眉毛が痛いとは、どういう事でしょうか?
通常、毛などは引っ張られたりしない限りは、痛みを感じる事はないはずです。
しかし、
「眉毛が痛いのですが、何か痛みを良くする方法はありませんか?」
という悩みを相談にくる患者さんは、大勢いらっしゃいます。
実際には、眉毛が痛いわけではなく、眉毛部分の筋肉や神経。
もしくは、蓄膿症などで眉毛の骨の下の前頭洞という空洞部分へ膿がたまり、骨の内圧が変化する事により、眉毛が痛いと感じます。
しかし、眉毛の痛みの原因のナンバーワンは、眼精疲労です。
簡単いうと、目の疲れ。
日本人は、近視の方が多い人種でもありますし、パソコンやスマホで目を酷使する場面も多くなってきました。
パソコンの光は目の筋肉が疲労させ、上手に視点を合わす事が出来なくなってしまいます。
すると、目の焦点を合わせる為に、眉毛や眉間部分の筋肉が過度に働いてきてしまいます。
眉間の筋肉は、本来であれば視界を良くする事には、関係のない筋肉です。
しかし、眉間に力をいれると、なんとなく文字が見やすくなるのも事実。
常に眉間に力が入っている状態。
これが眉毛の痛みの主な原因です。
眼精疲労を改善するには、目を暖めたり、冷やしたり。
目を閉じて眼球を軽く圧迫すると、眼圧や血圧が変化するので、一時的ですが症状が和らぎます。
眉毛が痛いと感じたら、一度試してみて下さい。
そして、更におすすめな対処法が、骨格矯正になります。
骨格矯正の目的は、骨の位置や動きを良くして筋肉のバランスを整える事。
なので、過度に使っている眉間の筋肉の力を抜かせるには、うってつけの方法なのです。
眉毛の痛みに悩んでいる方は、やり方を覚えて、自分で治せるようにしてみましょう。
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眉毛が痛くなる原因として最も多いのが、眼精疲労です。
そして、そこへストレスが加わると、眼精疲労はひどくなります。
ストレスにより、目の筋肉は緊張するのです。
特に、外眼筋という筋肉が疲労すると、視界が悪くなります。
多くの方は、視界を良くしたいという思いから、無意識的に眉間に力をいれます。
目に限ったことではありませんが、筋肉というものは縮んだ状態を長い間続けると、筋肉が緊張している状態を体が覚えてしまいます。
そして、その状態から抜け出すことが、難しくなってきてしまうのです。
これが筋疲労の原因です。
筋肉を適度に動かし続けることです。
よく誤解されるのですが、筋肉を柔らかくする事は、筋肉を使わない事ではありません。
筋肉は程よく動かし、伸び縮みをさせることで、リラックスさせる事ができるのです。
しかし、日常生活で筋肉を柔らかくさせようと伸び縮みさせることは難しく、意識的にストレッチを行い、筋肉を伸ばして柔らかくしなければならない状況が多いです。
なぜなら、筋肉は意識的に縮めることは出来ても、力を抜いて脱力する事が難しくなっているからです。
例えば、肘の動きを考えてみましょう。
この動きを数回行うと、筋肉は柔らかくなります。
筋肉が血管を動かし血流がよくなり、筋肉粘度もあがって体が温まるからです。
しかし、スマホでこのブログを見ている皆さんの肘は、伸びきらず曲げきらずの位置で、固定されていると思います。
どの程度肘を曲げながらスマホを使っているのかにもよりますが、その状態を続けるには肘を曲げる筋肉が7割、伸ばす筋肉が3割ほど、伸ばす筋肉と縮める筋肉が同時に使われていなければなりません。
この様に伸ばす筋肉と、曲げる筋肉を同時に使っている状態を、共縮(きょうしゅく)といいます。
この共縮は、関節を固して姿勢をも悪くさせる一番の原因でもあり、筋肉が最も疲れる動きの1つなのです。
体を真っすぐ支えるに筋肉は、この共縮の状態をとる事が多いです。
体がうしろに倒れないように支える腹筋と、体が前に倒れないように支える背筋を同時に使わないと、背中をまっすぐ支える事は出来ません。
なので、姿勢を良くする筋肉には、疲労がたまりやすいのです。
それに加えて、パソコンやスマホなど、同じ姿勢を長時間続けることも多くなってきました。
パソコンを使うには、肩をすくめておかなければなりませんし、背筋を伸ばしておくには、背中の筋肉やお腹の筋肉が必要です。
この姿勢を保つには、かなり強靭な体幹の筋肉が必要なのです。
しかし、電車や車、エレベーターにエスカレーターなどの交通手段の発達もあって、運動不足を感じられる方も方も、多いことでしょう。
楽な現代社会で、体を真っすぐ保っておけるほどの筋肉が十分にある方が、少なくなってきてしまったのです。
このように、同じ姿勢を保つことを求められる現代において、筋肉をリラックスさせることはとても難しいのです。
更に眼精疲労の場合、問題となってくるのがストレスです。
文字をくっきりと見る為には、外から入ってきた光を、眼球の裏側にある網膜といわれる部分に、集めなければなりません。
これは、紙に書いた黒い点に火をつける実験の際に使う、虫眼鏡に似ています。
網膜に光が集まる事よって、くっきり見えてくるのです。
実際に虫眼鏡で紙を燃やした事のある方なら分かるのですが、光の調節には虫眼鏡の位置を変えて、光を調整する必要があります。
遠すぎてもだめですし、近すぎても光が一点に集まらないので、紙は燃えません。
これは目も同様です。
学校で黒板の文字が見えなくなったのなら、前の席へ移動します。
老眼で新聞の文字が見えなくなったら、新聞紙を目から遠ざけます。
しかし、視界を良くしたい場合、それだけの調節では不十分です。
目の場合、虫眼鏡のレンズ部分にあたる眼球の水晶体の厚さを変えて、より鮮明に見えるようにします。
この水晶体の厚さを変える時にも、筋肉が必要になってきます。
外眼筋という筋肉が収縮して、水晶体の厚さを変えるのですが、ここでストレスが問題になってきます。
目は通常、非常に細かく動いています。
これは、カメラのシャッターのように、複数画像のイメージを脳に送り込む為だと考えられています。
目はカメラのように、1枚1枚写真のように画像を取り込んで、脳へ情報を送り、その存在を認識しています。
しかし、人間の感覚には『慣れ』というものがあります。
たった1枚写真を脳へ取り込んでも、写真に慣れてしまい、存在を認識出来なくなってしまうのです。
イメージ的には、脳の中から写真が、徐々に薄く消えていってしまうのです。
しかし、実際にはそこに『物』はあるわけです。
例えば、携帯を取ろうとして手を伸ばしたとします。
手を伸ばしたはいいが、手を伸ばした時には取ろうとした携帯のイメージに慣れてしまい祖存在が認識出来なくなり、見当たらなくなってしまう。
そういった状況になってしまうのです。
これでは不便なので、目を動かして新たにシャッターを切り、脳へ新しい画像を送ります。
すると、また携帯の存在を認識する事が出来るので、携帯を取れるといったわけです。
その為に、目は細かく動いているわけですが、ここで問題があります。
ストレスがかかると、目を動かす筋肉が緊張してしまい、目を動かさなくなってしまうのです。
すると、視界が不明瞭になり見えづらくなってしまいます。
ここで初めて、少しでも視界を良くしようと、眉毛の筋肉を使ってくるのです。
眉毛の筋肉を常時使っていると、筋肉がこり固まって、眉毛の痛みが発生してきます。
これが、ストレスによる眉毛の痛みのメカニズムの1例になります。
眼精疲労で、眉間の筋肉に力を入れすぎた為に起こる、眉毛の痛み。
筋肉に力を抜かせて、リラックスさせるには骨格矯正が良いです。
なぜなら、骨格矯正は筋肉の長さを変える効果があるからです。
筋肉には、力を入れやすい角度というものがあります。
筋肉が伸ばされている状態から力をいれる場合は、力が入れづらくなる傾向があります。
なので、力を入れやすい筋肉は縮まっている事が多いです。
しかし、この縮まっている状態というのは、筋肉に力が入って縮んでいる状態ではなく、骨格が歪んだせいで2次的に、筋肉の距離が縮まっている状態と考える事が出来ます。
骨格が歪んだ為に、筋肉に力が過剰に入ってしまい、骨格の歪みを固定化させる。
なので、歪んだ骨格を治すためには、骨格の歪みを整えて骨格が歪んだために使えていなかった筋肉を意識的に使い、活性化させる必要があるのです。
理想を言えば、たとえ眉毛が痛い場合でも、全体を治す必要はあります。
1部分の歪みが原因で、症状が出ているという事は少ないからです。
ですが、ご自身で治す場合にはやはり、眉毛まわりの骨格矯正を行う事が、症状を和らげる最も効果的な方法となるでしょう。
なので、今回は『前頭骨』の骨格矯正を行いましょう。
前頭骨の骨格矯正といっても、右にある骨を左に動かすのような、大きな動きを出すような骨格矯正は無理です。
骨にある一定の力を加えて、リラックスさせる方法だと思って、行うようにして下さい。
無理やり力をいれる事は、厳禁です。
【やり方】
1.こめかみの皮膚を前側へ押し上げながら、親指で上側頭線(写真の部分)に置き、前方へ軽く圧迫を加える。
2.中指を曲げ、指の第2関節で鼻骨の付け根に、内上方への圧を加える。
3.その圧を加えながら、鼻から息を吸い、口から吐く深呼吸を3回繰り返す。
4.一連の動作を3回、3セット行う。
骨格矯正後には、眉毛周りのマッサージのおすすめです。
こちらの動画を参考に行ってみて下さい。
眉毛の痛みの原因は2つ。
特別な場合を除いて、この2つを治せば、眉毛の痛みは和らぎます。
その為に行って頂きたい事が、前頭骨の骨格矯正。
骨に圧を加えて、眉毛の筋肉の固さをとす方法です。
もう1つは、パソコンやスマホの使い過ぎを防ぐ事。
これらの機械から出る光は、目に重大なダメージを与えて、筋肉で視界の良さを調整するだけでは、追いつかなくなってしまいます。
全ての症状に当てはまる事ですが、痛みが出てきてから治そうとするよりも、痛みが出る前に予防する事に越した事はありません。
最近、目が疲れるようになったと思ったら黄色信号です。
今回の方法を実践して、事前に眉間の痛みの予防に努めてあげて下さい。
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