それほど多くはないのですが、横顔が長いという相談を受ける事があります。
横顔が長いというと、大きく分けて2パターンに分けられます。
美しい横顔とは、これら2つのバランスがとれた顔だと言われています。
例えば、写真のように、鼻から耳と、顎先からエラまでの長さが整っていると、おでこから鼻下と、鼻下から顎先を結んだ線の外側に、小さい二等辺三角形が作られます。
このような方の横顔は、全体的に三日月のような輪郭をしていて、綺麗に感じます。
ですが、鼻から耳までの距離が長い場合や、顎先からエラまでの距離が長い場合。
また、反対に距離が短い場合は、この黄色の二等辺三角形の形が崩れます。
アゴ先の成長が乏しいと、口元が前に出た横顔にもなります。
そうなると、綺麗な横顔に感じられなくなってしまうのです。
では、自分の横顔が長いと気になる場合は、どうしたらよいのでしょうか?
自分で治せるポイントとしては、次のものがあります。
それぞれ、自分の横顔のどこが原因で長くみえるのか。
また、その対処法を学んでいきましょう。
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横顔が長い原因は、鼻から頬の距離が長い場合と、顎先からエラまでの距離が長い事です。
原因は、骨格や筋肉や脂肪の量にあります。
下顎や顎先は、写真のように伸びていきます。
黒い矢印の部分の骨が無くなり、青い方向へ骨が増やされて下顎や顎先は伸びます。
この成長が大きすぎると、した顎が長くなるので、横顔も長くなります。
また、顎先が長くなる事で横顔がバナナのように、反対側に反ってきます。
エラの筋肉である咬筋(こうきん)という筋肉の発達も、顎先からエラが長く見える原因の1つです。
咬筋は、エラ包こむようなつくりになっていて、筋肉が発達した分距離が長くなるからです。
鼻といっても、今回の場合は上顎の大きさに関係があります。
上顎は、下の写真のように伸びます。
この成長が下顎に対して大きすぎたり、歯並びが影響して、鼻から耳までの距離が長くなります。
そして、横顔の長さを決めるもう1つの要因が、頬の脂肪です。
顔の脂肪は皮膚のすぐ下にある皮下脂肪(浅層)と、深くにある深層に分かれます。
ニコッと笑顔になった際には、頬が盛り上がります。
これは、筋肉が脂肪を持ち上がる事によりますが、この際に盛り上がる脂肪が大きい方がいます。
こういった方は頬骨が高くなるので、頬から耳にかけてが長くなりやすいです。
そして、頬骨に対して顎先の成長が乏しい場合、横顔の丸みが強くなりすぎてやはり、美しい横顔にはならなくなってしまいます。
これらの事が原因で、横顔が長く見られてしまいます。
ポイントは骨格を整えて、筋肉の大きさや脂肪の位置のバランスをとる事です。
要するに、エラの筋肉を柔らかく小さくするか、頬の脂肪を小さくして上げる事で横顔の印象は変わります。
筋肉が大きくなる原因は、使いすぎる事にあります。
極端な例ですが、豆腐を噛むよりも、するめを噛んだ方がエラは発達しやすいです。
発達した筋肉は、とても硬く盛り上がっています。
まずは、エラの筋肉をほぐして柔らかくしましょう。
効果的に、エラを柔らかくするマッサージのやり方です。
【やり方】
1.鎖骨を手で抑えた状態から、斜め後ろを向き首を伸ばす。
2.顎先に手の平を置き、滑らせながら耳まで持ち上げるようにマッサージを行う。
3.同様に、口角から耳。
小鼻から耳へとマッサージを行う。
4.握りこぶしを作り、指の第2関節の背中で、エラの盛り上がった筋肉をマッサージする。
マッサージはエラ張りに効果的な方法の1つではありますが、根本的な解決にはならないです。
なぜなら先ほど説明したように、エラが発達する原因は顎の使い過ぎにあるからです。
つまり、使い過ぎた筋肉をやわらげる為にマッサージは効果的なのですが、エラが発達しないようには予防出来ないという事です。
では、エラの使い過ぎには何があるのでしょうか?
固い食事を噛みすぎるからでしょうか?
実は、エラの使い過ぎといっても、食事を噛みすぎて発達する事は少ないです。
一番の原因としては、食いしばりや歯ぎしりを行うことで、エラの筋肉が発達するになります。
食いしばりや歯ぎしりは、夜寝ている際に行っている方も多いです。
無意識で行っている癖なので、治す事もなかなか難しいのが現状です。
なので、まずは日中の食いしばりから予防してみて下さい。
食いしばりをとめるには、まずは食いしばりっていたら、歯を離すという癖をつける事からはじめて下さい。
また、仕事中でしたら、目の届く範囲にメモを貼り、メモが目にはいったら力を抜くというような工夫をしてみると良いでしょう。
スマホの待ち受け画面を工夫してみても、良いでしょう。
そして、もう1つ気にして欲しい点が呼吸です。
呼吸が浅い方は、食いしばりを行っている可能性が高いです。
また、体が歪んでいる方も、食いしばりをおこないやすくなってしまいます。
腰痛や肩凝りで整体へ通った事がある方は、骨盤や肩の歪みを指摘されます。
骨格が歪むとコリがでますが、もう1つの弊害として呼吸が浅くなるという症状がでます。
その原因は、横隔膜(おうかくまく)にあります。
横隔膜は体の中心にあるパラシュートのような形をした筋肉で、縮む事により胸を開き肺に酸素を取り込みます。
ですが、骨盤や胸郭(きょうかく、肋骨で囲まれた胴体部分)に歪みや捻りがあると、横隔膜の力が弱まります。
すると、どんなに意識して呼吸を行っても酸素が肺に入らなくなってしまうのです。
骨盤や背骨の歪みを正す事はコリの改善にも繋がりますし、呼吸を深くし食いしばりを軽くする作用もあるのです。
次の方法で骨格の歪みを正して、呼吸を深くしてみて下さい。
【やり方】
1.壁にかかとを置き、股関節と膝を90度に曲げ仰向けに寝る。
2.尾骨(びこつ、お尻の骨)が床から離れるように、骨盤を持ち上げる。
3両手を肋骨に沿える。
4.お腹と胸の両方が膨らむように意識して、鼻から息を吸う。
5.お腹と胸がへこむように口から息を吐く。
その際に両手で肋骨を内側に軽く押し、誘導する。
鼻から耳にかけての長さを調節したいわけですが、鼻下、いわゆる上顎の位置を自分で治すのは難しいです。
しかし、頬の盛り上がりなら筋肉を鍛えることで、調節出来ます。
皮下脂肪の多くは表情筋やその筋膜によって、つりさげられ支持されています。
しかし、加齢や歪みが原因で筋肉がうまく使えなくなる事もあります。
すると、頬が垂れ下がり横顔がきれいに見えなくなってしまいます。
そんな時は、次の方法で顔の筋肉を鍛えてみて下さい。
【やり方】
1.両手の親指を使い、小鼻の横にある迎香(げいこう)というツボを下から持ち上げるように押す。
2.唇を丸めて突き出す。
3.唇を突き出した状態を保ちつつ、上唇だけを更に上げる。
4.一連の動作を10回、3セット繰り返す。
横顔が長い場合は、次のどちらが長いのかをチェックしてみて下さい。
まず、横顔が長くなる原因には骨があります。
骨の成長する部分が長くなったり、本来長くなるべき部分が長くならなかったり。
その影響をうけて、横顔が長くなります。
そして、自分で横顔を治すには、次の方法がおすすめです。
エラや頬の印象を変え横顔美人を目指す為の、参考にしてみて下さい。
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