顎を出すためには、小顔体操を行う事をおすすめします。
しかし、どんな方でも顎が出るわけではありません。
小顔体操で顎が出る方は、次のような方です。
笑った時に、顎先がとんがる方。
笑った時に、顎先が出るか出ないかを決めるのは、顎先の骨がしっかり伸び、いらない部分の骨が無くなったかです。
僕は患者さんに、
「顔の骨はくびれながら成長していくのです」
と説明する事が多いのですが、顎の成長が悪く、骨がくびれなかった方は、笑った時に顎先がとんがってきません。
では、何故笑った時には顎が出るにも関わらず、顎がとんがって見えないのでしょうか?
その理由は、次の3つになります。
この3つの原因を解決して、顎を出す小顔体操をご紹介いたします。
それでは、早速やっていきましょう。
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まず最初に、顎の骨について復習していきます。
顔の骨は、ある程度大きくなる部分と、小さくなる部分が決まっています。
顎先でいうと、以下のようになります。
青い矢印の方向へ骨が伸びて、黒い矢印の方向へ骨が小さくなっていきます。
骨の成長をコントロールするホルモンを、成長ホルモンといいます。
顎先の骨は、成長ホルモンの感受性が良く、年齢を重ねても成長しやすい部分になります。
ただ、伸びすぎると顔が長くなってしまうので、良い事ばかりではないのですが、、。
もう1つ骨の成長をコントロールするものがあります。
それは、噛む力などの外部からの圧迫力です。
例えば、柔らかいお菓子ばかり好んで噛んでいた方は、噛む力が弱くなりがちです。
噛む力は、顎骨を成長させるためには必要なものなのですが、成長期にしっかりと噛んでいないと、骨が伸びなくなります。
その他には、うつ伏せ寝や頬杖をよくつく方も注意が必要です。
一般的には、持続した圧迫力がなければ、骨は変わらないとされています。
しかし、頬杖など断続的に刺激が入った場合なども、骨は変化してくる可能性は高いです。
【骨が曲がるイメージ】
なので、顎を出したい方は食事よく噛んで、頬杖などの悪癖をさける事をおすすめします。
笑った時に顎は出る。
しかし、普通にしていると顎がない。
そんな方は、次のポイントをチェックしてみて下さい。
唇を閉じる際に最も力が入る部分は、下唇の筋肉です。
唇を閉じて下さいとお願いすると、大抵の方が下唇を上げるように力をいれます。
上唇には力が入らないのです。
下唇を上げると顎全体が出ます。
しかし、下唇を下げ、口角を上げると顎先が出ます。
表情筋の使い方が少し違うだけで、与える印象が変わるのです。
ご自身がどのように唇に力が入っているのかを簡便に調べる方法に、顎先にしわがよっているのかを調べるというものがあります。
下顎が小さかったり、出っ歯の方は顎先にしわを寄せる傾向が強いです。
すると、顎がない顔つきになってしまいます。
それを防ぐには、次の小顔体操を行ってみて下さい。
唇には内側に唇を動かす動きと、外側につき出す動きがあります。
顎がなく下唇を突きだして口を閉じている方は、唇を内側に丸める筋肉が弱く、外側につき出す筋肉が強いです。
唇の内側に筋肉を鍛えて、きれいに口を閉じるようにしてみましょう。
こちらの動画も参考に行ってみて下さい。
昔と比べ、顔が大きくなったと感じる方。
もしかしたら、顔が垂れてきているのかもしれません。
確かに、加齢による顔の垂れを完全にとりきる事は難しいです。
しかし、顔の筋肉が上手く使えていないがために顔が垂れてきた場合は、症状の進行を遅らせる事が出来ます。
スプーンやかっさなどで、顔を持ち上げるようにマッサージする事からはじめてみましょう。
100円ショップで売っている蓮華(れんげ)でも良いですし、かっさなど特殊な石を使ったものでも良いです。
これらの道具を使って、次のマッサージを行ってみて下さい。
【やり方】
1.顎先から耳に向かってフェイスラインをすくいあげるように、マッサージを行う。
2.小鼻から耳へ、頬を持ち上げるようにマッサージする。
3.眉頭から眉尻にかけてマッサージを行う。
4.眉毛から髪の生え際にかけ、持ち上げるようにマッサージを行う。
5.頭のつぼをを刺激する。
6.首の後ろから鎖骨にかけ流すように、マッサージを行う。
スプーンがない方は、こちらのマッサージをお試しください。
顔の垂れを防ぐ最も良い方法は、咀嚼(そしゃく)です。
しっかりと食事を噛む事で、顔の血行が良くなり筋肉が持ち上がります。
しかし、ここで注意したい事は、歪んだ顔で噛み続けないという事。
顎先がどちらかに曲がっていたり、口角の位置が左右で明らかに違う場合は、顎が曲がってしまっている可能性が高いです。
歪んだ顔で噛み続けるとやはり、顔が垂れてきてしまいます。
しかも厄介な事に、
どちらか片方のフェイスラインだけ垂れる。
なんて事にもなりかねません。
防ぐ方法としては、次の方法を試してみて下さい。
顎が歪むと顔は歪みます。
その理由は、顔の大きな筋肉である咬筋や側頭筋などの使い方にムラがでて、筋膜を介し表情を歪ませてしまうからです。
片側だけ唇が上がらなかったり、笑った際の頬の盛り上がり方にも、左右差が出ます。
では、顎を整えて表情筋のバランスをとっていきましょう。
【やり方】
1.鏡の前で口を開け、下顎がどちらに動くのかを確認する。
2.動いた方向の反対側の奥歯の後方へ、小指を沿える。
3.口閉じた際に奥歯で噛み締めないように、また、口が真っ直ぐに開くように意識しながら、口の開け閉めを10回行う。
4.食事を両方でしっかりと咬む。
「姿勢が歪むと顔も歪みますか?」
という質問を受ける事があります。
その可能性は高いです。
顔が歪む原因は2つ。
生まれつきの場合と、成長の過程で歪む場合。
一見すると、姿勢は関係ないように思われます。
しかし、姿勢が悪くなると頭の位置が変わります。
頭を支える首が歪む事が原因の1つなのですが、頭がずれる事によって下顎が曲がります。
その状態を長期間放っておくと、顎の曲がりも首の曲がりも固定化されて、顔が歪んでみえる事があります。
しかし、姿勢が原因で顔が歪んでいる場合は骨の問題ではなく、筋肉の問題で歪んでいる場合が多いので、最も治りやすいです。
そして、首と顎が曲がってる場合。
首の前の筋膜が緩んでしまい、二重あごになりやすいです。
二重あごはフェイスラインがもたついてしまう原因にもなるので、注意が必要です。
二重あご防止の体操を試してみて下さい。
首が曲がって二重あごになっている場合、上半身の歪みをとってから、首の体操を行うとよいです。
デスクワークの方ですと、その作業姿勢を長時間とる事になるので、二重あごになっている方が多いです。
次の方法で、姿勢を治してあげて下さい。
上半身の歪みを整える方法として、最も簡単に行える事は、深呼吸でしょう。
上半身の歪みのほとんどは、横隔膜を正しく使えていない事でおこります。
次の方法で、横隔膜を意識的に使ってみましょう。
【やり方】
1.鼻から息を吸う際、肩を上げないように意識しながら肋骨とお腹の両方を広げる。
2.口から息を吐く時に、お腹と肋骨の両方をしめるように意識しながら息を吐く。
3.一連の体操を3回3セット行う。
上半身の歪みを整えたら、首の体操を行いましょう。
首が体よりも前に出てると感じている方に、特におすすめな体操になります。
【やり方】
1.顎に手をおき、手で軽い抵抗を加えながら押しだすように、頭を前に出す。
2.頭の後ろに手を置き、抵抗を加えながら頭を後ろに引く。(板などを使うとやりやすいです)
3.手を顔の横に置き、抵抗を加えながら頭を横に動かす。(左右行う)
4.一連の体操を各10回ずつ、3セット行う。
二重あごになると、顎先から首が繋がってしまいアゴが出てきません。
折角、顔の歪みや首の矯正でバランスをとったとしても歪んでしまうのです。
二重あごを治す時に重要になってくる矯正が、舌骨(ぜっこつ)の矯正です。
舌骨は、のどの前にある骨で口の開け閉めの際に筋肉を動かすための軸の役目をする骨です。
この骨が歪むと、顎下の筋肉を上手に使う事が出来なくなりたるみます。
これが、二重あごの原因の1つです。
今回は、二重あごにならない為の舌骨矯正のやり方をご紹介いたします!
【やり方】
1.手で首の後ろを支えます。
2.首の前を指で押していき、固い骨(舌骨)を見つけます。
3.左右に押しながら、皮膚の遊びがなくなるまで奥に押していきます。
4.呼吸に合わせて、90秒間押します。
【やり方】
1.首の前を指で押していき、固い骨(舌骨)を探す。
2.親指で顎先を押します。
3.親指を少し内側に入れながら、前に伸ばしていく。
4.呼吸に合わせて90秒間固定します。
顎が出やすい方の特徴は、笑った時に顎先がとんがる方。
そして、顎を出す為に必要な事は3つ。
その為に必要な体操が4つ
韓国のアイドルの顎はとんがっている方が多いです。
骨格的に、自力であそこまで顎を出してシャープにする事は難しいかもしれません。
しかし、唇の筋肉の使い方に無駄がある場合や、顔が垂れてきた場合。
そして、姿勢が悪さが影響して、二重あごになった方は、今回の体操を続けてみて下さい。
今よりも、スッキリしたフェイスラインになれる事でしょう。
二重あごで悩んでいる方や、顎が出ていない方の助けになれば幸いです。
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