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頬骨肉厚の解剖学

頬骨肉厚の解剖学【頬の構造を知ってスリムになろう】

頬骨肉厚の解剖学

 

頬骨肉厚女子が思うこと。

 

 

「なんで私の頬骨には、こんなに肉がついているの?」

 

 

不満顔の女性のアニメ

 

その理由は太ってるからですか?

 

 

太っちょで顔の脂肪が気になる女性の画像

 

 

確かに、体重が増えると、頬骨も肉厚にはなります。

 

 

しかしながら、体はガリガリなのに、頬にだけ肉がたっぷり付いている方も、多く見かけます。

 

体が痩せて顔が太っちょの女性の画像

 

なぜなんでしょうか?

 

 

そういうものなのです、、。

 

 

と言い切ってしまうのは簡単なのですが、それでもなんとかなるのであれば、なんとかしたいと思うところでもあります。

 

 

なので今回は、頬骨の構造を勉強して、頬骨の肉厚を少しでも薄くする方法がないか、調べていきたいと思います。

 

 

頬骨肉厚でお悩みの方は、一緒に探っていってみましょう。

 

 

 

頬骨の肉厚の原因を調べる前に

 

その前に、脂肪とはなにか?

というところの復習から、始めていきましょう。

 

 

 

脂肪とはなにか?

脂肪と一言に言っても、色々な脂肪があります。

 

 

その中でも、今回は脂肪組織とは何か?

という部分に絞って、話を進めていきたいと思います。

 

 

脂肪組織とは、細網組織の特殊型のものを言います。

 

 

そして、その細胞内には、中性脂肪を貯める脂肪滴というものがあります。

 

 

中性脂肪、コレステロールなどは、健康診断で検査される項目でもあるので、聞いたことはあるかも知れませんね。

 

 

健康診断でショックを受ける男性

 

過食などで必要以上のエネルギーが体に取り込まれると、脂肪滴は大きく球状に膨らみます。

 

 

なので、体が大きくなり太ってしまうのです。

 

 

また、顔の脂肪組織は、皮膚の下全体に広がっています。

顔の皮下脂肪の位置

黄色い部分が脂肪の位置です。

 

 

いくつかにまとまっていて、目や鼻のまわりでは薄くなっていますが、頬や顎先では厚くなっています。

 

 

この時に頬の脂肪が厚いと、肉厚感のある輪郭となってしまいます。

 

 

肥満でダイエットを頑張る女性のアニメ

 

 

この顔の脂肪は浅い部分と、深い部分との2層構造になっていて、浅い部分は表情筋や頭の膜と繋がっています。

 

 

顔の脂肪組織は、表情筋によって支えられているのです。

 

表情筋の図式

 

そして、頬骨のお肉が厚い方が懸念する事の1つが、顔の垂れです。

 

 

顔のたるみを懸念する中年女性

 

 

これは加齢に伴い、表情筋が重い脂肪組織を支えきれずに、起こってしまうものになります。

 

 

老いと脂肪の位置関係

 

 

なので、表情筋を鍛える事で顔の垂れる事を遅らせる事は、ある意味では正しいといえるのです。

 

 

 

頬骨の脂肪を無くすには

 

ダイエット 心得

 

一番効果的な方法は、ダイエットになります。

 

 

頬骨のお肉も、食事からのエネルギーの補給を行わなければ痩せてきます。

 

 

なので、頬骨の肉厚が気になるのであれば、痩せれば良いのです。

 

 

ダイエットに成功した男性のイメージ画像

 

 

ですが、冒頭でもお伝えしたように、頬骨のお肉だけダイエットしても痩せないという方もいます。

 

 

どうやら、ダイエットを行ったとしてもどこから痩せてくるのか。

 

 

これは個人差が大きいみたいです。

 

 

そんなダイエットを行っても頬骨のお肉が落ちづらい方へ、おススメの方法があります。

 

 

代謝を改善させて、頬骨のお肉を落としやすくする方法です。

 

 

 

頬肉対策!頬骨の代謝改善エクササイズのやり方

頬骨のお肉の代謝を改善エクササイズなのですが、頬肉だけの代謝を良くする方法はありません。

 

ガッカリする女性

 

 

頬を痩せさせるには体質を改善させて、燃えやすい体づくりから始めなければなりません。

 

 

体質を変えるには時間と手間が必要なので、大変と言えば大変です。

 

 

しかも、体の代謝まで落ちてしまうので、体は痩せたくないの!

という方は向いていない可能性もあります。

 

 

ですが、頬骨のお肉を落とすには必要な過程なので、試してみる事をお勧めします。

 

 

代謝を上げるには、細胞の中にあるミトコンドリアという物質の活性を高める事が良いのです。

 

ミトコンドリア

 

ミトコンドリアの活性を高めるには、次の方法がおススメです。

 

 

 

  • ・軽いダイエット
  • ・運動
  • ・マッサージ

 

 

 

では、行っていきましょう。

 

 

 

通勤は座らない。ちょっとの距離なら歩いて行動。飲み会前後は粗食に徹する。

痩せるためにウォーキング

 

代謝を改善させるには、運動や食事の見直しも大事です。

 

 

ですが、忙しさのあまりにこれらを行えない傾向の強い現代人。

 

 

まずは、普段の生活習慣を見直してみましょう。

 

 

 

1.通勤は座らない。

電車は座らずに立って通勤すると痩せやすい

 

 

デスクワークの方と、立ち仕事の方。

その1日の消費カロリーの差は、かなりのものになります。

 

 

体重を2倍して、立っている時間を計算すると消費カロリーを計算する事が出来ます。

 

 

 

例えば、50キロの方が、往復の通勤の2時間かかるとします。

 

 

この場合、50×2×2という計算になるので、200キロカロリー消費しているという事になります。

(年齢によって変わるので、おおまな目安です。)

 

 

これを週5日行っているのであれば、通勤で立っているだけで1,000キロカロリーも消費出来る事になるのです。

 

 

ダイエットの基本は、1日の食事から180キロカロリーずつ減らす事です。

 

 

この方法であれば、ダイエットのために余分な時間を割かずとも達成する事が出来ます。

 

 

ただ、慣れるまでは足の疲れでだるくなる場合がありますので、寝る前にマッサージしてあげると良いでしょう。

 

 

 

2.ちょっとの距離なら歩いて行動しよう。

タクシーに乗るよりも歩くと痩せやすくなる

 

意外と若い方にも多いのですが、電車に乗るほどではないが、歩くには少し距離がある。

 

 

こんな状況で直ぐにタクシーを使う方がいます。

 

 

通勤で立つ事も大事なのですが、歩くという事もとても重要です。

 

 

その理由は、頬肉の血流に問題があります。

 

 

頬肉に限らず、脂肪組織には毛細血管が通っています。

 

 

痩せるためには、血流が良い事に越した事はありません。

 

 

ですが、歩かないと筋肉が動かされないので、血流が良くなりません。

 

 

筋肉を使いすぎても使わな過ぎても血流は悪くなる

 

なので、歩く必要があるのです。

 

 

また、運動不足で太り過ぎると脂肪への血流量が増えてになってしまうため、心臓に負担をかけてしまいます。

 

 

太り過ぎは命の危険があるので、体重のコントロールは健康面でも大事な事になります。

 

 

カロリー消費以外に血流改善を目的として、積極的に歩いてみて下さい。

 

 

 

3.飲み会前後は粗食に徹する

飲んだ後は粗食に徹する

 

 

お酒を飲んでしまうとついつい、過食になってしまいます。

 

 

加えてアルコール自体もカロリーが高いので、一回での飲み会での摂取カロリーはかなりのものになってしまいます。

 

 

電車で長い時間立とうが、少しの距離を歩こうが、もう少し言うと週末ジムで走ろうが。

 

 

週に2回、3回と飲み会に行ってしまうのであれば、ぞれらの努力は水の泡となってしまうでしょう。

 

 

しかし、社会人たるもの飲み会を断ってしまうと昇進にも響くでしょうし、付き合いの悪いやつだというレッテルの貼られかねません。

 

 

それを防ぐ為には、飲み会の前後は粗食に徹するしかないのです。

 

 

脂肪細胞は、余ったエネルギーをいとも簡単に吸収し大きくなります。

 

 

ですが、粗食を意識して食事を摂らないでいても、折角吸収したエネルギーを離すものかとなかなか痩せてくれません。

 

 

人は基本的に、太りやすいが痩せづらいのです。

 

 

1回の飲み会前後2日は粗食を意識する位にならないと、頬骨のお肉など痩せづらい部分を小さくする事は、難しいでしょう。

 

 

頬骨の矯正を行いましょう。

頬骨のお肉のマッサージの前に頬骨の矯正を行います。

 

頬骨肉厚が気になる方のための矯正体操やり方その1

 

 

頬骨の肉をマッサージしよう。

頬骨肉厚のマッサージのやり方には、多少コツが必要です。

 

 

それは、つまみ持ち上げ捻ることです。

 

 

普通にマッサージを行うよりも、頬の肉が動かしやすくなるイメージがあります。

 

 

それではやっていきましょう。

 

 

頬骨肉厚が気になる方のための矯正体操やり方その2

 

【やり方】

1.頬っぺたの肉を摘まむ。

 

2.肉を頭方向へ持ち上げ転がす。

 

3.摘まむ場所を変えながら、一連の動作を10回繰り返す。

 

 

その後に、こちらのマッサージを行います。

 

頬骨肉厚が気になる方のための矯正体操やり方その3

 

 

唇回し表情筋トレーニングを行おう

代謝を良くして頬肉のマッサージを行ったら、更に頬をスリムにする為に、唇を回す表情筋のトレーニングを行いましょう。

 

 

顔のエクササイズも体のエクササイズも共通して言える事が、体操で部分痩せを達成する事は困難だという事です。

 

 

しかしながら、頬肉は表情筋や筋膜によって吊り下げられています。

 

 

なので、顔の筋肉が衰えてしまうと頬の脂肪も一緒に垂れ下がってしまうのです。

 

 

筋肉が衰えると頬や口角が垂れる

 

 

頬骨下に影が出来てしまう為、頬が大きい方であれば尚更、気になってきてしまうでしょう。

 

 

表情筋はユニットで動く事が多いです。

 

 

そうする事によって、表情を作るのです。

 

 

表情筋の図式

 

例えば、笑顔の時は眼輪筋、大小頬骨筋、口角挙筋を多く使います。

 

 

 

その一方で、嫌悪の表情では上唇鼻翼挙筋や口輪筋、下唇下制筋強く使う傾向があります。

 

 

しかし、顔の歪むがあった場合。

左右で同じ筋肉を使うのではなく、片寄った表情を作る方が殆どです。

 

苦笑いする女性のイラスト

 

もし、片方の顔で嫌悪の表情を作る事が容易だった場合。

頬がこけてしまい、より頬骨が目立ってしまう可能性が強くなってしまうでしょう。

 

 

それを防ぐ為には、次の表情筋エクササイズを行ってみて下さい。

 

 

【やり方】

1.左の口角を横に引く。

 

2.左の口角を斜め上に引く。

 

3.上唇を上に引く。

 

4.右の口角を斜め上に引く。

 

5.右の口角を横に引く。

 

6.右の口角を斜め下に引く。

 

7.下唇を下に引く。

 

8.左の口角を斜め下に引く。

 

9.一連の動作を3回3セット繰り返す。

 

 

こちらの動画の矯正とマッサージを、参考にしてみてください。

 

 

 

小顔矯正院のダイエット法【体良いと思って食べ過ぎていない?】

 

サラダでダイエット

 

 

さて、顔痩せダイエットを成功させる為の、基本中の基本をお伝えしてきました。

 

 

加えて、小顔矯正院では、どのようなダイエット方法をおすすめしているのかを、ご紹介致します。

 

 

 

ダイエットは小顔にはなるけども、、

ダイエットはお金をかけずに小顔になれる、最も費用対効果の高い方法です。

 

 

なので、当院でも食事を変えて改善の余地がある方には、ダイエットを行うように、おすすめしています。

 

 

ですが、顔のお肉を落とす際には、カロリーを落とすだけのダイエットだけでは十分ではない場合もあります。

 

 

なぜなら、カロリーを落とすと栄養素が不足気味になりがちになります。

 

 

体に栄養が足りていないと、ダイエット後の食事で、簡単に太ってしまうからです。

 

 

リバウンドしてショックな女性

 

 

なので、多少カロリーあったとしても、普段の食事で必要な栄養素は摂取して貰いたいのです。

 

 

本当に体に合った食材とは?

体に合った食事の見分け方

 

当院で一番オススメしている事は、体に合った食材を選んで食する事です。

 

 

例えば、白米やパスタなど炭水化物の量を減らす炭水化物ダイエット。

 

 

タンパク質を積極的に摂る事になるので、お肉を食べる事が多くなります。

 

 

この時に、豚肉食べるか牛肉を食べるかは栄養素の違いはあれど、それほど問題はありません。

 

 

ですが、そもそもお肉が体に合っていない場合は問題です。

 

 

ダイエットの為に食べていたお肉なのに、反って、頬肉が大きくなってしまったなんていう事になる可能性があるのです。

 

 

体に合わないものを食べると、アレルギー反応が出ます。

 

 

テニスプレーヤーのジョコビッチが実践し効果が高かった、グルテンフリーの食事法などが良い例です。

 

 

 

ナノセンサーで食材チェック

メタトロン3

 

ダイエットで顔が痩せない場合、当院では少し変わった方法で、本当に体質に合った食材が何かを調べていきます。

 

 

その際の使用する機器が、ナノセンサーであるメタトロンです。

 

 

あまり知られていないのですが、体(細胞)には固有の周波数(振動)があります。

 

 

体の調子が良い時は、この周波数が安定しているのですが、体に合わない食事を続けていると、周波数が乱れてしまいます。

 

 

これが体調不良の原因の1つなのです。

 

 

この周波数の乱れをサーチするのが、メタトロンです。

 

 

メタトロンでは、体の合わない食事や食べ過ぎている食事を調べる事が出来ます。

 

【当院スタッフの体質にあった食材】

メタトロンの食事2

 

【当院スタッフの体質にあっていない食材】

メタトロンの食事1

過剰なカロリー、糖質は一番お肉がついて貰いたくない部分につきます。

 

 

加えて、体に良い食材も体に合っていなければ、気になる頬っぺたにお肉が付きやすくなるのです。

 

 

「カロリー制限や糖質ダイエットを頑張って行っているけど、なかなか、頬のお肉痩せないの!」

 

 

そんな時は、体質と食材チェックにも気を配ってみて下さい。

 

 

 

3.頬骨肉厚は代謝を上げからのマッサージと体操が効く!

 

頬骨肉厚に顔にコンプレックスがある方。

 

 

まず行って欲しい事は、代謝を上げる事です。

 

 

その為には次の3つを意識してみて下さい。

 

 

 

  • ・通勤は座らない
  • ・ちょっとの距離なら歩いて行動
  • ・飲み会前後は粗食に徹する

 

 

 

しかし、体は痩せているのでけれども、頬骨だけ目立つのが気になるといった方。

 

 

そういった方は次の2つを試して下さい。

 

 

  • ・頬肉つまみマッサージ
  • ・唇回し体操

 

 

 

専門家に施術をお願いする場合などは、美容鍼などもミトコンドリアの働きが良くなり頬の脂肪を燃焼させるには良い方法の1つになります。

 

 

頬骨のお肉が厚くて、笑うとアンパンマンのようになってしまう。

頬の盛り上がりがどうしても気になる。

 

 

そんな方の助けになっていれば、幸いです。

是非試してみて下さい。

 

 

【頬っぺたが大きくてお困りの方へ、リビジョンオススメブログ】

 

 

 

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肋骨の動きと体の歪み

肋骨の動きと呼吸法を意識するだけで体の歪みは整う!

肋骨の動きと体の歪み

 

 

人だけに限らず動物は、呼吸をしなければ生命活動を維持することはできない。

 

 

その呼吸は中枢、神経、骨、筋肉などによって私達が特に意識をしなくても自動的に行われているものである。

 

 

しかし、神経のバランスなどが崩れたりすると吸って吐くという呼吸のリズムも崩れる。

 

 

吸う、吐くどちらかばかりに偏ってしまってうまく吸えない、吐けないといった状態になる。

 

 

そんな現代ではストレスや不良姿勢などが原因で呼吸が浅いなど呼吸に関する悩みを抱えている人が多い。

 

 

では、呼吸の悩みを抱えている人はどのような呼吸をしているのか?

 

 

呼吸をする際に、骨や筋肉がどのように動いて呼吸をしているのかといった動きの面も見ながらご紹介していこうと思う。

 

 

 

呼吸をするとき骨や筋肉はどう動く?

 

一般的な認識で呼吸は、息を吸うときに肺がふくらんで息を吐くときに肺がしぼむといった程度でしか学校などでは習わないが

 

呼吸器

 

実はその裏で筋肉が働いていたり、骨がごくごく小さな動きをして呼吸が成り立っている。

 

 

では、どのように呼吸が成り立っているか、まずは体の表面の部分から見ていこう。

 

 

 

呼吸時に主に働く筋肉

呼吸時に拡がるのは肺もそうなのだが、まずその外側にある胸郭が拡がる。

 

肋骨

 

胸郭とは、肋骨、胸骨、脊柱(胸椎)で構成されていて、肋骨と肋骨の間には外肋間筋、内肋間筋という筋肉が張られている。

 

 

外肋間筋が収縮すれば肋骨は引き上げられ、内肋間筋が収縮すれば肋骨は引き下げられる。

 

 

つまり、息を吸うときには外肋間筋が働き肋骨を引き上げ胸郭を拡げる。

 

 

逆に息を吐くときは内肋間筋が働いて胸郭を縮めるか?というと自然と息を吐くときは、息を吸うときに働いていた外肋間筋や横隔膜が弛緩するだけで、息を吐き胸郭を縮めることができる。

 

 

では、内肋間筋はどのタイミングで働いているのか?

 

 

内肋間筋は、思いっきりフーッと息を吐きだしたときに主に働いているのだ。

 

 

そのように外見からではわからないが息を吸う、吐く動作で働く筋肉も違い、主に呼吸をする際にはこれらの筋肉が主体となっている。

 

 

 

呼吸時に動く骨と関節

先にも述べたように、呼吸をする際に拡がるのは肋骨、胸骨、脊柱(胸椎)で構成された胸郭と呼ばれる骨である。

 

胸郭

 

それが肋間筋や横隔膜によって持ち上げられたりした際に、胸骨と肋骨の関節や肋骨と胸椎の関節が動き胸郭を拡げている。

 

 

しかし、単に動くといってもどのように動いているのだろうか?

 

 

外見上は、胸郭が拡がるように動いていることしか確認できないが、皮膚や筋肉を除き骨だけの動きを見るととても微細な動きをしているのだ。

 

 

では、ここで呼吸時に骨はどのように動いているか?その説明をするにあたって特に重要になってくる関節を2つご紹介しよう。

 

 

1つ目は、肋骨頭(肋骨の付け根)と胸椎の椎体部分の関節である【肋骨頭関節】

 

 

2つ目は、肋骨結節(肋骨の付け根付近の出っ張り)と胸椎の横突肋骨窩と呼ばれる部分の関節である【肋横突関節】

 

 

呼吸時において特にこれらの関節が重要になってくる。

 

 

では、実際の呼吸の動きと共にこれらの関節がどのように動いているか?

 

 

また正常に動いている人と正常に動いていない人の動きの違いはどうか?など交えながらご説明しよう。

 

 

 

肋骨の動きは呼吸や見た目にも影響を及ぼす?

 

骨の動きを説明するには、息を吸うよりも吐くときの方が動きとしてわかりやすいため、ここでは息を吐いたときの微細な動きに注目しご説明する。

 

 

では、はじめに【肋骨頭関節】の動きから見ていこう。

 

 

【肋骨頭関節】は息を吐いた際に肋骨頭が胸椎の椎体部分に対して回転するように動いている。

 

 

肋骨というのは、胸椎の椎体と椎体の間についていて【肋骨頭関節】が回転する際は肋骨頭は上の椎体に対してお腹側へ下の椎体に対しては背中側へ回転する。

 

 

少しイメージしやすいように言うなら、息を吐いたときに【肋骨頭関節】は上の椎体に対して時計周りのように1~2時の方向(お腹側)へ動き

 

 

下の椎体に対しては7~8時の方向(背中側)へ動く。

 

 

では次に【肋横突関節】の動きを見ると、息を吐いたときの【肋横突関節】は肋骨結節が胸椎の横突肋骨窩に対して頭側(上方)へ動く。

 

 

逆に息を吸うときは肋骨結節は尾側(下方)へ動く。

 

 

骨だけの動きで見ると、息を吐いた際には【肋骨頭関節】【肋横突関節】はこのような微細な動きをしていることがわかる。

 

 

呼吸をする際、正常に動けばこれらの関節は上記のように動いているが、呼吸に関する悩みを抱えた人の関節の動きは正しく動いているのだろうか?

 

 

その点に注目し、正常に動かないことで起こる体の状態をご説明しよう。

 

 

 

呼吸の悩みは肋骨がうまく動いていないために起こる

冒頭でも述べたように呼吸の悩みを抱えている人は今とても多い。

 

 

そういった方の多くは、日常的に呼吸が浅いと言い、深い呼吸ができていないという自覚がある。

 

 

では、そういった方の呼吸時には先ほどの肋骨や関節はどう動いているのだろうか?

 

 

正常に動いていないから呼吸の浅さを感じているのであって、例えば【肋骨頭関節】がうまく回転していないといったことも考えられる。

 

 

また、呼吸が浅いと訴える人は常に肋骨が上がっている(外旋)ことが多く、本来は息を吸い込むときに肋骨は上に持ち上がる(外旋)のだが

 

 

肋骨が常に上がっていて、息を吸い込んでもそれ以上あまり持ち上がらず胸郭が拡がらないために呼吸が浅くなるのである。

 

 

そして、肋骨が上がっているということは、肩が上がって見えるといった見た目への影響まで考えられる。

 

 

では、そういった歪みのある肋骨はどのように治していけば良いのか?

 

 

 

肋骨の歪みはどう治す?

歪んだ肋骨を治すには、本来の動きが出来るように促していく必要がある。

 

 

それはつまり、息を吐いたときの【肋骨頭関節】と【肋横突関節】の動き、そして肋骨自体の動き、これらを再び正しく動くように導く必要があるのだ。

 

 

胸郭が固いと肋骨が上手く動かなくなります。

 

 

最初は胸郭をストレッチしましょう!

 

 

棒を使って行う胸郭の左右ストレッチのやり方

 

 

そしてそれらと同じくもう1つ重要なのが【深呼吸】である。

 

 

具体的には、深呼吸で鼻から深く息を吸い込み、口からゆっくりと吸った息を全て吐き出す。

 

 

この吸った息を吐きだす時に、肋骨結節をポイントとし【肋骨頭関節】がお腹側へ回転するように促す。

 

 

それと同時に上がっている(外旋している)肋骨を押し下げるように圧迫しながら吸った息を全て吐き出す。

 

 

このように、呼吸をする際に肋骨、そして【肋骨頭関節】【肋横突関節】が本来動くように促してあげることで

 

 

それぞれの関節で引っかかりを起こしてしまっていたり、肋骨が上がっているせいで呼吸がうまくできていない状態を改善していくことができるのだ。

 

 

行って頂きたい体操をご紹介します。

 

 

肋骨をしめてくびれを細くする矯正体操やり方

 

 

正しい呼吸で歪みの少ないカラダへ

 

これまで述べたことから、呼吸時には外からは見えない骨や関節の微細な動きが起こっていることがお分かり頂けただろうか?

 

 

呼吸が浅いと自覚されている方は、先ほど紹介した【肋骨頭関節】【肋横突関節】の動きが良くなかったり、肋骨が上がっている(外旋)可能性やある。

 

 

または、初めに挙げた肋間筋や横隔膜など筋肉が固くて、肋骨の上げ下げがうまくできず呼吸が浅くなっているのかもしれない。

 

 

このように呼吸が浅くなる原因は1つではないが、どれが原因だとしても改善に向けて必ず必要なのは常に意識しなければならない深い呼吸である。

 

 

深い呼吸をすることで、普段の浅い呼吸で本来の動きができなくなってしまっている関節をしっかりと動かすということ。

 

 

肋間筋や横隔膜など筋肉が固くなっているのであれば、深い呼吸をすることで筋肉もしっかりと運動され固くなっているのがほぐれるので、日頃の呼吸を見直し、深い意識することが特に重要なのである。

 

 

正しい呼吸を行いカラダ本来の動きを促し、歪みの少ないカラダを手に入れるきっかけになれれば幸いである。

 

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良い姿勢が疲れる原因

良い姿勢が疲れる原因とは!?【猫背は無理やり正すな!】

良い姿勢が疲れる原因

 

 

良い姿勢になりたいと、日々背中を伸ばして頑張っている皆さま。

 

 

どの程度、その良い姿勢を続けていられますか?

 

 

バレエを踊る方々

 

 

普段からトレーニングを積んで筋肉隆々の方であっても、1日中良い姿勢を保っていると疲れるはずです。

 

 

その理由の1つに、無理に猫背を治しているという事が挙げられます。

 

 

力を入れて姿勢を良くする男性

 

 

姿勢が悪い方に、「良い姿勢をとって下さい」とお願いすると、大抵の方が胸を張り、腰を過度に反らせる姿勢をとります。

 

 

姿勢を良くして下さいと指示した際の人の動きの画像

 

猫背を治す為にこのような姿勢を長時間保つには、ある事が重要になってきます。

 

 

そのある事とは

 

胸鎖乳突筋、斜角筋及び、僧帽筋上部の脱力

 

です。

 

 

僧帽筋上部

僧帽筋上部繊維

 

 

胸鎖乳突筋・斜角筋

骨格と体表での胸鎖乳突筋

 

 

日常的にこの3つの筋肉には、力がはいりやすいです。

 

 

なので、力を抜こうとしても、なかなか上手に力を抜けないという方が大勢いらっしゃるのです。

 

 

そして、猫背を治す為には上記の3つの筋肉が脱力した上で、次の2つに筋肉に力が入る必要があります。

 

 

その筋肉が、僧帽筋下部と菱形筋です。

 

 

僧帽筋下部

 

僧帽筋下部線維

 

 

菱形筋

背部の筋肉のイラスト

 

 

この2つの筋肉を優位的に使う事で、背骨や肩甲骨の動きが良くなり猫背が治っていくのです。

 

 

また、僧帽筋上部・胸鎖乳突筋・斜角筋に力が入ったまま、僧帽筋下部や菱形筋に力が入ってしまうと、呼吸が浅くなる傾向も強いです。

 

 

呼吸が浅くなると疲れやすくなります。

 

 

肩こりや疲れを感じ肩に手を置く女性

 

 

そして、呼吸が浅くなった状態で筋肉を使うと、さらに疲れます。

 

 

普段使わない筋肉であれば、尚更疲れます。

 

 

なので、呼吸が浅くなり慣れない筋肉に常時力をいれていると、なにもしなくとも疲れてくるのです。

 

 

疲れた女性のイメージ

 

では、良い姿勢を長時間続ける事は不可能なのかというと、そうでもありません。

 

 

僧帽筋上部や斜角筋の脱力が上手に出来れば、意識して背中を伸ばさずとも良い姿勢になるので疲れなくなります。

 

 

そこで今回は、良い姿勢でいても疲れづらくなる為の方法を、ご紹介していきます。

 

 

良い姿勢を長期間続ける事が出来ない方は、参考にしてみて下さい。

 

 

 

疲れずに良い姿勢を保つ3つのコツ

 

疲れずに良い姿勢を保つ3つのコツ

 

 

  1. 1.背骨の柔軟性を出す
  2. 2.胸郭・肋骨を柔らかくする
  3. 3.僧帽筋下部などの筋肉を鍛える

 

 

 

今回は、この3つに対してアプローチしていきたいと思います。

 

 

まず、なぜ背骨の柔軟性が必要なのかという事からお伝えしていきたいと思います。

 

 

 

背骨の柔軟性を出す意味

ヨガで背中を反らす女性

 

 

背骨が固くなると背筋が動きづらくなり、猫背になります。

 

 

猫背というと背中が丸くなるイメージがあります。

 

 

なので、背中を伸ばそうと姿勢を正した場合、背骨ではこのような動きが出ます。

 

胸椎伸展骨運動

 

この、上の骨が下の骨に対してスライドする動き。

 

 

この動きが悪くなると、どうなるのでしょうか?

 

 

 

  • ・背中が丸まります
  • ・動きの悪さを腰骨で代償し反り腰になります
  • ・背中の筋肉が弱ります
  • ・肋骨の動きも悪くなり呼吸が浅くなります

 

 

 

このように、背中部分の働きが悪くなり、猫背が悪化しやすくなってしまいます。

 

 

なので、背骨の柔軟性は大事なのです。

 

 

そして、背骨の動きを改善させる際にもう1つ重要な事があります。

 

 

それが、胸郭・肋骨を柔らかくする事です。

 

 

では続いて、胸郭・肋骨を柔らかくする意味について考えていきます。

 

 

 

胸郭・肋骨を柔らかくする意味

ストレス緩和で呼吸を楽に

 

 

胸郭とはいわゆる、胴体部分の事をさします。

 

胸郭の図示

 

  • ・前側を胸骨。
  • ・後ろ側を背骨。
  • ・回りを肋骨。
  • ・下を横隔膜。

 

 

 

これらの組織で囲まれた部分を、胸郭と呼びます。

 

 

胸郭の主な働きは、次の2つです。

 

 

 

・内臓の回りを骨で囲む事で、外からの衝撃から内臓を守る。

・ドーム状の空間を横隔膜で引き伸ばす事により、肺を膨らませ呼吸を行う。

 

 

 

その他の働きとして、良い姿勢を保つ為にも必要な部分でもあります。

 

 

深呼吸を行う際に、肋骨1つ1つの隙間が広がり、そして閉じます。

 

 

しかし、この動きが悪くなる状態があります。

 

 

それは、緊張した時です。

 

 

緊張してドキドキ

 

 

緊張すると肋骨の間にある筋肉が固くなり、肋骨が動かなくなります。

 

 

空気を深く吸えなくなってしまう為に、息苦しくなってしまうのです。

 

 

そして、その息苦しさを拭う為。

肋骨の代わりに過剰に動く部分があります。

 

 

それがです。

 

 

息を切らして走るランナー

 

 

スポーツや走ったりすると肩が細かく上下するようになりますが、あの状態になるのです。

 

 

すると、首や肩に緊張がとれなくなり、先ほどの僧帽筋上部や胸鎖乳突筋の脱力が行えなくなります。

 

 

結果、常時肩を上げる筋肉が活性化され、猫背が治らなくなります。

 

 

因みに、肩凝りでお悩みの患者さんの施術の際、当院ではマッサージなどのほぐしをあまり行いません。

 

 

マッサージはやらない

 

 

筋肉の緊張をとり柔らかくする事は大事なのですが、効果が持続しない事が多い為です。

 

 

胸郭や肋骨の動きが固くなった結果、首肩の緊張が出ている方の場合。

 

 

肋骨の矯正を行い呼吸が深くなるようにする施術だけで、筋肉の緊張がほぐれて肩のコリが柔らかくなる方が多いです。

 

 

これは、肋骨の動きを滑らかにする事によって呼吸が深くなり、首や肩の緊張が緩和し筋肉にストレッチがかかる事もそうなのですが、自律神経のバランスがとれ血流や緊張がとれる為と考えています。

 

 

このように、肋骨を柔らかくする事は、猫背を治す事にも繋がりますし、肩凝りを緩和する為にも良い手段の1つなのです。

 

 

最後に、僧帽筋下部や菱形筋を鍛える意味について考えていきましょう。

 

 

僧帽筋下部や菱形筋を鍛える意味

肩のトレーニング

 

これらの筋肉は、主に肩甲骨についています。

 

 

前からと後ろからの肩甲骨

 

 

そして、肩甲骨を背骨に近づける作用があります。

 

 

猫背や巻き肩改善には必要不可欠な筋肉なのですが、ここで注意点があります。

 

 

背骨の柔軟性を出す前に、これらの筋肉を鍛え過ぎないようにして下さい。

 

 

背骨の柔軟性がある状態で鍛える事によって、猫背が改善できるのです。

 

 

ですが、柔軟性が得られないまま鍛えてしまうと、背中が盛り上がった姿勢になる可能性が高いです。

 

 

若干猫背の筋肉質の男性

 

 

猫背を治そうとして反対に、猫背になってしまうのです。

 

 

これでは本末転倒です。

 

 

背骨の柔軟性を出し、かつ僧帽筋下部の筋肉をつける事で、強くて且つ柔らかい猫背改善筋を得る事が出来るのです。

 

 

そしてまた、猫背を治す際には筋肉を鍛えるというイメージよりも、筋肉を動かすというイメージを強くもった方が良いでしょう。

 

 

姿勢を治す際に筋肉は強く固いよりも、柔らかく良く動く筋肉のほうが、都合の良い場合が多いです。

 

 

例えば、肩甲骨を上げる僧帽筋上部は、肩甲骨を下げる僧帽筋下部の脱力と入力を交互に行えるようになると、筋肉が柔らかくなり猫背が良くなります。

 

 

しかし、正しい姿勢を保とうと力をいれ、まっすぐを意識した場合。

 

 

僧帽筋の上部と下部に同時に力が入ってしまい、脱力が出来ずに疲れてしまうのです。

 

この状態を強縮(きょうちょく)と言います。

 

 

筋肉隆々なマッスルボディーを目指しているのであれば、この動きの悪くはありません。

 

 

しかし、普段運動習慣がないのであれば、避けたほうが良い筋肉の使い方になります。

 

 

反復になりますが、肩の力は抜いて背中に力が入る。

 

 

この状態を目指し、姿勢を治していきましょう。

 

 

では最後に、良い姿勢でいても疲れなくなる為の体操法をご紹介していきます。

 

 

良い姿勢でいても疲れなくなる為の体操

 

今回は次のポイントを意識しながら、姿勢を正す体操をご紹介していきます。

 

 

 

  1. 1.背骨の柔軟性を出す。
  2. 2.胸郭・肋骨を柔らかくする。
  3. 3.僧帽筋下部などの筋肉を鍛える。
  4. 4.背中の丸まった部分を矯正する。

 

 

 

まずは、背骨の柔軟性を出す体操法から行ってみましょう。

 

 

 

仕事中でも出来る!簡単背骨のゆるめ方

仕事が終わり、家に帰ってクタクタ。

さぁ、体操を行おうか、、。

 

 

最初は続くのですが、眠さや疲労が優先され、後々体操が行えなくなってしまう事も出てくるでしょう。

 

 

どんな体操にも当てはまる事なのですが、継続してこそはじめて効果が出てきます。

 

 

家に帰ってからでは、なかなか行えない方は、仕事中に体操を行ってしまいましょう。

 

 

仕事中にでも出来る簡単な背骨ほぐしをご紹介いたします。

 

 

【やり方】

1.椅子に腰掛け、胸に膝頭がくっつくように片方の膝を抱え込む。

 

2.抱え込んだ膝を胸から離すように動かす。

 

3.肘が適度に伸び、背中が丸まり筋肉が伸ばされる位置で姿勢を保つ。

 

4.再度、膝を抱え込む。

この際に背中が真っ直ぐになるように意識する。

 

5.一連の動作を深呼吸を行いながら、左右3回3セット行う。

 

 

 

骨格矯正の基本!?肋骨の矯正法

当院では小顔効果や整顔効果が期待できるお顔の矯正の他にも、猫背矯正や巻き肩矯正。

 

O脚矯正など様々な骨格矯正メニューがありますが、そのほとんどに共通して行っている矯正術があります。

 

 

それが肋骨矯正です。

 

 

肋骨の動きを整えて、胴体の歪みを良くする矯正術なのですが、骨格矯正の基本とも言える矯正術になります。

 

 

なぜなら、呼吸と姿勢の矯正を同時に達成する事が出来るからです。

 

 

患者さんから受ける質問の中で、

「なぜ体が歪んでしまうのですか?」

というものがあります。

 

 

そんな時の回答として、以下のように答える事が多いです。

 

 

 

何故体は歪むの?

 

人間は左右で対照に作られているように見えますが、実は左右で非対称な事が多いです。

 

例えば、心臓は若干左側に寄っていますし、肝臓は右にしかありません。

 

顔も左右均等な人は少ないです。

 

そして、最も歪みが生じやすい部分が肋骨になります。

 

これは、呼吸の際に、肋骨が動く事に理由があります。

 

肋骨は横隔膜という筋肉と共同に動いて呼吸を行います。

 

しかし、日常生活では体がどちらかに傾くような姿勢を強要される事が多々あります。

 

電車で立っている際には左右どちらかの足に体重を載せている事が多いですし、片方の肩にカバンを持って歩く事も体が傾く要因の1つになります。

 

このような動作1回1回の作用は体を歪めるほどではないのですが、年単位で行ってしまうと問題が生じてきます。

 

立ちやすい側、カバンを持ちやすい側という癖が生じてしまうのです。

 

すると、骨格はその歪みに合わせ曲がってきてしまいます。

 

この状態で歪みがとまるのなら、まだ正しい位置に戻しやすいです。

 

ですが、この状態を長く続けてしまうと骨格の歪みが進行して、呼吸を浅くしてしまうのです。

 

これは本来、呼吸筋として働くべき横隔膜が、歪んだ体、姿勢を保つ為の姿勢筋として働くように変化してしまう事が原因として挙げられます。

 

また、横隔膜はその形状上の問題で、左側の働きが弱くなる事が多いです。

 

すると、左側の肋骨が飛び出るように歪んできてしまうのです。

 

なので、そのような過程をたどり、体は歪んできてしまうのです。

 

 

 

このような事が理由となり、当院では歪みの進行具合にはよりますが、猫背も巻き肩の矯正もそして顔の歪みの矯正の時も、肋骨の矯正を行う事が多いのです。

 

 

それでは、前置きが長くなりましたが、肋骨を矯正する体操を行っていきましょう。

 

 

【やり方】

1.椅子に座り、右膝が左膝よりも前側になるように骨盤を動かす。

 

2.膝の間にクッションやタオルなどを挟む。

 

3.左手を右膝の上に置く。

 

3.左膝でタオルを押すように力を入れながら、深呼吸に合わせて左手で膝を押す。

 

4.一連動作を3回3セット行う。

 

 

 

背中の筋肉を鍛えよう

最後に僧帽筋下部と菱形筋を鍛えて、猫背を正していきましょう。

 

これらの筋トレとしては、ベントオーバーローというトレーニングが有名です。

 

しかし、トレーニングというものは決まって正しいフォームというものが求められます。

 

 

特に特定の筋肉だけを鍛えたいと思ったら、パーソナルトレーナーからの運動指導が必要になってきます。

 

 

時間やお金に余裕がある方はそれでも良いかも知れませんが、良い姿勢を長時間維持する為には出来れば毎日運動して頂きたいのです。

 

 

なので、今回は特に意識すべきポイントをお伝えします。

 

 

重りを持たない事。

 

 

僧帽筋はその作用上、どうしても上側の筋肉がつきやすいです。

 

 

重りを持ってしまうと、重りを持ち上げる事に意識がまわってしまいます。

 

 

なので、僧帽筋下部を鍛えたつもりでも、僧帽筋上部を鍛えてしまっている方が多いのです。

 

 

筋肉隆々になりたいのであれば話は変わりますが、猫背を治したいだけであれば重りはなくとも、達成可能です。

 

 

ポイントは肩甲骨の動かし方です。

 

 

それではやってみましょう。

肩甲骨を落とすバッテン体操

 

【やり方】

1.膝を肩幅に開き膝を軽く曲げる。

 

2.腰や背中が丸まらないように意識をして、上半身軽度前傾位をとる。

 

3.腰に両手を置く。

 

4.肩甲骨を下げるように意識しながら、背中側で両手を交差させるように動かす。

 

5.息が止まらないように注意しながら、一連の動作を15回3セット行う。

 

 

背骨の丸まった部分を矯正する。

猫背になると、背中が丸まってきます。

 

 

特に、肩甲骨の間辺りが丸まってくる事が多いです。

 

 

この部分は、ゴムチューブを使うと上手に矯正出来ます。

 

こちらの体操を試してみてください。

 

 

ゴムチューブを使った猫背矯正体操やり方

 

 

また、こちらの体操で背骨周りの筋肉を柔らかくする体操も加えてみてください。

 

 

首から腰のストレッチ矯正体操やり方

 

 

良い姿勢が疲れる方は骨格から姿勢を整えましょう

 

良い姿勢を長い間続けていると、疲れてしまう。

 

 

その原因は、肩や首の筋肉に力が入ったまま背筋を正す筋肉にも力を入れてしまっているからです。

 

 

大事な事は、肩甲骨よりも上の筋肉の脱力です。

 

 

肩甲骨を上げる力を10だとしたら、下げる力は10以上必要になってきます。

 

 

これでは、筋肉に必要以上に力が入り疲労し、長時間正しい姿勢を保つ事は難しいでしょう。

 

 

そうではなく、肩甲骨を上げる筋肉の力を5まで弱め、下げる力を6程度に抑える。

 

 

そうする事によって、少ない力で姿勢を良くする事が出来るのです。

 

 

その為に必要な事がこちら。

 

 

 

  1. 1.背骨の柔軟性を出す。
  2. 2.胸郭・肋骨を柔らかくする。
  3. 3.僧帽筋下部などの筋肉を鍛える。
  4. 4.背骨の丸まった部分を矯正する。

 

 

 

1つ1つはそれほど大変ではない体操ですが、大変な事が続ける事です。

 

 

その為に、今回は比較的に簡単に出来る方法をご紹介させて頂きました。

 

 

良い姿勢にはなりたいが、疲れてしまって良い姿勢を保てない方。

 

 

是非、今回の方法を実践してみて下さい。

 

 

姿勢の悪さで悩んでいる方の助けになれば幸いです。

 

 

 

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頭痛とイライラ

頭痛やイライラの原因を東洋医学で解き明かす!

頭痛とイライラ

 

 

現代人を悩ませる症状の1つである『頭痛』

 

特に男性よりも女性はこの頭痛に悩まされている方も多いのではないだろうか?

 

頭痛の原因は様々考えられていて、ストレスだったり、筋肉の緊張からくるものだったり、大きな病気のサインだったり…

 

そして、今は頭痛に関する本や健康番組が多数あり、その中で様々な頭痛改善法を紹介している。

 

しかし、個人で体質なども異なるため、実際にそれらで紹介されている頭痛改善法が読者、視聴者全てに必ず効果があるかは定かではないが

 

現代病とも言えるだろう『頭痛』はあらゆる角度から注目されているのは間違いないだろう。

 

そして、今回はその現代人を悩ませる『頭痛』や『イライラ』などを東洋医学の観点から考え、原因や頭痛に効くとされるツボなども紹介していこうと思う。

 

 

1.東洋医学的に頭痛は何が原因で起こる?

 

 

頭痛が起きる原因として、例に挙げたようなストレスや筋肉の緊張、大きな病気のサインといったものは

 

西洋医学的観点から頭痛を考えた場合に例として挙げられるものである。

 

では、東洋医学で頭痛はどのような場合に起こると考えられるのだろうか?

 

まず考えられるのは『気』の調子が悪くなって受ける影響である。

 

衛気 ヨガ

 

『気』とは人体を構成し、生命活動の原動力となるもので

 

身体中に満ちていて、絶え間なく動き組織や器官を巡っている。

 

この『気』の動きには方向性があり、昇る・降りる・出る・入るといった動きをしていてこのことを気機と呼ぶ。

 

その中でも、『気』の上に昇る動きばかりが過度に行われ、下に降りるという運動が不十分になり

 

人体の中でも上の部分、つまり頭部周辺で『気』が溜まり流れが停滞してしまうことで

 

頭痛や、めまいなどの症状が起こる。というわけだ。

 

 

1-1.頭痛が起こる部位によって原因が違う?

 

 

先に述べた『気』の影響によって起こる頭痛、これが東洋医学的な頭痛が起こる原因、過程の1つの例だが

 

もう少し頭痛に関して掘り下げると、「頭痛が頭のどのあたりに出やすいか」というのも人それぞれ違うと思う。

 

おでこ周辺といった頭の前面に出やすい人もいれば、後頭部やこめかみの上あたりの側頭部に出やすい人

 

もしくは、頭全体覆いかぶさるように頭が痛くなるタイプの人もいるだろう。

 

なぜ人によって頭痛で痛む場所が違うのか?

 

それは東洋医学で考えると、その人の体の中を走る経脈のどの経脈が悪いかによって頭痛として痛みが出る場所が違うからである。

 

例えば、胃や大腸の経脈上が悪いとされる場合、頭痛は頭の前面(おでこ周辺など)に出ることが多い。

 

また、後頭部に痛みが出やすい人は、膀胱の経脈上が悪いと考えられる。

 

1-1-1.患部と違う場所を治療して患部を治す!

 

少し話は反れるが、膀胱の経脈は目から頭を通って背中、膝裏、足の小指の外側まで長く繋がっている。

 

そして、デスクワークの仕事などが多い現代では、背中の筋肉が張る(こる)、腰も重だるい、痛いといった症状を抱える人が多い。

 

そんなとき、つい一番張ってる部分や、痛い部分に手を伸ばして自分でもんでみたり叩いてみたりしがちだが

 

もちろん気になる部分に対して何かアプローチをすることは悪いことではない。

 

しかし、先に述べたように膀胱の経脈上で考えると、目から背中、膝裏や足の小指の外側まで繋がっているので

 

背中の筋肉の張り感を感じていても、膝裏や足の小指の外側を押してみて背中の張り感が少しでも治まるポイント(ツボ)があれば

 

そのポイント(ツボ)を押したり温めたりしてあげれば、気になる部分に対してのアプローチがなくても

 

症状が軽くなるというのは多々あることである。

 

 

話を戻すが、頭痛を感じやすい部位として前面、後頭部に次いで挙げられるのは側頭部に起こる痛みである。

 

側頭部は経脈で考えると三焦と胆という五臓六腑の六腑に分類されるものが関係していて、三焦の経脈は手の甲側の薬指から肘、耳の方にかけて走っている。

 

そして、胆の経脈は頭から肩、側胸部、足の腓骨と呼ばれる骨の前のライン(ふくらはぎの外側あたり)、足の薬指の外側にかけて降りてくる。

 

もし頭痛でこめかみの上あたりが痛くなることが多い人は、上記の線上を指で押していき、少し頭痛が弱まるポイントがあればそこを入念に押したりして刺激を入れてみると良いということだ。

 

東洋医学的に頭痛を考えると、痛む場所によって治療するべきツボが違ったり

 

西洋医学と違い、「頭痛にはこの薬」というように必ずしも治療法が1つや2つに限られず

 

施術者の症状の見方や経験などにより、頭痛1つをとっても治療法は全然違うということが東洋医学で症状を考える面白さとも言えるだろう。

 

 

2.東洋医学で『イライラ』について考える

 

イライラと自律神経

 

誰しもが一度は感じたことのある感情である『イライラ』

 

ニュアンスとしては怒るまではいかないが、怒る一歩手前といった感じだろうか。

 

些細なことでイライラするようになったり

 

気が短い性格ですぐにカッとなって怒ってしまう、またはそういった人に会ったことがあるという人もいるだろう。

 

さて、このイライラする症状は東洋医学で考えると、何が原因でイライラする感情が沸きあがってくるのだろうか?

 

東洋医学で考えられる原因やイライラに付随して起こる症状なども一緒にご紹介しよう。

 

2-1.イライラするのは『肝』のせい?

 

『肝』とは何か?字だけ見るとキモ、レバーといった意味合いだが間違いではなく

 

五臓六腑の五臓に属するのが『肝』である。

 

『肝』には肝臓と同じように体の中の「血(ケツ)」を貯蔵したり血流量の調節などを行う機能があったり

 

また、頭痛のところでも述べたように「気機」と呼ばれる『気』の運動の方向性を調節する「疏泄」という機能や

 

他にも、「情志」と呼ばれる情緒や情動といった感情を調節していたり、脾や胃の補助や月経の調節なども行っている。

 

そんな色々と多くの調節を行っている『肝』だが、ここでは「情志」という感情を調節しているという部分に注目したい。

 

情志の調節には「気機」が関係してくるため、強いストレスなどを受けると『気』がダメージを受け気機に不調を来たすようになる。

 

「気機」に不調をきたすと、『気』の流れが停滞し思い悩むようになったり、逆に『気』の流れが過剰になるとイライラ、怒りっぽいなどの症状が現れる。

 

『気』の流れが滞ったり、過剰になることで起こる感情の変化はぼんやりとイメージできるだろうか。

 

つまり、イライラしやすかったり、怒りやすいというのは、『肝』という臓の「疏泄」の機能の失調によって引き起こされているということだ。

 

2-2.怒っている時のイメージって?

 

漫画やアニメなどでキャラクターが怒っているシーンなどがわかりやすいが、見ると目が釣りあがり充血させながら怒っている。

 

これは『肝』が失調したときの特徴と似ている。

 

身体の中には『肝』という臓と関連している領域(部分)があり、その1つが「目」なのだ。

 

先に述べたように『肝』は血流量の調節を行い、目にも血を送り滋養させている。

 

そのため、『肝』が失調してしまうと、目に影響を及ぼし目のかすみや目の乾きなどの症状が起こる。

 

また、「疏泄」が失調し精神的にふさぎこんでしまったり、鬱々とした症状が進行してしまうと

 

鬱々とした症状から一変、化火と呼び、『肝』に火がつき熱は上に昇るという性質から頭や顔に熱症状が現れる特徴がある。

 

それはつまり、火の上に昇る性質がイライラや怒りっぽいという感情を生み出し

 

他にも、頭痛、めまい、耳鳴りなどの症状を起こす。

 

また先に述べたように火の熱は頭だけでなく顔にも及び『肝』は目と関連があるため、目が充血し赤くなるといった症状が起こるのだ。

 

怒り

 

まさに人が怒っている時の顔をイメージしたような症状となる。

 

 

3.『肝』を正して感情をコントロールしよう

 

 

ここまででイライラや怒りの感情は『肝』という臓が密接に関わっているということがお分かり頂けたと思うが

 

では、『肝』の機能が落ちていて先述したような頭痛やイライラ、怒りっぽい症状が出ている場合

 

どのようにして『肝』の機能を回復していけば良いか。

 

『肝』の症状は「気機」の調子が悪くなる事で起こることが多いため、まずは「気機」の調子を取り戻さなくてはならない。

 

そのためのツボをご紹介する。

 

「気海」というツボで正に読んで字のごとく気の海と書くツボである。

 

へそ

 

「気海」のツボの場所はおへそから指2本分ほど下へ降りた場所にある。

 

その部分を指でゆっくりと指圧、または家庭用のお灸などがあればそこを温めることにより全身に『気』が巡り、滞りなどが解消されやすくなる。

 

また、『肝』の調子を整えるにあたりイライラや怒りといった感情は先述したように頭に熱が昇って引き起こされることが多いので

 

その熱を冷ますという意味で「滎水穴」のツボを用い、熱を冷まさせて症状の緩和を図る。

 

そのツボは『肝』の経脈の滎水穴に属する「行間」というツボだ。

 

足背 ツボ

 

「行間」は足の親指と足の人差し指の間のみずかきのような部分にある。

 

熱を冷まさなくてはならないので、ここはお灸など温めるというよりは

 

治療院などに置いてある円皮鍼といったようなシール鍼などを用い貼っておく方が良いかと思われるが

 

それがなければ、指圧で痛気持ち良い程度に刺激を入れるだけでも効果はある。

 

特に最近イライラが続いていたり、怒りっぽくなったと感じる方は

 

『肝』の調子が落ちているサインかもしれないので上記2つのツボを参考にして頂きたい。

 

さて、今回は頭痛やイライラなどについてご紹介させて頂いたが

 

初めに述べたように西洋医学と東洋医学は症状に対する考えかた、アプローチが全然違うのだ。

 

『肝』の症状に対してご紹介したツボも今回はベーシックなツボを用いたが

 

人によっては『肝』の経脈は用いず別の経脈で『肝』の症状を治す人もいるだろう。

 

そのように人によって考え方、流派は違えど、同じく1つの症状を治すというのが東洋医学の治療である。

 

東洋医学とはどのようなものか、また東洋医学の考え方で頭痛やイライラに対するアプローチの仕方を知るきっかけになれれば幸いである。

 

 

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笑うと頬がプニィ

笑うと頬がプニィってなる原因と自分で出来る対策のまとめ

笑うと頬がプニィ

 

 

笑うと頬がプニィとなる。

てか、プニィって何?

 

 

正確にいうと、次の通りです。

 

 

笑うと、頬の肉は持ち上がります。

 

 

笑顔の際の頬肉

 

 

これは頬の筋肉が縮むことにより、頬の脂肪や皮膚などを押し上げるためです。

 

 

笑う際につかう筋肉

 

 

なので、脂肪や軟部組織がよほど少なくない限り、笑う事で頬は持ち上がり、たるみます。

 

 

皮下脂肪が持ち上がるイメージ

 

 

これを、プニィと表現する方が多いのです。

 

 

大部分の方が、笑うとこの状態になるわけです。

 

 

なので、それほど気にする事ではないのですが、この『笑うと頬がプニィとなる事』が気になるという方が一定人数いらっしゃいます。

 

 

特に左右差が顕著に現れると、気になるのです。

 

 

今回は、そんな状態を避ける為の対処法をまとめています。

 

 

とりあえず、治し方だけ教えてほしい!!

という方は、こちらの動画をご覧ください。

 

 

 

 

まず頬肉を落とすには、次の方法が効果的です。

 

 

 

  • ・頬肉のマッサージ
  • ・頬肉のトレーニング
  • ・アゴの自己矯正

 

 

 

そして、自分に合ったダイエットの方法を見つける事も、重要です。

 

 

笑うと頬がプニィってなるのが気になる!

 

 

そんな方は参考にしてみて下さい。

 

 

 

笑うと頬がプニィとなる理由

 

笑うと口角が上がります。

 

 

これは、口角まわりについている筋肉の作用です。

 

 

表情筋の図式

 

 

  • ・口輪筋
  • ・上唇挙筋
  • ・大頬骨筋
  • ・小頬骨筋
  • ・頬筋
  • ・口角挙筋

 

 

 

これらの筋肉が縮み頬の軟部組織を押し上げる事で、まるでカーテンのひだの部分のように軟部組織が集まります。

 

 

頬肉のカーテンイメージ

 

 

これが、笑うと頬が膨らむメカニズムになります。

 

 

これは、余談ですが加齢によって頬肉もたるんできます。

 

 

頬肉が多い方は、垂れる割合も多くなるので色々注意が必要になりますね。

 

 

笑った時と加齢によるメーラーファットの変化を説明

 

 

必要以上に頬っぺたが盛り上がる原因とは?

  • ・頬の脂肪が多い
  • ・筋肉の使い方に特徴がある
  • ・顎が歪んでいる

 

 

この3つの内のどれかが、原因となっている事が多いです。

 

 

例えば、頬の脂肪が多い方

 

 

頬の肉が多い人のイメージ

 

 

笑うと頬がたこ焼きのように盛り上がる傾向が強いです。

 

 

痩せる事で多少緩和する事もありますが、顔の脂肪は痩せたとしても反応が鈍い事があります。

 

 

なので、多少痩せた程度だと頬が大きいままです。

 

 

その場合は、後述する『頬肉を無くす頬っぺたマッサージ』を試してみて下さい。

 

 

 

続いて、頬の脂肪はそれほどないのにも関わらず、笑うと頬の盛り上がりが気になる方。

 

 

この方は、筋肉の使い方が原因となります。

 

 

大頬筋によるメーラーファットの持ち上がり

 

まず、顔の筋肉には体の筋肉と比べるとある特徴があります。

 

 

その特徴とは、筋肉が骨から皮膚についているいう点。

 

 

通常、筋肉は骨から骨につきます。

それにより、関節を動かす事が出来るのです。

 

 

ですが顔の場合は皮膚につくわけですから、顔の皮膚を動かし表情を作るのです。

 

 

なので、顔の筋肉の事を表情筋と表現するのです。

 

 

そして、頬の脂肪が少ないわりに、笑うと頬っぺたがプニィとなる方

 

 

この方は口角を横に引く筋肉の力が強いです。

 

口角を強く引くイメージ

 

これもトレーニングで改善する事が出来ます。

 

 

後述する『頬肉上げ体操』を参考にしてみて下さい。

 

 

 

そして、顎が歪んでいる場合

 

顎を曲げて噛み合わせるイメージ

 

 

この場合も、頬肉が盛り上がります。

 

 

しかもやっかいな事に、顎が歪んだ場合は左右どちらか片方の頬肉だけが盛り上げり、左右非対称なフェイスラインとなってしまう事があるのです。

 

 

片方の口角だけ挙げて頬肉が持ち上がるイメージ

 

 

右と左の頬の持ち上がり方が変わる可能性が、高いのです。

 

 

深刻な顎の歪みがある場合は別ですが、これもある程度自分で治す事も出来ます。

 

 

『顎のセルフ矯正法』を参考に歪みを整えてみて下さい。

 

 

 

頬っぺたプニィを改善するセルフ矯正のまとめ

 

頬っぺたが必要以上にプニィとなってしまう理由は様々です。

 

 

ですが、数ある原因の中で、ご自身で治せるものは次の3つになります。

 

 

 

  • ・頬の脂肪が多い
  • ・筋肉の使い方に特徴がある
  • ・顎が歪んでいる

 

 

 

では、それぞれの原因に合わせた対処法をご紹介していきます。

 

 

頬肉のコンプレックスがある方は、参考にしてみて下さい。

 

 

 

原因に合わせた3つの対処法

まず最初は、頬の脂肪が多い場合の対処法からご紹介していきます。

 

 

頬に脂肪が多い原因は、殆どが生まれつきです。

 

 

頬の脂肪が多い方は、比較的小さい頃から頬の大きさが相対的に大きいのです。

 

 

ダイエットがおススメなのですが、このタイプの方は痩せても頬の肉が落ちない事が多いもの事実。

 

 

なので、比較的簡単に行えるものとして、頬っぺたマッサージをおすすめします。

 

 

 

頬肉対策!頬っぺたマッサージのやり方

脂肪が多い部分はむくみやすいです。

 

 

脂肪細胞の数を少なくするには、外科的な処置が必要になってしまいます。

 

 

注射器の画像

 

 

また、痩せても頬の脂肪細胞は小さくなりづらいから困ったものです。

 

 

なので、少しでも顔の代謝を良くするために、頬のマッサージをする事はお勧めです。

 

 

 

手や指のはらを使ってマッサージしても良いのですが、今回はグワシャ。

日本語でいうところの『かっさ』を使って、頬のマッサージを行ってみましょう。

 

 

かっさの画像

 

ちなみに、かっさプレートがない場合は、レンゲなどでも代用可能です。

 

れんげの画像

 

 

【やり方】

頬肉を無くすマッサージ其の壱

1.小鼻からこめかみに向かって、かっさもしくは、レンゲの端を使い小さい円を描くようにマッサージを行う。

 

頬肉を無くすマッサージ其の弐

2.頬を挟みこむように、持ち上げながらほぐす。

 

頬肉を無くすマッサージ其の参

3.口角から鼻にかけて小さい円を描くように、マッサージを行う。

 

頬肉を無くすマッサージ其の肆

4.まぶたの下をすくいあげるように、目尻からこめかみの部分までマッサージを行う。

 

 

 

筋肉の使いムラを無くす!頬肉上げ体操

頬肉上げ体操のタイトル

 

続いて、筋肉の使い方が原因で頬の肉が横に持ち上がってしまう場合の体操法をご紹介いたします。

 

 

口角や唇につく筋肉は、それぞれに色々な特徴があります。

 

 

口角を上に引っ張たり、横にひろげたり。

 

 

その一方で、口角を下へ引く作用のある筋肉もあるのです。

 

 

笑う時には口角が上がりますし、泣くと口角は下がります。

 

 

このように口の形をいうものは、感情を表す際にとても重要な働きを担うのですが、実は動かし方には個人差があるのです。

 

 

笑って下さいとお願いしたときに、口角を上げ顎先を尖らすように笑う方もいますし、上下の歯が正面から見えるように唇を開きながら笑う方もいます。

 

 

この原因の1つが、骨格にあります。

 

 

そして、もう1つの原因が筋肉です。

 

 

どの筋肉が使いやすいのかによって、表情の作り方が変わるのです。

 

 

そして、同じ筋肉ばかりを使ってしまうと、特定の皮膚だけが伸ばされてしまう為、ほうれい線やしわの原因になります。

 

 

それ以外にも、頬の肉が弛んでみえるように笑い方にもなるのです。

 

 

なので、頬肉が横にはみ出ないように、頬を持ち上げる筋肉のトレーニングを行ってみましょう。

 

 

頬肉持ち上げ笑顔トレーニング

【やり方】

1.鏡で表情を確認しながら行います。

 

2.下の前歯が鏡で見えるように、口を軽く開きます。

 

3.下唇で歯を押し付けないように気を付けながら、口角を上げます。

この際に下唇がどうしても上がってしまう方は、指で顎先を固定しながら行うと良いです。

 

4.一連の体操を3回3セット行う。

 

 

 

顎の歪みを整える!顎のセルフ矯正法

顎の歪みが出てくると、片側の口角のみ上がりやすくなる為に、頬の盛り上がり方に差が生じます。

 

 

表情筋と歪みのイメージ

 

 

この原因は、顎が歪み口角から頬の距離が若干短くなったのに対して、皮膚などの軟部組織の長さは変わらない事による事が多いです。

 

 

また、骨格が歪むと使いやすい筋肉と使いづらい筋肉が分かれるので、その事による使いムラもまた、原因の1つとなるでしょう。

 

 

では、顎の歪みを自分で矯正するセルフ矯正法を試してみましょう。

 

 

顎整え体操

 

【やり方】

1.鏡で左右どちらのエラが高い位置にあるのかを、確認する。

 

2.高くなったエラとは反対方向へ、顎先を動かす。

 

3.動かした方向から指先を使い、顎が動かない程度の力で顎を反対側へ押し返す。

 

4.その状態で深呼吸を3回繰り返す。

 

5.その後、顎を元の位置に戻し指先で顎先を前へストレッチさせる。

 

 

以上の頬肉マッサージや矯正を試してみても、なかなか変化が出なかった方は、こちらの動画の矯正も試してみてください。

 

 

 

 

どうしてもお肉を落としたい方へ

 

笑った時の頬肉

 

頬っぺたのお肉が気になる方は、ダイエットしてもなかなか顔が痩せづらいわけですが、それでもどうしても頬のお肉を無くしたという方。

 

 

そんな時は、自分にあった食事を見つけるダイエット法があります。

 

サラダでダイエット

 

 

下膨れを治す為に大切な事は減量よりも食事の質と小顔体操。』でもご紹介しているのですが、簡単にどんな方法を行うのかをご紹介します。

 

 

 

自分にあったダイエットの選び方

自分にあったダイエットを見つける

 

 

ダイエットの基本は、摂取エネルギーが消費エネルギーを下回る事。

 

 

なので、食事の量を減らせば良いのですが、この時にどんな食材を摂取するかで体重の減り方は変わります。

 

 

まずは、饅頭やケーキのようなお菓子の量を減らして下さい。

 

 

ロールケーキ

 

 

その次に行う事が、白米やパスタなどの炭水化物の量と、夜遅く食べる習慣の改善が必要です。

 

 

この2つを行うだけでも体重は減ってきます。

 

 

ですが、これらの食材を減らしても尚、痩せない方もいます。

 

 

これは、体に合わない食事を摂取してしまっている事が原因と考えられます。

 

 

例えば、納豆。

 

納豆

 

 

納豆菌は体に良いとされているので、体には欠かせない食材の1つになります。

 

 

ですが、納豆が自分の体質に合っていない場合。

ダイエットの妨げになってしまう事もあります。

 

 

また、体に合っていたとしても、取りすぎていると同じく、ダイエットに妨げになるでしょう。

 

 

では、どのようにして体質にあった食事なのかを調べれば良いのでしょうか?

 

 

 

食材の選び方

 

良い食事の選び方

 

自分にあった食事を選ぶには、時間が必要です。

 

 

色々な食事を試して、無理なく体重が落ちてくる食べ物を探していかなければなりません。

 

 

ただ、食事の量を減らしすぎると、ビタミンやミネラルの量も減ってしまうことがあるので、注意が必要です。

 

 

血液検査をして、どの栄養素が足りていないかを調べる方法もあります。

 

 

そして、その足りていない栄養素をサプリメントで補っている方も大勢いらっしゃいますね。

 

 

サプリメント

 

 

ですが、足りない栄養素を補おうサプリメントも、その製造の過程で体に合わない物質を含んでいる可能性もあるので注意が必要です。

 

 

また、糖質オフダイエットやファスティング、マクロビなど、世に中には実に様々なダイエット方法があります。

 

 

どのダイエットを選んでも、効果はあるのです。

 

 

ただ効果がないという場合は、そのダイエット方法で食べられる食材が、体に合っていなかったということなのです。

 

 

健康の為に、体重のコントロールは必須です。

 

 

また、結婚式前などで一時的に体重をおとしたい方も大勢いらっしゃいます。

 

 

そんな時にどんなダイエット方法があっているのか調べる為に、ナノスキャンの検査機器を使う場合があります。

 

メタトロン3

 

自分のあった食材探しの手助けになるので、健康にもなりますし、骨格矯正で顔を治した後、尚も残る顔の脂肪減少にも役立つので便利な検査機器です。

メタトロンの食事2

例えば、当院スタッフのデータを見てみると、ヨーグルトや乳製品は体に合っている事が分かります。

メタトロンの食事1

その一方で、豚肉、鶏の肉などは体質に合っていないようです。

 

 

この場合、体重を落とそうとお肉ダイエットを行っても、体重が落ちない可能性が高いわけです。

 

 

骨格矯正と食事療法は、小顔になるにはもちろんの事。

 

健康にも欠かせない手段の1つになりますね。

 

 

 

笑うと頬が必要以上にたるんでると感じた場合の対処法のまとめ

 

笑うと、頬の筋肉の影響で頬はたるみます。

 

 

なのですが、患者さんの中には頬がプニィプニィして輪郭がしっかりしないと感じる方がいます。

 

 

その原因は主に3つです。

 

 

 

  • ・頬の脂肪が多い
  • ・筋肉の使い方に特徴がある
  • ・顎が歪んでいる

 

 

ダイエットも良いのですが、ダイエット以外で対応しようと思った場合。

 

 

それぞれの対処法が、次のようになります。

 

 

 

  • ・かっさを使った頬っぺたマッサージ
  • ・下唇の力を抜いた頬肉上げ体操
  • ・顎のセルフ矯正

 

 

 

 

最近、フェイスラインのたるみが気になる。

丸顔を何とかしたい。

 

 

そんな方にも、おすすめな対処法になります。

 

 

頬っぺたプニィプニィが気になったら、是非試してみて下さい。

 

 

頬肉でお悩みの方の助けになれば、幸いです。

 

 

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梅雨時期の不調について

梅雨になると体がだるい【東洋医学から考える不調の原因】

梅雨時期の不調について

 

 

梅雨に入って以来、どうも体調が優れないと感じている方はいないだろうか?

 

 

6月から7月中旬あたりにかけて梅雨の時期となるが

 

 

1年を通して梅雨の時期になると特に身体が重だるいといった症状や、季節の変わり目で体調を崩しやすい。という声をよく耳にする。

 

 

夏に近づくにつれて気温も高くなるが、雨も降るため蒸し暑く湿気が身体にまとわりつくようで不快に感じる人も少なくないだろう。

 

 

では、湿気が身体にまとわりつき身体が重く感じたり、調子を崩しやすいのは何が原因なのか?

 

 

今回はその原因を東洋医学的に考えながらご紹介していこうと思う。

 

 

1.梅雨の時期に現れる『湿邪』とは?

 

 

東洋医学では自然界の気候変化を『風・寒・暑・湿・燥・火』の6つに分けている。

 

 

これを『六気』と呼び、万物を育む働きがあるため、人体にとって必要不可欠なものである。

 

 

字を見るとなんとなく季節のイメージができそうだが

 

 

この『六気』も勢いが過剰になったり時季に反して現れると病の元となると考えられている。

 

 

また『六気』に邪という言葉がつくと『風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪』となり、これらは『六淫』と呼ばれ人体に侵襲する存在となる。

 

 

以上のことから、梅雨の間は特に湿気が強くなるため、『湿邪』が人体に侵襲してきているということが考えられる。

 

 

では、『湿邪』が人体にどのような影響を及ぼすのか?

 

 

 

1-1.『湿邪』による影響とは?

 

 

先に述べたように梅雨の時期に感じる身体のだるさや、体調の優れない感じというのは

 

 

『湿邪』が人体に侵襲することで起きている症状として考えることができる。

 

 

その理由は『湿邪』の特徴にある。

 

 

『湿邪』の特徴の1つとして【重濁性】があるからだ。

 

 

字面からも重々しさを感じるが、その字の通り「重は重い、重く付着する」という意味があり

 

 

人体に影響を及ぼすと頭や身体が重い、手足がだるいといった症状が起こる。

 

 

濁はそのまま「濁る」という意味なので分泌物や排泄物が濁った状態になる。

 

 

例えば、目やにが多かったり、小便の色が混濁していたりといった症状が起こる。

 

 

なのでこの梅雨の時期、特に頭や身体、手足のだるさを感じていたり目やにが多く出るなどの症状を感じていれば

 

東洋医学的な観点から『湿邪』の影響を受けていると考えた方が良いだろう。

 

 

1-2.天気が悪くなると関節が痛くなるアノ症状

 

 

雨が降ったりした時に、関節部分が痛くなるといった経験はないだろうか?

 

 

整骨院などで勤めていると、ご高齢で膝など関節部分を痛めている患者様からよく耳にするフレーズだが

 

 

この梅雨の時期のように雨が降るとどうして関節部分に痛みが出やすくなるのか?

 

 

実はこの症状も『湿邪』と関係しているのである。

 

 

これは『湿邪』の特徴の1つである【粘滞性】が関係していると考えられる。

 

 

【粘滞性】とは字の通り、ねっとり粘りがあるイメージで人体の『気』の流れを滞らせるというもので

 

 

『湿邪』が関節部分で滞ると【粘滞性】により、関節部分の『気』や『血』の流れが悪くなるため

 

 

それにより感覚の異常であったり、関節の痛みなどの症状が起こるのだ。

 

 

このように、1年を通して特に雨が多く湿気が強い梅雨の時期によく見られる症状の背景には『湿邪』の影響が考えられるのである。

 

 

そして、人体にはそんな『湿邪』と密接に関係する臓がある。

 

 

それが『脾』という臓で、西洋医学で考えても脾臓は肝臓や腎臓などと違いあまり聞きなれない臓器でもあるが

 

 

東洋医学で『脾』は身体の中の水をさばく場所でもあるため、湿気や水分と関係する『湿邪』と密接な関わりがあるとされている。

 

 

身体の中の水をさばく『脾』は具体的にどのような臓で、どういった特徴があるのかご紹介しよう。

 

 

2.『脾』の役割とは?

 

 

では、『脾』という臓にはどのような役割があるのか?

 

 

先に述べたように水をさばくという役割もあるが

 

 

一番大きな役割としては『脾』には摂取した飲食物を消化吸収し『気』の元となるものを作るということが挙げられる。

 

 

食べ物の消化や吸収に関しては胃や小腸が関係しているのでは?と思われる方もいると思うが

 

 

その通りで消化や吸収は胃や小腸が行うが、その後、『気』や『血(ケツ)』に変化させるのは『脾』の「運化」という機能なのである。

 

 

この「運化」という機能はとても大事な役割で

 

 

「運化」の機能が失調することで身体に様々な影響を及ぼすのだ。

 

 

その理由と、どのような影響があるのかご紹介しよう。

 

 

2-1.「運化」の不調がきっかけで起こる症状とは?

 

 

「運化」の機能の調子が悪くなると、まず消化や吸収がうまくできなくなる。

 

 

そのため【食欲不振】といった症状が起こったり

 

 

消化吸収がうまくできないことで『気』の元や『血(ケツ)』などを作る事ができずにそれらが身体の中で不足したり

 

 

飲食物を摂取しても速やかに消化吸収ができないため、【食後にお腹が張る】ような感覚が起こることがある。

 

 

そして、消化吸収ができないということは、摂取した飲食物の水液もうまく吸収できなくなるということなので

 

 

結果、身体の中の水をうまく捌けなくなる。

 

 

それにより吸収できなかった水液が小腸や大腸の方に流れる事で軟便や【下痢】といった症状が起こることもある。

 

 

他にも、誰もが一度は経験したことがあると思うが

 

 

【食後すぐに眠くなってしまう】という症状も「運化」機能が落ちる事で見られる症状の1つで

 

 

「運化」機能が落ち、消化吸収に通常以上の『気』を使うことで、他の部位に『気』が行き渡らなくなるために

 

 

【食後の眠気】といった症状として現れる。

 

 

これらが『脾』を悪くし「運化」機能の調子が悪くなることで起こる症状である。

 

 

では、上記で挙げた症状に当てはまる人はどのようにして『脾』の調子を取り戻し再び「運化」機能をアップさせれば良いのだろうか?

 

 

そこで『脾』の調子を整える、機能向上に効く具体的なツボなどは少し後に後述するが

 

 

その前に、ココの調子が悪いともしかしたら『脾』の調子が悪いかも?と考えられる部分をご紹介しよう。

 

 

2-2.『脾』の関連領域~ココが悪いと『脾』が病んでる?~

 

 

身体の中で『脾』と関係している部分というのはいくつかある。

 

 

そのため、『脾』の調子が悪くなるとその『脾』に関係があるとされる部分の色が悪くなったり何か異常が見られるようになる。

 

 

では、『脾』と関係している部分というのはどのようなところなのか列挙してみよう。

 

  1. ・口、涎(セン)
  2. ・肌肉、唇
  3. ・意
  4. ・思
  5. ・甘

 

お気づきの方もいるかもしれないが、『脾』と関係しているのは身体の部分だけでなく味覚も『脾』と関係しているものがあるのだ。

 

 

では、簡単に説明していくと

 

 

①口、涎(セン=よだれの意)について

 

 

口は『脾』『胃』と連なっていて、涎と共に飲食物の消化・吸収の一端を担っている。

 

 

そのため『脾』『胃』の機能が悪くなると口や涎に影響を及ぼすことが多くなる。

 

 

具体的には、『脾』の機能が落ちることで口腔内を十分に潤すことができないと味覚が鈍ったり口が乾くという症状が起こる。

 

 

また、『胃』で起きた熱の影響を受けると、口内炎や歯肉炎、口が渇くといった症状が起こる。

 

 

次に、②肌肉(お肌や筋肉)と③唇について

 

 

唇の状態は『脾』の状態を判断するにわかりやすい部分だ。

 

 

唇の光沢や色彩は『脾』の状態を反映する。

 

 

唇が乾燥しやすくて常にリップクリームなどが手放せないという方は『脾』の機能が不調で唇を十分に滋養することができていないのでは?と考える。

 

 

肌肉に関しては、『脾』の不調で手足の無力感を感じることが多い。

 

 

③意 ④思については

 

 

文字からイメージできるように意識や精神面といった部分が関与する。

 

 

そのため、ここで『脾』の機能が不調となると、考え込んで思考がまとまらないといった症状や意欲の低下、思い悩みやすくなったりする。

 

 

⑤甘について

 

 

甘味には、補う、調和する、ゆるめるといった作用があり、甘味の適度な摂取により『脾』や『胃』を調節できるのだが

 

 

例えば甘い物が好きな人で甘い物ばかり食べていると過度な摂取により『脾』の機能に負担がかかり

 

 

先に述べた肌肉などに影響を与え、お肌や筋肉の適度な緊張が維持できなくなったりする。

 

 

上記は『脾』と関係しているものの中でも特に有名なものであり、『脾』の調子が悪いとこのような形で身体に影響を与える。

 

 

もし、当てはまるものがあれば『脾』の調子が少し悪くなっている可能性がある。

 

 

そしてこれからその『脾』の機能の調子を上げていくツボをいくつかご紹介しよう。

 

 

3.『脾』の調子を整えるツボ

 

 

『脾』の調子が悪くなる事で、身体に様々な影響が出てくることはお分かり頂けたと思うが

 

 

この『脾』の調子を落としやすいこの時期、それをカバーする効果のあるツボをいくつかご紹介させて頂こうと思う。

 

 

まず、経絡の流れで考え、『脾』の調子を良くしたいので『脾』のライン上にあるツボで身体の中の湿気を取り去る効果のある「陰陵泉」というツボがある。

 

 

「陰陵泉」のツボの場所は、膝のお皿から内側に向かって指でなぞっていき、すぐ下にあるすねの骨の内側部分と交わった部分にある。

 

 

この部分は皮膚の上から触るとまさにツボのように少し凹んだ感覚がするはずだ。

 

 

そして、脾と共に消化吸収に関与する『胃』の調子を整えるために「足三里」というツボを用いる。

 

ツボ

 

「足三里」というツボは、膝のお皿の真下を触ると靭帯に触れるがその外側にあるくぼみから下に向かって指を4本分重ねた部分にある。

 

そして、これらのツボに対するアプローチの仕方はいくつかある。

 

指の指圧で痛気持ち良い程度に指圧をし刺激をするでも良いし

 

せんねん灸などの家庭用のお灸で温めてあげても良い。

 

治療院などで見かけたことがある方もいるかもしれないがパイオネックス、円皮鍼といった家庭用のシール針などで刺激をするとより効果的である。

 

真夏も近づき、梅雨明けとなるが、梅雨の時期を通して身体の不調を感じた方は

 

東洋医学で考えると、『脾』がダメージを受け、機能が落ちていたためにその不調が身体に現れたことも考えられるので

 

上記のツボを参考に『脾』の調子を取り戻し気持ちよく夏を過ごせるきっかけになれば幸いである。

 

 

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胸椎の歪みと見た目

胸椎の歪みが引き起こす見た目と歩行への悪影響

 

胸椎の歪みと見た目

 

 

近年、メディアや雑誌などで体の歪みに対して注目されることが多くなっている。

 

 

それに伴って、自分の体の歪みはどうか?

と気にする人も増えてきた。

 

 

鏡で全身を見た時に、肩の高さが違う、まっすぐ立っているつもりでも体が左右どちらかに傾いている。

 

 

体以外にも顔に関して目の高さや眉の高さに違いがあるなど。

 

 

改めてよく見てみると、細かな違いに気づき、そこからその部分がコンプレックスのように気になってしまう人も少なくないだろう。

 

 

そのように今は、男女を問わず歪みに敏感な人が多い時代になってきている。

 

 

今回は、体の歪みに注目してみる。

 

 

動作時の骨の動きや体の歪みやすい人の特徴や歪み。

 

 

わかりやすい歩行などを例に挙げながら、ご紹介していきたい。

 

 

 

1.歪みと骨の動きの関係性

 

体の歪みと聞いてイメージしやすいのは、骨盤や猫背のような丸まった背骨などがイメージしやすいのではないだろうか?

 

 

メディアはもちろんのこと、最近は街中を歩いていてもそのような看板を出している整骨院、治療院を見かけるため、より潜在的にイメージしやすいのだと思う。

 

 

歪みのメカニズムに関してイメージがしやすいように、丸まった背骨を例としてご紹介しよう。

 

 

仕事でパソコンを使うことが多くなるにつれて、猫背のように背中が丸くなっている人も増えている。

 

猫背は呼吸を悪くする

 

そういう人にとって楽な姿勢というのは見た目通り背中が丸まり、背骨自体が前傾(胸椎屈曲)している状態である。

 

 

その前傾している状態が当たり前になり癖づいているので、逆に胸を張るような姿勢(胸椎伸展)はやりにくくなる。

 

伸展

 

筋肉自体の問題もあるが、前傾姿勢(胸椎屈曲)が長期間続いていると胸を張ろうとする際、胸椎に普段とは逆の動き(胸椎伸展)が加わる。

 

 

逆の動きに対しては動きが固く、思うように胸を張ることができなかったりする。

 

 

では、その固くなった動きを良くするにはどうすれば良いのか?

 

 

それに関しては後述するが、先ほど登場したあまり聞きなれない「胸椎」という骨が重要になってくる。

 

胸椎

 

骨としては12個あり背骨でいう首の下から腰の上に位置しており、肋骨の根元がつく骨である。

 

 

そして、ここの胸椎という骨は胸郭や肋骨に関与しているため、何らかの原因によって歪みが発生しやすい骨とも言える。

 

 

その胸椎はどんな動作でどう動き、歪みが発生する原因となるのか?

 

 

 

1-1.体の動きに対する胸椎の動き

ここで先ほど少し紹介した丸まった背骨の例の続きを説明しよう。

 

 

先述したものを少しまとめてみる。

 

 

普段から猫背で背中が丸い人は、胸椎が前傾(屈曲)していて、胸を張るような動作で胸椎は前傾とは逆に後傾(伸展)する。

 

 

しかし、普段の姿勢が前傾(胸椎屈曲)なので、後傾(伸展)の動きはでにくい。

 

 

そして、もっと細かく胸椎の動きに注目する。

 

 

胸椎が屈曲から伸展する際には、連結している胸椎の上の胸椎が下の胸椎に対して、お尻の方に向かって(尾側)滑っているのだ。

 

 

なので胸を張ろうとしても胸椎が固くて動かず後傾(伸展)がしにくい人の場合。

 

胸を張る

 

胸椎が屈曲位から伸展位になる際に、うまく尾側へ滑ることができていないため後傾(伸展)しにくくなる。

 

 

また、胸椎は屈曲、伸展だけでなく回旋という体幹を捻るような動作でも動き、上下の胸椎の関節面で細かな動きをしている。

 

 

つまり、この回旋という動作においても、仕事などで一方向ばかりの回旋を行う事で歪みが生じる原因となることが考えられるのだ。

 

 

それが考えられるケースを1つご紹介する。

 

 

 

1-2.回旋時の胸椎の動きと歪み

 

胸椎は回旋時に上下の胸椎の関節面が動くと述べた。

 

 

では、どのように動くのか?

 

 

例えば、右に体幹を捻った(右回旋)とすると、上下の胸椎の関節面の右側はお尻の方向へ(尾側)滑り、左側は頭側へ滑る。

 

 

それに伴い、胸郭の容積の大きさも左右で差が出る。

 

 

これはイメージがしやすいかと思うが体幹の右回旋をすることで、右側の胸郭は狭くなり、左側の胸郭は拡大する。

 

 

肋骨の動きを見ても体幹の右回旋をすることで、右側の肋骨は狭くなる。

 

 

実際に体幹を右に捻ってみると、右側の胸郭、肋骨あたりが詰まるような感覚がないだろうか?

 

 

回旋時において胸椎を含む胸郭、肋骨ではそのような動きが起こっている。

 

 

では、この回旋における胸椎、肋骨などの骨の動きがどのように歪みにつながってくるのか?

 

 

2.一方向の動きがもたらす歪みとは

 

体幹の回旋時に動きの起こる胸椎や胸郭、肋骨。

 

 

どのような動作で歪みが起こり、上記の骨たちに影響を及ぼすのか?

 

 

例えば、物流関係のお仕事をしている方などで、前かがみになり床に置いてある荷物を持ち上げその荷物を右側に置くといった動作を繰り返し行っている場合。

 

配達

 

その動作を胸椎、胸郭、肋骨の動きに注目して見てみる。

 

 

まず、荷物を持とうとして前かがみになる。

この時点で胸椎の屈曲が起こる。

 

 

そして、荷物の持ち上げで胸椎の伸展が起こり、持ち上げた荷物を右側に置くという動作で、体幹の右回旋が起こる。

 

 

右回旋が起こるということは、先述したように上下の胸椎の関節面の右側では尾側へ滑る、左側では頭側に滑る動きが起こると同時に、右胸郭は狭くなり、左胸郭は拡大するという骨の動きが起こっている。

 

 

これを繰り返し行うとどうなるか?

 

 

胸椎、胸郭、肋骨の右回旋に対する動きは出るが、反対に体幹を左に捻る左回旋の動きが出にくくなるということである。

 

 

体幹の回旋可動域の左右差は歪みとなり、上記の通り胸郭も影響を受けるため、呼吸に対しての影響も考えられるようになる。

 

 

2-1.呼吸への影響

少しまとめると、体幹の右回旋を繰り返し行う事で、右回旋から中間位(まっすぐ正面を向いた位置)までの動きは出るようになる。

 

 

しかし、中間位の位置から左に捻った左回旋の動きが出にくくなり、それに伴って胸郭の広がりも左側は拡大しやすいが右側は狭くなりやすくなる。

 

 

胸郭とは呼吸をする際に拡がったり狭くなったりする部分である。

 

 

その胸郭を拡げさせているのは、横隔膜、肋骨、肋骨と肋骨の間にある外肋間筋という筋肉である。

 

 

この胸郭が、体幹の回旋可動域の差によって左右の拡がりに差が出てしまうと、呼吸をする際の胸郭の拡がり方に影響が出るという事が考えられる。

 

 

回旋をよく行う際に拡がる胸郭は、呼吸の際に肋骨、肋間筋共に胸郭を持ち上げ拡がりやすくなる。

 

 

だが、反対側の胸郭は狭くなりっぱなしになっていることが多く、肋骨、肋間筋の動き共に固くなり胸郭が拡がりにくくなる。

 

 

そうすると、呼吸をし胸郭が拡がる際にアンバランスとなり、肺に取り込む酸素量にも影響を与える。

 

 

このように、偏った身体の使い方をしている人などで見られる骨の歪みは、やがて呼吸にも影響を与える存在となる。

 

 

 

3.歪みの少ない身体を手に入れるには?

 

ここまで不良姿勢の人の背骨の動きや、偏った身体の使い方からくる歪みをご紹介してきた。

 

 

不良姿勢も偏った身体の使い方も、長期に渡りその動作や肢位をし続けなければ本来は正常な骨の細かな動きである。

 

 

その骨の細かな動きも長期にわたり一方向に繰り返されることで、歪みの原因となり得る。

 

 

そして、歪みは人の見た目や呼吸にも影響を及ぼしかねないほどとなるが

 

 

その人の歪み方が、人によっては著明に見る事ができることができる。

 

 

それは歩行である。

 

 

人によって歩き方は様々で、熟練した人が歩行を見るとどこに歪みや原因があるかがわかり、すぐに治療プランを決めることができる。

 

 

ここで1つ歩行の例を挙げて歩行が歪んで見えるのはどこが原因なのか考えていこう。

 

 

 

3-1.歩行が変なのは何が原因?

まず、人間の正常な歩き方とはどのような歩き方か?

 

 

正しい歩き方とは、例えば右足を前に出した際に体幹は少し右を向く(体幹の右回旋)

 

 

そして左足を出した際には、体幹は少し左を向く(体幹の左回旋)

 

 

これを自然に繰り返すのが正常歩行時の身体の動きである。

 

 

他にも正常歩行の場合、足を前に出し地面に着いた際というのは股関節の動きで考えると真ん中よりも内側に入っていて(股関節内転)

 

内転

 

その際、お尻は外を向く。

 

 

しかし、その股関節が何かしらの原因により上手く内転運動ができない場合。

 

 

股関節内転運動ができないため、お尻も外を向かない。

 

 

しかし、それは本来の歩き方ではないので身体は体幹を使って代償運動をする。

 

 

すると、体幹は外側へ傾き(側屈)、傾いているので肩の位置も下がって見える。

 

 

一見、正常に歩いているように見えても動作を細かく分析して見てみるとこのようなことがわかる。

 

 

 

3-1-1.股関節が動かないと体幹も動かない?

先述したように歩行時、股関節の内転(股関節が真ん中よりも内に入る動き)がうまくできないと代わりに体幹を傾けて歩くようになる。

 

 

骨盤を見ると、股関節の内転ができない側の骨盤は前に傾いていて、腰椎(腰の骨)は通常よりも右を向いている(右回旋位)ことが多い。

 

腰椎

 

上記のことが起こると体幹は右を向く際に制限がかかるようになり(体幹右回旋制限)歩行時にも影響を与える。

 

 

体幹右回旋に制限がかかると先述した正しい歩行が行えなくなるからだ。

 

 

そのような歩行をしている人は、まず股関節内転が出るように骨盤、そして右回旋位となっている腰椎の調節し、再び歩行を見なくてはならない。

 

 

そして、まだ歪みのある歩行の改善が見られない場合は、問題は股関節だけでなくもっと他の部位にあるのかもしれない。

 

 

と考え歪んだ歩行を生んでいる根本の部分を探っていかなくてはならない。

 

 

歪みというものは必ずコレが原因といったものはなく、歪みが起こる場所や、歪みが起こる過程も様々である。

 

 

今回は歪みについてご紹介させて頂いた。

 

 

普段目にする人の体の動きも、外側からでは見えない細かな動きが骨同士で行われている。

 

 

繰り返しの動作が歪みを生むということや、歩行など。

実際に見られるケースなどを紹介しながら述べさせて頂いた。

 

 

ただ単に歪みという漠然としたイメージよりも少し深く知っているだけでも、歪みに対する捉え方、考え方が変わる。

 

 

そんなきっかけになれたら幸いである。

 

 

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顔の輪郭がゴツゴツ

顔の輪郭の疑問点【昔より頬骨や眉骨が出た気がする理由】

顔の輪郭はなぜ歪む

 

「最近、顔の輪郭がゴツゴツしてきた気がする、、」

 

「なんだか、顔の横幅も広がってきたような、、」

 

 

こんなお悩むをお持ちの皆様。

その原因の1つに、顔痩せがあります。

 

 

「顔が痩せたら小顔になるんじゃないの?」

 

 

確かに、痩せると小顔になります。

 

 

しかし、骨格や筋肉の使い方を治さないで体重だけ落としてしまうと、顔の輪郭はくずれるのです。

 

特に、目や頬骨の歪みが気になってきたという方は、その傾向が強いです。

 

 

今回は、顔の輪郭がくずれないように。

しかも、小顔になれる方法をご紹介いたします。

 

 

それでは、まず顔の脂肪と歪みについて学んでいきましょう。

 

 

 

1.脂肪がなくなると顔の輪郭がくずれる!?

 

顔の脂肪がなくなれば、確かに小顔にはなります。

 

 

しかし、ただ痩せるだけだと問題があります。

 

 

痩せてもエラにある咬筋や頬骨のボリュームが変わらないため、痩せる事でむしろ、これらエラや頬骨が出っ張りを強調されてしまい、ゴツゴツした輪郭の顔だという印象を与えてしまう可能性もあります。

 

 

更に問題があります。

 

 

それは、目の高さが変わってきてしまったり、顔が長くなる可能性もあるのです。

 

 

目の上の脂肪や頬っぺたの脂肪は、年齢とともに体に吸収されるか、又はたるんできてしまいます。

 

 

すると、エラや頬骨が出っ張ってみえてくるのと同じように、眉骨がゴツゴツしてきます。

 

 

眉毛の高さが左右で違う方などは、眉骨の大きさ自体に差がある場合も多いです。

 

 

今までは、目まわりの脂肪が眉骨の出っ張りを隠していたのですが、隠しきれなくなってしまうのです。

 

 

つまり、痩せると輪郭くずれるわけではなく、くずれていた骨格が浮きぼりになるのです。

 

 

では、顔が昔よりも広がってきたと感じる原因は何なのでしょうか?

 

 

 

2.顔が広く見える3つの原因

 

顔が広く見える原因は、3つあります。

 

 

 

  1. 1.頭が大きい
  2. 2.頬骨が大きい
  3. 3.顎やエラが大きい

 

 

 

それぞれの問題について考えていきましょう。

 

 

 

2-1.頭の大きさと顔の広さ

輪郭のその多くは、頭蓋骨の形の影響を受けます。

 

 

時折、

「頭蓋骨矯正で頭が小さくなりませんか?」

という問い合わせを受ける事があります。

 

 

頭が大きい事を治す事は出来ません。

 

 

なぜなら頭は、肥大する筋肉や脂肪が少ないです。

痩せても顔が小さくなったという話を聞いたことはあっても、頭が小さくなったという話を聞いたことはありません。

 

 

なので、

頭蓋骨に大きさ=顔の広さ

となる傾向が強い事になり痩せたからといって、形が変わるわけではないのです。

 

 

また、頬骨が大きい方も、顔の幅が広く見られやすいです。

 

 

 

2-2.頬骨と顔の広さ

頬骨が大きい方は、顔が広く見られやすいですし、頬骨の上の脂肪が多い方も同様に、顔が広い印象になります。

 

 

笑った時に、目が小さくなってしまう方。

顔がアンパンマンのように膨らんでいる方。

 

 

こういった方は、頬の脂肪が多いタイプである可能性が高いです。

 

 

日本人のようなアジア人は、成長の過程で骨が横張りになるようになっています。

 

なので、日本人の場合は、顔が広い方の割合が多いです。

 

 

しかし、雑誌や著名人の写真はどれも顔が広くなく、みんな小顔です。

 

 

頬骨が張っていない=キレイ・カワイイ

 

 

となりやすく、自分の顔にコンプレックスを抱くようになります。

 

 

顎引き過ぎないように正面からの写真を撮った際。

 

頬骨からエラにかけての角度が15度以上ある方は、頬骨が出っ張っりが気になるかも知れません。

 

 

しかし、それ以外の方は正常値以内です。

 

 

「私だけ頬骨張っている!!」

 

 

などの事で悩まなくても、みんな頬骨がある程度張っているものなのです。

 

 

最後に、エラや顎が大きい方も顔が横に広く見られやすいです。

 

 

 

2-3.エラや顎の大きさと顔の広さ

エラ骨が発達している方は、顔が広くみられやすいです。

 

また、下顎の大きい方は顔が長くなる可能性も高いです。

 

 

エラが張っている方の中には、エラの筋肉が過剰発達している方もいます。

 

 

エラの角度が140度よりも少ない方は、筋肉がつくやすいので次の癖を治すとよいでしょう。

 

 

その癖とは、TCHです。

 

 

以前、『エラ痩せにも効果的!最近話題のTCHって知っている?』でご紹介しましたが、日中上下の歯をくっつけてしまう癖のことをいいます。

 

 

エラの筋肉が最も力をいれている時は、くいしばっている時です。

 

 

日中から歯をくっつけてしまうと、食いしばる傾向が強くなってしまう為に、エラに筋肉がついてしまい、顔が広くみられてしまうのです。

 

 

エラが張って顔が広くなっている方は、上下の歯が触れないように注意してみるとよいでしょう。

 

 

 

3.痩せても輪郭をくずさないようにする方法とは?

 

一番よい方法は、正しく顔の筋肉を使いながら痩せていく方法です。

 

 

例えば、口角に大きく差がある方。

 

このような方は、痩せた時に片側の頬骨だけ多くなり、輪郭がくずれてしまう可能性があります。

 

 

 

フェイスラインの上がり方に左右差がある方。

 

痩せても、片側のエラだけが張ってしまう場合があります。

 

 

 

今回は、これらの取り方をご紹介いたします。

 

 

 

3-1.口角の高さの差を治す方法

口角の高さを治すには、顎先の力を使わずに頬の筋肉を鍛えるトレーニング方法がおすすめです。

 

 

口角の差を感じる方のほとんどが、笑った時の唇の形に違和感を覚えるはずです。

 

 

片方の下の歯は正面から良く見えるのに、反対側は唇で隠れてしまったり。

 

 

通常、笑おうとすると顎先に力をいれ唇を歯に押し当てるように表情を作ります。

 

 

この笑い方はこの笑い方で問題はないのですが、顎の曲がりがある場合は問題があります。

 

 

使いやすい側の筋肉で口角を上げてしまうため、口元が歪むのです。

 

 

そんな方は、次の方法で口元の歪みを整えてみて下さい。

 

 

 

3-1-1.下唇抑制頬筋トレのやり方

歯を噛み締めて口角を上げる筋肉と、口を軽く開いて口角を上げる筋肉では、微妙ですが使う筋肉が変わります。

 

 

唇を歯に押し付け過ぎる方は、頬の筋肉が弱ってしまう場合があります。

 

 

すると、頬の上がり方に差が生じます。

 

 

痩せると筋肉の量も相対的に減ってくるので、その差が浮き彫りになってくるでしょう。

 

 

加えて、法令線なども深くなってしまう事もあります。

 

 

次のやり方で頬を持ち上げ、左右差をなくしましょう。

 

 

【やり方】

1.割り箸を用意して、八重歯と舌先で固定する。

 

2.舌先が割り箸から離れないように意識しながら、口を開ける。

 

3.口を開ける際、下の前歯が見えるように下唇を調節する。

 

4.口開けた際に頬肉が持ち上がりますが、持ち上がる割合が左右で均一になるようにする。

 

5.一連の体操を10回3セット行う。

 

 

※注意点

顎がカクカクする方は体操をやめて下さい。

 

 

 

4.痩せても顔の輪郭がくずれないように

 

痩せると顔の脂肪がおちます。

 

 

顔の脂肪は顔を大きくさせてしまう物ではありますが、骨格がゴツゴツしないように隠しているものでもあります。

 

 

小顔になる為に痩せる事はとても重要です。

 

 

しかし、顔の輪郭がくずれてしまっては折角の小顔も台無しです。

 

 

顔の輪郭がくずないように、顔痩せして小顔にするには、顔のトレーニングが重要です。

 

 

その1つの方法が、顎先の力を使わずに頬筋を鍛えるトレーニングです。

 

 

毎日10回3セット行ってみて下さい。

 

 

歪みが補正されて、口角の歪みが少ない整った顔になれるはずです。

 

 

痩せたはいいけど、結果に満足出来ないという方の参考になれば幸いです。

 

 

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足がつって治らない時の対処法

足がつって治らない時は筋の挫傷を疑え【冷やす?温める?】

足がつって治らないなら

 

足がつって治らない!

 

 

皆さんは、そんな経験をした事はありますか?

 

 

スポーツ中や、寝てる時に足がつった事がある。

 

 

そんな方もいらっしゃるかも知れません。

 

 

足がつった箇所にもよりますが、つった筋肉を伸ばすように対処すれば殆どの場合で治ります。

 

 

例えば、ふくらはぎをつった場合。

つま先を自分に向けるように伸ばせば、治ります。

 

 

しかし、どんなに伸ばしても治らない場合があります。

 

 

その原因は、筋肉の痙攣(けいれん)が強いという事が考えられます。

 

 

普段はあまり意識しませんが、筋肉はその長さを一定にしようと、常に動いています。

 

 

それは、姿勢を保つ為でもあります。

 

 

不幸にも事故で脊椎を痛めてしまうと、この筋肉が一定の長さを保つという働きが停止してしまう為に、姿勢を保てなくなってしまいます。

 

 

いわゆる麻痺(まひ)といった状態です。

 

 

その一方で、筋肉の力を必要以上に働かしてしまう場合もあります。

 

 

それが足のつりです。

 

 

なぜ必要以上に筋肉を動かしてしまうのか?

 

 

それは、筋肉の誤作動という事になります。

 

 

主な原因には、次のものが挙げられます。

 

 

 

  • ・疲労
  • ・冷え
  • ・水分不足
  • ・栄養・ミネラル不足

 

 

 

これらが筋肉に誤作動を起こし、筋肉が痙攣します。

 

 

結果、筋肉が縮み込み

足がつった

という状態になるのです。

 

 

足がつると痛みが生じます。

 

 

なぜ、痛むのかというと筋肉は縮む事により、筋膜に圧が加わります。

 

 

すると、筋膜にある痛みセンサーが刺激され痛みを脳へ伝えるので、痛いのです。

 

 

なので、筋肉を伸ばして縮んだ筋肉をゆるめて、筋膜へかかる圧が抜け痛みが取れます。

 

 

しかし、足がつって治らない場合。

筋肉を伸ばしても尚痛みが残ります。

 

 

むしろ、筋肉がしっかり伸びずに痛みがとれないような感覚にも陥ります。

 

 

このような場合。

足がつったという状態をこし、筋肉の繊維を痛めたという事が考えられます。

 

 

これは、怪我です。

 

 

なので、最初の処置を誤ってしまうと、痛みが3日以上続いてしまう可能性が強いです。

 

 

加えて、足がつりやすくなってしまう癖が出てくる場合もあります。

 

 

今回は、そんな恐い足のつりの対処法をご紹介していきたいと思います。

 

 

 

1.足をつったらまず行う事

 

まず筋肉を伸ばして下さい。

 

 

足がつる殆どの場合で、ふくらはぎもしくは、足の裏がつる事が多いです。

 

 

つま先を自分に向けるように伸ばすと、足のつりが治るはずです。

 

 

しかし、足がつって治らない場合。

いくら伸ばしても筋肉が正常な状態に戻ってくれません。

 

 

出来れば、自分以外の誰かに頼んで伸ばしてもらう事が良いでしょう。

 

 

 

2.足のつりが治まったら

 

次に行う事は、無理な体勢を避け足に力が入らないようにする事です。

 

 

つりたての足は非常に敏感で、背中を伸ばそうと体に力をいれただけでも再度、つってしまう場合があります。

 

 

そして、足のつりが治まったら後も、ふくらはぎに違和感を覚える事があります。

 

 

こんな時、湿布を貼る方も多いです。

 

 

しかし、湿布を貼るよりも先に行って頂きたい事があります。

 

 

それが、保温です。

 

 

 

2-1.温めるよりも冷やすよりも、保温する事を優先に

後ほど説明しますが、つりがなかなか治らない状態の足を伸ばした場合。

筋繊維が傷ついている場合が多いです。

 

 

この状態を、挫傷(ざしょう)といいます。

 

 

もっと聞き慣れた言葉ですと、肉離れと表現する事もあります。

 

 

筋肉の繊維が傷ついていると、その内部では微小に出血しその部分に圧がかかると痛みを覚えます。

 

 

なので、ふくらはぎに力をいれて力こぶを作ったり、つま先に体重をかけながら階段を上がろうとした場合などに、痛みが強くなるのです。

 

 

本来であれば、痛めた筋肉はアイシングして炎症を抑える事が正しいのですが、足がつった場合はその判断に迷う事があります。

 

 

何故なら、つったばかりの足は敏感で、冷やす事で再度つってしまう事があるからです。

 

 

確かに、スポーツ中につってしまった場合は、冷やして水分補給に努めた方が良い場合もあります。

 

 

しかし、朝起きて足がつってしまった場合は、バンテージもしくは、長めの靴下で保温する事が正しいのです。

 

 

なので、足がつって温めれば良いのか。

冷やせばよいのか。

 

 

その判断に迷ったら、保温してください。

 

 

 

2-2.痛みが残った場合の対処法

足のつりを治す処置に時間がかかるような、ひどい足のつりの場合。

 

 

足のつりが治っても尚、痛みが残る事が多いです。

 

 

そんな時は、1日安静にして下さい。

 

 

安静といっても、ベッドで寝るなどではなく、スポーツを行わない。

ハイヒールを履かないなど、過度に足に負担がかからないようにして頂きたいです。

 

 

接骨院で、施術を受ける事も良いかも知れません。

 

 

2日後からは、積極的に動かして下さい。

 

 

傷ついた組織を過度に安静にしてしまうと、硬結(こうけつ)が残ります。

 

 

そのコリが組織を固くしてしまい、固い筋肉になってしまう場合があるからです。

 

 

押して痛む部分のマッサージや、ストレッチなどが有効です。

 

 

 

2-3.歪みを治すと足がつらなくなる

足がつってしまう原因の多くが、冷えや疲れや水分不足。

そして、ミネラル不足などです。

 

 

そして、歪みも足がつる原因になります。

 

 

 

2-3-1.歪みが足をつらせる

ふくらはぎは姿勢を保つ為に、常に負担がかかる筋肉です。

 

 

しかし、歪みがあると、ふくらはぎの部分への負担が強くなります。

 

 

O脚や、X脚。

扁平足(へんぺいそく)などに代表される歪みをお持ちの方は、足の疲れを訴える方も多いです。

 

 

また、O脚は整体で治るものと、治らないものに分かれます。

 

 

治らないO脚の原因に、大腿骨前捻角の減少というものがあります。

 

 

 

2-3-2.大腿骨前捻角と治らないO脚

大腿骨前捻角とは、太ももの骨を上から見た場合の捻じれる角度のことを言います。

 

大腿骨前捻角15度

 

この捻じれが、15度以上ある場合は過度に前側に太ももが捻じられる状態になり、15度以下だと捻じれが少ない状態の骨という事になります。

 

 

膝の角度や、土踏まずの高さなど他の要因も一緒に見なければいけないのですが、この角度が少ないとO脚になりやすい傾向が強いです。

 

 

この骨の角度が原因でO脚になってしまっている場合。

治り辛いO脚である。

と診断されることが多いでしょう。

 

 

この角度を正確にしる為には、レントゲンなどの精密検査を受けなければならないです。

 

 

ですが、大まかな角度を知るだけなら通っている整体院の先生でも検査可能です。

 

 

頻繁に足がつる方は、この角度に異常がないか診てもらうとよいでしょう。

 

 

 

3.足がつる原因の予防と、つった後の処置を間違えない為に

 

足がつる原因は、次の4つが挙げられます。

 

 

 

  • ・疲労
  • ・冷え
  • ・水分不足
  • ・栄養・ミネラル不足

 

 

 

足がつった時の対処法は、つま先を自分の方へ伸ばしてふくらはぎの筋肉を伸ばす事。

 

 

しかし、筋肉を伸ばしているのにも関わらず足のつりが治らない場合があります。

その場合も、諦めずに伸ばしてください。

 

 

根気よく伸ばしていけば、つりが治るはずです。

 

 

しかし、その後の処置の仕方が重要です。

 

 

つったばかりの足は非常に敏感。

温めていいのか、冷やせばいいのかで迷ったら、保温に努めて下さい。

 

 

そして、1日安静にした後は、積極的はマッサージやストレッチを行って筋肉の傷を癒してあげて下さい。

 

 

これで、ほとんどの場合で足のつりが治るはずです。

 

 

しかし、またしばらく経つと足がつってしまうという方。

 

 

O脚や扁平足ではないですか?

 

 

そんな時は、整体などで歪みを診てもらうと良いかもしれません。

 

 

歪みがふくらはぎや足の裏の筋肉に、負担をかけてしまっているからです。

 

 

 

足のつりの痛みがなかなか強烈です。

 

 

足のつりが治らないと感じた時の、参考になれば幸いです。

 

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片足立ちダイエットと腸脛靭帯の関係

片足立ちダイエットが部分的に太る理由は腸脛靭帯にあり!

片足立ちダイエットが太る理由

 

片足立ちダイエットは、片足で立って痩せてしまおうという、とても便利なダイエット法です。

 

 

しかし、ここで注意点があります。

 

 

痩せる為に一番必要な事は、食事制限。

2番目に重要な事が運動です。

 

 

なので、痩せたいと思ったらまず、食事を見直す事から始める事をおすすめします。

 

 

ただ、食事をしないというダイエット法は危険ですので避けるべきですし、永遠に食べないというわけにもいきません。

 

 

そんな時、ダイエットの補助としてエクササイズを行う事は良い方法の1つになるでしょう。

 

 

 

とにもかくにも、ダイエットは常に女性の注目の的です。

 

 

雑誌のメディアもこぞって、○○ダイエットとキャッチーなうたい文句で、私達の興味を惹き付けます。

 

 

絶対に正しいダイエット法はありませんので、自分にあったダイエット方法を見つけ出して痩せて頂きたいです。

 

 

そして、そんなダイエット法の1つに、片足立ちダイエットがあります。

 

 

片足立ちダイエットで痩せる理由としては、以下の事が考えられます。

 

 

 

片足で立つ事で重心を不安定な状態にし、バランスをとろうと体幹の筋肉が鍛えられ、筋肉がつき代謝が上がる事によって痩せやすい体になる。

 

 

 

どの程度痩せるかなど、効果の幅には個人差もあります。

 

 

ですが、立つという行為自体、座って作業をするよりも多くのエネルギーを必要とします。

 

 

なので、電車で席が空いたら直ぐ座ってしまうという方や、デスクワークの方などは実践してみると、痩せやすくなるかもしれません。

 

 

しかし、ここでまた注意点があります。

 

 

 

体の歪みの観点から片足立ちダイエットを考えた場合。

やり方に気を付けないと、部分的に太って見えてしまう可能性があるのです。

 

 

 

その原因が腸脛靭帯という組織にあります。

 

 

 

今回は、片足立ちダイエットで痩せたい方が部分的に太ってしまわないように、行う時の注意点をお伝えしていきます。

 

 

それでは、まず腸脛靭帯についてから学んでいきましょう。

 

 

 

1.片足立ちダイエットと腸脛靭帯の関係

 

電車やバスなど、ある一定時間立ち事を要求される場面では、どちらかの足に体重をかけ片足立ちで体を支える事が多いです。

 

 

これは、より少ないエネルギー量で長時間立つためだと考えられます。

 

 

その為に私達は、腸脛靭帯という組織を使います。

 

 

腸脛靭帯とは、ふとももの外側にある太めの靭帯のことをいいます。

 

itband

 

この靭帯は筋膜が太くなった組織で、筋肉よりも張力が強いため、体重をかけるとその張力に依存して立つことが容易になります。

 

 

なので、左右の足を変えながら片足で立っている方が多いです。

 

 

 

2.腸脛靭帯は歪みの元になる?

 

腸脛靭帯はその張力から、体重を支えるにはうってつけの組織なのですが、ここで一つ問題があります。

 

 

それは、歪みの元になりやすいという事です。

 

 

その原因に、腸脛靭帯はいろいろな筋肉と繋がっているという事が挙げられます。

 

 

 

2-1.腸脛靭帯と筋肉

腸脛靭帯は、次の筋肉と繋がっています。

 

 

 

  • ・大腿筋膜張筋
  • ・大殿筋
  • ・中殿筋
  • ・外側広筋

 

 

 

そして、腸脛靭帯自体は自らの力で伸び縮みしないので、この4つの筋肉に引っ張られながら、その位置を保っています。

 

 

 

この部分に問題があるのです。

 

 

骨格が歪んだ状態で片足立ちダイエットを行ってしまうと、大殿筋や中殿筋の働きに左右差が生じ、歪みをひどくしてしまう可能性が高くなってしまうのです。

 

 

 

2-2.殿筋と腸脛靭帯

骨格が歪むと、片側の大殿筋や中殿筋が弱ります。

 

 

大殿筋と中殿筋の一部は、股関節が捻じられると違った働きをする筋肉です。

 

 

左右で異なった筋肉が歪む為に、骨格の歪みがひどくなってくるのです。

 

 

 

2-2-1.左の骨盤の歪みと筋肉の衰え

例えば、右足で立つ事が多いと左側の股関節は骨盤の歪みの為に、外側に捻じられる場合が多いです。

 

 

この股関節の位置を長期間続けると、大腿筋膜張筋が股関節を縮める作用が強くなります。

 

 

また、左の大殿筋は股関節を介して太ももの骨を後ろに引く筋肉としての力は弱まり、股関節を外側に捻じる外旋筋としての力が強くなりすぎてしまいます。

 

 

中殿筋はややこしい筋肉で、その働きは前側と後側で変わってきます。

 

 

前側の筋肉は股関節を外側に動かす筋肉としての力が弱まるが、後側の筋肉は力が強くなります。

 

 

外側広筋の股関節を捻じる筋肉としての力は落ちますが、姿勢を支える筋肉として使われる事が多くなります。

 

 

 

 

2-2-2.右の骨盤の歪みと筋肉の衰え

右足で立つと、右側の股関節は骨盤の歪みの為に内側に捻じられる場合が多いです。

 

 

右側の大殿筋は、股関節を介して太ももの骨を後ろ側へ引く力が強くなります。

そして、外側に捻じる力が弱くなる為、股関節を外側に捻じる事がなかなか出来なくなってしまいます。

 

 

右の中殿筋の後ろの部分は、股関節を外側に開く力が弱くなり、その一方で、前の部分は外側に開く力が強くなります。

 

 

外側広筋は、股関節を内旋する筋肉としての力が増し、股関節を外側に開きやすくなり、かつ内側に捻じりやすくなります。

 

 

 

 

2-2-3.左右で腸脛骨靭帯の使われ方が変わります。

前述したように、片足立ちで立つ事を癖にしてしまうと、筋肉の使い方に差が生じます。

 

 

骨格の歪みの為に弱くなった筋肉を鍛える事は、難しいです。

 

 

片足立ちで歪んでしまった骨格、筋肉を使って痩せようとするのであれば、尚更歪みは酷くなるでしょう。

 

 

なので、その歪みを整えるにはちょっとこだわった矯正体操が必要になってきます。

 

 

3.歪みを治して痩せやすい体を作ろう。

 

確かに片足立ちダイエットは、エネルギー量を必要としますし、意図的に重心を不安定な状態にする事によって体幹の筋肉が鍛えられるのかも知れません。

 

 

しかし、歪んだ骨格でのトレーニングは危険です。

 

 

その理由が、歪みの為に使えない筋肉が衰え、過度に使ってしまう筋肉が盛り上がってしまうからです。

 

 

盛り上がった筋肉が原因で、部分的に太ってみえてしまうのです。

 

 

それを防ぐには、骨格の歪みから整える事が良い方法です。

 

 

整体院で骨格矯正を行えば、確かに歪みは早く治ります。

 

 

しかし、ダイエットの良いポイントは自分ひとりでも達成可能といったところ。

 

 

なので、ご自身でも治せるように、その為のコツをご紹介させていただきます。

 

 

 

3-1.骨盤の歪みの矯正体操

今回は、片足立ちダイエットを行い。

しかも、骨盤の歪みも矯正する事が出来る骨盤の矯正体操を行います。

 

 

それでは、やっていきましょう。

 

 

 

3-1-1.左足での片足立ち矯正法

もし、皆さんがふと電車などで立っていた時に、右足で立っている事が多いなと感じた場合。

 

 

左足では、次の方法で片足立ちを行って下さい。

 

 

【やり方】

1.少し高さのある台などに、左足を乗せる。

 

2.右足を台より下に下げる。

 

 

3.その状態を保ちつつ、左足を体重を支え10秒キープする。

 

 

3-1-2.右足での片足立ち矯正体操

続いて、右足での矯正体操を行います。

 

 

【やり方】

1.右足でマットやタオルなど柔らかい物の上に立つ。

 

2.左側の骨盤と一緒に左足を右足よりも高く上げる。

 

3.右足で体重を支え、その状態を10秒キープする。

 

 

 

4.片足立ちダイエットは歪みを治してから。

 

片足立ちダイエットは、座り仕事の方などが1日のエネルギー消費量を増やす為の方法として、その効果は高いでしょう。

 

 

しかし、何も考えないで片足で立ってばかりいると骨盤や股関節が歪んできてしまいます。

 

 

それは、骨格の歪み方により、長脛靭帯の伸ばされ方に差が生じるから。

 

 

使いやすい筋肉は更に使いやすく。

使いづらい筋肉は、更に使えなくなります。

 

 

その結果。

筋肉の発達の仕方に差が生じ、部分的に太く見えてみてしまうのです。

 

 

折角痩せようと、座りたいところを我慢して毎日頑張って立っていたのに、これでは元も子もありません。

 

 

その危険性を避ける為には、今回ご紹介させて頂いた片足立ち矯正体操から始めてみて下さい。

 

 

この体操をご自宅で3セット行ってから、電車やバスで立つ事により、部分的に太る事なく痩せてみえやすくなります。

 

 

数あるダイエットの中でも、比較的簡単に行える方法になるので、是非試してみて下さい。

 

 

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