なで肩。それは女性とっては女らしさを強調するが、男性にとってはあまりうれしくない姿勢の1つ。
なで肩を治したくて矯正をうけたけどいまいち治らなかったという方、それには3つ理由があります。
この3つの位置関係が悪いままだと、なで肩は矯正できません。そしてもしこの3つをキレイに矯正できたとしても、その後の自己メンテナンスを怠るとなで肩は元の戻ってしまいます。
今回はなで肩が治らなかった理由と、どうすれば効果を維持できるのかのアドバイスをお伝えしていきます。
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肩の先の事を解剖学用語で肩峰(けんぽう)といいます。この肩峰が首の付け根の骨よりも著しく下にある肩の状態をなで肩をいいます。
男性だと弱々しい印象を与えるためあまり好まれる姿勢ではない事が多いです。ではなぜなで肩の矯正を受けたにも関わらずに治らない事があるのでしょうか?
鎖骨は胸骨を呼ばれる胸の中心の骨と後述する肩甲骨とを繋げている骨になります。
この鎖骨の胸骨についている部分の問題で鎖骨が下方向にくっ付いている方はなで肩になり易く、また矯正し辛い部分ではあります。
『鎖骨をマッサージしてデコルテ美人になる方法3選』を参考に鎖骨の調整を行って下さい。
肩甲骨は背中にある骨で鎖骨と繋がっています。
この骨が歪み、下方向や斜め前方向ににずれるとなで肩になってきます。しかしこの部分が矯正しやすい場合が多いです。
『巻き込み肩の矯正は自分でも出来るの?【矯正と矯正維持のやり方3選】』に自分で出来る矯正の方法を説明がありますのでご覧になって下さい。
胸郭とは肺や心臓を守る骨で上半身にあるドーム型の骨の事をいいます。
この骨は背骨と胸骨をくっ付いている肋骨と胸郭には直接くっ付いていない肋骨の集合で出来ている骨なのですが、この骨の付き方が垂直に近ければ近い程なで肩になってきます。
そしてその場合は矯正が難しくまた、維持をするのが難しい場合も多いです。『銀座の整体から巻き肩を治すアドバイス【巻き肩を治すなら肋骨から治す3つの理由と体操法】』を参照に胸郭の矯正を行って下さい。
鎖骨、肩甲骨、胸郭の3つに問題があるとなで肩は矯正し辛いという事でしたが、その問題をクリアできたとしても尚、なで肩は元に戻り易いです。
なぜなら長年なで肩の状態で過ごしていたので筋肉がその状態を記憶しているからです。
そしてその記憶を書き換えなで肩を治す為には脳の性質を利用していかなければなりません。
脳の地図の書き換えとはどういう事かといいますと、脳の神経細胞の構造を変化させるという事です。
例を挙げて説明していきます。もしなにかの事故で中指を失ったとします。すると脳では中指からの情報は受けられなくなります。
すると今まで中指を担当していた脳の部分は萎縮(縮む)してきますが、人間の脳内ではその失った部分を代償しようと人差し指の情報を受け取っていた脳の部分が肥大(大きく)していきます。
脳を一つの地図だと例えるとその地図が書き換えられたわけです。これを脳の地図の書き換えと表現します。
では何故脳の地図の書き換えがなで肩矯正維持を関係あるのかといいますと、なで肩を治すには脳を鍛えなければならないからなのです。
なで肩の筋肉と脳の関係:
今までなで肩でいたが為に使っていた筋肉があります。この筋肉をなで肩筋肉という事にします。
なで肩矯正で骨格を整えても脳ではまだこのなで肩筋肉の担当部分が大きいのでなで肩の状態をなかなか忘れる事が出来ません。
すると筋肉に引っ張られてまたなで肩に戻ってきてしまいます。なのでその為には脳にあるなで肩を治す為に筋肉の部分を肥大させ脳の地図が書き換える必要があります。
これを怠った為なで肩矯正を行っても、なで肩が治らなかったという方が大勢いらっしゃいます。
なで肩の筋肉を弱めてよい状態を維持させる方法をご紹介いたします。今回はゴムチューブを使った体操になります。
①仰向けに寝てください。
②両手にゴムチューブを持って手を体の横に置いて下さい。
③股関節と膝を90度に曲げて足が浮いた状態を作って下さい。
④片方の手は下げたまま、もう片方の腕の肘は伸ばしたまま斜め45度に挙げゴムチューブを伸ばして下さい。
⑤口から息を吐きながら伸ばしていって下さい。そして息を吐ききったら腕を元の位置に戻して下さい。
⑥この一連の動作を3回3セット行って下さい。
なで肩の矯正を受けたが思ったような効果が出なかった方。その理由は3つありました。
そして矯正が上手くいってもすぐ元に戻ってしまう原因は次の理由からでした。
●なで肩の筋肉が発達していて正しい骨格に位置を保てない。
しっかり矯正された状態をキープする為には次の事が必要になります。
●脳の仕組みを利用して正しい筋肉を活性化させる。
なで肩が肩こりの原因になる場合もなりますし、肩の高さが左右で違う原因も同じ理由からくる事が多いです。
なで肩でお困りの方は是非参考にしてみて下さい。
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