仕事をする上で、誰でも最初は未経験者です。
経験の少なさから、辛い思いをする事も多いのではないでしょうか?
整骨院で働く場合も一緒です。
学校で基本をいくら学んだとしても、いざ働いてみると学校で習った通りにいかず、落ち込んだりイライラする事も多いでしょう。
整骨院勤務未経験者が仕事上で辛く感じる事は、次の3つです。
整骨院の仕事は、施術で患者さんの悩みや症状を治す事です。
しかし、経験がない分どのように施術を行えば良いのかが、分からないのです。
しかも、院長や先輩セラピストも仕事で忙しくしている為、仕事の邪魔をしてはいけないと思い、なかなか声をかけ辛いという場面も多々あります。
僕も最初の1年目は、気がついたら1時間同じ場所につっ立っていた。
なんて事もありました。
また、この業界。
拘束時間が長い事でも有名です。
10~11時間拘束されるなんて当たり前。
それでも将来の為だと我慢する方が多いです。
そんな数ある困難の中でも最も辛い事が、患者さんを治せないという事です。
全く評価されませんし、期待のされていないといった状況は、かなりキツいものです。
では、この3大苦に対して、整骨院勤務未経験者はどのように対処していけば良いのでしょうか?
その対処法を考えていきたいと思います。
目次 [非表示]
就職した整骨院が、とんでもなくブラック会社でない限り、1年間我慢して下さい。
1年我慢出来ればかなり楽になります。
なぜ、柔道整復師や鍼灸師を目指したのか、常に初心を忘れないようにしてみて下さい。
●柔道整復師になって、患者さんを楽にしてあげたい。
努力を続ければなれます。
●スポーツ選手のサポートをしたい。
スポーツ選手のトレーナー業務を行っている整骨院でキャリアを積んで下さい。
任せてもらえる日がくるはずです。
●患者さんをきれいにしてあげたい。
美容に対する整骨院のポジションが確立されつつあります。
やるなら早めの行動をおすすめします。
●お金を稼ぎたい。
感謝されてお金を貰える職業なんて、素晴らしいとは思いませんか?
では、もう具体的に対処法を考えていきましょう。
今回は、辛く感じるであろう3つの問題。
これらについて、対処法を学んでいきましょう。
働き始めは、施術に入る事が出来ません。
かといって、なにもしないわけにもいきません。
最初に出来る仕事といったら、掃除でしょう。
清潔にする事がキライな人もいないでしょうし、先輩方がやりたがらない仕事を率先して行う事で、評価も上がる事でしょう。
当院リビジョンの場合は、患者さん施術に入っていない時間帯は、机に座って勉強してもらっています。
昔と違い、今はかなり良い専門書が豊富にあります。
専門書なので、1冊1冊は5~6千円以上するものが多いです。
働き始めで給料も高くない新米セラピストが本を購入する事は、大変かも知れません。
なので、リビジョンではタメになる本は僕が買っています。
すでにかなりの数の本もありますので、知識をつけたい方にとっては、うってつけでしょう。
知識は本から。
技術は現場で。
本から得られる情報を1つ1つ教えてもらっていては、成長するまでにかなりの時間を要してしまいます。
早く一人前になりたいのであれば、勉強は必須です。
整骨院勤務未経験で、働き始めでなにをすれば良いか分からなかった場合。
掃除か勉強。
この2つにフォーカスしていれば間違いないでしょう。
これは、どんな院長や先輩セラピストの下で働くかで対処法が変わります。
技は盗むものだ。
という先生と働いた場合、治療技術を覚える事だけではなく、治療中になにを手伝えば良いのかすら分からないでしょう。
基本は、自分で考え行動しなければなりません。
しかし、考えて行動したはいいが、裏目に出て叱られるなんていう事もあります。
その一方で、何から何まで教えてくれる先生もいます。
1つ1つ丁寧に教える先生の下で働いた方が、良さそうに見えます。
実際、教えてくれる先生の下で働いた方が良い事が多いです。
ただ、教えてくれるからといって、なんでもかんでも聞いてしまうと問題が生じます。
それは、センスが磨かれなくなるといった問題です。
例えば僕達は、患者さんの施術を行う前に動作分析をします。
そして、どこの部分が問題となり障害が出ているのかを、限定していきます。
その後、問題の部分のなにが原因なのかを、特定していきます。
そして、その部分を施術して症状が良くなれば、その施術を継続していきます。
しかし、症状の改善が見られない場合は、施術のやり方を修正しなければならない場合もあります。
自分の腕が悪いから治らないのか。
見当違いのところを治してるから治らないのか。
この見極めを行うには、自分で悩まなければいけません。
専門書や文献を読んだり、時々はネットで調べたり。
そして、先輩セラピストに、次のように質問すると良いです。
「○○さんの症状なのですが、前回施術した際に思ったような効果が出ませんでした。
症状や動き方から、筋肉が原因だと思ったので色々調べたのですが、しっくりくるような回答が得られませんでした。
先輩はどう思われますか?」
調べて分からないから質問する。
この過程を踏む事が、とても大事なのです。
なにも調べないで、聞いてしまうとやはり、苦労していない分センスが磨かれません。
音楽家にしろ、デザイナーにしろ。
なにかを0から作り出す方は、悩むから新しいものが作られるといいます。
働き始めに考える癖をつけておかないと、ある一定のところで伸び悩んでしまいます。
先輩達が聞かれた事には答えますし、困っていたら助けますが、施術に対する考え方やセンスを教える事は出来ません。
センスは、自分で築き上げるものなのです。
働き始めでなにをしたら良いのか分からない場合も、しっかり悩みましょう。
働き始めは、怒られる事が多いです。
なにもやらないで怒られるなら、なにか行って怒られましょう。
その分、経験がつきます。
個人の性格にもよりますが、いわゆる指示待ち人間にならない為の、手段の1つになるでしょう。
現在の法律では、残業や特別な業務を行う場合を除いて、従業員が働いてよいのは週で40時間。
休みは週に最低1日は必要です。
ですが、整骨院勤務は拘束時間が長い場合が多いです。
だったら、プライベートでも仕事を行う位に、仕事を好きになってしまえば良い。
考え方もあります。
ですが、殆どの場合。
休みでやることがなくとも、仕事をやりたいとは思わないでしょう。
仕事とプライベートのバランスをとる事は、とても大事な事だと思っています。
ぶっちゃけ、『柔道整復師が保険に頼らず店舗も持たずに生きていく方法』で紹介しているように、開業のように高いリスクをかけずとも、雇用されて貰える給料を稼ぐ事は可能です。
この働き方であれば、余った時間を仕事以外にかける事も出来ます。
しかし、未経験者がこの働き方をしようと思っても、なかなか難しいでしょう。
拘束時間が長くとも、最初の数年は雇用され修行した方が安全でしょう。
少しでも仕事とプライベートのバランスがとりたいのであれば、勤務時間や休みが守られている整骨院を探す事が必要になってきます。
リビジョンの場合は、19:00上がりか、13:00出勤。
1日長い時間働く方は、週休3日になります。
これらについて詳しく確認したい方は、『柔道整復師の勤務時間長い問題の解決法【週休3日も可能】』をご覧ください。
どんな仕事でも最初の1年間は慣れない事も多く、辛く感じるものです。
特に柔道整復師や鍼灸師のような経験を積む事で、仕事がスムーズに行えるようになる仕事の場合、余計に辛く感じるかも知れません。
しかし、この業界はコンピューターなどのテクノロジーの発達によって要らなくなる仕事でも無い為、将来性はあると思います。
どんな職場で修行を積むかで、今後のセラピスト人生が変わってきます。
資格はとったけど、どこで勤めればよいのか分からないという方や、免許をとって、整骨院で働いてみようかなという方。
是非参考にしてみて下さい。
おススメ関連記事:
『柔道整復師からの転職の理由を考える【理想と現実のギャップ】
『鍼灸師には女性が適任【将来性の不安は技術でカバー可能です】』
『鍼灸師になりたい思いを阻む3つの壁【難易度や給料、将来性】』
募集要項など詳しくはこちら
→『リビジョンの求人情報』
〒104-0061
東京都中央区銀座 6-13-5
銀座NHビル4階
営業時間 10:00-23:00
(最終受付 22:00)
不定休
TEL 03-6278-8862
REVIEWお客様の声
© revision. ALL RIGHTS RESERVED