舌を回すだけで小顔になれる。
舌回し自体とても簡単な方法なので、小顔になりたい方は積極的に試して頂きたい小顔体操の1つになります。
でもその前に、なぜ舌を回すと小顔になるのでしょうか?
自分で小顔にするには、次のいくつかの条件を達成しなければなりません。
例えば、顔のコンプレックスとして比較的訴えが多いエラ張り。
これは、エラ部分の筋肉の過剰発達によって生じる事が多いです。
この場合は主に、咬筋というエラの筋肉にアプローチしていく事になります。
筋肉がどのように発達するかには個人差がありますが、基本的には必要以上に力が入っている場合に筋肉は大きくなります。
ここで顔独特の問題が出てきます。
体の場合はカバンを長時間持っていたり、長い時間直立すると疲れが生じます。
その疲れを回避するの為にカバンを持つ側を変えますし、体重をかける足を右や左に変え、疲れないように工夫する事が出来ます。
それに対して、一部の方を除きエラの筋肉は疲れを感じづらいです。
これが問題になります。
例えば、チューインガムなどは筋肉の疲れを感じる事なく、かなり長い時間噛み続ける事が出来ます。
ですが、エラの筋肉が発達しやすい方などは、長時間顎を使うという行動は、エラ張りを助長してしまう原因になってしまうかも知れません。
こう説明すると、
食事すら噛まみません。
と勘違いされる方も多いのですが、咀嚼(そしゃく・噛むこと)自体は健康、小顔の為には必要な事です。
問題は常時、力を入れているという癖です。
この癖は筋肉の使い過ぎを招きます。
しかも、四六時中ガムを噛んでいたり、TCH(奥歯に力をいれる癖)がある方は、力のいれ方がおかしくします。
例えて言うのであれば、豆腐をせんべいをかじるような力で、噛んでしまっているようなものです。
しかも、疲労を感じづらいわけですから、かなり長い期間、力をいれ続けられるわけです。
食事をしっかりと噛むのではなく、このような癖をもつ事は筋肉を過度に使う傾向が生じる為、エラ張りを悪化させていまう危険性があります。
なので、エラを小さくしたい方は日中、上下の歯が噛む合わないよう意識した方が良いでしょう。
それでは、舌回しに話を戻していきましょう。
舌回しをすると小顔に対して一定の効果が期待出来るわけですが、どのような理由で小顔になるのでしょうか?
また、そのように回すと最も効果が期待出来るのでしょうか?
舌の働きを復習しながら、その効果を考えていきたいと思います。
目次
舌は筋肉です。
しかも、意識的に動かす事が出来る筋肉です。
まず、舌に主な働きについて学んでいきましょう。
舌の主な働きには、次のものが挙げられます。
これらの動きを行う為に、舌はその形状を変えます。
舌は、次の3つの内舌筋という舌の筋肉を使い、単独で動かす事が可能です。
縦舌筋は舌を短くさせる作用があります。
また、横舌筋は舌を細く狭くするのと同時に舌を伸ばします。
そして、垂直舌筋は舌を平らにします。
これに対し、舌の外から舌を動かす筋肉もあり、それらを外舌筋と呼びます。
外舌筋には主に、次の3つが挙げられます。
オトガイ舌筋は、食事の際に食べ物を舌で乗せるためのくぼみを作ります。
また、舌を前方に引いて、食事が喉を通る際に、舌の根元を前方に引いて咽頭口部を広げます。
オトガイ舌筋の下のオトガイ舌骨筋は、舌骨を前方に引きます。
因みに、舌回しをする際には下顎を前に出す必要があるのですが、下顎を前に動かすと、この両筋が引っ張られて反射的に収縮します。
その反射を利用して、舌根や舌骨を前方に引き顎下を引き絞め、小顔する方法が舌回しになります。
その一方で、舌を後方に引くのは茎突舌筋と舌骨舌筋になります。
また、舌の側縁には口蓋舌筋があります。
これらの筋肉も、舌を利用した小顔体操には欠かせません。
舌骨舌筋は、舌の外側を下方に引く働きがあります。
そして、口蓋舌筋や茎突舌筋の一部は、舌の内を横切って対側につながります。
これによって舌背を高め、硬口蓋(口の中の上顎部分)に舌を当てられるようになります。
『正しい舌の位置を覚えるだけで小顔矯正と同じ効果が得られる!?』で説明していますが、舌はスポットと呼ばれる部分に接地させる事が良いとされています。
この動作は、このようなメカニズムで行うことが出来るのです。
また、舌回しの動作は舌の形を変える内舌筋と舌を外から動かす外舌筋を一緒に動かす事で行えるようになります。
例えば、舌の突き出し。
これは、次のように舌を動かす動作になります。
このような手順を踏み、舌先を口から前に出す事が出来るのです。
では続きまして、舌近くの組織について復習していきましょう。
舌の動きには、内・外舌筋が必要です。
しかし、それ以外にも顎から舌骨へ繋がっている舌骨上筋群。
そして、舌骨から肩甲骨や胸骨に繋がっている舌骨下筋群に動きも、必要になってきます。
舌骨上・下筋群は、舌骨を上下や前後に動かす筋肉です。
そして、舌は舌骨上に乗ります。
なので、舌は舌骨が動く事で、より動く事ですが出来るようになるわけです。
舌回しをする際、舌を突きだすと舌骨が上がり、巻き上げ時には下に引かれます。
よく頂く質問に
「体が歪むと顔も歪むのですか?」
というものがあります。
必ずしもそうというわけではないですが、舌と舌骨、下顎と体の関係性を考えるとあながち間違いでもありません。
下顎の歪みは、顔全体の歪みの原因になります。
例えば、成長期に顕著になりますが、噛む力などの外力は頬骨や上顎の骨構造を変化させます。
骨が作られ、成長する為には一定の刺激が必要です。
頬骨や上顎にはその刺激を下顎が与えます。
金槌を使って釘などを打つとその衝撃は釘を介して地面にも届きます。
これに近く原理が上顎と下顎です。
食事を噛む際など、下顎が金槌のように上顎や頬骨に衝撃を与え、その衝撃がかかった部分は骨が変化してくるのです。
口を開く際に、下顎は舌骨上筋・下筋群に引かれます。
そして、舌骨下筋群は胸骨や鎖骨など胴体部分に繋がっています。
体が歪み、舌骨下筋群の緊張度合いに差が生じると、それがそのまま、下顎を歪ませる原因にもなりかねないのです。
このように長い目でみると、体の歪みが顔を歪めてしまう原因にもなるので、姿勢にも気を付けた方が良いでしょう。
舌回しは舌のみならず舌骨の動き、ひいては顔の機能改善につながる可能性が高いのです。
舌回しを行うのであれば、正しく行っていきたいものです。
舌回しに正しいやり方などあるのでしょうか?
正しいやり方としては、舌を上下左右に同じ幅動かす事になります。
そして、顎の歪みも意識的に正しながら行うとより良い効果が期待出来るでしょう。
【やり方】
1.下顎を軽く前に出しながら、舌先を前に突きだす。
2.舌の外側の高さに左右差が出ないように気を付けながら、舌を水平に保ち左右にう。
3.同じく外側に左右差が生じないよう、舌を上下に動かす。
4.舌先を大きく時計回りに動かす。
5.舌先を大きく半時計回りに動かす。
6.舌を捻りながら前に突き出す。
7.反対に捻りながわ舌を前に出す。
8.一連の動作を3セット行う。
顔も体もそうなのですが、左右である程度同じ動きが出来ないと歪みが生じてきます。
例えば、右の顎ばかり使って食事をする方は顔が歪んできますし、右の肩でカバンを持つ癖がある方は肩の高さが左右で異なります。
舌も同様に左右で動かないといけません。
例えば、舌が右に動く時は下顎も右に動くべきなのですが、その動きが制限されると動く範囲で生活する事になります。
下顎が動かない分、上顎骨などその他の骨が動きを代償するようになり骨に余計な負担がかかります。
その結果、顔が歪んでくるのです。
そんな事にならないようにする、セルフ矯正のやり方をご紹介いたします!
今回は、どのような筋肉が舌を動かすのか?
また、舌回しは小顔にどのように効果があるのかを、ご紹介させて頂きました。
舌回しは、舌を動かす事により、顎下の筋肉を活性化させ、むくみをとり、すっきり小顔にする体操の1つになります。
そして、舌の筋肉を介し下顎の位置を治す事も出来るので、2次的に顔の歪みにも効果が見込めます。
やり方自体はとてもシンプルな方法なので、二重あごが気になる方は積極的に取り入れてみて下さい。
小顔にはなりたいけど、どこかに整体院へ通ったり、めんどくさい事をやるのは嫌。
そんな方には、うってつけの方法になるでしょう。
あご下のたるみなどでお困りの方の参考になれば、幸いです。
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