All posts by 小澤勇人

うつ表紙

【うつに鍼は効果がある?】心に効くツボを教えます!

うつ表紙

 

 

お仕事を頑張ってる、毎日、がむしゃらに取り組んでることありますか。

 

 

充実しているはずなのに、突然、憂鬱になって気分が落ち込み、「何もしたくなくない」なんてことないですか?

 

 

そういった人は、もしかしたらうつ病の予兆かもしれません。

 

 

自分はなんて思っている人も気を付けてください。

 

 

落ち込み

 

 

東洋医学には、心身一如(しんしんいちにょ)といって、心と体は1つにつながっているという考え方があります。

 

 

気分や心にも効かせることができるのが、東洋医学の強みです。

 

 

今回は、気分の落ち込みであるうつ病について、お話していきます。

 

 

うつ病とは

 

 

うつ病というのは、脳のエネルギーが少なくなっている状態です。

 

 

それにより、気持ちが落ち込みや物事に興味や意欲がなくなってしまいます。

 

 

またその精神的な不調が、体にも影響することも多いです。

 

 

だるさや頭痛、食欲がわかない、もしくは食べ過ぎる、不眠などの症状を引き起こすこともあります。

 

 

原因は、様々ですが、生活環境の変化が多いと言われています。

 

 

家族や親しい人の死や離別、家族や人間関係のトラブルなどの出来事がきっかけになりやすいです。

 

 

またなりやすい性格というものもあります。

 

 

義務感が強い人、仕事に熱心な人、完璧主義者の人などです。

 

 

熱心な人

 

 

こういった方は、結果が出ているうちは、よいのですが、結果がうまくいかなくなると、脳のエネルギーが不足して、うつ病になる危険性があります。

 

 

うつ病かもって思う予兆ってあるの

 

 

うつ病は、自覚症状が少なく、わかりずらい病気です。

 

 

その中でも、いくつかの予兆というものがあります。

 

 

  • ・喜びや楽しみを感じない
  • ・気分が晴れない
  • ・疲れれいるのに眠れない

 

 

こういった症状は、うつ病になりそうなサインになりますので、注意が必要です。

 

 

不眠

 

 

うつ病の治療って?

 

 

うつ病の治療は、大きく分けて3つあります。

 

 

  • ・休養
  • ・薬物治療
  • ・カウンセリング

 

 

休養

 

 

脳のエネルギー不足が原因とお話しました。

 

 

そのため、脳を休めてあげて、エネルギーを充電してあげることが、治療の基本とされています。

 

 

薬物療法

 

 

休養が重要ですが、つらい症状でその休養が取れない場合、頼るのも1つの方法です。

 

 

薬

 

 

薬には抵抗がある人が多く、特にうつ病などのお薬は、自分の人格が変わるのではないかって恐怖を感じている方もいると思います。

 

 

しかし、そんなことはなく、脳内のエネルギーをサポートするのが役割で、医師の処方を守って管理をすれば、安全に使用することができます。

 

 

また抗うつ薬は、効果が出るまでに2週間くらい時間がかかってしまう欠点もあります。

 

 

カウンセリング

 

 

うつ病を克服した時、再発しないように、精神科の医師や心理カウンセラーが行います。

 

 

考え方や行動パターンを見直して、再発しないようなアドバイスをしてくれます。

 

 

東洋医学での気持ち症状

 

 

東洋医学では、うつ病のような症状のことを鬱証(うつしょう)といいます。

 

 

ストレスにより、全身に流れているエネルギーがうっ滞していまい、イライラや精神的な落ち込みという症状がおこることを指します。

 

 

悩む

 

 

この全身を流れているエネルギーを東洋医学では「気」といいます。

 

 

また東洋医学では、臓器が感情や意思を司っていると考えられています。

 

 

この鬱証に影響する臓器は、肝・脾・心の3つです。

 

 

そして、この鬱証は、大きく2つに分けられます。

 

 

  • ・肝気鬱結(かんきうっけつ)
  • ・憂鬱傷神(ゆううつしょうしん)

 

 

1つずつお話していきます。

 

 

肝気鬱結

 

 

肝という臓器は、気の流れをスムーズにするという役割があります。

 

 

しかし、肝はストレスを受けると、気の流れのコントロールを乱してしまいます。

 

 

その結果、情緒の不安定や気分の落ち込みを起こします。

 

 

頭をかかえる

 

 

その影響は、消化吸収に関わる脾も及ぶことがあります。

 

 

そうなると、食欲不振や過食、吐き気などの症状につながります。

 

 

憂鬱傷神

 

 

肝の影響が脾に及ぶと、心の気や栄養分である血が不足していきます。

 

 

心の血が不足すると、心が司っている「神」という意思に影響が出ます。

 

 

神とは、感情や意思を統括している『心(こころ)』のことです。

 

 

この神が、心の血が不足することで、不安定になってしまい、悲しみや不安、憂鬱などの精神不安定な状態となります。

 

 

この2つのどちらかの状態が長く続いてしまうと、さらに体への症状を引き起こしてしまいます。

 

 

うつに効くツボとは

 

 

それでは、ツボの話をしていきます。

 

 

先ほど挙げた肝気鬱結や憂鬱傷神など精神安定に効果のあるツボをご紹介します。

 

 

  • ・百会(ひゃくえ)
  • ・四神聡(ししんそう)
  • ・膻中(だんちゅう)
  • ・太衝(たいしょう)
  • ・神門(しんもん)

 

 

百会

百会

 

ここは、頭をすっきりさせてくれるツボです。

 

 

また心にある神を落ち着かせていくれる効果もあります。

 

 

四神聡

四神総

 

百会から上下左右に指1本ズレたところにあります。

 

 

百会と同じように頭をすっきりとさせ、精神を安定させる効果があります。

 

 

膻中

だん中

 

 

気の流れをスムーズにするツボです。

 

 

特に、心を含んだ胸周りの気の流れを正しい方向へ流してくれるツボです。

 

 

太衝

太衝

 

ここも気の流れをスムーズするツボです。

 

 

ここは、肝に効くツボなので、イライラや気分の落ち込みなどに有効です。

 

 

心兪

心兪

 

ここは、心に栄養を与え、神を安定させてくれるツボです。

 

 

心の気の流れを整える効果もあります。

 

 

神門

しんもん

 

 

ここは、心の気を増やしてくれるツボです。

 

 

不眠やヒステリーにも効き目があるとされています。

 

 

まとめ

 

 

うつ病は、脳のエネルギーが少ない状態で、気持ちが落ち込みや意欲の低下などの症状があります。

 

 

またその精神的な不調が、体にも影響することも多いです。

 

 

原因は、生活環境の変化が多いです。

 

 

自覚症状は少ないですが、予兆があるので、そういったサインに注意が必要です。

 

 

うつ病の治療は、3つあり、休養・薬物治療・カウンセリングを必要に応じて、使い分けていくことが重要です。

 

 

東洋医学では、鬱証といい、肝気鬱結と憂鬱傷神があります。

 

 

これらには、 百会・四神聡・膻中・太衝・神門などのツボが有効です。

 

 

うつ病のような気分の落ち込みや不安がある人の参考になれば、幸いです。

LINEで送る
Pocket

タイトル

【動画で分かる!】足のむくみを解消する1日3分マッサージ!

 

 

 

今回は、女性の悩みで多い【足のむくみ】について、紹介させていただきます。

 

 

 

ヒールを1日中、履いていた日や、飲みすぎ・食べ過ぎの次の日などに、【むくみ】を経験した方も多いと思います。

 

 

 

自分でどういう風に、【むくみ】を解消するべきか、分からず、悩んでいる方が多いと思います。

 

 

 

そんな方に向けて、

 

 

今すぐにでも出来る!1日3分!簡単セルフマッサージを、紹介します!

 

 

 

まず、【むくみ】が、起きている時の体の状態を簡単に、説明させていただきます。

 

 

むくみとは

むくみ

 

むくみという状態は、体の中に、余分な水分がたまっている状態です。

 

 

 

原因として考えられる事は、様々あります。

 

 

現代医学と東洋医学では、考え方が大きく異なります。

 

 

まず一般的なむくみの原因を紹介させていただきます。

 

むくみの原因【現代医学の考え方】

 

多く考えられるものとして、食べ過ぎや、飲みすぎなどで、内臓が、疲れている場合や、冷えや気候の変化などで、血流が悪くなっている事が、あります。

 

 

足のむくみとは、一般的に立ち仕事の方に多い症状ですが、実はデスクワークの人にも良く見られます。

 

 

どちらの状態も、同じ姿勢を続けていることで、足の血液の循環が悪くなり、余分な水分が、体に溜まっているからです。

 

 

次に、東洋医学から見る、むくみの原因を紹介させて頂きます。

 

 

むくみの原因【東洋医学の考え方】

ロールケーキ

 

東洋医学では、体の中を流れている、気・血の状態や、五臓六腑といわれる内臓の状から、原因を考えています。

 

 

東洋医学でむくみと関係しているのは【脾(ひ)】という臓器と、【痰湿(たんしつ)】というものです。

 

 

体の中に【湿(しつ)】という、いらない生理物質がたまると、循環が悪くなり、むくみが起こると考えています。

傘ブログ

 

湿というのは、梅雨や夏の時期に多く、重くベタベタしています。

 

 

気候のほかにも、体に湿が溜まる原因として、考えられるのは食べ物です。

 

 

甘いものの食べ過ぎや、揚げ物などの油っぽいものの食べ過ぎは、脾(ひ)という、消化器官の機能を低下させてしまいます。

 

 

消化がうまく行えなくなった結果、体の中に【湿(しつ)】が溜まってしまいます。

 

 

食生活が原因で、自ら体の中に【湿(しつ)】を、溜めてしまっている場合があるので、食生活を見直す事もとても大事です。

 

 

東洋医学では、ツボを使い治療を行います。

 

 

では、むくみの状態に有効なツボを紹介させていただきます。

 

むくみにすぐ効く!簡単ツボ5選!

 

 

(1)豊隆(ほうりゅう)

 

むくみの特効穴と言われています。水分の調節を行っているので、むくみにおすすめのツボです!

 

 

(2)足三里(あしさんり)

 

足三里 ツボ

こちらは、脾(ひ)の機能を高める作用があります。

 

(3)三陰交(さんいんこう)

生理痛 三陰交

 

体の中の血液循環を促進させる作用があります。

 

 

以上のツボ押しを、簡単なので、いつでも試してみてください。

 

 

他にも、むくみの解消法として様々なものがあります。

 

 

  • ・歩くなどの軽い運動
  • ・職場で膝かけなどを使い、冷えの予防
  • ・同じ姿勢にならないように、意識的に動く
  • ・冷たいものばかりではなく、常温の飲料などに変える
  • ・入浴でしっかり温める
  • ・入浴中や、お風呂上りにマッサージを行う

 

特に、よく効いて、即効性があるものは、マッサージです。

 

 

今回は、足のむくみのマッサージのポイントを説明させていただきます。

 

 

簡単!1日3分でできるセルフマッサージ!

まとめ 画像

 

足のマッサージを行うことで、血液の循環がよくなり、むくみの解消になるので、ぜひ行ってみてください。

 

 

(1)まず、つまさきから、踵(かかと)に向かって優しくマッサージをしていきます。

 

(2)次に、足の指を一本ずつ、つまむようにマッサージをします。

 

 

これを行うことで、足の末端の、血液循環がよくなります。

 

(3)くるぶしの周りをマッサージしていきます。

 

 

くるぶしの周りは、あまり気にされない方も多いと思いますが、マッサージを行うことで、循環改善され、足が軽くなります。

足裏

(4)続いて、足の裏全体を、揉んでいきます。足の疲れが気になるときなどは、強めにマッサージしてください。

 

(5)足の甲を、指先から足首に向かって、こするように、マッサージしていきます。リンパを流すようなイメージで、優しく行ってください。

ふくらはぎ

(6)そして、むくみを感じやすい部位のふくらはぎのマッサージをしていきます。アキレス腱の部分から膝の裏にかけて、少し強めに行ってください。入浴中などに行うと、効果が高まります。

 

 

(7)次は、膝裏を、グリグリ押していきます。膝の裏は、膝窩(しつか)リンパという、リンパが集まっている場所があります。とても大事な部位です!

 

いくらマッサージしても、膝窩リンパが、詰まってるとむくみが、繰り返されてしまいます。膝の裏は、よくマッサージをしてください!

 

太もも

 

(8)最後に、太ももから、鼠径部にかけてマッサージをしていきます。太ももの裏、表、両側10回ずつ行って下さい。強めのマッサージがよく効きます。

 

 

以上が、簡単にできる【足のむくみ解消マッサージ】です!1日3分でできるので、とてもおすすめです!

 

 

また、入浴中や、お風呂上りに行うことで、血行がよくなり、効果がとても高まります!

 

 

参考にしてみてください。

LINEで送る
Pocket

【動画で学ぶ】目と顔の歪みを治す体操2つのポイント

まずは、こちらをご覧下さい。

 

 

この動画では、顔の歪みを治して、目の矯正体操をご紹介しています。

 

 

体操を行う上でのポイントは、2つあります。

 

 

目を顔の歪みを治す体操のポイント

  1. 1.首の傾きを治す
  2. 2.顎の曲がりを治す

 

 

頻繁に寄せられる質問に答えながら、体操のポイントをお伝えします。

 

 

参考にして下さい。

 

 

顔の歪みとは?

 

顔の歪みがある女性のイメージ画像

 

  • ・目の高さや大きさが左右で異なる。
  • ・鼻が曲がっている。
  • ・エラの高さや大きさに左右差がある。
  • ・耳の高さが違う。
  • ・頬骨の大きさや出っ張りが違う。
  • ・顎先が左右どちらかに曲がっている。

 

 

これらに当てはまる方は、顔が歪んでいる可能性が高いです。

 

 

なぜ、顔が歪むのかという疑問の答えの1つがこちら。

 

 

日常生活の癖。

態癖

 

 

例えば、食事の仕方。

 

片側で噛む女の子

 

 

片側の奥歯だけ使って噛む癖のある方は、顔が歪みやすいです。

 

 

加えて、顎が左右に正しく動かない方は、歪みがひどくなる可能性が高くなります。

 

 

モグモグ食事する頭蓋骨

 

 

症状の進み具合によっては、歯の噛み合わせ治療が必要な場合もあります。

 

 

顎を曲げて噛み合わせるイメージ

 

 

そして、顔が歪みがひどくなってくると、次の問題が生じてきます。

 

 

目の高さや大きさに左右差がでる。

 

目の左右差の原因は癖と骨の成長にある

 

 

この部分が、今回治していきたい歪みになります。

 

 

体操のポイント

 

体操のポイントをペンで示している女性

 

 

今回の体操のポイントは、次の2つです。

 

 

  1. 1.首の傾きを治す
  2. 2.顎の歪みを治す

 

 

首の傾きを治すポイント

骨格模型による胸鎖乳突筋の働き

 

 

首の傾きを治すには、次の方法があります。

 

 

胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)のストレッチ

 

左の胸鎖乳突筋のストレッチ

 

 

胸鎖乳突筋とは、首を捻じった際に盛り上がる筋肉になります。

 

 

この筋肉が緊張すると、首は曲がります。

 

 

そして、顎が曲がり、顔面骨のかみ合わせが悪くなります。

 

 

なので、この筋肉のバランスを良くしていきましょう。

 

 

やり方のポイント

この筋肉は、側頭骨の乳様突起(にゅうようとっき)と呼ばれる部分から、鎖骨にくっついている筋肉です。

 

 

この筋肉を伸ばすようにストレッチを行っていくのですが、この時のポイントがあります。

 

 

それは息を深く吐くように、深呼吸を行う事です。

 

息を吐く少年の画像

 

息を吐く際に肋骨は下がります。

 

 

息を吐く時の肋骨と横隔膜の動き

 

 

すると、呼吸を止めてストレッチを行うよりも、筋肉が伸ばされ効果が高くなります。

 

 

息を止めずに、ストレッチを行って下さい。

 

 

 

顎の歪みを治すポイント

眼窩のイラスト

 

 

目の高さが変わる理由は、眼窩(がんか)と呼ばれる部分に問題があります。

 

 

この部分を自分で治す事は難しいのですが、それに対して顎も歪むと目が歪んできます。

 

 

顎の歪みには、2つ種類があります。

 

 

  1. 1.位置がずれている場合。
  2. 2.動きが悪い場合。

 

 

見かけ上、まっすぐな顎の方でも、顎の動きが悪くなり、目が傾いてみえる方の多いです。

 

 

なので、この部分の矯正を行っていきます。

 

 

体操のポイント

舌の解剖学

 

顎に歪みがある方の多くで、舌の筋肉が衰えている事が確認できます。

 

 

舌の筋肉は、顎の動きや位置を整える時に非常に重要な器官の1つです。

 

 

なので、舌先で割りばしをしっかりと持ち上げて支えるように、体操を行ってきましょう。

 

 

割りばしを舌先を押さえる

 

 

目まわりの骨のセルフ矯正

 

顎を一緒に目の周りの骨の矯正を行ってみましょう!

 

こちらをお試しください

 

【目の大きさの左右差を治す矯正(その1)】

目の大きさの左右差を治すセルフ矯正その1やり方

 

 

【目の大きさの左右差を治す矯正(その2)】

目の大きさの左右差を治す矯正体操その2やり方

 

 

【目の大きさの左右差を治す矯正(その3)】

目の大きさ左右差を治す矯正体操その3やり方

 

 

こちらの動画も参考にしてみてください。

 

 

 

 

頻度や体操を行う期間について

体操の頻度や期間に関する疑問

 

この体操に限らず、沢山体操を行えば早く治ると考えて、1日に何回も行う方もいらっしゃいます。

 

 

ですが、1日に何回も行うというよりは、少ない回数でも3ヶ月以上続けて行った方が、効果は高いです。

 

 

最低、1日1回。

出来れば、3セットが理想的です。

 

 

毎日、コツコツ続けて歪みを整えてみて下さい。

 

LINEで送る
Pocket

肩表紙

【3つの邪を取れば薬いらず!】五十肩の症状の治すツボ5選

肩表紙

 

日本では、自覚症状で多いものは、肩こりと腰痛です。

 

 

デスクワークなどの背中を丸める姿勢が増えた結果、現代病とも言えます。

 

 

「肩こりかな」っていう違和感程度だったのが、痛くなってきて挙がらなくなったら・・・。

 

 

それは、五十肩かもしれません。

 

 

五十肩は、痛みが強く、動かせなくなることが、特徴です。

 

 

これは、痛み適切な治療とリハビリが必要となります。

 

 

さらに五十肩の症状には、鍼灸が効果絶大なんです。

 

 

そこで今回は、五十肩の治療について、東洋医学の考え方を入れながらお話していきます。

 

 

五十肩とは

 

 

先ほども言いましたが、いきなり現れる「肩の痛み」と「肩が挙がらなくなる」という症状が、五十肩の代表的な症状です。

 

 

肩痛

 

 

特に、痛くて夜眠れない「夜間痛」というものもあります。

 

 

原因は、肩周りの組織の炎症によるもので、肩関節周囲炎とも呼ばれています。

 

 

そして、五十肩では、症状によって、大きく3つの時期に分けられます。

 

 

  • ・炎症期
  • ・拘縮回復期
  • ・回復期

 

 

1つずつ解説していきます。

 

 

炎症期

 

 

五十肩の中で、一番痛みが強い時期です。

 

 

痛みや動かしずらさなどの症状が、1ヵ月~半年かかることもあります。

 

 

夜間痛が出てくるのもの時期です。

 

 

夜間痛では、眠る時、腕の下に枕やクッションなどを置くと楽になることが多いです。

 

 

肩枕

 

 

拘縮期

 

 

激しい痛みが落ち着いてくると、肩の動きが悪くなり、動かしにくくなります。

 

 

これを拘縮期と言います。

 

 

痛いからと言って、動かさないでいると、肩関節は、拘縮(こうしゅく)といって、固まって動かなくなってしまいます。

 

 

そのため、たとえ痛みがあっても、ある程度動かしてあげなければなりません。

 

 

この拘縮期で、ちゃんとリハビリができているか、そのあとの回復期での治り方が変わってきます。

 

 

回復期

 

 

痛みがほぼなくなり、少しずつ肩の動く範囲が広がってくる時期です。

 

 

回復して元に戻るまでには、半年から1~1年半かかります。

 

 

しかし、リハビリを怠ってしまうと、肩を動かせる範囲が狭まってしまうので、しっかりとリハビリを行うことが重要です。

 

 

五十肩の治療

 

 

病院で、「五十肩です」と言われても、治療法は、痛み止めと安静になります。

 

 

薬

 

 

またそのあとは、リハビリを行うこともあります。

 

 

五十肩の有名なリハビリ体操『アイロン体操』

 

 

五十肩で痛いからと言って、動かさないと肩が動かせなくなってしまいます。

 

 

そのため、リハビリをしていかなければなりません。

 

 

そこで、五十肩のリハビリで有名なのが「アイロン体操」です。

 

 

アイロン体操

 

 

この体操ができた当時は、ちょうどよい重さがないため、アイロンで代用したため、「アイロン体操」と言われますが、500~1000mlのペットボトルでも代用できます。

 

 

これは手を下に垂らし、錘を手でつかんで、ゆっくりと動かしていくというリハビリの体操です。

 

 

こうすることで、肩周りのストレッチを行えます。

 

 

あくまでもストレッチなので、痛ければ良いわけではなく、心地よい範囲にしてください。

 

 

五十肩を予防する矯正体操

五十肩になってしまうと、どんな治療をしても治すのに時間がかかってしまいます。

 

 

大事な事は予防です!

 

 

今回は、姿勢を良くしながら肩の動きを改善させる矯正体操をご紹介いたします。

 

 

【五十肩予防矯正体操(その①)】 

五十肩を予防する矯正体操その1

 

 

【五十肩予防矯正体操(その②)】 

五十肩予防矯正体操その2

 

 

【五十肩予防矯正体操(その③)】

五十肩予防矯正体操その3

 

 

こちらの動画を参考に行ってください!

 

 

 

 

東洋医学での五十肩

 

 

東洋医学では、免疫力の低下と栄養不足で起こります。

 

 

東洋医学の考え方で、気候の変化が体に悪影響を与えるという考えがあります。

 

 

体に悪影響を与える気候を『邪』といい、五十肩と関係のあるのは「風邪(ふうじゃ)」、「寒邪(かんじゃ)、「湿邪(しつじゃ)」といいます。

 

 

この3種類の邪が同時に入ることを「痺証(ひしょう)」といい、どの邪が強いかで症状が変わってきます。

 

 

ひしょう

 

 

風邪が強ければ、筋肉を傷つけ、肩から首やうなじにまで痛みが広がります。

 

 

湿邪が強くれも、筋肉を傷つけ、痛みは一ヵ所ですが、患部が腫れます。

 

 

寒邪が強ければ、骨を傷つけ、痛みが激しく、温めると症状が楽になるという特徴があります。

 

 

治療法としては、この3つの邪を取り去る治療を行います。

 

 

ツボは、以下の5つを使います。

 

 

・肩髃(けんぐう)

・肩貞(けんてい)

・臀臑(ひじゅ)

・曲池(きょくち)

・外関(がいかん)

 

 

肩のツボ

 

 

最初の3つは、肩周りにあるツボです。

 

 

痛む場所に近いのに加え、原因となる邪気を取り去るツボです。

 

 

曲池、外関は、患部から離れていますが、これも原因を治してくれるツボになります。

 

 

これらのツボを痛気持ちいい範囲で、ほぐしてからリハビリ行ってください。

 

 

またほぐして痛かったり、リハビリをして痛かった時は、無理をせずに中止してください。

 

まとめ

 

 

五十肩は、肩が痛み、腕が挙がらなくなります。

 

痛みが最も強くなる炎症期、肩の動きが悪くなる拘縮期、徐々に動かせるようになってくる回復期の3つに分けられます。

 

 

動かさないでいると、拘縮してしまう恐れがあるので、「アイロン体操」など、肩周りのストレッチやリハビリが大切です。

 

 

東洋医学では、五十肩は、免疫力の低下と栄養不足で起こります。

 

 

痺証によるもので、風邪と寒邪、湿邪のどの邪が強いかで症状が変わります。

 

 

治療法は、3つの邪を取る治療を行います。

 

 

ツボは、肩髃、肩貞、臀臑、曲池、外関を使いほぐしてから、リハビリ行ってください。

 

 

五十肩でお困りの方の力になれば、幸いです、

LINEで送る
Pocket

胃痛胃もたれのツボ表紙

【東洋医学のプロが教える】胃痛・胃もたれのツボ6選

胃痛胃もたれのツボ表紙

うだるような残暑も落ちいてきました。

 

 

これからは、秋へと向かっていきます。

 

 

秋といえば、実りの秋ですね。

 

 

食べ物が美味しく実り、様々な食材が旬を迎えます。

 

 

そうなってくると、ついつい食べ過ぎたり、無茶食いが多くなってくると思います。

 

 

あんまり暴飲・暴食は、胃に悪いですよ。

 

 

飲みすぎ・食べ過ぎで、次の日に、胃が痛い、胃がもたれるなんて人、多いのではないでしょうか。

 

 

そこで今回は、胃痛・胃もたれを解消するツボを皆さんにお教えしまします。

 

 

胃痛

 

 

胃のことを知ろう

 

 

まず初めに、胃についてお話します。

 

 

胃は、食べ物を溶かして、吸収しやすいように、消化するところです。

 

 

そのため、胃からは胃酸や消化酵素が分泌されています。

 

 

これにより、食べ物が溶かされることで、その先の小腸で栄養が吸収できます。

 

 

胃酸から胃を守る

 

 

胃酸は、塩酸が主成分なので強力な酸です

 

 

これは、食べ物を消化すると同時に、殺菌する役割もあります。

 

 

しかし、強力な酸のため、胃の壁自体も溶かしていまいます。

 

 

そのため、胃の表面は、粘液で覆われていて、胃自身を守っています。

 

 

胃の健康

 

 

この胃酸と粘液の2つが、バランスよく胃から出ていることで、胃は正常に働くことができます。

 

 

胃酸が強すぎたり、粘液が少なかったりすると、胃が溶かされて、胃炎や胃潰瘍になってしまい、胃酸が少ないと、消化不良になってしまいます。

 

 

ストレスと胃炎は、どうして関係あるの

 

 

胃炎

 

 

胃粘液は、胃が塩酸や消化酵素で溶かされないように、胃を保護する役割があります。

 

 

この胃の分泌には、自律神経が関係しています。

 

 

自律神経には、仕事や学校など活動している時に働く交感神経と休憩や睡眠などリラックスしているときに働く副交感神経があります。

 

 

胃酸の分泌は、リラックスしている副交感神経が働くことで起こります。

 

 

しかし、ストレスや暴飲暴食でリラックスできないと、副交感神経はうまく働かず、胃酸と粘液の出るバランスが崩れ、胃炎や胃潰瘍などの胃痛につながってしまいます。

 

 

胃薬の種類

 

 

暴飲暴食による胃炎や胃潰瘍の胃痛は、胃酸と粘液のバランスが崩れることが原因です。

 

 

この胃酸と粘液のバランスを整えることで、胃痛が楽になります。

 

 

胃薬

 

 

暴飲暴食の胃薬には、大きく分けて2種類あります。

 

 

  • ・胃酸が出るのを抑える薬
  • ・胃粘液を出すのを促す薬

 

 

病院で痛み止めをもらったことがある人は、一緒に胃薬を処方されたことがある人も多いと思います。

 

 

これは、痛み止めには、胃の粘液を作るのを妨げてしまう恐れがあるからです。

 

 

そのため、胃の粘液を出すのを促す薬が出されます。

 

 

東洋医学の胃痛・胃もたれ

 

 

では、東洋医学では、どう考えるのでしょうか。

 

 

胃は食べ物を消化する役割とされています。

 

 

さらに消化して栄養となる必要なものは脾に、不必要なものは小腸に分別する役割もあります。

 

 

臓腑

 

 

この役割が、様々な原因で妨げられることで、胃痛・胃もたれが起こります。

 

 

胃痛・胃もたれの原因は、4つに分けられます。

 

 

  • ・胃脘食滞(いかんしょくたい)
  • ・肝胃不和(かんいふわ)
  • ・寒邪犯胃(かんじゃはんい)
  • ・脾胃虚寒(ひいきょかん)

 

 

1つずつ説明していきます。

 

 

胃脘食滞

 

暴飲暴食が主な原因で、胃の必要なものと不必要なものとの分別が、追い付かなくなり、胃で滞ってしまう状態です。

 

 

暴飲暴食

 

 

保和丸や健脾丸という漢方薬を使いますが、日本では販売していません。

 

 

肝胃不和

 

 

肝という臓器は、胃が脾に必要な栄養を運ぶ際、手伝いをする役割があります。

 

 

しかし肝は、ストレスに弱いで、ストレスを受けると、胃や脾の手伝いができなってしまいます。

 

 

その結果、胃に負担がかかり、胃痛や胃もたれを起こします。

 

 

イライラや怒りっぽい人になりやすく、肋骨とおなかの境目に張った痛みなどの症状が出ることがあります。

 

 

このときは、小柴胡湯や大柴胡湯などを使います。

 

 

寒邪犯胃

 

 

生ものや冷たいものを食べ過ぎて、胃を冷やしてしまったときに起こります。

 

 

またお腹を出して、冷やしてしまっても起こることがあります。

 

 

胃寒

 

 

下痢を伴うこともあり、暖めると楽になります。

 

 

安中散という漢方薬を使います。

 

 

脾胃虚寒

 

 

冷たいものを食べすぎが続いたり、働きすぎなどで疲労が溜まった状態が、長く続くことで起こります。

 

 

体力の消耗によるもので、空腹時に痛み、疲れやすさや食欲不振、さらに冷えると悪化するのが特徴です。

 

 

黄耆建中湯を使います。

 

 

胃痛・胃もたれに効果的なツボ6選

 

 

ここまで、東洋医学の胃痛をタイプ別に分けて説明しました。

 

 

ここからは、胃痛・胃もたれに効くツボをお話していきます。

 

 

今回は、特に効果的なツボを6つに絞りお話していきます。

 

 

  • ・足三里
  • ・肝兪
  • ・脾兪
  • ・胃兪
  • ・中脘
  • ・内関

 

 

冷やして痛くなるタイプは、ツボ押しでも有効ですが、お灸のほうが効果が高いです。

 

 

足三里

 

足三里

 

 

ツボの中で、トップクラスに有名なツボで、様々な事に効くことから「万能穴(ばんのうけつ)」とも呼ばれます。

 

 

4つに分けたタイプのすべてに効果的があります。

 

 

肝兪・脾兪・胃兪

 

 

肝兪、脾兪、胃兪

 

 

このツボは、背中に縦3つ並んであり、3つ合わせてあります。

 

 

それぞれの臓器と同じ高さにあり、胃腸の不調には、ここが張るなどの特徴も出ます。

 

 

脾兪・胃兪の両方とも、すべてに効きますが、肝兪は、とりわけ『肝脾不和』に有効です。

 

 

中脘

 

 

ちゅうかん

 

 

お腹の胃の上にあるツボで、押すと苦しくなってしまいます。

 

 

そのため、お灸などで温めるのが良く、寒邪犯胃、脾胃虚寒の冷えているタイプにおススメです。

 

 

内関

 

 

内関

 

 

腕にあり、比較的押しやすいツボで、胃の流れを正常に戻します。

 

 

胃で流れが滞る胃脘食滞に有効です。

 

 

また胃が、食べ物を順調に小腸へ送るのを助けるため、吐き気止めとして、有名なツボです。

 

 

まとめ

 

 

胃は、胃酸と消化酵素で食べ物を溶かして、吸収しやすいように、消化するところです。

 

 

胃酸は、胃自体も溶かすため、粘液で守り、この2つのバランスが崩れると、胃痛が起こります。

 

 

そのため、この2つのバランスを整えるのが、胃薬です。

 

 

東洋医学では、胃痛・胃もたれの原因は、胃脘食滞・肝胃不和・寒邪犯胃・脾胃虚寒の4つに分けられます。

 

 

胃痛や胃もたれに効くツボは、足三里・肝兪・脾兪・胃兪・中脘・内関で、症状に合わせて、ツボ押しやお灸など温めると、楽になります。

 

 

胃痛や胃もたれが、つらい時に参考にしていただけましたら、幸いです。

LINEで送る
Pocket


疲れ目 タイトル

たった4つのツボで改善!【鍼灸師が教える疲れ目の原因とケア】

疲れ目 タイトル

 

 

最近、目が疲れる。

 

 

仕事で、画面を見る時間が増えた。

 

 

首コリ・肩こりがひどく、目の奥が痛くなる。

 

 

作業していると、目が疲れて集中できない。

 

 

 

など、辛い眼精疲労でお悩みの方。

 

 

そんな方に向けて、

 

 

【眼精疲労】の原因、セルフケアとストレッチを紹介させていただきます!

 

 

【眼精疲労】について

頭痛

眼精疲労とは、目を使う作業を続ける事によって起こる、目の疲れや痛み、ひどくなると、吐き気や頭痛などの全身症状が出る事をあります。

 

 

眼精疲労の原因も、さまざまあり、現代医学・東洋医学で、考え方が変わります!

 

 

それでは、現代医学の考え方から説明させて頂きます!

 

 

眼精疲労の原因【現代医学の考え方】

 

 

眼精疲労の原因として、多く考えられるのは、デスクワークなどで、目を使用している時間が長時間になっていることです!

 

 

他にも、スマホの普及による目の酷使や、眼鏡やコンタクトレンズの度が、合っていないことなども、眼精疲労の原因となります!

 

 

また、緑内障や白内障などが、眼精疲労を引き起こしている事もあります!

 

 

 

気になるようでしたら、一度、医療機関を受診することも、おすすめです!

 

 

現代医学の考え方では、上記であげたように、視作業のし過ぎや、病気などが、原因として、関わってきます!

 

 

東洋医学では、考え方が異なり、体の中の気・血や、五臓六腑の機能が、何らかの影響をおよぼします!

 

 

それでは、東洋医学の考え方を紹介させていただきます!

 

 

眼精疲労の原因【東洋医学の考え方】

内臓 ブログ

 

東洋医学では、眼精疲労になりやすいお体の状態として、『肝血虚証(かんけっきょしょう)』が、あげられます。

 

 

東洋医学では、こう治す!【眼精疲労の治し方♪】

ストレス

 

東洋医学では、原因として多い、【肝血虚(かんけっきょ)】の症状を、改善させると眼精疲労が、改善されると考えています!

 

 

それでは、『肝血虚(かんけっきょ)』という状態について、詳しく説明させて頂きます!

 

 

【肝血虚(かんけっきょ)について】

たちくらみ

 

肝血虚という状態は、【肝】という臓器の血液循環が悪くなり、血が不足している状態の事です。

 

 

 

肝という臓器は、【目・筋・子宮】と、関係が深いと言われています!

 

 

なので、肝に何らかのトラブルが起こると、目の疲れや痛み・筋肉のひきつり(足がつるなど)が起こります!

 

 

肝は、蔵血作用(ぞうけつさよう)というものがあり、夜寝ている時に、全身の血を集めて、留めて置き、運動などの必要な時に、分配させる働きです!

 

 

なので、【血】が足りないと、目や筋に影響が出やすく、眼精疲労が起こりやすくなってしまいます!

 

 

肝血虚になりやすい方の特徴として、以下のものが挙げられます。

 

 

  • ・もともと虚弱体質の方
  • ・不摂生な食事が多い方
  • ・ストレスをためやすい方

 

特に、ストレスや、怒り・イライラなどの感情は、【肝(かん)】を、傷付けやすいと言われています!

 

 

ストレスで、暴飲暴食をされていたり、食事を十分にとられていない方に、とてもなりやすいです!

 

 

肝血虚(かんけっきょ)証になると、全身にさまざまな症状が、でてしまいます!

 

 

よく見られる症状として、以下のものが挙げられます!

 

  • ・目のかすみ
  • ・目の疲れ
  • ・眼精疲労
  • ・筋肉のひきつり
  • ・肩こり・首こり
  • ・耳鳴り
  • ・めまい
  • ・顔色につやがない
  • ・月経量が少ない
  • ・目の乾き

 

など、全身にさまざまな不調が現れます。

 

 

肝血虚を治す為には、全身の血液を増やし、肝の機能を高める治療をします!

 

 

東洋医学では、鍼灸治療を行う際に、『ツボ』を使用します!

 

 

体の中に、ツボは約370個近くあると言われています!

 

 

 

それぞれのツボ、ひとつひとつが、別の働きをもっています。

 

 

今回は、全てのツボの中で、肝血虚(かんけっきょ)にとても有効なツボを4つ紹介させていただきます!

 

たった4つのツボ押しで、疲れ目改善!【おすすめツボ】

 

(1)血海(けっかい)

生理痛 血海

 

血海(けっかい)というツボは、ツボの名前の通り、血が多い場所です!全身の血液循環を改善させます!お風呂などで、温めながら押すことも、循環が良くなるので、おすすめです!

 

(2)膈兪(かくゆ)

腰痛 膈兪

 

膈兪というツボは、血会(けつえ)と呼ばれていて、血にとても関係の深いツボとなります!膈兪を刺激すると、全身の血液の巡りが、よくなるおすすめのツボです!

 

(3)肝兪(かんゆ)

肝兪

 

肝兪は、肝に直接作用する働きが、あります。肝の気が多く集まるツボなので、機能が高まり、元気になります!

 

(4)陽陵泉(ようりょうせん)

陽陵泉

 

陽陵泉は、温かい気が多いツボとなるので、全身の循環が、改善されます!また、肝血虚の症状である、筋肉のひきつりに、とても有効なツボとなります!

 

 

この4つのツボを押すだけで、改善が見れれるので、ぜひおこなってみてください!

 

 

ツボ押し以外にも、簡単に出来るケアとして、『ストレッチ』があるので、紹介させていただきます!

 

 

眼精疲労に効く!簡単ストレッチ!

 

 

 

眼精疲労に効く1日1分ストレッチを紹介させていただきます!

 

(1)ゆっくりと、眼球を左にまわします:1~2周

 

 

(2)次に反対の右に眼球をまわします:1~2周

 

 

(3)1回、リラックスさせ、今度は、より目にさせます!:3~5秒

 

 

(4)最後に、5秒ほど、ギュッと目をつむり、開きます!:1~2回

 

 

 

このストレッチを行うことで、目のまわりの血流が改善され、眼精疲労の予防にもつながります!

 

 

ツボ押しと、セルフケアは、簡単にすぐに出来るので、是非、行ってみて下さい!

 

 

また、目が疲れてくるとむくんんで目が小さくなってきてしまう方もいらっしゃいます。

 

 

そんな方におすすめしたマッサージがこちらです!

 

 

 

 

まとめ

ホットアイマスク

 

今回は、『眼精疲労』について説明させて頂きました!

 

 

現代病の1つともいわれているので、悩まれている方が、とても多くいます!

 

 

そんな方に向けて、簡単にすぐできる、セルフケアを紹介させて頂きました!お家や職場、『眼精疲労』が辛くなってきた時に、すぐ試してみて下さい!

 

 

他にも、お風呂や、ホットタオルなどで目の周りを温めることも、疲れが取れるので、おすすめです!

 

LINEで送る
Pocket

土踏まずの痛みの原因を説明したブログのイメージ画像

ジョガーの土踏まずの痛みの原因は足裏の栄養不足【ツボ6選】

足裏の表紙

 

 

皆さん、運動されていますか。

 

 

最近では、朝や休みの日にジョギングなどの運動をさせる方も増えていているみたいです。

 

 

皇居ランを楽しまれている方も、多いのではないでしょうか?

 

 

ランニング

 

 

しかし、ジョギング中、なんらかのはずみで、違和感が・・・

 

 

不幸にも負傷されてしまう方もいると思います。

 

 

特にアスファルトを走る方で、足の裏が痛くなっている方はいませんか。

 

 

ジョガーの方は、お医者さんには『足底筋膜炎』と診断されるかと思います。

 

 

しかし、東洋医学の考え方の『足裏の栄養不足』かもしれません。

 

 

今回は、そんなジョギングを頑張っている方のために、『足底筋膜炎』や東洋医学でいう『足裏の栄養不足』というものについてお話していきます。

 

 

足裏の構造

 

 

まずは足底筋膜炎についてお話していきますが、その前に、足首から下の構造についてお話していきます。

 

 

足の裏には、3つの大きな役割があります。

 

 

  • ・クッションの役割:体の体重を受ける。
  • ・安定させる役割:体がぶれない様に支える。
  • ・バネの役割:前に進むために力出す。

 

 

この3つの役割を果たすために、足の裏は、橋のアーチのような形をしています。

 

 

内側アーチと足底

 

 

またこの形は、坂やデコボコの地面でも安定して歩くのに適した構造になっています。

 

 

このアーチを維持するために、足の裏でかかとから扇状につま先に向けて広がっているのが、足底筋膜です。

 

 

足底筋膜炎

 

 

足の指を上に向けると、足底筋膜は引っ張られ、緊張します。

 

 

歩いていて踵が上がり、つま先が足の甲側に反ると、足底筋膜が引っ張られます。

 

 

アーチと筋膜

 

 

そうすると、弓の弦を引っ張ると、弓のしなりが強くなるように、縦のアーチが深くなり、蹴り出す力になります。

 

 

足底筋膜炎とは

 

 

ジョギングやランニングをすると、繰り返し足底筋膜が、引っ張られることになります。

 

 

繰り返し引っ張られたことで、足底筋膜のついているところに傷がついてしまうことがあります。

 

 

その結果、炎症を起こし痛くなってしまう状態を足底筋膜炎といいます。

 

 

足底筋膜炎の疼痛

 

 

またハイヒールを良く履く人は、足のアーチが高くなってしまうことがあります。

 

 

これは、ハイアーチという状態で、足底筋膜がピーンと張ってしまうため、足底筋膜炎の原因にもなります。

 

 

足底筋膜炎の治療ってなにするの

 

 

足底筋膜炎が起きたら、どうすればいいのでしょうか。

 

 

足底筋膜炎の治療は、基本的に安静にして休ませるという保存療法が一般的です。

 

 

病院で痛みが強いものは、炎症を引かせる注射や手術をすることもあります。

 

 

またアキレス腱のストレッチするだけでも、足底筋膜の負担を和らげる目的では、効果があります。

 

 

負担を減らす方法としては、インソールを入れたり、テーピングを行うこともあります。

 

 

キネシオ

 

 

キネシオテーピング

 

 

キネシオテープとは、伸び縮みをする性質のあるテープを貼り、筋肉の補助をする役割があります。

 

 

これにより、足底筋膜の負担を和らげることができます。

 

 

足底筋膜炎では、足の裏にキネシオテーピングを貼ります。

 

 

張り方のとても簡単なのでご紹介します。

 

 

  1. ①キネシオテープを足の裏のサイズに合わせて切ります。
  2. ②一方を2~3cm程残して、それを縦に5等分に切ります。
  3. ③切っていない方を、かかとに張り付けます。
  4. ④かかとから足の指1本1本に向けて、軽く引っ張りながら貼っていきます。

 

 

熊手テープ

 

 

この時、テープがシワにならないようにちゅうしてください。

 

 

東洋医学の『足裏の栄養不足』とは

 

 

ここからは、東洋医学での考えを説明していきます。

 

 

まず東洋医学では、痛みが出る原因は、2つです。

 

 

  • ・気血が不足して、栄養を与えられず痛む。
  • ・気血の流れが滞って痛む。

 

 

歩く・走るという体を動かしているということは、気血がスムーズに流れているということです。

 

 

ひたすら歩いたり、走ったりするなど、動きすぎで痛む場合、足の裏の筋肉の栄養分が不足して痛むと考えます。

 

 

東洋医学では、体のエネルギーを気、栄養分を血といい、その通り道を経絡といいます。

 

 

経絡

 

 

この経絡は、全身に張り巡らされていて、担当している筋肉があります。

 

 

経絡が担当している筋肉を経筋といい、足の裏の筋肉は、腎経という経絡の経筋になります。

 

 

そのため、腎経に関係するツボを取ります。

 

 

土踏まずの痛みの原因を取るツボ

 

 

それでは、ツボについて、お話していきます。

 

 

  • ・太渓(たいけい)
  • ・復溜(ふくりゅう)
  • ・築賓(ちくひん)

 

 

足首経穴

 

 

これらのツボを取り、経筋への流れをよくすることで、足裏に栄養が届きます。

 

 

また足の裏にある3つのツボも使います。

 

 

足の指の方から涌泉(ゆうせん)、足心(そくしん)、失眠(しつみん)とあります。

 

 

足裏ツボ

 

 

これらのツボを足底筋膜炎のツボとして取ります。

 

 

しかし、手のひらや足の裏などは神経が過敏のため、鍼では非常に痛いです。

 

 

そのため、足裏の3つのツボは、基本的にお灸やツボ押しの方が向いています。

 

 

お灸では3穴使いますが、ツボ押しでは、涌泉と足心が良いでしょう。

 

 

それは失眠はかかとの中央にあり、押しても効果が薄いためです。

 

 

お灸やツボ押しにより、気血を巡らせて痛みを取ります。

 

 

また西洋医学的にも、足底筋膜がツボ押しにより張りが緩むのと、お灸で温まることで血流が上がるので有効です。

 

 

まとめ

 

 

足底筋膜炎とは、ジョギングやランニングなどで、繰り返し足底筋膜が、引っ張られ炎症を起こし、痛くなってしまう状態です。

 

 

治療法は、安静にして足の負担を取ることですが、キネシオテーピングなどで負担を軽くすることができます。

 

 

東洋医学では、使い過ぎによる足の裏の経筋の栄養不足と考えます。

 

 

そのため、腎経の太渓・復溜・築賓のツボを使います。

 

 

また足の裏にある涌泉、足心、失眠ツボも有効です。

 

 

足の裏に痛みのある方がいましたら、是非お試しください。

LINEで送る
Pocket


首 タイトル

鍼灸師が教える首の痛みの解消法♪【5つのツボで治ります!】

首 タイトル

 

 

最近、首コリがひどい。

 

 

 

デスクワークなどで、目や首の後ろ全体がだるい。

 

 

首コリが気になり、仕事に集中できない。

 

 

ストレートネックと言われた事がある。

 

 

など、現代人の悩みで多い【首コリ・首の歪み】

 

 

今回は、【首コリ・首の歪み】について説明させていただきます。

 

 

首コリ・歪みとは

首こり

 

まず、首コリというのは、首の筋肉が緊張して、血行が悪くなり、そこに、発痛物質が溜まり、痛みを引き起こしてしまいます。

 

 

その状態を、【首コリ】といいます。

 

 

首コリが起こる原因も様々考えられるので、そちらを紹介させていただきます!

 

首コリの原因【現代医学の考え方】

デスクワーク

 

 

現代人の多くは、デスクワークやスマホの長時間使用によるものが原因として多くあげられます。

 

 

デスクワークの場合では、長時間同じ姿勢で過ごしている事が多いため、筋肉が固まってしまい、血行が悪くなってしまいます。

 

 

 

スマホの使用の場合では、首と顔が下を向いている姿勢を取っている事が多く、骨の位置が歪んでしまいます。

 

 

本来、首の骨(頚椎)は、ゆるやかなカーブで、保たれていますが、スマホなどを見る姿勢が悪いと、カーブを失った状態になります!

ストレートネック

 

この状態をストレートネック(スマホ首)といい、カーブが失われたことで、頭の重みが、首の骨に直に負担をかけてしまいます!

 

 

 

その結果、首コリや肩こり、他にも頭痛やめまい、腕のしびれなどが、出てくる場合があります!

 

 

パソコン・スマホを見る姿勢などは、癖になってしまっている場合が多いですが、目線を下に向かないように意識することや、首を温めって血流を改善させる事がとても大事です!

 

 

 

また、首コリには、東洋医学の鍼灸治療が、とても有効です!

 

 

 

首の筋肉に、直接鍼を打つ事で、凝っている筋肉がゆるみ、血流が、改善されます。

 

 

また、内臓の機能が悪くなっていることで、首コリが起こっている場合があるので、内臓の機能を整える治療も行います。

 

 

東洋医学では、首コリの原因を気・血・五臓六腑の状態が、影響していると考えています。

 

 

次に、東洋医学の考え方を紹介させていただきます。

 

 

首コリの原因【東洋医学の考え方】

 

鍼灸

東洋医学では、コリと関係しているものとして、【気(き)】という生理物質が挙げられます。

 

 

【気(き)】というのは、全身を巡っている『エネルギー』の事です。

 

 

 

気というエネルギーは、筋肉にも栄養与え、運動の調節を行ってくれています。

 

 

 

なので、全身を流れている気の流れに問題が起こると、筋肉にも悪影響がでてしまします。

 

 

 

コリと関係の深いものとして、【気滞(きたい)】という気の病態があるにで、気滞について説明させていただきます。

 

東洋医学ではこう治す!!【原因とセルフケア】

気滞

東洋医学では、首コリは、【気の滞り】が原因と考えています!

 

 

なので、【気滞(きたい)】が治ると、首コリが改善されます!

 

それでは、【気滞(きたい)】とは、どういう状態なのか、原因とケアを紹介させていただきます。

 

【気滞(きたい)】とは

ストレス

 

気滞というのは、全身を巡っている気の流れや動きが悪くなっている状態の事です。

 

 

全身への気の流れや、調節を『肝(かん)』という臓器の疏泄機能(そせつきのう)が、行っています。

 

 

疏泄機能(そせつきのう)は、気・血などの生理物質を、体のすみずみまで、行き渡らせることや、気持ちに余裕を生み、心と体のバランスを取っています。

 

 

 

肝は、精神的なストレスに弱く、機能の低下が起こりやすい臓器です。

 

 

 

疏泄機能の低下が起こると、心と体のバランスが悪くなり、イライラや怒りやすくなったりしてしまいます。

 

 

 

更に、気の滞りが起こることで、首コリ・肩こりなどの全身症状も出てしまいます。

 

 

首コリ・肩こり以外にも、様々な症状が出ます!【気滞(きたい)】の全身症状として、以下のものが挙げられます。

 

  • ・イライラ
  • ・怒りっぽい
  • ・首コリ・肩こり
  • ・脇胸部が張る
  • ・胸が張り痛む

 

 

など、様々なものがあります!

 

 

 

気の滞りなど、体の中に原因がある場合は、そこを改善出来ないと、痛みをまた繰り返してしまいます。

 

 

 

それでは、すぐに出来る【簡単セルフケア】をお教えします♪

 

 

おすすめなのが【ツボ押し】です!

 

 

 

東洋医学では、体の中の気や血の問題や、五臓六腑などの内臓に異常が出た時などに、【ツボ】を使用して、治療を行います!

 

 

ツボは、体中にたくさんありますが、一つ一つ作用がちがいます!

 

 

今回は、【気滞が原因となる首コリ】に有効なツボを5つ紹介させていただきます!

 

【気になる首コリに!【即効性のあるツボ5選!】

 

(1)太衝(たいしょう)

 

腰痛 太衝

 

太衝(たいしょう)というツボは、気の滞りを改善させ、全身の気の巡りをスムーズにする作用があります!

 

 

(2)壇中(だんちゅう)

壇中

 

壇中(だんちゅう)のツボも、気の流れをスムーズにする作用があります!ツボ押しで、心も落ち着くおすすめのツボです!

 

 

(3)肝兪(かんゆ)

 

気の滞る原因として、一番多い【ストレス】を、改善させるツボになります!

 

(4)風池(ふうち)

不眠症 風池

 

 

首の付け根あるツボです!首コリの局所穴として使用します!

 

 

(5)天柱(てんちゅう)

 

天柱

天柱も首にある局所穴です!ツボ押しを行うことで、首の筋肉の血流が改善され、首コリが楽になります!

 

 

 

この5つのツボ押しを、気になる時に是非行ってみて下さい!

 

 

また、ツボ押し以外にも簡単にできるケアの『ストレッチ』を紹介させていただきます。

 

 

自宅やオフィスですぐできる【簡単ストレッチ】

 

首コリや歪みがきになる時に簡単に出来る【ストレッチ】を紹介ていただきます!

 

 

(1)まず、首ぼ後ろに両手を組みます。

首 ストレッチ

 

(2)その状態のまま手の力でゆっくり首を前に倒します。この時、呼吸を止めずに、大きく息を吐きながら行って下さい。(手を組むのが難しい場合は、タオルなどで行ってみて下さい。)

 

 

(3)その状態を10~15秒キープしてください。

 

 

(4)ゆっくり元の位置に戻し、今度は、顔を上にあげるように動かします!

 

 

ストレッチ

(5)そこでも、呼吸を止めずに、10~15秒キープです!

 

 

これを一日2~3回、気になる時に行ってみて下さい!(無理のない範囲で、行いましょう)

 

 

まとめ

まとめ 画像

 

今回は、多くの方の悩みである【首コリ・首の歪み】について説明させて頂きました。

 

 

お仕事で、1日中パソコンの前にいる方や、スマホの普及により、携帯を長時間使用している方が増えています!

 

 

 

なかなか、生活習慣を変える事や癖を治す事は、難しいと思いますが、スマホを見る時の姿勢に気を付けたり、ストレスを溜めこまない事がとても大事です!

 

 

また、簡単なケアがたくさんあるので、[ストレッチ・ツボ押し]をぜひ、試してみて下さい!

 

 

辛い悩みである[首コリ・首の歪み]を改善させましょう!

 

 

参考にしていただければ幸いです!

 

LINEで送る
Pocket


笑顔の表紙

スマイル美人のススメ【笑顔のための筋肉とトレーニングを教えます】

笑顔の表紙

 

 

笑顔は作れていますか?

 

 

付き合いなどで作り笑いばかりしている方も、多いのではないのでしょうか。

 

 

苦笑い

 

 

笑顔がきれいな人は、大変魅力的ですよね。

 

 

初めて会った人が、素敵な笑顔をしていると、第一印象は非常に良いと思います。

 

 

そこで今回は、素敵な笑顔を作る筋肉とそのトレーニング方法について、お話していきます。

 

 

好印象な笑顔のポイントとは

 

 

笑顔1

 

 

人に好印象を持ってもらうための笑顔には、大きく2つのポイントがあります。

 

 

  • ・口角が上がった三日月状の口
  • ・目尻がかがった三日月状の目

 

 

最初は、笑顔の口についてお話していきます。

 

 

笑顔の口の形

 

 

笑顔の口のポイントは、4つの口の形と3つの歯の見え方にあります。

 

 

口の形では、上唇と下唇の中心の高さと口角の高さの位置関係で4つに分けます。

 

 

唇の形

 

 

Aは、口角が上下の唇の中心より上にある形で、三日月状になります。

 

 

皆さんが、笑顔と言って最もイメージしやすく、好印象な形だと思います。

 

 

Bは、口角と上唇が同じ高さにある形で、下に弧を描く半円型です。

 

 

笑うセールスマンの喪黒福蔵は、この形ですね。

 

 

Cは、口角が上下の唇の間にある形で、楕円型になります。

 

 

Dは、口角と下唇が同じ高さにある形で、上に弧を描く半円型です。

 

 

この形は、口角挙筋(こうかくきょきん)という口角を挙げる筋肉が、衰えた高齢者に多いです。

 

 

また歯の見え方によって、3種類に分かれます。

 

 

歯の種類

 

 

1つ目は、上の歯と歯茎だけ見えるタイプです。

 

 

2つ目は、上の歯と下の歯が見えるタイプです。

 

 

3つ目は、下の歯と歯茎だけ見えるタイプです。

 

 

この4×3の組み合わせの12種類のスマイルがあります。

 

 

比較的、好まれるのが、Aと1の組み合わせです。

 

 

三日月状

 

 

この口の形を作る際に大切となってくるのが、口周りの筋肉になります。

 

 

笑顔に関する筋肉は、6つあります。

 

  • ・眼輪筋(がんりんきん)
  • ・大頬骨筋(だいきょうこつきん)
  • ・小頬骨筋(しょうきょうこつきん)
  • ・口輪筋(こうりんきん)
  • ・口角挙筋(こうかくきょきん)
  • ・口角下制筋(こうかくかせいきん)

 

 

表情筋

 

 

特に、頬にある筋肉は、口角を持ち上げるのに重要となってくる筋肉です。

 

 

また歯茎の見え方でも印象が変わります。

 

 

歯茎の見えている範囲は、1mm以内が望ましく、3mm以上になると「ガーミースマイル」といい、少し印象が変わってきます。

 

 

ガーミースマイル

 

 

これが骨格や歯並びなどが原因の場合は、美容整形や審美歯科の治療が必要です。

 

 

しかし、上唇挙筋(じょうしんきょきん)という筋肉の上がり過ぎの問題では、トレーニングで改善できる可能性があります。

 

 

スマイルラインとは

 

 

さらに整った歯並びも、美しい笑顔に不可欠です。

 

 

ただ単に歯並びがそろっているというわけでなく、スマイルラインが整っていることが重要です。

 

 

スマイルラインとは、笑顔で歯が見える際、上の歯の先の並びが結んだ線のことを言います。

 

 

スマイルライン

 

 

このスマイルラインが、下唇に沿う曲線になっていて、さらに顔の中心線がスマイルラインと一致していることが、スマイルラインが整っているといいます。

 

 

笑顔の目の形

 

 

ここからは、笑顔でもう1つポイントとなる目の話をしていきます。

 

 

作り笑いでの違和感は、「目が笑っていない」ということが多いです。

 

 

目

 

 

目は笑顔の時に、目尻が下に下がる「月目」になると、印象の良い笑顔になります。

 

 

これは目の周りにある筋肉、眼輪筋の作用によるものです。

 

 

眼輪筋

 

 

眼輪筋は、目を囲むように輪を作っている筋肉で、カメラの絞りのように目の開け閉めを行っています。

 

 

この眼輪筋を、三日月状に閉じれるようにトレーニングを行っていきます。

 

 

素敵な笑顔のための筋肉トレーニング

 

 

さて、いよいよ笑顔のためのトレーニングについて、お話をしていきます。

 

 

最初にお伝えした、「口角が挙がった三日月状の口」と「目尻の下がった三日月状の目」を目標にトレーニングを行っていきます。

 

 

スマイルトレーニング

 

 

割り箸を使って、口角を上に挙げるためのトレーニングになります。

 

 

<方法>

1.割り箸を前歯から4つ目の歯に挟みます。

 

 

2.口角を割り箸よりも高くなる位置まで挙げます。

※このとき、頬が盛り上がることを意識し、頬以外のの筋肉をに力が入らないように注意してください。

 

 

3.その位置で留め、15秒キープして戻します。

 

 

4.一旦、力を抜いて、1から繰り返し行い、10回繰り返してください。

 

 

割り箸口角トレーニング

 

 

ポイントは、頬以外の筋肉を抜き、頬の筋肉で挙げイメージで行ってください。

 

 

これを行うことで、頬の筋肉を鍛えることができ、理想的な笑顔を作ることができます。

 

 

特に頬にある大頬骨筋は、衰えてしまうと老けた印象になるので、トレーニングで衰えないようにする必要があります。

 

 

またガーミースマイルが筋肉の問題であれば、上唇挙筋の力が抜いて口角が挙げられれば、ガーミースマイルが改善される可能性があります。

 

 

月目のトレーニング

 

 

次に目のトレーニングについて、お話していきます。

 

 

目のトレーニングを行い、眼輪筋を鍛えていきます。

 

 

<方法>

①片目は大きく開き、もう片方は、ウインクの要領で片目を、ギュッと閉じでください。

 

 

②閉じた目は、頬に付くようなイメージで、強めに閉じてください。

※この時、笑顔クセをつけたいので、頬は上に挙げるようにしてみてください。

 

 

③3秒ほどキープしたら、これを左右を交互に、5回ほど繰り返してください。

 

 

目のトレーニング

 

 

終わった後は、目の周りを少しマッサージするか、蒸しタオルなどで温めてあげると、目の疲れが楽になります。

 

 

1日10回程度でいいので、毎日続けるようにしていきましょう。

 

 

まとめ

 

 

好印象な笑顔のポイントは、口と目が、三日月状になっていることです。

 

 

口は、口角が唇の真ん中より上に挙がった三日月状で、上の歯が見えている状態です。

 

 

このとき、歯茎が見えすぎない方が良いとされています。

 

 

また見えている歯の歯並びが整っていて、スマイルラインと顔の正中線が一致しているとより綺麗に見えます。

 

 

笑顔のための目は、目尻が下に下がった三日月状の目が好まれます。

 

 

口と目を三日月状にするために、表情筋のトレーニングを行うことで、素敵な笑顔を作ることができます。

 

 

男女の笑顔

 

 

上手に笑うのが苦手な方は、参考にしていただけると幸いです。

LINEで送る
Pocket


頭痛 絵

頭痛の原因は食事から?【即効性のある簡単ツボ押し教えます♪】

頭痛 絵

 

最近、頭痛がひどい

 

 

気候の変化で、体調が悪くなる。

 

 

頭が重い感じがして、仕事に集中できない。

 

 

目が疲れると頭痛がする

 

など、

 

 

辛い頭痛を経験されたことのある方も多いと思います。

 

 

今回は、多くの方が経験されたことのある【頭痛】、その中でも、【内臓】からくる頭痛について、説明させて頂きます。

 

 

頭痛とは

頭痛

 

まず、頭痛というのは、頭部に起こった痛みの総称です。

 

 

 

頭痛が起こる原因として、様々なものがありますが、東洋医学と西洋医学で、考え方が大きく変わります。

 

 

 

まず、西洋医学の考え方の方から説明させていただきます。

 

 

頭痛の原因【西洋医学の考え方】

 

くすり

西洋医学では、何かしらの疾患が原因で、頭痛を引き起こしていると考えています。

 

頭痛と関わる疾患として、以下のものが挙げられます。

 

  • ・片頭痛
  • ・筋緊張性頭痛
  • ・脳出血
  • ・緑内障
  • ・眼精疲労
  • ・神経症状や眼疾患
  • ・頭部外傷による頭痛

 

など、様々あります。

 

 

デスクワークの方などは、目が疲れてきて、頭痛が起きたり、首・肩こりがひどくなり、頭痛が起こってしまいます。

 

他にも、気候の変化など、身近なものでも、様々な要因が考えられます。

 

 

緊張性頭痛や片頭痛は、東洋医学の鍼灸治療でも、治す事ができます!

 

 

次に東洋医学から考える【頭痛】の原因を紹介させていただきます。

 

 

頭痛の原因【東洋医学の考え方】

水分

 

東洋医学では、体の中を流れている気・血の状態や、五臓六腑の機能の低下などが、【頭痛】に関わっていると考えています。

 

 

では、東洋医学の観点からみる【頭痛の原因】について説明させていただきます。

 

 

東洋医学ではこう治す!【頭痛の治し方】

 

鍼灸

 

東洋医学で、頭痛は、【脾(ひ)・肝(かん)・腎(じん)】の3つの臓腑と、密接に関わっています。

 

 

この3つの臓腑の機能が、正常に行われていて、バランスが取れていることで、頭痛が、改善されると考えています。

 

 

 

中でも、原因として、多く考えられるのは、【脾(ひ)】の病態です。

 

 

 

今回は、【脾(ひ)】という臓腑が、関係している【頭痛】について、説明させて頂きます。

 

 

 

内臓からくる頭痛の原因【脾(ひ)の病態】

内臓 ブログ

 

それでは、【脾(ひ)】という臓腑について、詳しく説明させて頂きます。

 

 

 

【脾(ひ)】という臓器は、【運化機能(うんかきのう)】というものを行っています。

 

 

【運化機能(うんかいきのう)】は、食べ物の消化・吸収を行っている場所です。

 

 

また、体の働きに必要な気・血を吸収し、全身へ送り出しているのです。

 

 

なので、運化機能の働きで、全身が栄養され、バランスが保たれているのです。

 

 

ですが、何らかの影響で、【脾(ひ)】の機能が低下してしまうと、頭部にも上手く栄養が行かなくなり、その結果、頭痛が起こってしまいます。

 

 

【脾(ひ)】の機能が、低下する原因も様々あります。

 

 

日常生活で多く考えられるのは、バランスの悪い食事と不摂生です!

 

 

例えば、甘いものや、あぶらっこいものの食べ過ぎは体の中に【湿(しつ)】を溜めてしまいます。

揚げ物

 

【湿(しつ)】というものは、重くベタベタしている性質があります。

 

 

 

なので、体の中に湿が溜まってしまうと、気・血の循環にまで、悪影響がでてしまいます。

 

 

また、考えすぎや思い悩むことも【脾(ひ)】を傷つける原因となります。

 

 

食事の不摂生や疲れ・悩みすぎなどが原因で、脾の機能が弱まっている状態の事を、【脾気虚(ひききょ)】といいます。

 

 

 

また、お酒の飲み過ぎや、油っこいもの・甘いものの食べ過ぎなどはで、体の中に湿が溜まっている状態の事を、【脾胃湿熱(ひいしつねつ)】といいます。

 

 

 

【脾気虚(ひききょ)】と【脾胃湿熱(ひいしつねつ)】は、同じ【脾】の病態ですが、治療でつかうツボが、変わってきますので、そちらも説明させて頂きます。

 

 

内臓からくる【頭痛】には、このツボを!【簡単ツボ押し教えます♪】

 

 

まずは、【脾気虚(ひききょ)】と【脾胃湿熱(ひいしつねつ)】の両方の症状に有効な共通穴を紹介させていただきます。

 

 

(1)脾兪(ひゆ)

 

脾兪

 

脾兪(ひゆ)は、ツボの名前の通り、【脾】に直接作用します。脾の運化機能(うんかきのう)が、高まることで、全身への血液循環が改善されます。頭部や頸部にも、血がしっかり巡ることで、頭痛が改善されます。

 

(2)足三里(あしさんり)

 

足三里 ツボ

 

足三里(あしさんり)というツボは、脾胃の機能を高めるツボになります!足にあるツボなので、押しやすく、おすすめです!

 

次に、【脾気虚(ひききょ)】の治療で使用するツボを紹介させていただきます!

 

(3)気海(きかい)

生理痛 気海

 

気海(きかい)は、気の海というくらい気が、集まっている場所です!脾気虚の状態では、全身を巡る、気の量が不足しているので、気海を使用して、気・血の循環を促します。

 

 

(4)壇中(だんちゅう)

壇中

 

壇中も、気を増やすためにとても有効なツボなので、使用します。

 

 

次は、【脾胃湿熱(ひいしつねつ)】の治療で使用するツボを紹介させていただきます。

 

 

(5)豊隆(ほうりゅう)

 

生理痛 豊隆

豊隆は、体の中に溜まってしまっている湿を取り除く作用があります。余分な湿を取り除いて、循環を改善させる為に使用します。

 

 

(6)曲池(きょくち)

曲池 便秘

 

湿が体の中に停滞していると、同時に熱を生んでしまっている場合があるので、体の中の熱を取り除くために使用します。

 

 

 

以上の6つのツボ押しを、是非行ってみて下さい。

 

 

 

まとめ

サラダ

 

今回は、たくさんのかたが、一度は経験されたことのある【頭痛】について説明させて頂きました。

 

 

そのなかでも、【内臓】からくる頭痛です!

 

 

 

なかなか、内臓の不調が原因で頭痛が起こることを、知っている方は少ないと思いますが、食生活を見直すことで、頭痛の改善が出来るのです!

 

 

 

油っこいものや甘い物の食べ過ぎに気を付けたり、お酒の飲み過ぎ・暴飲暴食を控えることなどが、とても大事になります!

 

 

 

また、紹介させて頂いた、ツボ押しを行って頂くことで、【脾】の機能が改善され、全身へ栄養が巡る様になりますので、是非行ってみて下さい!

 

 

内臓の不調を治して、辛いお悩みである【頭痛】を改善させましょう!

 

 

参考にして頂ければ幸いです。

LINEで送る
Pocket