体に不調を感じる方であれば、整体へ通った事や、雑誌やインターネットで整体について調べた経験があると思います。
一般的に整体というと、肩こりや首こり、そして腰痛などの痛みやだるさ。
猫背や巻き肩など、見た目に関する悩みを矯正する施術院だというイメージが強いでしょうか?
整体師はこれらの悩みを解決する、スペシャリストです。
腕の良い整体師であれば、かなりしっかりとした施術を受けられるので、是非一度通院してみて頂きたいです。
(ただ、腕の良し悪しに差があるので、注意も必要ですが、、、。)
そして、整体院では、次のような施術を受ける事も出来ます。
それが、顎の整体です。
顎の整体って、どんな事を行うのかと疑問を持たれる方も多いと思います。
顎の整体では、主に次の症状に対して施術を行います。
この他にも、柔道整復師という資格を持っている整体師であれば、顎の脱臼した際に骨を元の位置に戻す整復を行う事も出来ます。
ですが、学校で顎について、基本的な解剖学や運動学などを学ぶ事はありますが、僕が学生のころは、とても実際に患者さんに施術を行えるほどのものではなかったです。
学校を卒業した後に、修行した施術院やセミナーに参加して、知識や技術を深める事になります。
しかし、小顔矯正などのポップな施術ではなく、ある程度根拠のある顎や顔の矯正を行っている接骨院や整体院は少ないため、ちゃんと技術を学べる機会が少ないという事もあり、学ぶには時間がかかりました。
このような経緯はあるため、整体といっても、その施術院によってやり方は変わるのです。
今回は、顎の整体では何を行うのかという点について、ご紹介いたします。
顎の不調や顔の歪みで、整体へ通ってみようかなとお考えの方は、参考にしてみて下さい。
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顎の整体が必要になる場合は、顎に違和感を覚えた時ばかりではありません。
姿勢の歪みでも、歪みの原因が顎にある場合は、顎の整体を行います。
ただ、顎の痛みや違和感を感じた場合、その殆どで顎の歪みがある事が多いので、顎の整体を行うわけです。
もう少し、詳しく解説していきましょう。
歪みとは、体が動きやすい側に傾き、反対側に動かしづらい状態。
また、視覚的に左右前後のどちらかに傾いた状態をいいます。
なぜ、歪むのかというと、次の原因が考えられます。
生まれつき体が歪んでいる場合や、成長の過程で体や顔が歪む事があります。
側弯症(そくわんしょう)という背骨が曲がってしまう疾患や、先天性股関節脱臼(せんてんせいきかんせつだっきゅう)といって、股関節が外れてしまうものが代表的です。
側弯症は成長の過程で治ってしまうものも多いです。
また、体操を行い、ある程度症状を抑える事は可能ですが、完全に歪みをとりきってしまう事は難しいです。
運動も、その強度や頻度によって異なりますが、歪みの原因になります。
野球でボールを投げる時に、腕を捻る筋肉が発達する事で、肩に高さが変わる事があります。
姿勢を特徴づけるスポーツには、バレエもあります。
バレエも、過度に膝と開いたり、腰を反った状態を長くとる為に、体が歪んできます。
フィギアスケートや、スキーのジャンプのように上半身と下半身の筋力バランスが変わってくる運動も、運動をやめてしまうと骨格が崩れてきてしまう可能性も高いです。
健康に良いとされているスポーツも、極めるとその分の代償もあるのです。
肉体労働の方は、使う筋肉が限定されやすいので、体が歪んできます。
例えば、重たい荷物を同じ側の肩で持つ事が多い場合、持っている側の筋肉が発達し、体を歪めてしまうでしょう。
その一方で、デスクワークの方。
長時間イスに座っていると、知らず知らずの内に、左右どちからのお尻で座る事が多くなります。
そして、その骨盤の傾き固定化されてしまい、歪みへと発展してしまいます。
頬杖をつく癖がある方は、顎や頬骨が押されて顔が歪んできてしまいます。
食事の際に、同じ側ばかりで噛む癖があると、やはり顔が歪みやすくなります。
脚を組む癖がある方や、電車などまっすぐ立っていなければならない時に、同じ足に体重をかけて立つ事も歪みの原因となる事があります。
このように、実に様々な事が原因で、顔も体も歪んできます。
普段の姿勢や仕事の癖を意識する事は大事です。
意識するだけでも、歪みを予防する事が出来るでしょう。
ですが、それにも限界があります。
なぜなら、歪んで作業をしている方が、効率よく仕事がこなせる事も多いからです。
実は、歪んでいる状態は、運動や仕事の作業効率が良かったりするのです。
仕事の癖や運動の癖は、そのやりやすさの代表でしょう。
また、ケガが病気が原因で、使いやすさを覚えてしまう事もあります。
片方の奥歯が虫歯だった場合、反対側の奥歯で食事をします。
歯の治療をサボって、その状態が長ければ長いほど、虫歯がない側で食事する事が苦でなくなってきます。
そして、虫歯を治した後も、今まで噛んでいた側で食事をした方が楽なので、そのまま片側での食事を続けます。
このように、力がいれやすかったり、あまり力をいれずに姿勢を支えられたり。
一番効率よく動けるように、体はバランスをとっていくのです。
ただ、あまり効率よく動かしすぎると問題が生じます。
ある一方の歪みまでは確かに、歪んで使っていた方が体が動かしやすく便利ということはあります。
ただ、長期間歪んだ状態だと、問題がおこります。
筋肉が過度に発達してしまい、関節を壊してしまうのです。
関節は靭帯や筋肉によって支えられています。
関節のつくりによって動く範囲は異なりますが、必要以上に動かないようにしているのも筋肉です。
しかし、歪みがある状態だと、使える筋肉が限定されます。
骨盤に歪みがあった場合、大腰筋という筋肉に支障をきたします。
腰痛の原因となるこの大腰筋は、腰を過度に反らせてしまう上に、股関節を外側に捻る力になります。
肩甲骨の位置に問題があった場合、僧帽筋という筋肉が正しく働かなくなります。
この肩こりの原因となる僧帽筋は、体幹をも歪めてしまう原因になります。
特定の筋肉が発達した場合。
その周りの関節は、片側によく動く一方で、反対側には動かない。
もしくは、動きが悪くなっています。
この状態は仕事を行う上では効率が良いのですが、左右対象に行う動きを行う上では都合が悪いです。
左右対象の動きが要求される代表的なものとしては、歩行があります。
歩くという行為は、歪みをひどくもさせますし、良くもさせます。
例えば骨盤。
一歩踏みだす時には、片方の骨盤の前への動きが必要です。
足が一歩前に出ることで、体重を前に移動させられるのです。
ですが、骨盤が最初から前に捻れて歪んでいる場合。
骨盤を前側に動かしづらくなります。
それでも前に進まなければ歩けないので、骨盤が前に動かない分、大腰筋などの股関節の前側の筋肉が股関節を外側に捻り、その股関節の働きで前側に進む働きを代償します。
これで、骨盤が歪んでいてもまっすぐに歩けるようになるのですが、やはり問題が出てきます。
股関節を外側に捻った状態を維持しつつ歩くので、股関節回りの靭帯を痛め、緩んでしまうのです。
これは、一種のケガになります。
一回で靭帯を伸ばすような大きな力がかかったわけではなく、小さい力が反復的にかかった事で関節を痛めてしまうのです。
なので、整体で骨盤を矯正するという事は、良いことなのです。
またなぜ、長々と体の歪みについて説明してきたにかというと、顎の整体と関係してくるからなのです。
顎の痛みやこりなど、顎回りの症状には顎の整体を行います。
ですが、顎だけを良くしようと整体しているわけではないのです。
体も含めて全身のバランスをとる為に、顎に整体を行う事の方が多いのです。
例えば、顎に左に曲がっている方がいるとします。
この方の歩き方をみると、体重を左にかけ歩く事が多いです。
これは、顎をはじめとして、顔面骨のかみあわせが悪くなっている状態だと考えます。
そして、顎や顔面の整体を行うと、歩く際に中心を保ちつつ、左右に体重をかけ、歩けるようになります。
ですが、顎の整体だけではバランスがとれない方もいます。
このような方は、前述したような骨盤の歪みを併発している可能性が高いのです。
このような方には、骨盤や股関節の整体を行っていきます。
顔の整体や矯正を行う施術院は、1つ1つその施術方法が違います。
その原因は、学校で顎や顔について学ばない事や、学べる施術院が少ないため、共通した施術の概念が確立されていないからです。
リビジョン鍼灸接骨院では、顎の整体に特化しています。
確かに、顎のみを施術する場合もありますが、骨盤や体幹の施術も同時に行う事も少なくありません。
これは、体を歪めている原因が顎や顔のあった場合、顎だけを整体しても元に戻ってしまう事が多いからです。
体は左右均等に作られてはいませんが、どちらかにずれ過ぎてしまうのは問題があります。
肩こりや腰痛の原因にもなりますし、顔の歪みなど美容面でもデメリットになります。
顎の不調がある方へ、顎を治す体操法もご紹介していますので、こちらからご自身の悩みを検索してみて下さい。
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顎の整体について、疑問をお持ちの方の、参考になっていれば幸いです。
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