェック法をご紹介いたします。
【チェック方法】
1.指先を床につけるように前かがみになって下さい。
2.そして、その際に腰の形がどのようになっているのか、チェックして下さい。
もし、腰の形が丸まっていたら、腰骨の動きがしっかりと動いている事が多いです。
その一方で、腰が丸まらずに前かがみになってしまう場合は、腰骨が上手く動かずに、股関節の動きが過剰になってしまっているケースが多いです。
次に、骨盤の捻じり具合を調べてみましょう。
骨盤が前傾しているか、後傾しているかを調べる検査法になります。
【チェック方法】
1.ベッドの端から両方の膝を出すように座り、その後、仰向けに寝てください。
2.そして、片側の膝を抱え込むように、両腕で引き寄せて下さい。
この時に抱え込んでいない側の太ももが持ち上がってきた場合は、そちらの骨盤が前傾している可能性が高いです。
その場合は、大腿筋膜張筋と外側広筋という太ももの筋肉が伸ばされて、使われ過ぎている事があります。
もし、太ももの外張りが気になっているのであれば、骨盤が前傾しているかも知れませんよ。
では、実際に腰を伸ばす改善体操を3つご紹介致します。
この3つに分けて、ご紹介致します。
腰骨は3つの運動軸があります。
また、先程の指先を床につけた時に、腰骨が丸まっていかない場合。
その場合は、腰骨の並行運動という動きが上手く出ない為に、腰骨に前側がぶつかり関節運動に制限が出ている事が多いです。
では、実際に腰骨を動かす体操をやってみましょう。
【やり方】
1.ストレッチポールもしくは、大きめのバスタオルを筒状にし、背骨に沿わせて仰向けに寝る。
2.その上で深呼吸を3回、3セット行う。
3.ストレッチポールをどかして、床の上で仰向けに寝る。
4.両膝を立てて、背中を浮かせる。
5.背中→腰→骨盤の順番で床に背中をつけていく。
6.骨盤→腰→背中の順番で背中を床から持ち上げる。
7.一連の体操を3回、3セット行う。
骨盤が前傾していると、腰骨は過度に反ってしまいます。
この状態は、腰が伸びないという状態ではないのですが、猫背の原因にはなります。
また、太ももの横張りの原因にもなってしまうので、治しておく事に越した事はないでしょう。
【やり方】
1.足の裏を壁につけて、股関節と膝関節を90度に曲がる。
2.足の裏でしっかり壁を支えながら、骨盤と腰を床から持ち上げる。
3.足を床に向かって引くイメージで、力を入れる。
この際、実際に足はずれないように気を付ける。
4.この状態で深呼吸を3回、3セット行う。
骨盤が後傾している場合、腰が伸びなくなりやすいです。
世間一般でいうところの、骨盤が立っていないという状態は、骨盤後傾の事をさす事が多いです。
では、骨盤の後傾を治していきましょう。
【やり方】
1.椅子の上に座布団やタオルを敷く。
2.その上に座り、背筋を真っ直ぐに伸ばす。
3.骨盤に手をそえて、骨盤を前後、左右に動かす。
4.各方向を10回ずつ動かす。
骨盤の歪みを矯正した後は、体幹の筋肉を鍛える体操を行うと姿勢が良くなってきます。
こちらを参考に、体操を行ってください。
こちらの体操もおすすめです。
今回は、腰が伸びない事による腹だし猫背の原因と、その対処法をご紹介いたしました。
実は、腰が伸びようが、伸びなかろうが猫背になってしまうという恐ろしい事実。
では、なぜ腰骨に関係なく、猫背になってしまうのでしょうか?
この原因の1つに、筋力があります。
背中の筋肉は背骨を真っ直ぐに保つ為に、ある程度の柔軟性と強固の相反した機能が、必要になってきます。
柔らかすぎると背骨を支えられないですし、硬すぎるとすぐに痛めています。
では、この2つの機能を併せ持った筋肉にするには、どうすれば良いのでしょうか?
それには、やはり正しい背骨のsの字カーブが必要なのです。
しかし、人の骨格は左右非対称に作られています。
なので、骨盤等も捻じられやすいです。
骨盤が捻じられると、腰骨は反る。
もしくは、真っ直ぐになります。
そのままの姿勢でいると、s字カーブが無くなってきてしまします。
この状態と表時間続けると、本来使えるはずだった筋肉に抑制がかかり、使えなくなってしまうのです。
良く目にする間違いが、猫背を治そうと背筋や腹筋から鍛えてしまう事。
使い辛い筋肉を無理やり呼び起こして筋トレをするので、おかしな筋肉がつきます。
筋肉隆々な方が、肩こりや腰痛がないわけではないのです。
筋肉が使い辛い状態でも、鍛えれば確かに筋肉がつきます。
しかし、その状態が正しいかどうかといわれると、難しい事があるというお話でした。
腹だし猫背はカッコ悪いだけではなく、筋肉をも弱らせて、肩こりや腰痛の原因にもなります。
筋トレの前に簡単な体操から始めて、骨格を治してみて下さい。
腰が伸びないで腹だし猫背になってお悩みの方の助けになれば、幸いです。
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