肩甲骨が動かない事により様々なデメリットがおこると考えられます。ではどんなデメリットがあるのでしょうか?
肩甲骨が動かない事によるデメリット
他にもいろいろ弊害がありそうですが、今回は肩甲骨が動かない理由は姿勢にあるというテーマで原因を調べていきたいと思います。
目次
肩甲骨は二の腕と共同に動き肩の動きに関係してくる骨です。
肩甲骨は次のように動いてきます。
肩甲骨の動き
肩甲骨が動かない方はこれらどれかの動きが制限されているという事です。
肩甲骨に限らず関節が動かなくなる原因は主に2つに分かれます。
1.強直とは
骨や軟骨の問題(変形や癒着)で動かなくなるもの
2.拘縮とは
関節周りの筋肉や皮膚、靭帯などの軟部組織が固くなり関節が動かなくなるもの。
では肩甲骨が動かない原因はこの2つの内のどちらに当てはまるのでしょうか?
拘縮、強直どちらが原因となるのでしょうか?
答えはその両方です。強直も拘縮もどんな関節にでも起こりうる問題なのでこれら2つが原因となります。しかし肩甲骨はこれ以外の原因から動かなくなるものがあるんです。
それ以外の原因:
強直や拘縮以外で肩甲骨が動かなくなる原因。それは姿勢です。姿勢が悪くなると肩甲骨が動かなくなる可能性が高くなってきます。
姿勢が悪くなる事により肩甲骨が動かなくなる大きな理由の1つが肩甲骨が浮遊関節だからというものがあります。
浮遊関節とは
肩甲骨は直接体幹と繋がっておらず筋肉によってその連結性を保っています。骨と骨が繋がっていない関節を浮遊関節といい、肩甲骨と体幹の関節を肩甲胸郭関節といいます。
肩甲骨と体幹を繋げている筋肉:
肩甲骨は体幹と次の7つの筋肉によって繋がっています。これらの筋肉のバランスによって肩甲骨の位置が決まってきます。
姿勢が悪くなる事によりこれら7つの筋肉のバランスが崩れたり、悪い姿勢の時に使う筋肉が過剰に肥大するなどすると筋肉の収縮性が悪くなってきます。
肩甲骨の位置を固定する一方の筋肉がもう一方の筋肉が伸びる事を妨げた結果、肩甲骨が動かなくなるといった具合になってきます。
肩甲骨が姿勢の悪さが原因で動かなくなってきているのだとすると、まず姿勢の矯正をおこなわなくてはいけません。
そのための体操をご紹介していきます。
背中を伸ばして姿勢を改善する体操になります。
やり方:
①背中を壁につけ真っ直ぐに立つ。
②テニスボールを背骨の右側に置いて背中と壁の間で挟む。
③ボールで背骨の右側をマッサージするように体を上下に5回動かす。
④同様に左側も行う。
こちらの体操もおすすめです!
肩を回して姿勢を良くする体操です。
やり方:
①手の先を肩の先に置く。
②両肘を肩よりも高くなるように上げる。
③肘が肩より下に下がらない様に、また耳よりも前にでないように調節する。その姿勢を保ちながら出来るだけ大きな円を描くように肘を回す。
④15秒の間に出来るだけ行う。
ゴムチューブを使って肩甲骨の位置を矯正し姿勢を正す体操になります。
やり方
①ゴムチューブの端を結んで円を作る。
②両方の二の腕にかけて手の甲を腰に置く。ゴムチューブの力で肘が前側に向いていればオッケーです。
③手の甲がずれないように意識しながら肘を横に広げて胸を張る。この時に腕の力ではなく両方の肩甲骨の間の筋肉を使うように意識する。
④15秒間の間に出来るだけ行う。
こちらの動画を参考に行ってみて下さい。
肩甲骨が動かない原因は姿勢にありました。
その理由は肩甲骨は浮遊関節で筋肉により固定されていて、姿勢が悪くなると筋肉が固くなり肩甲骨の正常な動きに制限をかけてしまうから。
肩甲骨の動きが悪くなると肩こりや頭痛だけではなくいろいろなスポーツにも悪影響が及んでしまいますので、肩甲骨の動きを良くされたい方は是非参考にしてみて下さい。
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