All posts by 小澤勇人

抜け毛タイトル

抜け毛に悩んでいる方必見【髪の毛が生えるケアとツボ5選!】

抜け毛タイトル

 

最近、抜け毛が気になる。

 

 

髪の毛が少なくなってきた気がする。

 

 

 

髪を洗う時に、抜ける量が多くて気になる。

 

 

髪型は、周りに人にも見られる場所なので、気になってしまいますよね。

 

 

【抜け毛が気になる‥】

 

 

そんな方へ向けて、抜け毛の原因と治療法・抜け毛予防のための簡単なケアをお教えします!

 

 

 

抜け毛について

 

抜け毛

抜け毛とは、その名のとうり、頭皮から抜けてしまった髪の毛の事です。

 

 

 

通常、髪の毛の抜ける量は、1日で約50本と言われています。

 

 

1日で、50本と言われると、とても多く感じますが、全く問題ありません。

 

 

ですが、髪の毛全体の量が、明らかに減っているのは問題です!

 

 

 

それでは、なぜ、髪の毛が抜けるのか、原因を説明させていただきます!

 

 

抜け毛の原因【現代医学の考え方】

 

便秘 薬

抜け毛になる原因は、本当にさまざまあります。

 

 

 

多くの場合、ストレスなどの精神的な問題が、関係していると言われています。

 

 

 

他にも、食事のバランスの悪さや、不摂生などが、抜け毛を増やす原因にもなっています。

 

 

また、円形脱毛症などの疾患から、抜け毛が増えている場合もあります。こちらも、精神的ストレスや、自律神経失調症などが、原因となっています。

 

 

 

ストレスを感じると、髪の毛を抜いてしまう癖がある方や、頭部・頚部の緊張などで、循環が悪くなる事も、円形脱毛症につながります。

 

 

現代医学の円形脱毛症などは、東洋医学の鍼灸治療でも治せるのです!

 

 

また、東洋医学では、現代医学とは異なる角度から、原因を考えているので、そちらも説明させていただきます。

 

 

抜け毛の原因【東洋医学の考え方】

 

東洋

 

東洋医学では、【髪】に深く関係しているものとして【血(けつ)】があげられます。

 

 

 

体の中には、【気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)】という生理物質があり、それらの働きのおかげで、体・心が健康な状態で保たれています。

 

 

その中でも、血(けつ)は、体の中の臓腑や四肢を潤して、その働きを支える作用や、活動時などに、必要に合わせて全身を巡り、手足の動作や運動などをスムーズに行わせる作用があります。

 

 

また、血(けつ)は、寝る時に【肝(かん)】という臓腑にしまわれていますが、肝の機能が何かしらの影響により、低下してしまうことで、血の働きが悪くなります。

 

 

血の働きが悪くなると、気の流れも滞ってしまい、髪や頭部に十分に栄養が行かなくなり、抜け毛が増えてしまいます。

 

 

東洋医学から考える【抜け毛】の治し方

 

 

東洋医学では、肝の機能が悪くなり、さらに、気・血が不足している状態の事を【肝腎陰虚(かんじんいんきょ)】といいます。

 

【肝腎陰虚(かんじんいんきょ)】を治すことで、抜け毛の改善が見られると考えています。

 

それでは、肝腎陰虚(かんじんいんきょ)について詳しく説明させていただきます。

 

【肝腎陰虚(かんじんいんきょ)】について

 

不眠イラスト

 

 

肝腎陰虚は、年齢は関係なく発症します。特に、仕事や日常生活の疲れ・持病をお持ちの方や産後の女性などに、多く見られます。

 

 

また、肝(かん)と腎(じん)は、風(ふう)と寒(かん)という【外邪(気候など、外から体の中に入り、悪影響を及ぼすもの)】に影響されやすいため、冬の時期の寒さや風が原因で、肝腎陰虚が起こる場合もあります。

 

 

 

肝腎陰虚の症状として、以下のものが挙げられます。

 

  • ・頭頂部の脱毛
  • ・両側のこめかみ部分からの脱毛
  • ・頭皮に油分が多い
  • ・毛髪は細く柔らかい
  • ・髪の毛にツヤがない
  • ・耳鳴り・めまいを伴う
  • ・不眠
  • ・腰のだるさ
  • ・無力感

 

 

など、特徴的なものがさまざまあります。

 

 

肝腎陰虚では、肝と腎に陰液(気・血・津液)が、不足している状態です。なので、気・血・津液などを、増やす治療をします。更に、肝・腎に直接働きかけるツボを使用し、機能を高めます。

 

 

 

では、治療で使用するツボを紹介させていただきます。

 

抜け毛の悩みに!【髪の毛が生える簡単セルフケアとツボ5選!】

鍼灸

(1)三陰交(さんいんこう)

生理痛 三陰交

 

三陰交は、泉のように陰液が多いツボなので、気・血を増やし、循環が改善されます。また、婦人科疾患にも、とても有効と言われています。

 

(2)膈兪(かくゆ)

 

膈兪 不眠

 

血に関わる問題全てに有効なツボです。背中にあるツボなので、テニスボールなどの道具を使って、ツボ押しするのもおすすめです!

 

 

(3)腎兪(じんゆ)

 

腰痛 腎兪

 

名前のとうり、直接腎に働きかけ、機能を改善させます。

 

 

(4)血海(けっかい)

 

腰痛 血海

 

血が、集まっているツボです。体の中に、血を増やすために使用します。

 

 

 

(5)太谿(たいけい)

 

太谿

 

腎に直接働きかけ、機能をたかめます。足にあるツボなので、簡単にツボ押しができます。

 

 

 

また、円形脱毛症の場合、患部の周りを、囲うように鍼をうちます。そうすることで、頭部の血液循環が良くなり、髪の毛が生えやすくなります!

 

 

また、簡単なセルフケアとしておすすめなのが、つまようじでツボ押しです!

つまようじ

 

まずは、つまようじを複数本、準備します!つぎに、複数本ある爪楊枝を、輪ゴムでまとめて完成です!

 

 

先がとがっている方を使用し、頭皮など、気になる所全体を刺激します!

 

 

 

刺激されることで、頭皮の血液循環が改善され、毛髪に栄養がいき、髪の毛が抜けにくくなります!お家にあるものでも、簡単に出来るので、是非試してみて下さい。

 

 

 

まとめ

代謝 ブログ

 

今回は、【抜け毛】について説明させて頂きました。

 

 

外見上の事なので、男女ともに気にされている方も多いと思います。

 

 

抜け毛は、現代医学でも、東洋医学でも、様々な原因があります。

 

 

ストレス・食生活・体質など、身近なものが、原因となっている場合が多いので、運動など、自分が好きなストレス発散法を見つけることが大事です!

 

 

また、食事では、油っぽいものや甘い物・ジャンクフードなどの刺激物が、内臓を不健康にして、血行が悪くなっている場合もあるので、バランスの良い食事が、とても大事です!

 

 

他にも、シャンプーの時などに、自分でも頭皮のマッサージを行う事も血行が改善されるので、おすすめです!

 

 

すぐに、始められる簡単なセルフケアが様々あるので、是非ツボ押しと一緒に試してみて下さい!

 

 

参考にしていただければ幸いです。

LINEで送る
Pocket

捻挫の表紙

【早く治したい人必見】足の捻挫の治療に鍼灸

捻挫の表紙

 

昔、どんなスポーツをしていましたか?

 

 

野球、サッカー、バスケ、バレー・・・スポーツに明け暮れた人も多いと思います。

 

 

久々に運動するときは怪我に注意してください。

 

 

怪我

 

 

そして、万が一怪我をしてしまったら、湿布を貼って安静にしてください。

 

 

療養するのもいいですが、捻挫などの怪我も、実は鍼灸が効果的なんです。

 

 

今回は、足首の捻挫についてお話をしていきます。

 

 

捻挫の基礎知識

 

 

まずは捻挫についてお話していきます。

 

 

捻挫とは、本来関節が動く範囲以上に動いたことで、靭帯を痛めてしまった状態のことです。

 

 

靭帯を痛めた部分は、出血して腫れ・痛み・熱感・発赤の4つの症状が、起こるのが特徴的です。

 

 

特に足首の捻挫は多く、その中でも足首を内側に捻る「内反捻挫(ないはんねんざ)」多いです。

 

 

足捻挫

 

 

 

 

捻挫の治療

 

 

まず捻挫や打撲など怪我をした直後に行うのは、RICE処置を行います。

 

 

RICE処置とは

 

 

RICE処置とは、ケガをした時に傷ついた場所を、最小限に抑えるために行う応急処置です。

 

 

以下の行うこと4つの頭文字を取ってRICEと言っています。

 

 

  1. 1.Rest(安静)
  2. 2.Icing (冷却)
  3. 3.Compression (圧迫)
  4. 4.Elevation(拳上)

 

 

怪我した足の腫れている所に氷嚢を当て、痛くない程度に圧迫し、心臓より高く挙げて休めてください。

 

 

RICE処置

 

 

捻挫の状態によりますが、約1日ほど行ってください。

 

 

この時、氷嚢は氷と水を入れ、凍傷に注意が必要です。

 

 

ただし捻挫だと思っていていたら、骨折していたなんてこともあります。

 

 

怪我をした直後は、病院に行くかどうかの判断が大変難しいところです。

 

 

松葉杖

 

 

そんな時、骨折しているかどうかを見極める5つのポイントがあります。

 

 

  1. ①外くるぶしから骨に沿って上6cmに触って痛みがないか
  2. ②内くるぶしから骨に沿って上6cmに触って痛みがないか
  3. ③足の外側の骨の出っ張りに触って痛みがないか
  4. ④内くるぶしの前の骨の出っ張りに触って痛みがないか
  5. ⑤足に体重をかけて歩けるか

 

 

この5つで痛みがなかったり、歩ければ骨折してる可能性は低いです。

 

 

上の5つの1でも当てはまったら、病院で確認してもらったほうがいいでしょう。

 

 

リハビリトレーニング

 

 

RICE処置を行い、腫れや痛みが軽くなってきたら、足首が動きにくくならない様に少しずつ可動域訓練を行っていきます。

 

 

痛みが出ない範囲で、つま先立ちやつま先挙げ、タオルを足でたぐり寄せるなどのトレーニングを行っていきます。

 

 

つま先立ち

 

 

そして、無理をせず少しずつ負荷をかけていき、スポーツに復帰していきます。

 

 

 

東洋医学での捻挫とは

 

 

それでは東洋医学での捻挫についてお話していきます。

 

 

東洋医学では、体を動かすためのエネルギーがには、気と血というものがある考えられています。

 

 

運動などで足首を捻ったりすることで、足首の筋肉を傷つけ、気や血が滞り、鬱滞してしまいます。

 

 

これを気滞血瘀(きたいけつお)といいます。

 

 

また捻挫をした後が古傷となり、天気の悪い時に痛むということがあると思います。

 

 

これは気候の変化が、古傷を刺激して、痛みが出ると考えられています。

 

 

鍼灸を用いた捻挫の治療

 

 

捻挫での鍼灸治療は、早く回復でき、より怪我の前の状態に戻すことを目標に治療をしていきます。

 

鍼と灸

 

 

 

捻った直後は西洋医学と同じくRICE処置を行います。

 

 

RICE処置を行いながら、痛みが出て腫れている所を避け、周囲や少し離れた所にお灸をして、腫れている所の鬱血している血や熱を分散させます。

 

 

こうすることで、炎症が早く収まります。

 

 

そして、腫れが引き症状が少し落ち着いてきたら、内出血の後などにお灸を行います。

 

 

お灸は内出血を吸収したり、痛みの緩和に効果的です。

 

 

鍼灸では、傷つけた近くのツボを使います。

 

 

それにより鬱滞していた足首の気血を通らせて、それにより傷ついた組織を回復させます。

 

 

内反捻挫では足首の外側を通っている経絡中心にツボを取っていきます。

 

 

足捻挫のツボ

 

 

解渓(かいけい)は、胃の経絡の上にあり、足首の前を通る経絡です。

 

 

懸鍾(けんしょう)は、胆の経絡の上にあり、足首より上ですが足首に関係する筋肉に作用します。

 

 

丘墟(きゅうきょ)も胆の経絡の上で、外くるぶしの前斜め下にあり、足首を動かしやすくする効果があります。

 

 

陽陵泉(ようりょうせん)は、足首ではありませんが、筋肉の痛みや動きが悪い時によく使われます。

 

 

また気滞血瘀の治療として、気と血を流すツボとして太衝(たいしょう)と三陰交(さんいんこう)を取ります。

 

 

古傷の気候の変化による痛み、癖になった捻挫には、外くるぶしの下で押して痛いにお灸をするか、丘墟と商丘(しょうきゅう)から挟む様に鍼をします。

 

 

まとめ

 

捻挫は、関節可動域以上に関節が動いたことで靭帯を痛めてしまった怪我のことです。

 

 

これを最小限に抑えるために、状態に合わせて1日程、RICE処置を行います。

 

 

症状が落ち着いてきたら、リハビリを始め、治った時に動きやすさを保つことができます。

 

 

つま先立ちやつま先挙げなど足首周りのトレーニングから始め、痛みがない範囲で少しずつ負荷をかけて行くことが重要です。

 

 

また鍼灸治療では、最初は炎症を早く引かせるため、捻挫の場所の周りにお灸を行います。

 

 

その後、気血の流れを促し、治るのを早くするように解渓、懸鍾、丘墟、陽稜泉などの周囲のツボを取ります。

 

 

また気滞血瘀を取るために、太衝や三陰交、古傷に商丘を使って治療をしていきます。

 

 

捻挫で早く治したい人の参考になれば幸いです。

LINEで送る
Pocket

眩暈

怒るとめまいがひどくなる?【おすすめツボ押し5選!】

 

眩暈

 

 

最近、目がかすんだり、立ちくらみがすることがある。

 

 

 

 

眩暈(めまい)で、気持ち悪くなる事が増えた。

 

 

 

 

 

通勤や通学の途中で、めまいや、具合が悪くなる事が増えて、日常生活に支障が出るようになった。

 

 

 

そのような方へ、、

 

 

 

最近、怒りっぽくなったり、イライラする事が、増えていませんか??

 

 

 

その眩暈(めまい)は、内臓が関係している場合があります!!

 

 

 

今回は、【内臓】からくる眩暈(めまい)について、説明させていただきます!

 

 

眩暈(めまい)について

めまい

 

 

めまいとは、目のかすみ・目のくらみ・頭のくらくらする感覚の総称です。

 

 

 

軽い症状の場合だと、目を閉じてしばらくするとめまいが止まります。

 

 

 

しかし、重い場合は、車や船に乗っているような揺れが続いて、立っている事が出来なくなり、悪心・嘔吐・冷や汗などを伴う場合があります!

 

 

 

めまいの原因として、現代医学の考え方と、東洋医学の考え方に分けられます!

 

 

 

現代医学では、何らかの病気が、めまいを引き起こしていると考えます。

 

 

 

原因となるのは、以下の物があります。

 

  • ・高血圧症
  • ・貧血
  • ・メニエール病
  • ・脳疾患
  • ・神経衰弱
  • ・動脈硬化症
  • ・神経症

 

 

貧血などの、身近な症状から、脳疾患まで、様々な物が考えられます。

 

 

めまいの頻度が多くなっていたり、症状がひどくなっている場合は、我慢せずに1度、医療機関に診てもらう事も、とても重要です!

 

 

 

東洋医学では、西洋医学とは、別の考え方で、眩暈(めまい)の原因を考えているので、東洋医学の考え方も紹介させていただきます!

 

 

 

眩暈(めまい)の原因【東洋医学の考え方】

 

ストレス

 

東洋医学では、西洋医学とは考え方が違います!東洋医学では、体の中の気・血や臓腑の状態がなにか、影響しているのではないかと、考えます!

 

 

 

今回は、『怒り』の感情と共に起こる眩暈(めまい)について説明させていただきます!

 

 

 

東洋医学では、怒りに関係している臓腑として、【肝】があります!

 

 

 

【肝(かん)】は、ストレス・肉体的・精神的疲労を体の中で、1番受けやすい場所になっています。

 

 

 

ストレスや疲労を溜めこんでしまう事が原因で、肝(かん)の機能が悪くなり、イライラしやすくなっていたり、めまいが起きてしまいます。

 

 

 

 

東洋医学では、そのような症状を【肝陽亢進(かんようこうしん)】といいます。

 

 

 

では、【肝陽亢進(かんようこうしん)】について、詳しく説明させていただきます!

 

 

 

怒るとめまいがする!【肝陽亢進(かんようこうしん)に効くツボ5選!】

鍼灸

 

上記でも、説明させて頂きましたが、肝は、体の中で、ストレスや疲労の影響を受けやすい場所です!

 

 

 

ストレスが溜まると、肝の機能が悪くなってしまうのです!

 

 

 

肝は、疏泄機能(そせつきのう)という大事な役割を行っております!

 

 

 

疏泄機能(そせつきのう)というのは、体の中の生理物質である、気・血を全身へ、すみずみまで、行き渡らせ、伸びやかにする働きや、脾胃による、食べ物の消化を助ける働きがあります!

 

 

 

さらには、精神状態を伸びやかにして、気持ちに余裕を生む働きもあります。

 

 

 

ですが、ストレスなどが加わると、疏泄機能が低下してしまうので、気・血の流れが滞ってしまったり、精神面も余裕がなくなるので、イライラしやすくなったり、怒ることが増えてしまいます!

 

めまいも疏泄機能の低下で、頭や全身に血がうまく回らない事により、立ちくらみなどが起こってしまうのです!

 

 

また、肝は【筋・爪・目】と関係していて、肝臓が疲れていると、目の充血が起きたり、筋肉がひきつってしまう事もあります!

 

 

 

肝陽亢進の全身症状として、以下のものがあげられます!

 

 

  • ・眩暈(めまい)
  • ・耳鳴り
  • ・頭痛
  • ・怒りっぽい
  • ・イライラしやすい
  • ・不眠
  • ・よく夢をみる
  • ・顔面紅潮(顔が赤くなる)
  • ・疲労時や怒ったりすると、めまいや頭痛がひどくなる

 

 

このような症状が、肝陽亢進の特徴です!

 

 

 

このようなタイプの方は、かなりストレスや疲れが溜まっているので、ゆっくり休みを取ることや、上手にストレス発散して、溜めこまない事が大事です!

 

 

また、鍼灸治療では、【ツボ】を使いアプローチしていきます。

 

 

 

それでは、治療に使用するツボを、紹介させていただきます。

 

 

【肝陽亢進にとっても有効なツボ5選!】

 

(1)百会(ひゃくえ)

 

百会

 

頭にあるツボです!肝に溜まっている【熱】を取り去る作用があります!

 

(2)行間(こうかん)

 

こうかん

 

 

肝に関係しているツボです。血の流れを改善させ、頭にしっかり血が巡るようになります!

 

 

(3)太衝(たいしょう)

 

不眠 太衝

 

肝に直接作用するツボになります!疏泄機能を高める役割があるので、使用します!

 

 

(4)丘墟きゅうきょ)

 

丘嘘

 

 

 

 

こちらも同様で、肝に直接作用します!疏泄機能が高まり、精神面の改善をはかります!

 

(5)肝兪(かんゆ)

 

肝兪

背中にあるツボなので、テニスボールなどを使いながら、ツボ押しするのも、おすすめです!

 

 

まとめ

 

まとめ 画像 

今回は、めまいの中でも、【怒りと共に起きるめまい】について説明させて頂きました。

 

 

現代医学からみても、東洋医学からみても、めまいの原因はとても多いです!

 

 

この様なタイプの眩暈(めまい)は、ストレスや疲れが多く影響しているので、しっかり休みを取ることも大事です!

 

 

 

また、紹介させていただいたツボ押しも簡単に出来るものなので、めまいが気になる時や、イライラしてきた時などにぜひ、セルフケアとして行ってみて下さい。

 

 

 

体質改善をして、今の辛い症状を改善させましょう!

 

 

参考にしてみてください。

 

LINEで送る
Pocket

疲労表紙

【体の疲労に鍼灸はいかが?】鍼灸師が教える疲れのツボ8選

疲労表紙

 

 

皆さん、お疲れ様です。

 

 

朝、起きて疲れは残っていませんか。

 

 

なかなか疲れが取れないって方も多いと思います。

 

 

それはいろんな疲労がたまっているのかもしれませんね。

 

 

今回は、そんな疲れについてお話して、それに効くツボをご紹介します。

 

 

「疲れる」とは

 

 

疲れ

 

 

「疲れる」とはどういうことなのでしょうか?

 

 

疲労には、3つの種類があります。

 

 

  • ・肉体的疲労
  • ・神経的疲労
  • ・精神的疲労

 

 

肉体的疲労とは、肉体労働や運動など体を動かすことで起こる体の疲れのことです。

 

 

また逆にデスクワークなど動かさず、同じ姿勢でいることでも肉体的疲労は起きます。

 

 

デスクワーク

 

 

同じ姿勢いることはでは、常に同じ筋肉を使い、筋肉が張ってきます。

 

 

使っていない筋肉は、使わないことで弱まり、疲れやすい筋肉となってしまいます。

 

 

神経的疲労、パソコンなどの画面を見ることで、目からの刺激により脳が緊張して起こる疲労です。

 

 

また自律神経は、気候の変化や環境の変化などストレスに対応することで、疲労を起こします。

 

 

精神的疲労は、人間関係や生活環境などによる心理的なストレスにより起こる心の疲労です。

 

 

ストレス

 

 

疲れを感じるところはどこなのか

 

 

疲労には3種類あるというお話をしました。

 

 

3種類の疲労は、疲労の原因であり、「疲れている」と感じるところではありません。

 

 

疲労を感じるところは脳です。

 

 

脳

 

 

それぞれのストレスを受けると、細胞が傷つき疲労因子というタンパク質が出てきます。

 

 

脳が、この疲労因子を受け取ると、「疲れている」と感じるということなのです。

 

 

そして疲労因子が増えてくると、今度は「疲労回復因子」が現れてれきます。

 

 

この疲労回復因子は、傷ついた細胞を治して疲労を取り除いてくれます。

 

 

疲労を早く回復させるには

 

 

疲労回復に最も良いのは睡眠です。

 

 

睡眠

 

 

睡眠でも、眠り初めの90分が最も深くなり、成長ホルモンが一番多く分泌されます。

 

 

この成長ホルモンが、疲労などで傷ついた細胞を回復させ、結果として疲労は取り除かれます。

 

 

この最初の90分が最も成長ホルモンが最も多く分泌されるため、「睡眠のゴールデンタイム」と言われています。

 

 

またその後も90分間隔で脳と身体が交互に休んでいきます。

 

 

脳の睡眠と体の睡眠の長さには個人差はありますが、2つの睡眠が3~4セット程取れると、疲労は回復しやすいです。

 

 

東洋医学での疲労

 

 

それでは、東洋医学での疲労とはどういう風に考えられているのでしょうか。

 

 

東洋医学では,体の活動のエネルギーのことを「気」といいます。

 

 

気

 

 

そして体の疲労感では、この「気」に異常が起きた場合に疲労が起きます。

 

 

「気」に異常が起きることで、疲労感を感じます。

 

 

そして気の5つの作用があると言われています。

 

 

  • ・推動作用
  • ・防御作用
  • ・気化作用
  • ・固摂作用
  • ・温煦作用

 

 

1つずつ簡単に説明していきます。

 

 

推動作用とは、体に栄養分や水分を全身に運ぶ作用を指します。

 

 

防衛作用とは、気候の変化などに対応する力を指します。

 

 

気化作用とは、体に必要な物質を作り出す代謝する力を指します。

 

 

固摂作用とは、体の必要な物質が体の外に漏れ出ないようにする力を指します。

 

 

温煦作用とは体を温める作用を指し、体の熱源の役割をしています。

 

 

熱

 

 

この5つの作用がしっかりと働くことで、元気でいられるとされています。

 

 

気に起こる変調

 

 

この気が不足するか、流れが渋滞することで、疲労感が現れます。

 

 

気が不足することを「気虚」といいます。

 

 

気虚になると、元気がない、無気力、動くと症状が悪化するなどがあります。

 

 

無気力

 

 

さらに気の5つの作用のうち、どれが弱くなるかで、様々な症状が現れます。

 

 

また気の流れが滞ることでも疲労感は現れます。

 

 

デスクワークのような同じ姿勢で動かない時に感じる疲労感です。

 

 

デスクワーク

 

 

この状態は気の不足ではなく、同じ姿勢が続くことで気の流れが滞りによる起こるものです。

 

 

この気の滞りを気滞といいます。

 

 

体の疲労を取る鍼灸とツボ

 

 

ここからは、疲れを取るツボについてお話していきます。

 

 

気虚には気を増やすツボを使います。

 

 

代表的なのが、関元(かんげん)と気海(きかい)です。

 

 

疲労のツボ

 

 

2つとも気が集まるところとされており、下腹部には重要なツボが集まっています。

 

 

身柱はお灸がおススメで、疲労回復や精神の安定に効果があります。

 

 

また足の三里というツボは、消化機能の高め、気を作ってくるツボです。

 

 

体を健康にするツボとも言われる万能なツボの1つです。

 

 

気滞には気を巡らせるツボを使います。

 

 

これは合谷(ごうこく)と太衝(たいしょう)です。

 

 

合谷は手にあり、太衝は足にあるツボで、手足1つずつ使うことで全身の気を巡らすことができます。

 

 

腎兪は、東洋医学出て言う腎に効くツボです。

 

 

腎は生命力の元である「精」を蓄えおり、健康を維持する上で大変重要となってきます。

 

 

場所としても、デスクワークでの腰のだるさにも最適です。

 

 

四神聡は、頭の頂点にある4つのツボで、精神的な疲れに効果があります。

 

 

まとめ

 

 

疲労は、肉体的疲労、神経的疲労、精神的疲労の3種類があります。

 

 

どの疲労を感じるところは「脳」です。

 

 

ストレスを受けると疲労因子が出て、それを脳が受け取ると、「疲れている」と感じます。

 

 

その後に疲労回復因子が出て、疲労を取り除いてくれます。

 

 

疲労回復に最も良いのは睡眠です。

 

 

特に眠り初めの90分は、「睡眠のゴールデンタイム」とも呼ばれ、成長ホルモンが一番多く分泌され、疲労回復に働きます。

 

 

東洋医学では、疲労は気の変調だと考えられています。

 

 

気が不足することを「気虚」といい、気の流れが滞ることを「気滞」といいます。

 

 

気虚には関元と気海、気滞には合谷と太衝を使います。

 

 

また身柱や足三里は、お灸などで温めてあげるのがおススメです。

 

 

腎兪は疲労や腰の疲れにもよく効きます。

 

 

さらに四神聡は、精神的な疲れに効果があります。

 

 

スッキリ

 

 

疲れが溜まってつらい人は、しっかりと睡眠を取り、それでもスッキリしないという方は、今回紹介したツボを試してみてください。

 

 

疲れが取れないという人は、参考になれば幸いです。

LINEで送る
Pocket

下痢 タイトル

東洋医学で下痢は治る!【自分で出来る簡単ツボ押し教えます♪】

下痢 タイトル

 

 

最近、お腹の調子が悪い。

 

 

 

ここ、何日か下痢が続く。

 

 

 

普段と、食生活が何も変わっていないのに下痢している。

 

 

 

そんなお悩みをお持ちの方へ。

 

 

 

今回は、下痢について説明させていただきます。

 

 

 

下痢が起こっている時の、体の状態や、原因とセルフケアについて説明させていただきます。

 

 

 

下痢について

トイレ 便秘

まず、下痢とはどういう状態なのかを説明させていただきます。

 

 

 

 

下痢とは、普通の便と比べ、水分の含まれている量がはるかに多く、液状に近い便の事を言います。

 

 

 

通常、食べたものの消化・吸収は、小腸で行われ、水分は大腸により吸収されています。

 

 

その過程の中で、何らかの異常が起きると、下痢になってしまうのです。

 

 

 

 

西洋医学の考えでは、何らかの病気が下痢を引き起こしていると考えています。

 

 

下痢の原因【西洋医学の考え方】

便秘 薬

 

 

影響を及ぼす病気として、以下のものがあげられます。

 

  • ・過敏性腸症候群(ibs)
  • ・食中毒などの感染症
  • ・薬剤による下痢
  • ・潰瘍性大腸炎

 

 

 

など、様々な物があります。

 

 

 

過敏性腸症候群は、現代の悩みでとても多いと言われています。

 

 

 

若い方も、悩んでいる方が多く、試験前や通勤電車などで、腹痛が起きたり、便秘や下痢を何か月も繰り返すなどの症状があります。

 

 

 

 

ストレスが原因で、腸の動きが過敏になってしまい、症状が出ると言われています。

 

 

 

 

過敏性腸症候群は、東洋医学の鍼灸治療も有効とされています。

 

 

 

 

東洋医学では、西洋医学とは、異なる考え方をしています。

 

 

 

 

西洋医学では、病気が原因と考えていましたが、東洋医学では、体の中の気や血の状態や、五臓六腑の働きなどをみて考えます。

 

 

 

 

 

次に東洋医学の考え方を説明させていただきます。

 

 

 

東洋医学から考える下痢の原因【簡単ツボ押し教えます♪】

 

 

東洋

 

 

東洋医学では、下痢の事を【せっしゃ】といいます。

 

 

 

 

東洋医学でも、下痢になる原因は様々あります。

 

 

 

 

その中でも、今回は、今の季節に多い【外邪】と【脾】について説明させていただきます。

 

 

 

【1】外邪(がいじゃ)の影響による下痢

 

傘ブログ

 

 

東洋医学では、【風(ふう)・熱(ねつ)・湿(しつ)・燥(そう)・寒(かん)】という、体の中に入り、悪影響を及ぼす外の邪気の事を外邪(がいじゃ)といいます。

 

 

 

 

日本の夏は、高温多湿と言われ、今の時期では、【湿邪】が体に入りやすいと言われています。

 

 

 

 

さらに、冷たいものの飲食が増える事や、冷房などにより【寒邪】も入りやすいと言われています。

 

 

 

 

湿邪は、重く粘りがあり、寒邪は、血などを固まらせる必要があると言われています。

 

 

 

 

なので、体の中の気・血が滞り、胃や腸などの消化器官の循環が悪くなります。

 

 

 

 

そして、腸の機能の低下が起こり、下痢になります。

 

 

 

【寒・湿】の邪による下痢の特徴として、以下のものが挙げられます。

 

 

 

  • ・悪臭のしない水様便
  • ・腹痛
  • ・悪寒・発熱などの風邪に似た症状を伴う。
  • ・頭痛

 

 

など、様々あります。

 

 

 

このようなタイプの下痢の場合、体の中にある湿・寒の邪を取り去り、体の中の気・血の循環を改善させる必要があります。

 

 

 

鍼灸の治療では、ツボを使い症状を改善させます。では、寒・湿の邪に有効なツボを紹介させていただきます。

 

 

 

おすすめのツボ【外邪タイプ】

 

 

【1】天枢(てんすう)

 

 

便秘 天枢

 

 

どのタイプの下痢にもこのツボは、有効とされています。腸の機能を高めることで、症状が改善されます。

 

 

【2】上巨虚(じょうこきょ)

 

上巨虚

 

 

このツボも同様で、下痢の特効穴です。腸に、直接作用させる効果があります。

 

 

【3】陰陵泉(いんりょうせん)

 

陰陵泉

 

水分が多いツボとなるので、同様で、滞っている気・血の循環を改善させ、腸に栄養がいくようにします。

 

 

 

 

では、次に【脾】という臓器と下痢の関係について、説明させていただきます。

 

 

 

脾(ひ)の影響による下痢

 

 

ロールケーキ

 

 

脾という臓器は、食べ物の消化・吸収を行っていたり、血の材料を作っているとても大事な働きを行っています。

 

 

 

 

脾の機能が低下すると、下痢になりやすいと言われています。

 

 

 

 

甘いものの食べ過ぎなどの偏食や飲み過ぎ、悩み事や考えすぎ、他にも外から入ってくる【湿】などが、脾の機能を弱めてしまいます。

 

 

 

脾・胃の機能が弱まっている状態の事を【脾胃虚弱(ひいきょじゃく)】といいます。

 

 

 

脾胃虚弱の特徴としては、以下のものがあげられます。

 

  • ・軟便
  • ・水様便
  • ・脂肪分の多い食べ物の摂取により、排便の回数が増加
  • ・食欲がなくなる
  • ・精神疲労
  • ・顔色が黄色っぽくなる

 

 

脾胃虚弱を改善させるためのは、脾・胃の機能を高め、消化吸収がしっかりと行えるようにする必要があります。

 

 

 

脾胃虚弱に効くツボを紹介させていただきます。

 

 

おすすめのツボ【脾胃虚弱タイプ】

 

 

【1】胃の六ッ灸(いのむつきゅう)

 

胃の六ッ灸

 

消化器官の問題、全般に有効です。背中のツボなので、押しにくい場合は、テニスボールなど、お家にあるもので、ツボ押しするのもおすすめです!

 

 

【2】足三里(あしさんり)

 

足三里 ツボ

 

脾・胃の機能を高め、体の中の気・血の循環を改善させます。

 

 

【3】中脘(ちゅうかん)

 

生理痛 ちゅうかん

 

このツボも、天枢と同様で、どのタイプの下痢にも有効です。胃の機能が高まります。

 

 

 

 

まとめ

まとめ 画像

 

今回は、多い悩みである【下痢】について説明させて頂きました。

 

 

 

東洋医学,西洋医学どちらの観点からみても、下痢になる原因が、様々あることが、分かっています。

 

 

外から入ってくる【寒邪・湿邪】による下痢は、なかなか自分では、治し辛いですが、普段の食生活などが原因となっている場合は、少しずつ自分で、改善ができます!

 

 

 

甘いものの量を減らし、食生活に気を付ける事や、悩みすぎないようストレス発散する事がとても大事です!

 

 

 

女性の場合は、【冷え】が下痢だけではなく、たくさんの病気に繋がります。

 

 

 

なので、露出の多い夏でも、手足・お腹などを冷やしすぎないよう、ツボの部分にお灸をしたり、カイロなどで温める事もおすすめです!

 

 

 

ツボ押しなどは道具もいらずに、すぐに出来るので、下痢が気になる時に、ぜひ試してみてください。

 

 

 

下痢でお困りの方に、少しでも参考にしていただければ幸いです。

 

LINEで送る
Pocket

喉の表紙

喉(のど)のつまりや違和感に効くツボってあるの?

喉の表紙

 

喉に違和感はないですか?

 

 

喉の辺に何かあるんだけど、取れない。

 

 

エアコンなどで喉を傷めてしまった。

 

 

声がかすれると、話すとすぐわかってしまい困りますよね。

 

 

今回は、そんな喉のつまりや違和感、声のかすれについてお話していきます。

 

 

のど

 

 

喉の炎症とは

 

 

喉の違和感・声のかれの原因で多いのが、喉の炎症です。

 

 

呼吸や声を出すときに開く声帯が、何らかの原因で炎症を起こすことによります。

 

 

炎症の原因としては、風邪はもちろんのこと、ひどい咳き込みや大声で叫んだりしても起こります。

 

 

安静

 

 

しかし、声帯のポリープや声帯の神経の麻痺などの病気の危険性もあります。

 

 

そのため、風邪などの心当たりなどない突然の声のかれや声のかれが数日経っても元に戻らない時は、病院で診てもらってください。

 

 

病院

 

 

東洋医学での喉の異変

 

 

東洋医学でも、喉は潤いが大事で喉を潤す水分を津液といいます。

 

 

喉は肺と関連があり、また肺は全身に水分を分布させる機能があります。

 

 

喉の症状にはいくつか種類があります。

 

 

東洋医学的な声のかれ

 

 

声のかれのことを「声嘶(せいせき)」と言います。

 

 

声嘶には、実証(じっしょう)と虚証(きょしょう)と大きく2つに分かれます。

 

 

実証

 

 

実証とは、何か余分なものが過剰にある状態を指します。

 

 

実証は急に発症したり、症状が強いですが、回復が早いものが多いです。

 

 

余分なものとは、「外邪(がいじゃ)」や「痰(たん)」です。

 

 

外邪とは、身体を脅かすもの気候の変化のことで、喉を悪くする外邪は「熱邪」か「燥邪」です。

 

 

紫外線

 

 

熱邪と燥邪は、喉に大事な潤いを乾かしてしまいます。

 

 

痰とは、津液という水分の滞りです。

 

 

東洋医学では体内に必要な物質として気・血・津液というものが全身を巡っています。

 

 

津液は身体を潤すもので、これがどこかで滞ると痰になります。

 

 

この痰は、ストレスにより喉の部分で滞ることがあります。

 

 

こうなると、喉の奥に何か詰まるような感じがします。

 

 

苦しい

 

 

病院で検査をしても、特に問題なく、気のせいと言われてしまいます。

 

 

しかし、東洋医学の古い文献に喉に何かが詰まったような違和感という症状が記載されています。

 

 

それが梅の種のようなもので「梅核気(ばいかくき)」とか、炙った肉が喉に詰まったような感じで「咽中炙臠(いんちゅうしゃれい)」と言われています。

 

 

現代では、ヒステリー球とも呼ばれています。

 

 

これらはストレスによる気の滞りと津液の滞りによるものと考えられています。

 

 

そのため、漢方やツボを刺激して、水分の代謝を良くして気の流れをスムーズにしてあげる東洋医学的な治療をしてあげることでよくなります。

 

 

虚証

 

 

虚証とは、身体の必要な物質の不足した状態のことを指します。

 

 

実証とは逆に、徐々に悪くなることが多く、症状は強くないですが、長引くことが多いです。

 

 

喉の違和感や声のかれでは、津液という体を潤す水分が不足している状態です。

 

 

違和感

 

 

喉のつまりや違和感、声のかれのケア

 

 

ここからは、喉の症状についてのケアの仕方についてお話していきます。

 

 

喉を守るためのセルフケア

 

 

喉のケアで1番最初に思いつくのは安静と加湿だと思います。

 

 

基本的に炎症があるとき、まず使わないというのが大事です。

 

 

つまり極力、話すことを控え必要最低限のコミュニケーションは筆談などにすることです。

 

 

生活をしていると、話さないわけにいきませんが、早く治すためにはできる限りの安静にする必要があります。

 

 

しゃべらない

 

 

また粘膜は乾燥に弱いので、口の中などは常に湿気がある状態に保ってください。

 

 

マスクをすると、吐いた息の水蒸気をもう一度吸い込むことで。口の中を加湿することができます。

 

 

水分摂取を行い、十分に部屋を加湿して、可能であれば寝る時もマスクをすると効果的です。

 

 

保湿の手段に1つとして、はちみつやオリーブオイルをスプーン1杯飲むという方法もあります。

 

 

はちみつ

 

 

東洋医学的な喉の治療

 

 

中国医学

 

 

東洋医学では、喉のつまりや違和感、声のかれは実証と虚証に分けられます。

 

 

実証は、外邪犯肺(がいじゃはんはい)と痰気鬱結(たんきうっけつ)があります。

 

 

虚証では、肺腎陰虚(はいじんいんきょ)といいます。

 

 

喉に効くツボ

 

 

嗄声のツボ

 

 

実証・虚証に関わらず、喉に効くツボとして、効果的なのが天突(てんとつ)です。

 

 

ここはデリケートなので、強く押すのではなく指で軽く揉むだけにしてください。

 

 

外邪犯肺は、いわゆる喉が痛くなる感冒のことで、風の邪である風邪(ふうじゃ)と一緒に熱邪や燥邪が入ってきます。

 

 

外邪犯肺では、風邪を取るツボは共通ですが、熱邪か燥邪かによってツボを変えていきます。

 

 

風邪を取るツボとして風池(ふうち)が有効です。

 

 

熱邪を取るツボは、大椎(だいつい)や少商(しょうしょう)、燥邪を取るツボは、肺兪(はいゆ)や尺沢(しゃくたく)を使います。

 

 

痰気鬱結では、気の流すツボと水分代謝を促すツボを使います。

 

 

気を流すツボは合谷(ごうこく)、水分代謝を促すツボは豊隆(ほうりゅう)です。

 

 

虚証の肺腎陰虚では、肺を中心に潤い分である陰分を補うツボを取っていきます。

 

 

潤い分を補うツボは、尺沢や太谿(たいけい)のツボを使います。

 

 

喉に効く漢方

 

 

最後に喉に効く漢方薬を紹介します。

 

 

漢方

 

 

外邪犯肺(がいじゃはんはい)と痰濁壅肺(たんだくようはい)、痰気鬱結(たんきうっけつ)があります。

 

 

外邪犯肺は、いわゆる喉が痛くなる感冒です。

 

 

このとき、風の邪である風邪(ふうじゃ)と一緒に熱邪や燥邪が入ってきます。

 

 

熱邪の場合は、感冒でも、寒気より発熱が強く、喉の痛みや声のかすれ、黄色の痰が出るなどの症状がます。

 

 

銀翹散(ぎんぎょうさん)や桑菊飲(そうぎくいん)という漢方薬を使います。

 

 

燥邪の場合は、感冒症状に乾咳や痰が切れにいなどの症状が伴います。

 

 

清燥救肺湯(せいそうきゅうはいとう)を用います。

 

 

痰気鬱結では、喉の詰まり感があり、水を飲んだりしても取れない感じを指します。

 

 

ストレスが多い人に多く、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)を使います。

 

 

ストレス

 

 

虚証では、肺腎陰虚(はいじんいんきょ)があります。

 

 

これは水分の不足の状態を指し、麦門冬湯(ばくもんどうとう)という薬を使います。

 

 

また声のかれに効く漢方で「響声破笛丸(きょうせいはてきがん)」というものがあります。

 

 

これは歌手や声優の方などプロが愛用しているほどです。

 

 

まとめ

 

 

 

喉の違和感や声かれは、喉の炎症が原因のことが多いです。

 

 

心当たりがなく、数日で治らないものは特別な病気の可能性もあるので検査をする必要もあります。

 

 

しかし、ヒステリー球という検査をしても原因がわからないものもあります。

 

 

喉に効くツボとして、効果的なのが天突です。

 

 

また東洋医学では、外邪や痰による実証と、津液や血の不足による虚証があり、それぞれの状態に合わせてツボを取ります。

 

 

風邪を取るツボとして風池を使い、熱邪は大椎や少商、燥邪では肺兪や尺沢、痰気鬱結では合谷や豊隆を使い、肺腎陰虚では、尺沢や太谿のツボを使います。

 

 

喉に違和感や声のかれで困ったときは、参考にしていただけると幸いです。

LINEで送る
Pocket

たるみ たいとる

瞼【まぶた】のたるみにツボ押しを!【すぐ効くツボ10選!】

 

たるみ たいとる

 

 

まぶたのたるみが気になる。

 

 

 

 

最近、目があけにくくなった。

 

 

 

 

周りの人に、【眠そう】と言われる。

 

 

 

 

今回は、【瞼(まぶた)のたるみ】について説明させていただきます。

 

 

 

 

瞼(まぶた)のたるみについて

 

 

 

今回は、まぶたのたるみが気になる方へ、原因と簡単に出来るセルフケアを紹介させていただきます。

 

 

 

 

では、なぜ、まぶたがたるむのか、原因を説明させていただきます。

 

 

 

 

まぶたがたるむのはなぜ??

 

 

めいく

 

 

まず、大きな原因として、関係しているのは、【筋肉】です。

 

 

 

 

目の周りには、【眼輪筋(がんりんきん)】という筋肉があります。

 

 

表情筋の図式

 

 

眼輪筋は、目をドーナツ型に囲んでいて、まぶたを閉じる作用があります。

 

 

 

 

眼輪筋は、衰えやすい筋肉と言われています。

 

 

 

 

デスクワークなどで、集中して作業している方や、スマホなどを、長時間見ている方は、自然とまばたきの回数が減り、筋肉を使っていない事が多く、たるみやすくなってしまいます。

 

 

 

 

また、女性で多いのは、メイクでつけまつげや、二重瞼を作るために使用する接着剤などが、皮膚を引っ張ると、たるみやすくなってしまいます。

 

 

 

 

他にも、遺伝であったり、体の中の循環が悪いことなどが、たるみに影響している場合があります。

 

 

 

 

東洋医学では、一般的な考え方とは別に、気・血や臓腑の状態が影響していると考えます。

 

 

 

では、東洋医学の観点から、【瞼のたるみ】について説明させていただきます。

 

 

 

 

東洋医学からみる【瞼(まぶた)のたるみ】

 

 

 

まぶたのたるみ

 

 

東洋医学では、瞼のたるむ原因として、体の中の気・血の流れが関係していると考えています。

 

 

 

 

1つ目に考えられるのは、【中気下陥(ちゅうきげかん)】という状態です。

 

 

 

【中気下陥(ちゅうきげかん)】とは

 

 

不眠イラスト

 

中気下陥とは、体のあらゆる部分が、下垂傾向にある状態の事です。

 

 

 

 

体の中に必要な【気】が不足し過ぎているせいで、力が入らなくなります。

 

 

 

 

【脾(ひ)】という臓腑は、昇清作用というものがあり、食事などの栄養分を体に行き渡らせることや、内臓の位置を留める(下垂を防ぐ)働きがあります。

 

 

 

 

中気下陥の状態だと、気が不足している状態のため、内臓に気が届かず、脾などの機能低下が見られます。

 

 

 

 

中気下陥の症状として、以下のものがあげられます。

 

 

 

  • ・顔のたるみ
  • ・瞼(まぶた)のたるみ
  • ・寝起きが疲れている
  • ・めまい
  • ・無気力
  • ・低血圧
  • ・胃下垂
  • ・子宮下垂

 

 

など、いろいろな症状がでてきます。

 

 

 

 

中気下陥の状態では、まず、体の中に気を増やす治療をします。

 

 

 

 

そこから、脾の昇清作用を高めることで、内臓の位置や、たるみが改善されます!

 

 

 

 

では、治療で使用するツボを紹介させていただきます!

 

 

 

 

【瞼(まぶた)のたるみを解消するツボ教えます♪】

 

 

(1)気海(きかい)

 

 

腰痛 気海

 

 

全身に不足している気を増やし、内臓の働きをたかめます!

 

 

 

(2)足三里(あしさんり)

 

足三里 ツボ

 

 

脾の機能を高め、血液循環を改善させます!

 

 

(3)合谷(ごうこく)

 

合谷

 

 

顔面部の問題に、合谷は、とても有効と言われています!顔のたるみやニキビ・更には、肩こり・腰痛などの様々な症状に効く万能ツボです!

 

 

 

(4)晴明(せいめい)

 

せいめい ツボ

 

 

 

目のたるみの局所穴として使用します!眼精疲労にも効くので、目がすっきりします!長時間の目の酷使で、悪くなっている循環を改善させます。

 

 

(5)陽白(ようはく)

 

陽白

 

 

眉毛の上にあるツボです!むくみにとても有効と言われています!目の周りの筋肉の血流を改善させます!

 

 

 

ぜひ、中気下陥のタイプの方は、5つのツボ押しを行って欲しいです!

 

 

 

 

ほかにも、関係している臓器として【肝(かん)と腎(じん)】があげられます!

 

 

 

【瞼のたるみ(肝・腎)による影響】

 

 

ストレス

 

 

 

まず、肝は【目】と関係が深く、肝が疲れると、眼精疲労が起こったり、影響しやすい場所になります!

 

 

 

腎(じん)も同じで、気の不足でたるみやすくなってしまうのです!

 

 

 

肝は、怒りなどの感情や、ストレスなどに影響されやすく、腎は、驚きなどの感情や疲れ、女性では、出産などでも、機能が弱まってしまいます!

 

 

 

 

たるみの改善には、やはり内臓を元気にする治療が大事です!

 

 

 

 

それでは、【肝(かん)・腎(じん)】を元気にするために、治療で使用するツボを紹介させていただきます!

 

 

 

【肝・腎の働きを高めるツボ5選!】

 

 

 

(1)復溜(ふくりゅう)

 

復溜

 

 

復溜は、腎に直接働きかけるツボです!腎の機能が高まり、水分循環が良くなることで、たるみの解消につながります!

 

 

 

 

(2)太衝(たいしょう)

 

腰痛 太衝

 

 

太衝は、肝の原穴と言われていて、元気が集まるツボになります!

 

 

 

(3)曲泉(きょくせん)

 

 

曲泉

 

 

肝の募穴です。肝の気が多く、機能が高まります!体の中の循環が改善されることで、むくみの解消につながります。

 

 

 

(4)眼晴

 

がんせい

 

 

足にあるツボになります。目の疲れからくるむくみなどの改善にとても有効です!

 

 

 

 

(5)攅竹(さんちく)

 

 

さんちく

 

 

眉毛の部分にあるツボとなります!目の問題にはとても有効となり、押すだけで目がすっきりします!

 

 

下まぶたのたるみ予防!眼輪筋(がんりんきん)リリース!

下まぶたのたるみ説明

 

 

年齢を重ねると上まぶたと同様に、下まぶたもたるんでプニプニしてきます。

 

 

これは、皮膚が萎縮する事に加えて、眼輪筋という目のまわりの筋肉が弱くなる事が原因です。

 

 

20歳代だと皮膚の厚さが2mm以上あるのですが、40代になると1.5mm前後まで薄くなります。

 

 

0.5mm以上組織が薄くなると、下まぶたにある眼窩脂肪が抑えられなくなって、脂肪が前に出てきます。

 

 

なので、下まぶたのたるみをおさえる為に筋肉のトーンを出しておく事をおすすめします。

 

 

そんな時に行いたい、眼輪筋のリリースのやり方をご紹介いたします。

 

 

 

下まぶたのたるみ予防眼輪筋リリース1

【やり方】

1.指の腹を使って、下まぶたの下にある骨を圧迫する。

2.骨に沿って、5秒づつ骨を押してリリースしていく。

3.3~5往復程度繰り返す。

 

 

 

下まぶたのたるみ予防眼輪筋リリース2

【やり方】

1.目頭を広げるように、皮膚を15秒伸ばす。

2.目の中央部で目を広げるように、皮膚を15秒伸ばす。

3.目尻を広げるように、皮膚を15秒伸ばす。

4.一連を3セット行う。

 

 

その他には、歯ブラシを使って行う目の下の皮膚誘導のやり方をおすすめします。

 

歯ブラシを使ったリリース矯正やり方

 

 

まとめ

 

ブログ

今回は、【瞼(まぶた)のたるみ】について説明させていただきました。

 

 

 

朝おきて、瞼がたるんでいると、一日のモチベーションが下がってしまいますよね。

 

 

 

そんな方へ向けて、簡単に出来るセルフケアを紹介させて頂きました!

 

 

 

また、自分の体の状態を少しでも、知っていただき、生活習慣も少しづつ改善していく事が大事になります!

 

 

女性の敵である【たるみ】を解消させましょう!

 

 

参考にしてみて下さい!

 

 

LINEで送る
Pocket

風邪表紙

かぜって鍼灸で治るの?【かぜを治す東洋医学とは】

風邪表紙

かぜを引くの多くは、免疫力が下がっている時に外部の変化に対応しきれない時におこります。

 

 

例えば暑い夏は寝苦しいので、クーラーや扇風機などをつけっぱなしで寝てしまう方も多くいらっしゃるでしょう。

 

 

しかし、うっかりタイマーもかけずにそのまま寝てしまうと、朝、喉が痛いとか、クシャミなど風邪の症状が・・・

 

冷房

 

 

夏に限らずどんな時期でも風邪には注意が必要です。

 

 

風邪を引いたら病院行くか、薬局いくか・・・と思います。

 

 

実は鍼灸でも風邪の治療は出来ます。

 

 

今回は、風邪についてお話していきます。

 

 

風邪

 

 

西洋医学では、風邪を『かぜ』と呼びますが、東洋医学では『ふうじゃ』といいます。

 

 

ややこしくなってしまうので、今回は西洋医学を平仮名で記載していきます。

 

 

かぜとは

 

 

先程、かぜと書きましたが、正式には『かぜ症候群』といいます。

 

 

倒れる

 

 

空気中のウイルスが呼吸により、口や鼻から侵入することで起こります。

 

 

ウイルスが鼻から気管支(きかんし)という空気の通り道の間で、急に炎症を起こしたことを指します。

 

 

ウイルスの違いにより症状が変わってきます。

 

 

これがインフルエンザウイルスなら、俗にいう『インフルエンザ』となります。

 

 

主な症状はくしゃみや鼻水、喉の痛み、発熱などがあります。

 

 

風邪2

 

 

かぜの治療

 

 

実はかぜに特効薬はなく、症状を抑えるものがほとんどです。

 

 

薬剤

 

 

それはかぜの原因のウイルスのほとんどが、免疫機能で十分対処できるためです。

 

 

ウイルスを倒すより、発熱や喉の痛みなどの症状を楽にして、身体を休めさせて自然治癒力を高める方が早く治っていきます。

 

 

しかし、インフルエンザは高熱を出したり感染力が強いので、病院を受診することをおススメします。

 

 

 

東洋医学のかぜとは

 

 

東洋医学では、かぜは気候の変化が関係していると考えられています。

 

 

気候の変化で身体に悪影響を与えるものを外邪(がいじゃ)と呼び、気候の変化を風(ふう)・火(か)・暑(しょ)・湿(しつ)・燥(そう)・寒(かん)の6つに分けられます。

 

 

それぞれの気候に邪をつけて呼びます。

 

 

かぜは、風邪(ふうじゃ)が、寒邪か熱邪一緒に入ってきて引き起こされます。

 

 

それぞれ寒邪と一緒に入ったものを風寒(ふうかん)、熱邪が一緒に入ったものを風熱(ふうねつ)と呼びます。

 

 

これらの中で寒気などの冷えている症状が強かったら風寒、発熱など熱の症状が強かったら風熱となります。

 

 

体温計

 

 

東洋医学では、これらの邪に対応した治療法を行っていきます。

 

 

東洋医学のかぜ治療

 

 

それでは東洋医学でのかぜの治療法についてお話していきます。

 

 

東洋医学の外邪の治療には、汗を出さして治療する『汗法(かんぽう)』という治療法を行っていきます。

 

 

汗

 

 

汗をかくには、体力がいります。

 

 

なので布団などで温かくして、外邪と戦いやすいように休息をとってあげる必要があります。

 

 

かぜの漢方治療

 

 

まずは漢方薬についてお話します。

 

 

漢方

 

 

風邪は背中にある風門(ふうもん)というツボから侵入し、首筋を通って頭にある風池というツボに集まります。

 

 

さらに寒邪は、収引という筋肉を縮ませ硬くする性質があり首こり、肩こりを引き起こします。

 

 

かぜの時に首や肩が凝ってしまうのはこのためで、この時よく効くのが葛根湯(かっこんとう)です。

 

 

首コリ

 

 

またインフルエンザで関節の節々が痛くなることがあると思います。

 

 

この時に使うのが麻黄湯(まおうとう)です。

 

 

これらの漢方薬は身体を温め、汗をかかせることで外邪を追い出していきます。

 

 

そのため漢方薬を飲む時、身体が温まりやすいように、顆粒はお湯に溶いて飲んであげると効果的になります。

 

 

漢方薬に『湯(とう)』という漢字が使われているのは、中国語で『スープ』を意味しているからです。

 

 

スープ

 

 

逆に風熱の場合は、身体を冷やしてあげる必要があります。

 

 

そのために使われるのが、『銀翹散(ぎんぎょうさん)』です。

 

 

これには、東洋医学では、熱症状とされる喉の痛みや声の嗄れにも効果があります。

 

 

かぜの鍼灸治療

 

 

鍼灸

 

 

先程は漢方薬での治療法を紹介しました。

 

 

鍼灸でかぜの治療はどうするのかについてお話していきます。

 

 

風寒と風熱で用いるツボはあまり変わりません。

 

 

今回は代表的なツボを5つ挙げていきます。

 

 

  • ・風池
  • ・風門
  • ・大椎(だいつい)
  • ・外関(がいかん)
  • ・足三里(あしさんり)

 

 

風邪のツボ

 

 

風池は風邪が集まるとされ、ここに鍼やお灸をすることで風邪を取り去ることができます。

 

 

風門は、風邪が入るところツボで、かぜの初期に背中のゾクゾクするのがこの辺りだと言われています。

 

 

大椎は、身体の熱分が集まっているところです。

 

 

ここは風熱の場合は鍼で、風寒の場合はお灸で対応していきます。

 

 

せんねん灸

 

 

外関は、外邪から身を守る気に効果があるツボとされています。

 

 

足三里は身体のエネルギーの高めるツボのため、免疫機能にも効果があります。

 

 

これらのツボを風寒か風熱かで分け、鍼やお灸を使って治療をしていきます。

 

 

東洋医学での治療は、身体の免疫機能を高めてより自然な形でかぜを治癒に向かわせていく特徴があります。

 

 

まとめ

 

 

かぜは季節を問わず、誰にでも起こり得る身近な病気です。

 

 

西洋医学では、根本治療ではなく薬で症状を抑え、自然治癒力によって治すようになっています。

 

 

東洋医学では、風寒か風熱か鑑別して治療を行っていきます。

 

 

風寒の場合は、漢方薬では葛根湯や麻黄湯、鍼灸では風池、風門、大椎、外関をお灸で治療します。

 

 

風熱の場合は、漢方薬では銀翹散、鍼灸では風池、風門、大椎、外関を鍼で治療します。

 

 

またどちらの場合でも、足三里で免疫力を強くすることも有効です。

 

 

西洋医学も東洋医学も安静にして、身体が病気と戦いやすい環境を作ることが大切です。

 

 

自然治癒力

 

 

しかし、インフルエンザや長引くものは、無理せずに病院へ行くことをおススメします。

 

 

かぜでお困りの方の参考になれば幸いです。

 

 

LINEで送る
Pocket


XO表紙

【めざせ美脚!】X脚、O脚のセルフケアをお教えします

XO表紙

 

外を歩いていると、真っ直ぐスラっと伸びた脚・・・うらやましいですね。

 

 

美脚

 

 

しかし、真っ直ぐ伸びた脚は憧れで、X脚やO脚で悩まれている方もそう少なくないはずです。

 

 

今回はX脚とO脚についてと、そのケアについてお話していきます。

 

 

X脚とO脚とは

 

 

正式には、X脚を内反膝(ないはんひざ)、O脚を外反膝(がいはんひざ)といいます。

 

 

起立した状態で前から見た時、膝が左右に曲がっている状態です。

 

 

XO脚

 

 

  • ・膝が内側に入っている⇒X脚
  • ・膝が外側に出ている⇒O脚

 

 

となります。

 

 

悪いのは見た目だけではありません。

 

 

X脚、O脚では、膝にかかる重心の位置がズレ、負担がかかる場所も変わってきます。

 

 

その結果、膝の軟骨に負担がかかり、擦り減って痛みの原因につながります。

 

 

膝痛

 

 

まずは、自分でX脚なのか、O脚なのかの簡単なチェックをしましょう。

 

 

【セルフチェック】

  • ①左右の踵をこぶし1つ分開けて立つ。
  • ②つま先を軽くV字になるくらい開きます。
  • ③背筋を伸ばしてゆっくりと曲げていきます。

 

通常では、膝は正面に向きます。

 

 

  • ・X脚では膝が内側に向かって入り込んでいきます。
  • ・O脚では膝が外側に開いていきます。

 

 

X脚、O脚は生まれつきのものと、生活習慣によるものがあります。

 

 

生まれつきのものは、治すのが大変なことが多いです。

 

 

しかし生活習慣から起こるものは、いくつかの生活習慣を見直す事で治っていくケースも少なくありません。

 

 

X脚とは

 

 

まずはX脚についてお話していきます。

 

 

X膝

 

 

 

先程にも言いましたが、X脚は膝が内側に入っている状態です。

 

 

X脚の人に多いのが、骨盤が前に傾く「反り腰(そりごし)」の人です。

 

 

骨盤が前に傾くと内またになりやすく、ふとももが内側にねじれます。

 

 

内また

 

 

ふとももが内側にねじれ、膝が内側を向き、X脚になるということです。

 

 

またヒールを履く人は、つま先立ちになり骨盤が前傾してX脚になります。

 

 

太ももの内側の筋肉が硬くなり、お尻の筋肉が弱くなります。

 

 

こうなってしまうと、お尻はたるんでいき出っ尻になってしまいます。

 

 

なので、太ももの内側である内転筋(ないてんきん)のストレッチとお尻の筋肉である大殿筋を鍛えるトレーニングが必要になってきます。

 

 

O脚とは

 

 

O膝

 

 

O脚は、X脚と反対に外側に膝が出ます。

 

 

骨盤が後ろ側に傾いているタイプに多くなります。

 

 

骨盤が後ろに倒れると膝が外に向く、いわゆる「がに股」になります。

 

 

O脚の状態は、X脚とは逆にお尻の筋肉は硬くなり、太ももの内側の筋肉が弱くなります。

 

 

太ももは太く見えお尻は横広がりとなり、見た目にもよくありません。

 

 

大殿筋

 

 

この状態でヒールなど踵の高い靴を履くと、足の親指に負担が加わり、外反拇指の原因となることがあります。

 

 

O脚では、お尻の筋肉をストレッチし、太ももの内側の筋肉を鍛えてあげる必要がです。

 

 

X脚とO脚のタイプ別ストレッチとトレーニング

 

 

ここからはトレーニングとストレッチについてお話していきますが、その前に普段意識していただくことがあります。

 

 

それは「つま先と膝のお皿が真っ直ぐ前を向くこと」です。

 

 

普通立位

 

 

ガニ股や内または、つま先と膝先が前を向いていません。

 

 

こうなると、太ももが内側か外側にねじれていることになります。

 

 

歩く時などにつま先と膝の方向に注意してみて下さい。

 

 

X脚の人のストレッチとトレーニング

 

 

X脚の人は、太ももの内側の筋肉が硬くなっているため、あぐらをかくのが苦手な人が多いです。

 

 

太ももの内側の筋肉をストレッチするため、あぐらをかくようにストレッチをします。

 

【内もものストレッチ】

  • ①あぐらをかくように床に座り、足の裏を合わせます。
  • ②息を口から吐きながら、両腕で内ももを押しながら外に開いていきます。

 

 

内転筋ストレッチ

 

 

このとき内ももが伸びていることを感じ、心地よい所で留めて下さいて下さい。

 

 

痛いくらい伸ばすのは、痛めてしまう原因になるので避けた方がいいでしょう。

 

 

また弱ったお尻の筋肉をトレーニングで鍛えていく必要があります。

 

 

特に大臀筋(だいでんきん)というお尻の筋肉を鍛えていきます。

 

 

本来、大臀筋は太ももを後ろに引く筋肉です。

 

 

なので、トレーニングでも太ももを後ろに引くように行います。

 

 

【大臀筋のトレーニング】

  • ①両手と両膝を着き、膝と股関節を90°に曲げます。
  • ②片脚を伸ばし、ゆっくり息を吐きながら下から上にあげていきます。

 

大殿筋トレーニング

 

このとき、腰が反らない様に気をつけて下さい。

 

 

O脚の人のストレッチとトレーニング

 

 

お尻の筋肉が硬くなっているO脚の人は、お尻のストレッチが大事です。

 

 

先ほどと同じく、大臀筋のストレッチを行っていきます。

 

 

【大臀筋のストレッチ】

  • ①両足を伸ばして座り、片脚を曲げて太ももの上に乗せます。
  • ②伸ばした足を曲げてお尻が伸びていることを感じて下さい。
  • ③そのまま、ゆっくり息を吐きながらお辞儀をするように体を前に倒してください。

 

 

大殿筋ストレッチ

 

また太ももを閉じる筋肉である内転筋のトレーニングも行っていく必要がなります。

 

 

【内転筋のトレーニング】

  • ①両膝が座面から少し出るくらいに椅子に座ります。
  • ②股の間にボールを挟みます。(ボールがなかったら、丸めたタオルでも代用できます。)
  • ③ゆっくり口から息を吐きながら足を閉じます。

 

 

内転筋トレーニング

 

 

このとき、太ももの内側に力が入っていることが大切です。

 

 

こちらの体操もおすすめです。

 

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

顔顎矯正・鍼灸接骨院 リビジョン(@revision_ginza)がシェアした投稿

 

 

太もも痩せするための股関節矯正体操やり方

 

 

まとめ

 

 

X脚やO脚は見た目ばかりでなく、そのままにしておくと、膝の痛みを引き起こす危険性があります。

 

 

生まれつきのものは、治すのが大変なことが多いですが、生活習慣から起こるものは、癖の見直しやストレッチ、トレーニングなどで改善することもあります。

 

 

少しずつ改善していくので、毎日続けていくことが重要です。

 

 

X脚、O脚でお悩みの方は、ご参考にしてみてください。

LINEで送る
Pocket

食欲タイトル

食欲ないのは胃に熱が溜まっている?【食欲を出すツボ5選!】

 

食欲タイトル

 

最近食欲がない

 

 

 

 

夏バテなのか、全然お腹が空かない。

 

 

 

 

ご飯の量が減った。

 

 

 

 

食べると、気持ち悪くなってしまう。

 

 

 

 

そんな悩みをお持ちの方へ。

 

 

 

 

今回は、そのような状態である【食欲不振】について説明させていただきます!

 

 

 

食欲不振とは

 

 

食欲不振というのは、全ての食べ物を食べる意欲がわかない状態の事です。

 

 

 

 

『食べたくない』状態の事です。

 

 

 

 

食欲不振になる原因として様々あるので、紹介させていただきます!

 

 

 

食欲不振の原因【西洋医学の考え方】

 

便秘 薬

 

 

西洋医学では、何らかの病気が体に影響をして、食欲が無くなっていると考えます!

 

 

 

 

影響を及ぼす病気として、以下のものが挙げられます。

 

  • ・急性胃炎
  • ・慢性胃炎
  • ・胃神経症
  • ・胃がん
  • ・膵がん
  • ・神経性食思不振症
  • ・脳腫瘍
  • ・統合失調症
  • ・精神障害

 

 

など、さまざまあります。

 

 

 

 

現代人の悩みの多くである『ストレス』も原因の一つです。

 

 

 

 

人間は、ストレスを感じると、血糖値が上昇してしまいます。

 

 

 

 

血糖値が上がることで、脳が『満腹状態』と勘違いしてしまい、食欲がなくなってしまうのです。

 

 

 

 

急性・慢性胃炎や胃神経症は、東洋医学の鍼灸治療でも改善する事があります!

 

 

 

 

東洋医学の考えでは、病気以外の体の状態から、食欲不振が起こっていると考えるので、東洋医学の考え方も説明させていただきます。

 

 

 

食欲不振の原因【東洋医学の考え方】

 

東洋

 

東洋医学で、食欲と関係するのは【脾・胃】という臓器です。

 

 

 

 

脾・胃という臓器は、食べ物の消化機能を行っている場所です。

 

 

 

 

脾・胃に何らかの影響で、ストレスが加わり、機能の低下が起こることで、食欲不振が起きてしまいます。

 

 

 

 

大きな原因として、『虚』と『熱』が関係しています。

 

 

 

 

まず初めに、『虚』について説明させていただきます!

 

 

 

脾胃虚弱(ひいきょじゃく)について

 

不眠イラスト

 

 

脾胃虚弱というのは、何らかの刺激が、脾・胃の消化器官に加わり、食べた物がうまく消化されず、胃のもたれ感や、不快感・気持ち悪さなどが、食欲不振に繋がります。

 

 

 

 

原因として、多く挙げらるのは、暴飲暴食・不摂生などの食生活の乱れや、悩み事や考えすぎなどが、気付かないうちに脾・胃などを傷つけてしまっています。

 

 

 

脾胃虚弱症の症状として、以下のものが挙げられます。

 

  • ・食欲がない
  • ・食後にお腹が張る
  • ・多く食べると嘔吐する
  • ・息切れ
  • ・疲れやすい
  • ・話すのがだるい

 

 

など、様々な症状が起こります。

 

 

 

 

脾胃虚弱を改善させるためには、鍼灸治療で、ツボを使い、脾胃の機能を回復させる必要があります。

 

 

 

 

 

また、脾胃に気が不足していため、機能の低下が起こり、全身への循環が悪くなってしまっています。

 

 

 

 

 

そのため、全身に気・血を増やし、循環を改善させる治療をします。

 

 

 

 

 

次に、『熱』が原因となる食欲不振の状態について説明させていただきます。

 

 

 

脾胃湿熱症(ひいしつねつしょう)について

 

とうがらし

 

 

脾胃湿熱症とは、体の中に湿が入り、うまく処理できずに体に湿が、停滞する事で、熱を生みます。

 

 

 

 

 

原因として、多く考えられるのは、甘いものや、脂っこいものの食べ過ぎです。

 

 

 

 

 

甘い物、あぶらものを食べ過ぎると、体の中に、湿を溜めこみやすいと言われています。

 

 

 

 

また、夏の時期に食欲がなくなる原因として多いのも、【脾胃湿熱(ひいしつねつ)】です。

 

 

 

 

日本の夏は、高温多湿と言われています。

 

 

 

 

普通の生活を送ってるだけでも、湿が体の中に入りやすくなっているのです!

 

 

 

 

脾胃湿熱症の症状としては、以下のものが挙げられます。

 

  • ・吐き気がある
  • ・全然食べれない
  • ・実際に嘔吐してしまう
  • ・上腹部がつかえて苦しい
  • ・軟便でスッキリでない
  • ・疲れやすい

 

など、食欲が出ないだけではなく、様々な消化器症状がでてしまいます。

 

 

 

 

脾胃湿熱症を改善させる為には、体の中に余分に溜まってしまった【湿熱】を取り去り、脾胃の消化機能を高める必要があります。

 

 

 

 

また、脾には運化作用があり、体の中に吸収された栄養や気・血を全身へ巡らせる役割があります。

 

 

 

 

脾胃湿熱では、運化作用の低下により、吸収されたものが、全身へ運ばれず、脾胃の中に停滞しているので、運化機能を高めなくてはいけません。

 

 

 

鍼灸治療では、ツボを使って体の中の、湿熱を取り、脾胃の機能を高める治療をしていきます。

 

 

 

 

では、食欲不振に有効なツボを紹介させていただきます!

 

 

 

 

食欲不振によく効くツボ5選!

 

 

 

どのタイプの食欲不振にも効く5つのツボを紹介させていただきます!

 

 

 

(1)足三里(あしさんり)

 

足三里 ツボ

 

胃に作用するツボと言われており、脾胃の機能を高め循環を改善させます。

 

 

 

(2)中脘(ちゅうかん)

 

生理痛 中冠

 

同様で胃の作用である、消化吸収の機能を高め、食欲がでます!夏バテにとっても有効です!

 

 

(3)胃の六ッ灸(いのむつきゅう)

 

胃の六ッ灸

脾・胃の作用を高めます!消化器系の問題全てに有効です。

 

 

 

(4)三陰交(さんいんこう)

 

生理痛 三陰交

 

気血の不足や、内臓の循環が悪い時に使用します!体の中の循環が悪い時や、婦人科疾患にも有効で、女性におすすめのツボです!

 

 

 

(5)胃兪(いゆ)

 

いゆ

 

 

名前のとうり「胃」に作用します。胃のつかえや、消化不良の時などにとても有効です!背部にあるツボなので、寝ながらテニスボールなどで、グリグリ押すのもおすすめです。

 

 

 

まとめ

 

なつ ブログ

 

 

今回は、夏の時期に多い悩みである『食欲不振』について説明させていただきました。

 

 

 

疲れなどが溜まっていたり、生活習慣の乱れ・体質など、様々な原因があります。

 

 

 

 

少しづつ、体質改善していき、内臓を強く、キレイにしましょう!

 

LINEで送る
Pocket