ボディ矯正2017/4/9

足の開き方の疑問点【なぜ足が外を向くのか?その影響は?】

足の開き方が異なる原因

 

 

仰向けで寝た時に、自分のつま先がどれくらい外へ開いているか、意識して見た事があるだろうか?

 

男性よりも女性の方が意識して見ている方も多いと思うが、左右の足の開き方は、人それぞれ違う。

 

人によって筋肉量も違えば、骨格の違いもある。

 

 

なので、個人差が出るのは当然だ。

 

 

 

だが、仰向けに寝て脱力した際に、つま先が外へ開いてしまう。

 

または、内に向いてしまうのは、悪い事なのだろうか?

 

 

 

整体などへ行くと、おそらく悪い事とされ、

 

 

「骨盤の歪みがあるせいで足が外側に開いているのです。なので、骨盤の歪みを治しましょう」

 

 

と言われる事が多いだろう。

 

 

 

では、どういうことが原因で、左右の足の開き方の違いが起こるのだろうか。

 

 

考えていきたいと思う。

 

 

 

1.足の開き方の多い症例【外側へ開く足】

 

足の開き方

 

まず、足が外へ開いている時とは、体にとってどんな状態か。

 

 

それは、足の付け根である股関節が、外を向いている(外旋)状態である。

 

 

仰向け時、足が外に開き気味の人はよく見てほしいのだが、足のつま先だけが外を向いているのではない。

 

足の付け根である股関節から、膝、足と外を向いている状態が多いのではないだろうか?

 

 

 

1-1.股関節と筋肉の関係性

股関節と筋肉

 

人の脚には筋肉がたくさんついている。

 

太ももの筋肉、すね、ふくらはぎの筋肉。

 

もちろん足の指を動かすために、足首より先にも小さく細かい筋肉がたくさんある。

 

股関節の動きに関係するのは、脚の筋肉だけでなく、お尻の筋肉も関係している。

 

 

 

さて、ここで1つ考えられるのは、

 

 

足が外へ開いているのは、股関節を外向きにする筋肉が、内向きにする筋肉よりも強いから。

 

 

ということだ。

 

 

 

例えば、普段ガニ股で歩いていることが多いとする。

 

ガニ股というのは股関節は外を向いている状態だ。

 

なので、股関節を外へ向かせる筋肉ばかりが使われ発達してくる。

 

その結果、内へ向かせる筋肉よりも強くなってしまう。

 

 

 

1-1-1.筋肉の付き方を見てみよう

筋肉の付着部の面からも考えると、主に股関節を外に向ける作用があるのは、お尻の深い部分にある6つの筋肉である。

 

 

 

  1. 1.梨状筋
  2. 2.内閉鎖筋
  3. 3.上双子筋
  4. 4.下双子筋
  5. 5.大腿方形筋
  6. 6.外閉鎖筋(内転筋群)

 

 

 

これらは『深層外旋六筋』と呼ばれ、股関節を形成する大腿骨(太ももの骨)の頭に近い部分に付着している。

 

 

 

逆に、股関節を内側に引っ張る筋肉は、

 

 

 

  1. 1.恥骨筋
  2. 2.長内転筋
  3. 3.短内転筋
  4. 4.大内転筋
  5. 5.薄筋
  6. 6.外閉鎖筋

 

 

 

これらは『内転筋群』と呼ばれ、恥骨や大腿骨の内側、膝下の部分などそれぞれ付着する。

 

 

内側へ捻る筋肉と、外側へ捻る筋肉のバランスが悪くなると、足の開き方に左右差が生じてくる。

 

 

 

 

少し話はずれるのだが、足の開き方が変わる原因に『歩き方の癖』というものがある。

 

 

骨盤の幅も、脚の長さも、足のサイズも個人差があるので、当然といえば当然だ。

 

 

ただ、癖を強くした歩き方を長年行ってしまう事は、足の開き方を変える原因となる。

 

 

怪我を例に、この辺りをもう少し説明させて頂きたい。

 

 

 

1-1-2.怪我と歩き方の癖と足の開き具合の問題

学生時代、部活中に関節を負傷した経験がある方。

 

現在はリハビリテーションの分野も発展してきているので、ケガをした後には、リハビリを行う事は常識となっている。

 

だが、一昔前は根性論優先の時代だったので、ケガをしても根性で治せという指導者の多かったように感じる。

 

 

 

例えば、その時代に足首を負傷した場合。

 

 

 

ろくにリハビリも行わないと、ケガがある程度治った後にも、関節をある一定の角度に曲がると違和感がでる、痛みが生じるということが起こる。

 

 

すると、無意識に足首がその角度にならないよう、かばって歩くようになる。

 

 

それでも、時間の経過と共に治って問題なくなる方も確かにいる。

 

 

だが、怪我をしながらプレーをした場合、痛みが長引くばかりではなく、慢性的に炎症を起こしやすい関節になってしまう可能性が高い。

 

 

 

自然と関節を痛みの出ない角度でかばい、歩くようになってしまうのだ。

 

 

 

脚の場合、親指や足首、膝、股関節、骨盤などが連鎖して、かばいあいながら歩くようになる。

 

 

かばいながら歩いた結果、股関節の捻じられ方が一定の角度を保ってしまうようになる。

 

 

この一定の角度を保つという事が問題となってくる。

 

 

 

1-1-3.筋肉を正しく使うには、角度が重要

筋肉には、使いやすい角度というものが存在する。

 

最も力を発揮できる角度で筋肉を使うと、効率的に仕事をこなす事も出来る。

 

しかし、その位置で使いすぎてしまうと、問題が生じてくる。

 

 

 

筋肉が過剰に発達してしまい、筋肉が体を歪めてしまうからだ。

 

 

 

その捻じ方が、足を外に捻じる筋肉(外旋筋)が使いやすい角度に固定させた場合、足が外に開いてくる。

 

 

 

その一方で、足を内側に捻じる筋肉(内旋筋)が使いやすい角度でかばって歩く事が多かった場合、足が内側に捻じられて歩く。

 

 

 

結果、内側に捻じられる筋肉と外側に捻じる筋肉に左右差が生まれ、足の開き方が変わってくるのである。

 

 

 

よって、足が外に向いている現状から考えてみると、

 

 

 

股関節を内側に引っ張るよりも、外側に引っ張る力の方が強くなってしまった。

 

 

 

と言う事になるのである。

 

 

 

1-2.骨盤から考える足の開き方

骨盤から考える足

 

筋肉の面から足の開く原因を考察した。

 

 

足が外へ開くという状態は、骨盤の視点から考えるとどういうことだろうか?

 

 

 

先述したように足が外へ開くのは、股関節が外旋しているからである。

 

 

骨盤の面から見ると、イメージとして『腸骨』と呼ばれる扇状に広がった大きな骨が外へ開くとそれに伴い、股関節も外へ開くというイメージである。

 

 

骨盤が開く原因は足を組む癖があったり、不良姿勢、座り方などが考えられる。

 

『骨盤が開く』ということで一番イメージしやすいのは、出産ではないだろうか。

 

 

 

1-2-1.出産で骨盤が開くとは?

女性の出産時はホルモンの影響もあるが、胎児を通すために、産道と共に骨盤も外へ広がる。

 

その後、病院で出産で開いた骨盤を閉じるのを促進する為に、骨盤底筋群を鍛える体操を教わる事が多い。

 

 

 

このように骨盤とは肩関節ほどの可動性はないが、少しの可動性はあると言われている。

 

そしてそれは、悪い癖などの影響を受けやすいとも言える。

 

 

 

2.足が開くことから考えられる悪影響

 

さて、足が開く原因を筋肉と骨盤からの視点で考察した。

 

足が開く原因として考えられるのは、どちらによっても起こり得ることがわかる。

 

 

 

では、足が外へ開くことが原因で、体に生じる悪影響はあるのだろうか?

 

 

 

2-1.筋肉面から起こる悪影響

筋肉面から考えみる。

 

先述したように、股関節を外側へ向ける筋肉ばかり発達してしまうと、常に股関節は外へ向くように引っ張られてしまう。

 

そのため、歩行がガニ股傾向になる。

 

ガニ股

 

それは見た目が良くない事に加え、

 

『大腿筋膜張筋』

 

骨盤から太ももの外側の靭帯についているこの筋肉が、ガニ股での歩行を続けることで膝の外側の痛みを起こしやすくする。

 

 

そして、逆に先述した内転筋群の筋力が低下した状態になってくる。

 

 

内転群の大腿を互いに近づけさせるという作用が弱まり、O脚の原因としても考えられる。

 

 

また、その内転筋群の作用が人がまっすぐ立つのを維持、安定させるためにとても重要である。

 

これが弱まると、立ち方も安定せず、不良姿勢につながる。

 

そしてそのまま、歪みにもつながるということが、考えられる。

 

 

 

2-2.骨盤面から起こる悪影響

次に骨盤の面から考えるてみる。

 

 

 

  • ・骨盤を形成する『腸骨』が外側へ開くことで骨盤が開く。
  • ・本来、骨盤の中に収まっている内臓(膀胱、子宮、卵巣、直腸など)が下垂する。
  • ・下痢や便秘、尿漏れの症状などが出てくる。

 

 

 

このような影響が出てくる可能性が考えられる。

 

 

 

そしてまた、見た目への悪影響も考えられる。

 

 

 

2-2-1.骨盤の歪みはポッコリお腹の原因!?

ポッコリお腹

 

骨盤が開き内臓が下垂することで、内臓の働きが悪くなり結果、代謝が落ちることにつながる。

 

 

 

つまり太りやすくなるのだ。

 

 

内臓下垂の影響でポッコリお腹のような体型になる可能性もある。

 

 

足が開くことで起こる悪影響を骨盤の面から考えると、主に内臓面に強く悪影響が起こることが考えられる。

 

 

 

3.足の開き方をどう治せば良いの?

 

今回は、筋肉バランスの違い、骨盤の開きを中心に考察した。

 

 

 

  • ・足が開く原因として考えられるもの。
  • ・足が開くことで体に生じる悪影響。

 

 

 

足が開きすぎる事が、あまり良くないことだということが、お分かり頂けただろうか?

 

 

 

では現在、足の開き方が強い人は、どうすれば良いのか?

 

 

 

まずは、当たり前のことだが、足が開く原因とされるものに直結したことはやめることだ。

 

 

 

それと共に、トレーニングが必要であると考える。

 

 

 

3-1.内転筋のトレーニングと外旋筋のストレッチ

股関節の動きに特に関与する内転筋、外旋筋の筋肉バランスが重要と考え、ご自宅でできる簡単なエクササイズを、ご紹介していきたい。

 

 

まずは、内転筋のトレーニングについて。

 

 

 

3-1-1.内転筋のトレーニングの方法

自宅で簡単に出来る内転筋のトレーニング方法をご紹介させて頂きたい。

 

以下の手順で、内ももを意識しながら、トレーニングを行うとより効果的に行える。

 

【やり方】

 

・折りたたんだバスタオルでも良いし、柔らかい空気の抜けたメロンほどの大きさのボールでも良いがそれを用意する(なければ自分の握りこぶしでも良い)

 

・椅子に座り、内ももの間に上記の物を挟みゆっくり5秒ほど数えながら挟む内ももに力を入れる。

 

・ゆっくり離し、また同じように繰り返す。1セット10回くらいを目安に無理のない程度で行う。

 

 

 

これは内転筋のトレーニングがお手軽にできる易しめの方法だ。

 

特に足の外側ばかり使って歩いている方は、内側の筋肉に比べ外側の筋肉の方が発達している。

 

まずはやさしいトレーニングから内側の筋肉も鍛え、筋肉バランスを整えて頂きたいと思う。

 

 

 

次に外旋筋のストレッチだ。

 

 

 

3-1-2.外旋筋のストレッチの実際

脚の組み方

 

上記の写真のように脚を組む姿勢をイメージしながら、次の方法を用いて、ストレッチを行ってみて下さい。

 

 

【やり方】

 

・ヨガマットや床などに座り(体育座りのような体勢)、脚を組むようにどちらかの脚を片側の脚に乗せる。

 

・上側になった脚の膝下あたりを両手で持ち、そのまま体幹に近づけるように上に引き上げる

 

 

 

この方法で臀部が伸びている感覚があれば良い。

 

だが、もし伸びる感覚が少なく、うまく伸ばす事ができないという方は、次の方法を試してみてほしい。

 

 

 

3-1-3.うまく伸ばせない方のストレッチ方法

脚の組み方2

 

上手く筋肉が伸ばせない方は、関節が固く、筋肉が伸びる角度まで意識的に動かしていかなければならない。

 

その時は、以下の方法がおすすめです。

 

 

【やり方】

 

1.椅子に座り、脚を組むのだが膝を曲げて片側の脚の上に乗せる

 

2.脚の組み方は上記の写真を参考にして頂き、この体勢から体幹をゆっくり前に倒す。

 

3.倒せば倒すほど、臀部周囲の筋肉が伸びる感覚がしてくると思うのでちょうど良い伸び具合のところで前傾を止めて頂ければ良い。

 

 

 

4.足の開き方が過度に外を向いてしまう事のまとめ

 

足が過度に外側に向いて開いてしまう原因は、以下のものが考えられる。

 

 

 

  • ・骨自体や関節の歪み
  • ・靭帯の固さや緩み
  • ・筋肉の過剰発達や萎縮

 

 

 

その中でも今回は特に、筋肉からくる足の開き方の疑問点について、ご説明させて頂いた。

 

 

 

関節が歪み、片側の筋肉が使いやすい位置に固定されてしまうと、歪みがひどくなる。

 

足の場合は、外側に捻られる筋肉が強くなる角度へ股関節などが歪むと、足が外に向いてしまうといった具合である。

 

 

そして、その状態を長時間続けると、内側に捻じる筋肉が弱ってしまい、多少整体して関節を正しい位置に戻したとしても、尚、足が開いてしまうから困ったものである。

 

 

その状態を避けるためにも、今回ご紹介したエクササイズを行って頂いて、筋肉バランスを取り、足が外へ開く予防や改善に役立てて欲しい。

 

 

足の開き方を治したい方の役に立てれば、幸いである。

 

 

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