年々口の歪みが進んできている気がする、、。
そんな時は、上顎の歪みをチェックしてみませんか?
口の歪みの原因のトップは、下顎の歪みです。
顎が歪むと表情筋や咀嚼筋の使い方に偏りが出て、口が歪んできます。
大概の方が下顎が歪むのですが、症状の進んだ方の中には、上顎が歪んでいると感じられる方もいらっしゃいます。
口の歪みが気になる方。
上顎は歪んでいませんか?
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口の歪みの原因は大きく分けると 3種類あります。
これらが単独、もしくは複数合わさる事により 口が歪んできます。
唇の歪みは、表情筋の歪みに比例します。
笑ったり泣いたりする時に口角は上下しますが この口角を動かしているのが表情筋です。
喋り方や食べ方に癖があると、表情筋の使い方に差が生じて口が歪みます。
どちらかで偏って食事をする方は、物を噛む筋肉である咀嚼筋(そしゃくきん)の鍛えられ方に左右差が生じます。
咀嚼筋は骨格にも表情筋にも影響を及ぼすので、咀嚼筋の強さに左右差があると口の歪みを助長する事になります。
顎の歪みは口を歪ませる1番の原因です。
歯を噛み合わせた時に顎関節の位置は奥に動くのですが、顎が歪むと更に奥に動く事になります。
すると、奥にある顎の方に口が曲がりやすくなり歪む。
このような経過をたどり歪みが出てきます。
下顎と比べて、上顎の歪みの症状を訴える方は少ないです。
ですが、上顎が歪む方はいらっしゃいます。
上顎は元々2つに分かれている骨です。
成長に従い、くっついて1つの骨になります。
顔の中でも大きな割合を占める骨で、顔の縦の長さを構成する骨の1つでもあります。
その他に鼻や眼窩を形作る骨でもありますし、歯の根っこがはいっている骨でもあります。
上顎がなぜ歪むかについては、まだ良く分かっていない部分が多いです。
骨が成長する過程で骨を歪める力が加わった場合に、上顎が歪むと考えられます。
あくまで経験的な観点での話になってしまいますが、『口呼吸』は上顎を歪める大きな原因の1つだと考えています。
上顎は口蓋(こうがい)と一緒に成長にしたがって、前方と外側に向け成長していきます。
これは、舌が上顎を押すことによって正しく大きく伸びてくるのですが、口呼吸があると舌が正しい位置にいれなくなってしまいます。
これを『舌低位(ぜつていい)』といいます。
舌で骨を押すことが出来なくなってしまうので、正しく上顎が成長しなくなり歪みます。
また、舌が下がる事により舌骨上筋群(ぜっこつじょうきんぐん)が伸ばされます。
この状態を続けると、顔が前に出た姿勢をとりやすくなります。
口呼吸の方は、口を開けたままになりやすいです。
すると、口まわりの筋肉をはじめとした表情筋が衰えてきてしまいます。
舌が下がり、口が開き筋肉が衰え骨が正しく成長しなくなることで、上顎は歪む可能性が高くなります。
下顎の時と同様に、顎関節の位置に影響を与えます。
下顎とのバランスがとれている状態で歪む分にはまだ良いのですが、バランスがとれなくなると痛みを訴える方もいるので注意が必要です。
上顎の歪みが口の歪みをひどくする可能性があるという事。
では、どのように治療をおこなっていけば良いのでしょうか?
上顎の歪みではないのですが、歯医者さんで歯の矯正を行うと口の歪みが改善しやすくなります。
上顎が歪んでいる方の多くは出っ歯だったりもしますので、気になられる方はこちらをご覧下さい。
参照:
『出っ歯でなければほうれい線の心配はないと思っていませんか?【鍵を握る奥歯の咬み合わせ】』
上顎の歪みを自分で治すのは難しいです。
ですが口周りのリハビリを行い、舌や関節の位置を正しい位置に戻す事によって、ある程度正しい位置に戻すことは出来ます。
その為に必要な事は首と舌の位置の矯正がオススメです。
舌を治す時は、舌と舌骨上筋群のバランスととる事をオススメします。
ですがその前に、首を位置を治すことで効率よく舌の位置の矯正を行う事が出来ます。
【やり方】
1.バランスボールか、丸めたタオルの上で仰向けに寝る。
2.顎を上げるように首を曲げる。
3.腕を開いて胸の前を伸ばす。
4.舌をスポットと呼ばれる上顎の部分に置く。
5.鼻から吸って口から吐く深呼吸を、3回3セット行う。
舌骨の位置を治して、顎の位置を正す体操になります。
【やり方】
1.椅子に座り、舌をスポットに当てる。
2.顎を上げる。
3.手のひらで首の前の皮膚を下げる。
4.鼻から吸って口から吐く深呼吸を3回3セット行う。
上あごの歪み自体をご自身で治すこともおすすめです。
こちらを参考に行ってください。
動画はこちら。
上顎の矯正を行うには、次の事を守る必要があります。
どれも自分で意識すれば治せるものにはなります。
ただ、顔の歪みが強かった場合。
自分で治すことが難しい事も多いです。
そんな時は、骨格矯正で顎や姿勢を正した後に、舌や姿勢の矯正体操を行う事で症状が良くなります。
上顎の歪みは症状の進行度合いが進んでいくと、自分で治すことが出来なくなるので、気が付いたら早めに対処して下さい。
口の歪みの原因は上顎にあるかもしれない。
しかし、上顎の歪みを矯正するのは至難の業です。
口の歪みを良くするには、次の3つがあります。
それぞれ費用や期間の長さは違いますが、口の歪みが気になられる方は参考になさって下さい。
【口の歪みでお悩みの方へ、リビジョンおすすめ記事】
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