口角の下がりが気になる皆様。
口角が下がる原因は、なんだと思いますか?
詳しいやり方は後程ご紹介いたしますが、例えば筋肉がたるんで口角が下がった場合。
口角をあげる体操にはこのような方法があります。
しかし、筋肉が原因でない場合は、この体操を行うだけでは不十分なのです。
これのどれもが原因となりえますが、共通していえる事があります。
口角を上げられない方の多くに、食いしばりの癖があるという事です。
食いしばりとは、日中や夜間問わず、奥歯で噛み締める癖の事。
この食いしばりがあると、たるみや筋肉。
そして、骨にまで悪影響を与えて、口角が下がるのです。
なので、口角の下がりが気になる方はまず、この食いしばりを治す必要があるのです。
では、そのようにすれば食いしばりを治す事が出来るのでしょうか?
今回は、口角が下がる悩みをお持ちの方へ。
食いしばりがどのようにして、たるみや筋肉そして骨格に影響を与えてしまうのか。
そして、その改善方法をお伝えしていきます。
是非、参考にして下さい。
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では、実際に食いしばりが口角の下がりと食いしばりの関係性について、考えていきましょう。
そもそも、なぜ食いしばってしまうのかという原因。
実は、その原因はよく分かられていないのです。
主には、次の要因が食いしばりを起こしてしまう原因だと考えられています。
よく分かられていないので、根本的な原因を治す。
つまり、この治療を行えば食いしばりが必ず治る。
そういった治療法がないのが現状です。
当院では、その際に『食いしばりを治すには何故柔らかいみぞおちが必要なのか?』でご紹介しているように、お腹の固さをとる施術を行っています。
東洋医学の考え方が入っているので、少し難しい部分もありますが、興味のある方は時間がある時にご覧になって下さい。
では、食いしばりがあると、なぜ口角が下がってきてしまうのでしょうか?
それは、たるみや筋肉や骨に悪影響を及ぼしてしまうからです。
食いしばると、エラの部分に力を入れやすくなってしまいます。
それだけではなく、首の筋肉にも力が入ってきます。
すると、口角下制筋という口角を下げる筋肉に、常時力をいれてしまうようになります。
知らず知らずの内に、口角が下がるという具合になってくるのです。
それだけではなく、食いしばる事によって歯が削れてくる事で、かみ合わせが深くなり、口角が下がってくるという事もあるようです。
では更に詳しく、食いしばりと口角の下がりについて、考えていきたいと思います。
では、たるみと口角の下がりと食いしばりについて、考えていきたいと思います。
顔がたるむと口角が下がります。
口周りの組織が重力に負けて落ちて垂れ下がるので、口角も引っ張られて下がるという具合です。
そして、食いしばりがたるみの原因になるかというと、そうでもないです。
むしろ、しっかりと噛まない事によって、顔がたれてくる事の方が多いです。
ですが、口や頬周辺の脂肪は、広頚筋という首の筋肉や僧状腱膜という頭の筋肉。
つまり、表情筋によって吊り下げられています。
食いしばるとこれらの筋肉が固くなる事が多く、固い筋肉はその機能をしっかりと使えなくなります。
なので、しっかりと噛まなくても顔は垂れやすいのですが、使いすぎても筋肉が固くなり顔が垂れ、口角が下がってしまう傾向があるのです。
また、骨に大きさによって口角が下がりやすいという場合もあります。
上顎に対して下顎が小さい方。
こういった方は、口角が下がりやすいです。
食いしばると、筋肉やたるみを助長して口角を下げてしまいます。
そして、姿勢も口角の下がりと関係があるのです。
例えば、首が前に出ている首猫背の方。
このような方は、二重あごになりやすく、口角も下がりやすいです。
これは、首が前に出た事で顎下の筋膜がたるむ事。
そして、顎を正しく動かせなくなる事が原因となります。
まずは簡単に口の開け閉めについて、ご説明致します。
口を開ける際には、外側翼突筋という筋肉の下頭部分が、顎を前に動かします。
そして、舌骨筋郡の働きと重力が下顎を下方へ動かし、口が開いてきます。
顎関節や下顎骨の形状に問題がなければ、真っ直ぐ口が開いてきます。
ですが、姿勢が悪いと口が曲がって開きやすくなります。
これは、下顎が重力を真っ直ぐ引っ張らなくなる事に原因があります。
下顎は重力の影響を少なからずうけます。
酔っ払って仰向けで寝た際や、電車で顔を上げながら寝ている方の口が、大きく開いている場面を見た事があると思います。
あれは、アルコールにより筋肉ゆるみ、更に重力によって下顎が下垂させられる事によって生じてきます。
姿勢が悪くなって、首が曲がった際にも同じ事がおこります。
試しに、口を軽く開けながら首を左右どちらかに大きく曲げてみて下さい。
曲げた側の顎に、違和感がでてくると思います。
このように、姿勢が悪くなって首が曲がると、下顎は重力の影響で曲がってしまうのです。
ただ、顎には自動補正装置なるものが搭載されています。
顎の筋肉が下顎の曲がり具合を感知して縮まり、下顎の位置を治します。
この働きのおかけで、姿勢の悪い方の顎が必ずしも曲がってるというわけではないのです。
ですが、ここでも食いしばりがあると、話が変わってきます。
顎には、歪みを正す為の自動補正装置があるとご説明しましたが、これは筋肉の長さや縮まり方を感じてバランスをとるものになります。
ですが、食いしばりのように、顎に常に力を入れている方は、この装置が上手く働いてきません。
その原因の1つに、食いしばりがあると顎の振り子機能が上手く機能しなくなる。ということが挙げられます。
下顎は肩関節を同じように、重力に逆らって体にくっついていなくてはいけません。
筋肉や靭帯の支えがないと、外れてしまうのです。
歩く際に腕を振って重力バランスととるように、顎も微妙に動きながら体のバランスをとっています。
これが顎の振り子機能です。
ですが、食いしばりがあると、この振り子機能が上手く働きません。
食いしばりの筋肉が顎を固めてしまい、動く事が出来なくなってしまうのです。
整体で首の位置を治しても、再度歪んでくる方の多くに、下顎の位置に問題があります。
顎の位置を自分で整体する方法を、ご紹介いたします。
首にこりがある場合や、首猫背が気になる方は試してみて下さい。
【やり方】
1.首を左右どちらかに捻る。
2.捻ったところから更に、下顎を同方向へ動かす。
3.左右同じく行い、動かしづらい側を確認する。
4.正面に向き直して、下顎を動かし易い側へ動かす。
5.下顎を動かした状態から、指で顎先を動かし辛かった側へ圧迫する。
6.深呼吸を3回行う。
詳しく知りたい方は『首が曲がってる人を整体で治せない理由は首を治してるから』をご覧になってください。
そして、食いしばりや姿勢を治した後は、実際に口角も持ち上げる体操を行いましょう。
まずは、緊張した広頚筋のリリースを行います。
その後、上顎の矯正を行います。
また、口角を上げるときにオトガイ筋を過剰に使う癖の方がいます。
この癖、口角を上げる体操を行う時に不必要なんです。
なぜなら、オトガイ筋を使って器用に口角が上がっているように見せてしまうからです。
そんな時おすすめ体操がこちらです。
こちらの動画も参考にしてみてください。
口角の下がりの主な原因は、加齢による皮膚や筋膜にある弾性繊維の変性です。
そして、食いしばりを行う事で無意識のうちに口角を下げる筋肉に力が入ってしまいます。
また、猫背などの不良姿勢は口呼吸の原因となって、食いしばりしやすくなってしまいます。
なので、口角の下がりが気になったら、次の3つを試してみてください。
年をとる事を止める事は出来ません。
ですが、見た目年齢と実年齢は違います。
この時、口角が下がると実年齢よりも老けて見られてしまいます。
今回、おすすめした3つの予防法を意識して行って頂き、口角の下がりを予防してみてください。
毎日の積み重ねで、10年後が変わるはずです♪
【更に詳しく口角を上げる方法を知りたい方には、こちらがオススメ】
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